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「薄桜鬼」の二次創作小説です。制作会社様とは関係ありません。二次創作・BLが嫌いな方は閲覧なさらないでください。―かつて、裏社会には一晩で敵対勢力を壊滅させた、伝説の極道が居た。その名は、“不死身の紅蓮”。だが、彼は裏社会から忽然と姿を消したのである。ここは、東京都内某所、下町と呼ばれる地域にある一軒の団地。その一室にある台所で、一人の男が黙々と弁当作りをしていた。朝日を浴びて光り輝く金色の癖のある髪、そして上質のルビーを思わせるかのような美しい紅蓮の瞳。そう、彼こそが“不死身の紅蓮”こと、風間千景である。何故、伝説の極道と呼ばれた彼が何故専業主夫になっているのか―その理由を説明するのは、後にしよう。「フゥン、我ながら上出来だ・・」そう千景は呟きながら、美しく焼けた卵焼きをクマの形を象ったおにぎりの隣に置...鬼主夫道1
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。歴史上の人物をモデルにした二次小説ですが、若干脚色された設定があります。実在の人物・団体とは一切関係ありません。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。その日、海斗は王家の“娘”として生を享けた。だがその身体は、男女両方の性を持っていた。「可愛い子だ。」「ですがあなた、この子の髪色を見て下さいな。」「美しい、炎のような赤毛だ。」国王・フレデリクはそう言うと、海斗の美しい赤毛を撫でた。海斗は、何不自由なく、王女として愛情深く育てられた。しかし―「何ですって、カイトが・・」「はい・・恐らく、手術をしても痕が残るかと・・」「あぁ、何という事なの!」首に瘰癧が見つかり、海斗は医師によって切除手術を受けたが、醜い手術痕が残っ...炎の紋章1
nabisonyoです。当ブログにお越しいただきありがとうございます。こちらは『麗~花萌ゆる8人の皇子たち~』の二次小説を書かせていただいています。ドラマのイ…
素材は、てんぱる様からお借りしました。 「火宵の月」「呪術廻戦」の二次小説です。 作者様・出版社様とは一切関係ありません。 二次創作・BLが嫌いな方は読まないでください。 その廃墟は、鶴岡八幡
「PEACEMAKER鐵」二次創作です。 作者様・出版社様とは一切関係ありません。 沖田さんが女性設定です、苦手な方はご注意ください。 歳三は両班の家に生まれながら、正室の娘として産まれた信とはその環境が
わたしが高校生の頃に書いた二次小説を恥ずかしながら、ブログにUPいたします。 火宵の月で平安パラレルです。 異母兄妹の有匡様と、火月ちゃんの物語です。 作者様・出版社様とは一切関係ありません。 何
「PEACEMAKER鐵」二次創作です。 作者様・出版社様とは一切関係ありません。 沖田さんが女性設定です、苦手な方はご注意ください。 「ん・・」 窓から射し込む朝日に照らされ、総司は紫がかった瞳を
素材は、ヨシュケイ様からお借りしました。 「薄桜鬼」「火宵の月」の二次創作小説です。 作者様・出版社様・制作会社様とは関係ありません。 土方さんが両性具有です、苦手な方はご注意ください。 二次
中国ドラマ「陳情令」、みつばの二次小説「見上げた先の」(後編)です。二次小説を読む注意点、「陳情令」の他の二次小説も ←(以下、必読の注意書きです)「陳情令」二次小説INDEXページからお願いします。コメント記入に関しての説明は、こちらから。「陳情令」の登場人物・名称紹介のページはこちらからとくに初めてこのブログにいらした方は注意点を一読してから二次小説をお読みください。ドラマ「陳情令」、原作「魔...
※やっぱり日本語のタイトルって難し過ぎるかと言って、英語のタイトルもネタ切れですところで真壁くんっていつ、お部屋に電話引いたんですかね?『〜事情』でジムの公衆…
nabisonyoです。当ブログにお越しいただきありがとうございます。こちらは『麗~花萌ゆる8人の皇子たち~』の二次小説を書かせていただいています。ドラマのイ…
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様は一切関係ありません。一部残酷・暴力描写有りです、苦手な方はご注意ください。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。何処かで、爆ぜる音がした。「皆、そろそろ時間ですよ。」「はい、マザー。」蝋燭の灯りに照らされたのは、黒衣を纏った女達だった。「決して失敗を恐れてはいけませんよ。」女達の中で“マザー”と呼ばれている女は、大釜の中にある液体を注いだ。すると、大釜の中が真紅に染まった。「この日に、わたくし達の願いが成就される!」女達が人里離れた修道院で“儀式”を行っている中、修道院から遠く離れた王宮では、ひとつの命を産み出そうとしていた。「あと少しです、息んで下さい!」王妃は、最後の力を振り絞り、命を産み出した。「おめでとうございます、元気な王女...炎の騎士1
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様は一切関係ありません。一部残酷・暴力描写有りです、苦手な方はご注意ください。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。「海斗、本当に行くの?」「うん。」「そう・・海斗、忘れないで、離れていても、僕達の心は繋がっているから。」「うん・・」成田空港の国際線出発ロビーで、和哉は親友・東郷海斗を見送った。機上の人となった海斗は、ロンドンに着くまでの間、本を読もうと思い、リュックに入れてあったペーパーバックを取り出した。その本は、ロンドンで暮らしていた頃、セシル・コートの古本屋で見つけた、あるフィギュアスケート選手の自伝だった。イングランドの世界的に有名なスター、フランシス=ドレイクの半生を綴ったものだった。彼に憧れ、渋る両親を説得しフィギュアスケー...蒼く、光る第1話
「FLESH&BLOOD」二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。性描写が含まれます、苦手な方はご注意ください。 「カイト、何処なの!?」「はい、奥様。」東郷海斗は、乱れた髪を慌てて手櫛で整えながら、使用人部屋から出て行った。「呼んだらすぐに来なさいと言っているでしょう!」「申し訳ありません・・」「今日は、特別なお客様がいらっしゃるから、掃除をちゃんとしてね。」「はい・・」海斗の雇用主である彼女の義母・エセルは不快そうに鼻を鳴らすと、客間から出て行った。海斗は溜息を吐くと、客間の掃除を始めた。これが終わったら、二階の客用寝室と主寝室の掃除がある。「カイト、ジェフリー様が呼んでいるわよ。」「わかりました。」客室の掃除を終えた海斗が二階の部屋へと...泡沫の恋第1話
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様は一切関係ありません。二次創作・BLが嫌いな方はご注意ください。「俺の残りの命をあなたにあげるから、ジェフリーだけは助けて・・」そう言って、自分に対して恋人の命を助けてくれるよう懇願した赤毛の少年。彼は苦しそうに咳込みながら、黒真珠のような瞳で自分を見つめていた。「カイト・・」その少年の名を呼んだ瞬間、ビセンテは夢から覚めた。その名を呼んだ時、ビセンテは何故か涙を流していた。(終わらない・・)かれこれ四時間、ビセンテはラップトップの画面を見つめていた。急な仕事が入り、彼はこのカフェに入って只管ラップトップのキーボードを叩いていた。「コーヒーのお代わり、いかがですか?」「あぁ・・」ビセンテは疲れた目を擦りながらラップトップから顔を上げると、そこには鮮...マリーゴールドに恋して◇第1話◇
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様は一切関係ありません。海斗が両性具有です、苦手な方はご注意ください。最期に憶えていたのは、紅蓮の炎に包まれた故郷だった。―父様、母様!燃え盛る炎の中で必死に家族を捜している中、何者かに殴られ、気絶した。そこで、記憶は途切れた。「海斗、早くしなさい!」「はい・・」「全く、クズなんだから!」両親を事故で亡くし、東郷海斗は眠い目を擦りながら、“部屋”から出て行った。夏の陽射しが容赦なく彼女の肌を灼いたが、海斗は母屋の中へと入っていった。「遅かったわね、何をしていたの?」「申し訳ありません。」「もういいわ、仕事なさい。」そう言ったのは、海斗の伯母で料亭『五十鈴』の女将・恵子だった。「はい・・」「辛気臭い顔ね。あなたを見ていると苛々するわ!」恵子は海斗にそん...龍の護り人第1話
「薄桜鬼」の二次創作小説です。制作会社様とは関係ありません。二次創作・BLが嫌いな方はご遠慮ください。「ねぇ、こんな所に本当に居るの?」「だから、確かめに行くんじゃない!」スマートフォンと小型カメラをそれぞれ片手に持ちながら、グレースとアリシアはロンドン郊外にある廃墟へと向かった。そこはかつて貴族のお屋敷だったとも、精神病院だったとも言われている、“いわくつき”の廃墟だ。廃墟探索ユーチューバーとしてそこそこ人気がある二人は、その廃墟へ向かった。そこには蔦が絡んで、いかにも廃墟といった寂れた雰囲気を醸し出していた。「うわぁ、“何だか出そう”ね。」「もう、やめてよ。」そんな事を言いながら二人が廃墟の中へと入っていくと、奥の方から物音がした。「ねぇ、何か音がしなかった?」「気の所為じゃない?」二人が物音のする奥...鈴蘭が咲く丘で第1話
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様は一切関係ありません。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。二次創作・BLが嫌いな方はご注意ください。「ジェフリー、入るよ?」海斗がグローリア号の船長室をノックすると、部屋の主はまだ夢の中に居た。「もぉ、起きてよキャプテン、もう朝だよ。」海斗がジェフリーの身体を揺さ振ると、彼は呻いて海斗をシーツの中へと引き摺り込んだ。「ジェフリー!」「おはよう、カイト。」「ルーファスがあなたを呼んでいるよ。」「あぁ、わかった・・」出会った頃と同じ位の長さになったブロンドの髪を鬱陶しそうに掻き毟ったジェフリーは、欠伸を噛み殺しながら船長室から出て行った。「もう、いつもこんなんじゃ調子狂っちゃうよ・・」海斗はそう言った後、ジェフリーの後を慌てて追い掛けた。...約束~Always~第1話
「黒執事」の二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。シエルが両性具有です、苦手な方はご注意ください。あれは、まだシエルが幼い頃の事だった。両親と兄と共に神社の縁日に来たシエルは、いつの間にか彼らと逸れてしまった。―どうして泣いているのです?不安で泣くシエルの前に、一人の青年が現れた。彼は美しく艶やかな黒髪をなびかせ、墨染色の浴衣を纏っていた。―可哀想に、家族とはぐれてしまったのですね。あなた、お名前は?シエルが己の名を告げると、彼は優しく微笑み、こう言った。―大丈夫、わたしがあなたのご家族を必ず見つけてさしあげますよ。青年と共に神社の境内を歩いていたシエルは、すぐに家族と再会する事が出来た。シエルは青年に礼を言おうとしたが、その姿は何処にもなかった。(また、会えるといいな・・)そんな事をシエ...からくれない第一話
「PEACEMEKER鐵」二次創作です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。沖田さんが両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。―ねぇ土方さん、もし本当に“生まれ変わり”というものがあるのなら、どうします?―何だ、急に?それは、まだ戦が始まる前、屯所で歳三達と過ごす穏やかな日常の、他愛のない恋人同士の会話だった。―わたしは、何度生まれ変わってもあなたと一緒に居たいなぁ。―俺もだよ。情事の後、歳三はそっと総司の髪を優しく撫でた。―俺も、もし生まれ変わる事があったら、絶対にお前を見つけてやる。―約束ですよ!―あぁ、約束だ。そう言って自分と交わした“約束”を、歳三が“忘れて”しまうなんて、この時は思いもしなかった。「沖田さん、沖田さんったら!」突然、肩を強く叩かれ、総司は我に返って現実の世界へと戻った。「...光と影の輪廻Ⅰ
素材は、湯弐様からお借りしました。 「火宵の月」「ツイステッドワンダーランド」二次小説です。 作者様・出版社様・制作会社様とは一切関係ありません。 有匡様が闇堕ちする描写が含まれます、また一部暴
「黒執事」の二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。―熱い。四方を炎に囲まれ、荒い呼吸を幾度も繰り返し、刀を握った。遠くで、誰かが自分を呼ぶ声がした。だがそれを無視して、刀を振るい、炎の中へと駆け出した。熱い。熱い―(暑い!)肌に纏わりつくような暑さに耐え切れず、シエルはベッドから起き上がった。「おはよう、シエル。」「おはようございます。」シエルが部屋から出ると、厨房ではシエルの養父・繁が朝食を作っていた。「手伝います。」「ありがとう。それにしても、暑いなぁ。」「そうですね。」両親を交通事故で亡くし、児童養護施設で暮らしていたシエルを、繁が引き取り、“家族”となった。繁は、那覇市内で居酒屋を経営していた。「おはよう、あ、シエルもう起きていたのか?」「おはようございます。」繁の長男・豊は、欠伸...闇の子守唄1
素材は、てんぱる様からお借りしました。「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。海斗が両性具有です、苦手な方はご注意ください。土砂降りの雨の中、ある貴族の葬儀が行われていた。―可哀想に・・―あの方は?―ショックが大き過ぎて、お部屋に籠もられているそうよ。貴族が入った棺が地中深く埋められている頃、ロンドン・イーストエンドでは一人の少年の遺体が発見された。その少年の死に顔は、何故か天使のように微笑んでいた。「聞いたかい?」「あぁ、聞いたとも!何でも、死んだあの子は・・」「しっ!誰かに聞かれでもしたらどうするんだい?」「構いやしないさ。ここら辺の奴らは、“あの家”事は知っている。」テムズの泥ひばり達がそんな事を話していると、そこへスコットランド=ヤードのアーサー警部補がや...獅子と不死鳥1
「薄桜鬼」二次小説です。作者様・制作会社様とは一切関係ありません。土方さんが両性具有です、苦手な方はご注意ください。土方さんが両性具有です、苦手な方はご注意ください。-壬生狼や・・-近寄ったらあかん、頭から食われるで市中巡察の際、時折町民達がそんな事を囁き合いながら、冷ややかな視線を自分達で送ることに、歳三はもう慣れっこになってしまっていた。(狼か・・悪魔と呼ばれるよりはましだな。)浅葱色の羽織を翻し、京都市中を巡察しながら、歳三は昔の事を思い出していた。歳三―新選組副長・土方歳三は、多摩の豪農・土方家の末息子として生を享けた。母親は長く続いた産みの苦しみの果てに産声を上げた我が子の身体を見て絶句し、長い間精神を病むこととなった。何故ならば、歳三の身体にはそれぞれ男女の証があったからだ。土方家は、歳三を男...Ibegyou◆1◆
表紙素材は、このはな様からお借りしました。 「黒執事」の二次小説です。 作者様・出版社様とは一切関係ありません。 シエルが両性具有です、苦手な方はご注意ください。 「助けて・・」 少女は、苦
「火宵の月」二次小説です。 作者様・出版者様とは関係ありません。 二次創作・BLが嫌いな方は閲覧なさらないでください。 『皆様、本日は青龍航空にご搭乗くださり、誠にありがとうございます。』 火月
※BGMと共にお楽しみください。 「火宵の月」二次小説です。 作者様・出版社様とは一切関係ありません。 二次創作・BLが嫌いな方はご注意ください。 「わたしが、陰陽寮に?」 「ああ、そうだ。今しがた
画像は、てんぱる様からお借りしました。 「火宵の月」の二次創作小説です。 作者様・出版社様・制作会社様とは一切関係ありません。 色々と捏造設定ありです、苦手な方はご注意ください。 「そなたが、
画像は、てんぱる様からお借りしました。 「火宵の月」の二次創作小説です。 作者様・出版社様・制作会社様とは一切関係ありません。 色々と捏造設定ありです、苦手な方はご注意ください。 「何だ、今の
画像は、てんぱる様からお借りしました。 「火宵の月」の二次創作小説です。 作者様・出版社様・制作会社様とは一切関係ありません。 色々と捏造設定ありです、苦手な方はご注意ください。 「彌、待って
画像は、てんぱる様からお借りしました。 「火宵の月」の二次創作小説です。 作者様・出版社様・制作会社様とは一切関係ありません。 色々と捏造設定ありです、苦手な方はご注意ください。 西暦133
素材表紙は湯弐さんからお借りしました。 「火宵の月」二次小説です。 作者様・出版者様とは関係ありません。 二次創作・BLが嫌いな方は閲覧なさらないでください。 「そうよ。原作者のH先生が、是非あ
nabisonyoです。当ブログにお越しいただきありがとうございます。こちらは『麗~花萌ゆる8人の皇子たち~』の二次小説を書かせていただいています。ドラマのイ…
「火宵の月」「薄桜鬼」二次小説です。 作者様・出版社様・制作会社様とは一切関係ありません。 仁が両性具有です、苦手な方はご注意ください。 二次創作・BLが嫌いな方はご注意ください。 土御門仁は、
「薄桜鬼」の二次創作小説です。制作会社様とは関係ありません。二次創作・BLが嫌いな方はご遠慮ください。『もしもし・・』「俺だ。」『どうしたの、こんな夜遅くに?』「実は・・」『何か、あったのね?』雪乃は勘が鋭いようで、隼人の声を聞いた途端、何か良からぬ事が彼の身に怒ったのだろうと隼人に尋ねて来た。「貴子と今日、不妊治療専門クリニックに行って来て診て貰ったんだが・・あいつは自然妊娠が難しいと医者から言われてな・・」『それで、隼弥をあなた達の養子に迎えようという訳ね?』「まぁ、そんなところだ。」『わたしは、あの子と静かに暮らしたいだけなの。だから、この話は聞かなかった事にするわ。』お休みなさい、と雪乃は一方的にそう言うと電話を切った。「ねぇ、彼女とは話したんでしょう?」「断られたよ。貴子、俺は・・」「あなた、昔...甘い恋の魔法第3話
「薄桜鬼」の二次創作小説です。制作会社様とは関係ありません。二次創作・BLが嫌いな方はご遠慮ください。「ここで、働かせて下さい。」人手不足の“さくら”にパティシエ希望者がやって来たのは、クリスマスが終わった頃だった。「今まで、パティシエの経験は?」「ありません。今までパティシエになりたいと思っていたのですが・・」「ほぅ・・」歳三はそう言うと、彼女の履歴書を見た。そこには、“雪村千鶴”という名前と、顔写真が貼られていた。“経歴”の所に、彼女が隼人と同じ職場である事に気づいた。「言っておくが、パティシエと会社員を両立できる程、甘いもんじゃねぇ。」「それは、百も承知です!中途半端に投げ出したりはしません!」「その覚悟があるのなら、まずは見習い、下っ端からだ。力仕事ばかりだが、俺は女だからと言って、甘やかすつもり...甘い恋の魔法第2話
「薄桜鬼」の二次創作小説です。制作会社様とは関係ありません。二次創作・BLが嫌いな方はご遠慮ください。「はぁぁ~」仕事帰りのサラリーマンやOL達が行き交う繁華街の中を、雪村千鶴は溜息を吐きながら歩いていた。右を見ても左を見ても、周りは幸せそうなカップルばかり。毎日仕事に慌しく追われて、今日がクリスマス=イヴだという事もすっかり忘れてしまっていた。「お父さん、ありがとう!」「家でママと三人で食べようなぁ。」すれ違った、仲が良い父娘の姿に、千鶴は幼い頃の自分と今は亡き父の姿とを重ね合わせていた。あの頃、何もかもが幸せだった。“千鶴、誕生日おめでとう。今日はお前が食べたいケーキ、好きなだけ頼んでもいいぞ!”“本当!?”ショーケースの中に陳列されている色とりどりの様々な種類のケーキは、まるで宝石のように美しく輝い...甘い恋の魔法第1話(性描写あり)
「薄桜鬼」の二次創作小説です。制作会社様とは関係ありません。二次創作・BLが嫌いな方は閲覧なさらないでください。土方さんが両性具有です。苦手な方はご注意ください。歳三と隼人が再会したのは、マリーナ・ベイ・サンズ・ホテル内にあるレストランだった。「歳三、久しぶりだな。暫く会わない内に、綺麗になったな。」「父さん・・」「お前から、そう呼ばれるのも久しぶりだな。」隼人は美しく成長した歳三を見ながらそう言うと目を細めた。「今までお前と連絡を取らなくて済まなかった。決してわたしがお前を捨てた訳だと思い込まないで欲しい。お前に、ずっと会いたかった。」隼人からそんな言葉をかけられ、歳三は思わず涙を流した。「そうか・・最期は苦しまずに亡くなったのか・・」「あぁ。介護は大変だったけれど、祖母ちゃんには感謝しかないから、寂し...炎のように囁いて第2話
「薄桜鬼」の二次創作小説です。制作会社様とは関係ありません。二次創作・BLが嫌いな方は閲覧なさらないでください。土方さんが両性具有です。苦手な方はご注意ください。賑やかな音楽。鼻腔を刺激するかのような、香辛料の匂い。目の前に並んでいるのは、砂糖衣で美しく装飾されたウェディングケーキ。『お二人の結婚を祝福して乾杯!』『乾杯!』自分達の前に立っている男が、そう言って乾杯の音頭を取った。髪色に合う、闇色の美しいヴェール越しに花嫁は花婿の顔を見た。太陽神の化身の如き、美しい金色の瞳に真紅の瞳。まさにその姿は、神から祝福を受けた皇子そのものだった。だが、その姿を見ている花嫁は、こう思っていた。(俺、何でここに居るんだ?)「トシちゃん、トシちゃぁ~ん!」「あ~、はいはい。」朝から7時間ダイナーで働いた後、歳三は疲れた...炎のように囁いて第1話
素材表紙は湯弐さんからお借りしました。 「火宵の月」夢小説です。 作者様・出版社様とは一切関係ありません。 二次創作・夢小説が嫌いな方はご注意ください。 その日、石倉澪は、いつになくはしゃいで
素材は、てんぱる様からお借りしました。 「火宵の月」二次小説です。 作者様・出版社様とは一切関係ありません。 二次創作が苦手な方はご注意ください。 産業革命により、急速な発展を遂げた、アレ
6巻でお刺魑姉ちゃん出てきちゃったけど、質兵衛はそのままにしておこうかな。 京から堺までの描写が無かったので二次創作者としてはやりやすくてありがてえ…。 漫画版の竹千代、割とかまってちゃんですよね。 アニメ版の竹千代は家来も居てあんまり寂しがったりしないのでちょっと新鮮。 『真昼間の夢』の内容が前提になっています。#せつな #もろは #りおん #日暮とわ #狸平竹千代 #理玖 #竹もろ
nabisonyoです。当ブログにお越しいただきありがとうございます。こちらは『麗~花萌ゆる8人の皇子たち~』の二次小説を書かせていただいています。ドラマのイ…
「FLESH&BLOOD」二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。オメガバースについてはこちらを参考にしてください。オメガバースに嫌悪感を抱かれている方は閲覧しないでください。性描写が含まれます、苦手な方はご注意ください。「カイト、逃げなさい!」「そんな・・」「早く、逃げなさい!」紅蓮の炎に包まれる村に背を向け、海斗は走り出した。家族の事が気になったが、今は生きてここから脱出する事だけを考えなければ―海斗がそう思いながら炎の中を駆けていると、彼女の背後から女達の悲鳴と怒号が聞こえて来た。『娘は見つけ次第すぐに捕えろ!王への献上品にするのだ!』『抵抗する者は殺せ!』海斗が叢の中に隠れて息を潜めていると、風が唸る音と共に、海斗の爪先から数センチの...焔の果て第1話
素材表紙は湯弐さんからお借りしました。「FLESH&BLOOD」二次小説です。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意下さい。作者様・出版社様とは一切関係ありません。(うわぁ、本当に来ちゃったんだ、俺。)東郷海斗は、目の前にずっと憧れているファッションデザイナー、フランシス=ドレイクが居る事が未だに信じられなかった。日本を代表するアパレルブランド・TOGOの社長一家の長男として産まれた海斗は、自然とファッションに興味を持つようになった。9歳の時に渡英し、寄宿学校を卒業した海斗は大学に進学せず、英国王立刺繍学院で刺繍とデザインを学び、卒業後はパリでデザイナーとしてデビューする事を夢見ながら、アルバイトと勉学に明け暮れる日々を送っていた。デザイナー、作家、音楽家―芸術に携わる人間が稀にプロデビューして脚光を浴...恋はオートクチュールで!1
「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。その日は、大雪が降っていた。「まさかこんなに降るなんてねぇ。」「こんなに毎日降るんじゃ、商売上がったりだよ。」凍てつく寒さの中、裸足でテムズ川の泥を漁っている泥ひばり達がそんな事を話していると、一人の少年が甲高い悲鳴を上げた。「姉ちゃん、大変だよ~!」「どうしたんだい、アーチ―?」「あ、あれ・・」そう言って少年が指した先には、男性の腐乱死体があった。「見るんじゃないよ、アーチ―!」腐乱死体の身元は、所持品ですぐに判明した。彼は、アーリントン子爵家の執事長・アーサーだった。彼の死因は、後頭部を何者かに殴られた事による撲殺だった。アーサーの所持品は、金の懐中時計だけだった。彼に一...金糸雀と獅子1