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冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第22章 境界線…20
「確かめる?」「そう」 キョロキョロと、せわしなく動くジュンペイの瞳が、ようやくピタリと裕太に焦点を合わせる。「後を…つけるの?」いつになく、ジュンペイが動揺…
宗太郎は、悔しそうに顔をゆがめる。「ソータロー?どうしたの?大丈夫?」思わず清子が、宗太郎の顏をのぞき込む。 そうして、先生の前に立つと、「もうこれ以上、や…
(まただ…) 清子はそう思う。さっきから、肝心なことになると、宗太郎の口が重くなり、固く閉ざされる。(これって、わざと?)だけども、彼からは、そんな意図は透け…
「役割?どういうこと?」 ボクはまだ子供なんだから、何の役にも立たないよ、と宗太郎は老人を見返す。すると老人は、厳しい顔付きになる。「バカを言うんじゃない」い…
「そう、何で、あんな所で寝ているんだろう」 まるで今まさに、自分の目の前で、その人が寝ているというような目をして、そぅっと触れようとする。「で、おじいさんは、…
何でおじいさんは、ボクに話しかけるのだろう?普段は…幼なじみのキヨコちゃんや、リョウくんと一緒の時にしか、話をしない、というのに。(何か、あるのかなぁ) だ…
それは幻の…夢見るホテル 番外編 ゴースト…永遠の幻(その後の物語)…5
「キミは、あそこへ行ってはいけない」 なぜか老人は、強い口調でそう言う。 ピピピピピ…やけに鳥たちが、かしましくさえずる。「あの人が…来たのか?」 目に見えて…
それは幻の…夢見るホテル 番外編 ゴースト…永遠の幻(その後の物語)…3
「よかったら、こっちへ来るか?」 ふいに老人は、彼に向かって手招きをする。「こっちって?」興味をひかれて、聞き返すと「単なる庭なんだけどな」そう言うと…ついて…
それは幻の…夢見るホテル 番外編ゴースト…永遠の幻(その後の物語)…2
「あの」 思い切って、その老人に彼は話しかける。もしかして、何か知っているのだろうか…彼はひそかに期待する。すると老人の目が、ピカリと光る。「もしかして…アイ…
「あぁ~やっぱり、行ったんだな」 空に、一筋の流れ星が、空を駆け抜ける。それを見上げて、老人はつぶやく。 あの日…ホテルが消えた日…2人の男が、姿を消した。…
「たのもしいな!」 犬井さんは、ハハハ…と豪快に笑うと、「また、連絡する」クルリと背中を向けた。「あっ…」 犬井さんは、何しに来たんだ?ふいにそう思い、恭介は…
「えっ?」 なんで、知ってるの…?「そりゃあ、わかるさぁ~」なぜだか自信満々の顔をして、そう言う。「どうして?」まさか…中身を知ってるのか?(いや、むしろ…手…
「なんだ?」 今さら、見つかっても…と思うけれど、足元に白っぽいものが落ちている。 なんだ?すぐに恭介はしゃがみ込むと…すれはネックレスのように見えた。 なに…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第13章 消えた仲間を探せ!…113
一瞬、冷や汗がじんわりと染み出て来た。ドヤドヤと老人の側に、人が近付いて来ると…「どうした?誰かと話してはいなかったか?」リーダー格らしき男が、老人に話しか…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第13章 消えた仲間を探せ!…112
「でも!」 あらがおうとすればするほど、老人のしわだらけの手は、ガッシリと食い込んで決して裕太を離そうとはしない。だが、何かに気付いたように、老人はピタリと足…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第13章 消えた仲間を探せ!…111
「そこで、何をしているんだ?」 いきなり鋭い声が響く。裕太はハッと息をのみ、その場にうずくまる。カンテラのようなもので、照らしながら、その人物が裕太の方に近づ…