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蔡瑞月舞踊研究社は、もともと日本統治時代の1930年代に建てられた日式住宅の文官宿舎だったものが、1953年に台湾を代表するダンサー蔡瑞月に購入され、モダンダンスの稽古場として使用されていた建物である。 この建物は、もともとの日本式木造住宅の構法やデザインをいかしつつ、床の掘り下げや天井の改修を加えモダンダンスに適した空間としてリノベされていた。1999年に放火で大半を焼失したものの、2003年に復元され、台湾におけるモダンダンスの拠点として、現在もモダンダンスの活動やイベントがおこなわれ、多くのダンサーが育っている。(訪問年月:2025年6月) 文化資産登録名称:蔡瑞月舞蹈研究社 文化資産分…
和洋折衷のリノベカフェで日本庭園を眺める【孫立人将軍官邸】@台北
孫立人將軍官邸は、日本統治時代の1909年に建てられた和洋折衷様式の木造二階建て家屋で、当初は台湾総督府土木局水道課の課長官邸として使用されていた。原設計は、現在も残る台湾の主要官庁を設計した森山松之助によるものである。 建設後は台灣總督的臨時官邸や日本陸軍高級幹部の接待所など多様な用途に使用され、1929年には、木造家屋部分が大きく増築されて、台灣軍(日本軍の台湾駐屯軍)司令官官邸として使用されるようになっていった。軍幹部の居住および接待機能も兼ね備え、日本庭園や回廊などもつけられた。 戦後からは、孫立人将軍が台灣陸軍総司令として赴任した際の官邸となり、その後は軍のクラブなどとして転用されて…
条件不利地域での若者創業拠点の挑戦【和興青創基地(2025年再開予定)】@鹿港(彰化縣)
和興青創基地は、日本統治時代の1935年に建てられた和興派出所の警察職員たちの宿舎群で、リノベーションされ2021年にオープンした(現在休止中)。2018年には彰化県の歴史建築に登録されている。約80mと奥行きが深い敷地の中にある路地空間の両側に、レンガ造の旧宿舎や日式住宅(日本家屋)が活用されている。1階の路地や全体を眺望できる2階の空中回廊などからなる多様な空間構成が特徴的である。 この施設は、若者による創業や文化創意活動を行うことが目的で、オープン当時には9組の若者チームが入居したが、さまざまな事情によって2022年末の契約満了で退去していた。2025年中の再開に向けて、現在新たな若者チ…
味のある侘び寂び感がデザインされた日本家屋【北斗郡守官舍】@北斗(彰化縣)
北斗郡守官舍(彰化縣二二八暨人權紀念館)は、日本統治時代の1937年頃に建てられた郡守(現在の県知事)が住んだ日式住宅(日本家屋)で、リノベーションされ2018年2月27日にオープンした。2008年には歴史建築に登録されている。 この建物は他の多くの日本家屋と同じような木構造、入母屋造、瓦、台湾檜が使用されているが、外壁の経年変化の味がうまくデザインされていて侘び寂び感が絶妙である。この施設では、二二八事件や人権に関する展示が行われている。(訪問年月:2025年5月) 文化資産登録名称: 北斗郡守官舍 文化資産分類:歴史建築 建物種類:其他設施 指定登録年月:2008年4月 リノベ設計:徐裕健…
台湾一の鉄道博物館がミャオリーにオープン(2025/4)【苗栗火車頭園区】@苗栗
苗栗火車頭園區は、日本統治時代に建てられた旧苗栗機関区の施設群を中心とし、鉄道遺構を活用して大規模なリノベーションされ、2025年4月にオープンした文化・観光施設である。園区内には大規模な展示空間が整備され、現存する当時の転車台や機関庫、蒸気機関車や列車などの保存展示と連動した動態的な展示がされている。 また、園区と一体的に、鉄道職員宿舎として使われていた建物はショップやカフェが並ぶ商業エリアとしてリノベされている。園区を一望できる展望塔も新たにつくられた。 本園区は、ネコがモチーフとして展示やデザインに活用されていて、10匹のネコちゃんとふれあえる鉄道ネコゾーンもある。「苗栗(ミャオリー)」…
4棟の日本家屋が凜と並んで建つ【山腳國小日治後期宿舍群】@苗栗
山腳國小日治後期宿舍群は、日本統治時代の1937年から1941年にかけて建てられた日式住宅(日本家屋)の山腳公学校(現・山腳国民小学校)教員宿舎で、リノベーションされ2005年にオープンした。2003年には苗栗県の歴史建築に登録されている。 元宿舎は4棟が残っていて、2棟ずつが当時と同じように並んで建ち、それらの建物では、藺草工芸体験や地域文化講座などが開催されている。(訪問年月:2025年5月) 文化資産登録名称:苑裡鎮山腳國小日治後期宿舍群 文化資産分類:歴史建築 建物種類:宅第 指定登録年月:2003年12月 リノベ設計:郭俊沛建築師事務所 △園区の入口にある門。 △手前の2棟と奥の2棟…
地元クリエイターの作品を楽しめる日本家屋群【鹿港桂花巷藝術村】@鹿港(彰化縣)
鹿港桂花巷藝術村は、日本統治時代の1930年代に建てられた木造宿舎群で、2009年にリノベーションされてオープンした。当時は鹿港鎮公所の職員や学校教職員の宿舎として使用されていたが、戦後は警察宿舎としても利用されていた。 園区には12棟の木造宿舎が残されていて、それぞれに、クリエーターやアーティストが入居sし、書道、皮革工芸、捏ね物、藺草編みなどの伝統工芸の展示や体験ができる。また、木造宿舎の形は、いわゆる日本統治時代の台湾中に建てられた日式住宅(日本家屋)とは異なる特徴のある様式である。(訪問年月:2025年5月) 文化資産登録名称:登録なし リノベ設計:呂正道建築師事務所 △桂花巷藝術村の…
ここまで振り切った日本家屋のリノベ【警察故事館】@員林(彰化縣)
警察故事館は、日本統治時代の1930年代に建てられた員林郡役場職員のための日式住宅(日本家屋)だったもので、リノベーションされ2015年にオープンした。戦後は警察宿舎などに転用されてもいた。 この施設は、台湾警察の歴史や、警察制服、帽子、手錠、電話機、当時の写真などが展示されていて、台湾の警政制度の変遷を学ぶことができる。(訪問年月:2025年5月) 文化資産登録名称:登録なし リノベ設計:非公開 △警察故事館の入口側からの外観。 △正面の入口と警察エンブレムをかたどったサイン。 △裏庭からの外観。白バイの展示も。 △裏庭からのファサード。 △防弾盾や当時の写真などの展示。 △制服の変遷の展示…
現存する貴重な日本統治時代の木造事務所【北斗保甲事務所】@北斗(彰化縣)
北斗保甲事務所は、日本統治時代の1936年(昭和11年)に建てられた木造の行政建築で、リノベーションされ2018年にオープンした。当時は、保甲制度に基づく戸籍管理や地域治安維持を担う行政機関であったが、戦後は廃止され、2009年には彰化県の県定古蹟に登録されている。 木造事務所として残された珍しいもので、約254㎡と大きめの床面積に木製外壁や瓦屋根を持つ典型的な日本式の工法でつくられている。この施設は、日本統治時代の展示スペースや、講演会などのイベントなどに使われている。(訪問年月:2025年5月) 文化資産登録名称:北斗保甲事務所 文化資産分類:縣(市)定古蹟 建物種類:衙署 指定登録年月:…
梧棲文化出張所は、日本統治時代に建てられた梧棲官吏派出所とその警察官吏の宿舎群で、リノベーションされ2021年にオープンした。現存する赤レンガ造の派出所(宿舎付)は1931年に建てられ、1937年から1940年にかけて派出所の裏側にレンガ造の宿舎(副所長と巡査用)と日式住宅の宿舎(所長用)が新築された。戦後の1959年にはレンガ造の宿舎がさらに新築された。派出所としての役割は1970年代に廃止され、2000年には台中市の県定古跡に登録されている。 派出所の建物はレンガ構造で、オランダ石積み壁は開口部の白いまぐさとのコントラストが美しく、同じ建物内にある日本式宿舎ではカフェや特別展を開催するスペ…
かつての高級料亭と読書が楽しめるカフェ【紀州庵 文学森林】@台北
紀州庵 文学森林は、日本統治時代の1917年から和歌山出身の平松家によって経営されていた日本式の高級料亭であり、現在は文学の発信基地となっている。当時は文人や政財界人が集う社交の場として知られた料亭であったが、戦後は台北市に接収され、公務員宿舎として一時的に使用された。建物群は1996年と1998年の二度の火災により焼失したが、一部修復されて2004年に市定古蹟に登録されている。新館が2011年にオープン、残された日本式料亭がリノベーションがされて2014年にオープンした。 本館(日本式料亭)は、入母屋造の屋根、縁側と庭園を備えた構成で、その空間構成や意匠が、当時の雰囲気を味わえる形で公開され…
製糖工場跡の日本式職員住宅に泊まれる【花連観光製糖】@光復(花連)
花蓮観光糖廠は、1921年に日本統治時代に設立された製糖工場大和工場を観光施設として活用した人気スポットである。当時は、台湾の中でも最大規模の生産量を誇っていた。戦後は台湾糖業公司が「花蓮糖廠」として2002年まで製糖を続け、2010年に複数の建物が県定古蹟に、園区全体が文化景観として登録されている。 2002年からは、観光製糖工場に業態を転換し、園区は観光・レジャー、教育・文化・体験、宿泊など各種機能を備えた3つのゾーンから構成されている。当時の工場は、そのまま保存されて展示施設となっている。敷地中央の池の周りでは、特製のアイスクリームやアイスキャンディーの飲食ができ、手作り体験や芸術品の展…
日本的たたずまいの建物の中で鉄道史を伝える【花蓮鉄道文化園区】@花連
花蓮鉄道文化園区は、台湾東部の鉄道史を伝える文化施設である。日本統治時代の1910年に、鉄道部花蓮港出張所による鉄道の建設が始まった。この出張所は、運営業務所や工務所などを備え、小規模ながら鉄道局の機能を持っていた。 1943年に「花蓮港鉄道事務所」に改名され、1979年に他の場所に移転したことにより、1982年には廃止された。その後、2000年代に歴史的価値が見直され、2002年歴史建築として登録、文化園区としてリノベーションされて2003年にオープンしている。 園区には、一号館と二号館があり、旧事務所や工務所を利用した展示スペースがあり、蒸気機関車も保存されている。ここは、鉄道の歴史を伝え…
藍染文化を体験しながらカフェとおみやげを楽しむ【卓也竹園町】@台南
卓也竹園町は、日本統治時代の1935年に台南州の官僚宿舎として使用されていた日本家屋で、リノベーションされ2021年にオープンした。この地区にはかつて多くの日本家屋が建ち並んでいたが、庭付きのこの一棟だけが現存し、他はすべて取り壊されていた。台南市は、この歴史的価値を持つ建物の保存と再活用を目的として、台湾の三義にある「卓也小屋」にリノベーションと管理・運営を任せている。 台南市もかつて藍染産業が盛んな地域であったため、この場所も藍染をコンセプトにリノベーションされ、藍染ショップ、カフェ、藍染体験ができる施設となった。そのデザインテイストは、卓也小屋と同様に、小物や色合いのディテールが調和し、…
日本的な雰囲気を再現してカフェとショップに【大目降文化園区】@新化(台南市)
大目降文化園区は、日本統治時代の警察官の武道場(新化武徳殿)、元警察官舎群、旧新化郡役所宿舎群をリノベーションし、2012年にオープンした園区(パーク)である。 新化武徳殿は、1936年(昭和11年)に完成した警察官が剣道や柔道を練習する武道場をリノベした。その東側にあった公務員の日式住宅は1920年から1945年の間に建設されたもので、現在は、新化の歴史や文化を紹介する大目降故事館や、カフェ、飲食店やショップなどが入居する施設群となっている。(訪問年月:2024年8月) 文化資産登録名称:新化武德殿 文化資産分類:歴史建築 建物種類:其他設施 指定登録年月:2006年6月 リノベ設計:竇國昌…
埔心故事館は、日本統治時代の1907年に建てられた楊梅茶業改良場の職員宿舎だった日式住宅(日本家屋)のリノベーションと新築施設からなる茶與埔心地方文化園区である。 埔心は日本統治時代に台湾の重要なお茶生産地であり、この日式住宅はその役割から、2014年に歴史的建造物として登録されている。その後この施設は、これらの歴史をを伝える展示、茶文化の教育や研修、講演、体験ができる学びの場として2019年にオープンした。リノベされた日式住宅には、製茶試験場や製茶改良場としての歴史が展示されている。 △日式住宅の正面の外観。 △側面の外観。 △日式住宅の裏側の様子。裏側にウイングのように建物がでている。 △…
靜心苑は、日本統治時代に設立された日式住宅(日本家屋)である「松山療養所」の所長官舎をリノベーションし、レストラン・ショップとして2020年にオープンした。元の建物は1935年(昭和10年)に建てられ、約150㎡の床面積で、当時の和洋折衷の建築様式やデザインが取り入れられている。リノベにあたっては、それらが保存されている。 松山療養所は、1915年(大正4年)に台湾で最も早く設立された結核療養所であり、台湾の結核治療の先駆けであり、台湾における結核対策の拠点として、約30年間日本人の所長が勤めていた。 この建物は、学校、企業、団体向が、授業、美術展、交流活動、各種講演会などでレンタルすることも…
日本家屋を山岳をテーマにカフェ・ショップも楽しめる【0km山物所】@台北
0km山物所は、1930年代に日本統治時代に建てられた総督府山林研究員の宿舎(日式住宅)をリノベーションし2004年にオープンした。ここは、台湾における山林との共生をテーマにした複合商業施設である。これらの日式銃学は2006年に台北市が歴史建築に登録し、リノベには農業部林業及自然保育署が約1億台湾元を投じた。 リノベのコンセプトは、台湾の山岳や森林の探求である。それらは、施設全体の空間、ランドスケープ、ビジュアルデザイン、店舗イベントに至るまで浸透し、古木10本の保護に加え、台湾原生種や絶滅危惧種を含む数百種類の植物で森林景観で演出している。 施設の中には、サステナブルなテーマを掲げたセレクト…
さすがの官邸跡で虎尾の文化と歴史を味わう【雲林故事館】@虎尾
雲林故事館は、日本統治時代の1920~23年に建てられた日式住宅(日本家屋)であった虎尾郡守官邸をリノベーションして2006年11月にオープンした。当時は郡守の官邸であったが、1996年に廃止され、2001年には雲林県の歴史建築に登録されている。 この施設では、地元の生活、芸術、教育、文化を展示して、地元作家の文学作品の収蔵や地域文化の保存と教育を進めている。また、カフェも併設されていて、文化創意の体験もできる。 2025年、台湾文化部の「選定百大文化基地」に選定されている。(訪問年月:2019年11月、2025年2月) 文化資産登録名称:虎尾郡守官邸 文化資産分類:歴史建築 建物種類:其他設…
旅人書店は、羅東にある独立系書店で、1927年(昭和2年)に建てられた日式住宅(日本家屋)をリノベして2020年にオープンしている。当時は、羅東成功国小の旧校長宿舎で、2003年に歴史建築として登録されている。 店内には、地域の文化や歴史に関する書籍や、地元クリエーターによる手作りのアイテムが並んでいる。 また、定期的に展示会や読書会、マルシェなどのイベントも開催されている。(訪問年月:2025年3月) 文化資産登録名称:羅東鎮成功國小校長宿舍 文化資産分類:歴史建築 建物種類:其他設施 指定登録年月:2003年10月 リノベ設計:詹益忠建築師事務所 △旅人書店の外観。 △もう一方の方からの外…
鍾肇政文学生活園区は、日本統治時代の1920年代に建てられた日式住宅(日本家屋)群で、リノベーションされ2015年にオープンした。当時は龍潭小学校の教員宿舎として利用されていたが、1990年代に使用が廃止され、2012年には桃園市の歴史建築に登録されている。 園区内の日式住宅は3棟あり、一つは1世帯で1棟、残りの2棟は2世帯で1棟になる(2戸1タイプ)もので、道路側に街並みをつくっている。元々の住戸が狭小だったため、時代とともに増築されていったが、リノベの際に増築部分は取り除かれ、オリジナルな形に復元された。 この施設全体は文学生活園区と位置づけられ、台湾文学の父ともいわれる鍾肇政の文学的足跡…
多田栄吉故居は、日本統治時代の1934年に建てられた日式住宅(日本家屋)で、リノベーションされ2016年にオープンした。当時は淡水街の街長官舎であったが、戦後は国民党政府のものとなり、2005年には新北市市定古蹟に登録されている。多田栄吉は、日本統治時代に淡水街長を務めた人物で、淡水での水道の導入や都市の近代化に大きく貢献したことで知られている。この日式住宅も、台湾で初期に水道設備を備えた住宅の一つである。 この施設では、多田栄吉の業績や当時の淡水の暮らしを紹介する展示がなされている。また、淡水河を見下ろす高台に建っていて、室内からもその眺めを味わえる窓構成になっている。(訪問年月:2025年…
淡水日本警官宿舎は、日本統治時代の1914年に建てられた警察官宿舎で、リノベーションされ2019年にオープンした。当時は淡水郡役所警察課長の宿舎であったが、戦後に国民党政府に引き継がれ、2007年に歴史建築に登録されている。 この建物は、和洋折衷の様式で、伝統的な和室と続き間、幅が広い縁側、西洋式応接室があることに特徴があって、当時の物品の展示もあり、日本家屋の暮らしを体験できる。(訪問年月:2025年3月) 文化資産登録名称:淡水日本警察宿舎 文化資産分類:歴史建築 建物種類:宅第 指定登録年月:2007年12月 リノベ設計:不明 △和洋折衷の全体外観。敷地が狭くて超広角で撮っているので、若…
淡水一滴水紀念館は、日本統治時代の1915年に福井県大飯町で建てられた木造の古民家2009年に日本から移築し再建した。 この住宅は作家水上勉の父である水上覚治の住居であったが、1995年の阪神・淡路大震災を経て一時的に避難所としても使われてもいた。2009年7月に日本で解体され、同年12月に台湾で再建された。総移動距離は3,000km、1,300人以上にのぼる台湾と日本のボランティアがこの移築事業に関わった。 この住宅は、釘を一本も使わずに600本以上の梁と柱を組み上げ、20以上のほぞ接合を用いた日本の伝統的な木造建築技術であった。台湾で日本統治時代に建てられた日式住宅(日本家屋)は、台湾の気…
化龍一村は、日本統治時代の1920年代に建てられた軍医や憲兵の宿舎で、リノベーションされ2020年にオープンした。戦後は国民党政府により軍官宿舎として使用された。1990年代に軍事施設としての役割を終え、2015年に歴史建築に登録されている。 園内では、1920年代に建設された日式住宅(木造家屋)と、戦後の住宅不足を背景に新たに建てられたレンガ造やコンクリート造の建物が混在している。木造宿舎の方は日本の伝統的な建築様式を色濃く残している。 この施設には、児童向けの図書室、市民向けの図書室、劇団の施設が設けられている。(訪問年月:2025年3月) 文化資産登録名称:化龍一村眷舍群 文化資産分類:…
売捌所は、日本統治時代の1938年に建設され、当初は煙草の卸売販売所として機能していた。戦後は公務員宿舎として利用され、2003年に県定古蹟に登録された。その後、リノベされ2009年にオープンしている。 この建物はめずらしい二階建ての木造住宅で、伝統的な間取りや中庭も残され、木造の架構や細部装飾に往時の雰囲気がよく残されている。 現在、この施設の1階にはカフェ、ショップ、展示スペースが設けられ、2階はフリースペースとなっていて、週末にはイベントが開催されるなど、交流の場としても活用されている。 文化資産登録名称:舊宜蘭菸酒賣捌所 文化資産分類:縣(市)定古蹟 建物種類:其他設施 指定…
地元食材ベジタリアン料理が楽しめる日本家屋【上善豆家宜蘭店】@宜蘭
上善豆家宜蘭店は、日本統治時代の1906年に建てられた日式住宅(日本家屋)で、リノベーションされ2018年にオープンした。当時は宜蘭廳庶務課長官舍として使用されていたが、戦後は宜蘭県政府主任秘書の官舎となり、1997年に廃止され、2001年には歴史建築に登録されている。 切妻の瓦屋根や伝統的な木造構造が大胆にデザインリノベされている。現在ここでは、地元食材をつかったベジタリアン料理を提供するレストランエリアとなっている。(訪問年月:2025年3月) 文化資産登録名称:舊主秘公館 文化資産分類:歴史建築 建物種類:其他設施 指定登録年月:2001年6月 リノベ設計:大藏聯合建築師事務所 △正面入…
宜蘭文学館は、日本統治時代の1906年に建てられた日式住宅(日本家屋)で、リノベーションされ2004年に文学館としてオープンした。1926年からは農林学校校長官舎として使われていたが、廃止されて2001年に歴史建築として登録されている。 ここは、台湾文学や宜蘭にゆかりのある作家の作品を展示するスペースがカフェの中に設けられている。(訪問年月:2025年3月) 文化資産登録名称:舊農校校長宿舍 文化資産分類:歴史建築 建物種類:其他設施 指定登録年月:2001年6月 リノベ設計:大藏聯合建築師事務所 △台湾文学館の側面の外観。 △門扉からの外観。 △出窓のある外観。 △縁側側の外観。 △カフェス…
宜蘭設治紀念館は、日本統治時代の1906年に建てられた和洋折衷様式の木造官邸で、リノベーションされ1997年に一般公開された。当時は宜蘭庁長官の官邸として使用され、歴代の庁長や郡守、県長が居住し、行政上の重要な会議や来賓接待の場として利用されていた。官邸は戦後の行政改革に伴い廃止され、2001年に歴史建築に登録された。 日本家屋の木造、寄棟造り屋根が基本であるが、両端の洋風部分は、白色の外壁で、視覚的な変化と趣も味わえる。また、敷地内には池を配した日本庭園(枯山水)があり、樹齢100年を超えるクスノキが歴史的風格を添えている。 この施設には、宜蘭の行政や地域発展の歴史が展示されている。(訪問年…
製糖工場を支えた日本人のための家屋群【虎尾製糖工場の日式宿舎群】@虎尾
虎尾製糖工場の日式宿舎(日本家屋)群は、1916年(大正5年)に建設されている。工場の西側一帯に、工場長の宿舎、幹部職員や社員の宿舎、独身寮、ゲストハウスがあった。すでに解体されたものが多いが、比較的保存状態がよい3棟がそれぞれ、そして11棟の宿舎群がまとめて縣市定古蹟として登録されている。 戦後、副工場長の宿舎やゲストハウスとして用いられた第三公差宿舎(2009年に縣市定古蹟登録)が「雲林記憶Cool二館」にリノベされている。また、高級ゲストハウスの第一公差宿舎(2009年登録)が現在リノベ中である。(訪問年月:2025年2月) 文化資産登録名称:虎尾糖廠宿舍群 文化資産分類:縣(市)定古蹟…
街区の真ん中にある隠れ家スポット【虎尾出張所所長宿舎】@虎尾
虎尾出張所所長宿舎は、日本統治時代の1921年に建てられた日式住宅(日本家屋)の官舎で、リノベーションが2024年に完了した。当時は、臺南地方法院虎尾出張所の所長宿舎であったが、1980年代に廃止され、2021年には雲林県の歴史建築に登録されている。リノベでは、当時の日式住宅の建築様式が忠実に再現されている。 2025年1月から3月まで「漆映和風:日本古物生活之美」展が開催され、300点以上の日本の漆器が展示された。今後、この施設は青年文化創意園区として活用される計画である。 この宿舎の元住民であった所長が働いた虎尾出張所は、この敷地に隣接する道路側の歴史カフェ「雲林記憶Cool」となっている…
雲林記憶Coolは、日本統治時代の1921年に建てられた台南地方法院虎尾出張所で、リノベーションされ2018年にオープンした。当時は不動産登記所(通称:虎尾登記所)であったが、1980年代に廃止され、2012年には歴史建築に登録されている。 この施設は、かき氷や伝統的な茶文化を体験ができるカフェで、雲林の歴史や文化に関する文献や資料を閲覧できるスペースが設けられている。また、不定期であるが企画展やワークショップが開催される。(訪問年月:2025年2月) 文化資産登録名称:虎尾登記所 文化資産分類:歴史建築 建物種類:衙署 指定登録年月:2012年11月 リノベ設計:林志成建築師事務所 △アプロ…
日本のグッドデザイン賞も受賞した日本家屋群リノベ【嘉義旧監獄宿舎群】@嘉義
嘉義旧監獄宿舎群は、日本統治時代の1919年に建てられた刑務所職員の日式住宅の宿舎で、リノベーションされた。当時は、刑務所職員とその家族の住居であったが、1994年の嘉義刑務所が他の場所に移転した後は、多くの住戸が空き家となり、老朽化が進んでいた。この宿舎群の一角が2015年に歴史建築に、2021年にはこの宿舎群全体が集落建築群として登録された。 嘉義市政府は、2016年にこの地で「木都2.0工作聚落」プロジェクトを開始した。民間の資源と技術を導入し、空き家だった日式住宅を、徐々に木工のワークショップを行うスペース、アーティストや職人のアトリエ、展示スペースなどにリノベし現在の姿にしている。ま…
府東創意森林は、日本統治時代の1923年に建てられた台南州立農事試験場の宿舎群であり、リノベーションを経て2022年にオープンした。 当時は農業技術者の官舎として使用されていたが、1990年代に試験場の機能が移転し、2004年には台南市の市定古蹟に登録されている。8,777㎡の敷地内に、場長官舎、丙種官舎(A棟・B棟)、丁種官舎など、それぞれ異なる職位の職員向けの日式住宅が5棟保存されリノベされている。 この施設には、文化・創作活動を行うギャラリ、抹茶カフェ、和文化体験ができるスペース、地域コミュニティが交流するゾーンが設けられている。また、庭園や中庭を活かしマルシェも開催される。(訪問年月:…
嘉芸点水道頭文創聚落は、日本統治時代の1930年代につくられた水道供給関連の日本人職員、技術者宿舎の日式住宅(日本家屋)群のリノベーションである。 この日式住宅群のは、日本統治時代の1933年に建設された水道配水塔を中心とする近代的な浄水・水道供給の拠点として機能していたエリアに隣接している。名称の「水道頭」は当時の浄水・水道供給場を示す言葉である。この水道配水塔は県定古蹟に、浄水・水道供給場が文化景観に登録されている。 ここの日式住宅群は7棟が残されていて、戦後も台湾人の住居や公共施設として利用されてきたが、文化的価値が見直され、嘉義縣初の文化創意空間としてリノベされた。現在、この文創聚落の…
東門町1923は、1923年(大正12年)に建てられた嘉義警察署東門町警察官吏派出所をリノベーションし、2024年にオープンした。 1930年の地震により倒壊したが再建され、戦後は東門派出所として1987年まで使用された。その後1996年~2000年は村役場として使われ、2010年には歴史建築として登録されている。2017年からリノベが開始されたが、その最中に清朝時代の建築遺構や玉器などが発見されたため、設計変更されながら進められた。 敷地内には、元々の派出所、所長宿舎、2階建ての警察官宿舎であった3棟が中庭を囲むように配置され、真ん中には樹木が保存されている。派出所は和洋折衷様式、宿舎は日式…
虎尾涌翠閣は、日本統治時代の1939年に、高級ゲストハウスと建てられた日式住宅のリノベーションで、2017年にオープンしている。 当時、虎尾郡知事だった田中鉄太郎が、政府高官や軍関係者の接待に用いるためにこの格式ある場をつくった。台湾総督府は太平洋戦争に向けて虎尾飛行基地を設置していて、涌翠閣はこの時期の経済的繁栄と時代の特徴を象徴する建築でもあった。 戦後には、涌翠閣は虎尾地方法院(地方裁判所)の宿舎として利用された。1947年の二・二八事件では、虎尾義民軍が虎尾空軍基地への攻撃を決定した場所としても知られている。2010年、雲林県の県定古蹟(県指定史跡)に登録されている。 建物は格式のある…
工芸交流館は、日本統治時代に建てられた日式住宅の警察宿舎がリノベーションされ、工芸交流館として2021年にオープンした。戦後は大渓支部の警察宿舎として使用され、2012年には周辺の警察宿舎と合わせて歴史建築として登録されている。 警察宿舎群の中では、寄棟と切妻の2タイプの屋根が組み合わされたユニークなもので、間取りも他の日式住宅とは異なっている。リノベの際には、戦後に増築された壁の痕跡や建築本来の特徴が保存されている。 現在、この工芸交流館では、さまざまなクリエーターによる生活工芸品が展示され、地元木工芸、多様な工芸品による木工芸産業とのつながりをつくり出している。(訪問年月:2024年11月…
鳳飛飛故事館は、日本統治時代に日式住宅として建てられた「大渓県庁警察署長官邸」をリノベーションし、2017年からは工芸品の交流センターとしてオープンした。 2012年には周辺の警察宿舎と合わせて歴史建築として登録されているが、2015年までは、歴代の大渓警察署長がここに住んでいた。 2017年にオープン後は、工芸品の交流センターとして生活工芸の応用と体験をテーマとして国内外の交流をおこなってきたが、2021年、大溪出身の偉大な歌姫である鳳飛飛を記念する鳳飛飛故事館(ストーリーハウス)にリノベされた。鳳飛飛は1960年代に中華圏で活躍した歌姫で、この故事館には、生涯や活躍の様子の展示の他、往年の…
まちじゅう博物館の「大渓木藝生態博物館」を構成する芸師館は、日本統治時代の1941年頃に警察の独身寮として建てられた日式住宅がイノベーションされた。この日式住宅は2世帯で一つの住宅形式であったが、リノベの際には一体的な博物館となっている。 大溪では、清末期に中国本土から木工職人が多く移住し、木工芸産業を発展させてきた。地元では木工職人が次々と木工芸品店を設けてきた。日本統治時代から戦後にかけては、台湾北部の伝統的な木工芸産業の中心地となった。 この芸師館では、このような大溪の木工職人の精神と職人の発展過程が紹介されている。(訪問年月:2024年11月) 文化資産登録名称:大溪警察局宿舍群 文化…
山河のパノラマでくつろぐ、カフェと特産品の【物産小舗】@大溪
物産小舗は、日本統治時代の1937年頃に建てられた警察官宿舎群の一つがカフェバーと特産品ショップになったもの。大溪の河と山々のパノラマ景観を楽しめる席や、テラス席などで楽しめる。夜にはバーとなったり、木工関係の教室の場となることもある。 ここのデザインは、エリア全体が博物館の大渓木藝生態博物館の中では、最もスタイリッシュでカッコよく、なちなかを歩いた後、くつろぐためにぜひ立ち寄りたい場所でもある。(訪問年月:2024年11月) 文化資産登録名称:大溪警察局宿舍群 文化資産分類:桃園市歴史建築 建物種類:宅第(住宅) 指定登録年月:2012年8月 ▽大渓木藝生態博物館についてはこちら。 www.…
工藝(工芸)基地は、日本統治時代の1937年頃に建てられた警察官宿舎「六連棟」を活用し、リノベーションを経て2021年にオープンした。当時は警察官の宿舎として利用されていたが、戦後は眷村(軍人やその家族の集落)として使われ、2012年に桃園市の歴史建築として登録されている。 工芸基地は、エリア全体が博物館である大渓木藝生態博物館の構成施設の一つでもある。建物は、6つの住戸が連なる日本家屋の長屋形式が特徴。この施設には、伝統工芸士の空間、工芸教室、木工場、工芸伝承室が設けられ、木工技術を学習、体験できる場が提供されている。(訪問年月:2024年11月) 文化資産登録名称:大溪警察局宿舍群 文化資…
最新の日本家屋リノベーションで賑わう【花連将軍府1936】@花連
花連将軍府1936は、日本統治時代、花蓮港陸軍兵事部の中村大佐や幹部クラスの日式住宅(日本家屋)の宿舎だった。それら住宅群は、1936年(昭和11年)に建てられ、戦後は国民党軍の住居となり、大佐の住宅は将軍府(将軍の家)と呼ばれた。2005年に、中村大佐の住宅とその周りの7棟の日本家屋が花蓮県の歴史的建造物に指定される。2010年にはリノベーション後、一時的に環境教育の拠点としてオープンしていたが、その後、運営方針や維持費の問題などから一度閉鎖された。 敷地面積約1.5haの中の計8棟の日本家屋は約12億円をかけリノベーションされ、2024年4月に、最新の日式住宅のリノベスポットとしてオープン…
この建物は、日本統治時代の1930年代後半に建てられた日式住宅(日本家屋)で、大渓百年警察宿舎のリノベーションである。2012年に桃園市の歴史建築として登録され、2016年に「大渓の人々・生活と歴史」展の常設展示スペースとしてオープンした。 もともと4世帯分の住宅に分かれていた空間がリノベによって一体となり、ゲストが元の建築レイアウトと機能を理解できるように、壁、4つのドア、家番号、木製部品などが取り外さず保存されている。 展示は、この大溪の地域文化や生活文化、木工産業など歴史的、地理的発展が分かるほか、古い家に残る生活の痕跡や住人の思い出が再現されている。(訪問年月:2024年11月) 文化…
最新の日本家屋リノベーションで賑わう【花連将軍府1936】@花連
花連将軍府1936は、日本統治時代、花蓮港陸軍兵事部の中村大佐や幹部クラスの日式住宅(日本家屋)の宿舎だった。それら住宅群は、1936年(昭和11年)に建てられ、戦後は国民党軍の住居となり、大佐の住宅は将軍府(将軍の家)と呼ばれた。2005年に、中村大佐の住宅とその周りの7棟の日本家屋が花蓮県の歴史的建造物に指定される。2010年にはリノベーション後、一時的に環境教育の拠点としてオープンしていたが、その後、運営方針や維持費の問題などから一度閉鎖された。 敷地面積約1.5haの中の計8棟の日本家屋は約12億円をかけリノベーションされ、2024年4月に、最新の日式住宅のリノベスポットとしてオープン…
エリア博物館がここから始まる情報ステーション【壱號館】@大溪
桃園市大溪にある壱號館は、もともとは日本統治時代の日式住宅が大溪小学校の校長の宿舎として使われたもので、リノベーションされ2015年にオープンした。 2007年には歴史建築として登録されている。 この宿舎には 2001 年まで大溪中学校の英語教師である陳茂林と家族が住み、彼の妻がここで裁縫を教えていた形跡も残されている。 この施設は、エリア全体で博物館を構成する「大渓木藝生態博物館」の最初に公開されたことから「壱號館」と名付けられた。また、そのまちなか博物館の壁の入り口部分として情報ステーションとしても機能している。(訪問年月:2024年11月) 文化資産登録名称:大溪國小日式宿舍 文化資産分…
人気のショップ、カフェが集まる刑務所職員宿舎跡のリノベ【榕錦時光生活園区】@台北
榕錦時光生活園区は、かつての「台北刑務所官舎」の職員宿舎をリノベーションし、複合商業施設として2022年9月にオープンした。5,355㎡の敷地の中では、リノベーションされた22棟の日式住宅に、台湾で人気の飲食店や雑貨店など15店舗が入居し、人気のスポットとなっている。また、介護福祉施設、歴史展示空間、文化体験施設、ビジターセンターも併設され、コミュニティ活動が展開されるなど、世代を超えて利用できる地域共生施設となっている。 もともとこの場所は、清朝時代には刑務所として使用され、日本統治時代には「台北刑務所」として機能していたが、1963年に刑務所が移転した後、長らく放置されていた。台北市による…
当時の暮らしを再現する【再見捌捌陸(台湾眷村文化園区)】@高雄
再見捌捌陸(台湾眷村文化園区)は、日本統治時代に建設された旧日本海軍の軍官宿舎を戦後に眷村として再利用した施設で、リノベーションされ2018年に文化施設としてオープンした。戦後は中華民国政府が国共内戦後に移住した国民党軍人とその家族の住宅として機能していたが、1990年代に眷村としての役割を終え、その後文化資産として保存されることとなった。 日本統治時代の日式住宅(日本家屋)に台湾的要素を加えた独特の外観となっている。この施設には、眷村文化を再現する展示や、ギャラリースペースが設けられている。(訪問年月:2024年8月) △園区全体の入り口。 △門扉のデザインもきれい。 △建物と囲まれたランド…
今も小学校校庭内に残る当時の教員宿舎【新街国民小学藝文館】@桃園
新街国民小学藝文館は、日本統治時代の昭和初期に建てられた日式住宅(日本家屋)の教員宿舎をリノベーションし、2014年にオープンした。2003年には歴史建築物に登録されている。今も小学校の敷地内にある。(訪問年月:2024年2月) ↑台湾ランキングに参加中!
団地の壁面が大きなキャンバスとなるアートエリア【衛武迷迷村】@高雄
衛武迷迷村は、台湾高雄市に位置するストリートアートを活用した地域再生プロジェクトである。2015年に高雄市政府の主導で始まったこのプロジェクトは、国内外のアーティストを招き、多くの建物の壁面をカラフルで個性的な壁画で彩ることで、平凡な住宅地をアートの発信地へと変貌させた。 このプロジェクトは、アートの力を用いて地域の魅力を引き出し地域経済を活性化するとともに、住民が地域に誇りを持てるようにすることを目的としている。地元コミュニティと行政の協力による都市再生の一つのモデルである。(訪問年月:2019年7月) ↑台湾ランキングに参加中!