メインカテゴリーを選択しなおす
こんにちは!ばったばったのここ最近なのですが、本が読めてブログの記事が書けて嬉しいです。小さい歩みですが、ブログの記事がもうすぐ100本を迎えるので引き続き踏ん張っていこうと思います。 さてさて本日紹介をするのはこちらの本です。アイスランドに興味が膨らむきっかけとなったお気に入りの一冊です。 『地震と火山の島国 極北アイスランドで考えたこと』 島村 英紀 著 アイスランドというと、アイスランドのことを初めてSNSで投稿したときに、アイルランドと打ち間違えたことが思い出されます…。アイスランドと言い出したきっかけとなったのは『Ástarsaga úr fjöllunum』(邦題『女トロルと8人の…
『プリズン・ドクター』塀の向こうで奮闘する日々を綴ったエッセイ
テレビのコメンテーターでもおなじみの医師、おおたわ史絵さん。 華やかな女性医師...きっと多くの方が彼女に抱いているであろう印象。 例にもれず私もそう思っていました。 しかし『母を捨てるということ』で彼女の過去を知り、彼女に対する印象がガラッと変わることになります。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a] function(){arguments.currentScript=c.currentScript c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q [])…
こんにちは。カレンダー、みなさんはきちんと月替わりの1日にめくっているでしょうか。私などはつい、月日が流れることを認められずにカレンダーをめくることをせず、留めてしまうことがあります。まだ2月でいたいんだ…。 さてさて本日紹介をするのは、こちらの本です。 『幼い子の文学』 瀬田 貞二 著 瀬田 貞二さんの存在を意識したのはどこが初めだったのか、『ナルニア国物語』シリーズや『指輪物語』、『ホビットの冒険』と児童文学の翻訳者だということのを知り、またさらには『英米児童文学史』といった貴重な資料の編集にも名を連ね、そして児童文学に携わった方の書籍にもちらほらと名前を見かけることがありと、児童文学にお…
本屋さんで、タイトルがなんとな~く目に留まり購入。 収録されている「まばたきがスイッチ」は、第12回女による女のためのR-18文学賞読者賞受賞作品です。(故に性表現が多めです。) 主婦病 感想 ”主婦”が主人公の6話連作短編集。 タイトル買いしたので、主婦独特の生活や苦悩が描かれた物語かな...?と思っていたけれど全く違った...というか、対局にあるようなお話でした。 著者がどういう意図でタイトルを「主婦病」にしたのかは分からないけれど、20年主婦である私は、この内容でこのタイトルというのはなんだかいい気持ちはしないというか、とても安っぽい「主婦感」を感じてしまいました。 主婦って満たされない…
「母影」と書いて”おもかげ”と読みます。 ロックバンド「クリープハイプ」のヴォーカル&ギターの尾崎世界観さんの4年半ぶり、初の純文学作品。第164回 芥川賞候補作です。 母影(おもかげ)感想 小学生の女の子の目線で物語は進んでいきます。 シングルマザーであるお母さんの仕事場にしか居場所がない女の子。でも、彼女はその孤独を受け入れています。 お母さん・私・その他登場人物の「人物像」にさほど迫ることなく、なんだかぼんやりしているのですが、それは表題”おもかげ”たる所以なのかな... と思ったりしました。 女の子は「まだ書けない漢字も読むことができる」この表現がとても秀逸...というか、物語を物語っ…
今までに2冊「永田カビ」さんのコミックエッセイの感想文を書きました。 check ・さびしすぎてレズ風俗に行きました・現実逃避してたらボロボロになった話 そして今回、以下を追加で読みました。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a] function(){arguments.currentScript=c.currentScript c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q []).push(arguments)}; c.getElementById(a)…
こんにちは!そして、あけましておめでとうございます。今年は年始から震災のニュースに、いろいろな思いが巡ります。被災された方々へ心よりお見舞い申し上げます。みなさまに心を寄せて、一日もはやい復興そして日常が戻ってくることを祈ります。 この辰の絵は、昨年の終わりにかけて「地続き」という言葉がずっと頭にあり、年の節目ではありますが、2023年の嬉しいことも、悲しいことも、弧を描いて、ゆっくりと思い返す時間をとりながら、2024年の間も天に上り続けていく、そんなイメージで描きました。悲しいことも抱え続けて少しずつ癒していこう、後悔する前に行動しようと、そんなことを心に決めようとしていました。 2024…
「普通がいちばん」が口癖の妻、公務員の真面目な夫、ごくごく普通の娘の3人家族。 平凡に暮らしていたのに...突然1週間の夫の失踪そして、夫の秘密。 妻・夫・子の3人それぞれの視点で描かれたコミックです。 著者自身の実話ではなさそうですし、設定上少し無理がある部分もあります。 が、考えさせられる部分が結構あるな...と思いました。 『わたしは家族がわからない』 感想 結論から言いますが...結果的に、この夫は妻と子供を捨てます。 描かれている部分に、妻にも子供にも特に悪い部分はありません。 夫婦が本音でぶつかりあい、もっと「普通」の生活に感謝して生活していれば...と思う方もいるかもしれませんが…
こんにちは!クリスマスが過ぎて、ここから大みそかまであっという間にやってきそうですね。ふたを開いてみればありがたいことに今年はフリーの仕事を掛け持ちできて、人の縁と仕事の縁に恵まれた1年でした。このブログも忙しい中でも、毎週書くことを決めて取り組んでいましたが、収入とは関係なくやりたいと思う活動を続けていることが、気が付いたら心の支えにもなっていました。ほんとに、至らないところもたくさんあるのですが、こうして年の終わりという節目までたどり着けて嬉しいです。 さて本日紹介するのは、イギリスで生まれたキャラクター、マーティン・ピピンが語る物語の数々の不思議な世界です。 『ファージョン作品集 5 ヒ…
こんにちは!頭の中で書きたい言葉が浮かばずに、ブログを書けなかったらどうしようと思うことが度々あるのですが、いつも最後にこの前置きを書く段階になってやっと心が休まります。今日はこのあとの時間はベッドでぬくぬく読書を楽しむとします。 さて本日紹介するのは、夜の学校で起こる奇妙なできごと…ナゾに出会う本です。 『夜の小学校で』 岡田 淳 作・絵 岡田 淳さんの本は、自分は大人になってから友人の紹介で知ったのですが、子どもの頃に読んでいた、という方もいらっしゃるでしょうか。図書館のHPで蔵書を調べると何十冊ものタイトルが表示され、自分が子どもの頃はどこに目を付けていたんだ、と疑いたくなりました。 こ…
こんにちは!最近一段と冷えてきましたが、 12月のテーマ”ナゾ かいけつ?”で最初にご紹介するのはこの本です。 『ニレの木広場のモモモ館』 高楼 方子 作 千葉 史子 絵 作者の本とのはじめての出会いは、以前このブログでも紹介をした 『グドーさんのおさんぽびより』でした。 なかよし3人組のちょっと照れくさくて可笑しい日々 - おでん文庫の本棚 佐々木 マキさんの描く、性別も年齢も関係なくつるむ3人組の絵にひかれて手に取ったのですが、物語もとても好ましかったです。 勘違い、物忘れ、疑り、などなど、誰しもがやったことのある(自分はやりがちです)ちょっと恥ずかしい経験を笑い話として描いている、一見マ…
ちょっと遅れましたが、Welcome, December! 今月のテーマは「完了と開始」。 年末までに、不要なものを片付けたり、先延ばしにしていることを終わらせようと思っており、ついに先日、いつかやろうと思っていた本棚の廃棄をしました。 いやー、高かったです。回収費用や処分料など合計で約25,000円。年末調整で戻ってくるお金と、不要なゲームや本などを売るお金で少しでも補填できればいいなと思っています。 なお、勢いで本棚を廃棄した結果、新たに購入したブックタワーが来るまでの半月ほど、本を床に直置きすることになりました。 ブックタワーを配置するときに照明などの置き場所も決めようと思っているので、…
『気持ちいい毎日を生きるLAスタイル』 海外の女性のライフスタイルを見るのが好きなので買ってしまいました。 インスタでもいろんな海外の方をフォローしています。翻訳機能に頼りっぱなしなんですが、見ているだけモチベーションが上がるんですよね。 2016年発行の本なので、今現在のLAとどこまで同じなのかはわからないのですが、 LAでは、ヘルシーな生活を意識し、健康的に見えるヨガウェアを着ている人がとても多いです。 これ、うらやましい! 今は基本的にテレワークで仕事をしているうえ、ランニングやピラティスを始めてからはトレーニングのための服を買うことが多いので、「もっといろいろな場所にスポーツウェアで行…
自分のパートナーが他の人と関係を持つことって許容できますか?
『私の最高の彼氏とその彼女』 オープン・リレーションシップ…互いを独占せず、他の人と関係を持つことも許容する“非独占恋愛” (念のための補足ですが、浮気とか二股みたいなカジュアルな関係のことではないですよ。) みなさん、こういう恋愛ってどう思いますか? ✵✵✵ 『僕の狂ったフェミ彼女』著者がおくる、前人未踏の“共有”恋愛小説! 30代の女性・ミレは、彼女にとって最善の恋愛をずっと探している。 したいことを望み、嫌なことを拒みたい。 誰のものにもならず、自分のままでいたい。 結婚をゴールとしなくても、対等な関係を築きたい。 ミレのウィッシュリストはずっと満たされなかった。 ある時出会った“完璧な…
『北欧時間 世界一幸せな国の人たちが教えてくれたこと』 自分を心から満たしてくれる、本当に豊かな時間の使い方、してみたいと思いませんか? 本当に豊かに生きるための5つの時間の使い方は、 1 心と体のバランスを良好に保つーーセルフケアの時間 2 自分にとって本当に大切なことを明確にするーー自分軸の時間 3 1つの物事に100%集中するーーシングルタスクの時間 4 遊びと冒険心を忘れないーークリエイティブの時間 5 小さな幸せに感謝し、祝福するーーヒュッゲの時間 だそう。 北欧の人々は自分にとって大切なことを明確にし、その1つひとつ、タスクが仕事でも遊びでもそれにきちんと集中していました。 そうす…
『人生はあなただけのものじゃない』 一人暮らしの私は自分のためだけに生きているも同然なので、たまにはこういう本を読もうかな、と。 人が幸せになるためには、自分の幸せだけを追い求めていてはいけないということ。(中略) 幸せになりたいなら、自分の幸せではなく、まず他人を幸せにすることから始めないといけない。 (4ページから引用) …冒頭から耳が痛いです。 (不愉快なやり取りがあった時)人から害を及ぼされたと受け取ることで、自分の不愉快レベルを自分で引き上げてしまっているのだ。(中略) それと比べて、他人の動機を良いものと取ること、つまり他人もこちらによかれと思って動いていると考える人は、たとえ同じ…
「運が良い人」になりたい。健やかな40代を目指して30代ラストイヤーを過ごしている収納しない系お片付けブロガーの優多(ゆた)です。 ジュンク堂のベストセラー棚に鎮座していた、脳科学者・中野信子さんの著書「新版 科学がつきとめた『運のいい人』」(サンマーク出版・税込1,650円)を読みました。 帯に書かれた「運は100%自分次第」との力強いコピーに惹かれました。 著者の中野信子さんは、脳や心理学をテーマに研究や執筆を行っている有名な脳科学者・医学博士です。「エレガントな毒の吐き方」や「脳の闇」、「サイコパス」などベストセラーを次々に出されています。 本書は「新版」とある通り、本書は2013年に単…
『 噛みあわない会話と、ある過去について』胸がざわざわする心理的ホラー
噛みあわない会話と、ある過去について 感想 4話からなる短編集。 誰だって1つや2つあるであろう「現実と記憶の相違」。 それが自分の中だけでのことならば、さほど問題でないけれど...相手がいることだったら、こんな感じになっちゃうよなぁ...という感じ。 多くの人は、後に「答え合わせ」をしないから実際にこのようなことが出来事として起こらないけれど、この本を読むことで過去の自分の言動を強制的に思い返さなければいけなくなります。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle []).push({}); 私自身、小学校の頃の同級生と話す機会などがあると、一人一人の記憶力の差…
『妻がマルチ商法にハマって家庭崩壊した僕の話』小さなほころびから壊れていく家族の様はまるでホラー
著者の妻がマルチ商法にどっぷりハマり、普通の平和な家族がバラバラになっていく様子に恐怖を感じました。 家庭が少しずつ壊れていく様子を書いた前半部分は、まるでホラー。もしも、これが自分の家族の話なら...と考えるだけで吐きそうほどの不安を覚えました。 妻がマルチ商法にハマって家庭崩壊した僕の話 感想 「マルチ商法」と聞くと、そんなもの自分は絶対に騙されない!と思う人も多いと思います。 でも「自然派生活」「食品添加物」「経皮毒」「ワクチンは人体に毒」「幸せに生きるためには」などの話なら、興味があって聞いてみたいみたいな人もいるのでは? マルチや新興宗教の入り口って意外にもこういうところからだったり…
『1ミリの後悔もない、はずがない』私にとって間違いなく心に残る1冊
五編の作品による連作短編。 1話目の物語「西国疾走少女」は、2016年に第15回女による女のためのRー18文学賞読者賞受賞作です。 故に性描写が多めになっています...が、決してエロ”とは言ってほしくない。生々しくリアルなのですが、なぜか切ないそれなのです。 『1ミリの後悔もない、はずがない』感想 主人公の少女と、その想い人を軸に時間が進み、様々な人の視点で語られる連作短編。 とにかく冒頭で心をつかまれる。なんなんだ、この人は。作者に対して素直にそう思った。 そして、読み進めている間に何度も思う「本当になんなんだ、この人は。」と。 1話目、頭の中に再生される映像はモノクロだった。 心がギューっ…
絶望の未来しか見えないけれど、それでも知っておかないとまずい『未来の年表』
『未来の年表 5冊合本版』 絶望の未来しか見えないのですが、それでも知っておかないとまずい、ということがたくさん書かれている本。 『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』 『未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること』 『未来の地図帳 人口減少日本で各地に起きること』 『未来のドリル コロナが見せた日本の弱点』 『未来の年表 業界大変化 瀬戸際の日本で起きること』 この5作品を合本し、電子書籍化したものです。 少子高齢化による人手不足で物資が届かなくなる、などは聞いたことがありますが、 ■輸血用血液が不足したり、医師、看護師、薬剤師や救急隊員が足りなくて、「病院に行けば助かる」とい…
「どうにもできないものは放っておく」人生をラクにするための哲学
『奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業 この生きづらい世の中で「よく生きる」ために』 ストレスでチョコとか食べるのをやめたい、お菓子に頼らずに心の安寧を保ちたい、と思って読んでみましたが、「これぞ!」という格言だらけで大量の付箋が貼られることになりました。 エピクテトスはローマ時代のストア派を代表する哲学者。 このストア派の欲望に対する基本戦略は、「自分がコントロールできるものだけを欲望の対象に限定し、自分がコントロールできないものに囚われてはいけない」というもので、「ストイック」という言葉の由来になっています。 一見堅そうな本に思えますが、マンガとその解説で構成されているので読みやすいです。…
「健康になりたい」「老化を防ぎたい」なら腸にアプローチしよう
『9000人を調べて分かった 腸のすごい世界 強い体と菌をめぐる知的冒険』 自律神経を整えるために効果的な腸活を知りたい、と思って読んでみましたが、それ以外にもいい効果が盛りだくさんでした。 日本人にとっての「痩せ菌」と見込まれる菌が見つかった 肌の老化に免疫(腸)が関わる 薬の効きやすさも腸内細菌が決めている 運動能力を高める腸内細菌が存在する など、「何それ!?くわしく聞かせて!」と言いたくなるようなことがいろいろと書かれています。 腸は、「健康になりたい・健康を保ちたい」「老化を防ぎたいという人が真っ先にアプローチできて、しかも効果も期待できる臓器なのです。 (P198から引用) 「やる…
Hello, November! 毎月何かしらテーマを決めて過ごしているのですが、今月は「ヘルシー美人のライフスタイル」でいこうと思います。 ✱運動は習慣化しているものの、最近食べ過ぎ&睡眠不足なので、もっと食事と睡眠をちゃんとしたい ✱某占いによると、12月は最高の運気に乗れる月で恋愛運もめちゃくちゃいいらしいので、12月に向けてコンディションを整えておきたい という、わりとしょうもない理由からなのですが、テーマを決めておくと意外とその通りの行動をするようになるので、きっとストレスによるドカ食いなんかは減るはず、と今月の自分に期待しています。 『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣…
『ソマティクス 痛みや不調を取り除き、しなやかな動きを取り戻す方法』 歳を取ると現れる、姿勢の歪みや可動域の制限のような老化現象。これらは避けることも改善することも可能、というのを立ち読みして、気になったあまり衝動買いした本。 私たちは日々のストレスやトラウマに絶え間なく反応していて、それにより筋肉の収縮が習慣化することで、どうすれば自由に動かせるのか思い出せなくなる。その結果、コリや痛みや可動域の制限が現れるのだそう。 ずっとデスクワークを続けているせいで腰の痛みが慢性化している、とか、怪我をした足をかばっていたらいつのまにか傾いた姿勢が定着してしまった、みたいなことですね。 動かし方を思い…
『若見えの呪い』 『若見えの呪い』というタイトルが気になってしょうがなくないですか?この本。 多かれ少なかれ、誰もがこの呪いにかかっていますよね。 イタくなく、ババアと罵られることもなく、今の年齢を受け入れておばさまなりに美しくかっこよく生きる方法があるはずです。 ということで、脱「若見え」の呪いの処方箋を紹介してくれています。 その通りだなー、と思ったのが、「2割引きの法則」。 自分の年齢の2割の数を出し、さらにその数を自分の年齢から引く。その数字が若見え年齢の限界、というもの。2割はギリギリのラインなので、失敗が少ないのは1割から1.5割だそう。 45歳の私だったら、2割は9。45−9で3…
「自然体でありながら清潔に歳を重ねる美しさ」のためのキーワードとは?『自分にあるものだけを見る』
『自分にあるものだけを見る』 顔立ちでもなく、若さでもない。はっとするような健やかで自然体の美しさを生むのは、どんな内面なのか。いきなり結論をお伝えするようですが、それはひとことで言うならば、「マチュアであるかどうか」だということに思い至りました。 「人間の成熟」や 「大人になっていること」を意味する「マチュア」。 この本では、マチュアな人やマチュアな生き方について語られています。 「自然体でありながら清潔に歳を重ねる美しさ」のためのキーワードーーそれが「マチュア」のような気がします。 自然体でありながら清潔に歳を重ねる、というこのフレーズ、大好き。 まさに目指したいところはそれ!という感じで…
小さな習慣を積み重ねて人生を変える『毎日の暮らしが輝く52の習慣』
『1週間に1つずつ。毎日の暮らしが輝く52の習慣』 ご紹介する52個の習慣を、1週間にひとつずつ実践していけば、1年の終わりには大きな成果が得られます。 と書かれている、いい習慣を少しずつ身につけていくことができる本。 PART1 ささやかな幸せに気づく PART2 最高の毎日をつくりあげる PART3 すこやかな自分に出会う PART4 美しい心で人生に向き合う 上のように目的別に4つに分けて紹介されていますが、 好きなように自由な順番で進めてOKだそう。 「音楽を聴く」や「コーヒーより緑茶を飲む」 などの簡単なものから、「生涯、学び続ける」「ほかの人と比べない」など、ちょっとハードルが高い…
『あなたの潜在能力を引き出す20の原則』 誰かに腕立て伏せを代行してもらっても、自分が力をつけることはできない ので、この本に書かれていることはちゃんと自分で実行してね、と前置きされている本。 わりと具体的な方法で、なおかつ、「たしかにそうだなー」と思わされる内容が多いです。 例えば、大きな目標に挑戦するとき、 「遠くの星を目指せば、たとえそこまで行けなくても遠くへ行ける」という名言が気に入って壁に貼っています。 妥協するのではなく、大きく考えてベストを尽くすほうがずっといいという気持ちになります。 すべての目標を達成できるとは限りませんが、挑戦したという充実感が得られますし、それによって成長…
『2000年前からローマの哲人は知っていた 幸せに年を重ねる方法』 若さを保つことに躍起になっている人や、反対に世間の「若さ至上主義」に辟易している人におすすめしたい本。 古代ローマの哲学者キケロが、老いについてズバズバ書いています。 老年には老年なりの、自分を守る術がある。 それは何かと言えば、誠実でまともな生活を続けることだ。 たとえ肉体が衰えても、老人の精神に適した活動は必ずあるものだ。 年齢にかかわらず、持ち合わせている体力を適切に使えば良いのだ。 死が若者を襲うときは力ずくだが、老人のところへ来るときは、それが最良の時機ということだ。 老いや死に対する漠然とした恐怖や不安を和らげてく…
『 笑って人類!』 映画にしようと思ったら、長すぎたため小説になった、という話を聞いて読んでみたいと思った本。 爆笑問題の太田さんの小説なんですが、これ、映画で観たいです!絶対に面白い! ✵✵✵ 子供達よ、信じるんだ。未来はいつも面白い。 世界の平和のため、ダメダメ総理が獅子奮迅!?主要国リーダーが集結する“マスターズ和平会議”に極東の小国・ピースランド首相が、まさかの遅刻。そのおかげで惨劇を免れた彼は、ドン・キホーテのごとく立ち上がるが……。 笑いと興奮と感動と――。「言葉の力」を信じる爆笑問題・太田光、祈りのような書き下ろしエンターテインメント! 「笑いもので結構! 私の子供の頃の夢はコメ…
もっと自由にやりたいことをやろう『昨日までと違う自分になる』
『昨日までと違う自分になる』 私の大好きな若宮正子さんの本。 80歳を過ぎてから独学でゲームアプリを開発した世界最高齢プログラマーで、Appleの世界開発者会議に特別招待されたりしている方です。 年齢に関係なくやりたいことにチャレンジしている方を見ると、「私もそうありたい」と思って、ご著書などをチェックせずにはいられなくなります。 海外旅行の話は、旅行好きではない私でさえ「ちょっと旅行行きたいかも」と思わされるし、CNNの取材のメールにGoogle翻訳をコピペして返信した話や、英会話教室の落第点の話は勇気づけられるし、とにかく若宮さんの体験や考えが面白いです。 「どんどん変わる世の中の価値観に…
『成熟とともに限りある時を生きる』 人生という限りある時を、どうすれば心豊かに生きていけるかが書かれている本。 若い人にもおすすめですが、特にアラフォー・アラフィフ世代に響きそうな内容が多い印象を受けました。 年をとるのは当たり前。ずっと若いままでいることこそが不自然なのです。 そこで「美しくありたい」という願望を、言い換えて「素敵な人でありたい」にしてみるのはどうでしょう。上手に年をとるとは、それはすなわち尊厳を保つこと、「若返り信仰」に陥らないことです。 (P43より引用) 生きている、というチャンスが与えられているのだから頑張らないと (P51より引用) くよくよ悩まず「私にはどうでもい…
「あいつと仕事、したくない」。観音菩薩のような私をしてそう言わしめるK氏は、職場の爆弾であることがわかった。彼が参加する会議は、ことごとくお通夜会場になるのだ。それでも哀しきかなサラリーマン、嫌なヤツとも仕事を進めていか […]
こんにちは!先日、本棚の中身を入れ替えに行ったときに、人形劇に参加しクラリネットを演奏するハイパーな友だちと一緒だったのですが、友だちの持っているものが自分とは対極で魅力的に感じます。絵といえば、誰かと間接的に関わるかたちです。そこでは誰かが絵を眺めている時間の長さによって、何かを感じたり、見つけたりするものがあると考えています。逆に演奏や人形劇は、例えばその場で誰かを笑顔に出来るような場のチカラがあって、キラキラの中心に心が引き寄せられていく感覚。そういう場に立ち会うと感動して鳥肌が立ちます。 本を読んでいる間も、そうした場のチカラを感じるような臨場感のある感動を受けることがあります。渡辺 …
【2023年7月】プライムデーでAudible(オーディブル)がおトクに! 会員特典と最新情報
例年7月中旬に行われる、Amazonプライム会員向けの大型セール・プライムデー。 Audible公式サイトを見てみる Audibleのプライムデー会員特典 Amazonプライム会員の方は、2023/7/18(火)まで […]
今月から読み始めた本は『菊と刀』ベネディクト、光文社、2008年戦後米人から見た日本人の不可解さを研究した本です米人から見た日本人って攻撃的であり、温和でもあ…
『家族がいなくなった日 ある犯罪被害者家族の記録』日常を奪われた犯罪被害者遺族のリアル
Kindle Unlimitedで読んだコミックエッセイです。『家族がいなくなった日 ある犯罪被害者家族の記録』と、続編の『家族がいなくなって私はうつになった』の2冊を読みました。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a] function(){arguments.currentScript=c.currentScript c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q []).push(arguments)}; c.getElementById(a) (d=…
こんにちは!最近は蒸し暑い日が続いていますね。この時期は特に寝起きに髪の毛を押さえつけても、毛量が多いのも相まって数時間のうちにぼわあと膨らんでしまいます。その中に手を入れると、温暖な湿地帯が広がっています…。 さて、本日ご紹介するのは佐野 洋子さんの絵本です。 『おばけサーカス』 佐野 洋子 作/絵 子どもの頃に出会わずに(そもそも読書が少なかったために)、大人になって知った作家さん。『100万回生きたねこ』を大人になって読んだりしている身分ですが、きっと多くの方が知っている作家さんだと思います。今回は個人的に好きだと感じたこの絵本を取り上げました。 何が好きなのかといわれると、直観が好きと…
この記事では、忘れっぽい著者が、Audibleが頭に入らない理由と記憶に定着させる方法について記述しています。
約2年前、電子書籍リーダーを購入してみたよ、という記事を書きました。 happybooks.fun その後も活用していたのですが...私が持っている機種は白黒なので、コミック系がとても読みずらかったのです。(普段、漫画を読むことは少ないですがコミックエッセイは読みます。) なので、コミック系はスマホにkindleのアプリを落として読んでいました。 しかし、老眼初期のアラフォーには画面が小さくて読みにくい! そう思っていたタイミングで、娘が高校を卒業し家を出たので、iPadが1台空きました。 そのiPadにkindleを入れて読むと....老眼初期にも優しい読みやすさ♡ いいやん!いいやん!と思…
『ご冗談でしょう、ファインマンさん(上)』を読了しましたファインマンさんの自叙伝ですさすがノーベル物理学者イタズラもゲームも何でも評判になるという天才ぶり興味…
こんにちは!毎日のささやかな楽しみに、携帯に計測された一日の歩数を見るというのがあります。それが先日の日曜日、携帯を持っていくのを忘れて外出し、記録が0歩。これが実際の数字とは異なるとはいえ、ゼロという数字をみていると一瞬だけ切なさが湧いてきました。この0歩という数字の裏側、自分だけは分かっているけどこの携帯には理解することが出来ない。結果的にとらえる数字だって見ようとすれば、裏側がある。 そんな見えないものの話をするのも、今回紹介する絵本に関係しています。 『きりのなかのかくれんぼ』 アルビン・トレッセルト 文 ロジャー・デュボアザン 絵 片山 令子 訳 作者のアルビン・トレッセルトはアメリ…
『震災風俗嬢』被災地の風俗嬢を五年にわたり取材した渾身のノンフィクション
「戦場から風俗まで」がテーマのフリーライター、小野一光さんが東日本大震災の被災地の風俗嬢を五年にわたり取材した、渾身のノンフィクション。 震災を記録したノンフィクションはたくさんあるけれど、それらを「表の記録」とすると...この本は「裏の記録」なのかもしれません。 震災風俗嬢 感想 震災の当日、九州にいた著者は震災を知ってすぐに被災地に向かった。そこで被災地の惨状を何度も目にする。 「この惨状を記録するカメラマンや記者は、自分以外にもたくさんいる。しかし、被災地の風俗を記録できるのは自分しかいない」 という信念の元、著者は取材を続けていくのだが...「こんな時に風俗の取材をするなんて、不謹慎な…
この本と出会えたことで、わたしの文章は、もっともっと、太くなる。そう確信させてくれたバイブルをご紹介します。 このご紹介文を書くのも、緊張する。おこがましいと感じる。それでも、みなさまに読んでいただきたくてたまらない。文 […]
たまに本に関連した話題で気になるのが読書量です。みなさんは、年間何冊読んでいるか数えているでしょうか。 私は今年になってきちんと数えてみようと思い(とはいえいくつか抜けてたりしてちょっとずぼらな数字です…)、再読本は除外して、初めて読む本を数えたらもうすぐ100冊でした。世の中ではもっと大きい数字が動いているので、全くすごいとはならないのですが、とにかく100冊読んでも、まだ読んだことのない本がたくさん世の中にあることが嬉しいですね! この読書の量について、おでん文庫を初めてから特に増えました。読みたい本、読んだ方が良さそうな本、棚に置いている本の関連書籍は可能な限り読もうと試みています。そこ…
『実録 ドラッグ・リポート』自ら常用者だった著者が、ドラッグの周辺にいる人たちなどをリポート
自分自身が使用したことがないのははもちろんのこと、40年以上生きてきてドラッグ(違法薬物)を使用している人に出会ったことがありません。 だから私自身、ドラッグに興味があったからこの本を読んだ...とかでは全くありません。(むしろドラッグは絶対ダメ!だと強く思っています。) ではなぜこの本を手に取ったのか...? それは、この本の作者、草下シンヤ氏に興味があったから。 youtubeチャンネル「裏社会ジャーニー」で草下シンヤ氏を知ったのですが、現在の作者は、一見とても穏やかで本当に普通。(むしろ好青年のようなルックス。) それなのに裏社会に精通し、様々なドラッグを経験していた過去があると知り、そ…
こんにちは!最近、「おでん文庫で紹介する本を読んでみたい」、「好きな本です」と教えてくださる方の声を聞く機会が重なり、本当に嬉しい気持ちでおります。ありがとうございます! ではでは、本題のおでん文庫の6月テーマ”霧と幻想”で選出したうちの一冊をご紹介です。 『きりのなかのはりねずみ』 ノルシュテイン / コズロフ 作 ヤールブソワ 絵 こじま ひろこ 訳 作者のひとり、ユーリー・ノルシュテインはロシアに生まれ、アニメーターとしてひたむきな制作をつづけ、自身の制作を追求するためにアニメーション・スタジオを設立し、アニメーション作家として活動を行っています。これまでに制作したアニメーションんは国内…
こんにちは!本日おでん文庫の本を入れ替えました。そうしながらも、5月にイギリスの作家であるアリソン・アトリーの本に夢中になっている間に、イギリスの児童文学を色々読みたくなってきました。現在読んでいる『ヒナギク野のマーティン・ピピン』がナンセンスな展開をたたみかけてきて面白いです。しかし新書が今は売っていないようで…いつかおでん文庫で取り扱いたいです。 そして、先月に続いて本が売れまして、紹介している本に興味を持ってくださりほんとうに嬉しいです。ありがとうございます。毎月取り扱いが少ない冊数ですが、厳選したおすすめを置いているので、棚を借りている南と華堂(なんとかどう)さんへ足を運んで手に取って…
こんにちは!昨日からの激しい雨が通り過ぎ、こちらは晴れ間が見えてきました。そんな中、いそいそとおでん文庫の6月の本棚テーマの準備です。 6月のテーマは【霧と幻想】で4冊ご用意します。余談ですが、置く予定の佐野洋子さんの本は偶然初版本。本文も綺麗な状態で手元におくのにオススメな1冊です! 並べる本について詳しくは、明日か明後日にご紹介しますね。本の洗濯は、みなさんがテーマを聞いた時に思い浮かぶ本と、自分が並べる本とで被りそうなものと被らななそうものが両方あるように心掛けています。新たな本との出会いを増やせるようしながら、王道な本は勧めたくなる良さがあることもきちんと伝えられたらと思っています。 …