見知らぬ街【無料短編小説・幻想怪奇・東京】
(本話の量は文庫本換算8P程です。)金曜日深夜に、自由気ままに一人飲みをして、奇妙な店にたどり着いた経験は有る。よくも、お金を取られずに済んだものだとも思う。―或る金曜日の仕事帰り。アパート最寄り駅のエスカレーターに立つ俺(米津秀行・29歳・ホラー小説家を目指す予備校講師)の頭は、ビールへの期待から喉越しの感覚等がふつふつと湧いていた。スマホを見ると、22時。ここは、あてもなくフラっと一人飲みと行こう。ただ...
2025/07/14 21:43
メインカテゴリーを選択しなおす
#無料短編小説
のブログ記事