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夜空に、黄金色の光が点滅していた。 少女は無邪気に歌う。 「ほ、ほ、ほたるこい……」 だが、その光の正体は、全長数キロにも及ぶ優美な宇宙遊覧船団だった。 彼らは地球の周回軌道上で停止し、重厚なメッセージを送信してきた。 『契約受諾。貴星の代表個体であるシャーマン(少女)の歌により、全人類の体液提供が確約された。これより徴収を開始する』 世界はパニックに陥った。 人類が「The Glare(ザ・グレア)」と名付けた蛍型宇宙船に対し、迎撃ミサイルはバリアに弾かれ、各国首脳は「法的根拠がない!」と喚き散らす。 だが、高度な文明を持つ彼らにとって、プロトコル(契約)は絶対だった。 絶望する人類の前に、…
あるサイトで荷物を注文した。発送通知も来た。追跡番号もある。 そして画面にはこう表示されていた――「オランダに到着」🇳🇱2025年12月24日のことだった。 …
作 林柚希わたちはエリザベスでし。当年とって、8歳でし。そうでし、8歳になったんでし。「エリザベスちゃ~ん。」また、ナレル君でし。ばふっ。「なっ。…なんでしか?」「花束だよ。誕生日、おめでとう。」「ナ
仕事に行くと、ちゃんと元気に働けるのに相変わらず家に帰りついたとたんヘブン先生も真っ青な妖怪ごろごろおばさんに変身してしまい、お話も全然書けなくてすみませんに…
※今回は中学2年冬の設定です。真壁くんが鈴世と初めて会ったのは「映画スーパーマント」の撮影後だった気がするので(違ったらすみません)それより前のお話…というこ…
作 林柚希わたち、エリザベスでし。当年とって、7歳でし。いっぱしの女をやるのも、…たまに疲れるでし。「エリザベスちゃーん!」やぱし、来たでし。ふぅ~。「ナレル君でしか?」「そうそう。」「廊下は、走っち
「最強河童が来るってばよ! 最強河童が来るってばよ!」 今日は朝からじいちゃんがなぜかナルト口調でそう繰り返しながら、食卓の脇にあぐらをかいて背中からはずした甲羅に釘を打ちまくっていた。「なんで甲羅壊してんの?」 僕が素直に疑問をぶつけると、じいちゃんは「壊してんじゃない、ギュンギュンに強化してんだ!」と豪語して、お前の背中にも打ってやろうかと言ってきたので全力で断った。 なにやら昔のヤンキーは木のバットに無数の釘を打ち込んだ「釘バット」という手づくりの武器を振りまわしていたらしく、じいちゃんは釘だらけの甲羅を背負ってその「最強河童」とやらに戦いを挑むつもりらしい。じいちゃんってもしかして元ヤ…
作 林柚希わたちはエリザベスでし。当年とって7歳なんでし。もういっぱしの女なんでし。なんたって、モテモテなんでしよ。わたちも。「エリザベスちゃーん!」ほら来たでし!栗色の髪に、何故か水色の瞳の男の子が
作 林柚希わたち、天使のエリザベスなんでし。これでも、7歳のキャリアを積んでいるでし。それでもって、今日はホワイトデーなんでしよ。貰えるアテなんてないんでしけども。いいんでし。わたちは、仕事に生きる女
作 林柚希わたち、天使のエリザベスというんでし。歳は、ノリノリの7歳でし。今日は、バレンタインデーなんでしよ、実は。わたちにも、恋する相手がいるんでし。普段はクールだけど、この時は燃えるんでし。ごーっ
作 林柚希わたち、これでも天使なんでし。当年取って7歳でし。あ、このしゃべり方は昔からでしから、気にしなくていいでし。今日は、恋の扱い方の訓練なんでしよ。ワクワクするでしね。「エリザベス!どこ?」「あ
私の今年の抱負は、池永康晟さん風の画質を自分なりに確立していくことです。まだお正月ですし、ここから一年をかけてもっと上達していけるのではないかと、静かに期待しています。もちろん、ただの模倣になってしまっては意味がありませんので、池永康晟さんが岩絵の具を用いられているのに対し、私は水彩を使い、背景に風景を取り入れるなど、まったく異なる角度から自分の表現を探っていくつもりです。 今日はこちらが一番…
第一章:眠れる法廷のツチノコディープ・トーキョー、第陸層(シックス・レイヤー)。 官公庁や行政機関が集まるこの階層は、他のエリアの雑多なネオンとは異なり、無機質な白いLEDと、書類の乾いた匂いに満ちている。その一角にある重厚なコンクリート造りの建物——「地下
第一章:完全空調の『大自然』へ「空気が……美味い! マイナスイオン濃度が通常の3倍だぞ、コノ!」ディープ・トーキョー、第玖層(ナインス・レイヤー)。 地下都市の最深部に近いこのエリアに作られた、巨大なドーム型施設。 その名も**『ジオ・フォレスト・グランピング
純情!モグ・イーツ:地下300円の紳士的(ジェントル)な副業
第一章:銀輪の騎士、赤字により出動ディープ・トーキョー、第肆層(フォース・レイヤー)。 人工太陽の光が届かない路地裏に、近未来的な電子音が響き渡った。『ピロリン♪ リクエストを受信しました。報酬320円。距離2.5km』ツチノコワークスの主、サクは、スマートフォン
密着!地下街(アンダーグラウンド)ゆく年くる年:ツチノコワークス、108つの煩悩と戦う日
【TIME 08:00】 起床、あるいは強制起動画面には、薄暗い部屋で布団に包まる巨大な芋虫(サク)が映し出されている。 カメラ(コノ)のズームレンズが、その無防備な寝顔に寄る。ナレーション(コノ音声): 『おはようございます。こちらは地下街都市第肆層、ツチノ
謹賀新年、地下都市(アンダーグラウンド):ハイテク昭和レトロと俺の三が日 一月一日:元旦、あるいは「物理」の逆襲
「あけましておめでとう、サク。起床時間です。本日の地下街の人工天候は『快晴・無風』。絶好のニューイヤー日和です」サポートドローンコノの無機質な声で、俺、サクは目を覚ました。 ディープ・トーキョー、第肆層(フォース・レイヤー)。 人工太陽の光が、窓代わり
という年末のご挨拶をしようと思っていたのですがここのところ仕事がめちゃくちゃ忙しかったこともあり(同僚もひとり倒れた)お休みに入ったとたん体調を崩してしまいま…
※クリスマスのお話の最後に入れようと思ってボツにしたやつです(つまり30代半ばのお話)体調が悪くてこんなのしか出せなくてすみません年の瀬も押し迫った日曜の午後…
私の書いた短編小説(と言っても4000字に満たないですが)を第5回星々短編コンテストに応募しました。この字数の短編としては、余計な展開を含まず一本の線で話が進んでいくので、その意味での完成度は高いかなと思ってます。ただ、読者に想像させるよう...
さて今年もやってはみたものの反省しかないクリスマス企画じつはUPしたお話以外にも複数のボツにしたエピソードが下書きには残ってたりするんですお家じゃなくて、ほん…
※中学生の卓ちゃん×ターナおばあちゃんです〜おまけ〜濃い霧に覆われた険しい崖の先にある、大きな城に一歩足を踏み入れたとたん「いらっしゃいませ、皇太后さまはお部…
〜敵わないもの〜やりすぎた「そろそろ泣きやめよ」軽く触れるだけのキスをしたあとなかなか離れようとしない妻の髪を撫でながら、徐々に後悔し始めていた今日1日で観覧…
「この中にいる、犯人は!」 叫び声を上げた、商店街のど真ん中で、ひとりの探偵が。襟を立てていた、彼は、トレンチコートの。名探偵と呼ばれていた、もちろん自称ではあったが、そのつけ髭の男は。「名にかけて、じっちゃんの!」 決め台詞だった、それが置田倒次郎の、名探偵と自ら呼ぶ男の。 しかし漁師だった、彼の祖父は、探偵でもなんでもなく。ふぐの毒を喰らって死んだ、そのじっちゃんは、てめぇで釣ったふぐの、丸々と太ったふぐの。つまり実の祖父ではなかった、彼がその名にかけたのは、彼の言うじっちゃんは。それは名探偵だった、見知らぬどこかの、たぶんフィクションの、本か漫画か何かで読んだ。 とはいえどうでも良かった…
〜プラネタリウム〜観覧車を降りたあと帰りの車を運転する彼の表情は、朝とは違いすごく穏やかに見えてほっとしたけれど「疲れたから、先に寝る」今夜はクリスマスイブな…
信号待ちの運転席で「それ、嫌がらせじゃないよな?」つい、溢してしまったひと言は「そういうの、被害妄想って言うのよ」間髪入れず、助手席の彼女に打ち返されたがこっ…
しばらくしてやっぱり彼の様子が気になって、客間をそっとのぞいて見ると「来るなって言っただろ」真っ暗な部屋の中から、だいぶ不機嫌そうな声がした「のどが渇いたんじ…
〜15の夜〜12月24日の朝「クリスマスパーティー!?」出勤する準備をしていたおふくろに、今夜はクラスメートの家に呼ばれていることを伝えると「あら、まあ!もし…
こんな時に不謹慎なのはわかってるけど「良かったあ」珍しく体調を崩した彼がリビングから出て行くと、わたしはほっと胸を撫で下ろしたそれもこれも、元はと言えば夕食の…
※この記事はすぐに消すので、いいねもコメントも閉じてますさてさて今夜からぼちぼちクリスマス企画を始めようと思うので、とりあえず前書きです今回は予告した通り、過…
〜灯〜凍てつく夜空に向かってそびえ立つ、石造りの古い塔「はあ、はあ…」その内側に張り巡らされた長くて急な螺旋階段を、少女が息を切らしながら必死に駆け上がってい…
「何やってんだよ、電気つけるぞ。」友人の家に遊びに来た僕は、電気も付けずロウソクの灯りひとつの薄暗い部屋の中で寝転ぶそいつに話しかけた。「好きにしろ、電気つけたけりゃ間を押せ。」友人は身体も起こさずダルそうな声で答えた。間? 間って、何の間だよ?「ひとつめだよ、ひとつめ! 間違うと爆発するから気をつけろよ。」ヒマだろうと思って来てやったのに、何なんだ。 つまらない冗談はよせ、何が爆発だ。めんどく...
作 林柚希「サンタクロースからの贈り物だよ」そう言って、チョコの入った小さな小さなプレゼントを女の子に渡した。髭を蓄えた僕は、髭がチクチクするのをなんとか避けて、公園で無料でプレゼントを小さな子供に渡
皆様こんにちは、霜柱です。 フランスの作家、マルセル・エーメ(Marcel Aymé)の『マルタン君物語』(江口清・訳、
『ちょっとだけカッパー』――今期放送してるドラマの中に河童が入り込めそうなタイトルがあったので、ちょっとだけモジッてみた。 もちろん原題は『ちょっとだけエスパー』だけど、人がちょっとだけ河童になったらいったいどうなるんだろう。頭頂部だけちょっと薄くなるとか、肌がちょっとだけ潤うとか、背筋がちょっとだけ甲羅みたく割れるとか、きゅうりがだいぶ好きになるとか。 きゅうりは人間だってもともとちょっとだけ好きみたいだから、ちょっとだけ河童になると「ちょっと×ちょっと=だいぶ」好きになるっていう計算。 肌が潤うのはお母さまがたに喜ばれそうだけど、ちょっと生臭くはなるのでどっちを取るかってのはある。人間の場…
「お前、立候補してみたら?」 算数の授業中に前の席の小仏くんが急に振り向いてそう言ってきたので、思わず頭の皿が浮いた。そして皿と頭皮の隙間を、冷たい風が通り抜けるのを感じた。 どうも近ごろヘッドソーサーの具合がイマイチなのか、動揺すると皿が浮いてるように感じることがある。「服装の乱れは心の乱れ」って言葉があるけど、河童の場合は「皿の乱れは心の乱れ」ってことになるのか。逆に「心の乱れは皿の乱れ」って可能性もある。どっちにしろ人にしろ河童にしろ、心と体はつながってるってことを感じる。 小仏くんはそれだけ言うとすぐにまた前を向いて、ちょうど前を向ききったところで黒板に算数の式を書いていた先生が、「う…
こんばんは朝晩冷え込むようになりましたが、みなさん風邪などひかれてませんか?なんか、すでにインフルエンザも流行ってるみたいで心配ですねでやっぱり今月も新しいお…
「ひょうろくのビジュイイじゃん」 エッホエッホと日本中に古古古米を売り歩くおてつたびの途中。カジュアルな温泉旅館つまりオンカジの和室に設置されたオールドメディアで、過酷なドッキリの餌食になっているひょうろくを観た平成女児の「チャッピー」こと茶畑ぴろ美は、薬膳スパイスたっぷりの麻辣湯に舌鼓を打ちながら思わず驚きの声を上げた。美大入学後の最初の授業で描いた絵の、異様にゆったりとしたファーストタッチの時点ですでに首席卒業が決定したとの伝説を持つぴろ美――ゆえにクラスメイトからは「卒業証書19.2秒」と呼ばれていた――にとって、ひょうろくの見た目はモフモフのラブブなんかよりも遥かに魅力的に映った。ミャ…
※おっひさしぶりですまだまだ充電中でふたりのお話は思いつかないのですが、寂しくなったのでちょこっと愛良ちゃんでハロウィーン興味のない方はスルーしてね中2の愛良…
『子猫とパパのハロウィーン(2)』暗くて顔は良く見えないけど女性は大胆なスリットが入ったセクシーなドレス姿で、お団子にした髪にはかんざしの…
YouTubeを始めてからの変化 ブログに引き続き、動画配信を始めて四か月ほどになりますが、大きな変化と言えば、やはり 書籍販売数の増加! です。一時期よりも動画の勢いが低下したとのお話も聞いた事があったのですが、やはり現状は多くの方が視聴しており、YouTubeで初めて私の存在を知ってくださった方も大勢おられ、そこからブログやAmazonへの訪問、そして書籍の購入をしていただいた流れです。 動画の制作や編集と言ったものは全くの初心者ですので、なかなか視聴者の方に役立つものになっているか心配なところですが、最近では『マイク』や『画像編集』もアプリ等を新しくして、少しでも『作家志望者』の方々や、…
☆書影解禁!「 #成瀬あかりシリーズ 」待望の第三弾にして完結編『成瀬は都(みやこ)を駆け抜ける』(著: #宮島未奈 )は12月1日発売!
成瀬は都を駆け抜ける [ 宮島 未奈 ] 【お知らせ】12月1日発売の新刊『成瀬は都を駆け抜ける』の書影です。今回もざしきわらしさんが最高に素晴らしいイラストを描いてくださいました。3冊並べるのが楽しみです #
「お前をカッパ巻きにしてやろうか?」 放課後にクラスメイトの小暮君とカラオケに行ったら、マイク越しにいきなりそう言われて震え上がってしまった。なんでそんな歌を知ってるのか知らないけど、なんでも苗字がおんなじ人が歌っていた昔の曲の歌詞を僕向けにアレンジしてみたらしい。 そういえば僕がそのミュージシャンのことを「その人」って言ったら、「悪魔だよ!」と小暮君は食い気味に訂正してきた。年齢が十万歳を超えてるなんて、おかしなことも言っていた。 そう来たら僕だって、「そんなのいるわけないじゃないか、この陰謀論者め!」って言ってやりたかったけど、「だったらお前だっているわけないんだよ!」って言われるのが火を…
迷った末に、わたしは電話をかけることにした。「はい、ことわざサービスセンターです。ご用件をお聞かせ願えますでしょうか?」 「あのー、先日こちらでことわざを購入させていただいたんですが……」 「なるほど、ご購入後のご相談ですね。そうなりますと、使用方法に関するお問いあわせですか?」 「いえ、すでに使ったというか、使えることは使えたんですけど……」 「ご使用の上で、何か当社の製品に不具合がございましたでしょうか?」 「いや不具合というか、むしろしっかり機能してしまったというか……」 「なによりでございます。つまりこちらは、製品にご満足いただけたご感想をお伝えいただくお電話ということでよろしかったで…
作 林柚希お姉ちゃん、私、がんばるよ。「綾、がんば!」どこかでお姉ちゃんが応援してくれている気がする。仏壇の前で手を合わせると、私は支度をしてでかけた。お姉ちゃんも私も陸上選手だ。お姉ちゃんは、だった
お久しぶりです2週間ぶりくらいでしょうか?朝晩涼しくなっては来ましたが、いまだに九州は真夏日(昼間は30°C越え)みたいな気温が続き、今日も半袖でクーラーつけ…
SCENE#31 江戸崎俊介が挑む、東洲斎写楽の真実 Shunsuke Edosaki vs. Sharaku: Unveiling the Hidden Masterpiece
第一章:忽然と現れた天才 「まったく、何とも厄介な男が現れたものだ…」 江戸崎俊介は、骨董屋から仕入れたばかりの写楽の復刻版画、特に「三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛」を睨みながら呟いた。埃が積もった書棚には古文書や浮世絵の版木が無造作に置かれ、使い込まれたルーペと片眼鏡が転がっている。 古地図の切れ端は散らばり、埃をかぶった能面が隅にひっそりと。彼の事務所は、まるで江戸時代から時が止まったかのようだ。この場所で、彼は今日も歴史の闇に埋もれた真実を掘り起こすのだ。 江戸の浮世絵界に、彗星のごとく現れた男がいた。その名は東洲斎写楽。寛政6年(1794年)5月から翌年1月までのわずか10ヶ月間、歌舞伎役…
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