メインカテゴリーを選択しなおす
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。シャーロック・ホームズ同様、アガサ・クリスティへのオマージュ作品は多い。「クリスティ書店の事件簿」シリーズもそのひとつ。季節が合わないけれど、新刊が出たのでさっそく読んでみた。雪山で家族が営む書店<ブック・シャレー>。従姉妹のローナが始めた婚活パーティに義理で参加したエリーと姉のメグ。翌日、メグのマッチング相手のジョーが約束の時間にあらわれず、ローナと様...
今回ももりだくさん「卵料理のカフェ⑥ 幸せケーキは事件の火種」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。癒しが必要なとき、頼りになるのはやはりこの人の本。邦訳されている2つのシリーズのうち、主人公の年齢がちょっと上のこちら。さて、今回の事件は?カフェで働くキットの結婚式の日が近づき、スザンヌは美容室へ。カラーの最中、なんだか焦げ臭いにおいが。都民生活局が入る近くの建物が火事? 火災現場には、ともにカフェを営むペトラの友人・ハンナの遺体が。これは事故? それと...
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。週末になると天気が悪いこの頃。そんな時にじっくり読むのがおススメのこちらの「ヴァイオリン職人」シリーズ。第2弾はパガニーニをめぐる事件?ものものしく車列を連ねてジャンニのもとに届いた1挺のヴァイオリン。かのパガニーニ愛用の名器”大砲”(イル・カノーネ)だ。無事修理を終えたと思ったら、パリからクレモナを訪れていた美術品ディーラーの遺体を発見することに。ホテルの...
チャールストンって港町だったんだね「お茶と探偵⑲ セイロン・ティーは港町の事件」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。毎回、作品の舞台となるチャールストンの魅力を伝えてくれる「お茶と探偵」シリーズ。第19作目の始まりは大型帆船が港に入ってくるボートパレード。さっそく起きる事件とは?帆船パレードを街の富豪・ティモシーの豪邸から見物していたセオドシア。轟音とともに一緒にバルコニーにいた銀行副頭取・カーソンが屋根から落ちた。その腹部にはボウガンの矢が。セオドシアはティーショップ...
いよいよ歴史が動きだす?「英国王妃の事件ファイル⑱ 貧乏お嬢さまと消えた女王」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。貧乏お嬢さまの活躍を描く「英国王妃の事件ファイル」シリーズもこれで18作目。「お嬢さま」ジョージーも結婚して1児の母に。さすがに遠出は難しいということで、今回はお屋敷での事件らしい。赤ちゃんの世話に追われるジョージーに、シンプソン夫人を預かってほしいと国王デイヴィッドからの依頼。そこへ、兄のビンキーの一家があらわれたかと思うと、留守にしていた屋敷の主サー・...
はじめに:あの頃の魔法を再び あらすじ(ネタバレなし):魔法の世界への招待状 本書の魅力:子供から大人まで惹きつける理由 魅力的なキャラクターたち 想像力を掻き立てる魔法の世界 友情と勇気のメッセージ 再読して:新たな発見と感動 この本をおすすめしたい人 おわりに:あなたもホグワーツへ! はじめに:あの頃の魔法を再び ページをめくるたびにドキドキワクワクが止まらなかった『ハリー・ポッターと賢者の石』。J.K.ローリングが生み出した魔法の世界は、私たちの想像力を無限に広げてくれました。改めて読み返してみると、気づかなかった魅力や感動がそこにはありました。この記事では、そんな不朽の名作の魅力を改め…
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。だいたい1年に1冊刊行される『金庫破りときどきスパイ』シリーズ。第2次大戦中のイギリスを舞台に、家族に秘密を抱える金庫破りのエリーと貴族出身のラムゼイ少佐との冒険を描くこのシリーズ、今回の謎とは?ドイツ軍の空襲に襲われる日々のなか、映画館にいたエリーの隣に座ったのは幼なじみのフェリックスではなくラムゼイ少佐。エリーが受けた指令は、ある任務のため北部サンダー...
彬子女王著『赤と青のガウン』:皇室のプリンセスが挑んだオックスフォード留学記から学ぶ、知性と人間力
はじめに:皇室のプリンセスによる留学記という驚き 『赤と青のガウン』の概要:知的好奇心と真摯な学びの記録 留学生活のリアル:苦悩と喜び、そして成長 彬子女王の視点:日本と異文化への深い洞察 本書から得られる学び:知性と人間力の両輪 おわりに:私たち自身の学びへと繋がる一冊 はじめに:皇室のプリンセスによる留学記という驚き 彬子女王殿下による『赤と青のガウン オックスフォード留学記』。タイトルにある「ガウン」という言葉と、皇室のプリンセスである彬子女王という著者名に、まず知的好奇心を惹かれるのではないでしょうか。私たち一般人には遠い存在である皇室の方々が、どのような環境で学び、どのような視点を持…
魔法の靴が導く冒険の旅!大人になって再読する『オズの魔法使い』の魅力
はじめに:不朽の名作『オズの魔法使い』との出会い 本の紹介・あらすじ:ドロシーと仲間たちが繰り広げる奇想天外な冒険 感想:大人になって改めて気づく物語の深さと普遍性 心に残ったキャラクターたち:それぞれの願いと成長 物語のメッセージ:子供から大人まで楽しめる理由 まとめ はじめに:不朽の名作『オズの魔法使い』との出会い 小さい頃に映画で見て以来、その鮮やかな色彩とファンタジー溢れる世界観に魅了され続けてきた『オズの魔法使い』。大人になった今、改めて原作であるライマン・フランク・ボームの小説を手に取り、その魅力を再発見しました。今回は、この不朽の名作の魅力をご紹介したいと思います。 本の紹介・あ…
あの動物が大活躍!「卵料理のカフェ➄ 保安官にとびきりの朝食を」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。「お茶と探偵」シリーズで人気のローラ・チャイルズ。そのもうひとつのシリーズがこちらの「卵料理のカフェ」。夫を亡くして友だち3人とカフェを始めた主人公スザンヌの推理とともに、シェフのペトラが作る料理も楽しい。雨のなか墓地に記念式典用の花を届けにいったスザンヌとトニ。なんと嫌われ者の元刑務所長、レスター・ドラモンドの死体を発見してしまう。事件の容疑者として警...
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。根強い人気のシャーロック・ホームズ。映画でもドラマでも幾度となく制作されてきた。小説もしかりで、世界各国にホームズはあふれている。日本では猫のホームズまで。そして、こちらは1800年代インドのシャーロック。果たしてその内容は?傷病兵として療養中に読んだドイルの『四つの署名』に感化され、ボンベイの時計塔から転落死した2人の女性の事件を調べることにしたジム・アグ...
📚恩田陸さん【夜のピクニック】は、忘れられない『夜』の物語でした
夜のピクニック(新潮文庫) 作者:恩田 陸 新潮社 Amazon こんにちわ🌸こんばんわmikaです 今日は、私がこれまで読んできた本の中から、特に心に残っている一冊をご紹介したいと思います。 恩田陸さんの名作『夜のピクニック』です。 高校生活最後の特別な夜を描いたこの物語は、多くの人に愛され、様々な賞を受賞しています。 ずっと読みたいと思っていたのですが、実際手に取ってみて、その独特の世界観にすっつかり引き込まれてしまいました。 ただ夜通し歩くだけなのに、なぜこんなにも魅力的なんだろう? 私がこの本を読んで感じたことを、まとめてみました はじめに~今回の一冊 なぜ『夜のピクニック』を紹介した…
〔重版予約〕大阪・関西万博ぴあ/旅行【1000円以上送料無料】価格: 1200 円楽天で詳細を見る こんにちわ🌸こんばんわmikaです 開幕した!大阪・関西万博。 私もずっと楽しみにしている一人です😆 万博に行くにあたって、まず手に入れたのが、この『大阪・関西万博ぴあ』 ガイドブックとしてとっても評判が良いと聞いて、迷わず購入しました。 結論から言うと、期待以上の内容で、読む前よりも万博に行くのが何倍も楽しみになりました。 今回は、この『万博ぴあ』を読んだ感想を簡単にご紹介します。 はじめに 『万博ぴあ』を読んで分かったこと・良かった点 会場マップで全体像がスッキリ! 膨大なパビリオン情報が分…
古い本を新たに読みました~『トヨタの段取り』です。有名な『トヨタの片付け』は以前から読んだことがあったんですが、段取りは読んだことが無かったんです。メッチャ学びがありました!
読むと歴史に詳しくなりそう?「お茶と探偵⑱ オレンジ・ペコと奇妙なお茶会」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。シリーズものを読む楽しみは、キャラクターたちが身近に思えてくること。「お約束」もまた楽しいのだ。そんな「水戸黄門効果」バツグンのシリーズ18弾を読んでみた。チャールストンにかつて流行した「ネズミのお茶会」を再現した会に招待されたセオドシアとドレイトン。主催者で慈善家のドリーンはウェイターたちにネズミのかぶり物をさせるほどの凝りようだったが、なんとその席でド...
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。アガサ・クリスティの作品を下敷きにしたミステリは多いが、これもそのひとつ。ニューヨーク州の雪に包まれた大学の会館で起きる殺人事件の真相やいかに?山裾にあるブライアウッド大学で開かれる、作家で教授のヒューゴ・モス没後25年の追悼式。当時学生で今は教養学部長となったネルは、スタッフとともに準備に追われる。そんな時、大学のイベントである<ルミナリア>で不意に発見...
「ファベルジェの卵」ってなに?「お茶と探偵⑰ ロシアン・ティーと皇帝の至宝」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。シリーズものを読みはじめるとずっと読みつづけてしまう。今も刊行が続く「お茶と探偵」シリーズの17巻目の事件は宝石窃盗団。セオドシアの活躍やいかに?セオドシアの友人、宝石店を営むブルックの店で行われた高級ジュエリー展覧会に突如車で突っこんできた3人組。宝石を盗んだばかりか、割れた破片でブルックの姪・ケイトリンの命まで奪われることに。ブルックに懇願されて調査を...
1、作品の概要 『運 ドン・キホーテ創業者「最強の遺言」』は、ドン・キホーテ社長である安田隆夫の著書。 2024年6月に刊行された。 文春新書。 ドン・キホーテがいかにして年商2兆円の企業へと成長したのか、その秘密を探る。 2、内容 三十四期連続で増収増益を成し遂げ、売上二兆円のドン・キホーテ。無一文から日本を代表する創業経営者へ――そんな大成功の裏には「運」の存在があった。私は「運任せ」という言葉が嫌いだ。自らの運をコントロールし、人生を切り拓け。生涯をかけて学んだ、人生とビジネスにおける「勝利の法則」を惜しみなく伝授する! 運 ドン・キホーテ創業者「最強の遺言」 (文春新書) 作者:安田 …
ああ、もうひとつだけ「刑事コロンボとピーター・フォーク その誕生から終幕まで」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。昔何気なく見ていた海外ドラマ、それが「刑事コロンボ」シリーズ。しかし、実は古畑任三郎にも通じる倒叙ミステリの先駆ドラマ。その「事実」を追った本が出版されたとなれば、もう読むしかない。ジャーナリストの著者が徹底的なリサーチにより、ドラマ「刑事コロンボ」の舞台裏を描いた話題作。主演ピーター・フォークが俳優をめざしたいきさつやドラマ誕生のきっかけから、全シリー...
ひとつまみの塩気が甘さをひきたてる?「ドーナツ事件簿① 午前二時のグレーズドーナツ」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。世間はゴールデンウイークまっただなか。なんとなくあわただしい時、ほっこりしたいのなら、やはりコージー。今回は小さな町にあるドーナツショップのオーナーが主人公。果たして、どんな内容なのか?1年前に夫と離婚したスザンヌは、慰謝料でドーナツショップ<ドーナツ・ハート>を開店。今日も午前2時からドーナツを作っていたところ、店の前にあらわれた車が死体を投げ捨てていっ...
暑い日も増え、寒暖差にびっくりする日々が続いていますね。 お体に気をつけてお過ごしください。 最近読んだ(聴いた)おすすめの本を紹介します。 生きのびるための事務 (SHURO) まんがでわかる 福沢諭吉『学問のすすめ』(Kindle Unlimited) 猫は、うれしかったことしか覚えていない 生きのびるための事務 (SHURO) Audibleで聴き放題で聴いた本です。 人生において「やりたいこと」、とそれに向かって計画を立てる「事務」の大事さを教えてくれます。 物語形式で、不思議な会話に引き込まれながら集中して聴くことができました。 事務というと事務作業?ホッチキス留め?みたいなイメージ…
お家に100冊の絵本を置きたいなと思い、 様々な本を集めています。今50冊くらいあるのですが、 その中でも、1歳前の娘が夢中の絵本を紹介します! 全部めくっちゃうよ〜 たべたのだーれだ? いろいろな生き物が食事をしていきます。 たべたのは誰だろうね?と聞きながら読むと喜んでいます。 絵本に穴が開いているタイプの仕掛け絵本なので、 自分でめくって穴に手を突っ込んで面白がっていました。 親としては、表紙と1ページ目が糊付けされていて、表紙を開くとすぐお話が始まる点が高評価です。(読み聞かせの時楽です) たべたのだーれだ? (0.1.2.えほん)作者:たむらしげる福音館書店Amazon どうぶつ 電…
暖かい日が増えてきましたね。 春の訪れを感じながら、少しずつ芽吹いた花々を見ながら散歩するのがとても心地よいです。 来月から新生活が始まる方もいらっしゃると思います。 皆様にとって良い年度になりますように。 最近読んだおすすめの本を紹介します。 きみのお金は誰のため 書く習慣 ナベちゃんのヨメ 気づかいの壁 仔牛の春 きみのお金は誰のため 「お金とは何なのか」物語形式で教えてくれる本です。 昨今の物価高で、お金は大事、貯金は大事。とお金の一面だけに注目しがちですが、 より大局的に見ていくと、実はお金自体は大事ではないんだよという話です。(???という感じですが、読むと「確かに」となります。) …
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。実はあまり読んでいないSF。そんな中、面白そうだったので手に取ってみたこの本。カーカスレビューのNPRベストブック2022選出ということだけど、どんな内容なのか?時間犯罪取締局(TEA)を時間離脱症(アンスタック)のため退職し、時空港(タイムポート)併設ホテルで警備主任をしているジャニュアリー。ある日、アンスタックの症状のひとつである幻視で、ひとりの男の死体を見たと...
オーディブルで読んで(というか聞いて)よかった本5作【4月のエモ活】
本の朗読が聴き放題のオーディブル。小説を読めない私だけど、オーディブルでグビグビ小説が読めて嬉しいので紹介するね♪ 「やりたいことやったもの勝ち!エモ消費」を今年の抱負に掲げているので、毎月「エモ活」と称して楽しかったことを記録している 【エモが溜まったら更新】エモ活日記|根尾ねおり|note エモーションを揺さぶる活動、エモ活(※辞書には載ってない)を記録するマガジン。大体月1〜3くらいで書いている。エモを揺さぶ note.com (エモを)求めよ、さらば与えられん🤞 Ask, and EMO will be given to you. 本記事
やはり、読んでまちがいなし!「お茶と探偵⑯ アジアン・ティーは上海の館で」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。なんとなく読むものに困ったとき、ふと手に取りたくなるこのシリーズ。今度はどんなお茶とお菓子の組み合わせ? そして、ティー・ショップのオーナー、セオドシアの今回の活躍は?チャールストンのギブス美術館では、上海からそっくり移築した200年前の貴重な茶館のお披露目の真っ最中。ところが、恋人マックスの招きでセレモニーに出席していたセオドシアは、催事に設けられた写真ブ...
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。本屋で見つけた新刊。「殺し屋」の文字が物騒だけど、マカロンと紅茶の缶をあしらった表紙は意外とポップ。「人気シリーズ最新刊」ということで読んでみた。「殺し屋探偵」シリーズの4作目。人知れず副業で殺し屋を営むコンサルタントの富澤とシングルマザーの鴻池。2人のもとに届く殺害依頼は謎めいている。発見者を指定してきたり、花を置いたり、時期を夏休み中に限定したり……。か...
チャーハンで狙撃するわけではありません「炒飯狙撃手 弐 第3の銃弾」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。本屋で見つけたこの本。 タイトルが気になって思わず手に取ってみた。「台湾発 本格謀略小説」ということだが、いったいどんな話?総統選挙まであと7日となったある日、狙撃手・小艾は、元刑事の老伍に呼びだされて向かった先で選挙活動中だった総統の銃撃事件に遭遇。メールは偽のもので、小艾を陥れるための罠だったのだ。狙撃手が潜んでいたと思われる建物から発見された薬莢は、...
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。このあいだから古書でコツコツと読んできたルイーズ・ペニーのガマシュ警部シリーズ。ついに邦訳最後の4作目に。本作の舞台はスリー・パインズ村ではなく湖畔のロッジ。いわば番外編?年に1度の休暇を楽しむために湖畔のロッジ、マノワール・ベルシャスを訪れたガマシュ警部と妻のレーヌ・マリー。そこには、同様に休暇を楽しんでいるらしい家族の姿が。だが、女主人とその夫、女主人...
紹介されなかったらきっと読んでなかった作品ばかり!「選んで、語って、読書会 ①」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。ミステリ作家の方々はどんな作品を面白いと思うのか? それを知りたくて手に取ったのがこちら。有栖川有栖・北村薫・宮部みゆき先生の選んだアンソロジー「選んで、語って、読書会」。さて、どんな作品が?東京創元社の隔月刊誌<紙魚の手帖>掲載コラムをもとに編集されたアンソロジー。各編にかつて創元推理文庫で使われていた分類マークつき。井上ひさし「括弧の恋」から三崎亜記...
アガサ賞受賞作だけのことはある読み応え!「スリー・パインズ村の無慈悲な春」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。アガサ・クリスティに敬意を表したミステリの文学賞であるアガサ賞。その最優秀長編賞に3年連続で輝き、さらに受賞を重ねているのがルイーズ・ペニー。2度目の最優秀長編賞受賞作がこちら。地図に載らない村、スリー・パインズ。そのビストロで始まった降霊会。丘の上の旧ハドリー邸で行われた第2回の降霊会で皆の人気者だったマドレーヌが急死した。一見心臓発作と見えるこの事件を...
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。いわゆる「本格」ミステリが少なくなった昨今、明らかに「本格」好きな作家の作品はうれしい。<秘密の階段建築社>シリーズの最新刊では、横溝先生など日本の作家の名前が挙がっていて楽しい。主人公テンペストの家業は、秘密の小部屋などの仕掛けを得意とする<秘密の階段建築社>。会社が手がけた地下のスペースで読書会メンバーによって開催された降霊会。別れた夫の思い出を葬る...
このスポーツが出てくるミステリ、初めて読んだ!「スリー・パインズ村と運命の女神」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。先日読んだカナダのミステリ「ガマシュ警部シリーズ」。続きが知りたくて古書を購入。その2作目は実はクリスマスストーリー? 時期はずれではあるが読んでみた。地図に載らない小村、スリー・パインズ。クリスマスのあと、恒例のカーリングの試合で移住者の女性が死んだ。捜査を任されたガマシュ警部は、それが巧妙な殺人だと気づく。さらに、その死がクリスマス時期に殺害されたホー...
ハラハラしたけど、こうなってよかった!「英国貴族の本棚② 公爵家の図書係は恋をする」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。第1作で兄になりすまして公爵家の図書係を務めたティファニー。その後が気になっていたところ、待望の2作目が刊行された。さて、その内容は?仕事と家を手に入れたティファニー。ある朝、体調が悪いなか仕事に出かけようとしたところ、死体を発見。それは、少し前まで公爵家に仕えていたフットマンのバーナード。札付きの女たらしだった彼を殺害する動機を持つものはたくさんいそうだ...
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。最近アジア系の翻訳出版も増えてきた海外ミステリ。意外に聞かないのが欧米圏であるカナダ。少し前の作品だけど、カナダのガマシュ警部が探偵役のこのシリーズを読んでみた。ケベック州の平和な村、スリー・パインズ。感謝祭の週末の朝、森の中で発見された元教師ジェーンの遺体の胸には矢の傷が。しかし、周囲に矢は見当たらない。ハンターの誤射なのか? 事件を捜査すべく現場に派...
私は、物欲は強い方ではありません。 それでも、時々色んなものを買いたい!!となる瞬間が訪れます。 なんというか、一定期間買い物に行ってないと…こう、ふと色々買いたくなります。 ネットで色んなものを買うことはありましたが、それも生活用品や消耗品の買い足しでワクワクするショッピングとは違う感じ。 (あ、セーラームーンのミニチュアグッズは買いましたが…😅) ネットではなく実店舗で実際にモノを見て、触って、欲しいものを選んで買うということがしたくなるのです。 というわけで、購買意欲を満たすために久しぶりにお店で色々買っちゃいました🥰という記録です! 誰得?なのですが、完全に私得です!私が楽しいからです…
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。海外ミステリを読んでいると、たまに日本のミステリが読みたくなる。それも、最近めっきり少なくなった気がする「本格」もの。少し前の作品だが、懐かしい匂いがしているこの本を読んでみた。私立探偵の石動戯作は、14年前に鎌倉の梵貝荘という私邸で起きたある殺人事件の再調査を依頼される。「名探偵」水城優臣により解決済のその事件の顛末は、「名探偵」の記録者・鮎井郁介により...
オルビスユー ドット 7日間体験セット オルビス初めての方限定980円(税込)2025年 ノンストップ!で紹介された本をまとめました。無駄をスッキリさせて、人生の質を高める 時間デトックス 吉武 麻子 「1日が24時間だと足りない! 時間
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。日本のコージーものが読みたくなり、ふと手に取ったのがこの本。第23回『このミステリーがすごい』大賞受賞作。”焼きたてのパンの香りが広がる<日常の謎>ミステリー!”とくれば、読んでみたくなるでしょう。大学1年生の市原小春は、大阪府豊中市にあるパン屋<ノスティモ>でアルバイト中。自分をバイトに誘ってくれた親友の由貴子に押しのライブビューイングをドタキャンされたが...
【コンピュータの歴史をわかりやすく】「Spectator パソコンとヒッピー」の書評レビュー
マンガや図解形式でコンピュータの歴史をわかりやすく教えてくれる本のご紹介です!
【仕事ができる人はこれをやっている】「なぜ、あの人は仕事ができるのか?」の書評レビュー
日々の「忙しい」から解放するために「仕組化」し、よりお客様に喜んでもらうための時間を増やすためのエッセンスを凝縮した本のご紹介です。
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。日本ミステリの数少ない女性探偵、それが若竹七海の描く「タフで不運な」葉村晶。その5年ぶりの文庫書き下ろし長編が刊行されたのでさっそく飛びついた。しょっぱなからなにやら不穏な展開?コロナ禍の引きこもり生活で探偵の仕事はまるでお留守だった葉村。近所の老婦人の法事につきそうことになり、そこで紹介されたひさびさの仕事は秘密厳守の人探し。さっそく尋ね人・稲本和子が...
半世紀以上にわたって執筆してきたプロのエッセイストから「心をつかむ文章の書き方」のエッセンスが詰まった本のご紹介です。
【勉強や読書に欠かせない】「ブックスタンド」の読書グッズレビュー
読書や勉強の際の身体への負担を軽減し、より集中力や学習効率の向上を補助してくれるグッズのご紹介です。
【ビジネスマナーはこれ一冊】「今さら聞けない 仕事の超基本」の書評レビュー
全ての働く人へ、社会人としてのルールからマナー、仕事への取り組む姿勢や職場でのコミュニケーションの取り方など図解付きで分かりやすく解説している本のご紹介です。
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。今年は寒いけど、暦の上では冬ごもりの虫が動きだすという「啓ちつ」を過ぎた。「虫」といえば、探偵役が虫好きの連作ミステリがこちら。待望のシリーズ第3弾はどんな内容?あちらこちらにひょっこりあらわれては謎を解く魞沢泉(えりさわせん)。巻頭の「白が揺れた」では、北海道の山中で蜂さがしをしていたところ、地元猟友会会員の射殺体を発見。これは誤射なのか? 25年前にも同...
【ワンオペ営業の教科書】「ワンオペ完全マニュアル」の書評レビュー
一人で店舗業務をこなしながら、お客様の期待に応え続けるための工夫やアイデアを写真付きで計20店が解説している本をまとめた記事です。