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愛しき相棒よ、さようなら -コロナ禍を乗り越えたスーツケース-
修理しながら辛抱強く使っていたスーツケースにとうとう別れを告げた。これまでたくさんのスーツケースと付き合ってきたが、特に思い出深いものだった。五回ツアーに行ったところでコロナ禍に入り、しばらく部屋の隅で休んでいた。添乗に出ていないと整理していない服が
事故が起こったことにより、バス会社が行っている安全対策について書こうと思う。どの案件か特定を避けるため、地名や人名は数字とアルファベットで記載する。分かる人には分かるだろうけど「●●ですよね?」的なコメントは気付き次第即削除しますからご了承ください。以
2月頃、世間を賑わせたサントリーニ島および周辺の地震。島内の学校が閉鎖して、住民が島外に避難する事態にまで発展した。また、多くのクルーズ船が4月いっぱいの抜港を決定した。余震も続き、ツアーの催行も危ぶまれたが、大半のホテルやレストラン、土産屋が「例年通
チャムルジャモスク。2019年に完成した新しいトルコ最大のモスクは、イスタンブールのアジアサイドに一際目立って建っている。日本発着のトルコツアーで、アジア側の観光が組み入れられたものは珍しいが、今回はその機会に恵まれた。バスを降りて階段を上がってモスクが
洞窟ホテル。谷間の洞窟がホテルルームになっている。添乗員部屋がある谷底から撮影。最上部まで部屋。夜は雰囲気が変わる。どの旅行会社のトルコツアーでも売りのひとつになっているカッパドキアの洞窟ホテル。実は、けっこうな添乗員泣かせの代物。写真で見るときれいな
ANA利用で行くトルコツアーの仕事をいただいた。これまでいただいたトルコの旅は、必ずトルコ航空利用だったので、とても新鮮で楽しみにしていた。なんと言ってもコロナ禍明け初めてのANAだ。最近はJALやANA利用のツアーに恵まれていなかったもんな。やはり愛すべき日系航
マラケシュからカサブランカに向かう途中、サービスエリアのカフェにて。「ノスノス(モロッコでカフェオレのこと)をいただきたいのですが、カードを使えますか?」「はい、ご利用いただけます。」キャッシュレスの波はモロッコにも来ている。ヨーロッパほどではない
「今日は時間があるからゴシック絵画も見てみましょうか。」フィレンツェが誇る美の殿堂・ウフィッツィ美術館に入るなりガイドさんが言うと、一部のお客さんは喜んで頷いただけで、他の方々は少し遠慮したそうな表情を見せた。一般的にゴシック絵画は宗教作品が多く、キリ
久しぶりの国内ツアーあれこれ② 雪の東照宮と超天然ないたずら
日光東照宮は雪の中訪れた。札幌を除けば暖かいところばかりからやってきたお客さんたちは、寒さに震えていた。それでも僕に言わせれば、お客さんたちは幸運だったと思う。時期を選びながら余裕のある行程で天気予報をチェックしておけば、晴天時の訪問は可能だ。しかし
久しぶりに国内添乗に出た。1月末にフィンランドから帰って来て、次のエジプトまで二週間空いてしまったため、若手相手の研修やレクチャーに労力を費やしながら、国内の仕事をいただいた。「あしかがフラワーパークに行くツアーがありますよ!」アサイナーがノリノリで
まず、なんと言ってもツアー選びは大切だ。フィンランドやノルウェーであればオーロラエリアで3泊欲しい。現地ガイドやオーロラに詳しい添乗員も「3泊すればだいたい一回くらいは」と口を揃える。僕個人としては4泊は欲しい。昨年のフィンランドツアーでは、4泊中の4泊
去年はこんなの見られましたっけね正直、北欧のオーロラとはあまり相性がよくない。というか、アラスカやカナダのイエローナイフといった北米方面に比べると、北欧でオーロラが見られる確率は低い。いつか、個人的に添乗員たちに統計を取ったことがある。調査協力いただい
真冬のフィンランド。メインはオーロラ鑑賞だが、今回はいろいろ観光がついていた。そのひとつがトナカイのソリ体験。二人乗りのソリに分乗して雪原をゆっくりと進む。御者さんは歩いてトナカイを誘導しているので本当にゆっくりだ。今回は参加者が奇数だったので、僕は女
いつかNHKでノートルダム大聖堂復興の特集番組をやっていた。そこでは一般人には想像もつかない作業の手間や苦労が描かれていた。一番ショックだったのは、鉛の屋根が崩れ落ちて溶けてしまったことが原因で、かなり強く汚染されてしまっていた内部の状態だった。作業員は
冬の光はヨーロッパの建築物をきれいにしてくれる。上の写真はすべてスペイン年末年始のツアーは、家族連れが多い。母親と子供か両親と子供の組み合わせが大半だが、大抵子供は娘だ。しかし、今回は男性が大半を占めた。二十代から三十代前半にかけて「子供」の立場になっ
2024年最後の仕事となったヨルダン。ヨルダン観光のシンボル。ペトラ遺跡のエル・カズネこれが岩をくりぬいたものだというのだから驚く。インディジョーンズの映画でお馴染み噂には聞いていたが、想像よりも遥かに空いていた。イスラエルがパレスチナ、ヒズボラとの戦闘
12月3日に帰国してその二日後の夜。変な夢を見た。どこかの国に入国する夢を見ていたのだが、どうしても自分のパスポートが機械からはじき出されてしまう。自分でどうやっても、係員が何をやってもだめ。先に通ったお客さんたちがイライラしている様子が目に入ってきて、
ここ数日、ちっとも思い通りに物事が進まないので気分転換にちょっと。この前、久しぶりにエジプトに行ったのだが、入国の際、係員にとうとう言われてしまった。ペラペラパスポートをめくりながら「すごいですね。エジプトのビザが七枚目よ。こんなに来るなら、どうして住ま
コロナ禍前のツアーから、ツアーに参加している新婚旅行カップルのなれそめの大半はマッチングアプリだ。コロナ禍後、僕のツアーに限って言えば、新婚カップルは全てそうだった。最近の新婚さんは、披露宴などでも「なれそめはマッチングアプリ」と普通に言うそうだ。
ロンドンで自由行動の時に、一部のお客さんを水上バスにご案内した。二階建てバスでロンドン塔まで行き、タワーブリッジのの上を歩き、それからボートに乗る。ウェストミンスターまでの景色は、まさにザ・ロンドンというもので、おのぼりツアーにぴったり(お客さんたちが
(一応)プロからのアドバイス 個人手配航空券のリスク 補足と解説
https://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/26023731.html(前編)https://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/26031077.html(後編) さて、前後編に分けて掲載した「ツアーにおける個人手配航空券のリスク」。実際に現場で対応したとおりに記述
部屋に帰った僕は、もう一度ご夫婦の航空券を見直した。「なんとかなる」と言った根拠は、航空券の発券場所だった。チケットの右上に必ず記載されているのだが、航空会社の大阪支店になっていた。ネット専門で販売している旅行会社で取り扱いなのに、なぜ発券場所が航空会
あるツアーでのことだ。そのご夫婦は、航空券のみ自己手配で参加された。旅行会社が事前に確保していた航空機の座席を増やすことができなかったため、苦肉の策だった。往路は、グループよりも2時間早く現地に到着したため問題なく待ち合わせすることができた。その後、無事
実は、とある出版社のコンテストに作品を提出すべく、とあるブログの記事を編集して登場人物を設定して、いわゆるノンフィクション小説を書いているのだが・・・なかなか進まない。というか、展開が決まっているのに文章が思い浮かばないってあるんだな。添乗の合間に仕上げ
この前に行ったベネルクス&パリのツアーにて。帰国時の税関通過で、黄色い申告書を書いて有人カウンターを通った方はいらっしゃらず、全員がVISIT JAPAN WEBをご利用された。ご年配夫婦も、新しい方式にきちんと対応されていた。全員がデジタルで税関を通過してグループは、
添乗中は早く起きる。いつも5時には起きている。頑張って起きているわけではない。時差ボケがなおりにくい僕は、早く目が覚めてしまうのだ。そのかわり寝るのも早い。夕食が終わってから1時間以内にはベッドに入る。遅くても22時半には眠っている。添乗の準備や事前勉強
この前行ったのと同じギリシャツアーに行った。航空会社も同じトルコ航空。この前は事前に案内したのに、どなたも予備の着替えをお持ちにならなかったために、服を着替えずに一晩過ごすことになった。今回は、そんなことにならないよう、甘くお考えにならないようにしっ
ずっと前の南米ツアーでのことだ。その高齢男性客は、いつも僕に聞いてきた。「明日の出発は何時ですか?」「集合場所はロビーでよかったですか?」「明日の観光はどれくらい歩きますかね?」すべて、一度口頭で案内したうえで書面でも案内している内容だった。も
ワクチンコールセンターで共に頑張った仲間と成田空港で再開した。あの時は、ほとんどお互いのマスク顔しか見ていないのに、よく分かったもんだ。今は彼氏ができて幸せらしいし、お互い仕事が充実していて何より。品があって、時に毅然としていて、声もいいから添乗員に誘っ
お盆と彼岸を兼ねて実家に墓参りに行って来た。両親が存命の頃は、墓参りなどあまりしなかったが、コロナ禍の頃からか、定期的に通うようになった。大人になったのか歳をとったのか、亡くなった両親のことを思い出してあげたいという、自分でも考えられないほどしおらしい
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/24154501.html↑ ↑ ↑以前、上の記事で紹介した、ストックホルム市内にあるノーベル博物館。かつては円内に山中さんのサイン入り椅子が飾られていたかつて、ギフトショップの入り口に飾って
緩やかな螺旋階段を上がってホワイトタワーの屋上に辿り着くと、テッサロニキの街全体を見渡すことができる。はるか彼方の山の上には城があり、そこからホワイトタワーまで城壁が伸びていた痕跡をうかがえる。それだけ見ても古代から近世にかけて街が大きく成長したことが分
https://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/25326149.htmlhttps://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/25336925.htmlhttps://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/25351750.html間が空いてしまったので、過去三話分のURLを貼っておきます。==
報告は正確にする。現時点で、まだ荷物の所在が不明であること。一方で、これまでの経験上、イスタンブールとテッサロニキ間のように便数が多い区間では、比較的早く荷物が届くケースが多いということ。もちろん負の要素も付け加える。「ただし、10個以上のスーツケースが
届かなかった荷物の動きを追うには、まずバゲッジサービスカウンターに行き、追跡ファイルを作る。スーツケースの引換券、パスポート、それと宿泊予定ホテルを提出する。12人分のファイル作成となると30分近くかかる。特に宿泊ホテルとスケジュールは正確に伝えないといけ
ツアー出発当日、添乗員はお客さんの集合時間一時間前に、空港でスタンバイしていなければならない。取引先によって規定は違うが、それが早朝になる時は添乗員の空港ホテル前泊が許可される。あえてそれを好まない添乗員もいるにはいるが、僕は好んでする。体が楽だしね。
96歳になる叔母のお見舞いに行って来た。2020年に93歳で亡くなった実父の妹なのだが、父方の兄妹たちのなんと長生きなことか。生涯独身で過ごした叔母は、高齢になってから八人兄妹の末の妹に面倒を見てもらっていた。しかし、いよいよ妹も高齢者の仲間入りを果たし、体力
元々忙しいフライトスケジュールではあった。成田からイスタンブールに飛び、そこで1時間の乗り継ぎでギリシャ第二の都市テッサロニキに向かう。短い乗り継ぎではあるがMCT(minimum connecting time=最低乗り継ぎ時間)を満たしているため、航空券は出る。少々スリリン
この前のツアー出発時のことだ。航空機に乗り込んで一息ついた時に気付いた。「しまった。マンションのルームキー・・・」手荷物検査場を通過する時、ポケットにそれが入っていると気づいてトレーに置いたのだが、X線を通した後に取るのを忘れてしまったことに気付いた。
東京見物の案内は思ったよりもうまくできた。日頃散歩に行ったり食事に出かけたりするところを通ったりしたので、東京に住んでいる者としての案内はうまくできたと思う。スカイツリーの麓に、あれほど大きな団体バス専用駐車場があるのは知らなかった。また、駐車スペース
当日朝、僕は最初に羽田空港の第二ターミナルに向かった。まずは10名のお客さんのお出迎えだ。「あら、今回はたったこれだけ?」集合後に目をキラキラさせて喜ぶマダム。でも、そんな都合のいいはずもなく、「いえ。この後第一ターミナルに移動してJAL便でいらした方々
細身さんからの「助けて光線」がだんだんと強く太くなってきた。気が付くと背後の中肉中背レディースも何かを放ち始めていた。なんだか妙な責任を負わされているような気分になってきた。面倒くさいと思う一方で、へんちくりんなやりがいも感じていたような気もする。「
先日、スイス大使館で行われた取引先旅行会社のイベントに参加した。過去にその会社のスイスツアーに参加経験のある添乗員の中で、イベント実施日に日本にいる者たち五人が呼ばれた。旅行会社の販売促進に各国大使館が助力するイベントは、90年代の中頃から流行り始めて、
実は、フィンランドのヘルシンキに、馴染みのSUSHI屋がある。寿司屋でなくて敢えてSUSHI屋だ。お店の名前はHAIKU。アルファベット表記と一緒に「俳句」でなく「句」の文字だけがある。こんな名前なので日本人が経営者だと思ったら、中国系のアジア人だった。スタッフも含めて
とりあえず商談のチャンスは確実になくなったので、先方に電話しようとしたが繋がらない。どうやら通信インフラにも問題が発生しているようだ。この時代、メールは既にあったが海外用携帯での使用はまだそれほど浸透しておらず、この時点では連絡手段が断たれた状態であった
一昨日トルコから帰ってきて、次は10日間ほど空けてクロアチア。その合間に東京見物ツアーの国内添乗をすることになった。で、準備を進めているのだが、東京の案内って難しいな。特に車窓。別に気取って言うわけではないが、ロンドンやパリのほうが簡単だぞ。アテネの車窓
「これは大変そうだな。」打ち合わせの書類を眺めながら思わずつぶやいた。「どうかしましたか?」隣に座っている若い添乗員が声をかけてくれた。彼は、添乗員ルームでたまに見かける人なのだが、国内専属で仕事をしているため、会話を交わしたのは初めてだった。「
久しぶりのトルコに行った。コロナ禍明けの物価高騰はどの国に行っても感じたが、個人的には今回のトルコが一番だった。ちょっと前まで円換算で300~500円程度、五つ星ホテルでも1000円少々だったビールがイスタンブール市内の普通のレストランで1200円、田舎でも800円以
タダで旅行に行かれるなら!という安直な考えで(^▽^;) ハケン添乗員に。 自分備忘録も兼ねて鉄道添乗の流れに関してつづってみようと思います。
タダで旅行に行かれるなら!という安直な考えで(^▽^;) ハケン添乗員に。 長らく更新していなかったが、自分備忘録も兼ねて宿泊添乗の流れに関してつづってみようと思います。