朝と夜のあいだ
そもそも食べ過ぎなのだ。自分に問うべきである。 時刻は11時になっていた。観音開きの冷蔵庫の右側の扉を先に開ける。真ん中に置いたタッパーの中身をみるには、結局は左側の扉も開けることになる。昨日の残り物を確かめた。昼食の準備を始めるのはもう少しあとで良い。かといって、青いノートに書かれた「やることリスト」に時間を充てるには中途半端だった。 三人分の量のうどんを茹でる。 子供達がお弁当を持って通学していた時期はとうに過ぎた。その後の昼食は、麺か炒飯を用意することが多い。夕食の残り物、冷食、買ってきた惣菜、これらも日常的である。彼らは外出先で済ませてくることもあれば、ファーストフードでテイクアウトす…
2022/06/30 23:07