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もとはと言えばアメリカの作家ジョン・W・キャンベルによる1938年のSF短編小説の『影が行く』(原題:Who Goes There?)とのことで、その小説につ…
お題配布元@キスの場所で22のお題Titles #Kiss 唇 + 胸 の関連作品です前後編とエピローグ読了後お読みくださいリクエストとは雰囲気の異なる類や総二郎には切ない展開です。アンハッピーOKな方のみどうぞ!...
どうも今回はちょっとしたひとりごとですすっかり忘れてたんですけどこの5月でブログを始めて丸3年が経ち4年目になったんですよねこんなに長く続けられてるのも、読ん…
※7月25日に『ときめきトゥナイトそれから』の最新刊発売決定表紙はなるみちゃんかな?鈴世かな?クッキーの7月号ももうすぐですし、楽しみ楽しみ …
※超今さらなんですけど、母の日の小話です。今回は今まで私が書いた中でもっとも年齢が高い時期のお話になるので、そういうのはちょっと苦手かもって方はご注意を番外編…
私が創作した過去作↓5部咲きの桜並木 類誕生日ストーリー 総二郎とつくしは恋人、類はつくしに片想い設定この話を元に、Xのgrokが総二郎視点を創作↓総二郎視点/5部咲きの桜並木 今回の話はAI創作・総二郎視点のお話のつくし視点です先に総二郎視点をお読みくださいね📖...
私が創作した過去作↓5部咲きの桜並木 類誕生日ストーリー 総二郎とつくしは恋人、類はつくしに片想い設定この話を元に、Xのgrokが総二郎視点を創作。私の文体と異なっているなど私は違和感がありますが、手直ししませんでした。AI創作、どうぞ。...
昨日、桃猫が落としたらしい紙切れ。私は、木の上からそれを見つけていた。けれど運ぶには風が強すぎたので、ミュミュが代わりに小さく運んだ。私は、その位置を空から…
朝のテーブルに、折りたたまれた手紙がひとつ。昨日なくしたはずのものです。うたちゃんが空から見つけてきたのか、ミュミュが耳で器用に運んできたのか。ふたりは知…
困った。この書類を番図部長に渡さなければならないのだが、あのイカれた部長との会話は一言間違うと斧が飛んでくる。ああ、誰か代わりに持ってってくれないかな。●須東に丁寧にお願いする●須東をおだてて持って行かせる●エリーに押し付ける【主な登場人物】ボン ∶若白髪のしょぼいリーマンエリー∶ボンが思いを寄せる若手女子社員須東 ∶ボンの上司にあたる課長、自称イケメン番図(ばんず)∶部長。斧を持ち歩くバーサーカー...
陽が高くなったころ、森のはずれで若い鹿が草の上に横たわっていた。私は彼を驚かせぬよう、旋回の高さをさらに上げる。見下ろすと、鹿の耳がぴくりと動き、私の気配を…
閉店前、本屋の灯りをランプに切り替えると、ほのかなオイルの香りが、空気にじんわり広がっていきます。昼間のざわめきが少しずつ静まり、紙の匂いと木の床の音だけ…
森の中心にある大きな古木。その枝々には、朝になるとリスたちが現れる。私は空を旋回しながら、彼らの間をすり抜ける。リスたちは驚くことなく、むしろ楽しげに尾を振…
朝、ひんやりした空気のなかでくしゃみをひとつ。するとミュミュが、そっと紅茶のカップの隣に、ふわふわのストールを添えてくれました。「たおまお、冷えちゃだめ」…
森の奥へ入ると、朝露をまとった草原に、小さな白いウサギがいた。彼は私の羽音に気づくと、ぴくりと耳を立てたが、逃げることはなかった。私は高く飛ぶことをやめ、あ…
く 新しく届いた植物図鑑を開いたら、苔のページに、秘密の入口のような気配がありました。深い緑に目を凝らすうち、いつのまにかわたしは、本の中を歩いているような…
窓辺に、すみれ色の布が置かれた。あれは、なかなか良い色だった。私は何度もそこに止まり、羽根を動かして風を感じていた。桃猫はそれを「知らせてくれてる」と解釈し…
すみれ色のスカーフを窓辺に置いた日、うたちゃんが何度も、その上にとまりました。羽根と布とで、風を測っているかのよう。きっと「今日は風がいいよ」と、知らせて…
若葉が日差しを受けて、あざやかに光る朝。私は枝から枝へ飛びながら、微かな湿り気を感じ取った。空は青いが、葉の裏に、ぽつりと雨粒の気配がある。午後には、細く優…
く 陽だまりの椅子でうとうとしていたら、開いたままの本の上に、花びらがひとひら落ちてきました。これはきっと、妖精のいたずら――そう思うことにして。ほんの短い…
棚の上から落ちた私の羽根を、ミュミュが遊び道具にしていた。くるくる、ふわふわ。まるで舞う花びらのようだったが、ミュミュは真剣だったらしい。最後に羽根がレジの…
ある昼下がり、うたちゃんが落とした羽根を、ミュミュがちょん、と前脚で突いて転がしました。それは本屋の中をふわふわと巡って、最後にはレジの上にぽとり。今日の…
【本】小川洋子『偶然の祝福』~また今晩も、遠い森のどこかで、病んだ鳥が一羽枝から落ちる~
1、作品の概要 『偶然の祝福』は、小川洋子の短編小説集。 2000年に角川書店より単行本が刊行されて、2004年に文庫化された。 全7編の連作短編小説。 文庫版で199ページ。 文庫版に川上弘美の解説が掲載されている。 やがて作家になる「私」が、その半生で触れ合った祝福すべき7つの偶然について語られる。 2、あらすじ ①失踪者たちの王国 小説家の「私」は、失踪者たちの物語に惹かれ続けている。 やがて偶然の失踪は、身内の叔母にも降りかかる。 ②盗作 小説のデビュー作が実は「盗作」だったと気付かされた「私」。 そこには弟の死、自身の離職と交通事故、そして病んでしまった元スイマーの弟を持つ親切な女性…
私の名はは善行寺 津多蔵(ぜんこうじ つだぞう)。しがない浪人だが、腕に覚えはある。そして自分ではそんな気は全くないのに、すぐ善行を積んでしまいがちな男だ。今日も近所の子供が私を頼って訪ねてきた。「善行寺さん、助けて!」●とりあえず話を聞く●問答無用で断る...
1、作品の概要 ドラマ『地震のあとで』は2025年4月に放送されたドラマ。 全4回。 毎週土曜日22:00~22:45にNHKで放送された。 村上春樹『神の子どもたちはみな踊る』が原作。 第3話は『神の子どもたちはみな踊る』で、同名の短編小説が原作。 映画『ドライブ・マイ・カー』の大江崇允が脚本を担当している。 渡辺大知、渋川清彦、井川遥、黒川想矢らが出演している。 2、あらすじ 父親がおらずとある宗教にのめり込んでいた母親(井川遥)から神である「お方」が自分の父親であると言われていた善也(渡辺大知)。 善也が成長してから、彼の出生時の右の耳たぶが欠けている産婦人科医とのエピソードを語られる。…
草むらの奥、淡い黄の蝶が一輪の花にとまった。私が飛び降りると、ふわりと舞い上がり、また別の花へ。その軽やかさに、少し心がやわらぐ。言葉ではなく、舞い方で語る…
少し眠たい朝でした。そんなときは、わたしの秘密兵器――レモンのハーブティー。酸っぱさとほんのりとした甘さが、まだ曖昧だった今日という日を、しゃんと立たせて…
小説の書き方動画スタート! 『RHirasawa Channel』
小説の書き方動画スタートしました! 今回、ブログの更新が久々になってしまい、以前にたてた計画とは真逆な状態になってしまいました。 実は今年に入ってから、書籍の原稿を少しセーブしながらブログ記事を書く予定だったのですが、昨今のブログとYouTube事情を考えたとき、それらのバランス等々色々と考える事があり、加えて他の作家さんの『小説の書き方動画』の中に感じた『違和感』がどうにも納得がいかなくなって、この『動画』へと繋がった訳です。 そもそも、私がデビュー後に陥った『スランプ』とそこからの『脱出』。その間にあったのが『作家志望者』である知人の存在です。この人と知り合った時点では、私はまだ『スランプ…
あなたは大金持ちの屋敷で働く召使いだ。屋敷の主人はあなたを呼び出し、命令した。「娘を呼んでこい! 今すぐにだ!」この屋敷のどこかにいる彼の娘、つまりお嬢様を探せと言う。この主人は非常に短気なので、早く見つけないとクビにされてしまう。どこに探しに行こうか?●お嬢様の部屋●ダイニング●中庭●嫌じゃボケハゲしね...
※えっと、今回はお話っていうか…うーん、なんだろ?あっ、そうそう!結婚指輪💍原作の彼は新婚旅行の時まではつけてたんだけど、いつのまにか外しちゃっててまあ、職業…
ドキュメンタリー番組の最後は、「とは」に対する答えで締めくくるのがお約束というものだ。だが超一流の投打二刀流日本人メジャーリーガーが登場したこの日の『激熱大陸』は、惜しげもなくその質問から幕を開けたのだった。「あなたにとって、〈野球〉とはなんですか?」 「えっ、いきなりですか……まあ、なんというか、う~ん……〈人生〉、ですかね」 「では、〈人生〉とはなんですか?」 「まあ、そうなるとやっぱり、〈野球〉ってことになりますね」 「では、あなたにとって〈野球〉とは?」 「ああ、まあそうなっちゃいますよね。じゃあもっと具体的に答えたほうがいいんですかね。えーっと、じゃあ〈仕事〉ってことで」 「では、あ…
小説の文字数(掌編・短編・中編・長編)の目安を独自に分類してみた
小説の文字数(掌編・短編・中編・長編)の目安を独自に分類してみました。掌編小説から長編小説まで、各ジャンルの特徴と魅力を解説します。
今日は無性に腹が減った。1時間ほど前から腹が鳴って仕事も手につかなかったが、ようやく昼休み。さぁどこへ行こうか。●安い定食屋●有名ラーメン店●高級ステーキ店【主な登場人物】ボン ∶若白髪のしょぼいリーマンエリー∶ボンが思いを寄せる若手女子社員須東 ∶ボンの上司にあたる課長、自称イケメン番図(ばんず)∶部長。斧を持ち歩くバーサーカー...
その朝、私は学校へは行かなかった。だがそれは、私が学生ではないからではなかった。だからといって会社へ行ったわけでもない。 もちろんそれは、その日出かけなかったという意味でもなかった。とはいえ私は海にも行かなかったし、スキー場にも行かなかった。それは季節がそれぞれふさわしくなかったから、というわけではないし、私は水泳部でもスキー部でもなかった。 だからといって私は、恋人と二人で野球場へ行ったりもしなかった。朝からやっているとしたらプロ野球ということはなく、高校野球や草野球、少年野球ということになるが、私は野球部員ではないし、もちろん監督でもない。そもそも野球をする趣味はないし、子供が少年野球チー…
1200文字の物語が、誰かの心に灯をともすまで。短編小説作家として大切にしていること
1200文字という限られた世界で物語を紡ぐ理由とは?創作の楽しさと向き合う姿勢、そして物語に込めた想いを綴ります。
「ようこそ、ポリクルベリーの町へ!」 初めて足を踏み入れた町で最初にそう話しかけてきたのは、トレンチコートの襟を立てたいかにも怪しげな男であった。その言葉とは裏腹に、笑顔など微塵もない。それどころか男は眉間に深い皺を寄せ、警察手帳らしきものをつきつけながらそう言ってきたのであった。 そうなると旅人でありひとりの冒険者であるわたしも、いったんは立ち止まらざるを得ない。まずは軽く会釈を返し、男からの質問を待った。もちろん悪事を働いた憶えはないが、だからこそ訊かれたことには正直に答える必要がある。近ごろこの町で、なにか事件でもあったのだろうか。 しかし待てど暮らせど、男から続く質問が来ることはなかっ…
今日は朝からエリーの様子がおかしい。顔色は悪いし、目はうつろだし、時々セキもする。どうしちゃったんだ、私のいとしのエリー!●恋わずらい‥‥相手は私か●普通に風邪でしょ...