メインカテゴリーを選択しなおす
「グリンだよね? さっきは、いなくなったのに~」 ユウジがその魔物に、話しかける。「あ~っ、ごめん。急に用事が出来ちゃって…」悪びれることなく、砕けた口調で、…
最後のパーツが、死神の身体にくっついた頃…ゆっくりとその目が開くのを、子供たちは息を飲んで見ている。 パチッと音がしそうなくらい、死神が大きく目を見開くと……
黒い点が積み重なり、徐々に形が形成されて、段々と肉付きされて、大きく盛り上がっていく。「何なんだ?あれ…」ユウジがつぶやくのを、誰かが「しっ!」と注意する。…
「さっきのあれって、なに?」「えっ?何を見たの?」 ショータとユウジが、アキとカガリを見つめる。「やっぱり、見たのかぁ」だがナイトは、少しも驚く様子がなく、意…
はぁ~と、ナイトはため息をつく。「キミたちに、危険な目に合わせて…本当にすまない」まずは、謝ってくる。これはきっと、あまりいいことを言わないのではないか…と…
「ここは…魔物の住むお城だから…そんなことがあっても、 ちっともおかしくないのかもしれないわ」 おそるおそる、鏡を見つめる。「そんなことは、ないよ」穏やかな声…
「そうなんだぁ」 突然現れた鏡は、ツヤツヤとした表面に、キラキラと光を放っている。「さっき…これが、出入り口だったんだよね」ポツンとカガリがそう言うと、「なる…
前記事からちょっと間が空きました。 ↓は過去作品夢想庭園のお姫様BOOTHより noteより 2024年の作品。当時頭の中に勝手に浮かんできた映像をイラスト…
「えっ!」 そこにあるものを見て、思わずギョッとして、アキは顔をこわばらせる。見たこともないくらい、恐ろしい形相をした魔物が…まるで石で出来た彫刻のように立っ…
なに? 何が起きたの?だが、確認することが出来ない。ただ、そのまま鏡を握りしめているだけだ。「アキちゃん、あれ…」一瞬意識が、遠のいていたのだろう…カガリの…
【片思い世界】傑作か。珍作か。『片想い』ではなく『片思い』の理由とは【ネタバレ考察】
坂元裕二脚本の『花束みたいな恋をした』が見事にハマったので、本作もイケるかな(?)と期待を込めて劇場へ行ったの
アキはカガリと、その小さな鏡を見つめて、その姿を確認する。前に見た石の番人とは、また違う種類の石像のようだ。《魔王が待っている》その言葉を、アキは思い起こす…
『あっ、そうかぁ~』 ショータも、カガリの言葉に納得する。『えっ?でもショータは、鏡を持ってないでしょ?』今ここにあるのは、アキが持っている手鏡だけだ。『この…
「魔の者だ…」 ルークもささやく。ショータとユウジも、別の馬に乗って、目だけが動かして辺りをうかがう。ズルズル…身体を引きずる音と、ズシンズシンと、重たい音が…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第6章 幻の島はどこだ?…8
大きな羽を広げた形をした島の周囲で、たくさんの茶色の影が動いている。「あれって、もしかして…」裕太が声をもらす。「そうだ、あの島だよ」二人の会話が聞こえたの…
「だったら、今いるのは?」 アキはおそるおそる、辺りを見回す。さっきの崩壊がウソのように…シンと静まりかえっている。「わかるだろ?」ナイトが静かに、話しかける…
「ねぇ~どうなっているの?」 これには、お手上げだ。あっさりと、白旗を上げる。ナイトは少しも、からかうことなく、真面目な顏をして、「さっきいたのは、鏡の中だか…
今回は完成したイラストを載せます。 SNSのヘッダー画像用なので大きさは1500×500ピクセルなのですが、それだとここに載せ辛いので回転させました。 つまり、500×1500ピクセルです。 これを縮小表示しますので、クリックで大きな画像が出てきます。 ↓画像クリッ...
「ねぇ、ルークって…懐中時計は持っていなかったよね?」 確信を持って、そう答える。「そうそう」「確かに、そうよ」アキとカガリが、互いにうなづき合う。「なんだぁ…
「鏡の中?」「鏡の中って…あの部屋が鏡?」 何を言っているのか、まったくわけがわからない。つい、トンチンカンなことを口にしてしまう。「じゃあ、塔は? 塔は、崩…
1500×500ピクセル…比率で考えるととても横長の画像で普段この大きさで絵を描くことはありません。 しかし過去には何度か描いています。 それがSNSのヘッダー画像。 今回はその画像に関する記事です。(と云いますか、以前載せた絵の続きです) ↓線画を描き直すついでに目を...
当ブログの管理人・姉崎あきかの小説家デビュー作『夏空と永遠の先で、君と恋の続きを』が2025年4月25日金曜日、メディアワークス文庫(KADOKAWA)より発売になります。
「えっ?どうして?」「なんで、ここにいるの?」 アキとカガリが、突然降ってわいたように、現れた人物に向かって、信じられないように声をもらす。「ちょっと、何だよ…
↑画像クリックで元絵出ます。(1.04MB、972×732px) ※デバイスやブラウザによっては縮小表示される場合があります。 ↓この絵のメイキングはこちらからどうぞ! ✅ イラストメイキング・1 ✅ イラストメイキング・2 ✅ イラストメイキング・3 新しい年...
「やばい!早くここから脱出しよう」 天井を見上げていた、ナイトの声が響く。「えっ?」つられて見上げると…天井からパラパラと、しっくいが落ちて来る。「うそっ!ま…
あはは!いきなり目の前のオジサンが、自嘲気味に笑う。「ホント、情けないよなぁ~ 他人のことはどうこう言えるのに、自分のこととなると、 からっきしなんだからな…
死後、魂たちが集められる“存在平面”。そこで彼らは「未練心理学」「境界実験」などの授業を受け、成仏を目指す。切なくもあたたかい死後世界のファンタジー。
秩父市荒川浦山ダム付近での撮影。春の秩父は、山桜や枝垂れ桜など、春を感じる撮影スポットが点在。浦山ダム周辺で、見事に咲き乱れる木蓮を見つけました。枝ぶりと花の付き方に圧倒され、数カット撮影した中のワンカットです。OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅢM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO+1.4x MC-14ご覧頂きありがとうございました。お帰り前に☟をクリック頂くと更新の励みになります。...
「オジサンは…やっぱり魔物なの?」 確かめるように、アキがそのままズバリを聞く。「あぁ、まぁ~ この器は、ただの人間だが… 私自身は、キミたちの知っているカフ…
「大丈夫、あれは…使い魔だ」 オジサンが答えるタイミングで、再び何かがビュン!と乱入してくる。「なに?」アキが鋭い声を上げると、手鏡を向ける。ピン!何かが、共…
「正装?」「このコスプレみたいなのが?」 まったく理解が出来ない…と、アキとカガリが目を見合わせる。チラッとショータを見ると、例のエンジェルリングが、怪しい紫…
先々月描いていたイラストのメイキングをチラチラっと載せていこうと思います。 今回は「春」がテーマです。 新しいキャラクターを描くということで、ある程度縛りはあるものの(種族?が決まっている)わくわくしながらファンタジー全開で臨みました✨ 花は外せませんね!背景には必ず...
何なんだ?こんな…三文小説の決まり文句みたいな設定は?「ねぇ~なに?どういうこと?バリアって?」思い当たることといえば…ここから出ることが出来ない、というこ…
「この城に?」 なぜ…そんなにハッキリと、言えるのだろう?アキはそのことが、妙に引っ掛かりを感じる。「あのぉ~なんで私は、ここに呼ばれたのでしょう?」アキはそ…
「どういうこと?」 ようやくアキが、オジサンに向かって言う。「オジサン…まさか、魔物に取り込まれてしまったの?」 ケイタのように?そうだ…と、アキはオジサンに…
ペリュトンとは 鳥の胴体と羽、牡鹿の頭と後ろ足を持つ魔獣です。 二種以上の動物が掛け合わさった、いわゆる合成獣キメラの類。この魔獣はアルゼンチンの作家ホルヘ・ルイス・ボルヘスなる人物が、アラビアにて消失した書物より引用された、すでに散逸して
(ナイトは?) 後ろを振り返ると、ナイトは表情一つ変えずに、杖をギュッと握りしめて身がまえている。「ねぇ、オジサン。 オジサンの息子は、見つかったの?」それで…
まったく予想外のことが、起きた。手鏡が強烈なオレンジの光を帯びて、まっすぐにオジサンに向かって突き刺さる。目が開けられないくらいの、強烈なビームだ。「おい!…
「ねぇ、アキちゃん…鏡を向けてみて」 ショータの心をくんだように、カガリがアキに話しかける。「カガミ?」鏡って…この手鏡でいいの?アキはまだ、ピンときてはいな…
アキがオジサンと話しているのを目にして、そのすきにショータはソッとリングをオジサンに向けてみる。もしかしたらこのオジサン…さっきのケイタの時のように、ニセモ…
「ちょっとアキちゃん、何を言っているの?」 カガリがあわてて、アキを止めるけれど…オジサンは、あはは!と大きな声で笑う。「うーん、それだと…正解にはならないな…
椅子に座っていたのは、まぎれもなくあのオジサンだ。(えっ?どういうこと?)まさか自分たちが、肝心なところで、間違っていたのだろうか?アキはただポカンと、口を…
冬園サクリフィスの攻略が終わりました! 公式サイト「冬園サクリフィス」オトメイトより発売されるゲームソフト「冬園サクリフィス」公式サイトです。www.otom…
「探し物?」 この人、私たちのことを、知っているの?まだ警戒心が解けないまま、アキはゆっくりと近づいて行く。「アキちゃん、気を付けて」震える声で、カガリがささ…
声をかけようか、どうしようか…と迷いながらも、中に入ると…反対側には大きな暖炉があり、チロチロと火が揺れている。(ケイタは…いないなぁ)ちょっぴり、ガッカリ…
何かが、襲ってきたりはしないだろうか?おそるおそるアキたちは、のぞき込む。腰が引けた状態で、ナイトの後ろに隠れるようにして、足を踏み入れる。「そんなに怖がら…
「心配してくれて…ありがとう」 よしっ!と気合を入れると、「だけど…カギがかかっているのかもしれないわ」ナイトを振り返る。ナイトは軽く肩をすくめてみせると、ア…