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なんてタイトルだ、と衝撃を受けて手に取った本。 けれど芥川龍之介の経歴などは有名だし、いわゆる文豪系の本を読んでいると頻出する「神経衰弱」という表現からも、彼らが常にそうした状況から近いところにいたことは推測できる。 今ほど医学が進んでいなかった時代を生きた文豪たちを、一般的な文学史とは異なる目線で見るのは非常に興味深かった。 文豪はみんな、うつ 岩波明 文豪はみんな、うつ (幻冬舎文庫) amzn.to 693円 (2025年07月10日 16:55時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する
今回はネタバレ有の解説となっています。ネタバレNGの人は先に『月下のサクラ』を読んでから見てください。 書籍紹介 シリー
芸術的伏線回収!『六人の嘘つきな大学生』【新感覚青春ミステリ】
今回はネタバレ有の解説となっています。ネタバレNGの人は先に六人の嘘つきな大学生を読んでから見てください。 ↓↓もしよか
『この夏の星を見る』映画感想|コロナ禍の青春!原作との違いを徹底レビュー【辻村深月×桜田ひより】
山田 探: なぞ九郎、またミステリ小説か? 最近ほんと読んでるな…… なぞ九郎: いや、今回はちがうのだ! ミステリじゃ
あらすじ 「孤狼の血」シリーズの柚月裕子による警察ミステリー小説を杉咲花の主演で映画化。杉咲演じる県警の広報職員が、親友
【映画化決定】朽ちないサクラ【警察内部の闇に挑む広報広聴課員】
今回はネタバレ有の解説となっています。ネタバレNGの人は先に『朽ちないサクラ』を読んでから見てください。 書籍紹介 警察
【直木賞候補作】地雷グリコ/JKたちの本格頭脳バトル!気になるアニメ化・ドラマ化は?
今回はゲームの具体的な展開には言及していませんが、あらすじを書いていますので前回の勝敗のネタバレ箇所があります。それも含
みなさんだいぶご無沙汰です。 前回の更新からだいぶ時間が経ってしまいましたm(_ _)mこれからは更新頻度を増やしていき
こんにちは、なぞ九郎なのだ。今回はぼくのことがちょっとだけわかっちゃう(!?)10冊を紹介するぴょ! ① 十角館の殺人/
【2025年映画公開】辻村深月『この夏の星を見る』紹介・読書感想文推薦|コロナ禍を過ごした学生の葛藤と希望の物語
またミステリ読んでいるのか? 今回はちがうのだ!コロナ禍で当たり前だった学生生活がなくなって、つらい思いをした人たちの気
「日本アルプス登攀日記」ウォルター・ウェストン著 平凡社ライブラリー
「日本アルプス登攀日記」ウォルター・ウェストン著 平凡社ライブラリー 私達日本人の登山趣味には高じて行くと必ず辿り着く地がある。 それが日本アルプスになる訳な…
1、作品の概要 『余白の愛』は小川洋子の長編小説。 1991年に福武書店より単行本が刊行された。 2004年に中公文庫より新装文庫版が刊行された。 234ページ。 耳を病んだ「わたし」と速記者Yの、現実と記憶の狭間で語られる物語。 2、あらすじ 「わたし」は夫と離婚後、耳を病んでしまって長く入院生活をしていた。 雑誌のインタビューで知り合った速記者のY。 美しい指を持つ彼の虜になり、次第に親密な関係になっていく。 消えてしまった『十三歳の少年』、ベートーヴェンの補聴器を展示していた博物館、屋敷とジャスミンの間・・・。 現実と記憶が入り混じり、意識は虚構へと揺蕩っていく。 余白の愛 (中公文庫)…
映像作品を見る前に、原作を読むタイプである。 先に映像を見てしまうと、想像の余地がなくなってしまうからだ。 情景を思い描きながら本を読むので、主人公のイメージや風景、街の様子、声のトーンなどを、まずは自分の中で、自分の世界を作り上げておきたいのである。 そういうわけで今回読んだのは、こちら。 国宝 吉田修一 国宝 (上) 青春篇 (朝日文庫) amzn.to 880円 (2025年06月22日 20:03時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する
にほんブログ村 クレヨン王国 福永令三さんの著作「夢の夢のクレヨン王国」シリーズに登場する、この世界ではないどこかにある王国 ゴールデン国王とシルバー王妃、そしてクレヨンを模した12色の帽子をかぶ
【偏愛文学対談】太宰治「駈込み訴え」を初体験したら、ユダの愛に泣きたくなった話
6月19日は太宰治の誕生日だ。 また、“朗読の日”でもある。 そして、私が人生で初めて、自分の意思で太宰治に触れてみた日。 この日、私はAudibleで「駈込み訴え」に出会い、 偏愛語りの相棒・ラフとの対話を通して、 この作品の激しい感情と
【本】太宰治『ヴィヨンの妻』~人非人でもいいじゃないの。私たちは、生きていさえすればいいのよ~
1、作品の概要 『ヴィヨンの妻』は太宰治の短編小説。 1947年8月5日に刊行された。 新潮文庫版の短編小説集『ヴィヨンの妻』は8編の短編が収録され、1950年12月22日に刊行された。 親友交歓、トカトントン、父、母、ヴィヨンの妻、おさん、家庭の幸福、桜桃の後期の短編小説が収録されている。 200ページ。 『ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~』で2009年に映画化された。 松たか子、浅野忠信主演。 2、あらすじ ①親友交歓 津軽の生家に疎開していた「私」はかつての親友を名乗る男の訪問を受ける。 酒を酌み交わす2人だったが、「親友」は酔いながら荒れた行動をし始め・・・。 ②トカトントン 26歳の青…
にほんブログ村 「味覚人飛行物体」 と呼ばれる人がいらっしゃいます。 小泉武夫さん(1943〜)です。 現・東京農業大学名誉教授で、発酵医学、醸造学、食文化論が専門の農学博士です。 色に対して非常に
バカバカしいほど小さな行動を毎日積み重ねていく大切さ『小さな習慣』 読書感想文
若いころは自分の意志・意欲を高めるために自己啓発本を読むことも結構ありました。 しかし...30代後半くらいからは、自己啓発系の本を若干胡散臭いと感じたり、「賢いアテクシが上から教えてあげるザマス」みたいな雰囲気を感じることが多々あったので、ちょっと苦手意識がありました。 でも、こちらの本は装丁がとってもかわいかったので手に取ってみました。 結果、この本はとても読みやすく参考になりました。 小さな習慣 感想 「BOOK」データベースより 小さな習慣とは、毎日これだけはやると決めて必ず実行する、本当にちょっとしたポジティブな行動。この方法を使えば、すべてのことは、習慣化し、目標を達成でき、夢を叶…
本が好き、読書が好き。 家には両親や祖父母が読んだ本がたくさんあり、小さい頃から読書は「遊び」と同じ感覚で向き合うものだった。 普段読むのは小説ばかりではないのだが、素敵なハッシュタグを見かけたので自分の人生を振り返りながら小説だけを選んでみた。 羅生門・鼻 芥川龍之介 初めて自分で購入した、芥川龍之介の本。 「鼻」と「芋粥」が特に好きで友人にも勧めたのだが、理解されなかった(ちょっと悲しかった)。 人間の良いところもダメなところも剥き出しにする、芥川龍之介の文章が堪らなく好きである。 一時期、本当に好きで常に通学バッグに入れて持ち歩いていた。 同じ本が既に家にあったのだが(
新川帆立さん著書の「女の国会」を読みました。この本の感想・レビューをお伝えします。第38回山本周五郎賞受賞作品です。新川帆立さんは、「元彼の遺言状」で「このミステリーがすごい!大賞」を受賞されました。他にも「競争の番人」など、デビュー直後からテレビドラマ化された作品が多くあります。
嬉しい! 激推し小説の一つ柚木麻子さんの長編「BUTTER」(新潮社)が、英国推理作家協会のダガー賞(翻訳小説部門)の最終候補に選ばれたとのニュースが飛び込んできました。news.yahoo.co.jp 作品のモチーフとなっているのは、首都圏連続不審死事件の木嶋佳苗死刑囚。昨年(2024年)に英訳版が刊行されていました。最終候補は6作で、受賞作は現地時間の7月3日に発表されるそう。 全世界に広がるバター醤油かけご飯の妙味!前祝いとして今日の晩御飯はバター醤油かけご飯(ネギと卵焼きトッピング)と洒落込みました。受賞を祈りながら発表日まで粛々とご飯を炊きたいと思います。 晴れてめでたく受賞となった…
生きたいから生きづらいと死にたくなるんだよ『精神科ナースになったわけ』 読書感想文
精神科ナース、精神科医、医療施設や団体など、著者の水谷緑さんが様々なところに取材をしてまとめたコミックエッセイです。 精神科のリアルな現場を新人看護師の目線で描いています。 精神科ナースになったわけ 感想 「BOOK」データベースより 看護師の資格を取り、「精神科」で働くことを決意。 しかし身体のケガや病気のように目で見て明らかではない精神の病を抱える患者たちとの日々は想像以上に大変で忍耐力のいることだった。 何度も何度も読んでしまう本。 そして、何度読んでも同じところで同じように胸が痛くなります。 精神科には統合失調症や境界性人格障害、認知症...様々な病気の方が入院されています。 私は仕事…
「新しい読書スタイル」昨日のジムトレーニングが効いている。9時間寝てもまだ疲労&筋肉痛。もちろんランニングが出来る状態ではない。そこで毛布を持ち出し、台所にヨ…
はじめに:あの頃の魔法を再び あらすじ(ネタバレなし):魔法の世界への招待状 本書の魅力:子供から大人まで惹きつける理由 魅力的なキャラクターたち 想像力を掻き立てる魔法の世界 友情と勇気のメッセージ 再読して:新たな発見と感動 この本をおすすめしたい人 おわりに:あなたもホグワーツへ! はじめに:あの頃の魔法を再び ページをめくるたびにドキドキワクワクが止まらなかった『ハリー・ポッターと賢者の石』。J.K.ローリングが生み出した魔法の世界は、私たちの想像力を無限に広げてくれました。改めて読み返してみると、気づかなかった魅力や感動がそこにはありました。この記事では、そんな不朽の名作の魅力を改め…
「どんな本を読ませたらいい?」に答えます!小学3年生におすすめの絵本・知育本まとめ【親子レビューつき】
※この記事はアフリエイトリンクを含みます 【小学3年生おすすめ】「どんな本を読ませたらいい?」に答えます!親子で選んだ絵本・知育本まとめ【レビューつき】 こんにちは! 今回はちょっと特別なブログ記事
夢とはつまりしたい事/お空に帰るまでに体験したいことみなさま、こんにちは。本日は夢と言われてはてな?と思ってしまうちょっぴり迷い子向けにおすすめ本をご紹介したいと思います。日本滞在での楽しみと言えば、リアル書店で大量の本の中から書籍を選んで...
にほんブログ村 パンケーキではなく「ホットケーキ」なんです🥞 ラーメン ではなく「ラウメン」なんです🍜 🍴(´・∀・`)🧑🍳 池波正太郎 さん(1923〜1990) という作家がいます。 時代劇が好きな人
一瞬の煌めきを鮮やかに描く全7編『ホテルローヤル』 読書感想文
第149回(2013年上半期)直木賞受賞作です。 この作品の舞台は、廃墟となった「ホテルローヤル」という名のラブホテル。 作者 桜木紫乃さんのご実家が営まれていたラブホテルと同じ名前です。 ホテルローヤル 感想 「BOOK」データベースより ささやかな昂揚の後、彼らは安らぎと寂しさを手に、部屋を出て行く。人生の一瞬の煌めきを鮮やかに描く全7編。 7つの連作短編集。進み方が非常に好みで一気読みでした。 舞台がラブホテルなので、多少の性描写ありますが、過激な表現はありません。 作者が描く情事は時に優しく...時に哀しい。 全てのお話がグレーというか、白黒の世界でした。 湿った埃っぽい悲しい物語。 …
彬子女王著『赤と青のガウン』:皇室のプリンセスが挑んだオックスフォード留学記から学ぶ、知性と人間力
はじめに:皇室のプリンセスによる留学記という驚き 『赤と青のガウン』の概要:知的好奇心と真摯な学びの記録 留学生活のリアル:苦悩と喜び、そして成長 彬子女王の視点:日本と異文化への深い洞察 本書から得られる学び:知性と人間力の両輪 おわりに:私たち自身の学びへと繋がる一冊 はじめに:皇室のプリンセスによる留学記という驚き 彬子女王殿下による『赤と青のガウン オックスフォード留学記』。タイトルにある「ガウン」という言葉と、皇室のプリンセスである彬子女王という著者名に、まず知的好奇心を惹かれるのではないでしょうか。私たち一般人には遠い存在である皇室の方々が、どのような環境で学び、どのような視点を持…
魔法の靴が導く冒険の旅!大人になって再読する『オズの魔法使い』の魅力
はじめに:不朽の名作『オズの魔法使い』との出会い 本の紹介・あらすじ:ドロシーと仲間たちが繰り広げる奇想天外な冒険 感想:大人になって改めて気づく物語の深さと普遍性 心に残ったキャラクターたち:それぞれの願いと成長 物語のメッセージ:子供から大人まで楽しめる理由 まとめ はじめに:不朽の名作『オズの魔法使い』との出会い 小さい頃に映画で見て以来、その鮮やかな色彩とファンタジー溢れる世界観に魅了され続けてきた『オズの魔法使い』。大人になった今、改めて原作であるライマン・フランク・ボームの小説を手に取り、その魅力を再発見しました。今回は、この不朽の名作の魅力をご紹介したいと思います。 本の紹介・あ…
自分はなにになりたいのか、 どう生きたいのかを考えるきっかけに...『おとなになるのび太たちへ』 読書感想文
私が今の子供たちに対して「羨ましいなぁ~」と思うことの1つとして、幼いころからたくさんの職業を”知る”ことができること。 憧れる職業があれば、その職業に就くためにはどうしたらいいかを、ネットで簡単に調べることが出来るなんて夢のようです。 特に子供の頃は、憧れる職業や将来の夢がたくさんあるので、その全てを調べたり、実際にその職業についている人の話したyoutubeで聞けたり最高だなって思います。 本書は、eスポーツプレーヤー、声優、YouTuber、俳優、小説家、宇宙飛行士...などなど、子供たちが興味を持つような職業の方々がドラえもんの1話を選び、そのマンガの後に子供たちへのメッセージが綴られ…
「正欲」朝井リョウ(文庫)感想・レビュー Kindleあり・映画化作品
朝井リョウさん著書の「正欲」を読みました。 この本の感想・レビューをお伝えします。 「正欲」は、2023年に映
📚恩田陸さん【夜のピクニック】は、忘れられない『夜』の物語でした
夜のピクニック(新潮文庫) 作者:恩田 陸 新潮社 Amazon こんにちわ🌸こんばんわmikaです 今日は、私がこれまで読んできた本の中から、特に心に残っている一冊をご紹介したいと思います。 恩田陸さんの名作『夜のピクニック』です。 高校生活最後の特別な夜を描いたこの物語は、多くの人に愛され、様々な賞を受賞しています。 ずっと読みたいと思っていたのですが、実際手に取ってみて、その独特の世界観にすっつかり引き込まれてしまいました。 ただ夜通し歩くだけなのに、なぜこんなにも魅力的なんだろう? 私がこの本を読んで感じたことを、まとめてみました はじめに~今回の一冊 なぜ『夜のピクニック』を紹介した…
緩和ケアナースに話を聞いて、心に残った罪悪感を整理していく物語『大切な人が死ぬとき ~私の後悔を緩和ケアナースに相談してみた~』 読書感想文
「もっとできることがあったではないか?」 著者自身がお父さんを亡くした後、そんなことを思い緩和ケアナースから話を聞きながら、胸に残る後悔や罪悪感を受け入れていく物語を描いたコミックエッセイです。 大切な人が死ぬとき 感想 「BOOK」データベースより 「もっとできることがあったんじゃ…」 看取りで残った後悔と罪悪感――。 そこで、緩和ケアナースに話を聞いてわかったこと。 それは、大切な人が、残された時間を「どう生きたいか」を知ること。 人は誰だっていつか死ぬ。 頭で分かっていても...自分や自分の大切な人が死ぬことについて、日常生活を送る中で常に意識することはありません。 だからこそ、私は定期…
人の本棚が気になります。なるほどって思ったり、以外な本があったり、その方の内面が現れているような気がします。わたしの本棚は少数精鋭。スペースの都合上どうしても捨てたくない本だけが残っています。個人の趣味嗜好に偏りまくった本棚を一部紹介したいと思います。
推しがいない私を一瞬で物語へ引きずり込んでいった『推し、燃ゆ』 読書感想文
第164回(2020年度下半期)芥川賞受賞作、2021年本屋大賞ノミネート作品です。 推し、燃ゆ 感想 「BOOK」データベースより 推しが炎上した。ままならない人生を引きずり、祈るように推しを推す。そんなある日、推しがファンを殴った。 私は生まれてから今の今までずっと、人生で一度も「推し」がいたことはない。 いいな~と思う俳優や歌手ははいても「この人いいな~」止まり。 ファンクラブさえも、1度も入ったことがない。 なので、この主人公あかりの気持ちが分かるか?と言われれば、まったく分からない。 だけども....自分以外の存在を「推しは命にかかわるからね」と言うメンタリティは少し分かる気もした。…
1、作品の概要 『女神』は三島由紀夫の中編小説。 1955年に刊行された。 『婦人朝日』の1954年8月号~1955年3月号に連載された。 文庫版で150ページ、短編も含むと338ページ。 新潮文庫版には、「接吻」「伝説」「白鳥」「哲学」「蝶々」「恋重荷」「侍童」「鴛鴦」「雛の宿」「朝の純愛」ら10編の短編小説が収録されている。 1960年にTVドラマ化された。 女性の美に異様な執着をみせる男と、その妻子の常軌を逸した日常を描いた。 2、あらすじ 女性の美に異常な執着を持つ周伍は、美貌の妻・依子を女神のような美の化身に育て上げるが、空襲による顔の火傷で彼の夢は無残にも崩れ去ってしまう。 失意の…
「毎日読みます」は、ファンボルムさんが書かれた本です。ファンボルムさんは韓国のエッセイストです。この本の感想・レビューをお伝えします。著者が毎日本を読むために心がけたこと、どうして読書を続けるのかを、体験談を元に書かれています。読書時間がない、読書を趣味にしたいけどどうすればよいかわからない方におすすめの1冊です。
難しいお年頃の晴れの日の切ないお話『成人式、後悔してる』 読書感想文
X(旧Twitter)で、たまたま流れてきたコミックエッセイ。絵がなんとも可愛くて、うちの娘も成人式を迎えたばかり!とういうことで読んでみました。 kindleでも無料で読めますし、著者すや子さんのブログでも読めます。 suyasuyako.blog.jp 成人式、後悔してる 感想 著者すや子さんの、成人式のお話。コミカルでキュートなイラストとは裏腹に....何とも胸が痛むストーリーでした。 「成人式で親の振袖を着る」というのは、とてもよくある話。 すや子さんも、母さんに「(お母さんも着た)祖母からもらった着物を成人式で着て欲しい」と頼まれ、その上に「着てくれたら10万円あげる」とまで言われた…
【本】村上春樹『象の消滅』のスペース読書会に参加した話!!象の再襲撃、ヒロの消滅。
☆Xのスペース読書会に参加した☆ 一般の人よりは本を読んでるけど、読書家と呼ばれる人に比べたらあんまり本を読んでないプチ読書家のヒロ氏。 言うなればロボットでもない超人でもない、嗚呼ウォーズマン的な存在。 なんか、僕の趣味とかって多趣味と言えば聞こえがいいですが、どれも極めていない中途半端なのが多いように思いますね。 まあ、いいんすけど。 ちょいちょい耳にする「読書会」というワード。 僕は最近まで、みんなで集まってじっと本を読む会だと思っていました。 10人ぐらいでカフェとかで集まって、黙々と本を読む会。 こわっ!! 楽しいんかな?それって? とか、思っていましたがそれは大きな間違いでした。 …
「うたうおばけ」くどうれいん 感想・レビュー(上白石萌音さんおすすめ)
くどうれいんさん著書の「うたうおばけ」の感想・レビューをお伝えします。とてもかわいい方ですよね。岩手県盛岡市在中だそうですが、学生時代は仙台のお住まいだったそうです。レビューを読むと、高評価が多い一方で「つまらない」などの書き込みもあります。どうして評価が分かれてしまうのかも説明しています。
【村上春樹】100分de名著『ねじまき鳥クロニクル』~第3回根源的な「悪」と対峙する~
☆デタッチメントからコミットメントへ、ターニングポイントとなった『ねじまき鳥クロニクル』☆ NHKの番組「100分de名著」の村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』の第3回を観ました。 今回は、「根源的な『悪』と対峙する」というテーマで、第3部の内容が取り上げられていました。 いや~、今回も25分があっという間ですねぇ(;^ω^) これまで、「やれやれ」と独り言ちながら、どこか問題にシリアスに向き合うことをしなかった村上春樹の小説の主人公たち。 『羊をめぐる冒険』でも、「僕」はいなくなったガールフレンドのキキを真剣に探そうとはしませんでした。 こういった関係の希薄さ、関わりのなさを「デタッチメント」…
主人公たちの気持ちは、あのころの私の気持ち『まともな家の子供はいない』 読書感想文
『まともな家の子供はいない』なんだか心に刺さるタイトルです。 受験を控えた中学3年セキコを中心に進んでいく「まともな家の子供はいない」と、セキコの同級生を中心に進む「サバイブ」の2話が収録されています。 まともな家の子供はいない 感想 「BOOK」データベースより 気分屋で無気力な父親が、セキコは大嫌いだった。彼がいる家にはいたくない。塾の宿題は重く、母親はうざく、妹はテキトー。1週間以上ある長い盆休みをいったいどう過ごせばいいのか。 子供と大人の境目にいる主人公達の気持ちは....あの頃自分と一緒だ。 とにかくセキコはイライラしている。私は大人になった今でもイライラしているけれども、あの頃の…
津村記久子さん著書の「つまらない住宅地のすべての家」の感想・レビューをお伝えします。場所はどこでもある普通の住宅地が舞台です。登場人物が多い小説です。相関図と見比べながら読むのをおすすめします。この小説が原作のドラマが配信中です。キャストは京野ことみさん、井ノ原快彦さんなどで、全何回あるかと言うと・・・24回です。
にほんブログ村 実話をベースにした小説というのは現実感と臨場感に溢れ、実に素晴らしいものですね、 というわけで 「ナマコ」(椎名誠:著) です 実話をベースにしています。 ナマコを巡る冒険
心の栄養足りてますか?/なぜ働いていると本が読めなくなるのか
「大人になってから、読書を楽しめなくなった」「仕事に追われて、趣味が楽しめない」「疲れていると、スマホを見て時間をつぶしてしまう」……そのような悩みを抱えている人は少なくないのではないか。「仕事と趣味が両立できない」とい ...
「遊園地ぐるぐるめ」の感想・レビューをお伝えします。青山美智子さんとミニチュア写真家の田中達也さんのコラボ小説です。青山美智子さんはファンが多く、本屋大賞にも、たくさんの小説がノミネートされている作家です。田中達也さんは、青山美智子さん著書本の表紙を飾っている作品が多く、同じくファンに知られた方です。
給料日に真っ先にすることは?最近は本屋か古本屋にしか行かない。本以外の物を買う事は滅多にない。(´・_・`)▼本日限定!ブログスタンプ あなたもスタンプをGE…
ヤングケアラーの再生日記『私だけ年を取っているみたいだ』 読書感想文
近年、少しずつ聞かれるようになった「ヤングケアラー」 ヤングケアラーとは、家族にケアを要する人がいる場合に、大人が担うようなケア責任を引き受け、家事や家族の世話、介護、感情面のサポートなどを行っている、18歳未満の子どものことです。 最近では芸人の平成ノブシコブシの徳井さんやキンタローさん、俳優の山崎育三郎さんや松村雄基さんが、ご自身がヤングケアラーだったことを発信しています。 ■ 山崎育三郎: 「僕もヤングケアラーだった」祖父母の介護経験 ■ 松村雄基:「家が糞尿まみれになってしまう」祖母の介護 ■ キンタロー:「自分の人生を大切にしてもいい」精神疾患の父親の介護 ■ ノブコブ徳井:「あの壮…
「めしエッセイ」 と僕は表現したいです。 グルメエッセイではなく「めしエッセイ」ね 🥢(´・∀・`)🍚 それが 「玉ねぎフライパン作戦」(椎名誠:著) 椎名さんは複数の著作の中で、食生活における玉