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13:37、1番線に田川後藤寺行きの1321Dが到着、糸田線が分岐する金田駅では8分と長めの停車をする。経営が厳しい第三セクター鉄道では、企業広告フルラッピングは珍しくない。企業カラーのレッドが眩しい。跨線橋で3番線に渡ると国鉄時代の「のりかえ案内板」が残っている。糸田線の生い立ちはセメント輸送の鉄道と石炭輸送の鉄道、両社が合併した上で、国鉄に戦時買収されている。この駅には平成筑豊鉄道の金田車両基地を併設している。0キロポストはこれから乗る糸田線のものだ。深紅に輝くメタリックの車両は「ことこと列車」で、見るからに水戸岡鋭治氏のデザイン。幾何学模様の寄木を敷き、伝統工芸の「大川組子」を使用し、ステンドグラスを組み込んだレストランカーだ。一方、留萠鉄道→茨城交通(現ひたちなか海浜鉄道)→平成筑豊鉄道と渡ってき...ことこと列車と準急ひかりと炭鉱栄華の跡と糸田線を完乗!
ガタガタとガーダーを鳴らして2連接の3000形電車が遠賀川の鉄橋を渡る。間も無く終点の筑豊直方だ。筑豊電気鉄道は意外にも戦後の会社設立、全線開通は1956年、戦争を知らない電車たちなのだ。橋上駅のJR黒崎駅は南口にペデストリアンデッキが広がる。さすがは政令指定都市だと思う。ランドマークとも言えるCOMCITY(八幡西区役所)、ちくてつ電車はこのビルディングの1階から発車する。起終点らしい頭端式ホームに鮮やかなグリーンに塗られた5002編成が停車中。近ごろ見直されているライトレール(LRT)のようなスマートな超低床型電車で、まずは途中の筑豊中間へ向かう。筑豊電気鉄道線は標準軌で全線複線の専用線、れっきとした鉄道事業だけれど、軌道用の電車を走らせているのは、西鉄北九州線(市内電車)が乗り入れていたからだろうか...くじら南蛮とラガーとちくてつ電車と筑豊電気鉄道線を完乗!
18時、洞海湾を跨ぎ若松と戸畑を結ぶ赤い吊橋「若戸大橋」と「若松港石積護岸」に灯が点る。1940年代の若松港は日本一の石炭積出港、当然のことながら若松駅の貨物取扱量も日本一となるのだ。筑豊炭田で採掘される石炭を若松港まで輸送し、日本の近代化を支えた筑豊本線を今回呑み潰す。始発の6620Dは06:57発、内燃エンジンが吐き出す排煙で煤けたキハ40、東日本で見ることは無くなった。両端に運転台を持つ気動車がたった1両、かつての石炭の道を辿るこの旅のトップランナーになる。まだ明けやらぬ空の漆黒が少しづつパープルに変化していく。閑散とした原田(はるだ)駅には思い出したように小さな車が乗り付ける。親御さんが高校生を送ってくるのだ。筑豊本線はここ原田で鹿児島本線から分岐し、かつて炭鉱で栄えた町々を繋いで若松で玄界灘...若戸大橋と藁炙り刺とNewMoonと筑豊本線を完乗!
埼玉県久喜市にある日帰り温泉「百観音温泉」十数年ぶりに来ました。懐かしい佇まい。お食事処以外はあまり変わっていない。でもとても良い温泉です。ナトリウム塩化物強塩温泉、かすかに鉄のかおりがします。源泉かけ流しとあります。以前はなかった炭酸泉も有って◎温泉か
近鉄特急『しまかぜ』 洋室個室とプレミアムシート乗り比べ しまかぜビール醸造所実は? 個室でいただく賢島出発限定のカフェメニュー (2023年1月情報)
近鉄特急『しまかぜ』とは大阪・京都・名古屋-賢島間を各1日1往復走るワンランク上の特急です。 個室予約はキャン…
ディーゼルカーとボタ山と“とろろこぶうどん”と 後藤寺線を完乗!
赤地に白く抜いた「快速」の文字も誇らしげに、3531Dは23往復の後藤寺線にあって唯一の快速列車だ。筑豊の日の出は7時20分、まだ山並みから昇ったばかりの朝日に照らされて、旧い気動車のドアが閉まる。もはや東日本では見ることが無くなったキハ40系列の2両編成は、唸り声を上げてあくまでも鈍重に動き出した。左手にカーヴを切って筑豊本線を離れた後藤寺線は、しばらく南東に向かう直線区間を加速していく。右手に見える3つの三角錐は旧住友忠隈炭鉱のボタ山、その美しい姿から「筑豊富士」とも呼ばれる。峠とも言えない小さなピークを越えると、今度は左手に岩肌が剥き出して人工的に道付けされた山が現れる。関の山鉱山に麻生セメント、列をなして走るダンプカーが巻き上げる土埃は白い。なるほど石灰石鉱山だね。もともと後藤寺線は石炭や石灰石を...ディーゼルカーとボタ山と“とろろこぶうどん”と後藤寺線を完乗!
カンカン、カンカンとレトロな警報音が鳴動する。大袈裟に車体を揺らして“ふくにん電車”がやって来た。フクロウで忍者ってことか?何れにしても伊賀鉄道のマスコットキャラクターだ。今回は忍びの国伊賀を往く。伊賀上野を発った2両編成が大きく左にカーブしてゴトゴトと服部川を渡る。車窓いっぱいに秋の空が広がる。やがて左手の高台に伊賀上野城が見えてくる。電車は城の東郭から南郭を舐めるように90度急カーブするのだ。フクロウ・忍者・城・花火・サクラ・星空、ちょっと欲張り気味に描いた電車はさながら伊賀上野市の広告塔か。よく見ると田園都市線を走っていた車両だね。転換クロスシートは京阪電車のものらしい。近鉄系なのになぜ?伊賀軌道の開業に伴なって建てられた駅舎は、洋風の腰折屋根を十字方向に重ねて縦長窓を並べる。モルタル塗の白い外壁に...白鳳城と忍者電車と伊賀牛うどんと伊賀鉄道を完乗!
甘辛のかつおだしのつゆが染みわたった“かき揚げ”がホカホカのご飯を覆って「品川丼」が登場した。ゲソ・タコ・桜エビが入った“かき揚げ”を頬張ると、この濃い味がなかなか香ばしくて美味しい。今やちょっとした名物となった「品川丼」はスープと香の物が付いて、けっこう満足のいく量なのだ。かつてはホームに6店舗を構えた「常盤軒」は、山手線ホームの22号店と横須賀線ホームの26号店を残す。山手線、京浜東北線、東海道本線に横須賀線が乗り入れるターミナルは、多様な車両が顔を出すので飽きない。26号店の若草色の暖簾を揺らしてNEXが滑り出した。なお「品川丼」が食べられるのは山手線の22号店だ。品川駅1番線ホーム「常盤軒」:品川丼500円<40年前に街で流れたJ-POP>春なのに/柏原芳恵1983Go!Go!West!3駅そば日記・品川「常盤軒」
2017年1月の呑み鉄旅再掲です。北緯31度11分。開聞岳を望むJR日本最南端の駅が西大山駅。裾野を広げる「薩摩富士」が美しい。咲き誇る菜の花の黄色いじゅうたん、降り注ぐ春の陽光、周辺は季節を先取りしている。起点を示す「0キロポスト」を1番ホームの車止め脇に見つけた。ここから指宿枕崎線の旅が始まる。鹿児島中央08:38発の山川行は、アイボリーにブルーのラインが引かれた年季の入ったキハ40系気動車だ。キハ40系は、左手に桜島や大隅半島を見ながら錦江湾沿いを南下する。喜入までは県都鹿児島のベッドタウン、なんと50往復もの列車が走っている。その先は本数がぐっと少なくなるが、引き換えに明媚な車窓が展開する。「東洋のハワイ」指宿温泉は砂蒸し風呂で有名。高度経済成長期にはハネムーンのメッカだった。沿線の中心駅指宿、駅...薩摩富士と菜の花と鰹船人めしと指宿枕崎線を完乗!
2017年1月の呑み鉄旅再掲です。鹿児島空港から路線バスを乗り継いで、やっとの思いで志布志にやってきた。凄まじい横殴りの雨だ。トンネル貯蔵庫「千刻蔵」の木樽蒸留で焼酎を醸している若潮酒造を訪ねようと思ったけど諦めるしかない。隣接のDCストアでワンカップとミニボトルを買い求めて始まる「呑み鉄」日南線の旅だ。志布志駅はかつて、大隅線、志布志線、日南線が連絡する鉄道の要衝だった。大隅線と志布志線は1987年3月、国鉄最後の日を待たずに廃止、現在はホーム1本の静かな日南線の終着駅だ。ガクンと身震いをして年季の入った単行ディーゼルカーが走り出す。志布志から串間まではダグリ岬など風光明媚な海岸線が見え隠れするはずだけど、車窓は大きな雨粒で見通しが利かない。荒天が恨めしい。JR九州のローカル列車はボックスシートだが、窓...小京都・飫肥と若黒潮とおび天と日南線を完乗!
堂々の10両編成をくねらせて12000系が入線してきた。すでにLEDは折り返しの快速・横浜を表示している。獅子の口をイメージした厳ついデザインに、深みのあるダークブルーはYOKOHAMANAVYBLUEと云うらしい。小田急、相模鉄道、JR相模線が乗り入れるターミナル海老名駅は西口に商業集積がある。ショッピングモールVINAWALKの広場にはスケートリンクがあって、子どもたちの歓声が聞こえてくる。2023年最初の呑み鉄旅は相鉄本線、すでに潰しているけれど、今春新線が開通するので乗り直そうと思う。シルバーの車体にブルーとオレンジのラインを引いた車両は10000系、このスマートな特急で横浜をめざす。海老名駅からトコトコと北へ20分歩くと泉橋酒造の蔵がある。住宅街はこの蔵を境に田圃が広がる風景になる。と云うのも泉...恋人も濡れる街角相模鉄道本線を完乗!
仕事も終わって帰りました。カンパーイ!!オット用に作ったブリ照り焼きのうち、1つはワタシがもらいました。オットには、大根と豚肉の重ね蒸しもあります。ワタシ...
北海道の美味しい食材を楽しめる人気店、空港から直行したけれど、開店時間を少しすぎて40分待ち。午後のミーティングに間に合うだろうか?でも過去2回袖にされているから、この機会は逃したくない。というわけで“KAZU風エスカロップライス”が登場、っと根室で食べたのとなんだかビジュアルが違うぞ。ライスの上にメンチカツとオムレツ、ご自慢のデミグラスソースをたっぷりかけて、いただきます。ジュワッと肉汁溢れるメンチに、ふわふわオムレツ、濃厚なデミグラスソースがマッチして無敵に美味い。ランチにはちょっと高めと思いきや、先ずはミネストローネ(これが絶品!)、創作的な前菜が付いてコース風。食後にはストロベリーソースのアイスクリーム(これにも唸ってしまった)で大満足。時間にして小1時間。ちょっと不味いな。地味な雑居ビルの地下か...旅先のひと皿新洋食KAZU「エスカロップ」
明けましておめでとうございます。首都圏では穏やかな青空が広がった元日の朝です。今年はどんな風景、人情、酒肴に出会えるだろうか。とりあえず風にまかせて彷徨ってみましょうか。旅の酒場でお会いしましょう。時代おくれ/吉田類旅の途中2023.明けましておめでとうございます!
80年代に流行っていましたね「いい旅チャレンジ20,000km」って国鉄・JRのキャンペーン。「青春18きっぷ」が発売されたのもこの頃。キャンペーンのポスターは旅情を誘ったものです。学生になったら寝袋背負って旅に出ようと思ったけれど、何時しか忘れて時は過ぎました。"呑み鉄"という大人のゲームを始めたのは新潟に単身赴任していた頃。単純な話、吉田類氏や六角精児氏、あるいは井之頭五郎氏のような旅をしてみようと思ったのです。高校生や小母ちゃんに交じって鈍行列車に乗る。蔵元を訪ねて地酒を求めたら車中酒を愉しむ。蔵元がない土地では「縄のれん」を潜って常連さんに倣ってカウンターで呑んでみる。今年は北陸地方の私鉄線、陰陽連絡線で呑んで、また初期に呑み潰したJRのローカル線を再訪したりしました。旅先で潜った暖簾は30軒、訪...呑み鉄放浪記「小さな旅」2022.
松本からの帰りの電車で、だいぶ飲みました。(^◇^;)下諏訪でたくさん人が降りました。初詣かな。大雪渓の後は松本城。やはりここは。カワカミのとりめし。昭和...
葉が落ちたイチョウ並木にパープルのイルミネーションが煌めく御堂筋、今宵の大阪は粉雪が待っている。底冷えがする学研奈良登美ヶ丘駅、夕陽に照らされるようにオレンジに染まった近鉄7020系電車が並んだ。行政区域は奈良市になるんだね。でもこの街に住む人や機能は奈良中心部ではなくて大阪を向いている。冬の低気圧が張り出した日、近鉄けいはんな線〜OsakaMetro中央線を呑み潰して、大阪の海を見に行こう。奈良・大阪の県府境に立ちはだかる生駒山地(生駒山=642m)を穿つのは、4.7kmと長大な生駒トンネルだ。その長い急勾配を駆け下りて、OsakaMetroの24系電車が、麓の新石切駅に滑り込んできた。第三軌条方式の複線が地下に潜って長田駅で乗務員が交代する。ここが近鉄とOsakaMetroの結節点なのだ。さらに4つ目...悲しい色やねけいはんな線•中央線を完乗!
真っ赤なモミジのトンネルをくぐって 大山ケーブルカーを完乗!
中間駅の大山寺駅で01号車と交換する。ケーブル鉄道ではお馴染みの光景だ。スッキリと晴れ渡った週末、z900rsと紅葉の名所にやってきた。案の定の大渋滞でバイクのスナップもなければ、呑みレポもないなぁ。まぁケーブルカーは鉄道事業法によるから潰しておかないといけない。呑み鉄旅としてご覧いただこうか。紅葉見ごろの週末だから、ケーブルカーの乗車には小一時間の列に並んで、漸くホームまで辿りついた。軽快なチャイムに迎えられてブリリアント・グリーンの02号車が降りてきた。この顔どこかで見たことがあるような。そう小田急ロマンスカーVSE・MSEと同じデザイナーによるものらしい。倶利伽羅堂は大山寺にあって唯一の朱塗りの建物。真っ赤な紅葉をくぐって本堂に向かう旧い石段を往く。奈良の東大寺を開いた良弁僧正が天平勝宝七年(755...真っ赤なモミジのトンネルをくぐって大山ケーブルカーを完乗!
2017年の記事の再掲です。ここは穴守稲荷駅。蒲田から京急羽田線に乗ってやってきた。今日は例大祭にあたるお稲荷さまに詣でて、下町風情のこの界隈で飲んでいこうかなっと思っている。すっかりきれいな橋上駅になった京急蒲田駅。なんだかイメージが違うな。品川方面から、そして横浜方面から、交互に5分に1本の電車が羽田空港に向かって滑り出す。当に365日、都心と空港をシャトルとして航空機への搭乗客をのアクセスを確保している。豊受姫命(とようけひめのみこと)を祀る穴守稲荷は、文化文政年間に新田(現在の空港)開墾の際に勧進された。終戦の際、羽田空港拡張のため進駐軍によって強制退去させられて、今の地にあるという。海老取川を跨ぐ人道橋は「天空橋」は、かつての鉄道橋を意識したようなガーター橋になっている。現在の京急羽田線は、この...365日の飛行機コネクション京急•羽田線を完乗!
チェックアウトしてから松川遊歩道をゆっくり歩いてオレンジビーチ方面へ。せせらぎの音に癒やされます。こんなにのんびり歩くの久しぶり。昨日行けなかった「竹あかり」夜だったらもっと綺麗でしょう。でも晴れて暖かいから今日で良かった。暫く歩くと「東海館」がありまし
1泊で伊東へ。踊り子号でに乗る前に駅弁買わないとね。何時もどおり「祭」へ。相変わらず混んでいます。人が多すぎてなかなかゆっくり選べない。夫お目当ての「東京弁当」は今日も売り切れ。私お目当てのテレビでもよく取り上げられている「海苔のり弁」も見当たらず。二人
東山に連なる三十六峰最南端の霊峰稲荷山(233m)、その頂へと朝霧湧き立つ幻想的な伏見稲荷大社を訪ねた。秋の乗り放題パス(連続する3日間)を握りしめて呑み鉄の旅、三日目は京都から奈良へと奈良線を潰そう。凛とした空気に包まれた早朝の京都駅、ホテルのガラス壁面に京都タワーが映り込む。映えって感じでしょう。先ずは1611M城陽行きに飛び乗る。観光客に登山客それに部活の中高生を乗せて満員の電車が出発する。ひとつ目の東福寺で驚くほどの降車客があるのは京阪電車への乗り換えがあるからだね。次が稲荷駅だ。深く一礼をして鳥居を潜る。三十六峰から昇った秋の陽に逆光となって、堂々たる楼門がひときわ朱い。伏見稲荷にはどれだけの「白狐」が居るのかは知らないけど、本殿前の一対は取り分けて立派だ。一方は金の稲穂を咥えているんだけど、こ...千本鳥居と鳳凰堂と吟醸朱雀門と奈良線を完乗!
秋の乗り放題パス(連続する3日間)を握りしめて呑み鉄の旅、二日目は福知山から大阪方面に抜けようと思う。駅の西にある車両所から223系が入ってきた。新しい形式なのだけど寸詰まりの2両編成なんだね。10年ほど前に乗った時は堂々の編成だった気がする。JR線もローカルになるとほぼワンマン運転になっている。由良川と土師川の合流点から福知山城を見上げる。二つの川が天然の堀であったことは想像に難くない。明智光秀が修築した福知山城は野面積みを用いた石垣が残り、中世の姿に思い巡らせることになる。山陰本線に福知山線、宮福線(京都丹後鉄道)が乗り入れる福知山駅は鉄道の要衝だ。高架化された近代的な駅は南北に広場を持ち、新しくできた南口にはC11が転車台に載って保存されている。09:01、福知山駅を発った2530Mは緩いカーブを描...臥龍城と宝塚だんじりと奥丹波と福知山線を完乗!
日本最西端の駅と教会の尖塔と飛鸞と 松浦鉄道・西九州線を完乗!
2016.11.05投稿記事の再掲です。07:04発の伊万里行きの単行レールバス、博多に向かう特急を背景に明るい朱色のラインが映える。BOXシート独占と思いきや、発車間際にJR線から大勢の高校生が乗換えてほぼ満員。朝の缶ビールはお預けだ。佐世保湾はまもなく日の出を迎える。五島列島へ渡るのだろうか、年季の入ったフェリーが停泊中だ。奥のバースにはアメリカ海軍か、海上自衛隊かは判らないが駆逐艦(護衛艦)の姿が見えるね。松浦鉄道でのんびりと半島を巡る。とは云っても、航空機の時間もあるので少々早起きして佐世保駅だ。佐世保から単行レールバスに揺られること1時間半、東経129度35分。たびら平戸口駅は日本最西端の駅だ。駅舎はちょっとした博物館になっていて、松浦鉄道の歴史が写真などで展示されている。東洋と西洋の町並みが混...日本最西端の駅と教会の尖塔と飛鸞と松浦鉄道・西九州線を完乗!
1889年(明治22年)、旧海軍の舞鶴鎮守府が設置された。舞鶴線の歴史はこの軍港とともにあったと云える。出征者や引揚者の様々な想いを乗せて舞鶴線は走ってきたことだろう。今宵この舞鶴線の短い旅をする。近代的な高架駅に島式ホームが一つ、1番線に舞鶴線、2番線に小浜線の電車がホームを挟んで停車する。18:51発の350Mは新しい223系の2両編成、小浜線からの乗継ぎ客を飲み込むと、定刻に闇を突いて走り出す。30分の旅を簡単に乗り通してしまったら呑み鉄にはならない。呑み人はひとつ目の西舞鶴に降り立つのだ。道中目星を付けておいた地魚が食べられる居酒屋を、赤れんが倉庫辺りで電話して席を確保しておいたのだ。先ずはともあれ“生ビール”を一杯、突き出しには“あんきもポン酢”が出てきた。今宵は散財になるかな。重厚な陶器に氷を...舞鶴旬魚と万願寺とうがらしと池雲祝と舞鶴線を完乗!
2016.10.29投稿記事の再掲です。国際通り沿いに在る「ヒカリ」は老舗のハンバーガーショップ。少々甘めの玉子焼き、ベーコン、チーズ、トマトが入った"スペシャルバーガー"が初心者にはお奨め。お隣の「LOGKIT」もこれまた人気店、佐世保バーガーの食べ比べも楽しいかも知れない。長崎本線の肥前山口から分岐する佐世保線で基地の街・佐世保をめざす。2両編成の新鋭車両は静かに肥前山口を滑り出しだ。どこかに在るはずの0キロポストはチェックし忘れた。途中下車した武雄温泉駅は、長崎新幹線の建設を見据えて高架駅に生まれ変わっている。いつの間にやら小雨が降り出した。駅で借りた雨傘をさして向かう先は、もちろん日本の名湯・武雄温泉だ。竜宮城を連想させる朱塗りの武雄温泉楼門は国重要文化財、東京駅を設計した辰野金吾氏の設計になる。...武雄の湯と鯖バッテラと六十餘洲と佐世保線を完乗!
風の音しかしない静かな駅、列車交換のために2両の125系が少々長めの停車をしている。南から延びてきた尾根が何本かそのまま海に落ち込んでいて、その合間から青い日本海が覗いているね。秋の乗り放題パス(連続する3日間)を握りしめて、北陸新幹線工事の槌音響く敦賀までやってきた。小一時間の待ち合わせ、先ずは佐渡酒造先生に手を合わせる。今回も美味しいお酒と巡り会えますように。かつてはホームにあったのかな?気比そばあまので“おろしそば”をいただく。ちょっと辛味が美味しい。「これは“越前そば”ですか?」と呑み人、「いいえ、ここは“若狭”ですからね」と笑顔でお姐さん。やっ、やっちまった。でも旅人の無知は時としてなごみを生むね。漸く1番線に932Mが入線してきた。このブルーフェイスの2両編成で小浜線をゆく。ローカル専用の12...気比そばと早瀬浦と舞鶴赤れんが倉庫と小浜線を完乗!
幸せの黄色いハンカチと島原城と清酒普賢岳と 島原鉄道を完乗!
2016.10.22投稿の再掲です。海に一番近い駅?大三東駅に願い事やメッセージが描かれた「幸せの黄色いハンカチ」がはためく。雲仙温泉で開かれた入社同期会で懐かしく愉快に飲んだ翌日、島原鉄道で諫早をめざす「呑み鉄」番外編。島原半島を半周するように走った島原鉄道は、2008年、南半分の島原外港~加津佐間が廃止になった。普賢岳の火砕流被害から復旧してから僅か10年後だ。未だに水無川方面へ赤錆びた鉄路が延びている。乗車早々ひとつ目の南島原で下車する。駅から徒歩5分ほど、龍馬長崎初上陸の地・島原湊で若者達がルアーに講じている。この水辺に島原藩の倉をリノベーションした蔵カフェ「茶房升金の蔵」がある。松の一本樹の梁、窓から眺める湊の海、木の香りと潮風、年代物の箪笥や船具店時代の滑車やランプ。郷愁を誘う雰囲気のある空間...幸せの黄色いハンカチと島原城と清酒普賢岳と島原鉄道を完乗!
JR北海道一日散歩きっぷの旅Part5/令和4年10月23日
JR北海道一日散歩きっぷの旅Part5の紹介です。ニセコから乗った列車は、13:37 熱郛着ここから道の駅くろまつないまで行くんだけど、次に乗る予定の列車が14:00と時間がないので、タクシーに電話したら、「休みですよ日曜日は」って返って来た。電話に出たんやったらやって
昨夜早く寝たから日の出前に目覚めた。段々空が色づいてくる。部屋から日の出が見られるって最高。早速露天風呂へ行くと朝の冷たい空気の中、美しい景色が広がる。そして朝食。湯上がり、ビールでかんぱーい🍻ビールが美味しい♡朝からいろいろある。だし巻きとメヒカリの唐
鰻を堪能した後無事お墓参りも終わり、宿へ。「天の丸」。窓からの景色が最高です。お風呂の後は夕食。鮑、伊勢海老、三河牛がつくプランにしました。楽しみ。まずはビールでかんぱーい🍻前菜。伊勢海老と海の幸お造り。伊勢海老あま〜い。他のお刺し身も美味しい。鮑の陶板
シルバーにオレンジのラインを引いた8900系、そろりそろりと大野川橋梁を渡ると終点の内灘駅は近い。学生時代に浜田山に住んでいた呑み人だから、この車両にも乗ったことがあると思う。とても懐かしい。同じくオレンジに浮かび上がるのは金沢駅鼓門、浅野川線が発着するのはこの地下空間になる。えちぜん鉄道を旅して金沢入りしたのはとっぷり暮れてから、北陸鉄道の呑み潰しは明日にして酒場を探そう。駅にほど近い堀川町、鈍角に交わる2本の県道を繋いで三角形に飲み屋街を切り取る路地に入る。三角形の頂点あたりの立ち呑み「串酒場大笑」に若者が溢れている。でもオヤジも果敢に飛び込んでみる。オリジナルのジョッキがいい感じに冷えて一気に呷る“生ビール”が美味い。あては渋く“タコわさ”を突っつく。表面張力に耐えられなくなった“加賀鳶山廃純米”が...鼓門と内灘砂丘と加賀鳶と浅野川線を完乗!
霧の蔵ブルワリーで爽やかに "Hyuganatsu" を 吉都線を完乗!
2016.10.19の再掲です。開通当時の吉都線は、日豊本線として九州を縦貫する幹線だった。戦前の吉松駅は、鹿児島本線(現肥薩線)と日豊本線(現吉都線)が合流する鉄路の要衝だったそうだ。昭和7年、霧島連山の南麓を走る新線が開通すると、名称を吉都線と改めローカル線となってしまった。今では1~2両の気動車が11往復、都城と吉松を結んでいる。通学時間を過ぎた10:05発の都城行きは単行なのだ。肥薩線と分岐した単行気動車は、霧島連山の北麓、田園風景の中を宮崎自動車道と並行して往く。モータリゼーションが進んだ地方のローカル線の乗客はというと、御多分に洩れずお年寄りと中高生がほとんど。そして昼間っからボックス席で焼酎を飲む域外からの闖入者?と相場は決まっている。ほぼ行程半ばの高原(たかはる)駅で下り列車と交換すと、単...霧の蔵ブルワリーで爽やかに"Hyuganatsu"を吉都線を完乗!
本日も当ブログに訪問いただき ありがとうございます 今回は、未乗の磐越東線を乗りつぶす呑み鉄のお話しですいつものように青春18きっぷギリギリ最終日です…
全国旅行支援!お得に旅行に行きたい。お墓参りを兼ねて愛知県へ。宿泊と交通費両方割り引かれるように新幹線とのパックを申し込み。宿泊交通費1人 8,000円2人で16,000円お得に。地域クーポン 1人3,000円は現地で受取。新幹線の旅には駅弁でしょう。東京駅の「祭」へ。でも
“恋のしらやまさん”でラガーとハントンライスを 石川線を完乗!
秋の澄んだ空気のせいだろうか、ずいぶん早くから電車の警笛が聞こえる。何分も経ってから、無人駅に隣接する踏切の警報音が鳴り始める。っと大袈裟に車体を揺らして鶴来行きがやってきた。橋爪門続櫓から菱櫓をつなぐ2層2階の五十間長屋、白い土壁と瓦が朝日に輝いて美しい。さすがは加賀藩前田家百万石の居城らしく威風堂々としている。続く二の丸御殿の復元整備が待ち遠しい。金沢城を背にして、静かな朝の香林坊・片町を抜けて犀川大橋を渡ると「にし茶屋街」は案外近い。「ひがし」や「主計町」と比べるとひっそりした「にし」だけど、美しい街並みを見ることができる。木虫籠(きむすこ)と呼ばれる出格子の茶屋からは、今にも芸妓さんの三味線が聴こえてきそうな風情がある。にし茶屋街から泉用水に沿ってぶらぶら歩くこと5分、小さなターミナルに行きあたる...“恋のしらやまさん”でラガーとハントンライスを石川線を完乗!
本日も当ブログに訪問いただき ありがとうございます 今回は、水郡線の未乗区間を乗りつぶす呑み鉄のお話しです いつものように青春18きっぷギリギリ最終日…
2016.10.15の再掲です。九州に飛んだ呑み鉄旅は"いさぶろう1号"で八代駅を発つ。この車両は見るからに水戸岡鋭治氏の作品だ。SL人吉号など多彩な観光列車が走る肥薩線、開通当時は鹿児島本線として九州を縦貫する幹線だったという。昭和2年に水俣・川内を経由する海沿いの新線が開通すると、名称を肥薩線と改めローカル線となってしまった。肥薩線の起点は鹿児島本線の八代駅、0キロポストは1番ホーム上にある。肥薩線の八代~人吉間は通称「川線」と呼ばれ、最上川、富士川と並ぶ日本三大急流・球磨川に沿って走る。翠緑色の水を湛える球磨川では、尺アユと呼ばれる30センチもの大きなアユが育つそうだ。"鮎屋三代"は九州駅弁ランキング3年連続1位の名物駅弁、乗車前に八代駅前の「鮎の老舗より藤」で仕込んだ。焼鮎からとっただし汁で炊き込...鮎屋三代と"いさぶろう号"と隼人心と肥薩線を完乗!
本日も当ブログに訪問いただき ありがとうございます 今回は、会津田島駅からリバティに乗った続きになります。 美味しいお弁当と日本酒をいただきながら 停…
2016.10.12の再掲です。国鉄湯前線は九州山脈の山々に囲まれた球磨盆地の木材輸送を担い、木材を積載した貨物列車が走った。平成元年に第三セクターのくま川鉄道に移管されて現在に至っている。起点はJR人吉駅と併設で、5・6番線を割り振られているのだが、駅名は人吉温泉駅と改称している。人吉温泉(人吉)駅には、今では全国的にも珍しくなった駅弁の立ち売りがいる。菖蒲豊實氏は「人吉駅弁やまぐち」の社長さん、知る人ぞ知る駅弁界のレジェンドだ。ふたつ目の川村駅を出るとまもなく球磨川を渡る。球磨川第四橋梁は国の有形文化財で有名な撮影スポットだ。人気の駅弁"栗めし"は、栗型の容器に、かんぴょう入りの炊き込みご飯、ほくほくの甘い栗がのっている。まずは付け合わせのおかずを肴に"瑞鷹"のワンカップを楽しむ。ほくほくの栗めしはあ...田園シンフォニーと栗めしと清酒瑞鷹とくま川鉄道を完乗!
この土日は半日仕事、半日遊びと慌ただしくも充実した時間が過ごせました。プロ野球日本シリーズで盛り上がっている中、私の所属する野球チームは区大会の最終戦です。コロナ感染下で試合数は減りましたが、今シーズンは2勝3敗と負けが一つ先行。実は今シーズンは自身の怪我
本日も当ブログに訪問いただき ありがとうございます ブログ書くのがメンドイ・・・ 誰か代わりに書いてくれ・・・ 笑 気を取り直して・・・ 今回は会津鉄道…
眩い朝陽が差し込むのは早朝の福井駅、ホームの先端に高校生のカップル。会いたかったんだね。現在キャンペーン中とかで、この日「一日フリーきっぷ」が500円、えちぜん鉄道をお得に呑み潰そう。恐竜が今にも襲いかかろうとしているのは勝山駅、1914年(大正3年)開業以来の駅舎は登録有形文化財。午前中は三国芦原線に乗って東尋坊に遊んで、午すぎから勝山永平寺線に揺られてきた。なぜ恐竜?って、ここは福井県立恐竜博物館の最寄駅だから。人気の博物館は現在予約制なので注意が必要だ。九頭竜川対岸の山裾に鈍く光る銀のドームが恐竜博物館、ボクは勝手に“モスラの卵”と呼ばせてもらおう。白地に青のツートンにちょっぴり黄色のアクセント、MC7000形は飯田線を走っていた119系をJR東海から譲渡されたものらしい。この2両編成にのんびり揺ら...モスラの卵と越前そばと黒龍と勝山永平寺線を完乗!
2週続けて福井、この週末は最高の秋晴れに恵まれ、東尋坊と三国港の海鮮を求めてえちぜん鉄道を旅する。と言いながら、前夜のうちに北陸の海の幸を愉しんだ。大阪から流れて福井駅前の大衆割烹「善甚」を訪ねる。この週末は奥越の酒に酔う。先ずは越前大野の“花垣超辛純米”を択ぶ。、薄く色付いた液体がグラスに滴る。そうこの店、二段にした受け皿にまでいっぱいに零してくれる。これはお迎えにいかないといけない。ハマチ、甘えび、平目、サワラ炙り、カンパチ、真鯛と豪勢に6点盛り、特に“サワラ炙り”が上々のアテだ。“白えびのかきあげ”が揚がったら、二杯目も越前大野、真名鶴酒造の酒をお願いしよう。“奏雨(SOW)”、雨が奏でるの詩的なネーミングが表現するちょっと甘やかで爽やかな純米大吟醸は、『果実や野菜類をふんだんに盛り込んだ前菜類と好...東尋坊と白えびのかき揚げと奏雨と三国芦原線を完乗!
2016.9.24の再掲です。新清水駅を発車した1000形2両編成が夕日を浴びて、ゆっくりと巴川にガーダー橋を渡っていく。静岡と清水を結ぶ静静岡岡鉄道は全線複線、電車は6~7分間隔の高頻度で行き交う。かなり頼もしい市民の足だ。定時に仕事を終えたサラリーマンが待ち合わせる夕暮れの新清水駅にやってきた。これからちょっと一杯かな?これから約20分、静岡清水線に揺られて、青葉横丁あたりの昭和風情溢れる店で「静岡おでん」を食べたい。乗車した「ちびまる子ちゃんラッピング電車」は、濃淡のピンク色が可愛らしい。まる子が弾んでいる感じだ。車内放送もまる子の声、途中14駅の乗降の案内をしてくれる。これはなかなか楽しいし穏やかな気持ちになる。新静岡駅は複合商業ビル、さらバスターミナルも併設しているから、家路を急ぐ人、買い物する...ちびまる子電車と青葉横丁と静岡おでんと静岡清水線を完乗!
おすすめの"名古屋牛かつ"はちょいレア、おろしポン酢でよし、たっぷりわさびでもよし、美味しい。こんなアテに合わせる食中酒は純米系がいいね。純米吟醸"半田郷"はしっかりした味わいで濃い料理にも合う。名古屋圏を呑み潰した夏、青春18きっぷだから、東京に帰るには17:00の新快速に乗らないといけない。15:00に赤ちょうちんが灯るちょいのみ酒場「せんて」を探し当てて、まだ日の高い名駅での一杯なのだ。file-099<40年前に街で流れたJ-POP>待ちぼうけ/堀ちえみ1982一酒一肴名駅•半田郷×名古屋牛かつ
「あかでん1日フリー切符」を求めたら、EVANGELIONのキャラクターが描かれている。アスカって言うらしい。どうやらラッピング電車が走っているようなのだ。どこかで遭遇できるだろうか。世代ではないが楽しみだ。遠州鉄道の終点駅は西鹿島、山小屋風の瀟洒な駅舎が印象的だ。ここで天竜浜名湖鉄道に接続し、また東海随一の霊山を神体山と仰ぐ秋葉神社への路線バスにも乗り継げる。西鹿島を発った赤い2両編成は、緩やかな下り勾配で勢いをつけると、軽快に三方原台地を滑っていく。新東名高速を潜って、走り出しは農地と宅地が混在した田園都市の風景の中を往く。新浜松と西鹿島の両端の駅を00,12,24,36,48分に始発する高頻度の運行をしているけれど全線が単線。このため上下線の交換風景は多く見られる。各駅はほとんど跨線橋を持たず乗客は...赤電とEVANGELIONと志田泉と遠州鉄道を完乗!
シュツットガルトから高知を経由してやって来た735形“レトラム”が明日のイベントに向けて調整中。スリムな車体に存在感のあるパンタグラフ、ドイツ国旗が誇らしい。幸運な巡り会いがとても嬉しい。大阪からの帰路、乗車券を北陸回りに変更して福井・金沢を呑み潰す週末、金曜日の夕方、武生駅に降り立った。JRの駅前からショッピングセンターを回り込むように歩くと、小さな福井鉄道のターミナルがある。赤い「急行」の表示幕が誇らしい880形は2両連接電車、2006年に名鉄の岐阜市内線からやって来た。夕方の時間帯は30分ヘッドで終点の田原町まで45分で疾走するのだ。北陸シリーズは先ず福武線を呑み潰す。ひとつ目の北府(きたご)駅で早速途中下車してしまう。木造平屋建ての駅舎はギャラリースペースになっていて、かつて使用された古い制服や車...シュツットガルト電車と鯖へしこと早瀬浦と福武線を完乗!