親(あるいは家族)が亡くなる時に、傍にいたいと願う人は多いと思います。しかし、これは確かにそうなれば良いとは思いますが、そもそも多くの人が考えているより難しいことであり、亡くなりゆく患者さんにとってそこまで大切なことなのかという疑問もあります。
2013年7月に、大田区の久が原で開業した「小原りぼんクリニック」のブログです。緩和ケア、訪問診療、認知症診療をライフワークとして取り組んでおり、これらに関する基礎知識や医療関連のニュースなどを記事にしています。
親(あるいは家族)が亡くなる時に、傍にいたいと願う人は多いと思います。しかし、これは確かにそうなれば良いとは思いますが、そもそも多くの人が考えているより難しいことであり、亡くなりゆく患者さんにとってそこまで大切なことなのかという疑問もあります。
【2022年版】緩和ケア領域で最近使われるようになった薬剤4種類の紹介
今日は、タイトルのままなのですが、ここ数年でがんの患者さんの症状緩和に用いられるようになった薬を紹介したいと思います。特に在宅療養の際に威力を発揮すると思います。ご紹介するのは「ジクトルテープ」、「ロナセンテープ」、「シクレスト舌下錠」、「エドルミズ」の4つです。
主訴、客観的情報からアセスメントを行い、診断をして治療計画という思考は、医療を行ううえでは言うまでもなく重要です。しかし、それでは解決しない問題もあり、その時は患者さんの訴えに対して無理に治療計画という答えを出す必要はないと考えます。そんな時の対応について私見をお話します
患者さんが無意識に、相手によって言うことや見せる顔を変えるということはある意味当然で、珍しいことではありません。百聞は一見にしかず、という言葉がありますが、逆に自分のみているものだけが正しいと思い込むと色々なものを見落とすことになる場合があるという理解は大切だと思います。
とある介護の仕事をされている方が、睡眠薬だと言い利用者さんに「偽薬」を手渡すことをためらう気持ちをツイートされていました。しばしば「優しい嘘」と表現される偽薬とどう向き合うのが良いのか。医療・介護を長い間見てきた者として、自分の経験や考えをお話したいと思います。
「~の名医」、「~で頼れるドクター」などの広告、雑誌を見ることがあると思いますが、どのように決まっているか考えたことはありますか?今回の記事はクリニック・病院の広告の問題と、実際に評判の良い医師を探すためのヒントについてお話しさせていただきます。
進行がんの生存期間。在宅と緩和ケア病棟ではどちらが長いのか?
今日の記事は、Medical Tribuneという医療者向けサイトの、2022年10月25日掲載のこの記事から。結論から言うと、在宅でケアを受けた方が緩和ケア病棟でケアを受けた患者さんよりも長生きの傾向があり、予測される生存期間が長い人ほどこの傾向が顕著だった、というものです。
緩和ケアという言葉が「終末期」というニュアンスを含んでいるという根強い誤解と、これにより本来ケアが必要な人に届いていない問題が指摘されています。その誤解が生じた理由を歴史的背景を含め解説しました。より良い治療を受けるためにご理解いただければと考えております。また、この件に関する私の提言もお話させて頂きました。
自宅で最期を迎えたい、迎えさせてあげたい、と願う患者さん、ご家族。また、過去に訪問診療を利用していたけれど、看取りの直前に入院になり、願いを叶えてあげられなかった、というご家族。そして訪問診療や訪問看護に携わっているすべての医療者の方に届けたい記事です。
訪問診療、実は月に1回から利用可能ですが意外と知られていないかも?
訪問診療の制度は現在、月1回以上の定期訪問を行えば受けることが出来ます。この場合患者さんの負担する金額も少なくて済みます。しかし、定期訪問の回数は原則2回以上とする医療機関が多く、時にはきちんと説明すらされていないこともあるようです。その理由について解説します。
いい在宅医とは何か。それは個々の患者さんによって異なるかもしれませんが、いくつか共通点もあると思います。この記事では、在宅医自身が考えるいい在宅医の条件をご紹介します。訪問診療をこれから始める、または今の訪問医と合わない等があれば、参考になると思います。
訪問診療は通常の外来と異なり、月額で請求があります。利用する時に気になる費用の話をしようと思いますが、さまざまな条件で大きく料金が変わりますので事前に正確にお答えするのは難しいです。しかし、ざっくりしたイメージは持っていただけると思いますし、なぜその料金になるのかも分かりやすくお伝えします。
訪問診療は、独力で通院が難しい体調の神社さんにとって大きな助けとなる制度ですが、多くの方には馴染みがなく必要な方に十分利用されていない現状があります。この記事では訪問診療について出来る限り分かりやすく解説しています。自宅療養の際のひとつの選択肢として必要な時に思い出していただければと思います。
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親(あるいは家族)が亡くなる時に、傍にいたいと願う人は多いと思います。しかし、これは確かにそうなれば良いとは思いますが、そもそも多くの人が考えているより難しいことであり、亡くなりゆく患者さんにとってそこまで大切なことなのかという疑問もあります。
今日は、タイトルのままなのですが、ここ数年でがんの患者さんの症状緩和に用いられるようになった薬を紹介したいと思います。特に在宅療養の際に威力を発揮すると思います。ご紹介するのは「ジクトルテープ」、「ロナセンテープ」、「シクレスト舌下錠」、「エドルミズ」の4つです。
主訴、客観的情報からアセスメントを行い、診断をして治療計画という思考は、医療を行ううえでは言うまでもなく重要です。しかし、それでは解決しない問題もあり、その時は患者さんの訴えに対して無理に治療計画という答えを出す必要はないと考えます。そんな時の対応について私見をお話します
患者さんが無意識に、相手によって言うことや見せる顔を変えるということはある意味当然で、珍しいことではありません。百聞は一見にしかず、という言葉がありますが、逆に自分のみているものだけが正しいと思い込むと色々なものを見落とすことになる場合があるという理解は大切だと思います。
とある介護の仕事をされている方が、睡眠薬だと言い利用者さんに「偽薬」を手渡すことをためらう気持ちをツイートされていました。しばしば「優しい嘘」と表現される偽薬とどう向き合うのが良いのか。医療・介護を長い間見てきた者として、自分の経験や考えをお話したいと思います。
「~の名医」、「~で頼れるドクター」などの広告、雑誌を見ることがあると思いますが、どのように決まっているか考えたことはありますか?今回の記事はクリニック・病院の広告の問題と、実際に評判の良い医師を探すためのヒントについてお話しさせていただきます。
今日の記事は、Medical Tribuneという医療者向けサイトの、2022年10月25日掲載のこの記事から。結論から言うと、在宅でケアを受けた方が緩和ケア病棟でケアを受けた患者さんよりも長生きの傾向があり、予測される生存期間が長い人ほどこの傾向が顕著だった、というものです。
緩和ケアという言葉が「終末期」というニュアンスを含んでいるという根強い誤解と、これにより本来ケアが必要な人に届いていない問題が指摘されています。その誤解が生じた理由を歴史的背景を含め解説しました。より良い治療を受けるためにご理解いただければと考えております。また、この件に関する私の提言もお話させて頂きました。
自宅で最期を迎えたい、迎えさせてあげたい、と願う患者さん、ご家族。また、過去に訪問診療を利用していたけれど、看取りの直前に入院になり、願いを叶えてあげられなかった、というご家族。そして訪問診療や訪問看護に携わっているすべての医療者の方に届けたい記事です。
訪問診療の制度は現在、月1回以上の定期訪問を行えば受けることが出来ます。この場合患者さんの負担する金額も少なくて済みます。しかし、定期訪問の回数は原則2回以上とする医療機関が多く、時にはきちんと説明すらされていないこともあるようです。その理由について解説します。
いい在宅医とは何か。それは個々の患者さんによって異なるかもしれませんが、いくつか共通点もあると思います。この記事では、在宅医自身が考えるいい在宅医の条件をご紹介します。訪問診療をこれから始める、または今の訪問医と合わない等があれば、参考になると思います。
訪問診療は通常の外来と異なり、月額で請求があります。利用する時に気になる費用の話をしようと思いますが、さまざまな条件で大きく料金が変わりますので事前に正確にお答えするのは難しいです。しかし、ざっくりしたイメージは持っていただけると思いますし、なぜその料金になるのかも分かりやすくお伝えします。
訪問診療は、独力で通院が難しい体調の神社さんにとって大きな助けとなる制度ですが、多くの方には馴染みがなく必要な方に十分利用されていない現状があります。この記事では訪問診療について出来る限り分かりやすく解説しています。自宅療養の際のひとつの選択肢として必要な時に思い出していただければと思います。
親(あるいは家族)が亡くなる時に、傍にいたいと願う人は多いと思います。しかし、これは確かにそうなれば良いとは思いますが、そもそも多くの人が考えているより難しいことであり、亡くなりゆく患者さんにとってそこまで大切なことなのかという疑問もあります。
今日は、タイトルのままなのですが、ここ数年でがんの患者さんの症状緩和に用いられるようになった薬を紹介したいと思います。特に在宅療養の際に威力を発揮すると思います。ご紹介するのは「ジクトルテープ」、「ロナセンテープ」、「シクレスト舌下錠」、「エドルミズ」の4つです。
主訴、客観的情報からアセスメントを行い、診断をして治療計画という思考は、医療を行ううえでは言うまでもなく重要です。しかし、それでは解決しない問題もあり、その時は患者さんの訴えに対して無理に治療計画という答えを出す必要はないと考えます。そんな時の対応について私見をお話します
患者さんが無意識に、相手によって言うことや見せる顔を変えるということはある意味当然で、珍しいことではありません。百聞は一見にしかず、という言葉がありますが、逆に自分のみているものだけが正しいと思い込むと色々なものを見落とすことになる場合があるという理解は大切だと思います。
とある介護の仕事をされている方が、睡眠薬だと言い利用者さんに「偽薬」を手渡すことをためらう気持ちをツイートされていました。しばしば「優しい嘘」と表現される偽薬とどう向き合うのが良いのか。医療・介護を長い間見てきた者として、自分の経験や考えをお話したいと思います。
「~の名医」、「~で頼れるドクター」などの広告、雑誌を見ることがあると思いますが、どのように決まっているか考えたことはありますか?今回の記事はクリニック・病院の広告の問題と、実際に評判の良い医師を探すためのヒントについてお話しさせていただきます。
今日の記事は、Medical Tribuneという医療者向けサイトの、2022年10月25日掲載のこの記事から。結論から言うと、在宅でケアを受けた方が緩和ケア病棟でケアを受けた患者さんよりも長生きの傾向があり、予測される生存期間が長い人ほどこの傾向が顕著だった、というものです。
緩和ケアという言葉が「終末期」というニュアンスを含んでいるという根強い誤解と、これにより本来ケアが必要な人に届いていない問題が指摘されています。その誤解が生じた理由を歴史的背景を含め解説しました。より良い治療を受けるためにご理解いただければと考えております。また、この件に関する私の提言もお話させて頂きました。
自宅で最期を迎えたい、迎えさせてあげたい、と願う患者さん、ご家族。また、過去に訪問診療を利用していたけれど、看取りの直前に入院になり、願いを叶えてあげられなかった、というご家族。そして訪問診療や訪問看護に携わっているすべての医療者の方に届けたい記事です。
訪問診療の制度は現在、月1回以上の定期訪問を行えば受けることが出来ます。この場合患者さんの負担する金額も少なくて済みます。しかし、定期訪問の回数は原則2回以上とする医療機関が多く、時にはきちんと説明すらされていないこともあるようです。その理由について解説します。
いい在宅医とは何か。それは個々の患者さんによって異なるかもしれませんが、いくつか共通点もあると思います。この記事では、在宅医自身が考えるいい在宅医の条件をご紹介します。訪問診療をこれから始める、または今の訪問医と合わない等があれば、参考になると思います。
訪問診療は通常の外来と異なり、月額で請求があります。利用する時に気になる費用の話をしようと思いますが、さまざまな条件で大きく料金が変わりますので事前に正確にお答えするのは難しいです。しかし、ざっくりしたイメージは持っていただけると思いますし、なぜその料金になるのかも分かりやすくお伝えします。
訪問診療は、独力で通院が難しい体調の神社さんにとって大きな助けとなる制度ですが、多くの方には馴染みがなく必要な方に十分利用されていない現状があります。この記事では訪問診療について出来る限り分かりやすく解説しています。自宅療養の際のひとつの選択肢として必要な時に思い出していただければと思います。