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自虐多めなので読むのがしんどくなるかもしれませんが、現状の自分を諦めつつも受け入れる気概が伝わる、一周まわってポジティプなエッセイ。 ついてないときに読むのがおすすめ。 No.JE0006 ジャンル:エッセイ 初版:2015年 販売場所:渋
この作家さんの作品を読んでいつも思うのが、「こんなにも背景・設定の異なる小説をよく書けるもんだなぁ」ということ。 この本も、そんな短編集。 自分だけのこだわり?を抱えながら生きる人たちの、毎日のほんの一部を切り抜いたような作品たちです。 N
実在するトップアーティストをモチーフに、ライブを作り上げる裏方の男たちの奮闘を描いた物語。 熱狂を巻き起こすライブが、たくさんのスタッフの力によって作り上げられる様子が伝わってきます。 大変な仕事。でも、病みつきになっちゃう中毒性があるんだ
高校生にとってSNSは、もはや無くてはならない存在ですね。 この小説に登場するのは、とあるSNSとつながった3人の高校生。 それぞれが抱える想いのまま、ひたむきに走っていく感じがちょっと青臭い。 若い人が読むとよりリアルに感じ、お年頃の皆さ
この主人公女性、一種のストーカーです。 好きになった男を監視し、彼に近づく女たちを排除しようとします。 排除される側の女たちもヤバいです。 出てくる女性、みんなヤバい奴です。 No.JN0074 ジャンル:小説 初版:2024年 販売場所:
タイトルを見るとファンタジー小説のようなイメージですが、実際は両親に捨てられた女の子の物語。 魔女のような叔母との暮らしの中で、力強く成長していく姿が頼もしいです。 No.JN0073 ジャンル:小説 初版:2024年 販売場所:渋谷〇〇書
表紙のポップなイメージとは裏腹に、教育についてちょっと考えさせられる一冊。 実家のパン屋を継いだ元教師。 そこへやってくる、いろいろな課題を抱える子供たちとの交流。 こんな先生に出会いたかったと感じる人もいるかも。 No.JN0072 ジャ
昔は家や学校の近くにちっちゃい文具店があって、みんなのたまり場になったりしてましたよね。 この小説の舞台は、そんな小さな文具店。手紙の代筆というちょっと変わったサービスをしています。 いろいろな人からの、いろいろな想いの詰まった依頼に触れる
恩師の死というショッキングなテーマを扱いながらも、軽快なタッチですいすいと読めてしまう不思議な小説。 こんな同級生がいたら毎日楽しいだろうなぁ。。。羨ましい。 タイトルも「ん?」ってなります。 No.JN0070 ジャンル:小説 初版:20
さまざまな事情を抱えた“働きたい人”がやってくるハローワークは、多種多様な人間模様が交錯する場所ですね。 そんな職場で奮闘する新人の成長日記。 「働くって何だろう」と、ちょっと考えさせられる一冊。 No.JN0069 ジャンル:小説 初版:
読んでいると、苦しい気分になってしまうかもしれません。 アルコール依存症に苦しめられる、ある家族の物語。 依存症になってしまうのにも理由があるけれど、振り回される方はたまったもんじゃない。 本当なら、そうなってしまう人であっても、全部ゆるせ
若くして夫を亡くした女性と、その義理の父が一緒に暮らしている、ちょっと奇妙なとある家。 この家の周りで起こる日々の小さな事件や、かかわる人たちとの淡々とした日常の物語。 あったかい気持ちになりたい時に、どうぞ。 No.JN0067 ジャンル
自ら死を選ぶきっかけって、いろいろなところにあるのだと思います。 生まれるのと違って、死は選ぶことができてしまうから。 生きるのか、終わらせるのか。生きるならどうやって生きるのか。。。 いろいろな事情で人生を終わらせようとする、3人の再生物
年齢の違いがあると、そもそも交流が生まれることも少なく、友人関係になるなんていうのもかなりレアですが、この作品では半世紀以上も年の離れた女性二人が、少しずつ友情らしきものを育んでいきます。 こんなハートウォーミングな関係、実際にあるのだろう
親との確執、引きこもりの兄弟など、幸せとは呼べない家庭環境の描写は、読んでいてちょっと嫌になるかも。 そんな境遇にあった主人公が、人を愛する気持ちを取り戻していく物語。 ラストはちょっと、「どういうこと?」となるかも。 No.JN0064
喫茶店が舞台となった作品はなんだか好きでよく選んでしまいますが、これもそんな一冊。 亡くなった父親の跡を継いで、とある喫茶店を営む6人の兄弟姉妹。 どんなにいいお店でも、子どもたちにはそれぞれの想いや悩みがあって。。。 No.JN0063
一冊の本をきっかけに、メールのやり取りから始まる淡い恋の物語。 お互い不器用で。女性の方には事情もあるし。 でもなんだか、あったかいんだよなぁ。 表紙の淡い雰囲気が好きで手に取った本。 No.JN0062 ジャンル:小説 初版:2015年
解散危機にある小劇団を立て直すべく、クセのある若者たちが青臭く突っ走る物語。 大人世代から見ると、ちょっと羨ましくもあるなぁ。 読んだ後はなんだかさわやかな気分になる。 No.JN0061 ジャンル:小説 初版:2009年 販売場所:渋谷〇
適度な距離感で、いろいろな事情や気持ちを受け止めてくれて、人にも出会えて。。。ほんと、こんな店欲しい。 昼はバール、夜はバーとして、いろいろなものを抱えた人たちに美味しい料理とお酒を出してくれるお店の物語。 No.JN0060 ジャンル:小
ミステリーのようでもあり、恋愛小説のようでもあり、ジャンルが特定しにくい作品。 アパートの一室で展開される会話劇は、ほの暗い雰囲気を漂わせています。 人によっては、ちょっと表現がくどく感じることもありそう。 No.JN0059 ジャンル:小
ここに登場するのは、過去に好きだった人からもらった贈り物をきっかけに、切ない気持ちをよみがえらせる7人の主人公たち。 あなたは、別れた相手からもらった物を捨てられますか? No.JN0058 ジャンル:小説 初版:2014年 販売場所:渋谷
表紙を見て、ホラー系の小説だとは思わなかったなぁ。恋に悩む30代女性の話ではあるのですが。。。 文章の感じが読みやすく、描写もわかりやすいのですが、その分各シーンの様子が頭に浮かびやすく、ちょっとゾワッとするかも。 No.JN0057 ジャ
家庭と仕事って、天秤にかけられることが多いですよね。 でもそれって、単純に比べて重さを決められるようなものでもない気がする。 仕事人間であった男が突然、子どもとの二人暮らしを強いられるストーリー。 その路線変更って、楽じゃないよな。。。 N
無職の主人公たちが登場する短編集。最後に好転しないところも妙にリアルだったりして。 ハッピーエンドではないけれど、「あ~あ、うまくいかないや」なんて力が抜ける感じはあるかも。 No.JN0055 ジャンル:小説 初版:2005年 販売場所:
生きていると、「こんなはずじゃなかった」と思ってしまう瞬間、ありますよね。 この作品に登場するのは、いろいろな「こんなはずじゃなかった」に直面する女性たち。 果たしてそこから、どんな風に歩き出していくのか。。。 酸いも甘いも経験した大人世代
娘がいるからといって遠慮はせず、自分の気持ちに正直に生きる無茶苦茶な母親。 そんな母親をどうしようもない人と言いながらも、その自由さに憧れを抱く娘。 そんな奇妙な親子の話。 この母親がまた、明言を数々口にするのです。 一度しかない人生、気持
この作家さんの作品って、お腹あたりが落ち着かない感じを抱えながら読むことが多いんです。 日常の中に潜む影とか不気味さで気持ちをえぐってくるような作品が多くて。。。ところがこの作品は意外にも(笑)、人と人との奇妙なつながりを描いた、読後感さっ
ここまで多様なジャンルの小説を書く人は他にいないんじゃないかと、いつも思う作家さんの初期の頃の短編集。 都会の片隅で孤独を感じながらも、前を向いて生きていこうとする人々が描かれます。 ミステリー、ホラー、ファンタジーなど、いろいろな「不思議
ちょっとありえないエピソードがありながらも、全体としてはほんわかとした世界観。 とある食堂を舞台に、そこにかかわる人々の日常が流れていきます。 「いろいろあっても、こんな風に軽やかに生きていけたらいいなー」と感じる一冊。 No.JN0050
北海道に実在する、珍しい場所に建つコテージが舞台。 仕事を辞め、このコテージを「えいっ」と引き継ぐことにした女性と、コテージにやってくる個性的な人々がつむぐ物語です。 旅に出たい気持ちと食欲が刺激されるかも。 No.JN0049 ジャンル:
タイトルから受ける印象とは違うな、というのが自分の感想。 閉塞感ある田舎の町に住む人々の物語。 みんな、劣等感とか後悔、あきらめを抱えながらも、懸命に生きてます。 この作品通しての主人公、第一章では頼りない印象なのに、章が進むにつれて自分な
タイトルから受ける印象とは違うな、というのが自分の感想。 閉塞感ある田舎の町に住む人々の物語。 みんな、劣等感とか後悔、あきらめを抱えながらも、懸命に生きてます。 この作品通しての主人公、第一章では頼りない印象なのに、章が進むにつれて自分な
こ読んだら絶対泣くだろうなと思ったら、案の定泣きました。犬と暮らしている人ならたぶんそうなります。 短い文章とヘタウマなイラストで綴られる、愛犬と飼い主の物語。 犬がもっと愛おしくなります、きっと。 No.JE0005 ジャンル:エッセイ
たしかにスーパーマーケットって、家族構成や雰囲気、買うものなどで「どんな生活を送っている人なのかな?」という想像を掻き立てられる場所だと思います。 そんなことに共感できる人や、人間観察が好きな人なら楽しめるエッセイです。 No.JE0004
淡い、淡すぎる。 恋・出会い・別れ・せつなさ・もろさ。。。10代が抱えるような、つかみどころのない淡い感情が綴られた詩の数々です。 自分からすると遠い記憶ですが、多感な時期の感覚が呼び戻されるような気がします。 No.JE0003 ジャンル
何をすることが、自分の人生にとって幸せなんだろうか? なんていう想いが募っていた時、そのタイトルに惹かれて手に取った一冊。 対談を収録したものなのでちょっと読みづらいですが、結局は今を存分に生きることが最良かな、なんてことを感じます。 対談
毎日暮らしていると、突然何もかもから逃げ出したくなるってこと、ないですか? それが旅に出る動機という人もいるかもしれませんね。 この本は、そんな時に“ある方角”へと逃亡したくなる習性を持つ女性のエッセイ。 「わかるなぁ」って人は結構いるかな
人が生きていくうえで「働くこと」は、半自動的なものになっている気がしますが、ふと 「なぜこんな思いをしてまで働いてるんだっけ?」という疑問にぶち当たることがあります。 だからと言って「働かない」を選ぶ勇気はないので悶々としてしまう。。。そん
タイトルが気になって手に取ったものの、開くまでなかなか踏ん切りがつかなかった一冊。 「生きるもの死ぬのもイヤ」 この感覚、実によくわかる。 でも、生まれてしまったからには気持ちよく生きてはいきたい。そのためにはどうすればいいのか? 人生って
はじめて行った本屋で売り場に迷い、普段は足を踏み入れることのない哲学書のコーナーで、そのタイトルのインパクトに惹かれた本。 マンガを挟みながら短い章組でまとめられているので、とても読みやすく腹落ちします。 生きる上での悩みがスッキリ解決する
はじめて行った本屋で売り場に迷い、普段は足を踏み入れることのない哲学書のコーナーで、そのタイトルのインパクトに惹かれた本。 マンガを挟みながら短い章組でまとめられているので、とても読みやすく腹落ちします。 生きる上での悩みがスッキリ解決する
表紙のビジュアルだけ見ると、嫌な予感しかしない小説。 でも実際はちょっと違って、結婚、育児、家族について考えさせられる短編集でした。 思い通りにならないことだらけだけど、それでも人生捨てたもんじゃないよね、と思える物語かな。 No.JN00
お弁当屋さんって、なんか好きです。 それも個人でやっているようなこじんまりとしたお店が。 おまけつけてくれたりして、なんかほっこりするんですよね。 この小説の舞台も、そんなお弁当屋さん。 お弁当屋さんを営む店主とお客との、特に何も起きない物
高校時代の先生と教え子だった女性との、ゆったりした恋愛小説。 なにげない日々の中でかすかに揺れる感情とか、「なんかいいなぁ」と思える一冊です。 No.JN0045 ジャンル:小説 初版:2004年 販売場所:渋谷〇〇書店内 棚番号208「G
明日死んでもいいくらい濃く生きたい。 明日死んでもいいくらい人生どうでもいい。 「死」を起点にしながらも、正反対の気持ちを持った少女の心が入れ替わってしまうファンタジー。 複雑多感な思春期の中学生が登場、ありえないぐらいの悪意を抱えていたり
素敵なタイトルだなぁ、というのが第一印象。 途中まで書いた小説を残したまま失踪した父を持ち、銀河鉄道の夜を修士論文のテーマに選んだ女子大学院生が主人公。 自分は何をしたいのか?どうしてそれを選んだのか?など、自分を見つめなおしていく物語。
いつもだとこの作家さんの本を読むのには、ちょっと覚悟が必要。心をえぐられるような内容が多いから。 でもこの作品は一味違いました。 ドロドロはしつつも、全体を通してみればママへの応援歌のような。 タワマンカーストに縛られた、子育てママたちの日
この作家さん、妖怪が出てくるような作品を専門に書かれているのかと思ったら、こんなテーマの物語もあるのですね。 登場するのは72歳のおじいさん。ほぼ独り言のように話が進みます。 昔のことはよく思い出せるのに、最近のことが霞んでしまう様子とか、
自分にも娘がいるので、結婚となったらこんな風にオロオロしたりするのかな?なんて思いながら読みました。 男手一つで娘を育てたこの主人公なら、なおさらこうなってしまうのでしょう。 他人を理解して自分なりに評価して受け入れるのって、大変なことです
北海道には観光でしか行ったことがないので華やかな部分しか見ていないのですが、地域によってはこんな感じなのかも。 北の地で、どん詰まった希望のない生活を生きる人たちの短編集。 北海道ということも相まって寒々しい空気感ですが、厳しい境遇の中でも