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「わが投資術」清原達郎、講談社、2024年3月わが投資術市場は誰に微笑むか清原達郎講談社2005年、最後の長者番付で1位となった著者が、投資業を引退するにあたり投資術・投資の履歴を記した本。mac68615さんがブログで紹介されていて、興味深かったので手にとってみました。著者の経歴は東京大学卒業。野村證券、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー証券を経て、投資顧問会社でヘッジファンド運営。「はじめに」で「ヘッジファンド運用のノウハウを全部世の中にぶちまける」と書いている通り、かなり濃い内容となっており、読み物としておもしろいです。国内上場企業の「割安小型成長株」投資を得意とし、判断方法を数式等により詳しく解説し、成功例・失敗例も示しています。ただ著者は知識と勘・経験・度胸を兼ね備えていますので、自分...わが投資術
こんにちは。昨年6月末で定年退職を迎えた独身男性です。今回は宮島未奈さんの「成瀬は信じた道をいく」を読んだ感想です。先日このブログでも紹介した今年の本屋大賞作品「成瀬は天下を取りにいく」の続編ですね。 vivasingle.hatenablog.com
浜真千代、三度(みたび)。今回もエグいので苦手な方は注意! 『監禁依存症』読みました。 監禁依存症 (幻冬舎文庫)Amazon(アマゾン) Amazon.…
ミステリ博物館は、その題通りミステリーでおなじみのテーマをそのまま抜き出したような題の7つの短編が納められている。第一話は、「密室」であるが、「密室」と言うよりも、「開室」殺人事件だ。
チャーリー·マッケジー著を川村元気さんが訳した絵本新聞で話題になっていたもので図書館の予約数が多くだいぶ待ちました大切なことがたくさん書かれた絵本でそういう意味では星の王子さまみたいな感じでしょうかちょっと…だいぶ違うか(^_^;)ぼくとモグラとキツネと馬とのやりとりが1冊になっています例えば…「いちばんの時間のむだって、なんだとおもう?」「じぶんをだれかとくらべることだね」…こんな感じ比べる事が好きな母親に育てられたのでこれだけで私はグっときてしまいました(´-`*)お守りみたいな本です(^_^)*オブジェの馬は20年くらい前陶芸を習い始めたころ先生の作風を真似して拵えたものです* それから…こっそりもう1冊紹介させてください★ 古いぬいぐるみのはなし/田村ふみ湖ぬいぐるみとその持ち主の言葉を寄せた写真集です...「ぼくモグラキツネ馬」🐴を読みました。
「(省略)ぼくはただ自分の根本思想を信じているだけです。それはつまり、人間は自然の法則によって二つの層に大別されるということです。つまり低い層(凡人)と、これは自分と同じような子供を生むことだけをしごとにしているいわば材料であり、それから本来の人間、つまり自分の環境の中で《新しい言葉》を発言する天分か才能をもっている人々です。それを更に細分すれば、むろんきりがありませんが、二つの層の特徴はかなりはっきりしています。第一の層、つまり生殖材料は、一般的に言うと、保守的で、行儀がよく、言われるままに生活し、服従するのが好きな人々です。ぼくに言わせれば、彼らは服従するのが義務なのです、だってそれが彼ら…
『SAW』シリーズ。 初代『SAW』は大してグロくない、しかもむっちゃ面白いので、グロが苦手な方にも是非観てほしいな~。 ジグソウがジグソウになった理由が…
「ザイム真理教」森永卓郎著書~それは信者8000万人の巨大カルト~感想・レビュー
経済アナリストの森永卓郎さん著書の「ザイム真理教」を読みました。テレビで森永卓郎さんを見ると、ついついい見てしまう方におすすめの本です。がんで治療中とのこと。最近では、息子さんの姿を見ることがありますね。Amazon Kindldで読むと、森永さんの意見に共感している人が、いかに多いかがわかります。
読書感想に関する記事をいくつか投稿したのでまとめてみようと思います。 ちなみに読書感想の記事まとめは30回目です。これまでのまとめ記事はこちら。 これまでのまとめ記事 読書感想の記事まとめのまとめ(その1~10) 読書感想の記事まとめのまとめ(その11~20) 読書感想の記事まとめ(その21)[8記事分] 読書感想の記事まとめ(その22)[8記事分] 読書感想の記事まとめ(その23)[7記事分] 読書感想の記事まとめ(その24)[6記事分] 読書感想の記事まとめ(その25)[7記事分] 読書感想の記事まとめ(その26)[7記事分] 読書感想の記事まとめ(その27)[7記事分] 読書感想の記事ま…
『いさましいちびのトースター』トーマス・M・ディッシュ 感想
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 だんなさまは、いったいどうしたんだろう?森の小さな夏別荘では、主人に置き去りにされた電気器具たちが不安な日々を送っておりました。ある時ついにちびのトースターが宜言します。「みんなでだんなさまを探しに行こう!」かくしてトースターのもとに電気毛布、掃除機、卓上スタンド、ラジオなどが集結し、波乱に満ちた冒険の旅に出たのですが……けなげでかわいい電気器具たちの活躍を描く、心温まるSFメルヘン! 第二次世界大戦争後、あまり戦禍を被らなかったアメリカでは特需景気が巻き起こり、資本主義的に世界を牽引するようになります。娯楽や歓楽が賑わう一方で、音楽や文学な…
『あなたが殺したのは誰』【読書感想】と#ニュースを見て不安に思うこと
いつかきっと住んでるここも大きな地震に襲われる。 Oooh、きっと来る。歌ってる場合ちゃうがな。 リフォームしてその直後に地震来たら泣くで←マジ。 本…
「もしあと1年で人生が終わるとしたら?」を読了したので読書メモを残します。 なぜこの本を選んだのか この本の目次 読書メモ 人は存在するだけで、誰かの支えになっている 悩みや苦しみは1人で抱えない やり残した後悔は、人にゆだねることで消えていく あと何回、大切な人と会えるか 他者の幸運を望むと、心に「支え」と「希望」が生まれる 人は悩み、苦しむほど成熟していく 人生を楽しむために、あなたは何を望むのか 選択できる喜びはかけがいのないもの 感想
立ち寄った書店で目に留まった原田マハさんの旅屋おかえり「丘の上の賢人」 を手に取りめくってみた。 目に飛び込んできた最初の文章 どんなことより旅が好きだ。ひとり旅して、心ゆくまで楽しみたい。 決めたこの本を買おう! 以前読んだ旅屋おかえりがシリーズになった感じでした。 丘えりこさんが顧客から頼まれた旅を引き受け、代理で旅に行くお話しです。 今回は北海道小樽市がメインでした。 小樽の運河やレンガ倉庫、ガラスショップそして美味しいお寿司屋さんなど 10年以上前に行った小樽の風景が思い出され懐かしく読むことが出来ました。 主人公の丘えりさんが明るく温かい人なので心が温まります。 とても良いお話しでし…
ponpocoさん著「66歳、まずやってみる。人生を愉しむシンプル暮らし 」を読みました。
先達はあらまほしきことなり ミニマリストブロガーponpocoさんが、お母様であるpocohahaさんのシニアライフについて書かれた本「66歳、まずやってみる。人生を愉しむシンプル暮らし 」が発売されています。 (ponpocoさんとのご縁があり、この度著書をご恵贈いただきました。この場をお借りして、ponpocoさんと扶桑社様に感謝申し上げます^_^誠にありがとうございました。) ponpoco-minimalist.com ponpocoさんがご自身のブログでお母様のことを度々語られていたこともあり、勝手にpocohahaさんにも親近感は持っていたのでした。 ↓お母様であるpocohaha…
こんにちは。昨年6月末で定年退職を迎えた独身男性です。今回は宮島未奈さんの「成瀬は天下を取りにいく」を読んだ感想です。
世界でいちばん透きとおった物語/杉井光 ミステリー小説の感想
◆読んだ本◆ ・書名:世界でいちばん透きとおった物語 ・著者:杉井光 ・初版出版社:新潮社 ・初版発行日:2023/4/26 ◆おすすめ度◆ ・仕掛けにびっくりミステリー小説度:★★★★ ・謎もきっちり解決度:★★★★ ・なんか似た小説を読んだ気がする度:★★★ ◆感想◆ 大御所のミステリー作家が実の父である燈真。ひょんなことから没交渉だった父の遺稿を探すことになるが… ”紙の本でしか”体験できない感動がそ...
◆読んだ本◆ ・書名:アリアドネの声 ・著者:井上真偽 ・初版出版社:幻冬舎 ・初版発行日:2023/6/21 ◆おすすめ度◆ ・ハラハラ・ドキドキ脱出劇度:★★★★ ・迫る危機、繰り返される困難度:★★★ ・この展開を思いついたとき著者はガッツポーズをしただろう度:★★★★ ◆感想◆ 地震により地下都市に閉じ込められてしまった女性。「見えない、聞こえない、話せない」という三つの障がいを抱える彼女を救うこと...
◆読んだ本◆ ・書名:明日ロト7が私を救う ・著者:宮田珠己 ・初版出版社:本の雑誌社 ・初版発行日:2023/7/26 ◆おすすめ度◆ ・ロト7のめり込みエッセイ度:★★★★ ・笑える身辺雑記度:★★★★ ・宮田節絶好調度:★★★★ ◆感想◆ 著者がロト7を当てるべく、約10年に渡って奮闘してきた全記録! っていう雰囲気を醸し出しつつ、コロナ禍で仕事や人生に危機を感じた著者の、爆笑身辺雑記。 様々な当選数字...
「充ち足りた悪漢たち」の文庫本の表紙に、こわーい!子供たちが描かれている。そう、そんな悪ガキどもの話が、六話も詰まっているのだ。第一話は、娘が知らない令夫人に付いて行ってしまう話だ。専業主婦の女性が、八歳の娘と一緒に電車で出かけた。
【本の感想】リアルとヴァーチャル【何故エリーズは語らなかったのか?】
いつの間にか出ていた森博嗣のWWシリーズ新刊。 Amazonの著者新刊リマインド機能、便利だ。 前作は1年前、というかここ数年は1年ごとに出てたのか。 時が経つのは早いなぁ。 ※ねたばれあります※ 本の概要 WWシリーズの8作目。 人間の脳
結婚する姉の着るウエディングドレスを手作りすることになった家族の物語家族小説です子供の自主性を大事にする祖母と良かれと思って口を出すし頑張りすぎてしまう母親が私のかつての家族と似ていると思ったり…登場人物は生活力のない父親に刺繍好きの弟など風変わりな人々ではあるけれど実はこの世界のどこにも「普通の家族」なんて存在しないのかもしれませんこの作家さんの小説はいつも文体が小気味よくてスッとします今回も早速…個性は大事、というようなことを人はよく言うが、学校以上に「個性を尊重すること、伸ばすこと」に向いていない場所は、たぶんない。…というセリフにグッときました無意識に男らしくとか女らしくとか押しつけあっている気がします私が高校生の頃は田舎だったこともあり女の子は高校までで十分だとか男の仕事は女の仕事とは大変さが違うとか...水を縫う🌼/寺地はるなを読みました。
新聞の紹介欄で知り読んでみました大阪の靱(うつぼ)公園前にある「ピクニック·バスケット」という開店3年目の手作りサンドイッチ店を姉妹で切り盛りするお話ですどこか懐かしい味で食べる人をほっとさせるサンドイッチなのですが…ひとつ目のお話ではたまごサンドを買って行った客が何故かひとくちも食べずに公園のゴミ箱に捨て行きその謎を追って話は進みます関東でたまごサンドと言うとマヨネーズで和えたものが主流ですが随分前に沖縄の空港のレストランでたまご焼き(オムレツ)のサンドイッチを初めていただきました😋🥪もうそれはびっくりの美味しさ!それから数年前に転勤で暮らした神戸から初めての帰省の時新幹線の待ち時間に新神戸の駅の喫茶室で食べたのがやはりたまご焼きのサンドイッチでしたそんなわけでたまご焼きのサンドイッチには個人的に思いいれがあ...「めぐり逢いサンドイッチ」🐈️を読みました。
『源氏物語 紫の結び』荻原規子訳 理論社 第一巻 第二巻 第三巻 * * * 順番が前後して先に荻原規子さんの源氏物語解説本を読んでしまいました。 その後、荻原規子さん訳の「源 […]
今月1冊目の本を読み終えました。本棚からのセレクトで再読です。「七人の安倍晴明」夢枕獏(編) 文春文庫。7人の作家さんによる安倍晴明をテーマにしたアンソロジーです。1回目に読んだ時よりも理解度が高ったな。2024年の大河ドラマは「光る君へ」。平安時代が舞台で、安倍晴明はユースケ・サンタ・マリアが演じています。マジナイ・祈祷・呪詛など現代からすれば非科学的な世界に存する、陰陽師。さらに時代を遡るこ...
【感想】『できるリーダーは、「これ」しかやらない』[後編] プレイヤー上がりのリーダーが失敗する、最大の理由
『できるリーダーは、「これ」しかやらない』を読んだ感想の続きを書いていきます。 今回は後編です。 前編の記事はこちらです。 関連記事 【感想】『できるリーダーは、「これ」しかやらない』[前編] それではサクッと本題へ。
【本】小川洋子『不時着する流星たち』~物語の世界で明滅する10の綺羅星たち~
1、作品の概要 『不時着する流星たち』は、小川洋子の短編小説集。 10編からなる。 2017年1月28日に刊行された。 単行本で252ページ。 『本の旅人』2016年2月号~11月号に掲載された。 実在の人物や起こったことなどがら着想を得た10編の物語。 2、あらすじ ①誘拐の女王 血の繋がらない17歳年上の姉。 彼女がいつも持ち歩いていた裁縫箱には、彼女がかつて誘拐されていた時に窮地を救ってくれた品々が詰まっていた。 ②散歩同盟会長への手紙 かつて有能な梱包係だった男。 精神療養施設の限定された世界を散歩する彼は、散歩同盟の会長への手紙を胸の内でつぶやく。 ③カタツムリの結婚式 遠く離れた孤…
伊坂幸太郎の連作短編集。 どれも主人公は小学生で、社会や学校にはびこる“理不尽”に直面し、あらがって奮闘する姿が描かれる。 ページをめくりながら、はるか昔の小学生時代がボンヤリと思い返されたり。 著者が人生において感得してきたこと(先入観
「戦略がすべて」瀧本哲史、新潮新書、2015年12月戦略がすべて(新潮新書)瀧本哲史新潮社エンタメ、ビジネス、国家事業、学問、政治など各分野における戦略を、コンサルタントの視点で解説した書籍。各項の最後にまとめがあるので理解しやすいです。著者は経営コンサルタントで京都大学の客員准教授も務められましたが、2019年に47歳の若さでお亡くなりになられました。戦略も大事ですが生命、健康も大事だなと思ってしまいます。著者の主張に対する共感と意見:・大ヒット漫画を作るなど、希少なスキルを持っていても、より大がかりな「儲ける仕組み」との関係ではコモディティになってしまう→現在でも当てはまります。ただ、原作者とテレビ・映画の関係でいえば、不幸な出来事もきっかけの一つとして流れが変わりつつあります。またその他のビジネスに...戦略がすべて
こんにちは。RIYOです。今回の作品はこちらです。 優しい夫、よき子供に恵まれ、女は理想の家庭を築き上げたことに満ち足りていた。が、娘の病気見舞いを終えてバグダッドからイギリスへ帰る途中で出会った友人との会話から、それまでの親子関係、夫婦の愛情に疑問を抱きはじめる……女の愛の迷いを冷たく見据え、繊細かつ流麗に描いたロマンチック・サスペンス。 1944年の英国、すでに推理小説作家として文壇に揺るがない立ち位置を築いていたアガサ・クリスティー(1890-1976)は、長年のあいだ構想を続けていた作品の執筆に取り掛かりました。この作品は謎解き小説とは一味違った雰囲気の「ロマンス小説」なるもので、ミス…
第一話は、うだつが上がらないサラリーマンの話しだ。サラリーマンは、三十一歳で、同年輩の同僚は何人か係長になっていたが、自分は平のままだ。自分は、勤め始めた頃から、サラリーマンに向いていないと思っていて、自分を追い抜いて行く後輩を、うらやましいとは思わないのだ。
【本の感想】他人事は気にするな!【世の中の8割はどうでもいい】
ボクにしては極めて珍しく購入した本↓。 本書の内容だけじゃなく、本を買うこと/買わされることについても少し書くつもり。 本の概要 タイトルどおりの本。 ヒトはそんなどうでもいいことになぜ自ら首を突っ込み、勝手に精神を病んでいくのか?というこ
【本】江國香織『がらくた』~あなたを所有したい。存在も不在もすべて。~
1、作品の概要 『がらくた』は江國香織の長編小説。 2007年5月22日に刊行された。 文庫本で352ページ。 島清恋愛文学賞受賞。 45歳の柊子と15歳の美海が、一人の男性への恋慕を募らせる。 2、あらすじ 45歳の翻訳家の柊子は、母親の桐子と海外でバカンス中に、美しい15歳の少女・美海と懇意になり、その父親ともディナーを共にする。 「遠くに行っておいで」挑戦的に言い放つ夫の言葉に導かれるように、美海の父親と性交する柊子。 日本に戻ったあと、美海と交流を続けていた柊子と桐子は、桐子の誕生日のディナーに美海を招待して、夫の原も同席する。 恋愛依存症の母と、2人暮らしの美海は学校では1人周囲から…
始まって15分で人がシぬ映画。どんでん返しの妙に唸る映画。カット割りがすごくて「おお!」ってなる映画。綿密な伏線を生かしている映画。とりあえず血飛沫ドバーな…
【感想】『できるリーダーは、「これ」しかやらない』[前編] 「任せられない」のは、部下のスキルが低いから?
『できるリーダーは、「これ」しかやらない』こちらの本、読みました。 本書の著者である伊庭正康さんの本は今回で3冊目です。これまでの読書感想は、この記事の最後に関連記事としてリンクしておきます。 なお、本書の読書感想は「前編」「後編」の2つに分けて投稿しようと思います。今回は前編としてアレコレ書いていきます。
八咫烏シリーズ10巻『望月の烏』が刊行されました。以下、がっつり内容にふれるネタバレ考察です。そしてあくまで個人の感想ですのでお許しを。なるべくというか必ず『望月の烏』をお読みになってから御覧ください。澄生の正体 今回、澄生の正体が紫苑の宮
本…。 本しか買わないんかい。 何購入したかって?(誰も聞いてへん) 『死霊のはらわた』『忌怪島』『禁断領域 イックンジュッキの棲む森』『人形島の殺…
登場人物のひとり曰くマシュマロマンのような女性司書さんがテキパキと選んでくれた本とともに羊毛フェルトでこしらえた付録!を渡してくれる5章からなる小説です既に1章の途中まで読んだところでこの本大好き!と思いました思わず書きとめておきたくなるような素敵な言葉がたくさんたくさん出てくるのです最初に書き留めたのがこの言葉です十月十日、お母さんのおなかで誰からも教わることなく人間の形に育って、まったく環境の違う世界に飛び出してきたんだから。(略)たぶん、人生で一番がんばったのは生まれたとき。(略)あんなすごいことに耐えたんだから、 ちゃんと乗り越えられる この本は図書館で予約待ちをしていて先に読んだ「木曜日にはココアを」と同じ作家さんだと後から気付きましたでもでもじんわりと幸せな気持ちを届けてくれる後ろから優しく背中を押...お探し物は図書室まで🕊️/青山美智子を読みました。
一枚の「絵画」をめぐる、五つの「愛」の物語。(帯より)著者の「お探し物は図書室まで」「ただいま神様当番」が大好きで新刊を楽しみにしていましたところが最新作は作家名がなければこの方の作品だとはおそらく気がつかなかったと思います「エスキース」とは下絵のことですがこの本の中では絵の依頼主がこれから思い描いていく未来への気持ちを込めて絵のタイトルにそう名付けました描かれるきっかけになった時から30年余り先までの物語なのですが…その中の1篇に漫画家さんの話が出てくるのですがその物語が思わず荻原浩さんの小説を読んでいるような錯覚に陥りました*あくまでも個人の感想ですこちらの作家さんも人を見る目の優しい温かな作風の方ですので(^_^)読み終えて人生が年を重ねてきたことが愛おしく感じられる素敵な物語だなと思いました(^○^) 赤と青とエスキース/青山美智子を読みました。
青瓜不動 三島屋変調百物語九之続/宮部みゆき 怪談小説の感想
◆読んだ本◆ ・書名:青瓜不動 三島屋変調百物語九之続 ・著者:宮部みゆき ・初版出版社:KADOKAWA ・初版発行日:2023/7/28 ◆おすすめ度◆ ・ファンタジーな時代小説度:★★★★ ・江戸怪談話度:★★★★ ・眠気を忘れる面白さ度:★★★★★ ◆感想◆ リーダビリティの高さにいつもながらびっくり。 眠気を忘れる面白さです。 『青瓜不動』 富次郎が見た夢は何を示唆しているのかちょっとよく分からなかったけ...
南アルプス山岳救助隊K-9 さよならの夏/樋口明雄 山岳小説のイメージ画像
◆読んだ本◆ ・書名:南アルプス山岳救助隊K-9 さよならの夏 ・著者:樋口明雄 ・初版出版社:徳間書店 ・初版発行日:2023/9/8 ◆おすすめ度◆ ・山岳ミステリーか、はたまた山岳ホラーか山岳ファンタジーか度:★★★★ ・ハラハラドキドキの展開度:★★★★ ・おぞましい猟奇的事件度:★★★ ・変な外人がキーマン?度:★★★ ◆印象的なシーンを生成AIで画像化◆ 宮部みゆきの「三島屋」シリーズに登場する富次...
あなたが誰かを殺した/東野圭吾 本格ミステリー小説のイメージ画像
◆読んだ本◆ ・書名:あなたが誰かを殺した ・著者:東野圭吾 ・初版出版社:講談社 ・初版発行日:2023/9/21 ◆おすすめ度◆ ・ガチガチの本格ミステリー小説度:★★★★★ ・芝居にもうってつけの展開度:★★★★ ・刑事・加賀恭一郎の推理が冴える!度:★★★★ ・ドロドロ人間模様と驚きの結末度:★★★★ ◆感想◆ 宮部みゆきの「三島屋」シリーズに登場する富次郎よろしく、物語の印象的だったシーンなどを生成AIを...
侠飯9 ヤバウマ歌舞伎町篇/福澤徹三 任侠グルメ小説のイメージ画像
◆読んだ本◆ ・書名:侠飯9 ヤバウマ歌舞伎町篇 ・著者:福澤徹三 ・初版出版社:文藝春秋 ・初版発行日:2023/10/11 ◆おすすめ度◆ ・楽しく美味しい任侠グルメシリーズ度:★★★★ ・柳刃の料理と人生のうんちくがオトナです度:★★★★ ・ちょっとかわった青春小説 人生はこれからだ!度:★★★★ ◆印象的なシーンを生成AIで画像化◆ 物語の印象的だったシーンなどを生成AIを使って画像にしてみました。(けっこ...
◆読んだ本◆ ・書名:鵼の碑 ・著者:京極夏彦 ・初版出版社:講談社 ・初版発行日:2023/9/14 ◆おすすめ度◆ ・百鬼夜行シリーズのいつものメンバーが勢揃い度:★★★★ ・盲群象を評す、みたいな度:★★★★ ・「猨」の章の蘊蓄が学者並み度:★★★★★ ・最後は京極堂がズバッと解決大団円度:★★★★★ ◆印象的なシーンを生成AIで画像化◆ 物語の印象的だったシーンなどを生成AIを使って画像にしてみました。(けっ...
静かに生きて考える 森博嗣 KKベストセットズ 森博嗣さんのエッセィ(あえて森さん風に・笑)は、これで2冊目。 実はこれまで小説を読んだことがない不届者です。(すみません… […]
路上のセンス・オブ・ワンダーと遥かなるそこらへんの旅/宮田珠己 散歩エッセイのイメージ画像
◆読んだ本◆ ・書名:路上のセンス・オブ・ワンダーと遥かなるそこらへんの旅 ・著者:宮田珠己 ・初版出版社:亜紀書房 ・初版発行日:2023/11/25 ◆おすすめ度◆ ・斜め上行く散歩日記度:★★★ ・変なもの好きな著者が、さらにターゲットを拡張度:★★★ ・自分の住んでるところを散歩したくなる度:★★★ ◆印象的なシーンを生成AIで画像化◆ 物語の印象的だったシーンなどを生成AIを使って画像にしてみました...
◆読んだ本◆ ・書名:存在のすべてを ・著者:塩田武士 ・初版出版社:朝日新聞出版 ・初版発行日:2023/9/7 ◆おすすめ度◆ ・誘拐もののミステリーかと思ったら度:★★★★ ・画家の卵と画商の娘の恋愛ものかと思ったら度:★★★ ・若き画家や引退間近の新聞記者の、自分を信じる道の物語りかと思ったら度:★★★★ ・その全部と絆の物語りでした度:★★★★★ ◆印象的なシーンを生成AIで画像化◆ 物語の印象的だった...