chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
BL風味の小説 https://blshousetu.fc2.net/

オリジナルBL&MLを毎週月・水・金の夜21時に更新!※アスリートCP/医者CP/リーマンCP/学生CP/短編も有ります。

妄想&空想が好きです(*≧m≦*) 浸るのも大好きです。 プロフのイラストはTwitterでお友達になった豆たろさんに描いて頂きました。 豆たろさん、ありがとうございます〜♪ オリジナルでBL小説を書いてます。 他のジャンルも多少あります。 性的表現がございますので、苦手な方はご遠慮ください。

福山ともゑ
フォロー
住所
旭区
出身
未設定
ブログ村参加

2014/06/27

arrow_drop_down
  • 社員研修は腐の宝庫 #91 軽く性描写あります!

    雄吾をデッサンしながら、こう言っていた。「ニールとネイサン、良い雰囲気だったね」「羨ましいか?」「どっちがネコになるのかなあ?」すると雄吾は吹き出した。「きったね」「そりゃ、ニールだろ」「だよねぇ。どう考えてもニールだよね。ネイサンがネコだったら」雄吾は叫んでくる。「考えるな!」「考えられない」「他人のことは考えるな。自分のことだけ考えろ」「だよね、そうする」そこで飲物がない事に気がつく。「あ、そ...

  • 社員研修は腐の宝庫 #90

    タイマーが鳴る。タイマーとIHのスイッチを切った雄吾は盛り付けてくれている。「出来たぞ。なら、お前が逃げないように見張ってやるよ」「よろしく」「で、他に言いたそうだな」「そう?」「言えよ。聞いてやる」「母の、最期の言葉なんだ。“後悔しない生き方をして”その言葉を思い出したんだ。場所は何処でも良い。でも、できるならニューヨークで。ここは、私の人生において扉を開けてくれた場所だから」「そっか。俺にとって、...

  • 社員研修は腐の宝庫 #89

    雄吾は英語で言ってくる。『once more』なので、こっちも英語で応じてやる。『2年間で経理を育てる。育たなくても、私が居なければ自然とできるようになるだろう。彼にならできる。そう思っている。だから、私の部屋を作ってて』そう言うと、雄吾は嬉しそうな顔になった。『引っ越すかな』『どこに?』『ここの13階から上は、全室3DKさ』『眺め良いだろうな』これぐらいの日常会話なら、ブランクあっても喋れる。『ユーゴ』『ち...

  • 社員研修は腐の宝庫 #88 決意

    「雄吾」ゆさゆさと体を揺さぶる。「ほら、起きて。雄吾、起きろ!」「んー・・・・・・、なんだよ」目を擦りながら起きてこようとする雄吾に言ってやる。「お腹空いた」「はいはい。なんかあったかなぁ・・・・・・」ベッドから降りた雄吾は裸のまま、台所でゴソゴソと探している。その背中を見て決意する。「雄吾」「待ってな。今、お、スパみっけ」スパって、スパゲティかと思うと嬉しくなる。「2年後、ここに来る」「うん」「2年間、待て...

  • 社員研修は腐の宝庫 #87

    小さい頃は2人して裸ん坊になって水遊びしたり、昼寝をしていた。それはお互いの親も分かっている。だけど、片方は思いを引っ込めたまま東京に引っ越した。もう片方は中学卒業と同時に、家族の居る横浜へ向かった。いきなり、母の言葉が浮かんできた。「朝巳、自分のやりたいことをやりなさい」あの言葉でニューヨークに行って、皆と出会った。そして、母の最期の言葉。「挑戦する事を忘れないで」「お母さん?」「私は、あなたた...

  • 社員研修は腐の宝庫 #86

    なかなか思い出せないようだ。なので、もう一言付け加えてやる。「水泳の、とあるコーチに手を出し、それがきっかけでクビになっただろうが」思い出したみたいだ。「あぁ、あの時の。で、それが?」「お前は彼を拉致って3日間だったか、思いっきり痣を付けたよな。その時、彼は堂々と仕事をしたよ」「へぇー、そうなんだ」「その時、彼は長袖長ズボンのダイバースーツを着たんだよ」「何それ」「たまたま、グッズ売り場にあったの...

  • 社員研修は腐の宝庫 #85 性描写あります?

    朝巳は色っぽい声をだしてくる。「ふ、ぅ」その喘ぎ声に煽られ理性が吹っ飛んでしまいそうになる。「朝巳・・・・・・」雄吾は、こう思っていた。イクのならイケ。俺は、まだ掘らない。あんな奴の跡がしっかりと残っている今は、な。「あ、ぁ、ぁ・・・・・・」「朝巳、我慢しなくて良いよ」そう言うと、朝巳は弾けだした。「アァ!」事が終わり、アサミに腕枕をしてやると思わず言っていた。「しかし、痣だらけだねぇ」「誰のせいだと思ってる...

  • 社員研修は腐の宝庫 #84 性描写?!

    堪らない。雄吾の、その手つきは今までとは違う。そうか、雄吾は告ってきたからか。私は日本に未練あるのだろうか。そんなことを思っていると、背中から息を吹きかけられているのか、耳元を噛まれる。「め・・・・・・」「ねぇ、朝巳。彼は2年後どうなるの?」「くぅ・・・・・・。来年、決算を1人で」雄吾の手が、手が・・・・・・。「決算を1人でやらせるの?」「やらせて、みないと、何も、分からない」「彼は頑張り屋なんだな」「ゆ、ご・・・・・・...

  • 社員研修は腐の宝庫 #83 R18!性描写あります。抵抗ある方はスルーしてください

    雄吾はガックリと項垂れるが、朝巳の耳たぶを甘噛みしてやる。「今年の新人君で経理は誰?」「ん・・・・・・、そこ、噛まない」耳元で囁いてくる。「ねぇ、朝巳。誰が経理?」「ふ・・・・・・、ゆ、ごが、声かけた・・・・・・。んっ」「あのIT君かぁ。彼の覚えはどう?」「そこ、だめ・・・・・・。ゆ、ぅ」雄吾の手は私の股間に伸びてくる。「だめっ!」「朝巳。彼はどんな?」「真面目で・・・・・・、んぅ」「真面目で、なに?」雄吾の手つきはイヤらしくな...

  • 社員研修は腐の宝庫 #82

    雄吾は押しまくりの気持ちだ。「朝巳、俺の気持ちを知って欲しい」「わ、分かった。分かったから、その、んー・・・・・・、と、すぐには」「お前のデッサンも日本より外に出たがってるぞ」「そう思う?」「思うよ。それに年に1回は会いたい」「パスポートの更新はいつ?」「2年後」「短くない?」「5年で申請してるからな」「なるほど」「そうでもしないと会えないからな」「雄吾・・・・・・」だから、頻繁に会えていたのかとやっと気がつ...

  • 社員研修は腐の宝庫 #81 腐男子返上?

    目が覚める。「んー・・・・・・・、よく寝たぁ」「本当に寝たねぇ」「雄吾に消毒されるとグッスリなんだよね」「やっぱり、相性が良いんだな」バカ、と言って枕を投げつけてやる。「朝巳、NYに来い」「雄吾?」「あのイケズには言ってある。お前を掻っ攫うってな」「いつの間に・・・・・・」「朝巳、俺は幼なじみの仲良しを恋愛の対象として見ている。NYに来い。俺と一緒に暮らそう」「私は、そこまで思ってない・・・・・・」「分かってる。なあ、...

  • 社員研修は腐の宝庫 #80 R18! 性描写あります!抵抗ある方はスルーしてください

    「ゆ、ご・・・・・・」「ん。そのまま喘いでろ」「ふ、ぅ」朝巳の手を握り、動けにくくしてやる。「あ、だ・・・・・・・」誰が、まだ快楽を与えてやるもんか。そのまま俺だけを感じてくれ。「ゆ・・・・・・、ぅ」俺だけを感じてて。今だけは腐男子ではなく、男として俺を感じてくれ。俺も、今は消毒だけだから。しかし、朝巳のムスコが俺を煽ってくる。思わず言っていた。「朝巳、我慢してくれよ」「してるだろ」「してないから言ってるんだよ」そ...

  • 社員研修は腐の宝庫 #79 性描写あります!

    部屋に入っても黙っている雄吾に朝巳は声を掛ける。「雄吾、どうしたの?」「消毒してやる」「なんか、今の雄吾って怖いよ」「お前は、今日のニールを見て何も思わないのか?」「何を?」「朝巳・・・・・・」この鈍い奴め。ベールを被っていたら、本当に女性に見えた。何も言わず、朝巳を押し倒す。「ったいなぁ」朝巳の服を破る。「おい、やめ。雄吾、どうしたんだよ」「消毒だって言ってるだろ」そう言って乳首を口に含む。「いっ・・・・...

  • 社員研修は腐の宝庫 #78 雄吾視点

    腹が立つ。無生に腹が立つ。あの②で借りたコテージで朝巳は早々と寝てしまったし、俺は何も聞いてない。ただ、想像するだけ。あのストーカー野郎の言葉も腹が立つ。「記憶を失っている時に二度。喘ぎ声を聞きたいから起きるまで待っていた」冗談じゃない。誰が、あんな奴に朝巳の喘ぎ声を聞かせるもんか。しかも衛に仕返しをされて、それを黙って受け入れた。ベールを被ったままだったし。よく似合っていたけど、口に出すと怒られ...

  • 社員研修は腐の宝庫 #77

    片付けが終わり、宿にしているフラットへ帰る。その道中、雄吾はこう言ってくる。「朝巳、何も予定がないなら付き合って」「明日ね」「明後日の夕方まで付き合って」「それ、ギリだから」「なら、明後日の昼まで」「どうしたの?」「あいつにつけられて消毒しなかったから、俺が」その言葉で何を言いたいのか分かった。「ちょっと、こういう時に言わないでよ」「消毒せずに日本に帰るのか?」「いつまでも雄吾に頼るのもあれだから...

  • 社員研修は腐の宝庫 #76 プチボーナス💰

    最初に帰ったのはボスの父親と神父だ。彼等を見送った後は、ネイサンとニールを見送る。ロビーに戻ってくると、食べ物はかけらも残っていなかった。思っていたより片付けは楽かもしれない。輝の声が聞こえる。「片付けるか-」その言葉に朝巳は応じる。「おー」だが、それに待ったをかける人が居た。「の、ま・え・に」雄吾が文句を言おうとしている。「なんだよ」ボスはある物を見せてくれる。「親父からせしめた30ドル。1人6枚...

  • 社員研修は腐の宝庫 #75 ウェディングケーキ🎂

    その朝巳は戻ってくると、なにやらご機嫌だ。「外はね、暑くても風が吹いていたよ。もっと開けようよ」その言葉に、窓という窓を全開にする。「おー」「涼しいー」「で、これね」と言って、テーブルの上に置く。箱からケーキだと分かる。「ウェディングケーキだよ。ニールとネイサンで切り分けて」ペーパーナイフが付いており、それを2人に渡す。ニールは嬉しそうな表情と声だ。反対にネイサンは苦笑している。そのネイサンに向か...

  • 社員研修は腐の宝庫 #74 父親VS息子 勝つのはどっち?

    昼間からアルコールだ。ただ1人、アルコールを飲まずに反論していた。そう、先ほど息子に30ドルを渡したボスの父親だ。「ジムでアルコール飲むなー!」「ここは私のだ」「仕事場でお前は飲むのか?」仕方ないと思った時、ある言葉が脳裏に浮かんだ。「窓を開けてアルコールを飛ばしたらOKさ」「嘉男―!!」煩いと思いながら飲物を入れてやる。「本当は飲みたいんだろ。飲めよ。ま、一口でも舐めればOKさ」そう言うと、ウーロン茶...

  • 社員研修は腐の宝庫 #73 父親VS息子

    その図太い神経の持ち主2人に、ボスはしかめっ面をしている。「輝・・・・・・」話を振られた輝は仕方なさそうな表情だ。「仕方ない。1人につき15ドルですよ」その言葉にボスの父親は聞き返す。「15?」だが、神父は納得顔だ。「まぁ、このメニューを見ても分かりますが。このメニューは、ここの近所の中華店でしょ。美味しいけれど高いので素通りする人が多いという事で有名な所ですよ」「そうなのか?」「15ドルなんて安いですが、ま...

  • 社員研修は腐の宝庫 #72

    厳かに式は始まる。神父の言葉に、2人は同じ言葉を口にする。「絵になるなぁ・・・・・・」その呟きが聞こえたのだろう、雄吾は隣を見ると頭を叩いていた。「たいなぁ。何するの」「いつまで、こんなの被ってる気だ」「あ、忘れてた」リング交換してキスをする。その式は10数分ほどで終わった。ブーケはないけど拍手をして祝う。「おめでとー!」「幸せにー!」雄吾なんて口笛を吹いている。ヒュー、ヒューー!ニールは本当に嬉しそうだ...

  • 社員研修は腐の宝庫 #71

    3人はベール云々で押しつけあっていた。そんな時、アサミが声を掛けてきた。「煩いなあ。なにをノーノー言ってるの?」「アサミ!」「ウワ!」「ベールなんて必要ないよね?」「ベール?」「これ。マモルが被れって」マモルから押しつけられたベールをアサミに渡す。「男同士に必要ないでしょ」「だよね」「それじゃ、飾りに使うから。貸して」「うん、そうして」だが、そのベールを取られてしまい、思わず溜息が出てしまった。「...

  • 社員研修は腐の宝庫 #70

    ふいに声がする。「結婚式には、やっぱりこれは必要だろ。どっちがどっちになるんだ?」この声は誰だろう。そう思い、その人の顔を見る。その人は英語で言ってくる。「えっとぉ・・・・・・、どっちがニール?」その言葉で分かった。「僕だよ。マモル、久しぶり」「デカくなったなあ」「これで皆と並ぶことができるよ」「いや、昔から並んでいただろ。違うか?」その言葉に涙が出そうになる。マモルは焦っている。「お、おい。ニール、お...

  • 社員研修は腐の宝庫 #69

    2人が着替えている間、日本人4人はロビーの飾り付けに精を出していた。受付のブザーが鳴る。輝が出たのだろう。「ランチがきた。誰かついてきて」その声に雄吾はついて行く。朝巳と嘉男は飾り付けの仕上げをチェックしていく。「で、衛はまだ来てないのか?」「あいつは何をやっているのやら」そんな時、軽いノリの声が耳に届いてくる。「ジムが、物の見事にチャーチになってる」その声に、本店ボスの嘉男は振り向く。「親父? ...

  • 社員研修は腐の宝庫 #68 結婚式当日

    あと30分ほどで11時になろうとしている。そんな時間に2人はメンズジムの入口にいた。騙されていないか最後まで不安だった。だから、白い服は荷物として手に持っている。「ニール、どう思う?」「ヨシとアサミは僕を騙したり嵌めることはしない」「昔はそうでも」「今ね、ドキドキしているんだ。今朝のメールで“待ってるよ”とアサミから着て嬉しかった」「まあ、場所がジムだから気軽に入りやすいぞ」「そうだね。男専門だから、そ...

  • 社員研修は腐の宝庫 #67

    30分後、水泳ブースに掃除チェックしに行くが、まだ終わっていなかった。思わず言っていた。「3人は窓拭き! ガラスの隅々まで拭いて!」「はい!!」「5人は床! 隅々までモップかけて!!」「はい!!」「そこ! 四角を丸くかけてどうする!」結局、1時間半かかった水泳ブースの掃除だった。社長であるボスはノホホンとしている。「朝巳らしいなぁ」まったくだ、と雄吾と輝は頷いている。「そうだ。明日の11時前に神父は来...

  • 社員研修は腐の宝庫 #66

    バタバタと足音が聞こえてくる。「あれ? なんか綺麗になった?」この声はボスだ。雄吾が先に応じる。「そうだよ。朝巳が“掃除がなってない!”って、俺達5人で掃除したんだ」「さすがチェック好きな奴だな」「んで、ランチ買って食べてるところだ」「こっちは、これからランチだ。3人で食べようと買ってきたところだ」その言葉に衛は、これだ。「私達は食べてきたからなあ」即座にボスが口を挟む。「なら水泳カウンターを掃除した...

  • 社員研修は腐の宝庫 #65

    明日はニールとネイサンの結婚式だ。楽しみだな、と思っていた。衛の声が聞こえてくる。「和やかな雰囲気だねぇ」その声に雄吾は応じる。「衛、遅いぞ」「何が? ランチにしては遅くないか?」「朝巳が“掃除がなってない”と言って、今日は朝から掃除三昧さ。もうしたくない」「まさか、オフィスも?」朝巳が口を挟んでくる。「そこには手を付けてないよ。ジムの方だけね」「そう。ジムだけ、ね。なら良いか」「帰りが早ければさせ...

  • 社員研修は腐の宝庫 #64

    やはり、この中華は美味しい。皆は同じ事を思っていただろう。「美味い!」「サイコー!」その言葉がしょっちゅう飛び出していた。朝巳は食べ終わると輝に言っていた。「いくらした?」「17ドル70セント」「なら3ドル渡すから小銭頂戴。出国税は小銭だからなぁ」「言うと思った」小銭を渡すと、思い出したかのように輝は付け加える。「あ、そうだ。明日のランチを注文したから」「さすが輝、手が早いね」「10人分頼んだ」「10人っ...

  • 社員研修は腐の宝庫 #63

    2泊3日でNY支店の荒くれ連中と仲良くなった朝巳は、NY支店連中4人を扱き使っていた。そんな朝巳を見て雄吾はため息をつく。「朝巳は嬉しそうだな」雄吾の口から独り言が漏れている。「ま、あの銃捌きを見れば誰も文句は言わないだろうよ」そんな雄吾に輝は声を掛ける。「なんだ、暗い奴だなあ。明日はニールとネイサンの結婚式だ。にこやかにしろよ」「分かってるよ。で、明日のランチ頼むか」「そうだな。人数は何人だ?」「俺達...

  • 社員研修は腐の宝庫 #62

    レストランでも中華専門店にした。やはり、日本人は和食か口に馴染んだ中華が一番だ。気持ちが落ち着いたみたいなので話を切り出すと3人は話し出した。社長である嘉男は、なるほど、と思い言っていた。「で、ここに辿り付いたって事か」雄吾は相づちを打つ。「そうそう」愚痴るのは輝だ。「でも、肝心の部屋が空いてないということで」朝巳はこれだ。「でも、昔は朝まで過ごしていたじゃない。ここでも良いと思うよ」その言葉に雄...

  • 社員研修は腐の宝庫 #61

    ⑤の3人は5分も走ると早くも諦め、近くにある②のレストラン街の部屋を借りることにしたのだ。しかも、空いてるのはシングルだけ。だから、1人一部屋だ。と言っても、キッチン、トイレ、風呂、暖炉付きのリビング、寝室という、日本で言えば1LDKの間取りだ。寝室の広さは20畳。しかも、ベッドはダブルサイズと、セミシングルの2台が直角に配置されている。さすがはネイサンとニールのコンビがデザインしただけある部屋だな。な...

  • あけまして!おめでとうございます

    あけましておめでとうございます!本年もよろしくお願いいたします。あと6ヶ月半ほどで、このブログも10周年を迎えることになります。ここまで続けて来られたのは、ひとえに皆様のお陰です。感謝してもしきれないほどです。現在、サブキャラであるWアサミの『社員研修は腐の宝庫』を更新中ですが、なにやら次なる作品もサブキャラになりそうな予感が・・・(汗[壁]д=) ジーと「ま、いいさ。去年はコラボで後半は出っぱなしだった...

  • 社員研修は腐の宝庫 #60

    その頃、①と⑤の連中はどうしていただろう。① の連中はナビゲーターが4人もいる。その4人を追うように日本人3人は走る。ユウゴは足がもつれたみたいだ。「は、走れない……」ヒカルはこれだ。「うぅむ、あの4人を見失ってしまった」アサミは、本当にダメだという思いになっていた。「足がー……」ふと見ると建物があるので叫んでいた。「建物があるよ。今日はここで借りようよ」その声に同意の返事があった。「そうするか」その建物...

  • 社員研修は腐の宝庫 #59

    ネイサンには言ってないけど、僕の初恋の人はアサミなんだよ。でも、ヨシは昔と違う。だから意を決した。「ネイサン、ごめん。やっぱり、僕は皆に祝って欲しい。大好きな人だから。大事な仲間だと思っていたんだ。」「ニール、泣きそうな声になってるぞ」「だって、まさか、会えるとは思ってなくて……。大事な仲間に……、大好きだった人に忘れられてもおかしくないほどの時間が経ったのに……。それでも、やっぱり嬉しくて……」「嬉し泣...

  • 社員研修は腐の宝庫 #58

    皆が走り去ると静かになった。その静けさが不気味だ。その気持ちを抑えネイサンに聞く。「ネイサン、どうする?」そう聞かれ、ネイサンはiPadを開き見る。「んー、②と③はいるから、①に1人、④に3人、⑤に1人。どれがいい?」「④にする。なら僕らも走らないと」向きを左に変え走ろうとすると、誰かが声を掛けてくる。「ニール」「ヨシ? どうしたの、まだ走ってなかったの?」「明日、いや、明後日か。2人とも白い服だからな」「...

  • 社員研修は腐の宝庫 #57

    「それはそうと、皆のコテージはどこ?」ニールの言葉に応える。「① の23」「⑤の13」すると、ニールは采配を振ってくる。「① はここから走っても1時間半」「それが?」「⑤はここから走って1時間」「だから?」その意味が分からずキョトンとしている①の7人と⑤の3人に向かい、ニールはため息をついている。「あと30分位で海水が上がってくるよ」誰かが呟く。「と、いうことは……」ネイサンがキッパリ言う。「1時間も経たずに通路は海...

  • 社員研修は腐の宝庫 #56

    あと1枚コインを追加で入れようとしてると、誰もが同じ所を見ているのに気がつく。静かなのは、皆が同じ所を見ているからだと分かったのか、アサミはコインを追加投入することはなく、皆の表情が分かる位置に座りデッサンしていた。イルカの画が4枚。皆の絵が3枚。ようやく皆の声が聞こえてくる。「あーぁ、終わったか」「早いなあ……」ニールはアサミに声を掛ける。「アサミ、描けた?」「うん」「見せて」「いいよ」デッサン調...

  • 社員研修は腐の宝庫 #55

    ユウゴは暇をしていた。せっかく会えたから喋り相手になってほしかったのに、こうなると仕方ないかと思い、皆の様子を見る。「うーん……、皆がみんな様々だな」そんな声に応じるかのように声が掛かる。「アサミは何してるの?」ニールだ。「イルカをデッサンしてる。邪魔するなよ」「イルカ?」「泳いでたぞ」「僕も見る! 今日はラッキーディだ♪」ラッキーディとは何ぞや、と思っていると、ネイサンが説明してくれる。「滅多に見...

  • 社員研修は腐の宝庫 #54

    お次は③の展望台だ。ニールの足取りは軽やかだ。「本当なら夜がいいんだけどね。寒いからねぇ」「星空は綺麗だろうなあ」「アサミは天文にも興味があったよね。今でも?」「暇なときは見てるよ」「昼間はね、天気が良いとうっすらと遠くの無人島が見えるんだよ」「見てみたいな」「うん、こっちだよ」ニールはヒカルに声を掛ける。「ヒカル。10セントで30分だから」「10セント? 10セントってあったっけ……」その言葉にチャチャを...

  • 社員研修は腐の宝庫 #53

    しかし、6人は同じ言葉を口にしている。フランス語、英語、米語だけど。「アサミ、ギャップが凄い」それに雄吾は英語で応じてやる。「そりゃ、ステイツ大学でシューティングマスターを4年もやってたんだ」「ステイツ大?」「まさにギャップが!」ニールの声がする。「ネイサン。さっきのアサミ、撮れてるかな?」「ドヤ顔だけど」「テロップは“ステイツ大在学中にシューティングマスターを4年間務めたアサミ。再度、戻ってきた”...

  • 社員研修は腐の宝庫 #52

    自分で銃身を選び構える。選んだのは皆と同じ最上級コースだ。AIの結果はこれだ。「All Perfect!!」ヒカルは目をむいている。「嘘だろ-! 卒業してからやってないくせに、これかよっ」思わず言っていた。「へっへっへー。シューティングマスター、20年ぶりに見参!」「くそぉ……」NY支店4人とボスにくっついていた2人の6人は目を大きく見開いたままだ。『すげぇ……』ユウゴが返事をしてくれる。「そりゃ、名古屋だけでなく、昨...

  • 社員研修は腐の宝庫 #51

    お次は④のシューティングだ。ニールも撃てたよなと思い出し、ハタと気がつく。「もしかして、この島の発案者はニールなの?」「そうだよ。展望はネイサンだけどね」すると爆音が響いてきた。「な、なにごと?」ユウゴが応じてくれる。「ヒカル VS NY支店4人の最終対決が始まったぞ」「見学しよっと」「しかも、最上級コースだし。あっという間に終わるな」たしかに、あっという間に終わった。結果はAIが教えてくれる。「87,86...

  • 社員研修は腐の宝庫 #50 プロボースの言葉は?

    ネイサンは黙ってしまった。暫く待っていると、ため息をつき応えてくれた。「ニールが可愛いから。それがきっかけ。ハイ、終わり」「こんなデカいのが可愛いのか?」「ユーゴよりデカくなったよな」「ニールなんて真っ赤だよ」「アサミの方が真っ赤になってるぞ」その言葉に気がつき手元のワインを見ると、空になっている。「このワイン、1本開けちゃったからね」「昼間っからワインかよ。俺も飲む」ボスなんて、これだ。「それじ...

  • 社員研修は腐の宝庫 #49

    次は②番の島にあるレストランでランチだ。そのレストランには日本食をはじめ、中華、イタリア、スペインとメニューが豊富にある。皆がぞれぞれ好きな物を選び食べる。ニールはアサミとヨシを両脇に座らせご機嫌だ。「ニール、好き嫌いはダメだよ」「アサミ、お願いだから目を瞑って」ヨシも口を挟む。「はは。料理は作らないのか?」「ネイサンが作ってくれるよ」「ニールは?」「スープ担当だよ」「得意なスープはなに?」「ミネ...

  • 社員研修は腐の宝庫 #48

    しかし、30分もすると楽々とこなしたヒカルは余裕だ。あの4人は半分もいけてない。「くそぉー」「なんだ、あいつは」「八百長だ」「絶対、どこかで手を抜いたな」ユウゴはため息をついていた。「あのなぁ、学生時代はオリンピック協会から声が掛かっていた奴だぞ。そいつに勝てると思うな」「そったれー」「負けを認めるんだな」だが、1人は諦められないでいる。「もう1回だ!」「いい加減にしろって言ってるんだよ」「ユーゴは...

  • 社員研修は腐の宝庫 #47

    そのニールの問いにネイサンの返事はこれだ。「ニールを中心にした親的な存在だが、飛び道具を持たせれば天下一品のアサミと頼りがいのあるヨシ。遊び相手にもなるユーゴとスポーツマンのヒカル。目つきの悪いデビルマモル」その言葉の途中から笑っていた。もう、笑い転げて苦しくなりそうだ。ニールも大笑いしている。勉強ばかりで他のことには見向きもしなかったはずのネイサンに、そんな風に見られていたんだねと思うと、なんだ...

  • 社員研修は腐の宝庫 #46

    10時にニールと待ち合わせ、結婚相手を紹介してくれた。結婚相手が男性だとは思ってもなかったボスとヒカルは絶句している。「嘘……」「結婚相手って……」だが、その相手はキョロキョロしている。ニールは口を挟んでいた。「何をキョロキョロしているんだよ」「いや、別に。あの、もう1人は?」その言葉で、ネイサンはしっかり覚えているんだなと思うと嬉しくなり、アサミは応じる。「今日はこれだけだよ。マモルは何処に行ったのか...

  • 社員研修は腐の宝庫 #45

    ニールは嬉しそうに言ってくる。『明日、アサミと遊ぶんだ。ヒカルも一緒に遊ぼ』『いいよ。そっちに行けば良い?』『うん♪ 僕の結婚相手にも会わせてあげるね』『楽しみにしとく』途端に輝とボスの、2つの声が重なる。『結婚相手ぇ?』『そうだよ。3年前に結婚したんだ。明日、楽しみにしてるね』そう言うと、ニールは電話を返してくれると、メモ用紙に何かを書き渡してくれる。『アサミ。これ、僕のナンバーだよ。入れてて』...

  • 社員研修は腐の宝庫 #44

    この⑤には本店ボスがいるので、そこに行くと言うと、ニールは付いてきてくれた。ボスは顔を見るなり分かったみたいだ。「まさか……、おチビの、ニール?」その日本語に対し、ニールは米語だ。『ヨシだー! 久しぶりぃ~』ニールはヨシと自分になついていたので、本当に嬉しそうだ。そんなニールにヨシは米語で話す。『ヒカルとマモルもいるよ』『ほんと?』『明後日、いや3日後には久しぶりに顔を見ることが出来るよ』口を挟んで...

  • 社員研修は腐の宝庫 #43 朝巳の腕前は・・・?

    ニールは呆れた表情でポツリと呟く。「さすが歴代一位のシューティングマスター。足だからね。目を瞑る代わりに」雄吾がチャチャを入れる。「ハグだけだ」「ユーゴに言ってない」「おチビちゃん、ハグなら許してやる」「見れば分かるだろ。もう、チビじゃない」「そういや、伸びたな……」「成長期だったからな」「あのなぁ、人間20歳を過ぎたら身長は止まるんだよ」すると、ニールは爆弾宣言してきた。「そうだけど、今やっと34歳に...

  • 社員研修は腐の宝庫 #42

    ニールは昔を思い出す。でも、僕の目の前で殺しはやめて欲しいと思い口を挟む。「アサミ、僕の」だが、遮られる。「私だって、学生時代はマスターと呼ばれていたんだ。ブランクあるが大丈夫だ」見てろと思い、狙いを定め撃つ。ズキューンッ!標的であるベッド脇に置いてあるランプの真上にぶら下がっている球がパリンッと割れた。雄吾が口笛を吹く。「ヒュー! 綺麗に割れるということは?」その問いに、ニールは安心した声で返す...

  • 社員研修は腐の宝庫 #41

    「で、何発やったって?」「まだ」「あ?」「気を失ってた時は2回したけど、食後はまだ」「の野郎ー」ハワードが何か言ってくるが、俺は許さない。誰が手加減するもんか。俺の朝巳を、こいつは!声が入り交じる。「ストップ、ストップ!」「雄吾、ここだよ!」誰かに腕を摑まれる。「離せっ!」「雄吾、ダメだよ」「お前が」朝巳に腕を摑まれては何も出来ないので、ストーカー野郎を蹴りまくってやる。「蹴るのもダメ! 元ボクシ...

  • 社員旅行は腐の宝庫 #40

    「ハワード、作戦通りやるぞ」「ok」先にハワードが玄関ポーチに立ち、ベルを押す。ドアの向こうから声が聞こえてくる。「はいはい。今度はなに?」ドアを開けてくれたので、ハワードはすかさず投げかける。『アロー。アサミ出して』「へ?」『アサミはどこ?』「え、なに?」『アサミ、ここにいるんだろ。見た人が居るんだ。アサミはどこ?』「ちょ……、何を言っているのかさっぱりだ」『アサミを出せ、返せ。殴るぞ。早く出せ』雄...

  • 社員研修は腐の宝庫 #39

    眩しい。そのライトの眩しさに顔を背ける。「ああ良かった。朝巳だ、安心した。ハワード大丈夫か?」ニールの声が聞こえてくる。『ユーゴ?』『誰だ?』雄吾の声は尖ったものになったので助け船を出してやる。「ニールだよ。ほら、エンジェルの」少し考えていたが、すぐに分かったみたいだ。「あー! 朝巳の後ろにへばりついていたチビか」「そうそう。で、ネイサンと結婚したんだって」「ネイサン?」「ほら、主席で大学卒業した...

  • 社員研修は腐の宝庫 #38 ハロウィーン?

    「ゴースト!」え、え、どこ?どこに、ゴーストがいるの?やっぱり、夏場の海って出るのかな。誰かと一緒にいる方が心強いや。そう思い、その声のする方に近づいていく。「ヒィッ!」「顔だけ……」え、顔だけの奴なの?冗談じゃない。あ、もしかしてニールはゴーストも連れてきたのかな。そう思っていたら近くで何か動作をしているみたいだ。「あ、悪霊退散っ」この声は日本語だ。しかも、雄吾なのか?で、悪霊って誰のこと?そう思...

  • 社員研修は腐の宝庫 #37

    ニールの日本語力が分かったので、自分で取りに行くことにする。「自分で取りに行く」「かん、で分かるの?」「ドライマシーンだよ」「なるほど」「ネイサンに日本語を教えて貰ったら?」「あいつはストイックだからなあ」乾燥機という物は風呂場かなと当たりを付けて行くと、その途中にあった。自分の服に着替え、靴も履く。ポカポカと温かく、しかも乾ききってるので着やすい。だけど、あいつは許せない。「お待たせ。ニール、上...

  • 社員研修は腐の宝庫 #36 ストーカー視点

    誰かが勝手に入ってきた。それだけでも嫌なのに、あろうことか、ソイツと話している清水さんは嬉しそうだ。しかもハグされ微笑んでいる。憎らしい。本当に憎たらしい。2人して何を話しているのか分からないのも輪を掛けている。しかも、トドメはこれだ。抱きついていた奴は自分の上着を脱ぐと清水さんに羽織らせている。2人して笑い、清水さんは苦笑している。俺に通じる言葉で話してくれ。こんなのないよ。すると、清水さんは冷...

  • 社員研修は腐の宝庫 #35

    ニールは抱きついてくると耳元で囁いてくる。ニールの囁き声はパニクり頭を不思議と落ち着かせてくれる。しかも、この発言だ。「僕、結婚したんだ」この言葉しか浮かんでこなかった。「おめでとう」「サンクス」「可愛い子?」「うん。抱くとね、エロ可愛くなるんだ」「まさか、ニールに惚気られるとは……」しかも、今度はこれだ。「結婚相手はネイサンだよ」「は? 誰だって? もう一度」「ネイサン」嬉しそうに、また幸せそうに...

  • 社員研修は腐の宝庫 #34 再会

    ブザーも鳴らず、ドアが「バタン!」と開いた音がする。同時に声がする。「アサミ! アサミ、どこだ?」その声を聞き誰なのかは分からず、心の声が口に出ていた。「この声、誰だろう」ベッドを置いているドアが開く。「アサミ!」その声に応じたのは、目の前に居る奴だ。『勝手に人の所に入ってくるなっ!』そう叫ぶと、やっと退いてくれた。だけど、そいつは勝手に入ってきた人に掴みかかろうとしているが避けられ床に倒れた。誰...

  • 社員研修は腐の宝庫 #33

    思わず言っていた。『私は、相手が誰であろうと大切にしたい人はいる。それは友であり仲間だ。ニールは私にとってかげがえのない友だ。だから頬と額にキスをしたんだ。だけど、あんたは対象外だ! そもそも私は腐男子だ。こういう事をするのなら他の奴とやれ。その図を見て妄想に浸ったりニヤついているのが私だ。でも、私の対象は高校生だけどな! あんたは論外だ』相手はウロウロしている。「え、なになに。今、なんて言ったの...

  • 社員研修は腐の宝庫 #32 ハロウィーンpart2

    ニールはクスクスと笑いながら言ってくる。「分かってるよ。でも、1回だけでいい。お願いだ。僕に触れて」「ニール……」「アサミ、お願い」その時、ニールの目には涙が出て頬を伝っていた。まるで、ドラキュラが人間になっていきそうな感じがしたものだ。そのウルウル瞳にやられて頬にキスをしていた。「アサミ……」「これで許して欲しい」次はニールの前髪を上げて額にもキスをする。「アサミ、サンクス!」思いっきり抱きしめられ...

  • 社員研修は腐の宝庫 #31 時はハロウィーン・・・軽く性描写あります

    その日は、ハロウィーンという時期で皆が浮かれまくっていた時だった。いつもの溜まり場にニールといて、普通に話をしていた。ニールは可愛いドラキュラ姿で、私はマジシャンに扮装していた。「Asami Love you」Likeの聞き間違いかと思って聞き直したほどだ。「ニール。私達は友だちだよ。そういう場合はLike youだよ」「僕の恋人になって」「ニール?」なんて言えば良いのか分からず黙っていた。その沈黙をニールはどう思ったのか...

  • 社員研修は腐の宝庫 #30

    嫌で嫌で、どうしようもなく嫌で叫びまくっていた。「やめろ! やめ……、と言ってるんだ!!」「煩い。もっと静かに喘げない?」「嫌がる相手にこういう事をしてどういうつもりだ!」「俺は、あんたが好きだからしているだけだ」「貴様なんて大嫌いだ!」「好きになれない?」「そもそもタイプではない!」「女が良いのか……」「あんたには関係ないだろ!」「俺、ずっと言ってきてただろ。あんたが好きだって。その返事はなかったけ...

  • 社員研修は腐の宝庫 #29 R18!性描写あります。抵抗ある方はスルーしてください

    一方、朝巳はストーカー野郎に押し倒され、犯されていた。「っ……」「肌触り良いなあ」「気持ち悪い……」「まあ、初めてだから」「カマ野郎」「違う」「変態」「んー……」それにしても、一体ここは何処なんだろう。食事を済ませたお陰で気持ち的に余裕が持てた朝巳は聞いていた。「ところで、ここはどこ?」「5のてっぺんだ」「ご?」“ご”ってなんだろうと思っていたら補足してくれる。「あんたがいたのは①のプールだったからな」「...

  • 社員研修は腐の宝庫 #28

    食べ終わるとデイブから連絡が来た。アサミ・シミズ日本人の男性現在、NY島「5」の61番に在住ビザ切れは1週間後最近、7月下旬に一時帰国したが、末日に戻ってきた。それを見て思わず言っていた。「こいつ、こっちに舞い戻ってきた日は、日本勢がNY入りした日だな」ボスも呟いている。「この便って、もしかして同じ便に乗っていたのか」「んで、⑤の61番に在住か」「在住なんてできるのか?」「長期利用だと利用料金は1週間で2ドル...

  • 社員研修は腐の宝庫 #27

    普通に歩けば1時間かかるかどうかの場所にある⑤の島は、走ったお陰で20分足らずで着いた。地面は見えるが、完全に海の中に沈もうとしている。明日の昼前までは向こうには渡れない。泳げば渡れるが、夜の海を泳ごうという気はない。「あ、ヤバッた。何番のコテージなのか聞いてなかった」あのボスにくっついていた2人に連絡するか。こういう場合、このペア組で良かったなと思えてしまう。『ハロー』「ユーゴだ。何番にいる?」『1...

  • 社員研修は腐の宝庫 #26

    何かを感じ取ったのだろう。雄吾は軽装のまま飛び出そうとしている。「雄吾」「行く」雄吾はドアを開けると走り出そうとしている。「誰かと」「いらん」走り出した雄吾の背中に叫んでやる。「ボスに言っておくから誰かと一緒に行けよ!」「よろしく」届いているのかどうか分からないが、返ってきたのは届いているという事だろうか。輝はしばらくの間、雄吾の背中を見守っていた。だが、雄吾の耳には何も届いていなかった。数メート...

  • 社員研修は腐の宝庫 #25 性描写あります!抵抗ある方はスルーしてください。

    でも、こいつと一緒にいるよりはマシだ。しかし、身体が動きそうにない。そいつは食器をシンクに持って行き戻ってくると、こんなことを言ってくる。「さて、寝室に移動するよ」その言葉を口にすると、目の前の男は抱き上げてくる。「下ろせ」「ベッドに下ろしてあげるから」「触るなって言ってるんだ!」遅い。そう言うと、ベッドに押し倒される。「やめ」胸を触られる。おぞましい。「い……、いやだ」乳首を噛まれる。「やめろって...

  • 社員研修は腐の宝庫 #24

    しかし、中々スプーンやフォークに手を付けようとしない。「どうしたの? 食べないの?」「あ、あの……」「あ、それとも嫌いな物のオンパレードだったとか?」「いや、その……」「遠慮無く言って」「それじゃ、飲物を」「あ、忘れてた。取ってくるから待ってて」自分の飲物も一緒にペットボトル2本を持ってくる。「はい」何も返事はなかったけれど、一気に半分を飲んでしまった。「ふぅ……。一息ついた」「もう1本持ってくる」「よ...

  • 社員研修は腐の宝庫 #23 性描写あります。抵抗ある方はスルーしてください!

    そう、そのストーカーアサミは、みぞおちに拳を見回せ気絶させたまま⑤の自分が借りて住んでいるコテージにいた。一度、ケツを掘ると病みつきになり、二度もしていた。「あぁ、気持ちいい。男相手に、こんな気持ちになるとは思ってもいなかったな。この身体が忘れられなくて追っかけてきたけど、運良くチケットも取れたしラッキーだったな」成田に着いて、これからどうしようと思っていたが姿を見かけたので追いかけてきて良かった...

  • 社員研修は腐の宝庫 #22 性描写・・・あります?

    付け足し描いてやった似顔絵をニックに見せてやる。「ニック! こういう奴じゃなかったか?」「似てる……」「細身で、ずる賢い感じ」その言葉にニックは即答する。「うん」「今度こそ貰うって言ってたんだよな?」「うん」「あの野郎―。やっぱり朝巳の貞操狙いか」「ユーゴ?」皆に分かりやすく言ってやる。「こいつは朝巳と同じ名前で、アサミ・シミズっていうストーカーだ」4人とも驚きの声をあげ固まってしまった。「ストーカ...

  • 社員研修は腐の宝庫 #21 犯人は・・・・・・、ソイツだ!

    ボスに連絡すると、同じ場所だが③の島にいることが分かった。「朝巳が?」「ニックに特徴を聞き似顔絵を描いたので、それを見ながら探すのを手伝ってください」「それはいいが……。その似顔絵を送ってくれ」スマホに似顔絵を写メってLINEで送る。ボスはその似顔絵を見て連絡してきた。「この男……。アイツに似てないか?」「アイツとは?」「あいつ……。あー……っと、雄吾も、輝もいたな」「は? え、なに?」「結局、お前が警察に突...

  • 社員研修は腐の宝庫 #20

    雄吾は崖を登ったので汗臭くなっているので、シャワーを浴び着替える。輝に聞いてみる。「それはそうと、帰国日っていつだ?」「5日後の夜」「3日後じゃなく?」「そうだよ。夏休みが終わる前日に日本到着だ」「なら、時間はあるか」「まさか、探すのに時間掛かるって言うのか?」「分からない……」その時、何かに気がついたみたいで口調を変えていた。「輝、お前留守番」「しないよ」「何言ってるんだ」「皆と一緒に」「あのイケ...

  • 社員研修は腐の宝庫 #19

    煩く鳴るiPhoneに嫌気がさし、やっとのことで出る。「何だ?」「アサミが拉致られた!」「は?」「あんの野郎……、人の大事なトコ思い切り蹴りやがって」「どんな奴だ?」「人の良さそうなツラをした黒毛の奴」「日本人か?」「だと思う」「待ってろ」そう返した雄吾は、皆でプールに向かう。「ニック!」「誰かと会わなかったか?」「近道したから」「今、お前らが出てきた方向に逃げていったんだ」その言葉に地図を広げ、6人がそ...

  • 社員研修は腐の宝庫 #18 軽く性描写あります!

    キッズ広場のプールは大中小と3種類の大きさのプールが滑り台で繋がっている。しかも、50メートルと100メートルのジャンプ台がある。迷わず、50メートルのジャンプ台に駆け寄る。はしごを登っていると声が聞こえる。「アサミ、危ないっ!」「なにが?」雄吾のことだ、誰かに声を掛けたのだろうなと推測できるが、一体あの人は誰なのだろう?ロブでないことは確かだ。その人は追いかけてくるが、それを無視して上まで駆け上がる。...

  • 社員研修は腐の宝庫 #17

    食後は少し休憩して探険だ。そう思っていたのだけど、皆は近場にあるクライミングに手をかける。ふむ、それなら私はどうしようかなと思っていると、子ども達が遊んでいる広場があるのを見つけ、そこに行きたくなった。だって、プールがあるんだもの。上から声が落ちてくる。「朝巳、どこに」雄吾の声を遮ってやる。「あっち」「あっちって、お子様向けだけど」「プールがあるよ」「ここまで来てそれかよ。らしいと言っちゃ、らしい...

  • 社員研修は腐の宝庫 #16

    雄吾は、こんなことを言ってくる。「体力が温存できて良かったな」「お陰様で。でも、なんでここなの?」「あいつらに聞いてくれ。部屋は日本人3人で一室だからな」「はーい。輝は?」「メシ作ってる」「ここって、たくさん人が居るんだね」「元は無人島だ。それを、どっかの金持ちがキャンプ場とアスレチックにしたんだ」「へぇ……」「夜には海上のキャンプ場さ」「寒くならないかな」「テントと言っても、コテージだから大丈夫さ...

  • 社員研修は腐の宝庫 #15

    翌日から3日間は表に書かれているペアで動く。輝、雄吾と朝巳を含めた7人は山登りだ。ニューヨークで山登り?とハテナマークが浮かんだが、その場所ができたのかもしれない。真っ先に皆で食料を買いリュックに背負うと、皆の後ろを歩いて行く。待って。山登りだと教えてくれたよね?この道って海に通じるはずだよ。まさか行き先は無人島か、と思っていた。黙って歩いて行く皆の足取りは軽やかだ。遠くに見えるのは山。たしかに、...

  • 社員研修は腐の宝庫 #14

    3日目は社長のスカウトに付いていき、見学だ。社長は毎年行くので、スタッフは付き人になる。始まるまでに会場で食べるかな。誰が泳ぐのだろう。それを考えるとワクワクする。「美味しそう」「太る元がたくさんだ♪」:「ケーキもある」はいはい。彼等は腐ではないという証拠だな。「朝巳、美味しそうな奴いるか?」「ったく、雄吾は……。オブラードに包んでくれる?」「ジム連中は輝に敵意丸出しだよ」「輝は怖いとこあるからなあ...

  • 社員研修は腐の宝庫 #13

    初日は水泳、ジムともに実力で黙らせた。さあ、2日目は頭の中身だ。水泳担当のアサミコーチにペーパーテストをやらせてみないかと言われた時は悩んだが、バイトと新人含めてスタッフに抜き打ちテストを実行すると、わりと良い点数だったので、その英語版を作った。昼食前に行き、皆で食べる。水泳連中は大人しいが、ジム連中は目がギラギラしているのは目の錯覚か。なので、ヒカルに聞いていた。「ヒカル、あの連中って」ヒカルは...

  • 皆様にお知らせ

    いつもお越し頂きありがとうございます。実は、子どものコロナをもらったみたいで、私もコロナになりました!お陰で体がだるく熱も下がりにくく今週1週間は、更新お休みします。来週からは元気に更新して参ります!楽しみにお待ちくださると幸いです。...

  • 社員研修は腐の宝庫 #12

    そんな彼等を本店スタッフ2人はハラハラしながら見ていた。腹が立ったのか、誰かが本店スタッフの1人を捕まえて、やってみろと脅す。あまりにもの早口で聞き取れなかったが、自分にとって良くないシーンだと気がつき助け船を出して貰おうとリーダーである輝に目を向ける。だが、彼はこう言ってきた。「仕方ないな。本気でやれよ」え? やるの?この目の前にいる人は、自分にやってみろと言ってきていたのか。英語がまったく聞き...

  • 社員研修は腐の宝庫 #11

    くるっと連中の方に向く。「今、私がやったことを皆にもして貰う。1人ずつ。60点取れなかったら取れるまでやってもらうからな。一番最初は誰だ?」雄吾は言っていた。「ちょっくら質問!」「なんだ?」「本店スタッフは何点?」「70~90だ」「うーん……。それで、60かあ」「雄吾が1番にするか? いいぞ」「しゃあない。1番にするか」なんとか最後までやり通したが、点数が気になる。口を開く前に輝の方が早かった。「やってるみ...

  • 社員研修は腐の宝庫 #10

    こちらはジム。「それでは、NY支店の皆様、テスト始めますよ。まずはアップ30分、14時から順番にしていきます」「質問!」「なに?」「アップってなに?」「お……、おおと、そこからかよ」その質問に呆れたのか雄吾も溜息をつく。「あー……、自分で考えて」「放棄したな」「るさいっ! アップぐらい自分の身体に聞け!!」仕方なく雄吾は助け船を出してやる。「準備運動のことだ」「ああ、そのアップか」「発音がなっちゃいねぇ」そ...

  • 社員研修は腐の宝庫 #9

    アメリカに着いた翌日。NY支店スタッフのテストだ。雄吾は水泳もしているがメインはジムなので、水泳から外す。「ラッキー! まだジムの方がいい」「雄吾が水泳も受けたいのなら」「パス! ジムだけでいい」NY支店の水泳スタッフは5人だ。先に四泳法を泳がせ、泳力を見る。そして、お次はタイムを計る。「つっかれたー」「まともに 泳いだのは久しぶりだ」「もう、このまま寝ていたい……」「おやすみー」NY支店ボスのマモルは何...

  • 社員研修は腐の宝庫 #8

    11時半過ぎには、水泳、ジムのスタッフが事務室に戻ってくる。話があると言うと、ランチがどうのこうのと文句たれのNY支店のスタッフにある物を見せると、ピタッと止んだ。来る前に買ってきた物だ。本店スタッフ16人とNY支店スタッフ13人の、合計29人分だ。各々が食べ始める。「うんまい」「ここのチャーハンが食えるとは」「ラッキー♪」「このチキンってサイコー」「高いから諦めていたんだよなあ」その彼等に話しをしていく。だ...

  • 社員研修は腐の宝庫 #7

    NY支店に到着すると、まっすぐ事務室に向かう。「ハロー! マモルいる?」日本語のイントネーションが応じてくる。「あさみっ?」「雄吾か。雄吾でもイイや。あのさ」「待ったー! 来るのは8月だろ?」「夏休みは今月末からだよ」「え、なに? 夏休みいっぱい居るわけ?」「今月は社員研修で本店支店入り交じっての。あれ? どうしたの、聞いてない?」「まったく、全然」どうやら何も聞いてなさそうだ。後ろから声が聞こえて...

  • 社員研修は腐の宝庫 #6

    そして、現在。日本から遠く離れたアメリカの地に着いた。迎えはない。ここからが実地の時間だ。タクシーだなんて使わない。メトロで行く。行き先はニューヨーク市にある“MEN’S JIM”だ。なので英語で言ってやる。「まずはニューヨークまでメトロで行くから、ドルに換えないと」「なになに?」「もう1回」その言葉に溜息が出る。今度はボスだ。「迎えがないから、ドルに換えてメトロに乗る」その言葉に言ってやる。「Not Japanese...

  • 社員研修は腐の宝庫 #5

    さぁ、いよいよ明日はNYだ。家を昼前に出て空港に行く。なにしろ、各自で空港に来るように言っておいていたからだ。同じ考えの人はいたみたいで、空港のホテルのラウンジで一緒になった。「なんだ。結局、皆ここか」「ここなら、10分あれば行けますから」出発前の前日は、皆で食事を食べる。盛り上がった。翌日。示し合わせたわけではないが、皆が一斉にチェックアウトする。飛行機の便は夜だ。なので、空港で時間を潰す気でいた...

  • 社員研修は腐の宝庫 #4

    持ち物は仕事用の制服と私服。制服と言っても、水泳グループにとっては海パンだけなので本当に身軽で行ける。それだけなので大きなバッグはいらない。機内持ち込みの大きさの物で十分だ。スケジュールが決まり、水泳連中は英会話の勉強をし出し、普段でも話せるように普段から英会話できるようにさせる。ジム連中はどうなのか分からないが放っておく。7月に入ると、ヒカルにスケジュール表を渡してやる。「へえ、水泳連中と同じ行...

  • 社員研修は腐の宝庫 #3

    トントンっと音がしたので、そちらに顔を向ける。「あ。噂をすればなんとやらだな」ドアを開くと紙を渡される。「これな。ジムのスケジュール」「もう出来たのか。ヒカルは早いなあ」チラッと視線を落とすと思わず唖然としてしまった。「ヒ……、カ……、ルー……」「じゃ、ジムはそれだから。よろしく~」そう言うとドアを閉められた。「書き直せー!」まったく、あいつは……。喚いていたら、誰かに紙を取られる。ボスだ。「あははは。で...

  • 社員研修は腐の宝庫 #2

    入社して2ヶ月後、5人の配属が決まった。雄吾がニューヨークへとオファーをかけた名古屋のマコトコーチは水泳と経理。栃木のテルオコーチは水泳と総務。岡山のセイジコーチは水泳と人事。広島のシンイチコーチと東京のヒロユキコーチはジムと総務だ。6月は棚卸しなので、全員でやっていく。なんとか無事に終わり、夏休みは皆揃ってニューヨークへ行くことにした。滞在先はフラット。そのフラットオーナーはボスだから何の問題も...

  • 社員研修は腐の宝庫 #1

    あれから1年経った11月。新入社員内定組の5人に最終通知を出す。5人は翌年の2月の1ヶ月間、研修を受けに来る。広島、岡山、愛知、東京、栃木と、合計5人だ。まず、ジムの方から見ていく。5人とも機器のスタンダードは一発合格し、プロレベルでは5人とも失格になってしまった。試験監督が輝だから仕方ないといえば、仕方ない。ジムに対しての知識は研修期間を目一杯使い、最終日となる日は試験までしていた。水泳に関しては...

  • 最新作!! 社員研修は腐の宝庫

    いつもお越し頂きありがとうございます。最新作です!しかも、主人公は・・・Wアサミです!!朝巳 「(〃∇〃) てれっ☆」アサミ「え、俺も? 嬉しい♪」~あらすじ~「MEN'S SPORTS」本社の正社員は、社員研修をニューヨーク支店ですることになった。そこで、朝巳は負を見つけることが出来るのだろうか。それよりも、ニューヨーク支店の荒くれ連中を相手に言い負かすことができるのだろうか?そして、そこではある人物と出会う事に...

  • スポーツで体を動かそう あとがき

    いつも読みに来て頂きありがとうございます。2023年6月27日で、丸々9年になりました。本日で、9年と31日目です。来年は、10周年ですよ!今年は主要主人公のコラボから始まり、今作も同じく主要主人公の短編となりました。滅多にないお風呂シーンでしたが、やっと腐がありました。前作の俊平&治の番外編とも取れる今作でしたが、次作の舞台は世界です!10年目も、この「BL風味の小説」をよろしくお願い致します。(o- -)oムクッ「...

  • スポーツで体を動かそう #最終話

    「政行、聞いてるのか?」「行ってらっしゃい。俺は実家に帰ろうかな」「親孝行か?」「どっちかというと、執事孝行?」「父親より執事か」「嘉男さんは?」「父親は年に数ヶ月しか日本にいないしな」「海外で暮らしてるのかあ」「ネットさえあれば仕事できるからな」「うちのお父ちゃんとは違って国際人だね」「そう言えば嬉しがるだろうな」「思わない?」「まったく、全然」「いざとなれば、助けてくれそうな気がする」「お前の...

  • スポーツで体を動かそう #13 嘉男&政行編

    時は過ぎ、現在は7月に入ったばかりの日本。桑田政行と新田嘉男は完全に同棲して20年を迎えようとしている。倦怠期を迎えていた。政行はお店で忙しく、嘉男は本業の“MEN’S スポーツジム”で棚卸しが終わったばかりで一息ついていた。お互いの仕事ですれ違いが多く、ストレス発散でマンションについているプールに行く。だけど、ここのプールの受付には、自分がオリンピックで取ったメダルやトロフィーが所狭しと並んでいる。あの頃...

  • スポーツで体を動かそう #12

    意識してへそに力を入れ、10分間、筋トレ&餅つきを交代しながら2時間する。その後、体重計を出された。年に一度は健康診断をしているので見慣れた物だ。ニックは恐る恐る乗る。数字は100を切っていた。思わず声が出てきた。「おお! マイナス5キロ!」その声に、色々な声が飛び交う。「凄い!」「へぇ、餅つきってダイエット効果になるんだな」「意識の持っていきようで変わるもんだな」「姿勢もよくなるし、ダイエットもできれ...

  • スポーツで体を動かそう #11

    お喋りしていると、年始の挨拶回りに次から次へと客がやってくる。その客にも半ば強制的に餅つきをやらせる。見たことはあるがやったことない人が多く、実際にやってた人は3人だった。でも、つきたてのお餅をもらい食べていると、皆は嬉しそうだ。博人はどうしても気になり聞いていた。「でも、なんで急に餅つきなんてやる気になったんだ?」タカはツッコむ。「運動不足だからだろ」しかし、友明の答えはこれだ。「筋トレしようと...

  • スポーツで体を動かそう #10

    ストローを持ってきたボスは豊の口に突っ込む。「はい、吸って」チュルンと吸い、飲み込む。「はい、もう1回吸って」チュー……と吸い、飲み込む。今日のボスは世話焼きみたいだ。こういったのに耐性がないので苦笑気味な表情をしている豊は、普段なら嬉しがる場面なのに、朝風呂してないので頭だけでなく体も起きてこなかった。今度はタカだ。「ほら、吸って」チュー……と吸い、飲み込む。「ほら、吸って。もっと吸って」チュー、チ...

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、福山ともゑさんをフォローしませんか?

ハンドル名
福山ともゑさん
ブログタイトル
BL風味の小説
フォロー
BL風味の小説

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用