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週刊 読書案内 最首悟「能力で人を分けなくなる日」(創元社)
最首悟「能力で人を分けなくなる日」(創元社) ここのところ創元社の、多分、若い人向けで作っておられるのでしょうが、「あいだで考える」というシリーズを、ポツポツ読んでいます。 今回
週刊 読書案内 赤坂真理「愛と暴力の戦後とその後」(講談社現代新書)
赤坂真理「愛と暴力の戦後とその後」(講談社現代新書) 今日の読書案内はコロナ騒ぎ始まるちょっと前に、題名が気になって『東京プリズン』(河出文庫)とか『箱の中の天皇』(河出書房新社)を読んでい
【2025年本屋大賞受賞「カフネ」が聴ける】Audibleで新しい読書生活
書店員も絶賛!2025年本屋大賞受賞作「カフネ」はもう読みましたか?耳で聴く読書Audibleなら、家事や移動中も話題作を楽しめます。プロの朗読で感動も倍増。無料体験で「カフネ」を聴いて、新しい読書生活を始めましょう。
中村文則「列」(講談社) たしか、20年前、2005年に「土の中の子ども」(新潮文庫)で芥川賞をとった中村文則の最新作だそうですが、「列」(講談社)を読みました。2024年の野間文芸賞で、中村文則の最高
ロアルド・ダール「少年」(ハヤカワ文庫) 今日の案内はドアルド・ダールの「少年」(田口俊樹訳・ハヤカワ文庫)です。「チョコレート工場の秘密」(柳瀬尚紀訳・評論社ダールコレクション2)の、
こどもの頃、夢中になった本は?宇宙怪獣ゾーン。もしやと思って検索したら、まさかのAmazonに古本としてあった。ネット時代、凄い。(@_@)▼本日限定!ブログ…
奈倉有里「ことばの白地図を歩く 翻訳と魔法のあいだ」 シリーズ「あいだで考える」創元社 創元社の「あいだで考える」というシリーズにはまっています。 今回の、この本に関していえば、「翻訳と魔法の
週刊 読書案内 町山智浩「今のアメリカがわかる映画100本」(CYZO株式会社サイゾー)
町山智浩「今のアメリカがわかる映画100本」(CYZO株式会社サイゾー) 図書館の新刊の棚で見つけました。「映画」と「アメリカ」について、なかなか評
週刊 読書案内 斎藤真理子「隣の国の人々と出会う」(創元社)
斎藤真理子「隣の国の人々と出会う」(創元社) 図書館の新入荷の棚で見つけて借り出しました。現代韓国文学の翻訳者として、ボクでも名前を知っている斎藤真理子さんの「隣の国の人々と出会う」(創元社)で
週刊 読書案内 マロリー・オメーラ「女たちがつくってきたお酒の歴史」(椰野みさと訳・草思社)
マロリー・オメーラ「女たちがつくってきたお酒の歴史」(椰野みさと訳・草思社) 市民図書館の新刊の棚で見つけて「女がお酒をつくる?」 と手に取ると、いきなり「ガーリィードリンクって
金城一紀「友が、消えた」(角川書店) 今や、映画の方が、いや、映画も忘れられているかもの「GO」(講談社文庫・角川文庫)の、あの金城一紀の新刊が2024年の12月に、書き下ろしで出ていました。 図書館の
週刊 読書案内 J・G・ロビンソン「思い出のマーニー」(越前敏弥・ないとうふみこ訳・角川文庫)
J・G・ロビンソン「思い出のマーニー」(越前敏弥・ないとうふみこ訳・角川文庫) ここのところ、読書案内役を担っていただいている笠間直穂子さんの「山影の町から」の中で、笠間さんが子どものころから繰
週刊 読書案内 太宰治・ホノジロトウジ「駈け込み訴え」(立東舎)
太宰治・ホノジロトウジ「駈け込み訴え」(立東舎) なんか、凄い本みつけちゃいました。立東舎という出版社(多分)の「乙女の本棚」というシリーズの1冊です。 青空文庫という、著作権が、多分、フ
週刊 読書案内 サンダー・コラールト「ある犬の飼い主の一日」(長山さき訳・新潮クレストブックス)
サンダー・コラールト「ある犬の飼い主の一日」(長山さき訳・新潮クレストブックス) 市民図書館の新入荷の棚で見つけて借り出しました。オランダからスウェーデンに移住して小説を書いているらしい、1
大沢真幸「正義を考える」(NHK新書) 最初にお断りすると、この投稿原稿は、ほぼ十年前のことですが、ぼく自身が学年の担任団から外れて、図書館の係をするようになった頃、授業を受け持っていた高校三
この春初めて聞いたウグイスの声、そして向田邦子さんの『大根の月』
こんにちは。京都の朗読家 馬場精子です。ブログにお越しくださいましてありがとうございます。 家の近くで、今年初めてウグイスの声を聞きました。もしかしたらもっ…
週刊 読書案内 廣野由美子・桒山智成「変容するシェイクスピア」(筑摩選書)
廣野由美子・桒山智成「変容するシェイクスピア」(筑摩選書) 市民図書館の新入荷の棚で見つけました。 筑摩選書とか、平凡社ライブラリーとかあると手が出てしまうわけですが、イギリスのお芝居
週刊 読書案内 小野和子「あいたくて ききたくて 旅にでる」(パンプクエイクスPUMPQUAKES)
小野和子「あいたくて ききたくて 旅にでる」 (パンプクエイクスPUMPQUAKES) 笠間直穂子という方の「山影の町から」(河出書房新社)の中にある書評で知って読みました
井戸川射子「共に明るい」(講談社) 2021年、「ここはとても速い川」(講談社文庫)で野間文芸新人賞、翌年2022年、「この世の喜びよ」(講談社文庫)で第168回芥川賞を受賞した井戸川射子という1987年
週刊 読書案内 アガサ・クリスティー『検察側の証人』・ビリー・ワイルダー映画『情婦』
100days100bookcovers 98日目 アガサ・クリスティー『検察側の証人』・ビリー・ワイルダー映画『情婦』 大変遅くなり、申し訳ありません。 前回のKOBAYASIさんの投稿が2月の中旬でしたので、もう3か月ほど経
週刊 読書案内 デイヴィッド・ピース「Xと云う患者」(黒原敏行訳・文藝春秋社)
デイヴィッド・ピース「Xと云う患者」(黒原敏行訳・文藝春秋社) 「一読三嘆!」という言葉がありますが、「私は芥川龍之介が、子どものころから好きだった、雲の意図なんて、絵本で読んだし!」 という
笠間直穂子「山影の町から」(河出書房新社) 市民図書館の新入荷の棚で出会いました。飾り気とか全くない装幀の地味ですが、だからこそでしょうか、気を弾かれて借り出してきましたが、「これぞ、待って
100days100bookcovers 97日目その2 内田樹「ためらいの倫理学」(角川文庫) 続いて2冊め。 内田樹『ためらいの倫理学 戦争・性・物語』(角川文庫) 内田樹の名前を知ってその文章に触れたの
週刊 読書案内 ザ・ブルーハーツ「ドブネズミの詩」(角川書店)
ザ・ブルーハーツ「ドブネズミの詩」(角川書店) トラキチ君の2025年2月のマンガ便に入っていました。でも、マンガではありません。ザ・ブルーハーツの「ドブネズミの詩」(角川書店)という、まあ、い
週刊 読書案内 サラ・ピンスカー『いずれ すべては 海に中に』(市田泉訳・竹書房文庫)
100days100bookcovers 97日目その1 サラ・ピンスカー『いずれ すべては 海に中に』(市田泉訳・竹書房文庫) 遅くなりました。 前回のSODEOKAさんからの「引継」テーマは、「個人」と「世界」の関
100days100bookcovers 96日目 保坂和志「ハレルヤ」(新潮社) 保坂和志『ハレルヤ』(新潮社)より、「こことよそ」。 前回の山本さんのレビューから、またずいぶん時間が経ってしまいました。な
週刊 読書案内 筒井功「アイヌ語地名の南限を探る」(河出書房新社)
筒井功「アイヌ語地名の南限を探る」(河出書房新社) 縄文以来の原日本語を探り続けていらっしゃる筒井功さんの「アイヌ語地名の南限を探る」(河出書房新社)をいじっています。 著者の縄文語探索「縄
週刊 読書案内 桑野隆「生きることとしてのダイアローグ」(岩波書店)
桑野隆「生きることとしてのダイアローグ」(岩波書店) 斎藤環の「イルカと否定神学 対話ごときでなぜ回復が起こるのか」
週刊 読書案内 斎藤環「イルカと否定神学 対話ごときでなぜ回復が起こるのか」(医学書院・シリーズケアをひらく)
斎藤環「イルカと否定神学 対話ごときでなぜ回復が起こるのか」(医学書院・シリーズケアをひらく) 2025年の、お正月早々の読書は斎藤環という人の「イルカと否定神学 対話ごときでなぜ回復が起こるのか」
上野昂志「黄昏映画館」(国書刊行会) お正月早々「夏の庭」と「お引越し」という相米慎二監督の作品を続けて2本見ました。で、相米慎二という人が、どんなふうに言われている監督なのか気になって、市
山本陽子「入門 日本美術史」(ちくま新書) 市民図書館にシャーロット・マリンズという人の「若い読者のための美術史」(すばる舎)を返しに行って、新入荷の棚をのぞいていて見つけました。こんどは日本美
週刊 読書案内 笹原宏之「美しい日本の一文字」(自由国民社)
笹原宏之「美しい日本の一文字」(自由国民社) ここ数年、「美しい日本」とかいう言い回しで日本文化について取り上げる風潮が広がっていて、ウンザリしています。とりわけ「日本」を、他の国や文化に比
週刊 読書案内 豊永浩平「月(ちち)ぬ走(は)いや、馬(うんま)ぬ走(は)い」(講談社)
豊永浩平「月(ちち)ぬ走(は)いや、馬(うんま)ぬ走(は)い」(講談社) 新しい作家の登場!です。2024年に出合った日本の小説で、一番うなった作品です。荒削りの印象は否めませんが才能にあふれている
読書をするということは、人によっては敷居が高いと感じる人もいるかもしれません。 僕は小説やエッセイや伝記物の類が好きで、そういうものをよく読みます。 実用書や自己啓発の本は苦手です さて、読書
週刊 読書案内 ゴイティソーロ「パレスチナ日記」(山道佳子訳 みすず書房)
ゴイティソーロ「パレスチナ日記」(山道佳子訳 みすず書房) 2024年の6月に「エドワード・サイードOUT OF PLACE」という佐藤真監督の映画を見て以来、パレスチナをめぐって、映画を見たり、本を読んだりという
週刊 読書案内 シャーロット・マリンズ「若い読者のための美術史」(下田明子訳 すばる舎)
シャーロット・マリンズ「若い読者のための美術史」(下田明子訳 すばる舎) やたら分厚くて、チョット腰が引けるかもの見かけの本です。市民図書館の新刊の棚で見つけました。二月
浦沢直樹「あさドラ 9」(小学館) 2025年の最初の週刊マンガ便はトラキチ君の2024年、12月のマンガ便で届きました。11月28日の新刊です。 浦沢直樹の「あさドラ」(小学館)第9巻ですね。 ビッ
週刊 読書案内 100days100bookcovers 夏目漱石「文鳥・夢十夜」(新潮文庫)
100days100bookcovers 夏目漱石「文鳥・夢十夜」(新潮文庫) 2020年、コロナ騒ぎの最中に友達と始めた100日100冊ブック紹介が、この秋ゴール! しました。100日目、100冊目です(笑)。 2
宮島未奈「成瀬は信じた道をいく」(新潮社) ハハハハハ、読みましたよ。 宮島未奈「成瀬は信じた道をいく」(新潮社)です。 成瀬あかりの天下取りの道 は続いています(笑)。彼女が滋賀県の超名門県
吉本隆明「最後の親鸞」(ちくま学芸文庫) 2024年もあと三日ですね。今年も、あれこれ、あんまり流行りそうにない本ばかり「読書案内」してきました。これまた、まあ、ほとんど忘れられている本ですが、ど
週刊 読書案内 金子勝・児玉龍彦「現代カタストロフ論」(岩波新書)
金子勝・児玉龍彦「現代カタストロフ論」(岩波新書) 経済学者金子勝と先端医療分野で「がん」の研究を牽引している医学者児玉龍彦という二人が、2022年の時点で、経済的、医療的カタストロフに陥ってい
週刊 読書案内 2024-no142-1064 ウォルター・アイザックソン「コード・ブレーカー(上・下)」(文藝春秋社)
ウォルター・アイザックソン「コード・ブレーカー(上・下)」(文藝春秋社) 今日の案内はウォルター・アイザックソンという、学者さんの「コード・ブレーカー(上・下)」(文藝春秋社)です。それぞれ300
週刊 読書案内 2024-no142-1064 ウォルター・アイザックソン「コード・ブレーカー(上・下)」(文藝春秋社)
ウォルター・アイザックソン「コード・ブレーカー(上・下)」(文藝春秋社) 今日の案内はウォルター・アイザックソンという、学者さんの「コード・ブレーカー(上・下)」(文藝春秋社)です。それぞれ300ペ
週刊 読書案内 宮島未奈「成瀬は天下を取りにいく」(新潮社)
宮島未奈「成瀬は天下を取りにいく」(新潮社) 宮島未奈の「成瀬は天下を取りに行く」(新潮社)を読みました。2024年の本屋大賞ですね。あちこちに「絶賛!」レビューの山で、どっちかというと、普段は避けて通る
週刊 読書案内 夏目漱石「文鳥」(「文鳥・夢十夜」新潮文庫)
夏目漱石「文鳥」(「文鳥・夢十夜」新潮文庫) 夏目漱石の「文鳥」です。明治41年ですから1908年、前年、朝日新聞に入社した漱石が最初に書いた長編「虞美人草」のあと「坑夫」を書き、続けて書い
週刊 読書案内 井戸川射子「する、されるユートピア」(青土社)
井戸川射子「する、されるユートピア」(青土社) 2022年に「この世の喜びよ」(講談社文庫)で芥川賞をとった井戸川射子の「する、されるユートピア」(青土社)という詩集を読みました。2019年に中原
週刊 読書案内 筒井功「潮来を、なぜイタコと読むのか」(河出書房新社)
筒井功「潮来を、なぜイタコと読むのか」(河出書房新社) どうでしょう、この本の書名が何ともいえずいいなと思うのですが。縄文語を追っていらっしゃる筒井功さんの新刊「潮来を、なぜイタコと読むのか」
死ぬほど読書 (幻冬舎新書) [ 丹羽宇一郎 ] 価格:858円(税込、送料無料) (2024/12/10時点) 楽天で購入 https://www.amazon.co.jp/%E6%AD%BB%E3%81%AC
週刊 読書案内 日野啓三「落葉」(「落葉 神の小さな庭で」集英社)
日野啓三「落葉」(「落葉 神の小さな庭で」集英社) この作家を読み直し始めたきっかけは、2024年の10月に見た「国境ナイトクルージング」という、中国と朝鮮の国境を舞台にした、まあ、中国映画といって
「趣味と趣味の読書について」 何か趣味を持ちますと、凝って行く人は間違いなくその趣味の分野の読書をするようになります。 典型的なのは入門書から始まりまして、そ…