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武闘家が「剣を貸してくれないか」と乞うので差しだしたら。胸に挟んで揉み揉み。「俺、胸だけ筋肉がつかないから」呆気にとられていると勇者が「お、俺の剣も・・・」と差しだして。「伝説の剣はあかん!」「剣士だけずるい!」と揉めても武闘家は気づかないまま、俺の剣を
隣のデスクの同僚が目を合わせてくれない。仕事の話をするときも。いい加減耐えられず壁ドンをして睨みつけたら叫ばれた。「ああ!漏れちゃう!」曰く大学のころいじめてきた男と俺がそっくりだそうな。一瞬でもエッチなことを考えた俺ってやつは、まったくもう!ランキング
BLss「触手に襲われた武闘家に勇者が謎のものを向けたのだが」
旅の途中、触手系の魔物に襲われて武闘家が捕まってしまい。「くう、うう、うんん・・・!」と悶えるのに「女だったら!」と思いつつ魔法で燃やそうとしたら。「待て!」と四角く薄いなにかを向ける勇者。四角いものの正体は謎。たまに夜に、あのときの武闘家の喘ぎがそれか
記憶のなかから立ちのぼってきた、なつかしい声を聞く。自分の、保育園に通っていたころの声だろうか。あどけなくてふわふわとした、高い声。「あいりせんせい、けっこんしたの?」「そうだよー、ひろくん」「ええとねえ、ええっと……でめとー?おでめとー?」「わあ、ありがとう」 応じる保育士の声がふっといたずらっぽく揺れた。「ひろくんはだれとけっこんしたいかなぁ?」「だれと?」「けっこんは、すきなひととずうっとい...
取引先の相手とはじめは世間話。本題に入ろうとしたら指摘された。「ゲイ向けのAVにでてませんでした?」「いいえ」と営業スマイルで受け流したものの、しばらくしてまた。「題名はたしかサウナでおじさんに○○されちゃった」なんて会話をしてどうして取引が成立したのか。
大学を卒業して再会するまでの10年間は、故郷であるバージニアへ戻っていた。このバージニアからニールの故郷は遠い。もう、お守りをしなくても良いと思うと気が楽だ。論文の発表会でニューヨークに行った時、ニールがいるだなんて思わなかった。会場で声を掛けられただけでも驚いたのに、それがニールだなんて夢にも思っていなかったからだ。誰にも覚えられていない。そういう思いはあったのに、誰かに覚えられているというのは嬉...
BL小説「犯罪史上に名を残す変質者に狙われています」試し読み
昔から怪談や都市伝説などがスキだった俺は、大学で「事故物件サークル」に所属。事故物件、おもに人の死に関連しての曰くつきな部屋や建物を調査、研究する変人奇人のたまり場だ。学生や、その身内、友人知人と幅広い情報網からネタを探したり。ネットでも日日、うってつけ
曰くつきの事故物件を調べる大学生たち。彼らの作る動画を見た不動産屋が、おどろおどろしい由来がある歴史的建築物の調査を依頼してきて・・・。建物にまつわる犯罪史上に名を残す変質者と、見た目は中学生、中身は大学生な成人ショタのBL小説。ホラーチックながら、ノリは
「勇者がブラジャーをつけているんだって?」賢者の俺は口から酒を噴出。曰く「誰かが着替えを覗いらしくて」と。覗き魔はさておき夜に勇者を詰問。困り顔の彼は俺の手をつかむと胸へ。「近ごろ育っているんだ、どうしよう」ノーブラの感触に鼻血を噴きそうになり「知るか!
会社の同僚、坂崎は唇がエロい。恋をしてはいないがキスをしたい。ひそかに思っていたら飲み会で。王様ゲームにて女性社員が「1番が10番にキス!」と命令。なんと坂崎で、もう一人は男。思わず立ち上がったなら、男の全員が同じように。「皆、俺とキスする?」と不敵に笑う坂
ある日、魔法の部屋でアダルトグッズを発見。しかも男を象徴するピンクのそれにはでかでかと「勇者」と書かれていて。それを突きだし詰問すれば「こ、これは伝説の剣だ!」と。「伝説の剣と見立てて訓練をしているのだ!」聞き苦しい言い訳なれど、より生々しく聞こえてひど
シェイクを吸っていたら「ちょっとちょうだい」と友人。「間接チュー!」と心拍数をあげたのもつかの間。ストローをがじがじと噛んで蓋をとったなら一気飲み。手で唇を拭い「なーに想像してんだよ!」とにやり。落胆したのは一瞬のこと。いたずらっ子のような笑みに胸をとき
ニールはネイサンに聞いていた。「それはそうと、どうして分かったの?」「なにが?」「ほら、あの5人の特徴を言い当てたでしょ。どうして、そんな風に思ったのかなと思って。ね、どうして?」「そりゃ、ニールを見てたら、あの5人に目が行くだろ」「僕?」「そ、ニールを見てたら、自然と5人の」そこで区切ったネイサンは、思わず自分が何を言っているのか分かったからだ。「あ、その、ニール?」だが、ニールは学生時代の顔に...
「ナニ」を大きくする魔法があるという。と知って、毎日「習得しろよ!」とせがむ勇者。「どうして大きくしたいんだ?」と一応聞けば「おっきいほうが悦ぶだろ!」という。「だれが」に対して「お前が!」と即答。「なーんてな!」と笑わず真顔のまま。さてこのアホエロ勇者
家で二人で酒を飲みあかし、目覚めたならパンツ一丁だったうえ友人は不在。そのあと忙しくて友人とは会えず。急にお腹が膨らんできたと思えば、懐妊した姉の影響を受けての想像妊娠だとか。自然に治るというので気にしなかったのが、その日突然、友人に肩をつかまれ叫ばれた
BL小説「恋人に呪われて転生したけど男に抱かれるのは御免だ!⑤」試し読み
VS勇者・3ラウンド①赤ん坊のころ、俺は森に捨てられていたらしい。たまたま茸や薬草の採取をしていた男、父に助けてもらい、そのあとは村ぐるみで育ててもらった。父も周りも、いい人ばかり。捨て子ながら、むしろ、生みの親に見放されてよかったと思うほど、恵まれた境
ビジネスやネットワーキング、文化的な交流を目的とし、特定の社会的な階層や特権階級のメンバーが集まるイベント。それらを一般的に、社交パーティーと呼ぶ。親しい友人や家族とカジュアルな雰囲気の中で気軽な会話や交流を楽しむこともまたひとつの社交パーティーではあるが、それとは何もかもが違う、とアルフレードは煌びやかな会場を見渡した。所謂、上流階級と呼ばれる人間たちによるそれはまさに“社交”と呼ぶに相応しい。会...
と言うことが今朝あった、と話し終えたハインリヒはグラースから差し出されたコーヒーを受け取り、ゆっくりと口を付けた。かつてはその液体を流し込むばかりで、味わうことはなかった。いや、その行為に意味を感じなかったと言うべきか。吐き出してはいけない言葉を、表に出してはいけない感情を流し込むためだけにそれを利用していたに過ぎない。だが今は、こうして立ち止まり、香りと味を楽しむ余裕ができた。余裕ができた、と気...
いつもお越しいただきありがとうございます。短編ですが、前作の『社員研修は腐の宝庫』の続編になります。登場人物はニールとネイサンの2人です。~あらすじニールはアメリカにあるステイツ大学に通っていた。その時、出会ったのは日本人5人で、そのうち仲の良かったのはアサミとヨシの二人だった。それでも、その5人は色々と教えてくれたり、遊んでくれたりしていた。自分の事を深く知らない、その5人の傍を離れたくなかった...
「や、やめ、そこは、だめえ・・・!」「体は嘘を吐けないようだぞ?ほら、どうだ!」「ああ!」と喘ぐ勇者と嘲笑う武闘家の声が扉の向こうから。硬直する俺をよそに白魔導士がオープン。果たして二人で向きあって裁縫を。「針で変な声はむしろエッチ!」と叫んだのに三人は
酔っぱらった俺たちは目隠し鬼を。鬼になった俺は自分のネクタイで目元を覆い開始しようとしたら。静まりかえり、微かに物音。「なんなんだよ!」とネクタイをとれば、とっさになにかを背中やポケットに隠す友人たち。一瞬、スマホが見えたような。撮影したとしてなにに使う
「勇者はうんこをしない!」勇者の俺を神聖化しすぎる白魔導士が鬱陶しい。「俺にだって生理現象は起こるよ。エッチだってするし」そう返せば激昂して「勇者はしない!」と絶叫。「俺としかエッチしない!」これからはトイレに行くときだけでなく、夜寝るときも要注意のよう
BLss「友人が指を突っこみたがる理由に心当たりがありすぎる」
昼休みの教室。自分の席でぼうっとしていたら友人がきて指を立ててみせた。「耳に指を突っこんでいいか?そのほうがイメージしやすいし」「なんの?」とは聞かずに自分の耳を手で塞いだなら「じゃあ」とほざいたものだ。「ヘソで」果たして、ヘソには許可したのか。ご想像に
自分の部屋に戻ると鍵を閉める。ミニ冷蔵庫から缶ビールを取り出し、一口飲む。「お疲れ! ビバ、社員研修! 今度は2年後だ!!」 さぁ、2年後の社員研修はどこで何をしようかな。こういうのがあると嬉しいよな。雄吾には一人旅での腐探しはやめろと言われたが、一人旅でなければいい。というわけで、来年は水泳スタッフだけでの旅にしようかな。場所は沖縄か、いや、それとも北海道?せっかくだから、ダイビングできる場所だ...
煙草の煙が漂ってくると、パブロフの犬もあきれ返る勢いの反射で彼のことを思い出す。僕を抱いた後は煙草が吸いたくなるといった彼。ゆうらりとくゆる一本きりの煙の時間をひっそりとベッドのなかから見守っていた。眼鏡をかけるほどではない軽い近視だった目が、遠くを見るように眇められる、それが色っぽくて好きだった。あの視線が、なにを映していたのかを僕が知るすべはもう、どこにもない。 よく晴れた冬の日曜日の昼下が...
「たっだいまー」奥から声が返ってくる。「朝巳、裏から入れって何度言わせる」「そう怒んないでよ。奥からだとナースにお土産渡せないじゃん」すかさずナース婦長が返事をする。「ありがとうございます」「みんな同じものだけど、ごめんね」「そんなことないです。嬉しいです」1人ずつに手渡し、最後に兄に渡し頬にキスをする。兄は固まってしまった。「アメリカでは、これぐらい普通だよ」ナースの1人からフォローされる。「兄...
BL小説「恋人に呪われて転生したけど男に抱かれるのは御免だ!④」電子書籍で販売中
恋人と一悶着あってから、転生したRPGの世界。勇者のお供をしつつ、セクシーな踊り子として、懲りずにはっちゃけようとしたのだけど、前世の恋人の執念によって体に異変が・・・?前世のしっぺ返しで、自業自得な立場になりながら、体を狙われるのに意地になって抗う主人公総
BL小説「恋人に呪われて転生したけど男に抱かれるのは御免だ!④」試し読み
魔王は世界の果てににいる。そこまで至るには、ほぼ全世界の国を通過しないといけない。多くの国は、来訪すれば歓迎してくれ、協力的に対応してくれるが、そうとも限らないこともある。魔物より国同士、人同士、泥沼状態になって揉めている場合だ。長い長い砂漠を渡って、や
手繰り寄せた布をもそもそと身に着け、アルフレードは睡魔の手を振り払うように目を擦った。小さく欠伸を零しながら半身を起こし、広いベッドから何とか抜け出す。ワイドキングサイズのそれには上等なスプリングが使われており、淡いクリーム色のシルクのシーツは肌触りが良い。それに誘われるままうっかり二度寝してしまったことも一度や二度ではなく、後ろ髪を引かれながらもアルフレードはまだ覚醒しきっていない身体をぐっと伸...
『 FRAGILE(フラジール)な関係 45話act 45 ~ 抱擁 その日も電話は鳴りっぱなしで僕たちは業務に忙殺された。土曜日ってみんなテレビ観るんだよなあ。各家庭ではパーソナルなことなのにこうしてコールセンターにいると統計で物事が見えてくる、5時から夜10時までわっと電話がかかってくる。僕は今日も新人さんの対応に忙殺された。センターは10時までだが10時1分前に電話をかけてくるお客様もいらっしゃる...
ふと見ると、ネイサンは寝息を立てている。思わず呟いていた。「このベールでベッドにくくりつけてやろうか」そう思ったが、その寝顔にキスを落とすだけにする。しかし、お腹空いたなあ。途中で買った食料を取り出すとレンジに突っ込みスイッチを入れ、大好きなオニオンスープを作り1人で食べる。「むふ♪ 美味しい♪ たまには街に出るのも良いな」そんなにも時間を置かずに声がかかる。「良い匂いがする」「ネイサンも食べる?」...
そして、皆の祝福を受けたニールは――。お気に入りの③の部屋に居た。「ふふ。皆に祝って貰えて嬉しかったぁ」「騙されてないか心配だったけどな」「言い出したのはヨシだから大丈夫とは思ったんだよ」「で、ケーキはどこに置く?」「冷蔵庫の中」大好きなケーキもあるし、Happyだ。「冷蔵庫の中は空で良かったな。ケーキが箱ごと入った」「箱ごと? ったく、横着なんだから。そういう場合は小分けにしてよね」「なら自分でしろ」「...
「その手を掴んだのも離さなかったのも俺なんだけど。憐れみでも怒りでもましてや愛情なんかじゃ無いんだよな。掴んだ手はもうとっくに癒着してしまって離れることが無いんだ。離すつもりも無いけどさ」 いつだったっけ。俺、なんか酔っ払ってた。 別に訊かれた訳じゃあないのに、なんか勝手にそんなこと語ってた。 彩夜(さよ)のはなしだ。 あいつは、「そっかぁ」なんて柔らかく眼を細めて頷いてた。 あいつをみてると、くるしくなるんだよな。
けれど僕には云えない。 彼が隠せているって思っていたその感情を暴いてはいけないから。 だけどだから誰れかお願い。 神様がいるのならお願い。 ・・・・・・・・・・・・早く夢から引きずり出してよ。 あのひとを、連れ戻してよ。 【永遠】を、僕たちの永遠を、 もう一度繋いで欲しいんだ。
タイマーが鳴る。タイマーとIHのスイッチを切った雄吾は盛り付けてくれている。「出来たぞ。なら、お前が逃げないように見張ってやるよ」「よろしく」「で、他に言いたそうだな」「そう?」「言えよ。聞いてやる」「母の、最期の言葉なんだ。“後悔しない生き方をして”その言葉を思い出したんだ。場所は何処でも良い。でも、できるならニューヨークで。ここは、私の人生において扉を開けてくれた場所だから」「そっか。俺にとって、...
『 FRAGILE(フラジール)な関係 44話act 44 ~ 衝動 ~毎日が、淡々と過ぎていく、僕はすっかり第3ブースを担当することに慣れてきていた、北条さんの面影がみんなの中からあっという間に消えていく、僕はそれが怖かった。いつもひとりでいるか坂本さんとカフェブレイクしていた時間もすっかり変わっていた、なぜか女性に囲まれてコーヒーを飲むのが恒例となりつつある。女性というものは些細なことでも特別な言葉...
悪夢に魘されて飛び起きるのでもなく、浅い眠りのままぼんやりと覚醒するのでもなく。瞼越しに感じる光が徐々に身体を包み、日向の中で、穏やかな気持ちで、目を覚ます。溜め息から始まるのではなく、清々しい気持ちで迎えた朝。しっかりと休息を得た身体は軽く、心も弾む。思考もクリアで、アルフレードは早々にベッドに別れを告げた。ぐーっと両腕を上げて身体を伸ばし、夜着の上に薄手のカーディガンを羽織る。寝室を出る足取り...
「お疲れさま、ふたりとも。先にあがるね。あ、そうだ!透琉(とおる)くんに教えてもらったレシピ、このまえ試してみたの」「うわあ、ありがとうございます!どうでした?」「レンチンでぜんぶ作れちゃうのね、時短わざは透琉くんに聞けってね」 はじける笑い声を歩生(あゆむ)は背中で聴く。話題そのものに、ものすごい遠心力で弾き飛ばされたのを感じる。相容れない、水と油のように。 バイト仲間の透琉はモテる。主に、パー...
本当に、【彼】の中には、 なにも無いんだろうか。 あの日々を、 無かったことにしているんだろうか。 本当に? ねぇ、本当に? 「なにを、探しているのかなぁ。おれ、なにか探しているのかなぁ。なんかさぁ、・・・・・・とてもだいじなもの。失くしたくないもの。・・・・・・だけど、それがなんなのか、わかんないんだよ、」 空を見上げて、ゆっくり瞬きをして。 寂しそうに微笑んで。首を傾げる。その横顔。端正な、横顔。―――あれ? と思った。 あのひとに似ている。そう、感じたのは、一瞬だったけれど。 ねぇ、どうして? そうやって探しているくせにどうして? なんで忘れちゃったの? そりゃあ、あんなことがあって。そ…
ほんとうは、 計登さんが一番堪えているんじゃないかって、 そう、 思ってる。 本人に云ったら、きっと。「んなわけーねーだろー」って怒るから云わないけど。 ・・・・・・・・・・・・知っているから、云えないけど。