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今回もきれいにオチがつきました「英国王妃の事件ファイル⑪ 貧乏お嬢さま、イタリアへ」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。貧乏お嬢さまジョージーが、女王陛下のむちゃぶりに右往左往する『英国王妃の事件ファイル』シリーズ。いよいよ結婚が秒読みになったというのに、またも密命を受けて今度はイタリア貴族のハウスパーティーに潜入。第二次大戦前夜のきなくさい時節、ジョージーの運命は?婚約者ダーシーが任務で出かけてしまったところに、女王陛下の呼び出しを受けたジョージー。カトリック教徒である...
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。毎年この時期になると新刊が出る、群ようこさんの「れんげ荘物語」シリーズ。主人公キョウコさんが年季の入ったアパートで月10万円の暮らしをつづけて10年以上が過ぎた。シリーズ8作目となる本作でのキョウコさんの心境とは?独立した甥・姪がしばらくぶりに訪ねてくることとなり、正月に兄夫婦の家を訪れたキョウコ。うっかり風邪をひいてしまい、自分の年齢を意識するとともにぼん...
いったい「若さま」は何者?「菖蒲狂い 若さま侍捕物手帖 ミステリ傑作選」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。「捕物帳」といえば銭形平次だが、岡本綺堂や横溝正史にも有名なシリーズがある。「五大捕物帳」のひとつに数えられるこの「若さま侍捕物手帖」シリーズ、じつはこれまでノーマーク。読んでみたらひと味ちがっていた。柳橋の船宿に居候する「若さま」は、今日も看板娘おいとの酌で昼酒としゃれこむ。のらくらしているようでいて、この若さま、実は難解な事件を立ちどころに解決する名...
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。書店で「ハヤカワ・ミステリ創刊70周年記念」のオビに惹かれて手にとったこの本。ポケミス手帳の応募期日は過ぎていたが、そんなことより内容が面白そうだったので新年早々読んでみた。過剰防衛で停職したパリ警視庁警視正アンヌ・カペスタンが復職したのは特別捜査班。約40名いるはずの班員は、大酒飲み、ギャンブル依存症、別名”死神”と呼ばれる者など厄介者ぞろい。その任務は未解...
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。イギリスの古都バースを舞台にした「初版本図書館の事件簿シリーズ」。前作のテーマはアガサ・クリスティ。シリーズ第2弾となる本作ではドロシー・セイヤーズだ。さて、どんな展開なのか?初版本協会のキュレーターである「わたし」は、協会の創始者であるレディ・ジョージアナの生涯をたどる展示会を計画。協会で定期的に開催する文芸サロンのすべり出しも好調で、理事たちの賛成も...
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。いよいよ2023年も終わり。年末感が乏しい今年、ミステリもなかなかの豊作。さすがに読み尽くしたので、「フランス本格推理の歴史的傑作」を読んでみた。語り手が住むのは、イギリスのオックスフォードにほど近い村。近所のダーンリー家は、夫人が屋根裏部屋で凄惨な死を遂げたことから幽霊が出ると噂されている。そんななか、語り手の親友ヘンリーが不幸に見舞われたあと、不可解に姿...
実はクリスマス・ストーリー「英国王妃の事件ファイル➉ 貧乏お嬢さま、駆け落ちする」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。リース・ボウエンの「英国王妃の事件ファイル」シリーズには、実はもうひとつクリスマスものがある。それがこちら。恋人と駆け落ちした公爵令嬢ジョージーの運命やいかに?恋人ダーシーに連れられ、駆け落ち結婚が認められるスコットランドの村をめざすジョージー。ところが、雪で道路が通行止めとなり、やむなく道中のパブで一泊した2人の目に最悪のニュースが。なんと、ダーシーの...
2023年に引き続き、一年間で読んだ本の中からオススメの本を紹介していきます。ビジネス書・小説などジャンルを超えて様々な本を紹介できるようにします。 定期的に更新をしますので、ぜひ参考に読んでみてください。
しみじみ……港町のクリスマス「クリスマスカードに悪意を添えて」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。いよいよクリスマス。少しずつ寒くなり、雰囲気を感じるようになってきた。折よく「シェフ探偵パールの事件簿」シリーズの新刊が。海外ドラマ<港町のシェフ探偵パール>シリーズ原作でもある本作、どんな内容なのか?クリスマス直前、息子の帰郷を心待ちにするパール。そこへ友人ネイサンをはじめ、町の人びとを中傷するクリスマスカードの相談が寄せられる。気が進まないながらも調...
まるごと1冊クリスマス「英国王妃の事件ファイル⑥ 貧乏お嬢さまのクリスマス」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。そんな感じはしないけど、今週末はもうクリスマス。日本人はお正月が家族イベントだが、欧米ではなんといってもクリスマスが最大のイベント。貧乏お嬢さまが活躍する「英国王妃の事件ファイル」シリーズでもイギリスらしいクリスマスが扱われている。もうすぐクリスマスなのに、寒いスコットランドの実家であまり楽しくないクリスマスを迎えようとしていたジョージー。「良家の子女」...
クリスマスの朝に読んでみては?「クリスマスの朝に キャンピオン氏の事件簿Ⅲ 」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。今年は暖かくてなんとなく感じがでないけれど、そんな時こそ本でクリスマス・ムードに浸りたい。クリスティと同時代に活躍したマージェリー・アリンガムの作品がこちら。いくつかあるクリスマス・ストーリーの中でもベストと言われる本編が楽しみ。文庫のタイトル「クリスマスの朝に」と、中編「今は亡き豚野郎《ピッグ》の事件」の2作が収められている。探偵キャンピオンの小学校時...
2人はもはや同一人物?「シャーロック・ホームズとジェレミー・ブレッド」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。近くはロバート・ダウニー・ジュニアやベネディクト・カンバーバッチも演じたシャーロック・ホームズ。しかし、私にとっての決定版といえば、やはりジェレミー・ブレット演じるところのホームズ。これまであまりなかった気がする関連本に飛びついた。両手を合わせたホームズを横からとらえた表紙の写真が印象的。熱烈なシャーロッキアンかつジェレミー・ブレッド ファンの元教師が、...
どんなときも自分を大事に「ブギの女王・笠置シヅ子 心ズキズキワクワクああしんど」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。今年の朝ドラ「ブギウギ」で注目のこの方。「ブギの女王」と呼ばれていたことは知っていたが、記憶にあるのは「家族そろって歌合戦」のやさしい審査員としての笠置シヅ子。同じ戦後スター、美空ひばりに比べるとあまりよく知らない。そこで、朝ドラの原案本が文庫化されたこの機会に読んでみた。香川に生まれ、大阪で少女歌劇団に入団、東京の楽劇団で服部良一と出会い「スヰングの女...
そういえば親戚なんでしたね「英国王妃の事件ファイル⑨ 貧乏お嬢さまと時計塔の幽霊」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。既刊16冊を数える「英国王妃の事件ファイル」シリーズ。貧乏お嬢さま、ジョージーが毎回趣向の異なる事件を解決するのだが、その9巻目がこちら。王家代々の幽霊が出るというケンジントン宮殿に滞在することになったジョージー。幽霊も活躍するのか?アメリカから帰って仮住まいしていた親友ベリンダの家を出ることになったジョージー。うまいことに、女王陛下から第3王子ジョージの花...
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。個人的に刊行を心待ちにしている著者のひとりで、独自の視点で切れ味鋭い批評がクセになる斎藤美奈子。その新書の新作がこちら。「人生の選択と恋の行方に迷う方、必読の書!」だそうです。「文学は大人になって読むほうが面白い」。教科書に出てくるような有名小説を中心に、男女の恋に焦点をあて、登場人物たちの行き違いを解説した本書。「青春小説の王道は『告白できない男たち』...
リゾートで人生を考える「Murder Makes Waves」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。正反対の姉妹が事件を解決するアン・ジョージの「おばあちゃん姉妹探偵」シリーズ。思わず脱力する2人のやりとりがクセになるが、全8作のうち邦訳は3作目まで。そこで、その4作目を英語版で読んでみた。姉のメアリー・アリス、娘のヘイリー、友人のフランシスとともにフロリダ州デスティンにあるメアリー・アリスのリゾート・マンションに行くことになったパトリシア・アン。10月のフ...
こんにちは夢に向かって知識をつけるために図書館に通っている娘いろんなジャンルの本を借りてくるので面白そうなものはチラ見させてもらったりするのですがその中でも最近のスマッシュヒットはダントツでこの本「匂いの帝王」が五つ星で評価する世界香水ガイド1437嗅覚研究
元祖バウンティ・ハンターといえばこれ「私が愛したリボルバー」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。先日読んだ「サスペンス作家が殺人を邪魔するには」のあとがきで触れられていたのがこの作品。周囲の人びとが面倒を起こす「スクリューボール・コメディ」として取り上げられていた。昔懐かしいその魅力を味わいたくて読んでみた。30歳バツイチのステファニー・プラムはバイヤーとして働いていた下着会社を解雇され、失業状態。家具を次々と金に換えてしのいだがそれも限界に。せっぱ...
キリンも登場します「英国王妃の事件ファイル⑧ 貧乏お嬢さま、ハリウッドへ」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。いままでヨーロッパを中心に展開してきた「英国王妃の事件ファイル」シリーズ。シリーズ第8作はアメリカが舞台。ジョージー一行がなんとハリウッドに? 大西洋横断のクルーズ船も出てくるとなると、これは読むしかない。ドイツの富豪と結婚したいジョージーの母クレア。しかし、障害が1つ。テキサスの大金持ちとまだ婚姻関係にあるのだ。ネバダ州リノで離婚を試みようとするクレアの...
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。書店の新刊本の棚でふと見つけたこの1冊。ニューヨークタイムズのベストセラーリスト初登場第1位だそうな。オビの「森で育った天才調査員ワイルドと最強のおばあちゃん弁護士へスター、再び」の文字につられてさっそく読んでみた。幼いころに森で発見されて話題となった過去を持つワイルド。生みの親を見つけるためDNA鑑定サイトに登録したところ、父親とおぼしき人物を発見。しかし...
またイッキ読みしてしまった「サスペンス作家が殺人を邪魔するには」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。ママで売れない作家のフィンレイが殺し屋と間違えられるという、ぶっ飛んだ設定だった第1作「サスペンス作家が人をうまく殺すには」。その第2弾がこちら。今度はいったいどんな展開に? 前作以上のハラハラがあるのか? さっそく読んでみた。新作の販売が好調で、元夫スティーヴンに子供たちを奪われる可能性が低くなったと気を良くするフィンレイ。ところが、オンライン掲示板にステ...
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。読書会のメンバーが殺人事件を解決する「マーダー・ミステリ・ブッククラブ」シリーズ。オーストラリアが舞台というちょっと珍しいコージーミステリだ。その新刊が刊行され、今度は映画『地中海殺人事件』の原作、アガサ・クリスティの「白昼の悪魔」が下敷きということでさっそく読んでみた。『地中海殺人事件』の野外上演会が行われ、さっそく行ってみたブッククラブの面々。感じ悪...
「中学校で習う歴史が教えられるほどよくわかる」の出版と執筆の裏話
歴史の勉強は暗記が全てと言われます。しかし昨今の入試では歴史は暗記科目ではなく、年号や年表を丸暗記していなくても、中学受験や高校受験で通用してしまいます。歴史が嫌い、覚えられない、勉強方法がわからない、そんな方のために、中学校で習う歴史が教えられるほどよくわかる歴史を暗記しない学び直しの本をベレ出版から出版しました。
ここはダウントン・アビー?「英国王妃の事件ファイル⑦ 貧乏お嬢さま、恐怖の館へ」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。ハロウィン・シーズンだからというわけではないが「恐怖の館」がテーマのこの本、リース・ボウエンの貧乏お嬢さまシリーズの第7弾。降霊会から事件の真相まで、どこかで読んだことがあるような……?今回ジョージーが女王陛下から与えられた任務は「公爵家の将来の跡継ぎの教育係」。独身の現公爵の後継者として、オーストラリアからやってくる甥にマナーを教える仕事だ。しぶしぶ公爵...
新訳で読みやすくなってもこの謎は解けなかった「三つの棺【新訳版】」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。謎解きミステリの巨匠といえばジョン・ディクスン・カー。その代表作で、密室ミステリの最高峰といわれるのがこちら。読んだつもりでいたのに、記録をみると読んでいない? そこでさっそく読んでみた。ロンドンの街に雪が降り積もる夜、グリモー教授のもとを訪れた1人の男。書斎のドアが閉まってしばらくすると銃声が。その場にいたフェル博士ら一行がドアを破ると、グリモー教授の...
今年を代表する小説家は?と聞かれた時に名前のあがる10人を選抜しました。ミステリーから恋愛・心温まるヒューマン小説など、読み手の心情にあわせて読みたいものをぜひ選んでみてください。 最新作も随時更新をしているので、チェックした作家さんの最新情報がコチラの記事で手に入ります。
ラストに思いがけない感動が「ケンブリッジ大学の途切れた原稿の謎」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。読書の秋。自然あふれるケンブリッジ大学を舞台にした学寮付き保健師(カレッジ・ナース)<イモージェン・クワイ>シリーズの2作目が刊行された。水色にレンガのオレンジが映えるカバーイラストに惹かれてさっそく読んでみた。イモージェンは、ケンブリッジ大学の貧乏学寮セント・アガサ・カレッジのカレッジ・ナース。両親から受けついだ自宅に学生を寄宿させている。寄宿生で友人...
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。イギリス・ミステリは層が厚い。アガサ・クリスティやドロシー・セイヤーズの少し下の世代で、ロマンス小説家のアイドルとなったジョージェット・ヘイヤー。生涯に12作ミステリを書いている中でも書評家の評価が高いのがこちら。初邦訳ということで、さっそく読んでみた。ネット販売で莫大な富を築いたケイン家。現在の当主サイモンは保守的で、新しい事業には否定的。共同経営者から...
人の悩みはいつの世も「伯爵夫人のお悩み相談① 追伸、奥さまは殺されました」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。読書の秋は新しいミステリ・シリーズの見つけ時。この「伯爵夫人のお悩み相談」シリーズは、伯爵夫人の身分を隠し「レディ・アガニ」として雑誌の悩み相談に回答するアミリアを探偵役とするコージーなミステリ。期待たっぷりにさっそく読んでみた。田舎にある実家の宿屋で働いていたアミリアは、伯爵に見初められ結婚。2か月後に夫に先立たれてからは夫の姪ウィニフレッドの母親役と...
著者は元バウンティ・ハンター?「殺人は太陽の下で フロリダ・シニア探偵クラブ」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。何よりもうれしいのは新しいミステリ・シリーズを見つけた時。この本もそのひとつ。ITWベスト・ファースト・ノベル賞ノミネート作家の新シリーズ、ワクワクで読んでみた。過去の潜入捜査でパニック障害を患う元ロンドン市警刑事のモイラ。早期退職をし、フロリダのシニア向け高級住宅に住んで半年余り。保護犬を3匹飼い、規則正しい生活を心がけているが、日課の水泳のために訪れた公...
おすすめの美術館について~原田マハ,ヤマザキマリの対談集「妄想美術館」が触れています
妻がショッピングの時、私は本屋で時間つぶしをすることを常としています。本屋に居ることの楽しみのひとつが手に取った本が放つオーラを肌で感じることができることです。今回は原田マハ,ヤマザキマリの対談集「妄想美術館」(SB新書)に何かピッピと来るものを感じたので、「妄想美術館」を衝動買いしました。
ニースでバカンス?「英国王妃の事件ファイル➄ 貧乏お嬢さまと王妃の首飾り」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。王位継承順位がどんどん下がっている貧乏お嬢さまジョージーの活躍を描く「英国王妃の事件ファイル」シリーズ。もうすぐ16巻が出版されるので、追いつきたくて第5巻も続けて読んでみた。凍える1月のロンドン。親友ベリンダやもうすぐ第2子が生まれる義姉のフィグと兄はニースに行くことに。旅費がないジョージーは置いてきぼりになりそうになるが、王妃の密命を受けてニースに旅立...
雪に閉ざされた古城で冒険「英国王妃の事件ファイル④ 貧乏お嬢さま、吸血鬼の城へ」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。毎度、女王陛下の無理難題に右往左往するラノク公爵令嬢ジョージー。本作では英国王室を代表し、ルーマニア王家の結婚式に参列することに。そこは吸血鬼伝説の残る不気味な城。雪の積もる中、ジョージーは到着早々に吸血鬼に襲われる?霧のロンドン。相変わらず貧乏暮らしをつづけるジョージーのもとに苦手な義姉が現れ、第2子を妊娠したのでしばらく滞在するという。行き場のなくな...
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。著作数140作以上、40年間「書く暮らし」を続けてきた群ようこさん。その日々を「書くこと」を軸につづったエッセイがこちら。デヴュー作からほとんどの著作を読んできたものの、その総括が知りたくてさっそく読んでみた。幼少期に初めて書いた「びじょの血しぼり」から、音楽好きだった高校時代、さらに日大芸術学部での日々。卒業後、広告会社などを経て本の雑誌社に経理・総務担当...
お嬢さま、007並みに活躍?「英国王妃の事件ファイル3 貧乏お嬢さま、空を舞う」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。毎回奇抜な趣向で愉しませてくれるリース・ボウエンの「英国王妃の事件ファイル」シリーズ。今回の貧乏お嬢さまことジョージーの活躍は「空を舞う」? 猛暑のロンドン。訪れる貴族の減少でメイドの仕事が激減し、いきづまるジョージー。ロンドンを訪れる外国人と食事を共にする新サービスを考えたものの、誤解を受けてロンドン警視庁に呼び出される始末。そこで与えられた任務が、最...
「会社四季報」って何かわかりますか? この記事では、オススメ本「世界一楽しい! 会社四季報の読み方」のオススメポイントをご紹介。この本を読めば、株式投資初心者の方でも、会社四季報を楽しんで読めるようになります!
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。シリーズ第1作が英国推理作家協会賞を受賞したM・W・クレイヴンの<刑事ワシントン・ポー>シリーズ。このほど刊行された第4作は英国推理作家協会賞 スティール・ダガー(最優秀スリラー小説賞)受賞作品。スリラーってどういうこと? さっそく読んでみた。冒頭、なぜか007の被り物をした強盗団が貸金庫を襲う場面から物語は始まる。そこで起きる殺人と現場に残された謎のラットの...
今回もビシッと事件解決!「英国ひつじの村4 巡査さん、フランスへ行く?」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。リース・ボウエンの「英国王妃の事件ファイル」とは別のもうひとつのシリーズが、この「英国ひつじの村」。田舎に起こる事件を巡査のエヴァン・エヴァンズが解決するこのシリーズ、毎回女難にあうのがお約束。第4作となる今作の展開やいかに?村の牧師には嘆かわしくも、使われなくなった教会にフランス料理店が。大きな町まで行かなくともおしゃれな料理が楽しめるとあって、村の女...
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。『カササギ殺人事件』で賞を総ざらいし、4年連続ミステリ・ランキング1位を獲得しているアンソニー・ホロヴィッツ。元刑事ホーソーンを探偵役とするシリーズの最新刊がついに刊行! 今回はなんと語り手ホロヴィッツが容疑者? さっそく読んでみた。ホーソーンを主人公とするミステリの執筆を断った「わたし」こと作家のホロヴィッツ。その脚本による『マインドゲーム』がロンドンの劇...
宝物は人それぞれ「アンティーク雑貨探偵④ 月夜のかかしと宝探し」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。ミステリの仕掛けよりも、キャラクターを通して人生を考えさせるところが魅力の「アンティーク雑貨探偵」シリーズ。本国では8作出版されているが、邦訳は第4作まで。その4作目を読んでみた。骨董品の拾い屋(ピッカー)兼 探偵の活動も軌道に乗りつつある(?)ジェーン。今回は自宅でのガレージセール中に、母ネリーからいつも通り聞く相手のことを考えない電話が。店の常連、ファジ...
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。図書館員とは仮の姿、敵に追われるCIA秘密工作員フォーチュンと、ぶっとんだ2人の”おばあちゃん”の活躍を描く「ワニ町」シリーズから待望の新刊が。シリーズ第6弾となるこの本作、さっそく読んでみた。敵から身を隠すフォーチュンがシンフルに来てひと月あまり、町は独立記念日を迎えた。そんな中、湿地で爆発が起き、その原因が覚せい剤の密造? 新町長、宿敵シーリアが保安官を自...
この記事で分かること アフィリエイトブログに役立つおすすめ本10選 アフィリエイトブログを無料で学ぶ方法 アフィリエイトブログに必要な知識とは? こんな疑問にお答えします。 アフィリエイト
今回もお嬢さまらしからぬ冒険が「英国王妃の事件ファイル2 貧乏お嬢さま、古書店へ行く」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。先日読んで「もっと早く読めばよかった!」と後悔した「英国王妃の事件ファイル」シリーズ。貧乏お嬢さまのサバイバル(?)が楽しいこのシリーズ、すでに10冊が邦訳刊行されていた。追いつかねばと、2作目を読んでみた。王族の末端に位置しながら、密かにメイドで生計を立てているジョージー。一方、英国王妃は皇太子デイヴィッドが既婚のアメリカ女性に夢中なのが気に入らない。な...
のちの国民的作家を形作った日々「田辺聖子 十八歳の日の記録」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。洒脱な大人の恋愛を描いた小説や、ユーモアあるエッセイなどを数多く発表し、令和元年に91歳で世を去った田辺聖子。没後2年たって1945年から47年までをつづった日記が発見されて話題に。著者の作品には長く親しんできたので、いつか読みたいと思っていた。戦時下の大阪。樟蔭女子専門学校(現・樟蔭女子大学)国文科2年の田辺聖子は、郡是塚口工場に学徒動員されていた。寮に住み、女...
もっと早く読めばよかった!「英国王妃の事件ファイル1 貧乏お嬢さま、メイドになる」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。ウェールズの巡査を主人公とする「英国ひつじの村」シリーズのリース・ボウエン。そのアガサ賞受賞ミステリシリーズがこの「英国王妃の事件ファイル」。受賞作は第5作だそうだが、遅ればせながらその第1作を読んでみた。舞台は1930年代のスコットランド。王位継承順位30番代の公爵令嬢ジョージーは、父親が放蕩で財産を使い果たしたため貧乏生活。意にそわない結婚をするよりはと、...
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。「51番目の密室」をはじめ数々の短編を執筆し、エドガー賞を2度受賞したロバート・アーサー。ラジオドラマの脚本やヒッチコック名義のアンソロジーの編集も行ったという。その自選傑作集が刊行されたので、さっそく読んでみた。1966年に書かれた序文に続き、10編の短編ミステリを収録。表題作の「ガラスの橋」は、雪に閉ざされた山荘を訪ねた女性の消失事件。残されたのは屋敷に入る...
読んでまちがいなし!「英国ひつじの村3 巡査さん、合唱コンテストに出る」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。何もする気が起こらない暑い夏。難しい本だと内容が頭に入らない。そんなときは、やっぱりコージーミステリ。まちがいない「英国ひつじの村」シリーズの第3弾を読んでみた。ウェールズ伝統の芸術祭「アイステズヴォッド」。エヴァン・エヴァンズ巡査は、年々参加者が減る聖歌隊に入り、合唱コンテストに参加することになった。入賞を狙って練習が続くなか、高名なオペラ歌手アイヴァ―...
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。数々の名作ミステリを新訳してきた創元推理文庫《名作ミステリ新訳プロジェクト》、D・M・ディヴァインの最後の未訳長編が刊行。兼業作家で13作を出版している作家だが、実はノーマーク。興味津々で読んでみた。入学者が激減し問題を抱えるブランチフィールド大学では、窃盗容疑者の除籍処分を巡って学生と学校側が対立中。そこに流れる素行不良の女子学生バーバラの偽造誘拐計画の...
田口久人さんの本。 気持ちがざわつくとき、自死について気持ちがフォーカスしてしまうとき、ちょっと視線が変わり、心がやすらぎます。 決してご立派に生きてきた訳じゃない自分の人生も、何となく愛しく思える本でした。 ✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽ 〜Amazon書籍説明から ●Instagramに1日1篇、欠かさず詩を綴りつづけ、今ではフォロワー数39万超!200万いいね! を集めた、読むだけで前向きになる182の言葉。頑張っているのにうまくいかなくて、落ち込んでしまう…そんな時にこそ読んでほしい、言葉たちです。 (田口久人) 今日がどんなに苦しくても、どんなに辛くても、明日は