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2025年4月23日 今年も故郷弘前に桜が咲く季節になった。かつてあげた記事だが、今一度、以下に。桜への思い入れは、日本人独特のものだろう。そうして見ると、秋の紅葉や真っ白い雪の中に映える「寒椿」等にも、わたしたちは心惹かれるように思う。このような情景を思い浮かべるだけでもわたしの胸には美しき天然へのなんとも言われぬ懐かしさがこみ上げてくる。詩人、大岡信さんが京都嵯峨野に住む染色家、志村ふくみさん...
昨日、夢洲で開催されている「大阪・関西万博」に行ってきました。まだ関西パビリオンとごく一部の海外パビリオンしか見れていませんが、まるで現地に行ったかのような気…
2025年4月15日 辞書で「マキアヴェッリズム」と引くと、①どんな手段でも、また、たとえ非道徳的行為であっても、結果として国家の利益を増進させるなら許されるとする考え方。イタリアの政治思想家マキャベリの思想から。②目的のためには手段を選ばないやり方。権謀術数主義。と、出てくるのだが、それなら、現在のC国がマキアヴェッリズムを地で行っているとわたしは思う。 が、塩野七生氏の「我が友、マキアヴェッリ」を...
2025年4月12日明け方、ふと目が覚めたらそのまま寝付かれなくなってしまった。5時前だったが起きて小1時間ほどパソコンでニュースを読み、帽子とケータイを持って朝のウォーキングに出た。ここ数日は気候よく、ウォーキングに持ってこいだ。 まだ4月だが、日中になると時に27、8度と気温が上がり、10時を過ぎると歩いている間に暑くなる。これからのウォーキングはやはり早朝がいい。マルメロの花(?)だと思う。歩...
2025年4月7日 ポルト旧市街の中心、サン・ベント駅から始まる長い坂道Mouzinho da Silveira通りを降り切るとドウロ川にでる。ケルト語で「水」を意味するDouro川jはポルトと隣町ガイア市の間にあり、昔から両市に繁栄をもたらして来た。特にガイア市河岸はポルトワイン社が軒を並べているので多くのツーリストが訪れる。そのガイア市河岸に2011年に開通したのがテレフェリコことゴンドラリフトだ。いキャビン8人乗り。...
2025年3月30日 昨年夏、しばらくの介護後、逝ってしまった老猫ゴロー君の夢を見た。多くのネコを飼って来たが、とてもおシャベリで甘えん坊のネコだった。改めて書くのは辛いところもある。故に今日は、ゴロー君の過去記事を再掲したい。2022年、まだゴロー君がなんとか元気だったころのだ。以下。宮沢賢治の「注文の多い料理店」ならず、本日は「注文の多いネコ」であります。賢治の「注文の多い料理店」は、少し恐ろ...
2025年3月25日やっと春らしい陽気になった。このところ、うっとおしい天気が続き、10日ほどゴホゴホと咳に悩まされ体調悪くて寝たり起きたりしていた。日本語授業もわたしにしては珍しくキャンセルしたので、生徒たちに心配をかけてしまったようだ。体調が悪い時に雨やら風やら寒いやらだと、ますます気が下がる。雨の日は雨の音に耳を傾けその匂いを楽しむ、なぁんて悟りの気分にはなかなかなれない凡人である。そんな中...
2025年3月22日ポルトガルになくて日本にあるものの中で、わたしがいいなと思われるのに学校の儀式がある。入学式、始業式、終業式、卒業式、そして入社式まで、わたしたち日本人はこうして儀式をすることにより、始まりと終わりのけじめをつけて新たな道を歩み始める。今日は昨日の続きなのだけれど、襟を正して旧世界に別れを告げ新世界に歩み入ると言えるだろう。気持ちの上で、であるが。ポルトガルはというと、ないので...
2025年3月18日二日後には日本に向かうモイケル娘とソラ坊を連れて我ら夫婦は、久しぶりにドウロ沿岸を歩いた。ソラ坊には「魔女の宅急便のキキが気に入った町を見に行くよ」と説明して連れ出した。ポルト旧市街からリベイラ、ドン・ルイス一世橋を渡り対岸のガイアと、ぐるり回るコースは4歳児のソラ坊にはきついだろうというので、リベイラからガイアへ渡るフェリーボートに乗ることにした。このフェリーは数年前に設置さ...
2025年3月16日 5人家族の世話で忙しく、ブログをすっかり空けてしまったこと、お詫びいたします。何度かおいでになった方には平に平にお詫び申します。本日よりブログ復活ですので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。さて、東京息子が先週月曜日に、そして一昨日金曜日にモイケル娘と孫のソラ坊が帰って行った。ほぼ24時間に及ぶ長旅である。つくづく遠いなぁと思う。3人とも無事羽田に到着したとのメッセージ...
世界の料理ポルトガル編:パステル・デ・ナタ ~ ポルトガルで生まれたパイ生地のエッグタルト in 代々木公園 byふすまぱんブログ
はじめに ~ 世界のグルメを食べたい! 2023年に初めて海外旅行に行ったことで、世界の珍しい料理に興味を持ちました。 でも、海外旅行ってそんなに頻繁には行けない…ということで、日本国内で海外料理の食べ歩きをすることにしました。 この記事はそのシリーズのポルトガル編です。 世界の料理を食べ歩き! さて今回は・・・? 行列のできる人気スイーツを食べたいぜ! 代々木公園の近くで、外国人に人気のポルトガルスイーツが食べられますよ。 これは行くしかないぜ! はじめに ~ 世界のグルメを食べたい! 今回の国:ポルトガル ポルトガル料理の魅力と特徴 ポルトガルの基本情報 今回のお店:ナタ・デ・クリスチアノ…
摸写 study after Henriette_Ronner-Knip-Chimney (1821-1909) Holland その2
摸写studyafterHenriette_Ronner-Knip-Chimney(1821-1909)Hollandその2
摸写 study after Henriette_Ronner-Knip-Chimney (1821-1909) Holland
この画家は猫ばかり終生描いていたようだ。僕も猫が好きだし真似をして描いてみた。それで自信がついて色々とオリジナルの猫を描いて個展の際にはたくさん出店した。そしてそれらはいつも完売した。これはポルトガルでの話だけど、どこの国でも猫好きはそうしたものらしい。摸写studyafterHenriette_Ronner-Knip-Chimney(1821-1909)Holland
2025年3月4日子どもが3、4人いるようなにぎやかな一日が始まるただいまの我が家。東京息子とモイケル娘、それに孫娘のソラ坊、更に一週間ほどの休暇を取った夫がいる。たまさか、日曜日から水曜日まで、息子が仲間たちとスペインへ行って留守だが、我が家ではこのところ5人がゴロゴロしているのである。ソラ坊とは昨春の帰国時に会っているのでわたしはほぼ1年ぶりの再会だが、彼女の語彙力の豊富さには舌を巻いている。...
【ポルトガル&イタリア】ポルト空港からミラノベルガモ空港へ。これだからLCCは緊張するのだ。
2025年(令和7年)1月1日(水) 年末年始ヨーロッパ5ヶ国を巡る旅に出掛けました。ベルギーの首都ブリュッセルを経てポルトガルの古都ポルトに滞在中。日帰りツアーで隣国スペインの世界遺産サンティアゴ・デ・コンポステーラへも訪れて3ヶ国。前回はポルトの最後の夜、ファドコンサートへ行ったことと、翌朝の空港行きメトロがストライキで動かないというハプニングを書きました。 fuwari-x.hatenablog.com ほとんど寝ずの朝、タクシー予約の6時前にレセプションでチェックアウトをします。応対してくれたのは前日に相談したスタッフ。ああよかった。前夜、チップを渡しそびれていたんだった。タクシーの到…
【ポルトガル】ポルト最後の夜は「Presidencial Fado」でファド鑑賞/ストで電車が動かない!
2024年(令和6年)12月31日(火) 年末年始ヨーロッパ5ヶ国を巡る旅に出掛けました。ベルギーの首都ブリュッセルを経てポルトガルの古都ポルトに滞在中。日帰りツアーで隣国スペインの世界遺産サンティアゴ・デ・コンポステーラへも訪れて3ヶ国。前回はポルト旧市街の対岸ガイア地区でポートワインのワイナリツアーに参加した話を書きました。 fuwari-x.hatenablog.com 夕食には、楽しみにしていたボリャン市場でラクレットを絡めてくれるパスタを買いに出掛けたのですが、大晦日のこの日は17時で営業終了。がーん。諦めてスーパーマーケットにワインの調達に向かいます。最後の夜は2度目のファド鑑賞を…
一週間ほど前にこの友人の訃報に接した。ポルトガルのシントラという名勝地で画廊兼絵画教室を開いていた友人で、もしも2011年に市営住宅入居ということにならなければ再び日本を脱出、彼のところへ身を寄せようと考えていた相手である。死因は脳溢血で69歳という早い旅立ちだった。僕がポルトガルで離婚をし、日本へ帰国するもとてもこの国には住めないと判断してすぐにHISへ行きマレーシアへ飛ぶ格安チケットを購入、マラッカの安宿に落ち着くも前途になんの夢も持てないと分かったときに、彼がFacebookのメッセンジャーに現れ、励ましの言葉をかけてくれたことが思い出される。--------------------------------------------------------------------僕の人生は6回崩壊した...彼岸の人
【ポルトガル】ガイア地区「Quinta dos Corvos」でポートワイン試飲ツアー
2024年(令和6年)12月31日(火) 年末年始ヨーロッパ5ヶ国を巡る旅に出掛けました。ベルギーの首都ブリュッセルを経てポルトガルの古都ポルトに滞在中。日帰りツアーで隣国スペインの世界遺産サンティアゴ・デ・コンポステーラへも訪れて3ヶ国。前回はポルト旧市街の対岸ガイア地区のベイラ・リオ市場でのランチの話を書きました。 fuwari-x.hatenablog.com ランチを終えてもうしばらく時間つぶし。リベイラ地区はフニクラーレで高低差を埋めますが、ガイア地区にはロープウェイがあります。セラ・ド・ピラール修道院からベイラ・リオ市場の前までの空中散歩。 片道7ERU・往復10EURします。人気…
ポルトガルのアトリエの写真はもっとたくさんあったはずなのに、投稿しようと思って開いてみたら、相当数の写真が消えていた。2009年以後何台もコンピューターを買い替えているので、その都度ファイルを喪失していたのかもしれない。このアトリエはとても気に入っていたのだけど、実際に利用できたのはわずかに2年半だった。mystudioinPortugal
2025年2月21日 東京息子がポルトに到着した昨日は、珍しくいい天気で2月にしては暖かかった。自宅から空港まで車で20分ほどなので、子どもたちが帰ってくる時はいつも空港まで夫婦して出迎えに行く。親子3人していつも通り、着いた日の昼食は我が家の大食堂こと近くにある行きつけのレストランである。息子と夫のポルトガル語での軽快なお喋りが食事とともに進む。息子は年に2回は帰国してくるのだが、夫の楽しそうな...
【ポルトガル】ポルト旧市街対岸のガイア地区「ベイラ・リオ市場」でランチ
2024年(令和6年)12月31日(火) 年末年始ヨーロッパ5ヶ国を巡る旅に出掛けました。ベルギーの首都ブリュッセルを経てポルトガルの古都ポルトに滞在中。日帰りツアーで3ヶ国目に隣国スペインの世界遺産サンティアゴ・デ・コンポステーラへも訪れています。前回は日帰りツアーの参加特典でポルト旧市街の無料ウォーキングツアーに参加した話を書きました。 fuwari-x.hatenablog.com 午後からはドウロ川対岸のガイヤ地区でワイナリーの見学を予定しています。ポルトと言えばポートワイン。ファドを聴かせてくれるワイナリーもあったけど、sold out。でもどこかで試飲はしたいのでガイヤ地区で探しま…
【ポルトガル】日帰りツアー参加特典/古都ポルト無料ウォーキングツアー
2024年(令和6年)12月31日(火) 年末年始ヨーロッパ5ヶ国を巡る旅に出掛けました。ベルギーの首都ブリュッセルを経てポルトガルの古都ポルトに滞在中。日帰りツアーで3ヶ国目に隣国スペインの世界遺産サンティアゴ・デ・コンポステーラへも訪れています。前回は宿泊先の4つ星ホテルMercure Porto Centro Aliadosでの朝食ビュッフェの話を書きました。 fuwari-x.hatenablog.com 朝食を早く食べたのには理由があります。9:30からの旧市街ウォーキングツアーに参加したかったのです。ツアー参加した場合によく見かける特典ですが、ツアー以降に無料ウォーキングツアーに参…
2008年にポルトガルで英国ロイヤルファミリイの一員と馴染みになり彼女が大のダイアナファンでよく食事やお茶を共にしたと話してくれたので、その彼女のためにレディ・ダイアナの絵を描き始めた。その後この高貴なるご婦人とはFacebookでお付き合いしているのだけど、最初にあなたのことを何と呼べばいいかと質問したら、ファーストネイムで読んでくれと言われた。日本でいえば宮様とタクシー運転手が友達になりファーストネイムで呼び合うなんかは絶対に起こりえないことだろう。宮様がFacebookで私生活をあからさまにしているなどということも絶対にありえないことだろう。日本文化は実に個性的なのである。PortraitofLadyDiana
【ポルトガル】古都ポルト「Mercure Porto Centro Aliados」朝食ビュッフェ
2024年(令和6年)12月31日(火) 年末年始ヨーロッパ5ヶ国を巡る旅に出掛けました。ベルギーの首都ブリュッセルを経て2ヶ国目のポルトガルの古都ポルトに滞在しています。前回は3ヶ国目となる隣国スペインの世界遺産サンティアゴ・デ・コンポステーラへの日帰りツアーから戻ったあとに行ったポルト市民の台所ボリャン市場の話を書きました。 fuwari-x.hatenablog.com 翌朝、Mercure Porto Centro Aliadosの朝食ビュッフェ会場です。7時のオープンと同時に入りました。前日ペストリーをもらったときに概ねメニューはチェックし終えていたので、期待できないことは承知です。…
フェルナンド・ペソア『不穏の書、断章』について解説してください。
フェルナンド・ペソア(Fernando Pessoa、1888年 - 1935年)は、ポルトガルの詩人・作家であり、20世紀初頭に現代ポルトガル文学に大きな影響を与えた人物です。彼は、数々の異なるペンネームを使用し、それぞれのペンネームで独自の作風を展開しました。その中でもっとも有名なのは「アルベルト・カエイロ」と「リカルド・レイス」です。 『不穏の書、断章』(Livro do Desassossego, Fragmentos)は、ペソアの死後に遺稿と…
2024年(令和6年)12月30日(月) 年末年始ヨーロッパ5ヶ国を巡る旅に出掛けました。ベルギーの首都ブリュッセルを経て2ヶ国目のポルトガルの古都ポルトに滞在しています。前回は3ヶ国目となる隣国スペインへの日帰りツアーの帰路に訪れた国境の村ヴァレンサの話を書きました。 fuwari-x.hatenablog.com 早朝に出発した日帰りツアー、帰りは元の駐車場が混雑しているので違う場所で降車して終了です。サン・ヴェント駅の東側にあるアンシャンドレ・エルクドーレ通りで降車。18時半は日没後1時間余り経つのですっかり夜です。 少し行くとホテルより東側に位置し、他の観光地と絡められずに見損ねていた…
コペンハーゲン(デンマーク)からリスボン(ポルトガル)までのフライトは,ヨーロッパの多様な風景を一望できる絶好の機会である。デンマーク→フランス→スペイン上空を経てポルトガルに入ってきた。下界は緑地はあっても土色が目立つのは,農業等に使われていないことか?ポルトガルもスペイン同様に風が強いからか,風力発電のプロペラが多い。【2025/2/14(金) 午前 5:00】 ↓スペイン・ポルトガル国境付近↓ポルトガルに入...
2025年2月14日 しばらく前から少しずつ二部屋の模様替えをしている。後一週間もすれば息子が、その翌週にはモイケル娘と4歳半になる孫娘のソラ坊がやってくるのだ。我が家はさぞかし賑やかになるだろう。5人もいればトイレも一つだと何かと不便である。普段はほとんど物置き場と化しているもう一つの洗面所もその段に整えた。部屋については、息子の部屋はダブルベッドを置いてあるので、その部屋をモイケル娘とソラ坊が...
【ポルトガル】日帰りツアーでスペインとの国境にあるヴァレンサ要塞へ
2024年(令和6年)12月30日(月) 年末年始ヨーロッパ5ヶ国を巡る旅に出掛けました。ベルギーの首都ブリュッセルを経て2ヶ国目のポルトガルの古都ポルトに滞在しています。前回は3ヶ国目となる隣国スペインへの日帰りツアーに参加し、世界遺産サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂を拝観した話を書きました。 fuwari-x.hatenablog.com 出発予定の15:15の直前にツアーバスが到着しました。今回の参加者は時間厳守なのでスムーズに進みます。75分走ってスペイン国境とのミーニョ川(Río Miño)を越えて、ポルトガル側の国境の村、ヴァレンサ(Valença)で小休止です。すでに時間は…
portraitofAnubisoil10x20cm2008ブログ村を通じて他の人の猫の話を覗いてみたら急にポルトガルで一緒に暮らしていたアヌビスのことが思い出された。もう別れて16年にもなるし彼はとっくに他界しているのだけど、いま思い出しても涙が出るほど愛おしい。彼はいつも喉が渇くと台所にやってきてこのように誰かが蛇口をひねってくれるのを待つのであった。そして実においしそうに水道の水を味わうのである。ポルトガルの水道水は直に飲むことができてしかも大変美味なのであった。去勢されているせいかこんな女の子のようなしぐさをするのである。ネコの習性か袋の中に隠れるのが好きだった。やがて義理の娘が飼っていた雌猫を預かることになって雄雌の対になったのだけど、いつもきまってこの雌猫は先住民であるアヌビスに喧嘩を仕掛ける...アヌビスのこと
【スペイン】世界遺産サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂へ日帰りツアー出発
2024年(令和6年)12月30日(月) 年末年始ヨーロッパ5ヶ国を巡る旅に出掛けました。ベルギーの首都ブリュッセルを経て2ヶ国目のポルトガルの古都ポルトに滞在しています。前回はポルトの民族歌謡ファドを楽しんだあと、世界遺産のポルト旧市街をドウロ川対岸から堪能した話を書きました。 fuwari-x.hatenablog.com この日は隣国スペインの世界遺産を訪れる日帰りツアーです。かねてから行ってみたいと思っていたサンティアゴ・デ・コンポステーラは就航路線の少ない冬場、ポルトが最寄りと言っても過言ではありません。FlixBusやALSAを利用して自力で日帰りもできましたが、バス停が中心部から…
昨夜はマイナス1度だった。そして今朝はマイナス2度である。それでもまだ暖房を使っていない。これは精神力のなせる技だ。ストックホルムの友人はあらゆる意味において僕の真似は出来ないと言っている。彼は30年前に初めて僕が親しくなった西洋人で頻繁にマレーシアで友情を交歓してきた。非常にハンサムで現地ではいつも女性の人気を集めている。彼は僕と同じ165㎝の身長ということで彼の祖国では彼のサイズに合う女性が少ないのでそれで年に一度の長期の夏休みはマレーシアで過ごすというわけだった。僕が描いた彼の肖像画をご披露したいところだけど今日は彼の話が主題ではない。レンブラントの話がしたいのである。ご承知のように彼は若くして肖像画家として大成功を納めるわけだが、図に乗りすぎて無茶苦茶な破廉恥なことをするようになって顧客から総スカ...レンブラントに学ぶ
【ポルトガル】古都ポルト「Fado no Porto por Casa da Guitarra」で民族歌謡ファドを鑑賞
2024年(令和6年)12月29日(日) 年末年始ヨーロッパ5ヶ国を巡る旅に出掛けました。ベルギーの首都ブリュッセルを経て2ヶ国目のポルトガルの古都ポルトに滞在しています。前回はドン・ルイス1世橋を渡りポルトの世界遺産をじっくり眺めた話を書きました。 fuwari-x.hatenablog.com この日はポルトガルの民族歌謡Fado(ファド)を聴きに行く予定にしていました。10年前はヨーロッパ旅行初心者だったので、自分で手配するにはハードルが高いと思っていました。でもその後、スペインへ行けばフラメンコ三昧という経験を経たので、今度はファドを聴きにいかねば!事前に2ヶ所予約していて、この日はド…
ポルトガルではどんな街にも古い井戸が残っていて今でも利用可能なのが嬉しい。自然の水なのだから維持費は少しもかからないのだからこうして残されているのが自然な在りかただろうとおもわれる。日本はそういうものを破壊してすべてのものを有料化するのがお得意だ。車谷長吉さんの文章を引用させてもらえば、人の一生は、金いう蠍に噛みつかれとうようなものや。めんめらみたいな貧乏人は、ことにそうや。この世は一日たりとも、銭なしには暮らせん。むかしは井戸の水やった。井戸の水は、何ぼ使うてもただや、けど、今日びのようにお上のお達しで、水道の水使うて暮らさなんようになったら、月々何が違うても基本料金だけは、いるがな。水は、命の水や。首根っこ圧えられとうようなもんやがな。基本料金とそれに使うた分を払うために、その分どうしても余分に稼がな...今も使われているポルトガルの井戸
シントラはリス便から電車で一時間くらいのところにあり世界文化遺産に登録されている美しい街だ。イギリスの詩人バイロンをして天国に一番近い街だと言わしめた古い街だ。僕はここに大きな画廊を構えているJoseという画家としたしくなり、一壁を小生専用の展示場として頂戴し作品展示販売ができたのが嬉しかった。よくその画廊に泊めてもらってシントラ観光を楽しむこともできた。まさに絵本の中に登場するようなお城や宮殿がいっぱい存在するのだった。彼の画廊も非常に古い建物で夜中には幽霊が出てきそうな気配だった。ポルトガルにはそんな幽霊が出てきそうな200年、300年の古い屋敷が今でも残っているのだ。Sintraシントラの思い出
明治神宮の再開発とかで相当数の樹木を伐採すると聞いて情けない思いがした。どうせ利権がらみの工事なのだろうが、日本人は未だにこんなことしか思いつかないのが同じ日本人として恥ずかしくてならない。どうして古いものをそのままに保全しようとしないのか。今は性暴力が暴露されて芸能界とマスコミとの泥沼のような醜悪な惡が暴露されて、世界的な恥さらしに迄発展しているようだ。日本は今でも縦型社会であって民主主義とは建前だけであって実質は古い封建制度で動いている。それはたぶん美術の世界でも同じだろうと考えている。たしか宮尾登美子贋作の映画でその実態を見た気がする。日本画の師匠が自分の女弟子のコンテスト出展をえさにセクハラを働くという内容だった。日本人のこのような体質は日本語に顕著に現れている。外国語を一つでもマスターしてみれば...古いものを残すという思想
【ポルトガル】ドン・ルイス1世橋の向こうから絶景の世界遺産ポルト旧市街を堪能
2024年(令和6年)12月29日(日) 年末年始ヨーロッパ5ヶ国を巡る旅に出掛けました。ベルギーの首都ブリュッセルを経て2ヶ国目のポルトガルの古都ポルトに滞在しています。前回はアズレージョが美しいサン・ベント駅とポルト大聖堂の回廊の話を書きました。 fuwari-x.hatenablog.com 世界遺産に登録されているポルト旧市街を歩いています。ポルトと言えば、対岸から見る旧市街の景色が有名。橋は2階建てで、上はメトロ、下は車が走れるようになっています。人はどちらもOK。かなりの高低差があるので、現地に入ってみないとその意味がいまひとつ実感できないの。 手前にフェルナンディナ城壁、奥の白い…
最近このブログでポルトガル帰りの日本人画家と知り合いになれたので彼の素晴らしい絵を見るたびしきりとかの地が思い出されてならない。僕は3年ほどしかいなかったのだけど彼は34年間かの地で絵を描いておられたそうだ。あと3日で船便の荷物が到着するそうでどんなにか待ち遠しいお気持ちでおられることだろう。一度お会いしてポルトガル談義にふけりたいと思うのである。僕にとってポルトガルは5番目の奥さんが住む国で、彼女からの音信は途絶えているが、義理の娘たちとは時にFacebookでコメントを交換したりしている。それに何人かの現地の友人とは未だにFacebookでのお付き合いが続いている。ポルトガルは僕の体験では世界で最も気候が良い国だった。地中海性気候で雨が少なく夏は乾燥していて冷房無しでも過ごせるし、冬は温暖でストーブを...ポルトガルの思い出
2009年に帰国した僕はポルトガルの優雅な画家生活から一転してどん底の貧乏生活に陥ったのでその悲しみと言ったらなかった。帰国後一週間で古巣であったマレーシアに舞い戻ったのだけど、そこでもまたポルトガルで体験したような画家生活は夢のまた夢であって、僕はポルトガルで引き留めてくれる友人があったにもかかわらずあんなに簡単にポルトガルを捨ててしまったことに対する後悔の日々が続いた。そんなある日僕は懐かしいリスボンを背景にしたファドのビデオをみたのだった。歌手は美しいKatiaだった。僕は彼女にぞっこんとなり彼女の歌声を毎日聴き、そして彼女の美しい姿を50点余りも描いたのだった。そしてポルトガルにもう一度帰り着けることを願い続けたのだった。portraitofKatiaGuerreiro
リスボンに行かれる機会があれば是非とも路面電車28番にご乗車あれ。周回電車なので乗車駅まで戻れるし、歴史ゆたかなアルファマ地区を民家の軒をかすめて走ってくれるので、その醍醐味と言ったらない。まさに民家の壁と30センチほどしか離れていないところを走り抜けるのだ。それにいつもきまって見られるのは電車の外壁にぶら下がって移動する無賃乗車たちの姿だ。これなど絶対に日本の常識では通らない風景だが、そういう行為を大目に見ているポルトガル人のおおらかさが僕にはたまらない魅力なのだ。それと都会の真ん中にケーブルカーがあるのは世界中でこことサンフランシスコだけだと言われている。僕は三か所でケーブカーが運転されているのを目撃したが利用するには至らなかった。年老いた今ならばきっと利用したことだろう。リスボンは路面電車とケーブルカーの街
【ポルトガル】世界遺産のポルト旧市街アズレージョが美しいサン・ベント駅とポルト大聖堂
2024年(令和6年)12月29日(日) 年末年始ヨーロッパ5ヶ国を巡る旅に出掛けました。前回は宿泊先の「Mercure Porto Centro Aliados」の紹介と、ホテル室内で盗難に遭った話を書きました。 fuwari-x.hatenablog.com そうとも知らず、チェックイン後に世界遺産のポルト旧市街へ繰り出しています。3分も下ればサン・ベント(São Bento)駅。右に見える19世紀建築の美しい建物です。このあたりは工事中のところが多く、突然歩道がなくなったりするので危険。 帰り道に駅の中にも入りました。リスボン、ブラガ、アベイロなどへ行くにはここから電車に乗ります。 なん…
【ポルトガル】古都ポルトのホテル「Mercure Porto Centro Aliados」で盗難に遭う
2024年(令和6年)12月29日(日) 年末年始ヨーロッパ5ヶ国を巡る旅に出掛けました。ベルギーの首都ブリュッセルを経て2ヶ国目のポルトガルに到着しています。前回はアズレージョの美しいアルマス教会とポルト名物のB級グルメ、フランセジーニャのランチの話を書きました。 fuwari-x.hatenablog.com ランチを終えると、ちょうどチェックイン時刻になっていました。レストランの隣がポルトでの宿泊先「Mercure Porto Centro Aliados」です。ポルトの地形がわからなかったのでどこへ泊まるかさんざん悩んだのですが、中心地はサン・ベント駅らしい。出発日に隣のTrindad…
【ポルトガル】古都ポルトでアズレージョが美しいアルマス聖堂&「Vaccarum」で名物フランセジーニャのランチ
2024年(令和6年)12月29日(日) 年末年始ヨーロッパ5ヶ国を巡る旅に出掛けました。ベルギーの首都ブリュッセルを経て2ヶ国目のポルトガルの古都ポルトを目指しています。前回はブリュッセル空港のラウンジと、ブーツの靴底が外れて大慌てした話を書いています。 fuwari-x.hatenablog.com ポルト空港に到着です。ポルトガルは他のほとんどのユーロ圏とは1時間の時差があり、グリニッジ標準時のイギリス、アイスランドと同じ時差。 ポルト空港へは3日後に戻ってきます。早朝着なので、ある程度記憶に残しながらメトロを目指します。 とてもわかりやすい表示でした。市内への行き方はポルトメトロのE線…
2025年1月5日 「世の中にはすぐ分かるものと、すぐに分からないものの二種類がある」とは、森下典子氏が著書「日日是好日 」で主人公をして言わしめている言葉です。すぐにわからないものは、何度か行ったり来たりするうちに、後になって少しずつじわじわと分かりだし、「別物」に代わって行く。分かる度に、自分がみていたのは、全体の中の本の断片に過ぎなかったことに気づく、と続けています。わたしが今感じているこ...