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人生の後半で人は何を思うか、週刊ダイヤモンドの記事のなか で特定非営利法人「老いの工学研究所」が実施した人生の後悔 アンケートから高齢者の生の声を聞くことができた、65歳か ら87歳まで男女のアンケートの中から一部を抜粋してみると、 人生で後悔することが男女では違い、男性の場合は仕事に関す ること女性の場合は結婚に関することが多い感じがする内容で あった。 【男性】 ■自分の人生にしっかりとした哲学を持って自分らしい生き方 を貫きたかった、社会の流れに依存し、リスクを取らぬ安定志 向が強くあった。(71歳) ■会社を選ぶのを間違った、そのため妻にも家族にも苦労をか けた。(78歳) ■結婚は一…
【人にあまり親切にするのも考えもの、たった一度要求を断っ たなら、たちまちそれまで受けた数えきれない恩を忘れてしま うものだ、また人にものを頼んだり人の世話になったりする機 会はできるだけ少なくしておきなさい、お返しを要求しない超 然とした人など、ほとんどお目にかかれません、遅かれ早かれ 大きな見返りを要求されます】 さらに【個人的なもめごとに人を巻き込んではいけません、誰 かと敵対関係にある時、知り合いに自分の味方をして欲しいと 頼むのはよしましょう、絶えず人の立場になって想像力を働か せもし自分がこんな要求をされたらこんな扱いを受けたら、こ んな面倒を押し付けられたらということを考えましょ…
第3章:誰とも話さない老後は寂しい?|「孤独」と「自由」のちがい
まもる 前回の第2章では、「60代で静かに暮らしたい人へ」と題し、話さない生活が心を整えることや、そのメリット
今は元気で安定していても明日のことは誰にもわからない、最 後までわからないと思って生きるしかない、齢を重ねると不安 材料を探したらキリがない、知能も体力も落ちるのは仕方がな いことだ。 どうしてもあちこちの具合が悪くなってくる、ひとつ治らない うちにまた別のところが悪くなるとといった感じで心身の衰え はいやでも進行してくる、そして老いへの不安の先にあるもの は死への恐怖、死は常に思いがけない形で襲いかかってくる、 いつどんな形でやってくるかわかったものではない。 だから今は短いスパーンで今日は体調がいい、晴れて気分がい い、一瞬でも一日でも楽しかったと思えることがあればそれで 十分、老いは変化…
第2章:60代で静かに暮らしたい人へ|話さない生活のメリットと習慣
まもる 前回の第1章では、 「話そうと思えば誰とでも話せる時代」だからこそ、 あえて“話さない暮らし”を選ぶ人
今まで素晴らしいと思ってたことが色褪せてみえたり、これま で大切だと思ってたことが、別にどうでもいいと思ったり、齢 を重ねると過去を見る自分の眼に変化が生まれることがある。 それは人であったり、物であったり過去の思い出だったりする けど、ある意味冷静に自分を客観視できるのが老年期のような 気がする、他人の評価を気にしていた若い頃、必要以上によく 思われようと無理してた自分、本音の自分と違って少なからず 自己嫌悪に陥ったこともあったものだ。 今はそんな必要もなくなった、自分の心の声を聞き自分がどう ありたいかで判断する、迷ったらいやなことはしない、そのこ とが大切だと思っている。
66歳男性、大手物流会社を8年前、58歳でリストラで退職、 当時退職金含め貯金が2000万円ほどあった、しかし生活費 や子供たちの学費、住宅ローン(月13万円)で残り300万 円まで減った。 リストラされたことで正規の仕事が見つからずアルバイトを転 々、66歳の現在、夫婦合わせて月18万円の年金を受給して るものの月13万円の住宅ローンが70歳まで4年残ってるの で現在も働いてる、それでも月15万円ほどの収入しかならな いので生活は苦しい。 やはりリストラされたことで年金も満額でない、さらに13万 円の住宅ローンが重くのしかかってることは確かである、大手 企業にいても安泰ということはないという…
高校時代の親しい友人が亡くなったのは17年前、彼が60歳で 還暦を迎えた年だった、死因は自殺、聞いたときは自殺をするな んて思いもよらなかっただけにショックだった。 地元で就職して結婚、飲食業を営んでいた、私が地元にいる間は 交流が続いたが転勤しその後は疎遠になっていた、商売も家庭も 順調かなと思われたが還暦を迎えたときに奥さんから離婚を切り 出され、子供二人も奥さんについて彼はひとりぼっちになり人生 を悲観、自殺という最悪の結末を迎えた、きっと深い絶望感があ ったのだろう、それでもまさか自ら人生を降りるとは今だに信じ られない。 苦しみ、悲しみ、恨み、ひがみ、憎しみといったマイナスの感情 の…
ひとつの悩みが消えて荷が少し軽くなったと思ったとたん、さ らに重い荷物が肩にのしかかることがある、順風満帆の人生な どないと痛感する。 疲労困媒し、厭世的になり、このまま消えてしまいたいと思う 瞬間が、長い人生のなかで誰にでもあるような気がする。 そんなとき「楽な人生などない」人間生きることが仕事、いい ことだってあるさ、つらいこともそんなに続くものではないと いう思いで私は今まで生きてきたしこれからも生きていくだろ う。
嫌われたくない、好かれたい、誰かとつながっていたい、誰も が思うことかもしれない、ただ私自身はつかづ離れずの関係が いい、相手との距離感を保ち、相手の人生に過度に立ち入らず、 相手が言いたくなさそうなことは聞かない。 節度と抑制のきいたほどよい関係、苦手だなあと思ったらそれ をしっかりと認めて相手の考え方に影響を受けない、自分の考 えも相手におしつけない、そういう距離をおいたつきあいがあ ってもいい。 現役時代同様「群れ」を好む人もいるだろう、しかし、ネット によって多くの人がつなっがっている今、「孤独」の定義も変 わってきてることも確かである、ネットには現実社会における 日常のストレスを緩和…
何をもって幸福とするか価値観は人それぞれである、ただ幸福 と言うのは充実感で幸福度の持続時間の長さ、そういう意味で は喜びや嬉しさは点、幸福は線というのは確かかもしれない。 しかし生まれてから死ぬまで幸福の連続ということはありえな いことで浮かぶ日もあれば沈む日もあるのが普通だ、だから幸 福にあまりこだわるのも善し悪しのような気がする。 4年前に58歳という若さで亡くなった作家の山本文緒さんの 作品「自転しながら公転する」のなかで主人公の女性が嫁ぐ娘 に「別に幸福になろうとしなくてもいいのよ、幸福にならなき ゃと思いつめるとちょっとの不幸が許せなくなる、少しくらい 不幸でいいのよ、思いどうりに…
僕の生活は、メリハリがはっきりしていて、お金を使うところには使う、そして基本は、質素で素朴な生活。お金を使うところは旅行と外食、それ以外は、ほとんどレジャー費がかかりません。だから、少ない年金でも、何とかなっているのかな、と。ということで、少し遅くなりま
【退職して2年になりますが特に退屈することもありません、 それで何かしているかというとほぼ何もしてません、一日一 時間の散歩、30分の庭掃除、30分家の掃除、二日に1回の 買物、食事の準備(夕食担当)、そしてパソコン、月1回1歳 の孫がくると、てんやわんやの一日、現役の時の時間に追われ た毎日を考えると天国、お迎えがくるまで生きていることに感 謝し、平凡な日常をゆっくり続けながら生活する、自分にとっ てはとても満足した老後生活を送ってます】 これは14年前新聞の投稿記事である、当時62歳の男性が定 年退職後2年経っての思いを綴ったものである、当時私自身定 年退職して解放感と喪失感が入り混じった…
👇東京大学名誉教授 矢作直樹先生のご本のあめちゃん書評ブログです『何歳になっても自分を楽しむ練習』 『何歳になっても 自分を楽しむ練習』 矢作直樹 Le…
お金は生活に必要なものでお金があればもっと楽なのにという 場面は結構あるし、お金があれば人生の多くの問題は解決する ことも確かである、お金をたくさん持つことは豊かさの一つだ けれど自分のなかに色んなもの見方を身につけるというのも豊 かさだと思う。 そこでお金にあまり縛られない生き方でインターネットの存在 は大きい、ネットは数千円の接続料で多くの時間を楽しめ、学 べるのでコストパフォーマンスは高い、さらにネットではお金 と関係なく無償で動いている部分が多い、ブログも大体がそう だ。 ブログをやらなくても人のブログを見るだけでたくさんの人生 を知ることができ生きる力になることがあるものだ、人は好き…
体力は老化によって明らかに落ちるが知能の老化はそれほど進ま ないと言われている、確かに本を読むスピードは遅くなるけれど 本の中から得るものは若い頃より多い気がする、脳は働かすほど 活性化するし、脳を鍛えれば鍛えるほど認知症になりにくいのは 一理あるかもしれない。 2020年度で高齢者7人に1人が認知症患者、それが2025 年には5人に1人、675万人~730万人になると予測されて おり、そして認知症の早期発見の目安として次のことが挙げられ ている。 ■ 約束を忘れる、いつも通る道を忘れる ■ 財布通帳衣類などを盗まれたと人を疑う ■ 怒りっぽく頑固になる ■ 趣味や好きなTV番組に興味がなくな…
老後に関する本を読んでると不安材料がこれでもかというほど 掲載されてる、趣味を持ちなさい、年金だけでは生活できない から仕事を続けなさい、友人を増やしなさい、老後資金は30 00万以上用意しなさい、地域社会に溶け込みなさい等「~し なさい」の提唱が多い。 老後の問題はお金、健康、生きがい、孤独などだが基本的に時 代を通して変わらない、老後に関する本が売れるのは老後の人 生に不安を抱いてる人がいかに多いかということである。 老後の問題は人それぞれ違う、だから老後の問題を一番わかっ てるのは自分、そのうえで人生を楽しくするのもつまらなくす るのも自分の責任、人生は考え方ひとつで大きく変わってくる、…
14年前定年退職したときにOB会の誘いがあった、正直迷った、 同調圧力みんな一緒主義を感じながらも結局入らなかった、しが らみのない組織はないし、もう会社の延長戦にある人間関係から 解放されたかった。 若いときは考え方が違ってもつきあえるもの、ビジネスの社会で は当然のことだった、ただ退職すると基本的に考え方の違う人と 無理してまでつきあいたくはなかった、他人の評価にふりまわさ れながら生きてきた現役時代、年齢とともにそれが希薄化してい く、そして他者の存在も希薄化していく。 コロナ禍以降誰かと会って話すことも激減した、特に会いたいと も思わなくなった、もうかつての人間関係に執着しない、新しい…
私たち家族が今のマンションに住んでちょうど22年、約100 世帯、1家族3名として約300人ぐらいが住んでいる、エント ランス、エレベーター、駐車場、毎日誰かとは挨拶を交わす。 そんな日常生活のなかで挨拶しても何の反応もない人、いわゆる 明らかに無視されることがある、あまり気分のいいものではない、 何度かそういうことがあるとさすがにこちらから挨拶することは なくなった、きっとつきあいのない人間に挨拶することはないと いう考えなのかもしれない。 もともとマンションを選んだ人のなかには近所づきあいのわずら わしさがいやな人もいることも確かである、しかし、「おはよう ございます」「こんにちわ」「こん…
日刊SPAに掲載された64歳独身男性の記事に注目した、年金 は月2万円、契約社員や派遣で働いた期間が長く、60歳から 繰り上げ受給したので低年金である、訪問介護のアルバイトを 週4日こなして月収は10万円、しかし不整脈を患っており通 院しながら仕事をしている状態である。 アパートの家賃は東京都内で2万5千円と格安だが築50年、 12万円の収入では家賃、生活費、薬代でほぼ消えてしまうと いう、生活保護は受けないんですか?という記者の問いに本人 は恥ずかしいからイヤだ、田舎にいる肉親に役所から連絡がい くのが心苦しいということだった。 一世帯あたりの生活保護費は平均12万円であるが各市町村に よっ…
本当はいやなのに断れない、なぜかというと断ってしまうと嫌 われるから、誰もが人生の色んな局面で遭遇することかもしれ ない。 周囲の人から嫌われないために、人からの批判を恐れて持つ感 情、それらはすべてその人の自身の本当の感情ではない、我慢 をしてる、無理をしてる。 無理を重ねてる人は弱い、逆に無理のない人は強い、無駄と思 えることに我慢しない、人生の後半、無理のない生き方をした いものである。
運がいいとか運が悪いとかその繰り返しを人は送っている、そ して選択の違いによってその後の運命が大きく変わることがあ るのが人生である。 進学、就職、結婚、そして40年間のサラリーマン生活を終え るまでは私にとって人生は選択の連続だということを痛感した ものだ、楽しいこともつらいこともあったけど、良い事も悪い こともプラスに受け取る、マイナス思考はなんとか打ち消しな がら生きてきたような気がする。 運がいいことに私はまだ生きている、人生が終わったわけでは ない、それでもいつか死んでいくことだろう、それまでは、さ さやかな希望と感謝の気持ちを胸に淡々と生きていくつもりだ。
今日は勉強会の日この勉強会ではいくつかのグループに分けて、順に生活勉強の発表などがある今日発表のメンバーの一人に94歳になる女性がいた彼女の年齢を聞いた時、もし、母が生きていたら、こんな感じなのだろうかと、私はそこに亡き母の姿を重ねた彼女の...
現在65歳以上無職の高齢世帯の家計収支の最新データでは年間 60万円のマイナスになってる、この理由は年金収入の減少、支 給額は10年前と比べて約10%減少している、しかし消費支出 は10年間ほぼ横ばい、年金収入が減っても暮らしぶりはそう簡 単に変えられない、さらに税、社会保険料は確実に負担が増して いる。 年金を受給してない世代からみると「年金だけで暮らせないので すか?」「リッチなお年寄りが多いと思いますが?」という声が 結構多い気がする、しかしリッチといわれる高齢者は全体の2割 もいないだろう、二人分の年金収入がある共稼ぎ夫婦や公的年金 のほかに企業年金が支給されてる人、事業で成功した人、…
【ひとりの老後】おひとりさま世帯の年金月額と貯蓄額平均はいくら?
どうも。『毎日が祝日。』いわいです。 今日はネットで見かけたこちらの記事から。 今日は久しぶりに「LIMO」から老後資金に関する記事です。 老後が気になるお年頃ですし、おひとりさ...
私たちの日常のなかで「みんな」という言葉、誰もが聞いたこ とのあるフレーズ「みんなが言ってますよ!」果たしてどれだ けの人数だろうか?学生時代、会社員時代、近所等、それぞれ の場面での「みんな」はクラスのほんの一部、職場のほんの数 人、近所の数人、その程度である、それでも「みんなが言って ますよ!」という。 私も経験がある、今は亡き母が認知症で実家の近くの高齢者施 設に入居したのが7年前、毎月2回新幹線を利用して施設と実 家の掃除を続けていたが、ある時近所の男性が「おかあさんを 仙台に連れてったと、みんなが言ってますよ!」「施設にいま すよ、一体誰が言ってるんですか?」「…………」こんなやり …
2023年度版「高齢社会白書」60歳以上への内閣府意識調査 で家族以外で相談や世話をしあう親しい友人がいるかと尋ねたと ころ「いない」と回答した人が3人に1人という結果だった。 仕事をやめれば友人がいなくなるというのは自然の流れ、「60 歳すぎたら友人もいらない」という漫画家の弘兼憲史氏、著書の なかで友人が多いほうが豊かな人生だと思ってる人が多いことも 事実であるが老後は信頼できる一握りの友人がいればいいという 持論を展開してる。 友人がいない老後は不幸だというのは世間の思い込みで本当は3 割よりもっと多いかもしれない、それでも友人がいないことは決 して恥ずかしいことではない、友人がいない老…
70歳のAさん、夫の死後、遺族厚生年金と国民年金月額9万円 を受給している、ただそれだけでは生活できないのでスーパーの パートで週3回現在も働いている。 働いているのは決して社会参加とか生きがいとかそういう理由で はない、生活するためには働かざるを得ないからだ、貯蓄もほと んどないし頼れる親族もいない。 仕事があるから何とか生活できる、身体が丈夫なのが取り得だけ ど働けなくなったらどうしようという不安は常にあるという、た だ9万円の年金ではどうしようもない、とにかく働けるうちは働 こう、働けなくなったら、その時に考えようというAさん、この ように低年金で不安な老後を過ごしている一人暮らしの高齢…
私の両親はふたりとも認知症だった、14年前に亡くなった父は 幻覚、妄想がでるレビー小体型認知症、5年前になくなった母は アルツハイマーとレビー小体型認知症、両親とも共通してるのは 初期の兆候として新聞を読まなくなり、趣味や好きなTV番組に関 心を示さなくなったことである。 母は父の認知症で苦労しただけに認知症だけにはなりたくないと いう気持ちは強く、父の死後、脳トレ有酸素運動を積極的にやっ てたが加齢には勝てず、94才のときにとうとうその時がやって きた、「昨夜泥棒が入った」「〇〇さんがきて泊まっていった」 電話で意味不明なことを言い出した、明らかにおかしいと感じ一 人暮らしの母のもとに行きケ…
最近「団塊世代の老後破綻」というテーマでTVや雑誌で話題にな っている、その団塊世代の事例を見ると、いずれも30代40代 の時は中流と思われる暮らしをしているが、齢を重ねるにつれど こかで思わぬ誤算が生じ、生活苦に陥っている。 それは団塊世代当事者だけでなく親の問題、子供の問題も深く絡 んでいる、本人の問題としては会社の倒産、リストラ、離婚、親 の問題としては介護、親と同居したものの親が無年金のため医療 費生活費の負担増、子供の問題としては無職もしくは非正規のた め生活費の援助をしてる、離婚した娘が幼い子供を連れて同居し たため生活費の負担増等である。 いずれも想定外といえるものである、そして…
定年退職後の収入は働かないかぎり大半の人は公的年金が収入源 である、現在年金受給者は約4000万人(そのうち国民年金の み受給者は1000万人)いる、例えば60歳以上夫婦だけの無 職世帯では公的年金は月平均22万円(年間264万円)支出が月 平均27万円(年間324万円)、月平均5万円(年間60万円) の赤字だといわれてる、足りない分は預金を取り崩すしかない。 支出のなかで固定してるのが税、社会保険料である、市県民税、 固定資産税、車をもってれば自動車税、そして国保(介護含む) である、この支出は決まってるので減らすことができない、我 が家ではこの合計が年間52万円である、支出の中のウエイト …
年齢を重ねればどこかしら不具合はでてくるもの、若い頃出来た ことができなくなるのは当たり前、また心身の衰えもある、記憶 力、思考力、想像力、柔軟性も当然衰える、老いは孤独と隣り合 わせ、輝かしい人生を送った人ほど落差が大きく、軟着陸が難し いといわれてる。 また他人の介護を受けざるを得ない老人と日常生活をなんとかで きる老人との差は大きい、しかし、この先どうなるかは誰にもわ からない、不安の種を挙げたらキリがない、それよりも老いをネ ガティブにとらえないで老いを受け入れるしかない。 いくつになっても好奇心と向上心を失わないで精一杯生きたあと は自然の力に身をゆだねる、延命治療はしない、いずれ人…
定年退職して14年、妻と二人でいる生活にもすっかり慣れたけ れど私たちに孫はいない、そのせいか日常の刺激はうすい、正直 気がつくと笑うことが少なくなった、会社にいるころは心底笑う ことはないにしても一日のなかで起伏があるせいか笑うことは今 よりは多かったような気がする。 健康で長生きするには笑うことが大切というのはよく言われてる こと、かといって街中で一人でいて笑ってたら変人と思われる、 泣くことはひとりでもできるが笑うことは一緒に笑う人が必要で ある、健康には笑うふりでもいいからよく笑えといわれるが、た やすいことではない。 一緒に笑ってくれる人がいて初めて笑うことが生まれるもの、面 白くも…
高齢者のアンケート調査で多くの人がテレビを視聴してるという 結果から「高齢者はテレビに釘付け」という記事が掲載されてい た、その理由としては自らの情報発信の気力が減退し流されるこ とを好むことに他ならない、そして定年退職を迎え就業しておら ず自宅にいる機会が多いと書かれていた。 果たしてそうだろうか?この調査ではインターネットの利用率は 4割程度である、必ずしもテレビに釘付けとはいえない気がする、 私自身テレビは好むし現役時代より視聴する機会は多い、しかし それ以上にインターネットを利用する方が多い。 実際ブログを始めてる高齢者は思いのほか多い、自分の経験や哲 学、趣味についてブログを通じて発…
現在高齢者は3625万人、年金収入が最も人数が多いのが6万~ 7万円で約460万人、5万~6万円が約330万万人、7万~8 万円が320万人、全体の約6割の高齢者が月額10万円未満と低 年金しか受給してないのが実態である。 しかし65歳以上の単身高齢者の1ヵ月分の平均支出額は14万円、 年金収入が10万未満であれば4万~7万円の不足分を貯蓄を切り 崩すか仕事をして稼ぐしかない。 現在の高齢世帯は男性が働き家族を養い女性が専業主婦として夫や 子供を支えるというのが一般的であった、そのため夫に先立たれて 収入が減ると一気に貧困に陥るケースが多い、そこに高齢単身女性 の貧困率の高さが表れてる。 それ…
人間関係というのは言葉を通しての関係であり人間関係をむすび つけるための工夫である、反面言葉のうらみは恐ろしい、昔言わ れた言葉に傷ついて、ずっと続くと思えた友情が一瞬でこわれる こともある。 人間は自分の言ったことを覚えてないが、言われたことは覚えて いるものだ、例えば私の妻が40年以上前に私の母に何気なく言 われたひと言を不快に思い、いまだに鮮明に覚えていること、そ れだけ人の口から発せられた言葉は力があることは間違いないと いうことである。 言葉のうらみは恐ろしい、逆に人を救う言葉だってある、だから こそ自分が使う言葉の重みをいつも心の隅で自覚することこそ大 切なのかもしれない。
もし親が倒れた場合、誰が面倒を見るか?30年前のきょうだい の争いは相続でどちらかというとプラスの争い、現在は相続もあ るが介護を誰にするかのマイナスの争いが現実に起きてるという 老後の「きょうだいリスク」 またきょうだい間で格差が生まれてる、30年前は生活に支障が ある格差ではなかった、現在の格差は非正規雇用労働者が40% という事情もあり、きょうだい間で経済格差が生じてる、暮らし ていけない子供が親と同居しさらに親の援助を受けてるケース、 そのため親が倒れた場合自然と親の面倒を見ることになる。 そこできょうだいの関係がこじれるケースが多いのも事実である、 こう見るときょうだいが多いと心強い…
70代の二人暮らし夫婦先日、近所のスーパーに買い物に行った時、知人に会いました。近所に住んでいる方ですが、年に数回会えば話す程度です。私より一回りぐらい年上の方ですがご夫婦で二人暮らしをされています。で、前回お会いした時に、ご主人の具合が良くないと聞いていました。病気が治る見込みがないと言われたそうで…夫に先立たれる不安その時もその主婦さんは落ち込んでいたのですが先日会った時に話したら、「やっぱりも...
現在生活保護受給者は202万人、そのうち65歳以上の高齢者 は105万人と約半数を占めている、そのうち50万人が無年金 であるという、日本の高齢者は3625万人であるので全体のな かで占める数字は少ないかもしれないが年々増加しているのは確 かである。 一世帯当たりの生活保護費は平均12万円であるが各市町村によ って支給額は違う、単身で6.5万円~8万円、高齢世帯二人で1 0万円~12万円である、当然住民税、医療費は免除である、し かし国民年金保険料をきちんと払い続けて満額の月6万6千円と 蓄えたお金を取り崩してなんとかやってる高齢者がいることも事 実である。 その人たちは真面目に国民年金保険料…
人間いつかは死ぬ、遅かれ早かれ誰もが死ぬ、これは間違いない 誰かに看取られて亡くなる人、誰もいないところで亡くなる人、 さまざまかと思う、孤独死の人は淋しい惨めというけれど亡くな った本人は案外幸せだったかもしれない、死に立派な死も、立派 でない死もないはずである。 死にゆく人が臨終にあたって涙を一滴こぼしたという話、淋しさ の表れ、この世にまだ未練があるから、この世に別れをつげる感 謝の涙だと言う人もいるが、残された人たちそれぞれの解釈のよ うな気がする。 人間いつかは死ぬだろうけど、いつどんな死に方をするかは決め られない、病気で苦しむかもしれない、災害にあうかもしれない、 それでも生きて…
ぜいたくが人間の幸福だと思っている人が今の世の中ではほとん ど、だからお金さえあれば幸福、お金がなければ不幸という風潮 があることは確かである。 お金は必要なもの、お金があればもっと楽なのにという場面は結 構あるし、お金があれば人生の大体の問題は解決することは間違 いない、実際生活レベルをダウンサイズしても予期せぬ出費は必 ず出てくる、そんな時、もっとお金があったらと思うのは当然な 気がする。 ただお金があまりなくても気持ちに余裕があって自分のペースを 保って幸福だと思って生活してる人も現実にいる、だからお金を たくさん持つのも豊かさのひとつであるが、自分のなかに色んな ものの見方を見つけるの…
来月夫が約3週間休暇をいただいた6月下旬まで夫婦共に忙しく、休暇の具体的な過ごし方を考えていないが、夫は生まれ故郷に行きたいと考えているようだ昨年両親の最後の法要の時、上の兄姉の仲が険悪になっていて、姉の夫は法要に顔も出さなかった姉も会食も...
「業者変わったんですか?」と問われた工事中。長期間放られた工事が再開し、重機に書かれた屋号が変われば気になるだろう近隣の眼。隠しても仕方ないので詳しく事情を説明して驚かれて。私個人としても百万円ちょっとの余計な出費で、諸物価高騰は今騒がれている米だけではな
夫を亡くし初めてのひとりぐらしを経験する年金世代は多い、あ る雑誌のアンケート調査によると夫の死をきっかけに一人暮らし になった場合必ずしも亡くなってからの時間と気持ちは正比例で ない人が目立つらしい。 2年未満でも一人暮らしに慣れた人、10年経っても慣れない人、 「夫が亡くなって2年ほどはうつ状態」「1年間は気持ちの整理 が出来ず仕事以外のときは泣いていました」といった声も多い。 なにか趣味など打ち込めるものを持っている人のほうが新しい環 境への適応度が高いとも言われてる、5年前に亡くなった母の場 合、父が亡くなってからの一人暮らしはコーラス仲間とのふれあ いが支えになったことは確かである、…
齢をとるにつれて、しみ、しわ、白髪もふえ、容貌も変わってい く、身体の機能も低下し、視力や聴力が低下して体力が低下して 無理がきかなくなる。 さらにあちこちの具合が悪くなって、ひとつが治らないうちにま た別のところが悪くなるといった感じで心身の衰えがいやでも進 行していく、加齢は誰にとっても望ましいことではない、昨日で きたことが今日できなくなり、今日できることが明日できなくな り確実におとろえ、かつて味わったことのない経験である。 反面高齢になるにつれ職場や学校などの社会的制約が他の世代に 比べ小さいので自分の気持ちに忠実に生きることができるような 気がする、肉体は衰える、知力も衰える、しか…
私たちは日常のなかで広い意味で多かれ少なかれ演技をしている、 それは自分の存在を認めて欲しい、好かれたい、嫌われたくない、 注目して欲しい、仲間はずれにされたくない、だから時には人間 関係において見え透いたお世辞を言ったり、本心をいえなくて、 心にもないことを言ったりすることがある、これがもうひとりの 自分であり、演技をしている自分である。 過去をふりかえると、私自身本来の自分とは違う嫌悪するほどの 自分に気づくことがあった、誰でも人には嫌われたくないから気 づくと、誰にでもいい顔をしてしまう、ついつい、いい人を演じ てしまい、自分を苦しめてしまう結果になることは長い人生のな かでは往々にして…
老後にかかるお金はいくらか?定年後の人にとっては重要な問題で ある、夫が65歳以上、妻60歳以上の夫婦二人の無職世帯では毎 月の支出が平均27万円、一方公的年金収入が平均で月約22万円 月5万円の赤字である。 これが一般的な年金生活者の例だろうが支出に関しては自宅が一軒 家の場合とマンションの場合で違ってくる、マンションの場合は月 々の管理費、修繕積立金、車があれば駐車料がかかる、また資産 (預貯金、有価証券)状況もかなり影響してくる。 高齢者の貯蓄調査では貯蓄2000万円以上が18%の反面、貯蓄 300万円以下も18%という結果が出ている、いわゆるシニア間 の格差が指摘されている、又国民年金…
好感のもてる人、どうも好感のもてない人、私たちは、そうい う好き嫌いの尺度で判断することがある、それがいいことか悪 いことかといえば悪いことかもしれない、それでもそういう尺 度で人を見るのが人情というもの、この好き嫌い、誰の経験の なかにもあるもの、私たちはこの直感的判断によって左右され る。 この感覚はどんなふうに形成されるのだろうか、きっと容貌だ けでなく、その人が発散させている雰囲気から判断すると思う、 だから第一印象がよく好感が持てれば打ち解けるのが早いし、 そうでなければ遠ざかる。 この好き嫌いを克服するには、やはり話しあうことで変化する 場合がある、実際苦手だと思った人が話し合うこ…
寿命がのびれば健康寿命も健康でない寿命ものびる、さらに長 寿化にともない要介護になる年齢もあがる、そして誰もが認知 症になる可能性があり誰もが認知症の人を介護する可能性があ る。 2025年には認知症患者は700万人、これは65歳以上の 人の5人に1人の割合、さらに85歳以上の55%の人が認知 症になると推計されている、最近アメリカの大学の研究チーム が長年にわたって高齢者を中心にした家族データから本人の認 知症と両親の認知症の経歴を調べた研究が発表された、それに よると親が80歳未満で認知症になった場合親が認知症でない 人に比べ67%高まるという結果が出てる、いわゆる遺伝的影 響がみられると…