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しらねのぞるばの暴言ブログ https://shiranenozorba.com/

糖尿病一歩手前の状態と気づいたのをきっかけに,糖尿病そのものを研究することにしました.調べたこと・考えたことを独自の視点で整理しています.

しらねのぞるば
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2019/03/10

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  • どないやねん,イメグリミン

    「知らんけど」や「なんでやねん」は,全国共通大阪弁として普及しておりw,大阪人としては 喜ばしいことです. (C) ACworks さん これに対して 「どないやねん」の方は,いまひとつ勢いがありません. (C) ACworks さん こう

  • [別館記事更新] タニシ

    戻ってきました. 実家滞在中は 近所のコメ農家の手伝いもしてきました. タニシの被害がひどかったからです. ご興味のある方はご覧ください.

  • 先生,指示された通りの食事をしたのですが

    前回記事に書いた通り,日本糖尿病学会は 専門医向けには:『短期間であれば 糖質制限食は血糖コントロールに有効である』 と解説する一方で, 患者向けには:『糖質制限食はお勧めできません』 と正反対のことを言っています. では,両者の間で板挟み

  • [別館記事更新] 田んぼの様子を見に行く

    そろそろ台風シーズンですが,豪雨の中 しかも夜間に 「田んぼの様子を見に行く」と言って 外出した高齢者が行方不明になった というニュースが よく報道されます. こんな報道のしかたでは,わざわざもっとも危険な時間帯に どうしてそんな馬鹿なこと

  • 出ませんね

    日本糖尿病学会が4月に発行した『糖尿病診療ガイドライン 2024』には こう書かれています. 【A】2型糖尿病の血糖値コントロールのために,6~12ヶ月の短期間であれば炭水化物制限は有効である. (C) 日本糖尿病学会 しかしながら 同じく

  • [別館記事更新] 日本の自然風景?

    突然だった 兄の死,そしてその後の葬儀や遺品整理やらで,最近は 何度も自宅と実家を往復しています. ただ その往復の車窓から見る 水田風景,そして 実家の周りにも広がる 里山と水田,この風景はあわただしい日常に潤いを与えてくれます. ご興味

  • 食後の眠気・疲労感

    実家からの帰途,新幹線を降りて駅近の書店をのぞいたら,北里大学病院の山田悟先生の近著が平積みで売られていました. (C) サンマルク出版 発売は3月だったようですが,私が買ったものは 第5刷ですから,よく売れているのでしょう(本日時点のAm

  • [別館記事更新] 長年の謎4

    舞い戻りました. といっても 芝刈りとしばしの休息を終えたら 再び実家に向かいます. 急死した兄の初盆が近づいており,田舎では法要,墓参りなどは 都会では考えられない規模で行うことになるからです. 実家と自宅との往復が続き,車中で つらつら

  • 西へ

    週明けには 再び 故郷の空き家で遺品整理を行うべく,関西に行って参ります. ブログは本館・別館とも しばらくお休みさせていただきます. 誰も住んでいない家,しかし 子供の頃から育ってきたこの家で,黙々と整理をしていると 何気ないものにふと昔

  • 最近のイメグリミン

    今回の第67回日本糖尿病学会では,会長特別企画の『糖尿病とともに生活する人々の声をきく』参加を最優先したため,シンポジウムや症例報告(口演,ポスター)は ほとんど参加できませんでした. とはいえ,以前から注目しているイメグリミンには興味があ

  • [別館記事更新] チョコDX

    こんな複雑な仕事は 人間でなければできない. しかも 単に複雑というだけでなく,専門知識も必要だし,一つ間違えば人命にかかわる医療業務だ.だから私のこの仕事は コンピュータにはできっこない そう思っていませんか? しかし,最近のAIの登場に

  • [別館記事更新] 長年の謎3

    日本全国には,発見されたものだけでも 約16万基の古墳があります. これは全国のコンビニの3倍近い数です. 古墳を訪れてみればわかりますが,どの古墳も 多大の労力と時間をかけて築造されたことがわかります. ...なのですが,どうにも腑におち

  • 日本人の膵臓は弱々しい

    日本糖尿病学会の年次学術集会で同時開催される教育講演とは,糖尿病専門医(あるいは専門医をめざす医師)を対象に,明日からすぐに役立つ 糖尿病の臨床知識を基礎から体系的に丁寧に解説してくれるものです. 今回も 20本の教育講演が行われており,6

  • [別館記事更新] 長年の謎2

    奈良での鉄道移動は,圧倒的に近鉄が便利です. しかし,観光目的ならそうとも限りません.さらに 古墳巡りが目当てとなれば,もう絶対にJR線が便利です. ご興味のある方はご覧ください.

  • 鍔迫り合い(つばぜりあい)

    日本糖尿病学会は,『糖尿病診療ガイドライン 2019』に続いて,その改訂版である『糖尿病診療ガイドライン 2024(以下 GL-2024)』を発行しました. GL-2024は,書籍として購入すると 4,950円ですが,太っ腹なことに 現時点

  • [別館記事更新] 長年の謎

    若い頃に ふと浮かんだ疑問を いつまで経っても解明できない,そういうことはありませんか? ご興味のある方はご覧ください.

  • 『糖尿病は自堕落な生活習慣の結果だ』

    【この記事は 第67回 日本糖尿病学会年次学術集会を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】 患者の生の声を聞きました 5月に行われた 第67

  • 第67回 日本糖尿病学会 総括

    第67回 日本糖尿病学会 年次学術集会は 5/17-19の会場開催(於: 東洋国際フォーラム他)が終了し,現在は WEB配信のみとなっています.参加登録済みの人は,ID/PWを入力すれば視聴できます. しばらく様子を見ていましたが,当初のア

  • 糖尿病学会 3日目 朗報

    3日間にわたり 患者の声を直接聞くというこの企画に; 糖尿病とともに生活する人々の声をきく 1. 何が、私たちをそれほどまでに悩ませるのか?(5/17) 2. 社会・生活の中で当事者が感じている課題とは?(5/18) 3. 私たちが願う新し

  • 糖尿病学会 2日目 感動

    本日午前も,この新企画に参加してきました. 糖尿病とともに生活する人々の声をきく 社会・生活の中で当事者が感じている課題とは? まだ読み書きも教わっていないうちから インスリン注射を始め,周囲の心ない言葉や偏見に傷つき 挫折しそうになり

  • 糖尿病学会 1日目 有意義でした

    非常に有意義な一日でした. 特に会長特別企画2の; 糖尿病とともに生活する人々の声をきく 何が、私たちをそれほどまでに悩ませるのか? はすばらしいものでした.『内容は非公開』というルールですので,ここでは述べませんが, Nothing Ab

  • 明日から 第67回 日本糖尿病学会

    明日から東京で開催される第67回 日本糖尿病学会 年次学術集会を野次馬見物してきます.会場で 左利きの アヤシイ爺さんを見かけても そっとしておいてあげてください. で,この3日間のプログラムを 朝から つらつら眺めているのですが,今大会は

  • [別館記事更新] 謎のサブスク

    加入する時は クリック一発で利用開始できる サブスクサービスも,いざ契約解除しようとすると,特に本人ではなく 故人の遺族が解除しようとすると実に面倒です.さらに 私は兄の遺族ではあっても,相続人ではないので,さらにややこしいです. ご興味の

  • クリニックでは_どんな栄養指導を? 2024年版

    3年前の記事ですが, 『日本糖尿病学会は 2019年に診療ガイドラインを改訂して,糖尿病の食事療法は 患者ひとひりひとりごとに個別化すべきだ,という方針を打ち出した. 果たしてこの新方針は,一般クリニックでの栄養指導・食事指導に反映されてい

  • [別館記事更新] 中国不動産バブル

    久しぶりに 読書と文献三昧しております. ご興味のある方はご覧ください.

  • 【速報】糖尿病診療ガイドライン 2024発行

    事前アナウンスでは「2024年秋頃」とされていましたが,『糖尿病診療ガイドライン 2024』が 5/23に発売されるようです. 糖尿病診療ガイドラインは 前回の発行が2019年でしたから,5年ぶりの改訂となります.前回打ち出した『糖尿病の食

  • [別館記事更新] 地球温暖化? 芝刈り開始が年々早くなる

    我が家の屋根には太陽電池が載っています.しかしそれだけでは役にたたないことも多いので,十分な容量の蓄電池も設置しています. だからといって,ぞるばが「地球温暖化を憂える環境保護意識高い系」なのではありません. ご興味のある方はご覧ください.

  • 第67回日本糖尿病学会の抄録より

    5/17から開催される 第67回日本糖尿病学会 年次学術集会の 講演・発表 抄録が閲覧可能になっています. ただし 閲覧できるのは参加登録を済ませた人のみです. 前回記事でも述べた通り,今学会は 糖尿病基礎研究にかかるシンポジウムが多数行わ

  • [別館記事更新]食後血糖値がライフスタイルの違いで

    先月までは,炭水化物だらけの外食を食べつつ,しかし 一日中体を動かしていました. しかし自宅に戻った今は,静養のため 普段通りの生活ですが さすがに運動する気力はありません. で,食後の血糖値はどうなったのでしょうか? ご興味のある方はご覧

  • 糖の流れ

    「糖のながれ」という言葉を日本で最初に使ったのは 河盛隆造先生でした. 食後にはブドウ糖は門脈に流入し,分泌されたインスリンも門脈に流入する. 肝糖放出率は直ちに抑制され,同時に何より重要なことは肝がブドウ糖を取り込む,肝を通り抜けたブドウ

  • [別館記事更新] パーキンソン病の前兆?

    悪夢はパーキンソン病の前兆なのかもしれません. ご興味のある方はご覧ください.

  • 理事長の意図

    日本糖尿病学会など医学系の学会は,毎年1回 「学術集会」を開催します.学会の 報告事項や次年度計画などを決議する(=総会)だけでなく,糖尿病医学に関する討議や報告もこの学術集会で行われます. よく医師が『学会で報告した』と話すのはこの集会の

  • [別館記事更新] 外泊続きで生活習慣は崩壊

    またもや田舎暮らしが続きました. 2年前の山奥暮らしほどではないのですが,それでも田舎町の暮らし方は 都会とはまるで異なります. ご興味のある方はご覧ください.

  • 第67回 日本糖尿病学会

    第67回 日本糖尿病学会 年次学術集会が 5月17-19日に開催されます. 今回はかなり迷いましたが,会場が東京の国際フォーラム(及び その周辺)と近場なので,やはり参加することにしました. (C) 日本糖尿病学会 今回の目玉企画は 何とい

  • [別館記事更新] 戻ってきました

    急死した兄の四十九日法要・納骨も終え,直ちに行わなければならない 社会保険・年金・税金関係の公的届出 も一段落したので,一旦引き上げてきました. (C) SATOSHINPI さん あわただしい2ヶ月でした. もっともここから先が地道に長い

  • 健康食スタートブック どうでしょう

    本年3月25日に,日本糖尿病学会は 従来の『糖尿病食事療法のための食品交換表』に代わる 新しい食事療法ガイドとして「健康食スタートブック」を発表しました. 誰に向けて公開されたものなのか この小冊子は,日本糖尿病学会のHP から,「一般の方

  • 第27回日本病態栄養学会_感想[2完]

    郷里で兄が急死したため,中断していた感想記事の続きです. 今度はいつ投稿できるのかわからないので,まとめて記載します. 第27回日本病態栄養学会 年次学術集会は,1/26-28の京都国際会館での現地開催,そして 2/6-26のWEB視聴と,

  • [別館記事更新] 遺品整理

    亡くなった兄が住んでいた郷里の実家で遺品整理を進めていましたが,一旦 休養のため引き揚げてきました.突然これをやることになったので,いやもう 大変です.

  • パーキンソン病の突然死

    『嘘だろー!!』 兄が急死との知らせを聞いた時に 思わず出た言葉です.兄は長年パーキンソン病を患っていました. 発症直後は歩行が極端に遅くなり本人も苦しんていましたが.その後 主治医の慎重な投薬管理が功を奏して,現在では 病状は軽~中度(ヤ

  • ブログ休載

    パーキンソン病で闘病していた兄が亡くなりました. しばらくブログは休載いたします.

  • [別館記事更新] かまめしー!

    子供の頃は,でっかい釜で炊きあげたご飯を食べていました. あのおいしさは,最新のIH炊飯器でも やはり再現できません. 行きつけの温泉宿で出してくれたミニ釜めしを見て『これだっ!』と思いました. ご興味のある方はご覧ください.

  • 糖尿病の精密数理モデル[10完]

    数理モデルの将来 なんだか突拍子もないSFかと思うような話が続きましたね.たしかに医学の分野で 数理計算モデルをここまで突き詰めてみた例は 過去に見当たりません. しかし,ものすごく複雑・大規模な事象を,実際に コンピュータで徹底的にシミュ

  • [別館記事更新] サイエンス・フィクション

    サイエンス・フィクション=いわゆるSF小説は面白いですね. しかし,この Science Fictions は違います.科学の虚構,すなわち科学にみせかけた詐欺なのです. ご興味のある方はご覧ください.

  • 糖尿病の精密数理モデル[9]

    数理モデルの限界 グローバル監査法人PWC社が開発した 糖尿病発症予測プログラムBodylogicalは,その名の通り,人体(Body)全体をシミュレーションする とてつもなく膨大なモデルです. 現代医学では.患者個人をどれほど詳細に検査し

  • [別館記事更新] 時々アクセスが殺到する過去記事

    現役時代に職場のITシステムも担当していた頃の習い性で,ブログのアクセスログに何か変化がないかは毎日 チラ見します.時々 特定の過去記事がピョコンとアクセス上位に出てきて驚かされることがあります. ご興味のある方はご覧ください.

  • 糖尿病の精密数理モデル[8]

    PWCモデルを日本人に適用 このシリーズの そもそもの発端は,ケアネットのこの記事でした. 京都医療センター(旧 国立 京都病院)の坂根先生のグループの発表です. この論文の概要については,日経メディカルのインタビュー記事で 坂根先生 ご自

  • [別館記事更新] ここでも糖質制限に

    足を骨折してベッドに寝ている人に向かって 健康な人は 平均1日1時間は外で運動している. あなたもベッドでゴロゴロしていないで,きちんと運動しなさい! という外科医はいないでしょう.療養中の人と健常人とを同じという馬鹿な医師はいません. (

  • 糖尿病の精密数理モデル[7]

    さて,いよいよこのPWC論文の目玉である,『シミュレーションにより糖尿病発症を予測する』の部分です. Sarkar 2018 個人別プレディクション(=Prediction;予測) 前回までの結果で,監査法人PWC社が開発したプログラム(以

  • [別館記事更新] 『生活習慣病』は いつ誰が作ったのか?

    2型糖尿病は『生活習慣病』とされています.つまり 本人の生活習慣が原因であり,本人に責任があるという考えです.この言葉は いつ頃に できたのでしょうか? ご興味のある方はご覧ください.

  • 糖尿病の精密数理モデル[6]

    監査法人PWC社が個人ごとの糖尿病発症予測プログラム(以下 PWCモデル)を開発しました. それは人体の代謝にかかわる あらゆる要素を可能な限り盛り込んだ数式の集合です.ただし,それだけでは具体的な数値が出てきません. そのためには 糖尿病

  • [別館記事更新] フラダンス

    健康長寿の秘訣は? という問いには『ヘルシーな食事と 運動』などという答えが多いですよね. しかし,それだけではないと思います. 「明日が来るのが待ち遠しい.あれもやりたい,これもやりたい」という『夢』を持てることが一番大事なのではないでし

  • 糖尿病の精密数理モデル[5]

    しばらく京都に行っておりましたので,間があいてしまいました. ここまでのサマリーです 国立京都病院の坂根先生が,『食事療法には,低脂質食に向いている人と 低糖質食に向いている人とがあり,個人ごとに相性がある』と発表しました. どうやってその

  • [別館記事更新] HbA1c万能主義の弊害[続]

    『血圧の高い患者が来たら降圧剤を出す. LDLの高い患者が来たらスタチンを出す.糖尿病患者が来たらHbA1cだけを見て 高ければ投薬強化する』 こういう医師は結構います.専門医ならともかく,あれもこれも診なければいけない一般内科医の場合は,

  • さすがは 京都

    京都国際会館で開催されていた 第27回日本病態栄養学会 年次学術集会に参加して京都から戻って参りました. 国際会館から見るこの景色は お気に入りです. いかにも北山の落ち着いた風景です. 学会からホテルに戻る途中,錦市場ものぞいてみ

  • 第27回 日本病態栄養学会 年次学術集会

    『糖尿病の精密数理モデル』シリーズの途中ですが,明日から京都国際会館で開催される第27回 日本病態栄養学会 年次学術集会に野次馬参加してきますので,しばらく本館・別館ともブログは休載いたします. 会場で私をみかけても 石を投げないようお願い

  • [別館記事更新] あらま,こんなところでも?

    大昔のCOBOL,FORTRAN,そしてパソコンでは(当時はマイコンと呼ばれてましたが) BASIC,PASCAL,Cなどと,これまで 実に多くのプログラミング言語が登場してきました. これらの言語を使ってきた ぞるばからみると,今は 本当

  • 糖尿病の精密数理モデル[4]

    糖尿病の発症を 個人ごとに予測するコンピュータシミュレーションプログラムを PWC(プライスウォーターハウスクーパース監査法人)が発表しました. これまで この種の研究は 多数ありましたが,どれも実用化の声を聞かないことからわかるように,モ

  • [別館記事更新] 3つの仮説-3

    私の学生時代には,口角泡を飛ばして やたら青臭い哲学論議が流行っていました.ヘーゲル,カントなどの哲学書を読んでいない奴はインテリではない,一段 程度の低い人間であるとみなす風潮があったのです. 私はそういう議論には辟易して逃げ回っていまし

  • 糖尿病の精密数理モデル[3]

    グローバル監査法人であるPWC(PriceWaterhouseCoopers LLP)が 発表した『2型糖尿病の発症をコンピュータで予測する』文献の内容です. Sarkar 2018 この予測プログラムは膨大なシミュレーションです. つまり

  • [別館記事更新] 3つの仮説-2

    地震と火山活動は,地球の表面にあるプレート同士の衝突によって起こると説明されています(プレートテクトニクス説). しかし,プレートはたかだか厚さ数十kmにすぎず,ミカンでいえば『皮』くらいのものです. これに対して,地下3000kmより深い

  • 糖尿病の精密数理モデル[2]

    前回記事は,糖尿病の状態をコンピュータによるシュミレーションで解析するという内容でした. このような試みは HOMA を初めとして いくつか行われているのですが,いずれも簡略化したモデルなので,計算結果が出せたとしても どの程度の実用性があ

  • [別館記事更新] 3つの仮説-1補足

    能登半島地震は,被害の実態が明らかになるにつれ,阪神・淡路大震災を上回る巨大地震であったと認識されつつあります. しかし,この地震をひきおこした巨大なエネルギーがどこから来たのか,まだ地震専門家による明確な解説は出ていないようです. ご興味

  • 糖尿病の精密数理モデル[1]

    なんだかよくわからないタイトルですね. 冬休みの宿題にウンウンうなって読み解いた文献のご紹介です. (C) なゆみ さん そのきっかけは,ケアネットのこの記事でした. 京都医療センター(旧 国立 京都病院)の坂根先生のグループの発表です.『

  • [別館記事更新] 3つの仮説-1

    定説と仮説とは,単に支持する人が多いか少ないかというだけの違いです.したがって,定説があっさりと捨てられたり,仮説が定説になったりするのは珍しくありません. 少なくとも科学の世界では. ご興味のある方はご覧ください.

  • 2024年

    本年 最初の投稿です.おめでとうございますとは,とても言えない年明けですね. それにしてもなんという正月なんだ. 元旦の地震は関東地方でもかなり揺れました. 非常に長くゆっくりとした揺れなので,遠いとは思いましたが,まさか能登半島だったとは

  • [本館・別館 共通] 今年の一字

    この投稿をもって 本年の最終記事とします. 山が音をたてて崩れること 国内外に とんでもないことが相次いだ一年だったので,この漢字を選びました. 品質では世界最高と思われていた日本の自動車で いいかげんな検査が行われていたり,公明正大に処理

  • 闇の学会

    闇鍋 今はあまり流行らないですが,ぞるばの学生時代には『闇鍋』 というものがありました.誰かの部屋に集まって,それぞれ持ち寄った材料で鍋料理を作り,みんなで食べるというものです. しかし 鍋にぶち込まれるものは,およそ鍋料理の食材としては考

  • [別館記事更新] なぜ新聞は読まれなくなったのか

    かつては 新聞とは『信頼できる情報』と同義でした. 当時は『報道人の矜持』という言葉もありました. しかし,誤報を誤報であったと知った後に訂正しないのであれば,それはフェイク情報を垂れ流したのと同じです. 『報道人の矜持』はどこかへ行ってし

  • DPP-4阻害薬は『弱い』薬なのか_8【完】

    ここまでの話のまとめです. SU剤を服用していた人が 同時にDPP-4阻害薬を同時に服用すると,重篤な低血糖を起こすことがあるという症例報告から,SU剤がどのように働いているのかという話に脱線したように思われるかもしれません.しかし,実はこ

  • [別館記事更新] 読まれなくなった新聞

    新聞離れが進んでいます. 更に 新聞購読料の相次ぐ値上げが 拍車をかけるでしょう. ご興味のある方はご覧ください.

  • DPP-4阻害薬は『弱い』薬なのか_7

    そもそもSU剤って そもそもSU剤は,どうやって膵臓からインスリンを『絞り出して』いるのでしょうか? 血糖値が高くなると 膵臓β細胞からインスリンが分泌される仕組みは,教科書では下図のように説明されています. 血糖値が高くなると,ブドウ糖は

  • [別館記事更新] ビジネスホテル

    私が会社勤めの頃,土日も含め ほとんど毎日出張という一時期がありました.そうなると 泊る所は 出張者宿泊に特化したビジネスホテルが安くて便利でした. ご興味のある方はご覧ください.

  • DPP-4阻害薬は『弱い』薬なのか_6

    重篤低血糖 SU剤を服用していた患者にDPP-4阻害剤を追加投与したら,低血糖,それも長時間意識を失うほどの重篤な低血糖に至る事例が複数件 発生しました(詳細は前回記事). 幸いにも死者は出ませんでしたが,そうなっていてもおかしくないほどの

  • [別館記事更新] 第75回 正倉院展

    今年の秋旅行は古墳巡りでしたが,ゴールの奈良に到着して,最後に正倉院展で締めくくりました. ご興味のある方はご覧ください.

  • DPP-4阻害薬は『弱い』薬なのか_5

    2009年12月にDPP-4阻害薬が発売されてからまだ半年も経過しない内に,衝撃が走りました. DPP-4阻害薬の服用を開始した人に低血糖が頻発したのです.もちろん新薬でなくとも糖尿病患者が低血糖を起こすことは 珍しいことではありません.イ

  • [別館記事更新] 古墳巡りの旅-7[完] 日向から畿内へ

    ノアの大洪水・箱舟や,神武東征などの古代神話は すべて後世の創作だと言われます. それはそうなのでしょうが,そういった神話を作り上げる基になった,なんらかの伝承を反映しているのだと思います. ご興味のある方はご覧ください.

  • DPP-4阻害薬は『弱い』薬なのか_4

    2009年12月に DPP-4阻害薬が日本でも発売されました. DPP-4阻害薬は,食事により直ちに消化管から分泌されるインクレチンの効果を増強して,血糖値が高くなった時だけインスリン分泌を促進する これは日本人の糖尿病に多いインスリン分泌

  • [別館記事更新] 古墳巡りの旅-6

    教科書には,『四世紀以降,畿内の大和政権が支配を広げるにつれて,前方後円墳が全国に広まっていった』と書いてあります.しかし 大要としてはそうであっても,各地方の独自性まで失われていったのではないと思います. ご興味のある方はご覧ください.

  • 【速報】『健康食スタートブック』は来年3月

    シリーズの最中ですが,臨時ニュースです. この記事で; 今年の1月にアナウンスされた『健康食スタートブック』は,いったい いつになったら発行されるのだろうか,と書きました. その答えが,日本糖尿病協会(=日本糖尿病学会が主導する患者団体)の

  • [別館記事更新] 古墳巡りの旅-5

    宮崎県の西都原(さいとばる)古墳群には,『西都原 81号墳』という古墳があります.被葬者が誰かもわからず,したがって名前もつけてもらえない無名の古墳です. ところがこの古墳は,奈良県で最古の(したがって,おそらく日本最古の)前方後円墳と同じ

  • DPP-4阻害薬は『弱い』薬なのか_3

    実際に使ってみた 2009年5月 第52回 日本糖尿病学会では,糖尿病の新薬 DPP-4阻害薬が華々しく紹介されましたが,その2年後 2011年5月の第54回 日本糖尿病学会では 早速DPP-4阻害薬を実際に使ってみた各地の病院からの症例報

  • [別館記事更新] 古墳巡りの旅-4

    宮崎県に膨大な数の古墳が手付かずで残されたのには 理由があったのです. ご興味のある方はご覧ください.

  • DPP-4阻害薬は『弱い』薬なのか_2

    華々しく登場 2009年に大阪で開催された 第52回 日本糖尿病学会 年次学術集会は,さながら DPP-4阻害薬の発売記念前夜祭のようでした. この年から発売されるDPP-4阻害薬の有効性だけをテーマとして特にシンポジウムが開催されたのです

  • [別館記事更新] 古墳巡りの旅-3

    宮崎県に無数に点在する古墳を歩き回ってみました. 観光案内では有名な古墳しか紹介されませんが,私にとっては 無名の古墳の方が興味深いのです. ご興味のある方はご覧ください.

  • DPP-4阻害薬は『弱い』薬なのか_1

    インクレチン 食物が消化管に入ってくると,直ちに分泌されるインクレチン(=GIPとGLP-1)は,膵臓β細胞のインスリン分泌を促進します. この特性から,特に食後血糖値が急上昇しやすい インスリン分泌の/タイプの糖尿病の人(=その多くは非

  • [別館記事更新] 古墳巡りの旅-2

    古墳大好き人間なので,学生時代からハイキングがてら 畿内の古墳はよく見に行きました.最近では北関東の古墳も訪れています. しかし,これらの古墳と宮崎県の古墳とでは,全然 立地条件が違っていました. ご興味のある方はご覧ください.

  • 学会の動き[追加]

    前回記事で触れた 糖尿病関係の学会情報で,『次回 第27回(日本病態栄養学会の)年次学術集会開催がアナウンスされました』と書きましたが,その後 日本病態栄養学会から 概略日程がアナウンスされています. 注目されるのは,2日目(1/27)の

  • [別館記事更新] 古墳巡りの旅-1

    今回の秋の旅行では,実によく歩きました. といっても,ウォーキングではなく,考古学,具体的には古墳巡りがテーマだったからです. しかも有名な古墳ではなく,『81号墳』などと,名前も付けてもらえない無名の古墳ばかりを自分の足で見に行ったからで

  • 学会の動き

    私が旅行中に 学会関係でいくつかトピックスがありました. 日本糖尿病学会 投薬アルゴリズム改訂 日本糖尿病学会は昨年9月に『2型糖尿病の薬物療法のアルゴリズム』を発表しました. このアルゴリズムでは,同じ2型糖尿病でも,肥満の人(=インスリ

  • 戻ってきました

    只今戻りました. 積もる話は数々あるのですが,遅ればせながら とりあえず これです. まさか この写真を再び使う日が来るとは思っても見ませんでした. しかし,今後は V10あるのみです!!!

  • 【お知らせ】旅行してきます

    猛暑も収まり,一気に秋の気配となりましたので,しばらく(3週間?ほど)旅行してきます. (C) あるば さん この間 記事更新は ・とも休ませていただきます. 本館,別館 とも,お寄せいただいたコメントは読んでおりますが,返信はできません.

  • 痩せ型糖尿病-4【完】

    米国人ならみな同じか 米国にはよく出張しました.先方の会社との社員は 顔なじみになり,自宅に招かれるほど懇意になった人もいます. 会議では,なごやかな商談の時もあれば,時には怒鳴り合いに近い真剣な対決もありました.ただ仕事が終われば ざっく

  • [別館記事更新] 文明の発祥地

    脱線雑談記事です. 愛知県から友人が来た時の馬鹿話です. ご興味のある方はご覧ください.

  • 痩せ型糖尿病-3

    この記事で, 痩せすぎで,どうみても肥満からは程遠い 境界型の人が 現に目の前にいても,医師は『メタボを解消しろ』としか言えないのです.しかし,痩せているのですから,いくら何でも 体重を減らせ/食事を減らせとはさすがに言えないので と書きま

  • [別館記事更新] 100歳の健康診断結果

    私の母親が100歳になりました. 1960年の日本人の平均寿命は,男性65.32年,女性70.19年でしたが、直近2023年には 男性 81.05年,女性 87.09年です.また 100歳以上は 1963年に全国で153人でしたが,現在では

  • 痩せ型糖尿病-2

    前回記事 では,日本糖尿病学会が発行する治療ガイド・診療ガイドには,肥満型の糖尿病に対しては 事細かに治療指針が示されているのに対して,肥満でない場合,さらには痩せ型の人の場合には 特段の情報がない,もっとはっきり言えば ほとんど無視されて

  • [別館記事更新] キッコーマンの大豆麺

    キッコーマンから 糖質オフ麺が発売されています.同社の開発品なのかOEMなのかは不明ですが,スーパーで見かけたので試してみました. ご興味のある方はご覧ください.

  • 痩せ型糖尿病

    もう一つの糖尿病スティグマ 「糖尿病」=「過食」=「肥満」=「だらしない生活」 と決めつけるスティグマに対して,ようやく 日本糖尿病学会やメディアも目を向けるようになってきました.この決めつけは非常に根深いもので(そもそもそれを助長してきた

  • [別館記事更新] 我々は正しいのだから何をしてもいい

    「目的は手段を正当化する」 この危険な考えの特徴は,次第に手段がエスカレートしてくることです. ご興味のある方はご覧ください.

  • 教科書

    今我が家には 『教科書』が何冊もあります. (C) 丸善 (C) 西村書店 (C) 医学書院 (C) 朝倉書店 すべて頁数よりも むしろ kgで表した方が適切な,分厚く重い本ばかりです. ド素人が,無謀にも 糖尿病に関する医学文献を読みこな

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