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美味しそうな料理は、落ちたお客さんを復活させた。会話も再び生まれだした。しかし、食べ終わると同時に沈黙だ。ホールの真ん中にあるダンスエリアと僕らのテーブルの間にある圧倒的な温度差。シーフードスープが出てきた。「うん。美味しい!」再び復活した。いや
ガラディナーのスケジュールでは、最初、夜の8時45分から9時45分まで「ロビーでカクテルをサービス」と書かれていた。その後、レストランに移動してディナーとあったから、食事開始は10時くらいと予想していた。だから、「そんなことありません。いらした方から食事のサ
カルナック神殿とルクソール神殿を結ぶ参道。夜の証明に照らされると神秘度が増す。ルクソール市内では、唯一毎日夜も開いているルクソール神殿。他の遺跡は、ライトアップされた神殿を外から眺めるのがせいぜいだが、ここだけは、幻想的なライトアップの中を歩くことがで
昨晩帰りました。今年もよろしくお願いします。新年のメッセージをいただいた方もいらっしゃいましたが、母を昨年に亡くして喪中のため、「おめでとう」をこめた挨拶は控えさせていただきます。 で、エジプトです。前回のエジプト添乗は、2019年の12月。今回はほぼ3年
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今日は忙しいので、こぼれ話的な小噺だけで。そういえば、この前コンサートに行った時、ジャケット内ポケからチケット出したら、なぜかパスポートに挟んでたよ。どんだけ添乗に向けて気持ちが先走ってるんだよ。この前コンサートに行った時、ジャケット内ポケからチケット出
昨日は、N響の第九に行ってきた。何度かあるコンサートの中でも、唯一サントリーホールで行われる日を今年も選んだ。パイプオルガン演奏が前座でついており、ちょっとお得。でも、ここにこだわる一番の目的は音響。NHKホールとサントリーホールでは、音が違い過ぎる。や
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============「いつかウユニへ。」添乗員時代、自分を支えていたモチベーションを思い出した。辛いことがあった時も、ウユニの映像が自分を支
コロナの記録と記憶2022 129 弱き円を持つ者へのアドバイス
「両替ですが、今は円が弱くて現地の両替屋に断られるらしいです。米ドルやユーロという強い通貨を前もってご用意ください。」年末年始に行くエジプトツアーの打ち合わせの時、現地手配会社の担当者は、少々案内しにくそうにそう言った。その現実を認めたくないようにも見
今日だけは、さすがの僕も資本主義の奴隷にならなければいけません。(いつもそうだという噂もありますが)部屋でクリスマスの音楽をかけて、クリスマスケーキ、丸ごとローストチキン、シャンペンをテーブルに並べて、クリスチャンではないですが、クリスマスをお祝いします。
コロナの記録と記憶2022 128 ディズニーランドという夢の国で夢と期待を抱いた話
一年振りにディズニーランドに行って来た。このツリーは、クリスマス気分をあげてくれるよ。正面入り口には巨大なクリスマスツリー。ここ二年は置かれていなかったので、三年振りの設置ということになる。ここでまたもや三年振りだ。混雑はそこそこ。今は、チケット購入
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============その後、時々海外のことを思い出しながらも、杏奈は仕事に集中した。職場での海外ネタは、意識して封印した。元々プライベート
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============杏奈は、どうして自分がそんなに非難されるのか分からなかった。「分かる言葉ってなに?どうしてそんなに怒るの?」「ドイツなん
新たな登場人物佐野卓也(さのたくや)・・・杏奈が働く居酒屋の同僚。杏奈と同年齢東條凛(とうじょうりん)・・・同じく杏奈が働く居酒屋の同僚。杏奈よりひとつ年下。http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらで
週末、足利に帰った。まだ母の骨壺が残っていて、なんとなく暗い空き家に一人にしているようで気になるのと、庭の落ち葉が気になった。昨年、足利市では、かなり大きな山火事があり、その時に特に燃えたのが落ち葉だった。そのためか、家庭レベルでその処理を気にしている人
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============杏奈が仕事をしている居酒屋で働く者のうちの何人は、彼女が駆け出しの添乗員の頃からの知り合いだ。大学生やフリーターが多かっ
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============あっという間に出てきた料理をゆっくり食べているうちに、夕方の六時半を過ぎた。仕事あがりのサラリーマンたちが、次々と店に入
だいぶ間が空いてしまったので、過去数話分のURLを添付しておきます。http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/16080377.htmlhttp://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/16107611.htmlhttp://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/16135741.htmlhttp://
コロナの記録と記憶2022 127 なかなか届かない市民ファースト
難しいなあと思った。コロナワクチンとインフルエンザワクチンの同時接種は認められている。厚労省のHPにもそれが明確に記されている。しかし、最終的にその可否を判断するのは接種現場の医師だ。コロナでもインフルエンザでも、必ずワクチン接種の前には予診がある。そこで
取引先の旅行イベントに行って来た。最近担当していたイベントは、オンラインイベントばかりで、画面の向こうのお客さんに一方的に話しかけるもの、いわゆる配信型だったが、今回は完全な対面型だった。高級ブランドのそれで、一通りの案内が終わった後、一組ごと(夫婦な
コロナの記録と記憶2022 126 ぱしふぃっくびいなす号よ。さようなら
2022年12月11日。横浜の大さん橋に行って来た。お目当ては、この日に出港するぱしふぃっくびいなす号だ。大さん橋に碇泊するぱしふぃっくびいなす号。その姿を目にできるのも、今月いっぱいに出発する最後のクルーズがまでだ。船の外側に「24年間ありがとう」という感謝の
コロナの記録と記憶2022 125 最高に美しい冬の銀座と丸の内
2022年12月10日。東京のコロナ新規陽性者数は14,558人。前週比+1,237人。こんな数字を気にしている人など、ほとんどいないということは分かってはいたが、この日、丸の内から日比谷、銀座を散歩して心から実感した。その賑わいは、10月下旬から行ったイタリアツアーそのも
コロナの記録と記憶2022 124 ワクチンコールセンターでの人間的な対応
難しいなあと思った。僕が仕事をしているA市のワクチンコールセンターに、B市の人から問い合わせがあった。「恐れ入りますが、A市でノババックスのワクチンを打たせていただくことはできませんか?」基本、自治体が運営している接種会場では、その街が発行した接種券を
昨日は、コロナ禍が始まった頃、最後の添乗に出た旅行会社の打ち合わせだった。下のURLに登場する旅行会社で、僕にとって最も重要な取引先のひとつだ。http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/6207809.html大きなグループの中の、一会社だったそこは、コロナ禍にお
コロナの記録と記憶2022 122 葬儀後の新しい時代と生活
両親がいなくなって、一番問題になりそうだったのが、誰も住まなくなる家のことだった。僕は、セカンドハウスとして残していきたいと思っていたが、その維持費は馬鹿にならない。しかし、弟が営むスリランカ紅茶の販売会社が、その一角に入った為、少なくとも平日の昼は誰
少しの間、母の亡骸のそばに座っていると弟夫婦が来た。「お、兄貴来たか。」「悪かったな。こっちにずっといられれば、あんな忙しく連絡してもらうこともなかったのに。」「いやいや、いいよ。それよりも撤収するよ。母さんを家に連れていく。あとは本人だけだから。
コールセンターのスタッフたちは、「断るまでもない」と送り出してくれた。一度、自宅に帰ってから故郷に向かい、母が入院する病院に着いたのは午後四時過ぎだった。ようやく会えた母は、人工呼吸器をつけて言葉を話せる状態ではなく、おまけに苦しそうにしていた。だが、僕
十月三十日にイタリアから帰国して、三十一日に無事に報告を済ませた僕は、十一月一日からワクチンのコールセンターに復帰した。この頃、既にワクチンは従来型からオミクロン対応二価ワクチンにシフトしていたが、その接種対象となっていたのが、この時点で六十歳以下の人
コロナの記録と記憶2022 118 コロナ禍後の初添乗㉒ 最終回
羽田空港に到着した。航空機から降り立った瞬間に、自分を包む空気が少し湿った日本のものになる。ついさっきまでは、ヨーロッパの乾いた空気に触れているような気がするので、一瞬違和感がある。久しぶりに味わう感覚だった。大きく息をついて到着フロアを歩き出す。帰
2022年朝4時半。目覚ましをかけていたわけでもないのに目が覚めた。自然とスマホに手が伸びてサッカーの速報を見た。0-1で日本代表が負けていた。「現実はこんなものだ。」と、思ってまた眠ろうした。・・・だが、なにか胸騒ぎがする。今度は起きてテレビをつけた。そ
「ワクチン接種証明書をお見せください。」「え?MySOSの画面は青になっているけど・・・」「それは分かりました。ワクチン接種証明書をお見せください。」「・・・証明書があるから青になっているんですよ。MySOSだけではだめなんですか?」「両方見せていただいています。
いろいろ懸念事項がある中で、どの旅行会社の海外ツアー部門も動いている。今度のオンライン旅行イベントに合わせて、あるツアーのある出発日が、出発確定日として案内されており、そこに僕が割り当てられ「安心安全な添乗員として紹介されることになった。他の出発日にも他
女性客がお清め会場に来たのは、MySOS画面が青になったことを報告に来ただけではない。彼女はきれいで、欧米の男性からモテそうなタイプだった。思った通り、ツアー中にドライバーから飲みに誘われていたということだ。三回誘われたし、ドライバーさんにはツアー客としてお
今週中には師走になる。今年もあっという間の一年だった。ここ二年と違うのは、久しぶりに海外添乗に出たということだ。二年半もツアーがないと、自分が果たして現役の海外添乗員と名乗っていいかさえあやしくなってきていたが、たった一度出ただけで、随分と気持ちが変わる
最後のディナー中、PCR検査の結果が届いた。結果は陰性。彼女は外を歩くときは、時々マスクを外してはいたが、屋内観光時や混雑場所などではきちんとマスクをしていたし、体調を崩している様子もなかったので、心配はしていなかった。検査場で見せてもらった検査結果のお知ら
間近で眺めたミラノのドゥオーモ。人との対比で、その大きさが分かる。かつては入場無料だったが、今では有料となってしまった。それも1000円近くする。洗練されたドゥオーモ周辺の街並み。西日に照らされてより映える。ミラノのもうひとつのシンボル。ヴィットーリオ・エマ
ミラノのドゥーモ。街の中心を歩いていると、突然目の前に姿を現す。大きさと美を兼ね備えた建築は、まさに街のシンボル。お客さんのPCR検査代は、ツアー代金に含まれていた。検査会場までの交通手段は、ツアーで利用している大型バス。そのために現地でいただく費用は一切な
今朝、ずっと連絡を待っていた。日本がドイツに勝ったから、休日になるのではないかと期待していたのだ。さすればコールセンターも休みだ。しかし、戻ってきた返事は無情ながら「休みだったらいいんですけどねえ…」というものだった。まあ、そんなもんだ。日本は中東のどこ
トロンケットから貸し切りボートでベニス本島に近づくときに見えるサンマルコ広場。イタリアで、もっとも旅情を誘う風景のひとつだと思う。小島を多くの橋で繋げているベニス。中には美しいものもある。上が溜息橋。下がリアルト橋。いずれもかなり有名。サン・モイゼ教会。
運河、昼と夕方のサンマルコ広場。ああ、美しきベニス。このツアーをいただいてパンフレットを確認した時、一瞬、僕は目を疑った。参加条件にスマートフォンの所有者が挙げられていたのだ。さらに「旅行に必要なアプリをダウンロードできるものに限る」とあった。「これが
いいワインなどと言われても、専門家であるわけではないし、本格的に勉強しているわけでもない。単純に酒が好きなだけだ。長く添乗員を続けている人は、なにかしら得意技を持ち合わせているもので、やたらワインに詳しい人もいるにはいる。だが、僕にとっての得意技はワイ
話は前日に遡る。その日は、午前中にフィレンツェでウフィッツィ美術館を含む市内観光を行い、午後はピサを訪れて斜塔を登った。どちらもたっぷり歩いたので、予定を終えてホテルに戻る時は、ほぼ全員がバスの中でぐっすりお休みになっていた。「明日は観光後、よかった
「日本人観光客に早く帰って来て欲しい」という声をあちこちで聞く一方で、「急に来てもらっても準備ができていない」ところもある。フィレンツェからベニスに向かう時に立ち寄ったお土産屋さんが、そのいい例だった。そこは旅行会社から、絶対に立ち寄るように言われてい
コロナの記録と記憶2022 106 あやしいチラシとコロナワクチン
昨日、帰宅したらポストにあやしいチラシが入っていた。チラシと言っても、A 3用紙の両面が、細かい文字で埋め尽くされている。一言でいうと、コロナに対する陰謀論だ。一見権威がありそうだが、全く有名ではない方々のスピーチを集めて、都合の良いところを切り取っている。
フィレンツェで朝一番に訪れたミケランジェロ広場。残念ながら少しもやがかかっていたが、十月下旬の朝一番としては、実は悪くない。現地ガイド曰く「見えたうちに入る」。霧で視界がないこともあるとか。なかなかすべてがうまくいくことってない。フィレンツェでは二泊して
マテラの街並み。サッシという洞窟住居群で有名なところ。1993年に世界遺産になった。中世から近世にかけては、洞窟を利用した住居群は主に小作農民が利用する快適な住居だった。しかし、時代が進み人口増加とともに、その不衛生さが指摘されるようになり、新市街をつくると
元々このツアーでは、ナポリ旧市街の観光が入っていなかったが、「ローマ&バチカンショック」を少しでも和らげるため、中心部のわずかな散策を担当者に提案したところ、「ありがたい」と言ってくれたので、実行することにした。ナポリ旧市街の中にあるウンベルト一世のガレ
観光を終えてグランドマリーナに帰ってきた時の風景海は本当にきれいで、濃紺かエメラルド色をいつもたたえている。グランドマリーナに帰る途中、隣に座っていた女性客が聞いてきた。「九月のグループは見られたの?」「え?」「私、最初は九月のツアーに申し込んでい
その日のうちにローマに飛んで、バスでナポリに入った僕らは、翌日、カプリ島で青の洞窟観光に挑み、成功した。訳ありツアーの第二関門を突破した瞬間だった。青の洞窟は、カプリ島の港グランドマリーナからモーターボートで移動した後、洞窟前で手漕ぎの小さなボートに乗
ミュンヘンの案内には心を砕いた。ある意味、ツアー中に一番緊張していたのがこの時だった。なんと言ってもローマとバチカンのかわりなのだ。と言っても、観光地としての格で敵うわけがない。代替として楽しんでいただくというよりも「ミュンヘンでの滞在は、それはそれで