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こんにちは!今年は福音館の古典シリーズを読むと意気込んでいたのに着手できておらず、やっと『トム・ソーヤーの冒険』を読み始めました。ビー玉を久しぶりに手の上で転がしたり眺めたくなっています。今の時代だと子どもが集めて喜ぶものってなんだろうか、なんてことが気になっています。 さてさて、本日紹介するのはこちらの本です。 『ふわふわ』 谷川俊太郎+工藤直子 対談集 www.switch-store.net 工藤 直子さんと谷川 俊太郎さんのお二方が対談形式で、詩、生き物、人間、死、魂、さまざまなテーマを扱いながら、お互いの生い立ちや思考、詩をつくるようになった経緯など、次々と会話を行き交わせます。 私…
こんにちは!今年は福音館の古典シリーズを読むと意気込んでいたのに着手できておらず、やっと『トム・ソーヤーの冒険』を読み始めました。ビー玉を久しぶりに手の上で転がしたり眺めたくなっています。今の時代だと子どもが集めて喜ぶものってなんだろうか、なんてことが気になっています。 さてさて、本日紹介するのはこちらの本です。 『ふわふわ』 谷川俊太郎+工藤直子 対談集 www.switch-store.net 工藤 直子さんと谷川 俊太郎さんのお二方が対談形式で、詩、生き物、人間、死、魂、さまざまなテーマを扱いながら、お互いの生い立ちや思考、詩をつくるようになった経緯など、次々と会話を行き交わせます。 私…
「二組は強いのか? 優勝するのか?」 当然、勝たないと意味がないって思ってる。 でも、おれはとうさんとはちがう。 おおなわ大会が終わったとき、双葉や簾やみんなが、笑顔でいてくれることをたいせつにしたい。おれたちの成功はそこだから。 ー 本書より ー おおなわ跳びません/赤羽じゅんこ/静山社 星川小学校では、毎年恒例の『おおなわ大会』があります。 これは低学年と高学年の部に分かれて、クラス対抗でおおなわを跳び、1番多く跳べたクラスが優勝として大きなトロフィーがもらえます。 一列になってひとりひとり順番になわに入り、跳んではぬけ、8の字のように跳んでいきその数を競う”八の字跳び”で、ひっかかったり…
こんにちは!最近ずっとブログで似たような話題が続いていてすみません。アンデルセンを読むのが面白くなってきてから、同じ物語を何回か読み直したり、読み比べたり、ゆったりとしたペースの読書になっていて、歩みがのろのろです。 さてさて、前回の記事で浜田 広介さんと中川 李枝子さん&山脇 百合子さんの幼年童話について触れましたが、まだまだ童話というものが自分の中でふわっとしていて、引き続き読書中です。『子どもと文学 増補新版』で最初に紹介されていた小川 未明さんを読んたときには、物語の支えとなる舞台を描くことの大切さについて考えたのですが、そのあとに浜田 広介さんの物語を読んでみると、対象年齢が下がった…
こんにちは!先日アニメの『チ。』をみたことをちらっと書きましたが、今は主題歌の「怪獣」繋がりでサカナクションの曲を聴いています。クセになるメロディでずっと繰り返して聴いていたくなります。歌わなくても、踊ると旦那さんが「新宝島」の曲だと気づいてくれるようになりました。はい。 本日は、以前記事にした『子どもと文学 増補新版』の本に関連して、本の中で紹介されていた浜田 広介の話…をしようと思ったのですが、そこからさらに紐づいて、こちらの本を紹介したいと思います。 『おひさま はらっぱ』 中川 李枝子 作 山脇 百合子 絵 www.fukuinkan.co.jp 『子どもと文学 増補新版』については、…
こんにちは!今日は前置きでこのことを書こう!と思ったのにすっかりと忘れてしまいました。なので本題を早速、本日はおでん文庫の今後についてご報告です。 おでん文庫という屋号で2023年2月から約2年ほど、南と華堂(なんとかどう)という絵本屋さんで棚を間借りし、棚主という、本を販売する活動をしておりましたが、昨年末で棚を借りるのは終了することとしました。 ブログで延々と本の感想を書き綴っているブログなので、棚主をしていることをどれくらい伝えられているのか、最近は怪しいところがあるのですが、おでん文庫の始まりについて書いた記事があるので下記にリンクを貼っておきます。ブログのカテゴリーにある「おでん文庫…
こんにちは!友人おすすめで『チ。』のアニメを見始めました。面白いです。ラジオでアニメ主題歌の「怪獣」よく聴くようになり気になっていたのですが、アニメを見てから曲を聴くと、作品とリンクしていてより曲が響いてきます。知ろうとすることが命がけであった時代、知への感動が、今の自分では感じたことのないくらいの大きさなのだろうな。 さてさて、今回は今読んでいる本について触れようと思います。アンデルセンです。アンデルセン、アルデンテでもなく、パン屋の方でもなく、物語のアンデルセン。「親指姫」、「マッチ売りの少女」、「みにくいアヒルの子」と、子どもの頃に親しんだ物語、みなさんはどんな風に覚えていますか。アンデ…
こんにちは!前回、ここの前置きで携帯が壊れた話をしたのですが、今度はキーボードのRがとれるようになってしまいました。とうとう、不安になって部屋を掃除しました。ひとまず部屋を清めました。 さてさて、本日紹介する本はこちらです。 『鶴巻幼稚園・市村久子の教育実践によるおおきな おおきな おいも』 市村 久子 原案 赤羽 末吉 作・絵 www.fukuinkan.co.jp 赤羽 末吉さんで思い出されるのが、強く印象に残っているのが小学校の国語の教科書に載っていた『スーホの白い馬』です。小学校といわず中・高校までも、国語の授業で取り扱っていた物語はほとんど忘れてしまっていても、『スーホの白い馬』は絵…
こんにちは!昨年2月に突然パソコンの電源が入らなくなるという事態に見舞われて一年…今年は何事かが起こりはしないかと不安をわずかに携帯しながら過ごしていたら、スマホが故障しました。4年以上使っていたので寿命といえばそうなのかもですが。来年の2月は過去にあったことなどそしらぬふりで過ごそうと思います。 さてさて本日は最近読んだ本のご紹介です。 『こころはナニで出来ている?』 工藤 直子 著 www.iwanami.co.jp 工藤 直子さん。稀な人だと思います。自分はこの本を読んで幼少時の思考がどんなであったかを思い返すことになりました。著者のように世の中を理解するひらめきがあったかというと、てん…
こんにちは!最近、つい面倒がって床に荷物をぽいぽい、机の一角に本を積み積みして放置したがってしまいます。これを書き終えたら、ちょっと片づけようと思います。やるぞ。 さて、前回の記事で、児童文学の羅針盤ともいえる本『子どもと文学 増補新版』を紹介しましたが、次にこの本を隣に携えて『名作童話 小川未明30選』を読み始めました。おでん文庫の棚がお休み中の今のうちに、勉強読書です。 an-tyk-book.hateblo.jp www.shunyodo.co.jp 『子どもと文学 増補新版』では、時系列に日本の児童文学(童話)作家および作品を解析しており、その最初に取り上げられているのが小川 未明でし…
こんにちは!寒いですね!食器を洗うときにお湯が出るようにしていると、野菜を洗うときに冷水に戻すのがちょっとためらわれます。しかしこうも寒いと、湯たんぽがとってもぬくぬくに感じて、あたたかさが沁みます。 さて本日は、最近読んだ本をからめたお話です。 『子どもと文学 増補新版』 石井 桃子 いぬい とみこ 鈴木 晋一 瀬田 貞二 松居 直 渡辺 茂男 著 www.chuko.co.jp この本は、子どもたちに必要な本とは何かを追求し導き出した、発行当時の昭和三十五年時点での最大の答えを説明しています。もうすでに読んだ方もいらっしゃるかもしれませんが、児童文学に興味がある方ならきっと面白く読めると思…
「悲しい時、腹が減っていると、余計に悲しくなる。辛くなる。そんな時はメシを食え。もし死にたいくらい悲しいことがあったら、とりあえずメシを食え。 そして一食食ったら、その一食分だけ生きてみろ。それでまた腹が減ったら、一食食べて、その一食分生きるんだ。 そうやってなんとかでもしのいで命をつないでいくんだよ」 田中さんのお母さんが、静かな暗い色の目でこっちを見ている。 さよなら、田中さん/鈴木るりか 作/小学館 作者の鈴木るりかさんは、小学四年、五年、六年生の時に、小学館主催の『12歳の文学賞』を3年連続で受賞し、この作品を書いたのは中学2年在学中でした。 今は21歳位でしょうか、はちきれるような笑…
*陶で拵えた魔女っ子を添えてみました* 「十年屋」シリーズ新作十年屋と魔法街の住人たち3 お天気屋と封印屋やっと図書館の順番が回ってきました\(^_^)/今回はお天気を育てる魔法使いと苦手なものを封じ込める代わりに代償としてひとつあることを解き放つ魔法使いとのティータイムのおしゃべりです🫖シリーズで出てきた登場人物の意外な過去が分かったり楽しさ満点👿なんてったってボトルシップの船の中がお家だなんて面白すぎます🐬一気に読み終えました児童書ですから💚でもでも10代で読んだ「ナルニア国物語」でワクワクした身にはいい歳の大人にとっても楽しいものは楽しいのだ文字が大きめなのも老眼の身には嬉しいぞ(笑)こちらは同じシリーズを昨年の夏に読んだものですが感想を書きそびれて画像だけ取り込んでおいたものですこちらもそうですこのシリ...十年屋シリーズ😺を読みました。
こんにちは!芸も無く、今週もあっという間に過ぎていくなあ。今日のラジオで、時間の流れる感覚は何歳のころが最も早く感じたかといった質問をしていたのですが、年々、速さが更新されているように感じます。 1月は読書がままならないなりにもなんとか、京極 夏彦 著『書楼弔堂 破暁』を読み終えました。『書楼弔堂』シリーズ全4巻のうちの第1巻にあたります。 googleのトップ画面に表示されるようになった記事へ、ついぽちぽちと寄り道する具合で、そのときは『書楼弔堂』シリーズの最新刊発売の記事が目に留まりました。そこには、物語の舞台が明治時代であること、当時の本の流通について描かれていることといった本の概要に加…
こんにちは!一週間がほんとうにあっという間だなぁ。最近早起きを頑張っています。ノートに毎日早起きすると書き続けています。じわじわ効果を感じます。どうだろう。笑 ブログで紹介する本候補をあれこれ手元に寄せては決めきれずに、机の上に雑然とした環境を作り上げてしまうことがあるのですが、表紙の手触りがざらざらと気持ちいい本があって、いま文章を書きながらもついつい触れてしまいます。 以前紹介をした、昭和の回顧録ともいえる絵と文章が綴られた 谷内 六郎 絵 岩崎 俊一 文『昭和という たからもの』 【雑記】思い出の中のたからもの探し - おでん文庫の本棚 こちらの本を読んでから、昔のよかったものはなんだろ…
こんにちは!今日は偶然、パンにマカロニにラーメンにおにぎりと食べるものが炭水化物祭りでした。この勢いで夜はパスタでも食べてやろうかと思いましたが、さすがに止めておきました。 さてさて、以前書いた記事で、児童文学の中で大人はどういった立ち位置で存在しているのかを記事にしたいと言ったことがありました。そのときには一応の検討をつけて、ささっと思い描いていた大人のイメージが、その頃から今に至るまで一か月程の時間をかけて、その間にいくつか本を読み、人と会話をして、お仕事をして、ご飯を食べるといった日常生活の合間にこねこねして出てきた考えが、結局はごちゃごちゃとありすぎて、細かく見ていく必要を感じていると…
こんにちは!これから読もうと思っている本をすでにいくつか積んでいるのに、図書館が開館となり、いろいろ借りてしまい、なにしてんだ自分です。粛々と読んでいきたいです。 さてさて本日紹介するのはこちらの本です。 『昭和という たからもの』 谷内 六郎 絵 岩崎 俊一 文 bookclub.kodansha.co.jp 今回は児童文学から離れて年末年始に読んだ本を紹介します。といっても、児童文学と全く関係無しと切り離すわけでもなく、児童文学を読んでいて思う部分とこちらの本とで重なる部分がありそうで、そのあたりについて触れてみたいと思います。 それにしても、タイトルにある昭和というのは、令和の時代からみ…
あけましておめでとうございます。はやいもので、おでん文庫は今年の2月で3年目に突入します。今年のおでん文庫の中の人の目標は福音館古典童話シリーズ&洋書を読むことです。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 さてさて今年の初夢を早速見た方はいらっしゃいますか。おみくじを引くような感覚で、どんな初夢を見るのかを楽しみにしていましたが、今年は途中でお手洗い休憩が挟まった都合で、二部構成で夢を見ました。前後半どちらも内容の方向性がはっきりとしていて、前半は探しものを見つけに行く旅で、後半は女の子が落としていった買い物リストを拾い、女の子の代わりにリストにある品々を買い集める夢でした。 この内容から察す…
こんにちは!本日は今年最後のブログ投稿となります。おでん文庫の9~12月の本棚テーマ”誰かの物語”も、南と華堂さんの年内営業日をもって終幕です。 昨年の2月から活動が始まった、小さい声で淡々とどこかに向かって話しかけているおでん文庫ですが、棚の本を実際に手に取ってくださったり、ブログを気にかけてくださったり、おでん文庫の名前を見ておでんを食べたくなったりと、関わってくださる人がいるということが、細々ながら今もこうしておでん文庫を続けるちからになっています。本当にありがとうございます。 来年は棚を借りている南と華堂さんの1~3月の休業に伴い、リアル本棚も一旦はお休みとなるので、しばらくはブログの…
十年屋⑦ ~タイムセールいたします~ 廣嶋玲子作/佐竹美保絵 手放したくない大切なものを 時間と引き換えに預かる魔法のお店 「十年屋」シリーズの最新刊! 引き取り手がなく溢れた品々を 何とかしようと執事猫カラシは タイムセールを思いついて… 今回も楽しく一気に 読み終えてしまいました 児童書ですがいい歳の大人の私も 大好きなシリーズです 陶で拵えた自作の魔女っ子を 添えてみました 森のクリーニング店シラギクさん シラギクさん友だちになった日 高森美由紀作/jyajya絵 ブログ仲間さんの記事で知った 著者の「藍色ちくちく」がよかったので 児童書の方を初めて読んでみました 訳ありの店主シラギクさんが営む 森のクリーニング店にやってくる お客はもちろん人もいますが 個性豊かな動物たち かわされる言葉はどう...十年屋⑦と、シラギクさん
こんにちは!魔法が使えるのなら、朝にお布団からパッと出られる魔法を自分にかけたい。 さて、本日はクリスマス直前ということで、今だからこその、こちらの絵本をご紹介です。 『もみのき そのみを かざりなさい』 五味 太郎 作 www.anonima-studio.com 五味 太郎さんの絵は唯一無二で、一度見たらこれは五味 太郎さんだとすぐ気がつけるという、それは大人に限らず子どももきっとそうではないかと思います。というのも、私も子どもの頃の記憶の中に、五味 太郎さんの絵がきちんと残っているからです。内容は、英語が書いてあるカードだったか、算数の勉強となるような学習目的の(絵?)本だったような気が…
ふしぎな図書館シリーズ廣嶋玲子作/江口夏実絵ふしぎな図書館と魔王グライモン①ふしぎな図書館とアラビアンナイト②ふしぎな図書館とやっかいな相棒③ ふしぎな図書館とてごわい神話④ Eテレで放送中のアニメ「ふしぎ駄菓子屋銭天堂」の原作者による新シリーズです魔王によって物語が変えられてしまったストーリーを取り戻すため物語の世界に送り込まれた小学生が活躍する冒険物語のシリーズ一気に4冊刊行されています5冊目は来年春発売予定だそうです①はグリム童話②はアラビアンナイト③はアンデルセン童話④は千夜一夜物語の物語の中への冒険です小学生向けのシリーズですが大人の私も手に汗握る冒険に参加した気分!面白いかったですよですが私の後図書館に予約をしている方が1人もいず…何ともったいない!ファンタジーが好きな方なら読まないともったい...面白い物語📖見つけました!
ようこそ ドンパチ増える中復刻された小学生の時に友達の所で読んだ遥か昔過ぎて記憶している内容確かめたくてもう一度 児童文学で筒井康隆氏と永井豪氏という…
こんにちは!最近、マイペースがたたって今日も書くのが真夜中に…。ブログを書くときの視界の癒しにポケモンのヌオーのぬいぐるみを置いているのですが、ちょっと足場が悪いせいでのけぞっていて、あごしかみえない。でもそんなアングルもいとかわゆです。 さてさて、本日紹介するのは久しぶりにおでん文庫の本棚に置いているこちらの本です。 『ペーパーボーイ』 ヴィンス・ヴォーター 作 原田 勝 訳 岩波文庫から出ている、10代からの海外文学シリーズ〈STAMP BOOKS〉の中にある一冊です。たまたま手に取った『ペーパーボーイ』にジーンときて、STAMP BOOKSのその他の本を読んでみようと思っていたのがそのま…
人形は笑わない (名探偵 夢水清志郎事件ノート 第7巻 はやみねかおる
サワサワテイスト「人形は笑わない」というタイトル、手に取ってみて息を呑むうわぁ、今回扱うのはホラーかよ。である。ホラー系はなるべく読みたくない、想像がさらなる想像を生み自身の中でそれが熟成されていって、非常に濃厚な恐怖を生成するためであるそ...
こんにちは!ブログを毎週更新するのを目標に今日こそ無理だと思っても、なんとか書けました(大体いつも本文を書き終えてからこの前置きを書いています)。本棚を借りている南と華堂さんが1~3月に改装工事で営業がお休みになる都合で、おでん文庫のブログも休んでしまおうか、なんて魔が差すのですが、ナマケに負けずにやっていきたいです。 さて、今年ももう終わりが近づいていますね。というのも、図書館で借りた本を返す前に、読み終えた本の情報をメモ帳に書き留めているのですが、その流れで今年読んだ本を振り返ってみると、1年とはなんとあっという間に過ぎゆくことでしょうか。読んだ本のタイトルを見ると、つい先日読んだと思って…
放課後ミステリクラブ 1(金魚の泳ぐプール事件) 知念実希人
少年少女が織りなす謎解きの物語主人公の柚木陸(ゆずきりく)、本作の主人公で合気道を習っている小学4年生神山美鈴(かみやまみすず)、陸の幼馴染で、体操クラブに通う、運動神経抜群な女の子辻堂天馬(つじどうてんま)、大人向けのミステリ小説を好んで...
こんにちは!最近一段と寒くなって、昨年購入したハンドウォーマーを使おうと思ったのですが、どこにあるのか探しても見つからない…。ものの置き場所を大体覚えている方なのですが、最近は靴下の片方がいなくなったりと、どうしたのやら。来年はものを整理するように心がけたいです。 前回の記事でライナー・チムニクについて書いたところ、その記事に気がついた友人からチムニクの本を持っていると連絡がありました。早速友人は手持ちの本を読み直し、感想も送ってくれるという軽やかな行動力に、私も嬉しく楽しくなっちゃいました。そんな私も人からおすすめしていただいた京極 夏彦の『魍魎の匣』を読書中。これが面白いです。百鬼夜行シリ…
踊る夜行怪人(名探偵 夢水清志郎事件ノート)第5巻 はやみねかおる
読後感が爽快な作品 最初は怪しげな感じで始まる 妖怪が出てくるのかなぁ 光って踊っているような妖怪が出没か?と思う ミステリーだからそういうゾワッとする場面は避けられないものだが 小中学生の時にはそういう作品はやっぱり読むのは気がひけた 今
機巧館のかぞえ唄(名探偵 夢水清志郎事件ノート )第6巻 はやみねかおる
大人にもおすすめしたい 名探偵夢水清志郎事件ノートも第6巻まできたわけだが しばらく経ってからまた再読したいほど、頭を使う面白い話だった 児童文学にしては難しいかもしれない 柔軟な脳を持つ子どもの方が理解できるのかな? 頭の体操には十分すぎ
こんにちは!画像は先日のらくがき。クジラの背中でうとうとしています。気持ちよさそうな絵を描いて、自分もほのぼのしています。 さてさて、前回の記事でライナー・チムニクの本について書いたのですが、その後、帯に書かれている”3冊の本”が気になりさっそく調べて、『クレーン男』、『セーヌの釣りびとヨナス』を読みました。 【雑記】買った本の帯の話 - おでん文庫の本棚 どれも読みごたえがあって、揃えたくなっています…。 しかし、願望というのは外に影響を及ぼすものですね。ささやかな夢と歌ったり、個人的な夢みたいなものを抱いたことはありますが、引っ込み思案でいると大きい夢が抱きづらいものであった…(頑張って過…
ちょっと不気味な感じ 前半はそうでもないが、後半の方は 過去の話から見ると、少し不気味な、奥行きのある話だと思った 曰く付きのある集落は、現実世界にもあると思うのでノンフィクション的なものかも それはそれで、リアルな感じでよかったと思う 現
誰も死なないミステリー 青い鳥文庫で扱われている児童文学 優しいミステリーとして物語が綴られている 殺人事件を扱うようなミステリーが苦手な方にもおすすめの一冊 主人公は亜衣・真衣・美衣の三姉妹 三姉妹が住む家の隣に洋館があり、そこに越してき
亡霊は夜歩く(名探偵 夢水清志郎事件ノート) はやみねかおる
名探偵 夢水清志郎事件ノートシリーズ 第2巻 「そして5人がいなくなる」で、名探偵の夢水清志郎が事件を解決(?)したその後の物語 舞台は、亜衣、真衣、美衣の3姉妹が通う中学校、虹北学園へと移る 虹北学園に伝わる4つの伝説にまつわる物語 学校
消える総生島 名探偵 夢水清志郎事件ノート 第3巻 はやみねかおる
クローズドサークル 主人公の亜衣・真衣・美衣の3姉妹が、映画に出演することになった 撮影のロケーションは「総生島」という孤島である 島に着いたと同時に、乗って来たボートが爆発してしまい、一同は島に取り残されてしまう 見事に、島・館・雪という
こんにちは!最近は会話で、もう年末だねという言葉が出始めるようになりました。なのに服装はまだコートいらずで、不思議な気候ですよね。風邪をひかないように、気を付けて過ごしましょうね。 さて本日は最近買った本のお話です。その本は『タイコたたきの夢』。 表紙は手書きの原稿の一部なのでしょうか。この文章の最後の方にぽつんと白線で描かれているたいこたたきをみていると、まるでこの世のどこか遠くに取り残された、もしくはもういなくなってしまった人物からの伝言のように思われます。 しかし本を買う時点では確信を持てなかったのですが、このシャープ線画に見覚えがあり、もしかしてと思いながら帰宅後に確認すると、やっぱり…
こんにちは!先月に実施していたイベントで作成したおでん村のお家とお鍋について嫁ぎ先を探していたのですが、もらってくださるところが見つかりました。ゴミにするのではなくて次に繋がったらと考えていたのでよかったです。 さて、本日はおでん文庫の棚から2冊の本をご紹介です。(下のリンクは本棚に置いている本のまとめです) 【おでん文庫】9~12月のテーマ ”誰かの物語" - おでん文庫の本棚 『ふくろ小路一番地』 イーヴ・ガーネット 作 石井 桃子 訳 『がんばれヘンリーくん』 ベバリイ・クリアリー 作 松岡 享子 訳 ルイス・ダーリング 絵 一度読んだら、こうして表紙と面と向かうと、にやけます。公式HP…
まんげつの夜、どかんねこのあしがいっぽん/童話・絵本・児童文学/感想レビューなど
ノネコは、山のねぐらに、ひとりぼっちで暮らしていた。 山には、猫のお客はめったにやってこない。それでも、ノネコは毎日、テーブルにイスの数だけお皿をならべた。 小学館 まんげつの夜、どかんねこのあしがいっぽん/朽木祥 作・片岡まみこ 絵 シチューをとろりと煮込み、小エビをからりと揚げて、フィッシュケーキをきつね色に焼きあげた。ミルクとチーズのプディングも、ゆるくあわだてたクリームをたっぷりとかけた。 だけど、だれもやって来なかった。 くる日もくる日も一人ぼっちだったので、いつも一人でごちそうをたいらげていたので、いつの間にか狸みたいに大きくなってしまっていた。 春のある日、ノネコは友だちをさがし…
こんにちは!今月に南と華堂さんで催したおでん文庫選書の本、友人がさっそく読んで(再読とのこと)感想を送ってくれました。ありがとうございます!南と華堂で知り合った方とも再会をして、やさしさい言葉をかけていただいて、まだまだ頑張ろうと思いました。 さてさて本日は雑記です。他愛ない胸の内の話です。 ここ最近はずっと読書の仕方をどうしていくか考えていました。少し前にちょっとだけ触れた『ドリトル先生の世界』の本を読んで以来、これまでの本を読む、そして本の感想を言葉にするという、いくらか感受性に頼ったものの見方から、もうすこし学びを増やしてみたいという気が起きています。 児童文学の勉強をちょっとだけしてい…
【おでん文庫】人に言われたことをするだけの人生な気がする。/本当のだちがほしいような、ほしくないような。のお悩み選書
こんにちは!今月は”南と華堂さんで開催している"南と華堂のなかのちいさな本屋さんもとい"本棚まるまるおでん文庫”イベントの選書に関する記事を投稿していますが、それもいよいよ今回で最後です。 ↓イベントの概要は下記の記事からご確認ください。 10月の”本棚まるまるおでん文庫”イベント始まります - おでん文庫の本棚 【おでん文庫】人から愛されたい。のお悩み選書 - おでん文庫の本棚 【おでん文庫】人の期待に応えようと頑張ってしまう。のお悩み選書 - おでん文庫の本棚 イベントで紹介している選書は5冊になります。悩みに石を投じるような濃い口の本です。今回紹介するお悩みその①は… 人に言われたことを…
2 こんにちは!先週はTシャツを着ていたのに今日は薄手のコートを羽織り、来週はセーターでも着始めてしまうんですかね。みなさま風邪にはお気をつけてお過ごしくださいね。 さてさて先週から南と華堂さんにて”本棚まるまるおでん文庫”のイベントが始まりました! ↓イベントの概要は下記の記事からご確認ください。 10月の”本棚まるまるおでん文庫”イベント始まります - おでん文庫の本棚 イベントで紹介している選書は5冊になります。悩みに石を投じるような濃い口の本です。今回紹介するお悩みは… 人から愛されたい。 このお悩みに対する選書を自分が読んだときこと。 物語の終盤、主人公が発したある言葉に動揺しました…
【おでん文庫】人の期待に応えようと頑張ってしまう。のお悩み選書
こんにちは!今月は”本棚まるまるおでん文庫”イベントについてまたまた書いていこうと思います。先週末はお店に一日お邪魔していたのですが、友人や小さいお子さんがおでん串や選書コーナーで遊んでくれて嬉しい一日でした。ありがとうありがとう…! ↓イベントの概要は下記の記事からご確認ください。 10月の”本棚まるまるおでん文庫”イベント始まります - おでん文庫の本棚 【おでん文庫】人から愛されたい。のお悩み選書 - おでん文庫の本棚 イベントで紹介している選書は5冊になります。悩みに石を投じるような濃い口の本です。今回紹介するお悩みは… 人の期待に応えようと頑張ってしまう。 このお悩みに対する選書を自…
サイド・トラック/走るのニガテなぼくのランニング日記/感想レビューなど
「え、何をめざすって?」 サジットが聞きかえした。 「自己ベストよ。自己ベスト記録とも言うわね。今日どんなタイムで走ったとしても、明日はそれよりも速く走ろうとがんばることよ。自分のベストをつくすの。ほかのだれのでもない、自分だけのベストをめざすのよ」 サイド・トラック/ダイアナ・ハーモン・アシャー作/武富博子訳/評論社 主人公のジョセフはアメリカの中学校に通う12歳で、ADD(注意欠陥障害)という問題をかかえています。ジョセフによれば、それは集中できないのではなく、間違ったものに集中してしまうのだという。 学校ではパワーのあるチャーリーにイジメられて、いつも逃げ回っています。そんなジョセフにと…
こんにちは!今日はタイトルの通り、”本棚まるまるおでん文庫”イベントが明日10月4日(金)12時から始まります。 正式なイベント名は「南と華堂のなかのちいさな本屋さん」展です(きちんと使えていなくてすみません!)。南と華堂で棚を借りている棚主さんが月交代で担当しているこのイベント、棚主さんによって置くものも紹介するものも異なり各人の持ち味が出ている面白い企画です。 私はひと棚まるまる、本好きなキャラクターたちが住むおでん村を作りました。 ・おでん村に隠された選書探しコーナー(※本自体は無くタイトルのみです) ・シャカシャカおでん串作りコーナー の2つを用意しています。 選書は下記の5つの悩みに…
魔法ねこベルベットⅠ学校へようこそ!/児童文学・童話/感想・レビューなど
両親が仕事の関係で1年間ドバイに転勤になったため、ペイジ・ハートはその間イギリスの寄宿学校に入ることになりました。 ペイジは学期の途中で入って友達ができるかという不安と、もとは貴族の邸宅をそのまま学校にしたという由緒あるお屋敷での生活にもわくわくしていました。 「わあ、すてきなお部屋!」ペイジは思わず大きな声をあげました。 部屋は風とおしがよく、日あたりもよく、てんじょうはななめになっていて、ひさしの下につくりつけの戸だながならび、三角屋根のついた出窓がふたつありました。 ペイジの旅行かばんは、もう運びこまれていて、窓ぎわの、パッチワークのキルトかかかったベッドの足もとにおかれています。ベッド…
こんにちは!今週に入って外の空気が涼しく感じられるようになってきましたね。冬を迎える前に、のんびりと秋を楽しみたいです。 さてさて、10月の”本棚まるまるおでん文庫”イベントも開始が近づいてまいりました。 初日は10月4日(金)12時からとなります。開催場所は京王線南平駅が最寄りの南と華(なんとか)堂さんです。お店の営業時間や場所についてはHPをご覧いただけたらと思います。 peraichi.com ひと棚をまるまるお借りしての展示は滅多に出来ることではないので、店主さんの思いきりの良さに感謝です。集客に貢献する自信はあまりない(すみません…)のですが、この機会を無駄にはしない様に、制作に励ん…
こんにちは!今日は同級生のかっこいい姿を目にしてしびれています。昔、その同級生が初志貫徹という言葉を使ったのですが、まさしくその言葉を貫いた生き方をしていて、自分は同級生の姿から初志貫徹の言葉を学んでいます。 さて本日は、10月の”本棚まるまるおでん文庫”イベントに向けた準備の様子をお届けです。写真の通り、最近はいそいそと村をビルドしています。おでん村(おでんらしさは微塵もありませんが)を使って、選書コーナーを作る予定です。 自分は生身の人と合って学ぶことと同じように、本を読んで感情を動かしたり、考えさせられたり、行動に繋がったり、想像力や視野を広げたりといった、学びがあることを感じています。…
フラミンゴは美味しいのか。『十五少年漂流記』にはフラミンゴがヤマウズラの肉と同じくらいおいしいと書かれていたが信じられない
子供の時以来に手に取った十五少年漂流記を久しぶりに読んでみた。 十五少年漂流記 (創元SF文庫 ウ 1-10) 『十五少年漂流記』は、フランスの作家ジュール・ヴェルヌが書いた小説。十五人の少年たちが乗った船が遭難し、無人島に漂着してしまう。彼らは無人島に生息してる動植物を活用しつつ、生き残るために奮闘する。仲間割れや海賊まがいの集団の侵入など様々な事件が起こり、何度も危機が訪れるが、少年たちは友情や団結力、知恵を使って乗り越えていく。ロビンソン・クルーソーのような物語。小説中にもロビンソン・クルーソーが頻繁に取り上げられている。 主要人物のブリアン(フランス人)は非常に好青年として描かれている…