メインカテゴリーを選択しなおす
~ 追憶 ラナ ~ オジサンのことを由子さんに相談したことがあった。 特に相談したいとは思っていなかったのだけど、 由子さんの、 何か相談しろ圧の強さに負けた。 「嫌なら嫌と、ハッキリ伝えなきゃダメだ。 相手に勘違いの余地を与えないことが重要なんだよ。 但し言葉は選べよ? 面倒な事になるかもしれないから」 そう教えてくれたことを思いだした。 どんな言葉を選べば面倒なことにならないかは 教えてくれなかったことも思い出した。 もしかしたらわたしは、 面倒なことにならなさそうな言葉が思い浮かばなかったか何かで、 オジサンにハッキリと伝えられなかったのかも知れない。 本当に全然覚えていないので予想でし…
~ 追憶 ラナ ~ あのひとに頭を下げ、足の甲にキスしてから、 音を立てないよう気遣いつつ部屋を出た。 朝の空気を吸いに行こうと思い立ち、 わたしはそのまま外へ出る。 早朝で誰も居ないと思ったから全裸のまま出たのだけれど、 「ラナちゃん」 すぐに声を掛けられた。 どこかで見たこと在るような……。 誰だっけ? 「あの……、どちらさまでしたっけ?」 「おいおいラナちゃん、酷いじゃないか。 愛する恋人の顔を忘れてしまったとでもいうのかい?」 どうやらこのオジサンは、わたしの恋人らしい……。 わたしは今まで、 自分には一度も恋人が出来たことなど無い という認識が在ったので意外だった。 「ラナちゃんキス…
~ 追憶 ラナ ~ ずっと、終わらなければ良いのに。 そう思っていたまな板ショーは、 当然ながら終わりを告げ、 わたし達は幾つかの部屋に分かれた。 あのひとは恋人と、 由子さんは武仲さんと、 残ったわたしとサリちゃんは、 仕方なく同じベッドで眠ることになった。 由子さんの声はずっと聞こえていたし、 あのひとが居る部屋からは、 ずっと物音が聞こえていたので、 たぶん誰も眠っていない。 かなり長い間眠りつづけていたわたしも、全然眠たく無く、 サリちゃんだけが、ベッドに横になると同時に寝息をたてだした。 わたしは退屈だったので、 暫くの間眠っているサリちゃんにキスしたり、 体中を触りまくったりして遊…
~ Bella giardino ~ 今回は……………… 後ろの小さい無花果の木👇の………… 引っ越しから始めます…………………… バーテンダーさんが用意してくれた堆肥で………… 排水性を良くする為の………… ドーピングを行いました……………… ※今回使用した堆肥は…… バーテンダーさんの自家製ということだったので どうやってつくったのかお伺いしたところ……………… 拉致した女を……………………… あ………… たぶん冗談だと思います………………… ただ…………… 今後はあまり………………… バーテンダーさんへの質問は控えようと思いました……………………… かなり水はけの悪い土壌の為…………………
~ 追憶 ラナ ~ わたしの身体が何度も痙攣した。 わたしにカメラがグッと近付く。 皆がわたしを撮影していた。 わたしは自分の身体の痙攣を、 全く制御できなくなっていた……。 「パスタ冷めるじゃん。くち開けろよ」 あのひとはそう言いながら、 わたしが自分のくちを押さえている手をどけて、 パスタを食べさせてくれた……。 うれしい。 温かいものは温かいうちに。 わたしに美味しく食べさせてくれる。 その気遣いが、嬉しすぎた。 そして、本当に、本当に、 美味しかった。 このひとの為なら何でもしたい。 そう思った。 この気持ちは、頑張って言葉にして伝えた。 「こんなに美味しいパスタが食べられるのなら、 …
~ 追憶 ラナ ~ あのひとがパスタをつくってくれた。 しかも、 あのひとの素手で捏ねた手打ちパスタだ。 あのひとの成分がタップリと練り込まれた 手打ちのカヴァティェッディ。 幸せ過ぎる……。 武仲さんが、パスタの名前を何度も間違えるので、 わたしはイライラとしてきた。 でもそれは、 わたしが良いことを閃くきっかけになった。 馬鹿と思われるのは嫌だったので、 ほんの少し、 微妙に発音だけを、あえて間違えて、 あのひとに間違いを指摘しつづけて貰うという プレイを愉しんだ……。 あのひとは、 くちには出さなかったけれど、 わたしがわざと間違えていることに、 気が付いていたに違いなかった。 その証拠…
~ 解体室から外に出て ~ 「あの………… 鯖戸センパイ…………」 「ん?…鋳鷹じゃん……………… ここに来るなんて珍しいな…………………… どーした?……………………」 「あ…あの………… よかったら今日……………… 一緒にどーかなって………思って…………………………」 「え?…… ああ………… コンパ?………… 悪いけどわたしそーゆーの興味ないから………………」 「あ…違うんス………… 鯖戸センパイそーゆーまどろっこしいの嫌いだって言ってたから………… 今日はヤるだけのヤツっス」 「え?ヤるだけ??!!」 「ハイ☆ そーゆー男ばっか集まってるところ知ってるんで………良かったら……………… …
~ 追憶 ラナ ~ わたしは、あのひとの恋人の踝に舌を付けた。 わたしは今まで生きてきて、 ここまで屈辱的な気分になったことが無かった。 幸せ過ぎて涙が止まらない......。 わたしは今、 大好きなひとの恋人の下半身を、 皆の前で、 まるで犬のように舐めさせられている……。 強要されている……。 舐めながらあのひとの恋人の顔を見た。 表情から、 必至で声を堪えていることが解る。 あのひとは声を出す女が嫌いだ。 わたしはあのひとの恋人の下半身、 そのなかでも特定の一部分だけを執拗に舐めた。 堪えきれずに声を出し、 あのひとに嫌われてしまえばいい……。 わたしはあのひとの恋人に対して、 そんな感…
~ 追憶 ラナ ~ 目を覚ますと隣にあのひとが居て、 あのひととのくちづけから幸せな一日が始まる……。 そんな妄想を毎日つづけていた。 今日は完璧ではないにせよ、 わたしの妄想が、 初めて現実のものとなった日だった。 ガチャリとドアが開く音がして、わたしは目を覚ました。 目を開けると、あの人の顔がわたしの顔に迫って来て、 わたしの唇とあのひとの唇が重なる。 その一瞬前に入れられてはいたのだけれど、 その程度のことは無視してもいいだろう……。 わたしは衣類を身につけていなかったので、 あのひとに余計な手間をかけさせずに済んだと安堵していた。 こういう時期は出血するだけで無く、 おなかがもの凄く不…
~ Bella giardino ~ 近所のパンクロッカーが多肉植物をくれたので……… 刺し多肉しておきました☆ ちゃんと根付きますように…………… バーテンダーさんがレンガを仕入れて来てくれたので……………… とりあえず並べてみました☆ まだ仮並べですが……………… 既にちょっと可愛くないですか?♪♡ ハーブ・ブース…………… 植え付けなどせずとも勝手に生えて来るミント………………………… そして………… 生えて来て欲しくない所からも……………… 余裕で生えて来る……………… ミント達……………… こいつ達…………… 本気で旺盛だ…………………… わたし的にはウザいけど…………… ミントはB…
~ BARで 鯖戸 ~ 誰そ彼時の自然栽培農園……………… すっかり花の堕ちたアーモンドには…… ちゃんと結実御座候……………… ツタンカーメン…………… 遂に収穫☆ 一発目はパスタ等と共にやんちゃ火入れ…………… そして…… 二発目は…… ピッツァに…… ON!!☆ 焼いてる間に…… パスタを…… 「どーぞ☆」 「ヤッホ♪♡ 美味しそう♪♡♡ メーマー旨い♪ 思ってたよりかなり甘い豆!!♪♡♡♡」 「このエンドウ豆はエジプトの在来種で ツタンカーメンってゆー品種なんだよ棕櫚さん…… ピッツァ焼けたよ……………… 焼かれて凝縮してるから…………………… 豆の甘味が更に引き立って居るはずだよ………
~ 追憶 武仲 ~ 「なにしてんのお前?」 あいつがそう言いながらラナの脇腹を蹴ると、 ラナは地ベタに這いつくばるようにして、 理科の先生の脚を舐め始めた……。 こないだも見たけれど、 やっぱりこういうときのラナは いつにも増して可愛いな。 そう思った。 しかも今日は泣きながらなので更に可愛らしい。 ずっと泣いていればいいのに……。 そう思いながら、 理科の先生の脚を くるぶしあたりからどんどん上の方へと舐めあげていくラナを見ていた。 サリを見た。 サリはもう俺と由子さんの撮影を止め、 ラナと理科の先生の撮影を始めていた。 俺も慌ててケータイに手を伸ばす。 カメラを起動させ、撮影を開始した。 …
~ 追憶 武仲 ~ 「ねえ武仲ぁ……、 女は?」 大分経ってから、あいつが突然くちを開いたので そちらへ目を遣ると、 目隠しと猿ぐつわをされ、 手足を縛られた由子さんから身体を起こしたあいつと目が合った。 「なんか生徒が補導されたとかで 呼び出し喰らったみたいだよ?」 「そっか……、 じゃ、ラナでいいや。 今日はもう由子に飽きた」 あいつは由子さんをそのままにしてラナの寝ている部屋の扉を開けに行く。 「ねえ武仲君、 なんか由子さん、痙攣してるみたいだけど大丈夫?」 「ああ、由子さんはよくこんな感じになってるから大丈夫だよ」 「ねえ、 武仲君と由子さんがしてるとこ見たい。 今だったらバレなさそう…
~ 追憶 武仲 ~ 「シー」 サリがそう言いながら体勢を変え、 俺に上から乗っかった瞬間だった。 パンッ 乾いた銃声が聞こえたのは……。 まるで扉は元々開け放たれていたとでもいうような空気感で 普通に入って来る由子さんとあいつ……。 俺とサリは身動きが取れず、 唯々固まり、二人を見ていた……。 俺とサリは、 たぶん、特に悪いことをしていたという訳では無いはずだ……。 けれども俺は、 由子さんはついさっきドアノブを破壊した拳銃で、 俺の頭も破壊するかも知れない……。 と、 そう思った。 俺は由子さんの目を見ようとした。 今の由子さんの心情を、少しでも予想できればと思ったからだ……。 けれども由子…
~ BARで 鯖戸&東雲坂田鮫 ~ 今回は収穫したてのキャベツと…… 確実に購入品ですよね?……… いつものメンバーで…… 何つくろーかな?……………… もう……… 決まってますよね?…………… ※野蒜はこーゆー使い方👇も☆♡♪ 今回は………… 高級食材使っちゃうよ?……………… 「玉葱も未だ未だ高価ですもんね……………… もう新玉出て来てるのになぁ……………」 こんな感じで…… 炒めて行きます☆ 辛みはやっぱりコーレーGINスー♪☆ ※藤子も棕櫚さんも玉葱が大好き☆ だけど…… レアな食感の玉葱は大嫌いなので 超しっかりと火入れして キシ感シャリ感完全ゼロにします☆ しっかり火が入ったところ…
~ 追憶 バーテンダー ~ 犬がいつもより早く動かなくなった。 それでも私は構わず続けた。 ・・・・・・・・・・・・・・・ 私は、やっと自分の心の高ぶりが治まってきたのを感じた。 由子を、もう随分と待たせている……。 そろそろ帰ろうかと思い、 動かなくなった犬の脇腹を、もう二~三度蹴ってから部屋を出た。 隣に在る院長室の扉を開けると、 手足を診察台に縛り付けられ、 目隠しされてくちにガムテープを貼られた由子と、 裸の院長が居た。 院長が、 「あ、もう少しだからちょっと座って待ってて」 と言うので、 私は言われた通り椅子に座った。 パソコンの液晶画面に目を遣ると、 丁度犬が身体を起こしたところだ…
~ サクノ ~ 鉄の匂いは死の匂い…… 鉄と鋼を叩き合わせた昔ながらの包丁は 何の苦労も無く……………… わたしに死を思わせた……………………………… 「サクノ…… 暇だろ? ちょっと来いよ」 ドアを叩く音で目が覚めた…… 音の無い時間帯…… 月光だけが あなたの顔を 照らしてた……………… 「ついてこい」 断ることも 出来たはず………… 出来なかったかも知れない? どちらにせよ わたしは首を 縦に振り………… あなたのあとを ついて行く………………………… 「なんでここに連れてこられたのか 解ってるよな?」 あなたの左手に握られた包丁は………… わたしから 抵抗するという概念を…………. い…
~ BARで 鯖戸&東雲坂田鮫 ~ 本日の……… 収穫です……………… 丁度隙間的な……… 今の季節って………… あんまり派手なものは採れないけれど…………… それでも……………… そのとき在るもので…………… 何かしらの…………… 美味しいものは……………… つくれるよ……………… こんな感じにネ☆ 今回も回鍋麺にしました♪☆ 「棕櫚さんおまたせ☆ スコッチとの相性も抜群だよ☆」 「うんまっっ!! 本当に美味しいよ♪♡♡♡ 回鍋肉ではないけれど最高♪♡♡♡♡♡」 「おい… おまえ今なんつった?…………」 「えっ?… ちょっ…………やめて………………………あっ……………」 嗚呼……………… や…
~ 追憶 ラナ ~ わたしの興奮が治まったのは、 あれから随分と時間が経ってからのことだった。 数十分、或いは数時間。 時計が無いのでわからないけれど、 随分と長い時間が経過したということだけは解っていた。 興奮が収まって行くのに比例して、 ふらつきや吐き気、頭痛も全て、戻ってきた……。 帰ろう。 一瞬そう思ったのだけれど、 わたしに帰る家は無い。 あの人のことが、心に浮んだ。 ここから由子さんのタトゥースタジオまでの距離はかなり近い。 切れ味が随分と鈍くなり。 刃こぼれまでしている菜切り包丁を、 わたしは小さなゴミ箱にそっと入れて、 記憶の中では神さまだったはずの塊に毛布を被せた。 神は自分…
~ BARで 鯖戸&東雲坂田鮫 ~ 「おーいバーテンダー♪ 今夜は何を食べさせてくれるの?♪♡」 「やあ棕櫚さん…… 待ってたんだよ………」 「え?」 「クイズの時間だよ☆」 なんだよ…アレと違うんかい……………… 【出題】この画像👇の中に卵黄は幾つ在る?そして在るならそれはどれ? 「う~ん……………… たぶん……………… 一番左と左から二番目のポーチド内部と一番右……………… この三つが卵黄かな?……………………」 「それでは正解発表いかさせていただきます☆」 先ずは~ 左端トマト☆」 「ウソ…… いきなりハズれてるやん…………」 「やっぱり棕櫚ちゃん大好きぃ~♪♡♡♡」 「右端トマト!! …
~ 追憶 ラナ ~ 予想通り、一番奥の部屋は神さまの寝室だった。 部屋にはベッド以外に物が殆ど無く、 在るものはといえば、小さな本棚と、 そこに入った数冊の本、 あとは小さなゴミ箱くらい。 本当に寝室のみとして使っている部屋なのだろう。 わたしはベッドに神さまを優しく寝かせてから、 神さまの向こう脛を菜切り包丁で斜めに切った。 白いものが見えた。 「ねえ、気持ちいい?」 今度はわたしが神さまに訊く番だった。 菜切り包丁を十回、二十回……、 何度も何度も振った……。 神さまの身体を何度も何度も切りながら、 わたしは、 何度も何度も訊いた。 「ねえ、気持ちいい?」 しつこく、しつこく、 しつこく訊…
~ BARで 鯖戸 ~ 「棕櫚さん……………」 「え?…… ちょっ……何?………………… えっ?…え?……… いやっ………ちょっと……………あっ…………… ちょっと…ちょっと…待って待って………………… ああっっ………… ねえ…バーテンダー・・・冗談だよね?……お願い……ほんとにやめて……………………… あっ………んんっっ…………………… ちょっと……そんな……いっ……いきなりなんて……無理……だって……………… んっ……んっんっ………………………… 「きっつ……………………」 「あっ…くっ……………… いっ…痛いよ………………お願い……もう……いったん抜いてよ……………………」 「なんで?嫌…
~ 追憶 ラナ ~ 三つの感覚があった。 一つめは、わたしの中に、どくどくと流れ込んでくる感覚……。 二つめは、床に強く押しつけられていたわたしの顔から押力が抜けた感覚。 そして三つめは、 わたしのお腹にあたっている菜切り包丁の、硬く、冷たい感覚……。 「あっ」 神さまはそう言って、自分の顔に手を遣った。 一振り目は、逆手に持った菜切り包丁を、左斜め下から右斜め上へ。 わたしがまだ小さかった頃、 父の膝の上で何度も何度も観た映画、 父もわたしも大好きだった、あの映画のワンシーンを思い出した。 わたしは今、 座頭市。 偶然だけど、パンツを履いていなかったので、更に俳優寄せで気分が上がる。 「ラナ…
~ 追憶 ラナ ~ ゆっくりと回転するステージの上で、身体を起こそうとしたら、 急な吐き気に襲われて嘔吐した。 回転しているのは、ステージではなく、 自分の頭なのだと気づき、 それと同時にここがストリップ小屋ではなく、 神さまの家だということを思い出した。 あれからどれくらいの時間が経過したのかは解らないけれど、 窓から差し込む月明かりと静けさから、 真夜中で在るということはわかった。 頭痛と吐き気が酷く、頭はぐるぐる回り続けているのだけれど、 幸い記憶はしっかりしていた……。 とりあえず、何とか上体を起こし、 あたりを見回す。 ひとまず安全。 近くに神さまは居ない。 わたしの手は、身体の後ろ…
~ 追憶 バーテンダー ~ 「なんだよおまえ……、 教える必要なんて無いじゃん……、 楽で良いけどさ......」 由子は驚いて、 というよりも、ちょっと嫌そうな様子でそう言った。 きっと私に何かを『教える』という行為を、 『プレイ』として愉しみたかったのだろう……。 本心を隠しきれない子供のような由子の瞳を見て、 私は少しだけ、申し訳無い気持ちになった。 族狩りを探して居る暇が無かったので、 某組事務所で一台ベンツを借りた。 ベンツを貸してくれた担当の人には、 とりあえずトランクに入ってもらった。 由子が私に、 「運転席に座れよ」 と、 そう言ったので従った。 「とりあえず勘で運転してみな。…
~ BARで 鯖戸&東雲坂田鮫 ~ 「良い香り………………」 ここ最近…… というか…… もうかなりの間…… スコーンとおからパウダーに.…… どハマり中…… 冬の間寒くて手出し出来なかった奴も…… 最近頻繁にイってます…… 因みにおかかには…… 季節関係無く昔からハマりっぱなしです……… 「わたしもあなたにハメられて…… もう完全に奴隷です……」 誤解を招きそうな言い方は止めてください…… 「おかか大好き♪♡♡♡ わたしはもう完全におかかの奴隷…… でも毎日あなたにハメられて 奴隷にされて居るのは事実です……」 私はいつも…… 唯々美味しいものを提供して居るだけです…… オカ…
~ 追憶 ラナ ~ だからわたしは、 自分の部屋の扉の横壁に張り付くようにして立ち……、 待った。 母を。 大好きな、 母を。 玄関のドアが開き、 そして閉まる音で、母の帰宅を知った。 母は今夜も、真っ先にわたしの部屋へと来てくれた。 わたしの部屋のドアを開け、 いつもならわたしが眠って居るはずのベッドへ向かって、 真っ直ぐに歩いて行く。 けれど、 今夜の私はドアの横に立って居る。 母の後ろ姿を見ながら、 また母と仲良くなった未来を夢想する。 わたしは先ず、 母の背中を 斜めに切った。 わたしは、台所に在った菜切り包丁を持って来て居た。 普段、三徳包丁ばかり使うので、 菜切り包丁は滅多に使わな…
~ 追憶 ラナ ~ ある日わたしは、台所で手を切った……。 野菜を切って居るときに……。 失敗したのではない。 この包丁で手を切ったら、 わたしはどう感じるのだろうか? そう思って、 切る気で切った……。 結果は思った通りだった。 今までに経験したことの無い快感が、 わたしの身体を駆け昇った。 脳が溶けかけた。 今なら父を、 努めて大好きだと思わなくても素でできる。 そう思った。 そしてわたしは、 すぐに閃いた。 母と仲良くなる方法を。 この快感を、 母にも教えてあげるのだ。 そうすれば母は、わたしに感謝し、 また以前のように、 わたしのことを大好きになってくれるに違いない。 と、 そう思った…
~ BARで 鯖戸&酒森&東雲坂田鮫 ~ 大豆を煮ながら……………… 白菜外葉を茹でこぼし…… 大豆が煮立ったら…… 灰汁を取り…… ボールにIN☆ ※この灰汁👆は天然の界面活性剤☆ 油汚れ用超絶エコ洗剤として使って居ります♪♡ 因みにパスタの茹でZIRUも同様で 油汚れや茶渋まで良く落ちます☆ 茹でこぼした白菜外葉に…… おかかをかけて…… EXVオリーヴオイルも少々……………… そこへ先程の大豆煮汁をINします☆ スープ量足りなきときは……… お水を追加☆ 煮立てたところへ……………… きしめん!!を♪☆ 投入!!☆ 手打ちのタリアテッレ=きしめん?! とろみ強めのスープにしたいか…
~ 追憶 ラナ ~ 髪を掴まれ、叩かれる……、 蹴られる……。 このときの痛みを、 わたしも……、 きもちいい、 と、 感じた……。 ラナさんはこのことを、 好きだと言って居たのだ……。 父がわたしのベッドに来なかったのは、 ほんの数日の間でしか無かった。 数日でまた、 今までと同じになった。 父に言われた通り、 わたしはそのことを母にナイショにして居たのだけれど、 母はわたしのことを、 毎日蹴ったり叩いたりするようになって居た。 父だけでなく、 母もわたしのことを、 ラナさんだと思って居るらしかった……。 わたしは母のことが好きだったし、 この頃はもうわたしにとって、 痛みと快感は完全に同じ…
~ 追憶 ラナ ~ 母が、 「忘れられるよね?」 と、 そう言ったので、 わたしは、 「はい」 と、 返事した。 結局ラナさんを刺した犯人は見つからなかった。 あれから父はずっと元気が無く、 暫く働いては辞めて、 また暫く働いては辞めて……。 そんな生活を続けて居た。 母は毎晩仕事に出るようになって居た。 わたしは髪を伸ばし始めた。 ラナさんみたいになりたかった……。 私が中二の夏のことだった。 その夜は特に蒸し暑く、 部屋にはクーラーなんて無かったし、 わたしは全然眠ることが出来なかった。 父がわたしのベッドに来たので、 「どうしたの?」 と、 訊くと、 「母にはナイショにしておくんだよ」 …
~ 追憶 ラナ ~ 朝から多くの警察関係者が父のストリップ小屋を出入りし、 夜の帳が降りた後も、まだ騒がしさが完全には消えては居なかった。 その日ストリップ小屋は臨時休業となり、父はずっと泣いて居た。 わたしも父と一緒に、ずっと泣いて居た。 数日後に父のストリップ小屋は通常営業を再開したのだけれど、 客足はかなり遠のき、 その後もそれが回復する事は無かった。 ストリップ小屋が閉店した後、 今までわたしと遊んでくれて居たお姉さん達が 誰も居なくなってしまったので、 わたしは随分と暇だった。 何もすることが無くて、 独り部屋の隅で座って居ると、 どうしてもラナさんのことを思い出してしまう……。 わ…
~ BARで 鯖戸&酒森 ~ アーモンドのお花って桜よりイケちゃってない? なんて思ってんの私だけでしょーか?…… 好きです♪ アーモンド♡ 「桜と違って毛虫も付かないしね…」 本日は………… ビッグニュースが在ります…… 遂にケバメーマー結実!! 「小っさっ!! そんなの全然ビッグニュースじゃないよっっ!!」 …………………… それでは…… この流れで………… 本日も………… ※最強雑草の野蒜!!👆👇玉葱価格高騰じの救世主?!☆ お料理タイム☆ いかさせていただきます☆ 今回は…… 久し振り回鍋肉です☆ 「久し振りかなぁ?……… しかも………… それ以前に………… どーせ今回も…… 回鍋肉じ…
~ 追憶 ラナ ~ 目を開けると、 わたしはステージの上だった。 ゆっくりと回転するぼやけた情景を見ながら、 わたしは、 自分がまだ小さかった頃のことを思い出して居た……。 わたしが物心ついた頃、 父はストリップ小屋の経営者で、 母はストリッパーだった。 父も母も、他のおねえさん達も、 小さなわたしにとても優しく、 いつもかわいがってくれたのを覚えて居る。 その中でも特にわたしに良くしてくれたのが、 ラナさんというおねえさんだった。 ラナさんは色白で、 真っ黒なストレートのロングヘアーがとても似合って居る スレンダーな美人さん。 わたしはラナさんのことが大好きだった。 父のストリップ小屋では様…
~ 追憶 武仲 ~ 「ここから凄く近いよ。 地図描くからペンと紙ちょうだい」 理科の先生がササッと描いた地図を見た由子さんが、 「滅茶苦茶近所じゃん……」 とても驚いて居る様子だった。 いったい何の話しをし始めたのだろうか? ここであいつがくちを開く。 「ねえ、院長のとこ行くんでしょ? 一緒に行くよ?犬とも遊びたいし」 「ああ、そうだな、 お前の女は絶対に行きたくないだろうし、 そこに居るヘンタイくんも 今日はもうヘトヘトだろうしな」 なかなか酷い言い方だけど、正直その通りだった。 いや……、 俺はヘンタイなどでは無い。 ヘトヘトのほうがその通りだという意味だ。 俺は今日、本当に死んでしまうの…
~ BARで 東雲坂田鮫 ~ あんなに沢山実って居た柑橘も…… オレンジ系は収穫がほぼ終了し……… あと樹に実って居るのは柚子と大和橘と…… それに……… 金柑が少しだけ……… それ…… ゆで卵ですよ?……… 黄身だけの部署移動で………… 今夜のTKG☆ ※このヨーグルト👇は自家製です☆ つくりかたは超簡単☆ 土鍋で温めた牛乳もしくは豆乳に(どっちを使う場合でも濃ゆいやつをチョイス) 市販のプレーンヨーグルトをINして(分量は適当) てきとーに混ぜてから一晩放置しておくだけ♪☆ 超アバウト……………… アバウトなつくりかただから固さとかいつも違うけど………… 今回の出来は素晴らしかったのでご紹…
~ 追憶 武仲 ~ 「ただいま。 ラナのやつどんな感じ?」 バイトを早めに切り上げて帰宅してきた由子さんがそう言うので、 「全然起きてこない。ずっと寝てるよ」 と、 そう答えた。 「ちゃんと水分取ってるか?」 「水筒見たら全然減ってないみたいだったから、 二回くらい無理矢理飲ませた」 「そうか……」 「ラナの怪我ってどんな感じなの?」 「ああ……、 怪我はたいしたこと無いよ。 打撲と、左耳の鼓膜がたぶん破れてるみたいだけど、 どっちも放っときゃ治る」 「え?あんなに血塗れだったのに?」 「ああ……、あれはラナの血じゃなかった。 怪我よりも急性アルコール中毒のほうが心配だったんだよ。 まあ、もう…
~ 東雲坂田鮫さんのリスクマネジメント ~ あなたは…… コチ(鮲)という名の危険魚を…… ご存じですか? コチ(鮲)の棘には…… 毒がある…… しかも…… その魚体は…… 桜葉と酷似して居る為…… ややもすれば………… 道明寺団子を…… 乗せてしまいがち……… ♡ ……………… TO BE COMUGIKO 気を付けて~♪♡ Special thanks to miona The standard.
~ BARで 鯖戸&東雲坂田鮫&酒森 ~ 早朝から焼き上げた食パンを…… 自分で焼いた風に見せかけたいなら……… せめて袋から出しとけよ…………………… 卵焼きの………… サンドウィッチって……………… 美味しいよね☆ 「定番のツナサンドも……… 間違いなく美味しいよねっ♬♡♡♡」 ナイス魚介サンド♪♡……………… しかし……………… 棕櫚さんが来てしまうとは………………………… 何とか独り占めする方法をみつけなくては………………………… 二種類の美味しいサンドウィッチは……………… 圧をかけてからカットすると……………… こうなる☆ 藤子も棕櫚さんも……………… よく食べる女…
~ 追憶 ラナ ~ 左の耳がキーンとなって……、 音の出た場所が……、熱い……。 「お前、僕の話聞いて無かったのか? くちごたえするなって言ったよな?」 昨日に続いて、今日も滅茶苦茶ついて居る。 数時間前に私が思ったことが、 間違いだったということに、今気付いた。 「吞め」 私が頬に手を当てて下を向き、 黙って居ると、 私の視界に影が入る。 「ごめんごめん、ラナちゃんは甘えんぼさんだねぇ」 神さまはそう言ってグラスのウイスキーを煽り、 すぐわたしにキスしてきた。 突然わたしの口内に流れ込んできたウイスキーの、 アルコール度数の高さに思わずむせ込んだところで、 また殴られた。 「お前、いいかげん…
~ 職場で ~ 「ねえ……………… 酒森ぃ…………………………」 「はい?」 「わたし…………………… バーテンダー・・・殺ってきた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ねえ………………………… このおにぎりあげるからさぁ…………………………………… 遺棄しに行くの……………… 手伝ってくんない?」 「鯖戸先輩………………………… もうちょっと明るい嘘にしましょうよ…………………… ブラック過ぎるし……………………. それに………… 無いことも無い話しだから………………………… 嘘なのか………… ガチなのか………… 解りづらいです…………………………………………」 【TAKE2】 「こち…
ある日山間の道を北北西に進んでいった。一軒の家があった。何かが私の心を捉えた。停車し歩んでみると窓辺に人形のような顔が見えた。その刹那背後の建物が忽然と消え、木に、電線に、無数の鳥が舞い降りた。友人の前田に助けを求めようと電話帳でMのページを検索したが、す
~ 追憶 ラナ ~ 昨日に続いて、今日も滅茶苦茶ついて居る。 神さまからのメールが届いたときには、そう思って居た。 昨夜はあのひとに遊んでもらえた上に、 美味し過ぎるお料理までつくってもらえた。 あのときみんなが手を上げたので、 私も反射的に手をあげてしまったのだけど、 手をあげてしまったすぐそのあとで、 自分の胃に、 最早別腹が存在できない程のキャパシティーオーヴァ―で 食べ物が詰まって居るということに気が付いた……。 だけど折角あのひとが……、 折角あのひとが、私の為に アイスを取りに行ってくれると言って居るのだ……。 今更断れる訳が無い。 私は……、覚悟を決めざるを得なかった……。 けれ…
~ BARで 鯖戸 ~ おからと…… 小麦粉を…… お水で捏ねて…… 寝かしておきます…… 寝かして居る間に…… スコッチで…… 柑橘アペロからの~~☆ オレンジ・ブロッサム~~~っっ☆ 「どーしたん? めっちゃテンション高いやん……」 声にだしてねーんだからスルーしとけって…… 絞りたてでつくると…… 「旨いに 決まってるよ~~~っっ!!!♫♡♡♡♡♡」 お前のほーが10倍テンション高いやん…… 棕櫚さんが呑ってる間に野良生え人参収穫して来ました…… ※こんな感じ👆の子達ならまだまだそこら中に沢山生えてます☆ 葉っぱは茹でこぼし…… 冒頭の生地を~~♪☆ いつもの萬古焼に~~~っっ♬☆ 「や…
~ BARで 鯖戸 ~ 柑橘ピールのサファイア漬けは……… 本年度と前年度で……………… こんなに色が違います……… 「ホントだ……… 全然違うね………」 今回は前年度分の瓶詰め模様をご紹介☆ 例年だと……… 小瓶に移して……… こんな感じで…… 地道な油膜除去を行うのですが……… ※柑橘ピールから出る油ってけっこう凄いんです……… 今回は……… 思いつきで…初めて殺る方法を……… 一旦ペットボトル詰めして…… このまま暫く休ませました……… そして…… 数日後……… 油分が分離したところで……… 殺ります……… このあたり………… ※液面油分だけで無く 沈殿物も避けた中間の クリアな部分だけ…
~ 追憶 武仲 ~ インターホンが鳴ったので見に行くと、 女の子が立って居た。 知って居る顔だった。 前にもここへ来たことが在る女の子だ。 「由子さんは?」 「今夜はバイトだよ」 と、 俺がそう答えたらその女の子は、 俺の身体をするりと避けて、 黙って部屋に入って行った。 由子さんとつきあうようになってから、 というか、 初めてこの、由子さんのタトゥースタジオ兼自宅に 連れてこられたときから、 ここが俺の住む場所になった。 由子さんが、 そうしろと言ってくれたのだ。 俺はもう、パンを盗むこともしなくて良くなった。 これも、由子さんがそうしろと言ってくれたのだ。 「対価は貰うけどな」 そう言って…
~ 追憶 バーテンダー ~ 最中女がくちを開く。 「由子のヤツ……、随分…と……愉しそう…だ…ね……。 武仲君も…元気そうで……よかっ……た……...」 「前にも言ったろ? 死体が急に喋りだしたらびっくりするからやめろって……」 死体は声を出さずに笑った。 ・・・・・・・・・・・・・・・ 翌日の朝学校で、 教室に入ると武仲と目が合ったのだが、 何故か武仲は、 スっと視線を逸らした……。 私は、 そのまま机に突っ伏して狸寝入りを決め込もうとした武仲の頭を掴み、 強制的に目を合わさせた。 「何故目を逸らす?」 「……な…なんていうか……、もしかしたら……、 お前が、怒ってるんじゃないかと……、思っ…
~ BARで 東雲坂田鮫 ~ 今回は大豆煮ZIRUの有効活用法についてお伝えしたい……… コチラ👇は白菜とおかか……… ※この後火入れするので 白菜の火入れに関して有無は問わないが クタクタの白菜を好むなら 事前の予火入れがオススメ☆ 今回は予火入れ在り♡ 大豆を煮る際昆布を入れて居るので コチラには入れて居ないが 大豆を煮るとき 昆布を入れ忘れたならここでIN☆ そこへ大豆の煮ZIRUをIN☆ ※余談ですがこのとき数種類の作業を同時に行って居ます……… なのでボールにワンクッション置きましたが………… 具材 煮ZIRU共に フライパンや鍋に直準備でも全然構いません☆ 同時進行でお米を炊いたり…
~ 追憶 バーテンダー ~ 図太かったり 普通だったり ピュアだったり……、 わけわかんないな、こいつ……、 と、 そう思った。 天井近くに在る、光を取り入れるための窓を見上げた先には、 雲間に見え隠れする幾つかの星が、 まるでゆっくりと 自らの力で……………… 点滅して居るかのように見えた………………。 「腹減ってんだろ?パンしか無いけど食べるか?」 「え?あ、良いんですか? はい、食べたいです。パン………、 好きです………………」 由子は全身刺青の長身で、 目付きは鋭め。 一見かなり恐い感じだが、 実はとても優しい。 それにしても武仲……。 不思議な奴だ……。 由子のヴィジュアルを見ても全…
~ 追憶 由子 ~ 嗚呼……、 たまらなく眠い………。 折角お昼寝をしようと思い、 ベッドに倒れ込み、 ウトウトとしかけたところで電話が鳴った……。 昨日、 偶々通りかかった交番の中に居た警察官の顔に見覚えが在った。 記憶を辿ろうと思ったが、 その前に思い出した。 バイト先の御常連さんだった。 私は、ちょっとからかってやろうと思い、 そっと交番に入って その警察官を後ろから縛り上げ、 目隠しと猿轡もした。 私の顔は見られて居ない。 警察官は、 かなり大きな恐怖を感じて居る様子で、 抵抗するそぶりも見せたが……、 私が奥の部屋へと引きずって行き、 上着をめくってから、そのミミズ腫れだらけの背中を…