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医療訴訟、経験されたことのある医療者は多くはないと思います。多かったら悲しい世界ですね。 しかし医療者として働いている限り、医療訴訟が生じてしまう可能性は、少ないですが存在し続けます。そのため、多くの医師は医療訴訟用の保険に入っていると思い
専門の人からしたら「そんなことで病院に来るな」とか言いそうな病気です。 「来るな」とは言いません。 医療機関に来る人は心配だから来るのですから、問題ないことを確認し心配ないことをお伝えするのが我々の役目です。 ですが、わかっていれば心配しな
なぜ漢方は、西洋医療でたらいまわしにされる患者を救えるのか? クスリだけでは治るものも治らない
なぜ漢方は、西洋医療でたらいまわしにされる患者を救えるのか?(週刊現代) マネー現代 講談社
いつもありがとうございます。兼業主婦の華子ですまずはエネルギー補給シャトレーゼ 税込み108円今日は以前、働いていた医療機関での出来事。常連80代女性の患者様…
2022年のクリスマスも終わってしまいました。リビングのツリーを片付けなくてはなりません。が、今日は拙宅の一階と二階の全部屋の掃除機がけをして、ヘロヘロになってしまいました。ツリーから全てのオーナメントをとりはずし、ツリー本体を解体して…とがんばる気力があり
『ソムニア』ネタバレ感想!殺人・医者×患者BL|冥花すゐ先生
冥花(くらか)すゐ先生、『ソムニア』をレビューします!! いや~表紙が不気味…怖い雰囲気がただよう『ソムニア』、気にならないはずがないですよね。
手術適応があるとかないとか、医者はそんなことを話していますが、そもそも手術適応ってなに?という話と、手術適応は誰が決めるの?という話です。 手術適応とは 命を取り留める 身体の機能を残す 身体の機能を回復させる という意味において、手術をす
患者さんが無意識に、相手によって言うことや見せる顔を変えるということはある意味当然で、珍しいことではありません。百聞は一見にしかず、という言葉がありますが、逆に自分のみているものだけが正しいと思い込むと色々なものを見落とすことになる場合があるという理解は大切だと思います。
医者の年齢は30-50代くらいが多いです。 一方、患者側は基本的には高齢者(60-80代くらい)が多いです。 理解力、記憶力、認知度などは勿論若いほうがありますし、歳をとるごとに衰えていくのは仕方ありません。 高齢者へ説明をした後に、「よく
日々の恐怖11月5日病院関連話(7)患者さん同僚から、「あの患者さん変だよねえ・・・。」という話を振られて、彼女自身そう思っていたので黙って頷いたそう。何が変かと言うと、6人部屋なのにその患者さんが窓際の片側に居るだけで、他は誰もいない。つまり独占状態。そんなに寂れた病院ではないし、他の部屋は満室もある。その患者さんは別に暴れたり喚いたりするわけではなく、ほとんどの時間カーテンを閉めて眠ってるだけ。ただ、巡回の時にちらっと見るとカーテンを開けて誰かとしゃべってたんだって。何もない空間に向かって。うろ覚えなんだけど、「悪かったねえ。やっぱりあたしの方が死んだ方が良かったんじゃないか・・・。」みたいな。童話・恐怖小説・写真絵画MAINページに戻る。大峰正楓の童話・恐怖小説・写真絵画MAINページ日々の恐怖11月5日病院関連話(7)患者さん
ぼくは貧血や立ち眩み時の対処の仕方を聞いたことがある。くっらと来た時にしゃがむ。と。 ぼくの知り合いは夜中にトイレに起き立ち眩みを起こしひっくり返り部屋の角に頭をぶつけた。左眉毛のあたりを5センチぐらい切り、左肩を骨折した。頭の強打によりむち打ちのような症状だ。そして入院。 元々立ち眩みがあるようで何度かかかりつけの医者に相談はしていたようだ。血圧も低いし大勝負だ。と言われていたようだ。かかりつけ医とのことは実際のことはぼくにはよくわからない。 医者はたいしたことはないと言って。対処法を教えていればここまでひどく転ばずにすんでいたのかもしれない。 患者に血圧も安心ですと安心材料を与えるだけでな…
せっかく担当のリハさんが、一生懸命治してくれてる肩なのに『リハビリの凄さとキネシオテーピング(2022/09/07)』真っ青な顔して、1人夜勤状態のハイテンシ…
ロンサーフを飲みながらのおうち時間。 毎朝と夜に熱を測り、食事の感じや体調などをメモ。 10月中旬から11月の診察まで、大きな変化もなく過ごすことが出来ました。 家でも母は出来ることはしてました。 お料理もお洗濯もお風呂も、動ける時には動いて、そうじゃない時は横になって。 これは多分、家がバリアフリー対応になってたのと、車椅子を購入したことにあると思います。 車椅子も、家専用にしていて、病院では病院の車椅子を使ってました。 車椅子に乗るほどじゃない時は、杖を使ってた。 杖も何本か購入してたんです。 これも外ではあまり使わなかったような気がする。 外用のものもあって、家用のも買って。 あの足に力…
屋上は男女ともに出入り出来、そこで談笑したり、ぼーっとしたり、いつも男女共に人がいる。 私は一応気を使い、下着類は見えない様、バスタオルの裏に干すとか、小物干しでぐるっとタオルを周りを囲んで干していた。 しかし中には堂々とショーツやブラジャーを見える場所に干している人もいて感心 するやら、見ているこちらが恥ずかしくなるやら。 「安井さーん、裏に干していると乾かないよ!」とまでアドバイスされた。 私は洗濯機で洗濯できるような素材の物しか来ていなかったが、前の記事に書いたように病院から出勤する人もいる。 utuutuyasuyasu.hatenablog.com また田村さんのように、クリーニング…
各フロアに一台ずつ(男子棟に一台、女子棟に一台)洗濯機があり、各自洗濯が出来るようになっていた。 中には家族に洗濯物を持ち帰って貰っている患者もいたが、自ら行っている人の方が多かった。 洗濯機を回せるのは、起床時間から消灯時間の間。洗濯機のところにホワイトボードがあり、使いたい人は名前を書いていく。一番に名前を書いた人から洗濯を始め、だいたい40分くらいでコースが終わるので、頃合いを見て次の人が行く形になっていた。 これについても小さな先着争いがあった。乾燥機はないので、皆屋上に干すのだが 遅い時間に洗濯してはその日のうちには乾かない。みな朝早い時間に洗濯するよう しのぎを削って(とはちょっと…
病室の床頭台には小さいセーフティーボックスがついていた。前の記事でも書いてきたがB病院は解放病棟で、主治医の許可さえあれば自由に外出・外泊出来たので、お金も必要なので手元においておく必要がある。各自セーフティーボックスで自己管理する事になっていた。 ただ、殆ど病院から出ない患者はお金を使う機会もないので、そもそも財布自体を所持していない人もいた。 榎さんも外出をする姿を見た事がないので、お金の必要はないと思うのだが、貴重品一切をビニール袋に入れて紐をつけ、首から下げていた。財布、キャッシュカード、保険証、印鑑、クレジットカード。榎さんの全財産と思しきものが詰め込まれていた。そしてそれをいつも首…
池野さんに「安井さん、湯船入ってる?」と聞かれた。「うん、毎回じゃないけど入ってるよ」と答えた。 「お勧めできないな。私は入ってないよ。それと足ふきマット気を付けて」と池野さんは言った。タオル等は各自用意する事になっていたが、唯一浴室から更衣室に移る場所に病院の足ふきマットが用意されていた。 「梅村さん、知ってるよね?」梅村さんは長く入院している比較的高齢の女性だ。 「私ね、この間梅村さんの後に入浴したのよ。それで体洗い終わって足ふきマット踏んだらね…」なんと、マットの下に大がべっとりついた下着が置かれていたという。下着は梅村さんの物だった。 それから、梅村さんに限らずだけれど、浴室の中で誰が…
渡辺さんは双極性障害1型で入退院を繰り返している人だ。躁状態の時には 毎日のお風呂をとても楽しみにし、「A浴室が一杯で、Bになっちゃったー」 (A浴室の方がB浴室より若干広いので人気があった)「朝一の枠が取れたわ!」 など、良くはしゃいで話していた。 しかし鬱に入ると一転して「全く」入浴しない、出来なくなるのだ。渡辺さんと同室の秋葉さんによると、食事の時間にふらふらと食堂に足を運ぶほかは、同室の人と言葉を交わす事すらせずひたすら寝ているのだと言う。「酷い時は一か月は入らないよ」と、秋葉さんは言っていた。「だからね、本当言うとちょっと臭いんだ」とも口にしていた。 看護師も衛生面から入浴やせめてタ…
今回はお風呂事情について。精神科は、内科や外科的疾患(手術や怪我、高血圧等)と違うので基本入浴に関する制限はなかった。 私が居た階の女子病棟のベッド数は約40。風呂は二か所にあった。ナースステーションに風呂申し込みの表がおいてあって、前日に自分の希望の浴室(片方の浴室の方が若干広かった)と時間を書き込む。時間は食事時間とその直前直後を除き、30分刻みで設定されていた。夕食が18:00~なので、最後の入浴は17:00~17:30であった。 ベッドが常に満床とは限らないが、毎日全員が入浴するには少し枠が足りなかった。 であるので、奇数部屋の人が優先的に書き込める日、偶数部屋の人が優先される日が 交…
病院なので、食事時間や門限はきっちり決められて患者はそれに沿って行動する事が求められる。 しかし例外があり、それは病院から通学・通勤している人だ。病院の朝食を待っていると遅刻してしまう場合もあるので、その人たちには簡単なパンと牛乳のような朝食が用意され、皆が朝食を取る時間には彼・彼女たちはもう出勤・登校していた。 学校はともかく会社勤めの人は帰りが遅いので、夕食が取り置かれ、帰り次第それを食堂で食べていた。 退院患者が出て、部屋の入れ替えが行われて同室になったのが蓮尾さんだった。蓮尾さんはもう数年間入院していて、ずっと病院から出勤を続けているとか。 彼女の勤め先は有名企業で、専門職としてバリバ…
患者の吉見さんは、ボブヘアの快活でお話好きな人だった。 良く食堂で患者仲間とけらけら笑い合っていた。打ち解けるようになって話を 聞くと、旦那さんと大学生の息子さんの3人暮らし。毎年9月くらいになると一か月くらい入院するのがお決まりだと言う。 病名はうつ病だそうだが、普段はボランティア、趣味、パートの仕事までしているというのでびっくりだ。私は散々ブログに書いてきたけれど、寝たきり状態で酷い時は 歯磨きや洗面、着替えすらできなかったのだから。 吉見さんの入院は恒例なので、その間はパートやボランティアもお休みにしているという。 「でも、パート先からどうしてもこの日は人が足りないって言われると行ってる…
病院食についてはちょっと不思議な噂があった。 特定の時期、特定の野菜ばかりが出されるのだ。それも一般的なもの、例えばトマトやきゅうりでなくて ししとう、ズッキーニ、スナップエンドウと言ったちょっと変わった野菜がである。 勿論調理法は毎回変えてあるが食材自体は一週間続けて出たり、朝 夕と出たりする。 「あれー、またスナップエンドウ来たか」と入院歴の長い類澤さんが言った。 「なんかねー、いやにスナップエンドウ続いてみたり、それがぱたっと終わったら ししとうばっかりだったりするのよね」 確かに、言われてみるとその通りだ。仇のように、ちょっと変わった野菜が続けて出て来て、ぱたっと止み、今度は違うちょっ…
刻みや減塩の他は同じメニューが並ぶ中、楽山さんだけは違う物が揃えられていた。 いわゆる高カロリー食品。例えばメイバランスのようなものだ。楽山さんはうつで 長く入院している。食べなくちゃと本人も思っているのだが、どうしても普通のご飯が喉を通らない。なので主治医から特別に高カロリー栄養食を出すよう指示が出ていたが それでもそれすらほんの少ししか口をつけていなかった。 食事時間には病室を出、楽山さんは名札の置いてある席に座る。メイバランスなどを前にずっとうつむいている。結局ほとんど食べられず、皆が食堂を去るのと同じタイミングでフラフラと病室へ帰って行く。 食べなくては命に関わるから、点滴など何らかの…
前回書いたように、病院食とは言え行事食は出る。お正月、ひなまつり、こどもの日、 七夕など。 utuutuyasuyasu.hatenablog.com とは言え、B病院はセレブ病院ではないので、病院食はプラスチックの容器に入っていて味もメニューもいわゆる「病院食」の域を出なかった。 最初に精神科の入院をしたA病院は、和食メインのAコースと洋食メインのBコースと 選択でき、そこそこ美味しかったのだがここでは一種類の食事しかなかった。 中には健康上の問題から刻み食や減塩食の提供はあったが、基本は同じメニューだった。 入院した時に栄養士からの食事のしおりを貰い、それには「B病院の好評メニュー」として…
前2回にわたって書いたのは普段の夜の風景。既に書いたが、病院の消灯時間は9時。そしてそれを皆きっちり守っていたが、唯一の例外が大晦日だった。 消灯は元旦の0時となる。年越しそばなどの夕飯を食べたあと、紅白歌合戦の時間にテレビの前に集まる。もちろん途中で寝てしまう人、部屋にずっといる人も多少はいるが、大体の患者は食堂に来る。そして紅白を見ながらお茶を飲んだり、お菓子をつまんだりしながらよもやま話をする。 「ゆく年くる年」が終わるとお互い「おめでとう」の挨拶を交わす、看護師さんが来て「おめでとうございます。今年も宜しくお願いします」が、新年の挨拶でもあり消灯の合図でもある。 皆そこで歯磨きなど終え…
広く暗い食堂の端と端に二人は居た。目黒さんはかならず窓際に座り 何もいわずずっと真っ暗な外を見つめていた。 森さんはその対角線上の場所が定位置だった。目黒さんとは対照的に、立ったり座ったり、少し歩いてみたり。その二人しか食堂にいないのに、言葉も交わさずお互いを見てすらいなかった。 二人とも寝られないのだろうか。睡眠導入剤は出して貰っていないのだろうか。 あまりにも夜ごとに見かけるので心配になったが、看護師や医師が患者の情報を 他者に漏らすはずもない。 私は不眠が酷かった時、夜が怖かった。今日は眠れるのか、眠る事に敏感に神経質になって「寝れない、寝れない」苦しんだ。 目黒さんや森さんは夜が怖くな…
本日退院です一ケ月以上の入院生活でした麻酔が効かない為仕切り直しで一旦退院させて頂きます退院が決まると今迄お世話になったお部屋を掃除してくれるNさんに挨拶さ…
病院の消灯は9時。トイレや廊下以外の電気は一切消され、以降は室内での 私語やスマホ操作等も禁止だ。時々看護師が見回りに来る。 私は不眠の時があり、その時は医師が指示してナースステーションに保管して ある頓服を飲むことになっていた。9時に消灯して2~3時間寝つけなかったらA薬。 それでも寝られなかったらB薬。午前3時以降は、それまで一睡もできていなくても 追加の薬は出ない事になっていた。 就寝前の睡眠導入剤、消灯時間以降の二種類の薬を飲んでなお眠れない事がたびたび あり、主治医に相談した。 患者の村越さんが「C薬飲んだらころっと寝れるわよ」と言っていたので「C薬を出して 下さい」とリクエストした…
B病院では男女で生活空間が完全に分かれているので、男性と会う機会はあまりなかった。作業療法か、もしくはまた別の機会に書こうと思うけれど皆が時間をつぶす屋上 くらいだ。 私は既婚者で、ボーイフレンドを作ろうなどと一片の関心もなかったが、女性患者の中には「婚活」に励んでいる人が二人はいた。 一人は間島さんといって、若く見えたけれど実はアラフォーだとか。間島さんは 自分から「私婚活しているのー」「結婚したい」と常々口にしていたが、滅多に外出もしないし作業療法にすら出ない。水木さんのターゲットは院内。看護師(例えば山内さん) utuutuyasuyasu.hatenablog.com だったり、出入り…
次は看護師さんの話。看護師さんは病棟と外来で全く分かれているので、初対面の看護師さんばかりだった。医師とは基本的に週一回診察で会うだけなので彼女(彼)たちが一番身近な存在だった。しかし皆優しく明るくて、親切な人ばかりだった。私はどれだけ励まされ助けられた事か。 入院患者は大体において自分の身の回りの事(着替えや入浴)は出来ていたし、病気の性質上点滴を替えたり包帯交換等はない。しかし、時に理不尽なトラブルを起こす患者をなだめたり諭したりしながら夜勤をこなす彼女たちを私は尊敬していた。 入院生活が長くなるにつれ、仲良くなって雑談や軽口も叩くようになっていった。 しかし、看護師さんたちは引くべき線は…
一つ目の話。入院して間もない人(仮に平田さんとする)が浜谷さんの生きがいを知らず、昼の時間帯にワイドショーだったか、別の番組にチャンネルを合わせていた。 昼食後、浜谷さんは一旦自室に戻り、12:45に間に合うように現れる。連続テレビ小説が始まるまでは誰が何を見ていようと浜谷さんは文句を言わない。で、暗黙の了解で時間になると皆チャンネル権を浜谷さんに渡す。 浜谷さんは、てっきり平田さんが45分になればNHKに変えると思っていたようだ。そんな浜谷さんルールをしらない平田さんはワイドショーを見続けた。浜谷さんに取って、連続テレビ小説を見逃すなどあってはならない事なのだ。烈火のごとく怒る… ではなく慌…
B病院は個室を除いて病室にテレビはなかった。食堂と談話室に一台ずつあったが、 食事時間は食堂のテレビは消すことになっていた。また、テレビは一台なので 見たい番組は患者それぞれで当然違って来るのだが、入院歴の長い人、声の大きい人の意見が通るように自然となっていた。 ただ、マニアックな番組より例えばNHKニュース、甲子園の時期なら甲子園などメジャーな番組が優先される傾向はあった。 しかし、絶対不可侵の番組が一つあって、それは浜谷(仮名)さんの見るNHK連続テレビ小説だ。浜谷さんはかなり年配で、入院歴の長い古株だった。作業療法にも参加せず、外出もしない浜谷さんの、ライフワークともいうべきものが「連続…
双木看護師は怪訝そうに「相談室には、安井さんに言われたその日に連絡しましたけど。まだ返事ないですか?今日もう一度連絡入れますね」と答えた。 その日のうちに相談室より連絡が来、明日午後二時に来てくださいとの事だった。 看護師に相談室の場所を教えて貰い翌日訪ねた。二階の目立たない所にそれはあった。 私を担当したのは牛口さんだった。挨拶を交わした後、私が十日以上前に予約のお願いをしたのですけれど、と口にすると「ああ、そうですか」とあっさりとかわされてしまった。気を取り直して、1自分が困っている事 2調べた範囲で使えそうな制度3他にも制度や支援体制があるか 4申請の仕方 などについて尋ねた。 牛口さん…
B病院は精神科単科病院だけあって、精神保健福祉士が複数名いた。 私はB病院に入るまで精神保健福祉士の存在を知らなかった。 保健所にも配属されているそうだが、「精神保健福祉士です」と名乗った 人と接した記憶はない。今までブログに書いてきたように、保健所には 何度も駆け込んでいるのだけれど… Wikipediaによれば、 ー------------------------------- 精神保健福祉士(せいしんほけんふくしし、Mental Health Social Worker)は、精神保健福祉士法で位置づけられた、精神障害者に対する相談援助などの業務に携わる人の国家資格である。MHSWと略称さ…
お酒を併用してはいけない向精神薬は多い。処方薬局で貰う説明書にも良く「アルコールを摂取してはいけません」と書いてある。 しかし、お酒を好きな人はどんな注意書きがあろうとも我慢が出来ないようだ。 B病院は、物の持ち込みには寛容だと書いた。 utuutuyasuyasu.hatenablog.com 食べ物に関しても、共用の冷蔵庫があり、飲み物や嗜好品を入れておける。冷蔵庫の必要がない菓子・スナック類は自室に持ち込んで食べていても大丈夫だった。 しかしアルコールのみは例外で、冷蔵庫にビールを冷やしておくことなど出来なかったし。部屋に持ち込みも禁止だった。 しかし、丹川(仮名)さんは、お酒なしではい…
作業療法に参加するメンバーはだいたい決まっていた。興味のないプログラムは 無理に参加しないので習字はA、B、C、Dさん、カラオケならA、B、E、F、Gさんが常連といった具合だ。 私に取っては、上手に字が書けると嬉しいなとか、素敵な塗り絵が出来ると 枕元に貼ったりとちょっとした気分転換で、それ以上でも以下でもなかったように 思う。 しかし前書いたお買い物レクのように、作業療法が生活していく上のスキル を身につける、切実な手法になることもある。 プログラムが折り紙の時、看護師に付き添われてきた女性がいた。看護師はその人 のケアを細かく作業療法士に言い置いて去って行った。折り紙は、自分で好きな 物を…
治療の写真が出たりするのでスルーして頂いて大丈夫です🙇♂️本日は右肩の拘縮が治らないので受動術を行います昨日リハビリの先生にも立ち会いをお願いしていたので…
その他にも、作業療法では小さな摩擦は日常茶飯事だった。カラオケのプログラムで マイクを離さない(これは実生活にもいる(笑))、映画プログラムで多数決で決めるのに、自分の我を通して譲らない。 トランプやゲーム、スポーツ(風船バレー)など対戦するもので勝敗に異様にこだわる。 作業療法士の先生は慣れたもので、指摘すべき所、注意すべき所はきっぱり言っていた。しかし、患者もさる者で、自分のやりたい事を通す為に先生のいう事は馬耳東風。 患者同士で口論になる事もあった。 ある時、作業療法室や廊下に「お買い物レク」のお知らせが貼られた。 内容を読むと、Rスーパー(仮名)に○月✕日に買い物に、作業療法士と看護師…
精神科で入院している患者が治療の為に通うのが作業療法室なので、 大小色々なトラブルは常に起きていた。 天川(仮名)さんは、手芸が好きなようで手芸がプログラムの日には必ず参加していた。 その日作る物は、一応作業療法士より提示される。簡単なフェルト細工だったり、編み物だったり、ビーズ細工だったり。作る物は数種提案されるので、皆で一斉に同じ物を作らなくてはいけない訳でもないし、スピードもそれぞれで良かった。一回で仕上げる人もいれば、休む日を挟んで何回もかけてゆっくり仕上げても良かった。 ただ、針やはさみ、編み棒などは作業療法士の居る場でのみ使用可だったので、 途中の物を持ち帰って自室で続きをすること…
「作業療法1」でお習字がある事を書いた。 utuutuyasuyasu.hatenablog.com 私は元々学校での習字の時間は大嫌いで、悪筆なのだが「作業療法は出来不出来を 評価する場所ではありませんよ」「墨を摺って習字をするのは気持ちが落ち着きますよ」と作業療法士の先生に薦められ、習字に行き始めた。 習字の先生は、なかなか有名な方らしく、全くのボランティアで作業療法に協力 されているとの事。 自分が書きたい字、例えば「七夕」「海」を練習してみたいと言えば、そのお手本を 書いて下さり各自練習する。前項で書いたように、作業療法自体は一時間半取ってあるが、一枚だけ書いて(または書ききらなくても…
入院して少し経つと、主治医から「作業療法をしてみませんか」と提案があった。 作業療法とは何か。 ー----------------------------------- 作業療法は、人々の健康と幸福を促進するために、医療、保健、福祉、教育、職業などの領域で行われる、作業に焦点を当てた治療、指導、援助である。作業とは、対象となる人々にとって目的や価値を持つ生活行為を指す。(一般社団法人 日本作業療法士協会 HPより) ー--------------------------------- と言われても抽象的で分かりづらい。 ー----------------------------------- …
B病院では危険物(刃物、紐類)の持ち込みは禁止されていたが、貴重品は その限りではなかった。外出や外泊も出来るので、お財布を手元に置いている 人は多かった。床頭台にセーフティーボックスもついていた。 とは言え、「お財布やキャッシュカード以外の貴重品の持ち込みは安全上ご遠慮 下さい」と入院の際に説明を受けていた。例えば実印や銀行印、通帳と言った物を 持ち込んでいる人は見かけなかった。 しかし、患者の一人近田(仮名)さんはいつも巾着袋を持ち歩き、その中に 沢山宝飾品を詰め込んでいるのだった。 近田さんは、田村さん utuutuyasuyasu.hatenablog.com とは違い、日中はTシャツ…
入院生活とは言え、生活にメリハリをつける為、医師からは朝起きたら 着替えて、寝る前に寝巻を着るように言われた。 これは以前A病院に居た時も同様だった。 utuutuyasuyasu.hatenablog.com 他の入院患者も、同じように生活リズムを整える着替えの指示を受けていたようだ。 若干名、日夜問わず寝巻で過ごしていた人もいたが。 着替えると言っても、殆どは病棟内で過ごすのだし、時々横になったりもする。 洗濯もしなくてはならない(病棟内に共用の洗濯機や干場があった)。 私を含め、皆動きやすく洗濯しやすいルームウェアやジャージのような物を 来ていた。ちなみに、履物はスリッパだ。 そのゆるゆ…
無事手術も終わり翌日朝から麻酔科の先生が見えて喉の痛み確認しにきました痛みがあり水分摂取はしばらく我慢して下さいとの事喉の痛みは、ありますが時間が経てば治って…
Grazie🌺 身近に患者同士が交流し、いろんな思いを分かち合える場所が存在すれば、それは患者にとって、とても心強い存在となる。更に、保健所が、一緒にヨガに取り組む場所を提供すれば、日々、患者に、精神的・身体的効果を与えてくれるだろう。このような活動が、さらに多くの場所に広がってゆきますように。。。乳がん、Latina県Goretti市、乳房医学の統合治療にヨガを取り入れる乳腺科のリッチ院長:「当院で手術を受けた...
12月のお話。 入院中、お隣さんから「パウチ」というワードが聞こえてきたみたいで、仲間😄とメールが来ました。 病院にいると、ストーマ外来みたいなものもあるから、意外と仲間が多いと知れる。 ちょっとした疑問も答えてくれるし、相談しやすかったり。 私は結局外来の方とはお話したことはないですが、母のところには専門の方も来てくださってたみたいなので、心強かったんじゃないかな。 そういう方が、何人かいるとこちらも頼もしく感じますし、基本母が何でも出来る人だったから、私がパウチ関係で手伝うことはなかったんですが、きっと家族として変えるときに疑問があれば相談乗ってくれてたんじゃないかなと思います。 (ads…
飼い主が入院することになったら まとめ②(2022/06/03)
『飼い主が入院することになったら まとめ①』入院1日目『飼い主入院しました』痛い痛い関節造影検査を乗り越えて、『のたうち回るほど痛い肩関節造影検査(2022/…
入院患者の夜は長く、朝は早い『長い夜 (2022/05/26)』患者としての病院の夜は長い『飼い主が10日間入院したら(2022/05/25)』昨日は、応援し…
*天然痘に似た症状「サル痘」、イギリス アメリカなど患者相次ぐ。
海外で天然痘に似た「サル痘」の患者が相次いで報告されているそうです。 主に海外旅行帰りの方がかかっているようですから、 日本にも旅行者から持ち込まれないといいのですが。。。(>_
今回は心臓の病気として多くの人が患う「狭心症」について説明いたします。 私は10年以上循環器専門医として診療を行なっています。 資格としては、 「循環器専門医」:心臓全般の専門的知識を有する医師 「心血管インターベンション治療学会専門医」:
思えば私の商売は、哀しい商売かもしれません。 悩むから、その悩みが拡大するんですよ。なので、悩まないのが一番なんですよ。 私は常々、そう言っているのです。 で…
これは正確に書けば、罵詈雑言、放送禁止用語や差別用語満載になる出来事である。 私が待合室に座っていると、二列ほど前の席に男性がすっと座った。 初めは気にも留めていなかったのだが男性はぎろっと周りを見回すと、 大声で口汚く罵り、悪態をつき始めた。大きな身振り手振りまでついている。ここには具体的な内容を書くのを憚られるほどだ。 診察室内で大声を出す人は見かけた事があるけれど、 utuutuyasuyasu.hatenablog.com 待合室で怒鳴り散らす人は初めてだった。 その人はまだ若く、大柄で強面だった。サングラスをかけているので視線が分からないのがまた怖い。 「○○でよう!まったく!✕✕っ…
A病院での印象に残る患者については「患者図鑑」で触れたが、精神科単科病院のB病院の方が記憶に残る 患者が多かった。一番インパクトが強かったのは入院患者だが、ここでは通院患者について。通い始めると、外国人の風貌の人を何人か見かけるのに気づいた。アジア系であったり、白人であったり。 精神科単科なので、来ている患者は全員精神科受診だ。 どう言う経緯で日本に来ているのか、どのような病気なのかは全く分からない。 ただ、もし自分が外国住みで精神疾患を患っていたらとても辛いだろうと想像した。 そもそも外国に住んでいる事自体が疾患の原因になっているのかもしれない。文化や習慣の違い。孤独。 そして精神科の診断は…
川端さんの不満は、栃木医師があまりにクールすぎることだった。 utuutuyasuyasu.hatenablog.com 入院した際に私も栃木医師を見かけたが、竹のような、固く細い印象の 女医だった。 川端さんがいかに自分が苦しくて、辛いか訴えても表情を変えない。 いつも淡々としているのが、何だかもどかしいと言っていた。川端さんは栃木医師にもっと喜怒哀楽を表現して欲しかったのだ。 しかし、しっかりと話を聞いてくれ説明も十分だし、病気も快方に向かっているとも話していた。 栃木医師の個性なのかもしれないし、致し方ない面もあるのだろう。 クールな栃木医師に大して、アツイなぁと思ったのが、やはりB病院…
仕事場の外来は、ウイルス&細菌疾患が流行らない時は比較的ノンビリほのぼのとやっとります。しかし、月に何回かは「今日は、どうしちゃったの?!」と思うほど超~忙しい日があります。よりによって月に何回も無い超レアな、超忙しい日に来てしまった常連患者のせっかちさん達は、待てません(;^ω^)以下 ( )内は私の心の声😜せ・「まだか?!」私・(まだです。)せ・「今日はなんでこんなに混んでいるんだ?!」私・(知らんがな。。。)...
二谷医師でこりごりし、保健所に相談してかかったのが三井医師のクリニックである。ここは自宅から徒歩15分くらいのところにある。 というか、近辺でメンタルクリニックはここしかなかった。 ここで精神科医二人目、と書いたが綿密に、正確に考えると三人目である。 「発病まで」の所に記した 大学時代に学生センターでカウンセリングを行っていたのは精神科医だった。 仮に四津医師とする。 前項で二谷医師への非難を記したが、四津医師もまたとんでもない医師だった。 週何回かで学生センターに来ていたが、普段は病院で診療に当たっていると言っていた。 私は就活がうまく行かない、家庭の事情がと泣き言を言ったり相談をしにいき …
私がこのブログを書こうと思った理由はいくつかあって、今までの忘備録 日記がわりと、あと精神科に長年通いかつ入院も複数回して いろんな人にあった事を書き留めたかったからだ。 もちろん実名は出さないし、設定を少し変えている場合もある。 こんな人もいるんだ、病気を抱えて生きているんだと伝えたい。 三井医師のクリニックは通院なので、それほど協力に印象に残る患者は いなかった。(やはり入院の時に会った患者さんはインパクトがある) しかし、一人だけ今でも思い出すような患者さんがいた。 年配の女性のようであったが、カーテンの向こうなので姿は全く見えない。 認知症のテストなのか、看護師があれこれ聞いている。 …
入院譚に入る前に、A病院外来で見た印象深い患者さんについて。 そのご婦人は、待合室に配偶者と思しき男性と座っていた。 酷くイライラしている様子が傍からも伝わって来た。夫らしき人は あれこれと世話をしようと気を使っているのだが、彼女は忌々し気に手を 払いのけ、舌打ちをしていた。 名前が呼ばれたようで、連れだって診察室に入っていた。五藤先生の 診察室だった。 ほどなくして診察室からどなり声が聞こえた。女性患者によるものだ。 「あんたね!私医者なんか信用してないんだからね!本当に馬鹿なんだから。 あんたたち最低よ!!」どうも五藤先生に向かって怒りまくっているのである。 様子をうかがうに、この女性患者…
A病院の待合で印象に残った患者さんの続き。 五藤先生の診療曜日は決まっており、予め予約をいれている。 予約のサイクルが合ったのか、良く待合室で顔を合わせる女性がいた。 彫が深い顔立ちで綺麗な方なのだが、いつも厳しいしかめつらを していた。 例えればちょうど小指を角にぶつけて「痛っ」という瞬間の顔だ。 なかなかその瞬間の(不快MAXの)表情をそのまま保つのは大変で 疲れると思うのだが、彼女はその表情を保って全く崩れず、かつ別の 表情を見せた事がなかった。 口元は今にも文句を吐きそうに半開きになっていて、これもその形で 固定されていた。 待ち時間は本を読んだりスマホをいじる人も多いのだが、 彼女は…
誰にでも話しかける患者さんは他科でも見かけたことがあるので、 今回の事例は精神科に特有なことではないかもしれない。 前項で書いたように、受診サイクルが一緒になると同じ患者さんと 待合室で居合わせる事が出てくる。 その人はおじいさんと言っていい年頃の人で、いつもくしゃくしゃの 帽子をかぶった痩せた人だった。 そのおじいさんは待っている女性(必ず女性。なのでナンパと書いた) にランダムに話しかける。でも話しかけるといっても、全く一方的な、おじいさん自身の個人的な内容を支離滅裂に、身振り手振り交えて甲高い声でまくしたてるだけなのである。近所の様子、日々の不満、自分の信条、自分の過去、そう言った内容で…
母が行くことにした総合病院は、祖父もお世話になってた病院で、私も幼少期から行ってる近所の場所。 車に乗れない母にとって、歩いてでも行ける距離にある総合病院は慣れ親しんだ場所でもあり、行きやすかったりする。 この日も、2人で自転車で行った。 (私も乗れないので💦) まず、診察。 「癌」と言葉で聞いたのは、この日が初めて。 初日は手術に向けての様々な術前検査をすることに。 採血・CTなど、たくさん受けてました。 数は多いけど、どれもが10分〜15分くらいで終わったので、思ってより早かったです。 肺活量の検査もしてて、ドア越しに看護師さんの「がんばって!」「もっと出来る!!」っていう熱い声援が聞こえ…
専門家と口コミから生まれた寝すぎた腰の痛みに効く高反発マットレス
寝すぎたことによる腰の痛みには高反発マットレスがとても有効で便利です。しかし、世に溢れたマットレスの中から、どれを選んだらよいか迷うことが多々ありますよね。だったら専門家に作ってもらいましょう!そこで今回は、専門家と腰痛患者の口コミから生まれた高反発マットレス「ドクタータフィ・プレミアム」をご紹介していきます。