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民權西路駅カフェ︱CAFE!N民権店︱元スタバ跡地に誕生!コスパ抜群のおしゃれ仕事カフェ
昔から民権西路駅や中山国小駅のカフェはあまりないような気がしていたのですが、カフェで仕事をしたいときはほとんどスターバックスに行くしかなかったようで、ようやく少し前に民権東路と中山北路の交差点にオープンした超可愛いなCAFE!N民権店を見つけて行ってきました! CAFE!Nに関して CAFE!Nの親会社は台湾最大のコーヒー焙煎業者である源友企業で、30年以上にわたってコーヒーとお茶の研究開発、精製加工に専念しており、台湾で初めて『碳足跡』認証を取得したコーヒーブランドでもあります。 CAFE!N民権店は、このコーヒーブランドの旗艦店でもあり、白を基調とした空間は、世界的に有名なコーヒーブランド…
機械学科の近代的な建物がおしゃれな博物館に【台大工学博物館】@台北
国立台湾大学工学博物館は、日本統治時代の1943年に建てられた国立台湾大学(当時は台北帝国大学)旧機械館で、リノベーションされ2024年に博物館としてオープンした。当時は、工学部機械系の教育・研究のための施設であったが、2020年に廃止されている。 元々の旧機械館は、鉄筋コンクリート造2階建の横に長い建物だったが、動線や耐震補強などの観点から、リノベでは中央部分が撤去され、左側は外壁のみが保存されている。博物館としてリノベされた部分は、厚い外壁、上下開閉式の通風窓などが残されている。 ここでは、台湾の工学教育とその発展の歴史を紹介する常設展示のほか、台湾大学の学生・教員が設計・製作したレーシン…
新北ホテル︱板橋シーザーパークホテル︱台北観光から少し離れた広々とした高級ホテル!
板橋シーザーホテルは台北の観光地からは少し離れていますが、広々とした滞在を体験したい人や、ゆっくり休みたい人には良い選択かもしれません。 板橋シーザーパークホテルに関して 新北市新板特区に位置する「板橋シーザーパークホテル(板橋凱薩大飯店)」は、板橋駅、高鉄板橋駅、MRT板橋駅から徒歩約5分、新北市初の5つ星ホテルでもあります。客室にはアメリカン・セルタ社製のマットレス、液晶テレビ、カプセルコーヒーメーカー、ブルートゥース・ステレオ、ウォシュレットトイレ、インフィニティ・プールが備わっています。 住所:新北市板橋區縣民大道二段8號 連絡電話:02-8953-8999 営業時間:24小時 駅:板…
当時の豪華アメリカ大使官邸でカフェを楽しむ【光點台北】@台北
光點台北は、日本統治時代の1926年に建てられたアメリカ領事館官邸で、リノベーションされ2002年にオープンした。戦後はアメリカ大使官邸として使用されていたが、1979年の中華民国とアメリカ合衆国の国交断絶後に閉じられ、その後長らく空き家となっていた。1997年には台北市の市定古蹟に登録されている。 2002年、台北市文化局および台北市電影委員会により、映画文化の拠点「台北之家(Taipei Film House)」としてリノベされ、後に「光點台北(SPOT Taipei)」と名称が変わっている。 建物はアメリカ南部の住宅様式と古典的なドーリア式柱を融合させた2階建ての洋館で、内部には中央廊下…
台北ホテル︱レオフーレジデンスホテル︱観光にもビジネスにもとても便利なアパートメントホテル!
台北旅行の宿泊施設の選択肢は多く、格安なホステルにしろ、高価格で知られているホテルにしろ、さまざまなニーズに合わせて、さまざまな特色のあるホテルがあります。 今日紹介したい「レオフーレジデンスホテル(六福居公寓式酒店)」は、旅行者にも、少し長めに滞在したい人にも、とても適したフラットホテルだと思います。 レオフーレジデンスホテル(六福居公寓式酒店)に関して 「レオフーレジデンス ホテル(六福居公寓式酒店)」は六福観光グループの「アパートホテル」ブランドで、高級フラットスペースとプロフェッショナルなホテルサービスを兼ね備えています。 各部屋には、リビングルーム、ベッドルーム、独立したバスルームと…
芸術と演劇で文化創意をつくりだす【板橋放送所(伝奇放送科藝文創園区)】@板橋
板橋放送所(伝奇放送科藝文創園区)は、日本統治時代の1930年に建てられた台湾総督府台北放送局の中波送信所であったが、リノベーションされ2022年にオープンした。戦後は国民党に接収され、中国広播公司の板橋送信所として使用された。2015年には新北市の市定古蹟に登録されている。 この施設は、伝奇放送科藝文創園区として、芸術・演劇・科学・地域史の要素を融合した文化振興が進められている。園内には、大小3つの劇場や展示館などが配置されてい」る。その中でも中心的な劇場は、シンプルな水平線を基調としたモダニズムのデザインが特徴である。(訪問年月:2025年6月) 文化資産登録名称:台北放送局板橋放送所 文…
中山蔵芸所は、日本統治時代の1921年に建てられた台北州職業紹介所で、リノベーションされ2017年にオープンした。 当初は、職業紹介や職業訓練を目的とした施設で、戦後は台北市衛生院、そして台北市政府衛生局として使用され、1994年からは空き施設となっていた。1998年には市定古蹟に登録されている。その後、福祉施設として活用された後の2017年に中山蔵芸所としてリノベされた。1階の公開されているスペースでは、職業紹介所として役割を果たした時の歴史や建物の痕跡などが展示されている。(訪問年月:2025年6月) 文化資産登録名称:臺北市政府衛生局舊址 文化資産分類:直轄市定古蹟 建物種類:衙署 指定…
蔡瑞月舞踊研究社は、もともと日本統治時代の1930年代に建てられた日式住宅の文官宿舎だったものが、1953年に台湾を代表するダンサー蔡瑞月に購入され、モダンダンスの稽古場として使用されていた建物である。 この建物は、もともとの日本式木造住宅の構法やデザインをいかしつつ、床の掘り下げや天井の改修を加えモダンダンスに適した空間としてリノベされていた。1999年に放火で大半を焼失したものの、2003年に復元され、台湾におけるモダンダンスの拠点として、現在もモダンダンスの活動やイベントがおこなわれ、多くのダンサーが育っている。(訪問年月:2025年6月) 文化資産登録名称:蔡瑞月舞蹈研究社 文化資産分…
【2025年最新】ゴンチャの魅力を徹底解説!人気メニュー・おすすめカスタマイズ・お得な裏技も紹介
近年、日本でも大人気のタピオカミルクティーブランド「ゴンチャ(Gong cha)」。台湾発祥の本格派ティースタンドで、若者を中心に幅広い世代に愛されています。本記事では、ゴンチャの人気メニューやおすすめのカスタマイズ、お得に楽しむ方法まで、...
磯永吉小屋は、日本統治時代の1925年に建てられた旧台湾総督府高等農林学校作業室で、リノベーションされ2017年にオープンした。2009年には市定古蹟に登録されている。2025年はちょうど100周年ということで、記念展示や周年事業が行われている。 当時は磯永吉と助手の末永仁が蓬萊米を開発した農業実験施設であったが、戦後も国立台湾大学農学院の一部として使用された。建物は木造平屋建て切妻屋根の日本的なもので、室内には作業室、準備室、実験具保管室、暗室などがあった。 磯永吉小屋の展示では、当時使用された実験器具や資料、蓬萊米の系譜、稲作改良の過程などが紹介され、当時の農業研究と蓬萊米の開発の実態に触…
ちいさな田舎町で日本の歴史を学ぶ【銅鑼1895文化生活館】@苗栗
銅鑼1895文化生活館は、1960年に建てられた台鉄銅鑼駅北側の旧貨物倉庫で、リノベーションされ2022年に展示・交流空間としてオープンした。2021年には、台鉄によって石材置き場に再開発する計画があったが、地元住民と文化関係者の働きかけにより保存・活用への動きとなっていた。 ここでは、1895年の乙未戦争に関する展示や、銅鑼地区の産業と生活文化を紹介する展示、客家文芸や地元特産品を扱うスペースが設けられている。また、文創マーケット、DIY体験、音楽会などのイベントも開催されている。(訪問年月:2025年6月) ※乙未戦争(いつびせんそう)とは、日清戦争終結後、下関条約によって清から日本への台…
台湾の朝食文化が根付いた5つの理由|なぜ「外食」が当たり前なのか?
台湾ではなぜ朝食を外食するのが当たり前なのか?筆者が実際に住んでみて感じた、台湾の朝食文化が浸透した理由を5つにまとめて紹介。台湾旅行前の予習にも最適!
東京で本格台湾スイーツが味わえる!豆花・愛玉・仙草ゼリーの人気店10選【元台湾在住者が厳選】
東京で本格台湾スイーツが食べられるおすすめ店を元台湾在住者が厳選。豆花・愛玉・仙草ゼリーなど、台湾デザートが楽しめる人気スポット7選を紹介します。
台湾文学糧倉は、1959年に建設された台湾省糧食局台北事務所倉庫で、戦後に穀物保管のため使用されていたものがリノベーションされ、文学振興と文化保存のための施設として2025年6月にオープンした。2016年には台北市政府により歴史建築に登録されている。 外観は建設当時の倉庫建築の木造梁構造と高天井を活かした開放的空間が残されている。展示には、多言語・多文化にまたがる台湾文学の歩みや作家たちの作品や展示があり、読書エリア、多目的ホールなどもある。 この施設は、台南にある「国立台湾文学館」の運営で、台北では「台湾文学基地」に次いで2つめの文学振興の拠点ということになる。その中でこの台湾文学糧倉は、文…
台湾が原子力発電所(原発)をすべて停止した背景には、**政治的・社会的な反原発の動きとエネルギー政策の転換**が深く関係しています。以下にその理由を整理して説明します。 --- ### ■ 主な理由 #### 1. **福島第一原発事故の影響(2011年)** * 日本の福島原発事故は、台湾に大きな衝撃を与えました。 * 台湾も地震や津波のリスクを抱えており、「同じことが起きるかもしれない」という懸念が高まりました。 …
和洋折衷のリノベカフェで日本庭園を眺める【孫立人将軍官邸】@台北
孫立人將軍官邸は、日本統治時代の1909年に建てられた和洋折衷様式の木造二階建て家屋で、当初は台湾総督府土木局水道課の課長官邸として使用されていた。原設計は、現在も残る台湾の主要官庁を設計した森山松之助によるものである。 建設後は台灣總督的臨時官邸や日本陸軍高級幹部の接待所など多様な用途に使用され、1929年には、木造家屋部分が大きく増築されて、台灣軍(日本軍の台湾駐屯軍)司令官官邸として使用されるようになっていった。軍幹部の居住および接待機能も兼ね備え、日本庭園や回廊などもつけられた。 戦後からは、孫立人将軍が台灣陸軍総司令として赴任した際の官邸となり、その後は軍のクラブなどとして転用されて…
最終日の朝食はサンドイッチにしました。Googleマップレビュー写真の半熟卵がとろーりととろけて出るビジュアルに惹かれて:)Googleマップでは店休日になっていたけど、実際に行ってみたら開いていた。なぜ。イートインは30分以内という決まり...
トンポーロウのせいか、私達は胃もたれしていたので夕食はホテルで軽く取ることにしました。ホテル近くで見た胡椒餅のお店があの夜市の人気店と一緒だと分かって、買いに行ってきました。めちゃワクワク〜♪台北駅のホテルからは饒河街観光夜市まではちょっと...
【台湾旅行2025】ラグジュアリーホテルCAPELLA台北で優雅なティータイム
2025年4月に開業したばかりのラグジュアリーホテルブランドCAPELLA台北のティーラウンジを訪れ、素敵な館内をご紹介。
台湾語を保存・次世代に伝える台湾唯一の拠点【台語文創意園区】@彰化
台語文創意園区は、日本統治時代の1930年代に建てられた北八卦山の反空降任務を担う陸軍砲兵営舎だったもので、リノベーションされ2018年にオープンした。 この施設では、台湾の高齢者を中心に使われる台語(台湾閩南語)を保存、次世代に伝え、新たな表現文化を育むことを目指して、展示や講座、イベントが行われている。リノベされた建物を含む4棟の建物には、文化展示室、親子室、音楽室、戲劇室、映写室、図書室、イベントホールなど、多様なコーナーがある。展示は、歌仔戲(台湾の伝統演劇)や布袋戲(人形劇)、台語映画、台語文学など幅広く、週末にはそれらの上映が行われる。(訪問年月:2025年5月) 注:「台語」は遠…
【東京で食べられる本格台湾朝食5選】価格相場&おすすめメニューを解説!
中国語留学で台湾に一年ほど暮らしたことのある、台湾好き筆者が都厳選して紹介。台湾朝食の定番、台湾現地さながらの味を再現したお店の価格相場・おすすめメニューご紹介。
国家人権博物館は、白色テロ時代に政治犯の交流と裁判、刑の執行が行われていた建物群がリノベーションされ2018年に人権教育施設としてオープンした。その前には、国防部軍法学校と軍事局、軍法裁判所が共同で利用し、法廷と看守所があった。1951年からは政治犯の拘禁および軍事裁判を目的とした収容施設となり、主に思想犯とされた市民、知識人、学生らが収容されていた。1987年に戒厳令が解除された後、施設としての稼働は終了し、2007年に歴史建築として登録された。当時の看守所構造が原形に近いかたちで保存されており、独房、軍事法廷跡、取調室、監視塔など大小約20棟の建物が残され、見学ができる。また、白色テロ時代…
最高雰囲気の倉庫リノベ空間で創作料理を楽しむ【一茶一瓦 一號糧倉】@台北
一茶一瓦 一號糧倉は、1944年に日本統治時代の戦備用米倉として建設された木造倉庫で、2025年にオープンしたレストランである。この倉庫は戦後、国民政府が長年にわたり倉庫として使用していた。2011年には、台北市が歴史建築として登録している。 2016年には、台北市文化局が推進する老房子文化運動によってリノベーションされて、1階に地元特産品のショップ、2階に台湾料理レストランを備えた複合施設としてオープンしていた。その後、COVID-19などの影響で当初の形態はできなくなっていたが、2025年4月から新たな飲食業態「一茶一瓦」として再開された。店内は、戦時期の木構造で倉庫という大空間を生かした…
条件不利地域での若者創業拠点の挑戦【和興青創基地(2025年再開予定)】@鹿港(彰化縣)
和興青創基地は、日本統治時代の1935年に建てられた和興派出所の警察職員たちの宿舎群で、リノベーションされ2021年にオープンした(現在休止中)。2018年には彰化県の歴史建築に登録されている。約80mと奥行きが深い敷地の中にある路地空間の両側に、レンガ造の旧宿舎や日式住宅(日本家屋)が活用されている。1階の路地や全体を眺望できる2階の空中回廊などからなる多様な空間構成が特徴的である。 この施設は、若者による創業や文化創意活動を行うことが目的で、オープン当時には9組の若者チームが入居したが、さまざまな事情によって2022年末の契約満了で退去していた。2025年中の再開に向けて、現在新たな若者チ…
台北市内にある陸軍砲兵営舎跡のリノベで学ぶ【嘉禾新村】@台北
嘉禾新村は、日本統治時代から戦後にかけて段階的に建てられた軍用施設や眷村住宅群がリノベーションされて2022年にオープンした。1930年代には旧日本軍によって永春陸軍砲兵営の一部として木造兵舎(日本家屋)などが建設され、戦後はこれらの施設が接収され眷村として整備された。1990年代以降に住民の退去が進み、2015年には台北市の歴史建築に登録されている。園内では、住宅開発の経緯から日本式の木造兵舎建築と戦後の簡易住宅が混在し、防空壕などの付属施設も残されている。 この施設には、嘉禾新村と眷村文化の歴史を展示する「嘉禾故事館」、親子向けの体験型施設、芸術実験や展覧活動を実施する施設が設けられている…
味のある侘び寂び感がデザインされた日本家屋【北斗郡守官舍】@北斗(彰化縣)
北斗郡守官舍(彰化縣二二八暨人權紀念館)は、日本統治時代の1937年頃に建てられた郡守(現在の県知事)が住んだ日式住宅(日本家屋)で、リノベーションされ2018年2月27日にオープンした。2008年には歴史建築に登録されている。 この建物は他の多くの日本家屋と同じような木構造、入母屋造、瓦、台湾檜が使用されているが、外壁の経年変化の味がうまくデザインされていて侘び寂び感が絶妙である。この施設では、二二八事件や人権に関する展示が行われている。(訪問年月:2025年5月) 文化資産登録名称: 北斗郡守官舍 文化資産分類:歴史建築 建物種類:其他設施 指定登録年月:2008年4月 リノベ設計:徐裕健…
台湾一の鉄道博物館がミャオリーにオープン(2025/4)【苗栗火車頭園区】@苗栗
苗栗火車頭園區は、日本統治時代に建てられた旧苗栗機関区の施設群を中心とし、鉄道遺構を活用して大規模なリノベーションされ、2025年4月にオープンした文化・観光施設である。園区内には大規模な展示空間が整備され、現存する当時の転車台や機関庫、蒸気機関車や列車などの保存展示と連動した動態的な展示がされている。 また、園区と一体的に、鉄道職員宿舎として使われていた建物はショップやカフェが並ぶ商業エリアとしてリノベされている。園区を一望できる展望塔も新たにつくられた。 本園区は、ネコがモチーフとして展示やデザインに活用されていて、10匹のネコちゃんとふれあえる鉄道ネコゾーンもある。「苗栗(ミャオリー)」…
成功した実業家のすごい洋館【鹿港民俗文物館】@鹿港(彰化縣)
鹿港民俗文物館は、日本統治時代の1919年に建てられた鹿港出身の実業家・辜顕栄の邸宅で、リノベーションされ1973年にオープンした。辜顕栄(1866年~1937年)は、清末から日本統治時代の台湾で活躍した大商人であり、貿易・銀行・不動産など多方面に事業を展開した人物である。後に日本政府との関係を築き、台湾勅選貴族院議員にも任命された。 この建物は、文芸復興期のバロック様式を基調とした三層構造の洋館で、両端にある八角形のドーム塔や精緻な浮彫装飾など豪華だ。また、レンガ造の旧宅も残されていて、全体として民俗歴史館となっている。展示は、清代から民国初期にかけての民俗器物など台湾の伝統的な生活文化を伝…
4棟の日本家屋が凜と並んで建つ【山腳國小日治後期宿舍群】@苗栗
山腳國小日治後期宿舍群は、日本統治時代の1937年から1941年にかけて建てられた日式住宅(日本家屋)の山腳公学校(現・山腳国民小学校)教員宿舎で、リノベーションされ2005年にオープンした。2003年には苗栗県の歴史建築に登録されている。 元宿舎は4棟が残っていて、2棟ずつが当時と同じように並んで建ち、それらの建物では、藺草工芸体験や地域文化講座などが開催されている。(訪問年月:2025年5月) 文化資産登録名称:苑裡鎮山腳國小日治後期宿舍群 文化資産分類:歴史建築 建物種類:宅第 指定登録年月:2003年12月 リノベ設計:郭俊沛建築師事務所 △園区の入口にある門。 △手前の2棟と奥の2棟…
地元クリエイターの作品を楽しめる日本家屋群【鹿港桂花巷藝術村】@鹿港(彰化縣)
鹿港桂花巷藝術村は、日本統治時代の1930年代に建てられた木造宿舎群で、2009年にリノベーションされてオープンした。当時は鹿港鎮公所の職員や学校教職員の宿舎として使用されていたが、戦後は警察宿舎としても利用されていた。 園区には12棟の木造宿舎が残されていて、それぞれに、クリエーターやアーティストが入居sし、書道、皮革工芸、捏ね物、藺草編みなどの伝統工芸の展示や体験ができる。また、木造宿舎の形は、いわゆる日本統治時代の台湾中に建てられた日式住宅(日本家屋)とは異なる特徴のある様式である。(訪問年月:2025年5月) 文化資産登録名称:登録なし リノベ設計:呂正道建築師事務所 △桂花巷藝術村の…
急に夫に休みが出来たので、2泊3日で台北に行ってきました。仁川の大韓航空のラウンジは激混みみたいだったので、今回はマティナゴールドの方に入りました。機内食も食べないといけないから、気になるものだけ食べて。マティナゴールドもいつも混雑している...
ここまで振り切った日本家屋のリノベ【警察故事館】@員林(彰化縣)
警察故事館は、日本統治時代の1930年代に建てられた員林郡役場職員のための日式住宅(日本家屋)だったもので、リノベーションされ2015年にオープンした。戦後は警察宿舎などに転用されてもいた。 この施設は、台湾警察の歴史や、警察制服、帽子、手錠、電話機、当時の写真などが展示されていて、台湾の警政制度の変遷を学ぶことができる。(訪問年月:2025年5月) 文化資産登録名称:登録なし リノベ設計:非公開 △警察故事館の入口側からの外観。 △正面の入口と警察エンブレムをかたどったサイン。 △裏庭からの外観。白バイの展示も。 △裏庭からのファサード。 △防弾盾や当時の写真などの展示。 △制服の変遷の展示…
再開が待ち遠しい個性的穀物倉庫の大空間リノベ【福興穀倉(閉鎖中)】@鹿港(彰化縣)
福興穀倉は、日本統治時代の1924年に建てられた穀物倉庫(特に米の貯蔵施設)で、リノベーションされ2021年にオープンした(現在は閉鎖中)。2003年には彰化県の歴史建築に登録されている。 この建物は穀物倉庫という特別な形をしていて、特に通風と熱の排出を目的とした屋根に乗せられた虎窓が特徴的である。この施設では、オープン後、展示空間、芸術文化教室、演劇舞台などのスペースが設けられていたが、2023年1月から閉鎖中である。 閉鎖理由は、施設内の安全性や建築設備の点検・保守、管理運営体制の見直し、展示内容の整理ということだが、再開時期は未公開である。(訪問年月:2025年5月) 文化資産登録名称:…
現存する貴重な日本統治時代の木造事務所【北斗保甲事務所】@北斗(彰化縣)
北斗保甲事務所は、日本統治時代の1936年(昭和11年)に建てられた木造の行政建築で、リノベーションされ2018年にオープンした。当時は、保甲制度に基づく戸籍管理や地域治安維持を担う行政機関であったが、戦後は廃止され、2009年には彰化県の県定古蹟に登録されている。 木造事務所として残された珍しいもので、約254㎡と大きめの床面積に木製外壁や瓦屋根を持つ典型的な日本式の工法でつくられている。この施設は、日本統治時代の展示スペースや、講演会などのイベントなどに使われている。(訪問年月:2025年5月) 文化資産登録名称:北斗保甲事務所 文化資産分類:縣(市)定古蹟 建物種類:衙署 指定登録年月:…
モダニズム建築の高級料亭が人気カフェとショップに【高賓閣】@彰化
高賓閣は、日本統治時代の1938年に建てられた高級料亭「高賓閣」で、戦後には台湾鉄道の病院として使われた建物がリノベーションされ、2018年に複合施設としてオープンした。当時は台湾中部最大の高級料亭として、文化人や知識人が集う文化サロンの役割を果たしていた。戦後は1984年まで台湾鉄道の病院として利用され、2011年に彰化県の県定古跡に登録されている。 建物は、船の甲板を模した屋根や丸い舷窓など、船を思わせる前衛的なデザインが特徴で、台湾モダニズム建築の代表作の一つとされている。 現在は集会室とショップが複合する施設で、地域産品やクリエイティブグッズの展示や販売コーナー、書店、人気カフェが入居…
小西伴線は、彰化市の小西街エリアで展開されているエリア再生プロジェクトである。この計画は、かつて布業と商業で栄えた小西街の歴史を再評価し、現代的デザインと結びつけて地域ブランドを再構築することである。 「伴線」という名称は、「糸(線)」と「錢鼠(ネズミ)」のデザインを組み合わせたもので、地域の記憶と繁栄への願いが込められている。象徴的な要素の一つが、通路上に描かれた水色のペイントである。このペイントは、地域の歴史的建築物、美食、文創スポットなどをつなぐ役割があって、来訪者をまち歩きへと誘導する道案内にもなる。 このエリアには、三和大旅社、紅葉大旅社などの古くからのレトロな外観をもつホテルが顔を…
梧棲文化出張所は、日本統治時代に建てられた梧棲官吏派出所とその警察官吏の宿舎群で、リノベーションされ2021年にオープンした。現存する赤レンガ造の派出所(宿舎付)は1931年に建てられ、1937年から1940年にかけて派出所の裏側にレンガ造の宿舎(副所長と巡査用)と日式住宅の宿舎(所長用)が新築された。戦後の1959年にはレンガ造の宿舎がさらに新築された。派出所としての役割は1970年代に廃止され、2000年には台中市の県定古跡に登録されている。 派出所の建物はレンガ構造で、オランダ石積み壁は開口部の白いまぐさとのコントラストが美しく、同じ建物内にある日本式宿舎ではカフェや特別展を開催するスペ…
台中第二市場は,台湾・台中市の中心部に位置する古い市場である。1917(大正6)年に「新富町消費市場」として開場し,当時は高級品を扱う市場として「日本人の市場」とも呼ばれていた。現在では,地元の人々や観光客に愛されるB級グルメの殿堂として知られている。台中第二市場は、単なる買い物の場ではなく、地元の食文化や歴史を感じることができる場所である。新鮮な食材を求める人々や、伝統的な料理を楽しむ観光客で賑わうこ...
製糖工場の外壁塗装が静かに美しい【渓湖糖廠】@渓湖(彰化県)
溪湖糖廠は、日本統治時代の1919年に建てられた製糖工場で、最初は大和製糖として操業を開始し、戦後に台湾糖業に合併され渓湖糖廠となった。2002年に製糖工場としての稼働は終了し、2010年には、運搬に使われた駅舎が歴史建築に登録されている。 園区内の工場建屋は緑色や黄色に塗装された当時の様子をそのままに残している。1977年に建設された鉄道車庫を改装した鉄道展示館では、蒸気機関車やディーゼル機関車の展示があり、かつての製糖用軽便鉄道「五分車」の乗車体験もできる。製糖工場の歴史展示をする故事館では、当時の施設や設備の展示、園区の模型もあり、当時の様様子を学習できる。 また、砂糖や黒糖を用いた特産…
かつての高級料亭と読書が楽しめるカフェ【紀州庵 文学森林】@台北
紀州庵 文学森林は、日本統治時代の1917年から和歌山出身の平松家によって経営されていた日本式の高級料亭であり、現在は文学の発信基地となっている。当時は文人や政財界人が集う社交の場として知られた料亭であったが、戦後は台北市に接収され、公務員宿舎として一時的に使用された。建物群は1996年と1998年の二度の火災により焼失したが、一部修復されて2004年に市定古蹟に登録されている。新館が2011年にオープン、残された日本式料亭がリノベーションがされて2014年にオープンした。 本館(日本式料亭)は、入母屋造の屋根、縁側と庭園を備えた構成で、その空間構成や意匠が、当時の雰囲気を味わえる形で公開され…
松山文創園区は、台湾における文化創意(文創)産業を牽引するもので、政府の5大文創園区の一つ。台湾の人たちの評価も高い。1937年に建設された松山タバコ工場は、台湾総督府専売局が設立したもので、台湾のタバコ生産の中心でもあった。この工場は1998年に閉鎖され、2002年には台北市が古蹟(史跡)に登録した。 その後、台湾政府や産業界、市民の協力により、文化創意の拠点としてリノベーションされた。6.6haの広大な敷地には、工場や倉庫、ボイラー室などの史跡が保存・活用され、バロック庭園や生態景観池、多目的ホールなどの特色ある空間もある。 この施設ではいま、アート、デザイン、文化創意に関連するイベントや…
製糖工場跡の日本式職員住宅に泊まれる【花連観光製糖】@光復(花連)
花蓮観光糖廠は、1921年に日本統治時代に設立された製糖工場大和工場を観光施設として活用した人気スポットである。当時は、台湾の中でも最大規模の生産量を誇っていた。戦後は台湾糖業公司が「花蓮糖廠」として2002年まで製糖を続け、2010年に複数の建物が県定古蹟に、園区全体が文化景観として登録されている。 2002年からは、観光製糖工場に業態を転換し、園区は観光・レジャー、教育・文化・体験、宿泊など各種機能を備えた3つのゾーンから構成されている。当時の工場は、そのまま保存されて展示施設となっている。敷地中央の池の周りでは、特製のアイスクリームやアイスキャンディーの飲食ができ、手作り体験や芸術品の展…
高雄にある駁二芸術特区の最も西側に位置する蓬莱路にある倉庫群のリノベ ーション。駁二全体の倉庫群は1973年にオープンしたが、その後、高雄市のアートまちづくり戦略で、リノベーションが始まり、この蓬莱倉庫群もその一つのエリアとなった。 5棟からなる旧倉庫群の中には、2016年にオープンした哈瑪星台湾鉄道館(鉄道博物館)のほか、映画館や誠品書店もある。倉庫前面には現代アートがおかれた芝生広場が広がり、ミニ電車の運行もある。(訪問年月:2019年7月、2024年8月) 文化資産登録名称:登録なし リノベ設計:非公開 駁二芸術特区については、こちらから。 www.tjcreativeculture.c…
日本的たたずまいの建物の中で鉄道史を伝える【花蓮鉄道文化園区】@花連
花蓮鉄道文化園区は、台湾東部の鉄道史を伝える文化施設である。日本統治時代の1910年に、鉄道部花蓮港出張所による鉄道の建設が始まった。この出張所は、運営業務所や工務所などを備え、小規模ながら鉄道局の機能を持っていた。 1943年に「花蓮港鉄道事務所」に改名され、1979年に他の場所に移転したことにより、1982年には廃止された。その後、2000年代に歴史的価値が見直され、2002年歴史建築として登録、文化園区としてリノベーションされて2003年にオープンしている。 園区には、一号館と二号館があり、旧事務所や工務所を利用した展示スペースがあり、蒸気機関車も保存されている。ここは、鉄道の歴史を伝え…
台湾人が最も行きたい文創スポット第一位【華山1914文化創意産業園区】@台北
華山1914文化創意産業園区の前身は日本統治時代に日本が1914年(大正3年)創業した醸造所「日本芳釀株式會社」。戦後、国民党政権によって米酒、紹興酒などいろんな酒が製造されてきたが、1987年に閉鎖された。その後12年間は放置され、その間に台湾の若者が自由に使い始めていた。 2003年までには正式に事業化、それぞれの建物がリノベーショされ、アートやイベントの会場としてオープンしている。その後2009年には、カフェ、レストラン、ショップ、ライブハウスなど多様なエンターテイメント施設が加わる。 台湾政府による五大文化創造産業園区の一つとして位置づけられている。台湾人の中でも評価が高い施設で、大手…
外壁の小物デザインとカフェ・雑貨が楽しめる【西竹囲之丘文創園区】@台南
西竹囲丘文創園区は 、旧台南長官邸とその周囲にある臺南一中学校職員宿舍群一体リノベーションで、2020年に文化創意園区(クリエイティブパーク)としてオープンした。2階建ての旧職員寮には、クラフトやアーティストの作品や雑貨を扱うショップ、カフェ、飲食店が入っており、アーティストやクリエーターが制作を行う工房も設けられている。 旧台南長官邸は、1898年から1906年の間に建てられたとされ、日本統治時代には台南長官の官邸として使用されて、第二次世界大戦後には政府高官の官邸となった。建築様式は明治時代に流行した「和洋館」形式を採用しており、北館は修復後も良好な状態を保ち、内装も優雅である。南館は和風…
台湾東部で牽引する文化創造産業園区【花蓮文化創意産業園区】@花連
花蓮文化創意産業園区は、1913年に設立された台湾総督府専売局花蓮港支局花蓮酒工場という名の醸造所であった。1988年にこの地での醸造は終わりを迎えた。 ここは、台湾が推進する5大文化創意産業園区の一つであり、敷地面積は約3.3ヘクタールにもおよび、かつての酒造工場の大小26棟の工場や倉庫が保存されており、その多くが歴史建築として登録されている。それらがリノベーションされ、アートスペース、展示会場、小劇場、ショップ、飲食など多彩な文化施設として利用されており、花蓮の重要な文化芸術イベントの中心地となっている。 ここでは、地元の文化クリエイティブ産業の推進にも力を入れており、ライフスタイルショッ…
藍染文化を体験しながらカフェとおみやげを楽しむ【卓也竹園町】@台南
卓也竹園町は、日本統治時代の1935年に台南州の官僚宿舎として使用されていた日本家屋で、リノベーションされ2021年にオープンした。この地区にはかつて多くの日本家屋が建ち並んでいたが、庭付きのこの一棟だけが現存し、他はすべて取り壊されていた。台南市は、この歴史的価値を持つ建物の保存と再活用を目的として、台湾の三義にある「卓也小屋」にリノベーションと管理・運営を任せている。 台南市もかつて藍染産業が盛んな地域であったため、この場所も藍染をコンセプトにリノベーションされ、藍染ショップ、カフェ、藍染体験ができる施設となった。そのデザインテイストは、卓也小屋と同様に、小物や色合いのディテールが調和し、…