日々の恐怖 11月5日 病院関連話(7) 患者さん
日々の恐怖11月5日病院関連話(7)患者さん同僚から、「あの患者さん変だよねえ・・・。」という話を振られて、彼女自身そう思っていたので黙って頷いたそう。何が変かと言うと、6人部屋なのにその患者さんが窓際の片側に居るだけで、他は誰もいない。つまり独占状態。そんなに寂れた病院ではないし、他の部屋は満室もある。その患者さんは別に暴れたり喚いたりするわけではなく、ほとんどの時間カーテンを閉めて眠ってるだけ。ただ、巡回の時にちらっと見るとカーテンを開けて誰かとしゃべってたんだって。何もない空間に向かって。うろ覚えなんだけど、「悪かったねえ。やっぱりあたしの方が死んだ方が良かったんじゃないか・・・。」みたいな。童話・恐怖小説・写真絵画MAINページに戻る。大峰正楓の童話・恐怖小説・写真絵画MAINページ日々の恐怖11月5日病院関連話(7)患者さん
2022/11/05 13:02