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“恋のしらやまさん”でラガーとハントンライスを 石川線を完乗!
秋の澄んだ空気のせいだろうか、ずいぶん早くから電車の警笛が聞こえる。何分も経ってから、無人駅に隣接する踏切の警報音が鳴り始める。っと大袈裟に車体を揺らして鶴来行きがやってきた。橋爪門続櫓から菱櫓をつなぐ2層2階の五十間長屋、白い土壁と瓦が朝日に輝いて美しい。さすがは加賀藩前田家百万石の居城らしく威風堂々としている。続く二の丸御殿の復元整備が待ち遠しい。金沢城を背にして、静かな朝の香林坊・片町を抜けて犀川大橋を渡ると「にし茶屋街」は案外近い。「ひがし」や「主計町」と比べるとひっそりした「にし」だけど、美しい街並みを見ることができる。木虫籠(きむすこ)と呼ばれる出格子の茶屋からは、今にも芸妓さんの三味線が聴こえてきそうな風情がある。にし茶屋街から泉用水に沿ってぶらぶら歩くこと5分、小さなターミナルに行きあたる...“恋のしらやまさん”でラガーとハントンライスを石川線を完乗!