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こんにちは!いつもブログの本文を書き終えたあとにここの前置きを書いているのですが、今回も投稿内容が児童文学から離れてニッチな記事になっていますよね。分かっているのですが、つい、知るのが面白くて…。度々こうしたことがあるかもしれませんが、生ぬるい気持ちでお付き合いいただけたら感謝感激です…。 さて、今回の記事を書くために、ここ最近の読書記録を確認しようとブログを遡ってみると、アメリカ文学への寄り道と称して関連本を読み始めたのが、体感では3、4月頃だと思っていたのが実際は僅か2か月前のことで、期間で書くとなんと短く感じるのでしょう…。 【雑記】福音館古典童話シリーズのアメリカをかじる https:…
こんにちは!連日暑い日が続きますね。涼しいものを何か、と考えているうちにカワウソの子どものお出かけ風景が思い浮かび、思いつくままに絵を描いていたら、面白くなってきて、うっかり楽しいお絵描き時間になりました。今日は記事の最後におまけに画像を載せておきます。今日はカワウソの子どもがどんな一日を過ごしたのかを考えながら寝ようと思います。 さてさて、前回の記事で読むと話していた本を読み終えました。 『トムじいやの小屋(下)』 ストウ夫人 作 杉木 喬 訳 【雑記】アメリカ児童文学へ寄り道は続く - おでん文庫の本棚 うっかりネタバレをみてしまい、迎える結末を覚悟しながら読みましたが、終わりまで読んでみ…
【シニアの本棚】『椿ノ恋文』|幸せは日々もがく泥の中にあるのかもしれない
ツバキ文具店シリーズ3作目。『椿ノ恋文』 小川 糸大まかな内容前作『キラキラ共和国』で結婚した鳩子。立て続けに生まれた2人の子どもたちも小学校に入学し、代書屋を再開することになった。鳩子のもとには、またいろいろな人から代書の依頼が来る。紫陽...
こんにちは!みなさんは、連載小説や漫画の最終巻、発売されたら早々に読むでしょうか。自分は早々に読んでしまうことがほとんどなのですが、『ちどり亭にようこそ〜京都の小さなお弁当屋さん〜』という京都のお弁当屋さんが舞台となっている小説がありまして、最終巻はどうにも終わるのが惜しくて読めていないまま、多分4、5年以上は過ぎてしまいました。終わりに向かっていくのを躊躇うことってあるのですね。 さてさて前回、インディアン(ネイティブ・アメリカン)に関する記事を書いたときの熱を保ちながら、下記の本を読み始めました。 『トムじいやの小屋(下)』 ストウ夫人 作 杉木 喬 訳 【雑記】アメリカ児童文学へ寄り道は…
【シニアの本棚】『北緯43度のコールドケース』|江戸川乱歩賞受賞作
『北緯43度のコールドケース』 伏尾 美紀デビュー作、江戸川乱歩賞受賞だそうで。物語の展開異例の経歴をもつ警察官沢村依里子。5年前に誘拐された女の子の遺体が古い倉庫内で発見された。誘拐犯と思われた男は5年前に電車に轢かれて死亡しており、誘拐...
・古本食堂(原田ひ香)・その日の前に(重松清)・島はぼくらと(辻村深月)・朝が来るまでそばにいる(彩瀬まる)5月は4冊読みました。原田ひ香さんの「古本食堂」がめちゃくちゃ良かったです!この本はいつか買ってまた読みたいです。実在する神保町など...
こんにちは!本日は、最近読み終えたばかりの本にまだ興奮しているので、気持ちのままに書いていこうと思います。 しばらく読むのにかかると思っていた福音館古典童話シリーズの『モヒカン族の最後』を読み終えました。 『モヒカン族の最後』 J・F・クーパー 作 足立 康 訳 N・C・ワイエス 画 https://www.fukuinkan.co.jp/book?id=567 胸アツでした。北米を舞台に、原住民であるインディアンを巻き込んだ、フランスとイギリス間での争いを描いた物語です。インディアンにもいくつもの部族があるのですが、それがフランス側につくかイギリス側につくかで分けられ、インディアンの間でも敵…
書店さんにも作家さんにも申し訳ないけど、本はほとんど図書館で借りている。期間は2週間。以前は3、4冊借りても余裕で読んでいたけど、最近は2冊が限界だ。自分では3冊以上借りようという意識はなくても予約本が届いてることがあるので、仕方なく借りて...
こんにちは!こちらで紹介する本とは別に、日本家屋の絵を描きたくて茶室関係の本を読み始めました。茶室の建物は、花器をみせるために光を入れる墨蹟窓というのがわざわざ用意されていたり、床の間を支える柱を左右竹と木で違いを付け変化をつけたりと、本を読むことで細かい配慮に気がつけるのが面白いです。 さて、最近はアメリカ文学にまつわるあれこれを読んでいるのですが、本の中でシェイクスピアが引用されているのを何度か見かけて、シェイクスピアを読んでみたいという気持ちがじわじわ高まっています。昔にちょっと触れたときは読み方が分からずに挫折したので、もう一度チャレンジしたいです。 本日は、先日読み終えた本をご紹介で…
こんにちは!先週の木曜日の更新から今日まで、たった一週間とは思えないくらいじっくりと過ごした一週間でした。これから暑さも本格的になってくるので、みなさん身体を大事に過ごしていきましょうね。 本日はこちらの本について、自分の近況を交えて書いていこうと思います。 『あしながおじさん』 ジーン・ウェブスター 作 坪井 郁美 訳 https://www.fukuinkan.co.jp/book?id=156 物語の主人公は孤児院育ちのジェルーシャ(愛称はジュディー)です。国語の成績が飛び抜けてよかったことが、あしながおじさん(ジュディーがつけた愛称です)の目に留まり、大学に通うための資金の援助を受ける…
【シニアの本棚】『ちょっとそこまで旅してみよう』|同じ旅はもうできない
『ちょっとそこまで旅してみよう』 益田 ミリどこかに行きたい病に冒されているけど実現不可能なので、せめて旅の本を読んで脳内旅行をしようという魂胆で読んでみた。益田ミリさん、初めまして。内容紹介昨日まで知らなかった世界を、今日のわたしは知って...
こんにちは!先週の時点では、今週一週間はほぼ毎日雨予報だったのですが、思ったよりも雨は降らず、5月の爽やかな風を感じながら気持ちよく過ごしています。今年の5月は気持ちいいと思う日が多い気がします。 さてさて、前回読み始めたとお話した『トムじいやの小屋(上)』と『あしながおじさん』を読み終えました(日本の児童文学の歴史を追っていたのですが、ちょっとした拍子で今はアメリカの児童文学の歴史を辿るために『トムじいやの小屋(上)』を読みました)。 『トムじいやの小屋(上)』は、アメリカの南北戦争が起こる引き金になったと言われている作品で、アメリカを舞台に、人種差別があった時代の様子が痛ましいほどよく描か…
・ヒア・カムズ・ザ・サン(有川浩)・所轄刑事・麻生龍太郎(柴田よしき)・六人の嘘つきな大学生(浅倉秋成)・悪徳の輪舞曲(中山七里)・復讐の協奏曲(中山七里)4月は5冊読みました。中山七里さんの2冊はどちらも御子柴シリーズ。めちゃくちゃ面白か...
こんにちは!急に蒸し暑い天気がやってきましたが、みなさん体調は大丈夫でしょうか。身体を大事にお過ごしくださいね。 さて、今年は福音館の古典童話シリーズを読もうという決意の下、3冊目となる(半年で3冊…oh)『あしながおじさん』を読み始めました。そして、前々回の記事あるアメリカ児童文学の歩みを知るために、瀬田 貞二 猪熊 葉子 神宮 輝夫 著『英米児童文学史』で紹介されいてる『トムじいやの小屋(上)』も読み始めました。アメリカで黒人が奴隷として扱われていた時代が舞台です。平然と、人(奴隷)をもの扱いしていたりと、当時の当たり前が非常識でのけぞっています。この本がアメリカの南北戦争の引き金になった…
minne更新しました。今回は文庫カバー2点追加しています。明るい柳緑色の生地に生成りの糸模様は伝統もどこアレンジしたオリジナル*こちらは少し渋め。糸は濃...
こんにちは!今週は急ぎのお仕事が入り目まぐるしく過ごしています。慌てず焦らず、早起きをして、コーヒーを体に流し込んで、やっていこうと思います。 さてさて、本日はこの記事のタイトルにある通りです。 日本の児童文学をけん引した石井 桃子さんや松居 直さん、瀬田 貞二さんたちが勢ぞろいした著作『子どもと文学 増補新版』の本に紹介されている児童文学作家を順にたどりながら、本に書かれていることを理解しようと試みているのですが、児童文学に関する本からの~の記事が気がつけば今回で6記事目となりました。 【雑記】児童文学に関する本を読んで - おでん文庫の本棚 【雑記】児童文学に関する本からの小川未明 - お…
【シニアの本棚】『マンダラチャート』|60代が昭和にタイムスリップした先に…
『マンダラチャート』 垣谷 美雨物語の展開子どもたちが独立して、定年退職を間近に控えた夫と2人暮らしの雅美。夫との会話は噛み合わなくなり、不満でいっぱいの彼女は、ある日大谷選手が書いたというマンダラチャートに自分の目標を書き込んでいた。その...
こんにちは!GWがもうあっという間に終わっていました。そして近づく母の日に向けて、休み中になにか手芸で作ったものを贈ろうと頭の片隅に考えていましたが、自分がずっと気になっていた和菓子屋さんのお菓子に変更しました。 さて今回の記事は最近読んだ本の話です。コツコツと日本文学作家の本を読み進めている…はずが、ちょっと脇道にそれてつまみぐい読書をしていました。 ブログで何度か紹介している、日本の児童文学をけん引した石井 桃子さんや松居 直さん、瀬田 貞二さんたちが勢ぞろいした著作『子どもと文学 増補新版』に紹介されている日本児童文学作家の本がほとんど未読であるため、本に書かれた内容を理解するためにも、…
こんにちは!本日たまたま見つけた、YouTubeチャンネル「ほぼ日の學校」の「ゴリラから学んだ理想の生き方」に驚きがいっぱいだったので、リンクを貼っておきます。1つ目はゴリラの生態、2つ目は「TBS NEWS DIG Powered by JNN」のチャンネルで、ゴリラと人を比較して、人の在り方を説いています。面白いです。 www.youtube.com www.youtube.com さて本日は、こちらの絵本をご紹介です。 『マリアンは歌う』 パム・ムニョス・ライアン 文 ブライアン・セルズニック 絵 もりうち すみこ 訳 ※公式サイトで情報が見つからず、絵本ナビのリンクを貼っています。 w…
・青空と逃げる(辻村深月)・昨夜のカレー、明日のパン(木皿泉)・傲慢と善良(辻村深月)・我輩も猫である(アンソロジー)3月は4冊。少ない。。。辻村さんの「傲慢と善良」は本屋さんでめっちゃ平積みされてるのを見て予約してました。私は主人公にあん...
こんにちは!アニメ「チ。 ―地球の運動について―」をみてから、サカナクションの曲をちょっとずつ聞くようになりまして、どんどん深みにはまっていきそうです。旦那さんに歌って踊って迷惑がられるのが最近の楽しみです。 さてさて今回は児童文学を離れて、今読んでいる本のことをちょこっと書こうと思います。 『埃だらけのすももを売ればよい ロシア銀の時代の女性詩人たち』 高柳 聡子 note.com タイトルの通り、ロシアの女性詩人の詩と解説の本になります。まだ読み始めたばかりで、本の中で紹介されている女性の2人目の紹介に入ったところです。この本とは別に、永瀬 清子 作 谷川 俊太郎 選『永瀬清子詩集』という…
こんにちは!今年は福音館の古典シリーズを読むと意気込んでいたのに着手できておらず、やっと『トム・ソーヤーの冒険』を読み始めました。ビー玉を久しぶりに手の上で転がしたり眺めたくなっています。今の時代だと子どもが集めて喜ぶものってなんだろうか、なんてことが気になっています。 さてさて、本日紹介するのはこちらの本です。 『ふわふわ』 谷川俊太郎+工藤直子 対談集 www.switch-store.net 工藤 直子さんと谷川 俊太郎さんのお二方が対談形式で、詩、生き物、人間、死、魂、さまざまなテーマを扱いながら、お互いの生い立ちや思考、詩をつくるようになった経緯など、次々と会話を行き交わせます。 私…
こんにちは!今年は福音館の古典シリーズを読むと意気込んでいたのに着手できておらず、やっと『トム・ソーヤーの冒険』を読み始めました。ビー玉を久しぶりに手の上で転がしたり眺めたくなっています。今の時代だと子どもが集めて喜ぶものってなんだろうか、なんてことが気になっています。 さてさて、本日紹介するのはこちらの本です。 『ふわふわ』 谷川俊太郎+工藤直子 対談集 www.switch-store.net 工藤 直子さんと谷川 俊太郎さんのお二方が対談形式で、詩、生き物、人間、死、魂、さまざまなテーマを扱いながら、お互いの生い立ちや思考、詩をつくるようになった経緯など、次々と会話を行き交わせます。 私…
こんにちは!最近ずっとブログで似たような話題が続いていてすみません。アンデルセンを読むのが面白くなってきてから、同じ物語を何回か読み直したり、読み比べたり、ゆったりとしたペースの読書になっていて、歩みがのろのろです。 さてさて、前回の記事で浜田 広介さんと中川 李枝子さん&山脇 百合子さんの幼年童話について触れましたが、まだまだ童話というものが自分の中でふわっとしていて、引き続き読書中です。『子どもと文学 増補新版』で最初に紹介されていた小川 未明さんを読んたときには、物語の支えとなる舞台を描くことの大切さについて考えたのですが、そのあとに浜田 広介さんの物語を読んでみると、対象年齢が下がった…
おはようございます。今日は七十二候では「鴻雁北」 こうがん かえる5日前は「玄鳥至」 つばめ きたる燕がやってきて、雁は北へ帰る季節こういうことに趣を感じる年頃だろうか。『俺たちの箱根駅伝』上・下を読み終えた。『俺たちの箱根駅伝』 池井戸 ...
こんにちは!先日アニメの『チ。』をみたことをちらっと書きましたが、今は主題歌の「怪獣」繋がりでサカナクションの曲を聴いています。クセになるメロディでずっと繰り返して聴いていたくなります。歌わなくても、踊ると旦那さんが「新宝島」の曲だと気づいてくれるようになりました。はい。 本日は、以前記事にした『子どもと文学 増補新版』の本に関連して、本の中で紹介されていた浜田 広介の話…をしようと思ったのですが、そこからさらに紐づいて、こちらの本を紹介したいと思います。 『おひさま はらっぱ』 中川 李枝子 作 山脇 百合子 絵 www.fukuinkan.co.jp 『子どもと文学 増補新版』については、…
『幸せへのセンサー』 吉本 ばなな今日はこの本を図書館へ返却しに行ってきた。何ヶ所かに付箋をつけていたので、それらを丁寧に剥がして…。そして、図書館に着いた時にふと気がついたのだ。タカハラこれ、記録書いてない1週間近く前に読み終えた時「まだ...
こんにちは!今日は前置きでこのことを書こう!と思ったのにすっかりと忘れてしまいました。なので本題を早速、本日はおでん文庫の今後についてご報告です。 おでん文庫という屋号で2023年2月から約2年ほど、南と華堂(なんとかどう)という絵本屋さんで棚を間借りし、棚主という、本を販売する活動をしておりましたが、昨年末で棚を借りるのは終了することとしました。 ブログで延々と本の感想を書き綴っているブログなので、棚主をしていることをどれくらい伝えられているのか、最近は怪しいところがあるのですが、おでん文庫の始まりについて書いた記事があるので下記にリンクを貼っておきます。ブログのカテゴリーにある「おでん文庫…
こんにちは!友人おすすめで『チ。』のアニメを見始めました。面白いです。ラジオでアニメ主題歌の「怪獣」よく聴くようになり気になっていたのですが、アニメを見てから曲を聴くと、作品とリンクしていてより曲が響いてきます。知ろうとすることが命がけであった時代、知への感動が、今の自分では感じたことのないくらいの大きさなのだろうな。 さてさて、今回は今読んでいる本について触れようと思います。アンデルセンです。アンデルセン、アルデンテでもなく、パン屋の方でもなく、物語のアンデルセン。「親指姫」、「マッチ売りの少女」、「みにくいアヒルの子」と、子どもの頃に親しんだ物語、みなさんはどんな風に覚えていますか。アンデ…
いや、肉体労働ってほどのことでもないんですけど。 テレビ置いてるコーナーがですね。 これまでこういう感じだったの。↓ 右側はZ氏の友達 私べつにものす…
・地面師たち(新庄耕)・マスカレード・ナイト(東野圭吾)・うちの父が運転をやめません(垣谷美雨)2月も3冊しか読めてない、、、。半年くらい前に予約していた「地面師たち」がやっと回ってきた!めちゃくちゃ面白かったです。ドラマは見てないけど、配...
こんにちは!前回、ここの前置きで携帯が壊れた話をしたのですが、今度はキーボードのRがとれるようになってしまいました。とうとう、不安になって部屋を掃除しました。ひとまず部屋を清めました。 さてさて、本日紹介する本はこちらです。 『鶴巻幼稚園・市村久子の教育実践によるおおきな おおきな おいも』 市村 久子 原案 赤羽 末吉 作・絵 www.fukuinkan.co.jp 赤羽 末吉さんで思い出されるのが、強く印象に残っているのが小学校の国語の教科書に載っていた『スーホの白い馬』です。小学校といわず中・高校までも、国語の授業で取り扱っていた物語はほとんど忘れてしまっていても、『スーホの白い馬』は絵…
【シニアの本棚】『キミコのよろよろ養生日記』|著者は大変なのに、笑える
『キミコのよろよろ養生日記』 北大路 公子キミコさんとの出会い北大路公子さんのエッセイを初めて読んだのは何年前だっただろうか。タイトルも忘れてしまったし、初めて読んだエッセイの中に書かれていたのかどうかも定かではないが、とにかく強烈に印象に...
ズボラでソフトな潔癖、ちびたと申します 六歳息子の知育&ノーストレスで平和な毎日に憧れ日々奮闘中です 詳しくはこちら↓ちびたの自己紹介 今日もこのス…
花粉の飛散が一気にピークになったようで。さらに来週は気温も上がりさらにひどくなるようなので憂鬱です。とにかく早く終わって欲しい...✳︎さてさて。読書キロ...
こんにちは!昨年2月に突然パソコンの電源が入らなくなるという事態に見舞われて一年…今年は何事かが起こりはしないかと不安をわずかに携帯しながら過ごしていたら、スマホが故障しました。4年以上使っていたので寿命といえばそうなのかもですが。来年の2月は過去にあったことなどそしらぬふりで過ごそうと思います。 さてさて本日は最近読んだ本のご紹介です。 『こころはナニで出来ている?』 工藤 直子 著 www.iwanami.co.jp 工藤 直子さん。稀な人だと思います。自分はこの本を読んで幼少時の思考がどんなであったかを思い返すことになりました。著者のように世の中を理解するひらめきがあったかというと、てん…
【シニアの本棚】『坂の中のまち』|仕掛けがたくさんあって本好きにはたまらない
『坂の中のまち』 中島 京子物語の展開東京の大学に進学した坂中真智は、祖母の親友である志桜里の家に下宿することになる。彼女が住んでいるのは、いたる所に坂のある町小日向だ。そこは江戸川乱歩、夏目漱石、遠藤周作など名だたる文豪が住んでいた土地で...
こんにちは!最近、つい面倒がって床に荷物をぽいぽい、机の一角に本を積み積みして放置したがってしまいます。これを書き終えたら、ちょっと片づけようと思います。やるぞ。 さて、前回の記事で、児童文学の羅針盤ともいえる本『子どもと文学 増補新版』を紹介しましたが、次にこの本を隣に携えて『名作童話 小川未明30選』を読み始めました。おでん文庫の棚がお休み中の今のうちに、勉強読書です。 an-tyk-book.hateblo.jp www.shunyodo.co.jp 『子どもと文学 増補新版』では、時系列に日本の児童文学(童話)作家および作品を解析しており、その最初に取り上げられているのが小川 未明でし…
【シニアの本棚】『ようやくカナダに行きまして』|50歳の留学生にエールを!
『ようやくカナダに行きまして』 光浦 靖子人気番組『めちゃイケ』メンバーとして一世を風靡し、その後の多くの女性芸人に影響を与えたオアシズ光浦靖子「本の話」 にはこのように書いてあるのだけど、実はわたしはその頃の彼女をまったく知らない。その番...
こんにちは!寒いですね!食器を洗うときにお湯が出るようにしていると、野菜を洗うときに冷水に戻すのがちょっとためらわれます。しかしこうも寒いと、湯たんぽがとってもぬくぬくに感じて、あたたかさが沁みます。 さて本日は、最近読んだ本をからめたお話です。 『子どもと文学 増補新版』 石井 桃子 いぬい とみこ 鈴木 晋一 瀬田 貞二 松居 直 渡辺 茂男 著 www.chuko.co.jp この本は、子どもたちに必要な本とは何かを追求し導き出した、発行当時の昭和三十五年時点での最大の答えを説明しています。もうすでに読んだ方もいらっしゃるかもしれませんが、児童文学に興味がある方ならきっと面白く読めると思…
『カフネ』 阿部 暁子「カフネ」とはポルトガル語で「愛する人の髪にそっと指をとおすしぐさ」だそうだ。「頭をなでて眠りにつかせるおだやかな動作」という意味もあるらしいけど、そっちの方がしっくりくるかな。テレビ番組「あの本、読みました?」で紹介...
【シニアの本棚】『アーセナルにおいでよ』|生きていく武器を身につける
『アーセナルにおいでよ』 あさの あつこあさのあつこさんというと『バッテリー』だ。20年以上前だと思うけど、当時の会社の同僚に勧められ、文庫本6巻夢中になって読んだ記憶がある。それ以来何作か読んだけど、しばらくご無沙汰していた。物語の展開「...
こんにちは!この記事を書いている今、バレンタインデーを迎えました。昨日まですっかり忘れていました。いつだかバット一面に生チョコを作ったことがあり、冷蔵庫を開けたらチョコがある、食べてもまだたくさんある、というのが幸せだったことを思い出しました。明日早起きできたら作りたい…。 さてさて本日のブログで何を書くか考えているうちに、気づいたら一冊読んでしまっていました。ブログでここ何週間と話題にしている、京極 夏彦さんと書体設計士の鳥海 修さんの対談から繋がっている本です。 『本をつくる 書体設計、活版印刷、手製本――職人が手でつくる谷川俊太郎詩集』 鳥海 修 著 高岡 昌生 著 美篶堂 著 永岡 綾…
【シニアの本棚】『女の国会』|女だって働いていいけど、家のこともきちんとしてよね
『女の国会』 新川 帆立ちょっと前にBSテレ東の番組「あの本、読みました?」に作者が出演されていて、この作品のことを話してたので読んでみようかなと。物語の展開野党第一党の高月馨は窮地に追い込まれた。敵対関係にありつつも、ある法案については共...
こんにちは!おでん文庫という名前なのに、今年の冬におでんを食べそびれていることに昨日気がつきました。毎年食べていますが、今はそこまで求めている感じが無く、昨年におでん串(紙製の)をふるまったことで、それで今も胸が満たされているのかもしれません。 さてさて、ブログの【雑記】という括りから新たに、【煮込み中】もしくは【仕込み中】といったものを用意してもいいかもしれないという考えが今ふとよぎりました。 詩の世界が、奥深いです。最近ブログで話題にもしている『昭和という たからもの』の文を書いた岩崎 俊一さんの著作『大人の迷子たち』の紙面にある文字の配列が、美しいです。作文用紙のマス目があるかのような等…
2月に入ってから、寒い日が続いています。そして忍び寄ってますね。花粉が (;´д`)今年は去年の2倍とか...(よく分からないけど)私はそのままヒノキも続...
『いまこそガーシュウィン』 中山 七里この間図書館に行ったときに目についた作品。中山七里さんはデビュー作の『さよならドビュッシー』以来、結構読んでいたけど最近はちょっとご無沙汰していた。作曲家シリーズもガーシュウィンが出てたとは知らなかった...
こんにちは!芸も無く、今週もあっという間に過ぎていくなあ。今日のラジオで、時間の流れる感覚は何歳のころが最も早く感じたかといった質問をしていたのですが、年々、速さが更新されているように感じます。 1月は読書がままならないなりにもなんとか、京極 夏彦 著『書楼弔堂 破暁』を読み終えました。『書楼弔堂』シリーズ全4巻のうちの第1巻にあたります。 googleのトップ画面に表示されるようになった記事へ、ついぽちぽちと寄り道する具合で、そのときは『書楼弔堂』シリーズの最新刊発売の記事が目に留まりました。そこには、物語の舞台が明治時代であること、当時の本の流通について描かれていることといった本の概要に加…
こんにちは!一週間がほんとうにあっという間だなぁ。最近早起きを頑張っています。ノートに毎日早起きすると書き続けています。じわじわ効果を感じます。どうだろう。笑 ブログで紹介する本候補をあれこれ手元に寄せては決めきれずに、机の上に雑然とした環境を作り上げてしまうことがあるのですが、表紙の手触りがざらざらと気持ちいい本があって、いま文章を書きながらもついつい触れてしまいます。 以前紹介をした、昭和の回顧録ともいえる絵と文章が綴られた 谷内 六郎 絵 岩崎 俊一 文『昭和という たからもの』 【雑記】思い出の中のたからもの探し - おでん文庫の本棚 こちらの本を読んでから、昔のよかったものはなんだろ…