【エッセイ/書評】山本文緒「無人島のふたり」ー緩和ケアを選び58歳で亡くなった作家の最期の言葉たち。読むか読まないか迷ったけれど読んでよかった!
無人島のふたり posted with ヨメレバ 山本 文緒 新潮社 2022年10月19日頃 売り上げランキング : 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 副題は「120日以上生きなくちゃ日記」。本の最初に、著者が2021年4月に膵臓がんと診断されステージ4bだったこと、進行を遅らせることしかできないがそのためにやった抗がん剤治療は地獄だったこと、医師や夫と話し合い緩和ケアへ進むと決めたこと、が書いてある。これは2021年10月に58歳で亡くなった作家・山本文緒さんの2021年5月からの日記である。タイトルは思いもよらない宣告で「突然20フィート超えの大波に襲われ、ふた…
2023/02/18 08:46