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【起業を考えている人へ】「(決定版)失敗しない起業家の戦い方」の書評レビュー
著者がこれまでの起業家人生で失敗したことやそこから学んだことを余すことなく記した本のご紹介です。
また書いてくれないかな?「あきらめのよい相談者ーー剣持弁護士の多忙な日常」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。ミステリ作家には別に職業を持っている人がいる。日本で比較的多い気がするのは弁護士。この本もそのひとつ。主人公も弁護士という設定なので作品の端々にリアリティが。福岡在住の主人公・剣持鷹士はいわゆる「イソ弁」。弁護士事務所に雇われて経験を積んでいる。この日訪れた相談者は、知人がホテルの照明が暗くて怪我をしたので損害賠償を請求できないかという。揉めることを想定...
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。喫茶店のメニューといえば、やはり「クリームソーダ」や「プリン・ア・ラ・モード」が思い浮かぶ年代。やっと入れる時間も余裕もできたのに、気づくとめっきり少なくなってしまったレトロ喫茶。こんな店があったらいいなあ、と思うのがこの作品。東中野の商店街の路地奥にある<喫茶おおどけい>。店主は御年88歳のハツコさん。そして、懐かしい料理や飲み物を作るのは孫のハヤテ。店...
【なぜ物価上昇を起こすのか?】「暮らしと物価の地政学」の書評レビュー
暮らしや物価に影響を及ぼしている重要物資を巡る世界情勢や国際貿易の基礎、地政学などを図表や最新データを使ってわかりやすく解説してくれる本をご紹介しています。
【資格で悩んだらこの一冊】「資格のかけ算大全」の書評レビュー
将来、仕事のキャリアアップや生活を充実するために非常に有効な資格の掛け合わせの本についてまとめた記事となります。
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。冬本番という感じだけれど、3月に入れば春休みまでもうすぐ。春休みに縁がなくなって長いけれど、なにかが始まりそうなこの時期のワクワク感を今も思いだす。そんなわけで、中学2年生が主人公のこのミステリを読んでみた。父親の海外赴任が決まり、春休みから曾祖母・五月さんが経営するアパート「さつき荘」に住むことになった花南子。五月さんがぎっくり腰で入院してしまい心細く思...
【悩みや問題はこれで解決】「小さく分けて考える」の書評レビュー
「悩む時間」や「無駄な頑張り」を分解思考を使って80%減らすことによって、本当に大事なことに集中できるようになる本の書評レビューです。
【シンプルかつ効果絶大】「仕事の成果を最大化する トヨタのすごい線」の書評レビュー
トヨタが組織を強くするために実践している「線引き」をご紹介している記事となります。
これまで、中々続かずに挫折を繰り返してきた方へ向けて、「無理なく続けて」習慣化するためのエッセンスをまとめた本のご紹介です。
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。家政婦が探偵役といえば、ついふすまの陰から立ち聞きする姿が目に浮かんでしまうが、こちらは家事を一任されて使用人を束ねる存在。人はいいがカンがイマイチの主人を助けて事件を解決。さて、そのやり方とは?あまり評判のよくない医者が毒キノコで殺された? ウェザースプーン警部補が担当することになったこの事件、主人にお手柄を立てさせるべく”名探偵”家政婦のジェフリーズ夫...
こんな料理、食べてみたい!「ミセス・ワンのティーハウスと謎の死体」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。コージーミステリに食べ物はつきもの。ケーキやクッキーだけでなく、卵料理やインド料理までさまざまな料理が登場。サンフランシスコが舞台でアメリカ探偵作家クラブ賞受賞のこの本には、おいしそうな中華料理がいっぱいだった!夫婦で中国茶専門店を営みながら息子を育てたミセス・ワンは、夫を亡くし息子も独立したいまも朝4時に起きてウォーキングをする強烈なキャラクター。今日...
田舎町もいいもんだ?「スープ専門店① 謎解きはスープが冷めるまえに」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。1月はあったかかったのに最近は急激に寒い。こんな時、日本人は「鍋」だが、欧米ではやはりスープ? そんなわけで雪深い村が舞台となるこの本を読んでみた。冬にはスキー客が押しよせる雪深いスノーフレーク村。両親を不慮の事故で亡くし、故郷に戻ったラッキーだが、稼業のスープ屋を継ぐかどうか決心がつかない。そんななか、なにかと話題になる観光客の女性の死体が店の裏で発見さ...
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。アマゾンのおススメでずいぶん前からあがっていたこの本。「オックスフォードティールーム・ミステリー」? 見慣れない装丁と、かわいいネコの絵に惹かれて読んでみた。オーストラリアでのキャリアを捨て、故郷オックスフォードで英国式ティールームを開いたジェマ。少しずつ店が軌道に乗りはじめたある日、アメリカ人の観光客が中庭で死んでいるのを発見。死因は店のスコーンを喉に...
クッキー型がお見通し?「クッキーと名推理① フラワークッキーと春の秘密」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。コージーミステリにお菓子はつきもの。カフェのオーナーやシェフなどが主人公の作品は多いが、こちらのシリーズはクッキー用品店。クッキーの抜型を手がかりに事件の真相を暴く? どんな内容なのか?1年前に離婚し、故郷の町で親友マディーとクッキー用品店を経営するオリヴィア。 春のイベントの準備中、開業を支援してくれた実業家のクラリスが急死したという知らせが。少し気にな...
シリーズのはじまりはこうだった!「卵料理のカフェ① あつあつ卵の不吉な火曜日」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。シリーズ本は通しで読みたいが、すでに絶版になっているものも多い。図書館という手もあるが、今はネットで探せば見つかるのはありがたい。シリーズの始まりである第1作は、続巻が多いほど趣があるなあ。夫を亡くしたスザンヌは、友人2人とともにアンティーク調のカフェ<カックルベリー・クラブ>を開業。店の自慢は卵料理だが、午後にはアフタヌーンティーのサービスも行い町の人々...
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。毎年1月に刊行される「れんげ荘物語」。働かずに月10万円で暮らすキョウコのライフスタイルが以前よりも現実味を帯びて感じられる。おなじみのキャラクターがどう過ごしているのか知りたくてさっそく読んでみた。息子のケイと娘のレイナが帰ってこないため、兄夫婦と3人で正月を過ごしたキョウコ。癒しの存在・ぶっちゃんたちには会えないけれど、れんげ荘の隣人・チユキさんに恋愛...
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。先日読んで気になったスウェーデンのミステリ。謎解きというよりは、登場人物たちの生き方に興味を惹かれた作品だった。彼らのその後が気になり、第2弾も読んでみた。1作目から1年たった夏のサンドハムン島。恒例の外洋ヨットレースのスタート時、その号砲に合わせて発射された銃弾で高名な弁護士・オスカルが殺された。レースを見物していたナッカ署の警部トーマスは、チーム員たち...
シリーズ続編の刊行を希望!「ボンベイ、マラバー・ヒルの未亡人たち」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。去年の「虎に翼」ではないが、「女性初」という言葉が出てくるうちはまだまだ? 2018年アガサ賞最優秀歴史小説賞受賞作のこちらは、1921年のインドを舞台にボンベイ唯一の女性弁護士が探偵役を務める歴史ミステリ。さて、その内容とは?父親の弁護士事務所で働く事務弁護士パーヴィーン。ある朝、見知らぬ男が事務所の様子を窺っていたことから、過去の記憶が呼びさまされていく。そ...
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。日本でも最近出てきたが、自分以外の国を題材にしたミステリと言えば、ドイツのシャルロッテ・リンクによる<ケイト・リンヴィル>シリーズ。その第3弾がこちら。コミュ障ぎみの主人公ケイトの今回の事件は?ヨークシャーのスカボロー署への移籍を決めたケイトが旅行で乗った列車内で遭遇した銃撃事件。被害者は狙撃犯と面識がないという。そこに発生する第2の事件。現場で撃ちこまれ...
日本人はワイン好き?「お茶と探偵⑮ プラム・ティーは偽りの乾杯」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。海外ミステリにときどき登場する日本人。この人気シリーズにも登場。作品が書かれた当時の日本はこう見えていたのか? と興味深い。さて、その顛末とは?超高級ワイナリーの試飲イベントに招かれたティーショップのオーナー、セオドシアとクレイトン。ところが、新作ワインの樽の中から転がりでたのはワイナリーのオーナーであるジョーダンの息子・ドル―の射殺体だった! ジョーダン...
こんなシリーズを待っていた!「コージーボーイズ、あるいは消えた居酒屋の謎」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。コージーミステリに欠かせないもの、それはお茶とお菓子。そして、探偵。いわゆる<安楽椅子探偵>もののこちらの連作ミステリ、名探偵の今宵の推理は?カフェ<アンブル>で月に1度行われる《コージーボーイズ》の集い。メンバーは作家・編集者・古本屋・同人誌の主幹とさまざま。ルールはふたつ、作品の悪くちは大いにやるべし、ただし人の悪くちはいってはならない。誰も死んでい...
感じる詩集『サンチョ・パンサの帰郷』「思い出そうとしているのだなんという駅を出発してきたのかを・・・」過酷なラーゲリ体験を経て帰国した詩人、石原吉郎の『サンチョ・パンサの帰郷』。この詩集は感覚で読んでほしい。いや読むというよりも感じるという
発売された時から世界情勢が変わり、この小説のとらえられ方まで変わってしまったが、それでも独創的なストーリー性が胸に迫る戦争小説はほかの追随を許さない! 私に戦争について立ち止まって考える機会をくれた小説。逢坂冬馬著「同志少女よ、敵を撃て」
寒い冬はほっこりと「卵料理とカフェ④ あったかスープと雪の森の罠」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。「お茶と探偵」シリーズが有名なローラ・チャイルズには、ほかにもコージーミステリのシリーズがある。それがこちら。主人公は夫を亡くした熟年女性。どんな内容なのか?スザンヌが友人2人と営むカフェ「カックルベリー・クラブ」。雪のある日、店の裏の森で地元の銀行の頭取が殺された? 頭取と対立していた住民たちが疑われ、冬のフェスティバルで忙しいというのにスザンヌに調査を...
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。ワシントン州レブンワースを舞台にしたミステリの第3弾。村全体がドイツ・バイエルンをイメージして観光客を誘致しているというのに、禁酒政策? 当然起きる事件。ビール職人スローンの推理は?オクトーバーフェストも終わり、イルミネーションイベントの準備に入ったレブンワースだが、今年は市会議員選挙で揺れている。そんななか、禁酒政策を主張していたクリスがスローンの友人(...
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。陽は少しずつ長くなってきたが、寒さはこれからが本番。北欧はすっかり白夜かもしれないが、こちらは夏の物語。少し前の作品だが、興味があって読んでみた。夏休みシーズンまっただなか、平和な島・サンドハムンに揚がった死体。娘を亡くし、それが原因で妻と別れたトーマス・アンドレアスン警部は事故か自殺か判断に迷う。ところがそこへ、死んだ男に関係する人物の死体が発見される...
結婚はいつ? そして、今後の展開は?「行き遅れ令嬢の事件簿➄ 公爵さま、これは罠です」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。すでに4巻が刊行された「行き遅れ令嬢の事件簿」。その第5弾がこちら。良縁に恵まれ、両親の死の真相を究明したベアトリス。いよいよ結婚か? と思いきや、先送りに? 気になって、前のめりで読んでみた。公衆の面前で両親の死の真相を暴いたベアトリスは、社交界に与えた衝撃の余波で結婚式を1週間延期するはめに。そこへ、6年前の社交界デビューを台無しにした張本人・ノートン夫人...
サバンナのミス・マープル?「ミス・ラモツエの事件簿 1 No.1レディース探偵社、本日開業」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。その国の風土も楽しめるのが、世界のあちこちを舞台にしたミステリ。そのなかでもあまりなじみがない国の探偵を描いたのがこちら。「女には向かない職業」を始めたマ・ラモツエの活躍とは?ボツワナ共和国でただひとりの女性探偵、プレシャス・ラモツエ。不幸な結婚を経て、父の死後に遺産の牛を売り、秘書を雇って始めた探偵社には、浮気調査や失踪人の捜索などのさまざまな依頼が。...
あいかわらずおいしそう「お茶と探偵⑭ スイート・ティーは花嫁の復讐」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。先日新刊が出たローラ・チャイルズの「お茶と探偵」シリーズ。このシリーズの楽しみといえば、テーマに沿って登場するお茶とそのお供の組み合わせ。その14弾がこちら。13弾の最後で婚約を発表したデレインの結婚式。その日はあいにくの悪天候で、会場は陰気な<レイヴンクレスト・イン>。案の定というべきか、結婚式目前に新郎ドゥーガンが控室で死んでいた? 取り乱したデレインに...
歴史とミステリのほどよい融和の心地よさ「ヴァイオリン職人の探求と推理」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。芸術の世界は奥が深い。絵画コレクターとディーラーを描いた作品は多いが、本書が扱うのはヴァイオリン。絵画とは違い、演奏することができる芸術品をテーマにしたミステリ。さて、どんな内容なのか?数年前に妻を亡くしたイタリア・クレモアのヴァイオリン職人ジャンニは、友人たちとの内輪の集まりや孫たちのたまの訪れを楽しみに暮らしていた。ところがある日、長年の友人のひとり...
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。最近よく見かけるようになった、インドを舞台とするミステリ。この本もそのひとつ。オビの”インドのアガサ・クリスティー”という文句に惹かれてさっそく読んでみた。恋人と別れ、スランプに陥った作家ラディは、ニューヨークから故郷ムンバイの高級住宅街テンプルヒルに戻ってきた。帰郷早々、親友サンジャナの父親が死に、警察は自殺と断定したが、ラディは他殺だという思いがぬぐい...
最近自分の中で更新されたおすすめ本 (2024年11月) 恥ずかしながら読書好きになったのは30代になってからで、切っ掛けは育児でした。 子育ての本を借りようと、図書館に久しぶりに通い始めた30代。 子供の成長と共に借りる本も変化していき、
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。書店で見つけたこの本、著者は御年84歳のジェフリー・アーチャー。最近読んでいなかったけど、懐かしくてつい手に取った。シリーズ第5弾でダイアナ妃も登場するそうだが、果たしてどんな内容なのか?前作で宿敵マイルズ・フォークナーを刑務所に連れ戻したウィリアム・ウォーウィック。今度の任務は不正が疑われる王室警備担当部署の調査。一方、ウォーウィックの腹心、ロス・ホーガ...
覚え違いよ、永遠に「100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。本好きあるあるのひとつに「タイトルの覚えちがい」があるのでは? ほしい本をうろ覚えで検索してヒットせず悩んだこと多数……。そんな覚えちがいをテーマにしたこの本、このたび文庫になったので読んでみた。利用者のうろ覚えのタイトルやカン違いして覚えた本の数々を、福井県立図書館の司書の皆さんが記録していたことから始まった「覚え違いタイトル集」。Q&Aの形で提供されてい...
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。アガサ・クリスティの衝撃作といえば、なんといっても『そして誰もいなくなった』。<マーダー・ミステリ・ブッククラブ>の今回の課題本は、何度も映画化されているこの作品。さて、作者はどう料理したのか? アリシアとリネット姉妹が始めたブッククラブも第2期に入り、新メンバーの親睦を兼ねて週末に山荘で読書会を行うことに。課題本はクリスティの『そして誰もいなくなっ...
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。未読だった過去の名作、入手困難となるとどうしても読んでみたいもの。その1冊、「犯人当ての名手」D・M・デヴァインの傑作ミステリが復刊した。いったいどんな内容なのか、さっそく読んでみた。4年前の事件をきっかけに家族や婚約者も失った主人公マーク。そのマークのもとに、これまで音信不通だった父親パトリックから帰郷を促す手紙が。ところが、父親は再会を待たずにマークが帰...
コージーミステリ好きにおススメ「お茶と探偵㉕ レモン・ティーと危ない秘密の話」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。これまでに20冊を超え、いまなお新作が出版されつづけているローラ・チャイルズの<お茶と探偵>シリーズ。その25弾(!)がこちら。すべて読んでいるわけではないが、このたびコージーブックスから邦訳出版されたので読んでみた。舞台はチャールストン。ファッションショーの会場で春の「レモンのお茶会」を催すことになった主人公セオドシア。ところが、ショーの運営を巡っていがみ...
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。<貧乏お嬢さま>ジョージーが活躍するシリーズが人気のリース・ボウエン。その著者の新刊がこのほど早川書房から刊行。ヴェネツィアを舞台にした歴史ミステリらしいが、いったいどんな内容? さっそく読んでみた。2011年、夫と離婚し、息子も奪われそうになったキャロライン。そこに訪れた大伯母ジュリエットの死。残されたスケッチブックと3つの鍵、さらに「ヴェネツィア」という言...
【Book】「技術解体新書 サッカーの技術を言葉で再定義する」風間八宏 レビュー
今回紹介するのは、風間八宏監督の著書「技術解体新書」です。サッカーが好きで、さらに上達を目指したい学生さんたちも一度手に取ってみると良いかもしれません。
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。ついこの間まで暑かったのに、世間ではもうクリスマスの飾りつけが。1年が過ぎるのはほんとうに早い。そして、この時期になると出版されるのがクリスマスを題材にしたミステリ。20年ぶりの邦訳新刊となったこちら、期待して読んでみた。かつて軍人でもあった大学教授キャメロンは、昔の教え子で恋人だったヴィクトリアから調査を依頼される。それは、クリスマス近いある夜、湖畔の町...
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。ケンブリッジ大学の学寮付き保健師を探偵役とする<イモージェン・クワイ>シリーズ。シリーズ全4作の3作目がこのたび刊行。今度はどんな展開なのか、さっそく読んでみた。ケンブリッジ大学屈指の貧乏学寮、セント・アガサ・カレッジ。その卒業生で国際的大企業<ファラン・グループ>の会長、サー・ジュリアス・ファランは情け容赦ない方法で富を築いたことでも有名。その人物が療養...
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。映画『九十歳。何がめでたい』が公開された佐藤愛子先生もいまや101歳。映画にも登場した、孫の桃子さんとのコスプレ写真つき年賀状は見ているだけで楽しくなる。その桃子さんご本人がお書きになったこの本、これは読むしかない。「青乎(あお)」名義で音楽・映像活動も行っている著者。本書は「祖母との思い出」・「佐藤家の人々とその周辺」・「アバウト・ミー」・「最近の祖母」...
事件解決のお手柄は今回も……「チョコ職人と書店主の事件簿② トリュフチョコと盗まれた壺」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。先日読んだ「チョコ職人と書店主の事件簿」シリーズ第1弾。おいしそうなチョコレートショップと本屋の組み合わせに主人公2人のロマンスとミステリがちょうどいいバランスで絡みあって読むのが楽しい。邦訳されている第2弾も読んでみた。主人公ミシェルとエリカが住むウェストリバーデールの名前の由来にもなったリバー家が、所有するマヤ文明の出土品を寄贈することになり、そのお披...
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。19世紀を描いたアメリカのミステリと言えば、先日「にせ者が看護師になる方法」(コージーブックス)を紹介したが、この作品の舞台もほぼ同年代。しかも、同じベルビュー病院が登場する。主人公の立場はちがえど、同じ時代背景。これは読むしかない。《ニューヨーク・ヘラルド》ただひとりの女性記者エリザベスは、通勤途中の列車の窓から首を絞められる女性の姿を目撃する。ほどなく...
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。だいぶ以前に読んだ本。再読してみると、すっかり内容を忘れている。だからこそ、もう1度楽しめてラッキー(と、思うことにする)。さらに、時を経て感想も違ってきたりして。この本も、まさにそんな1冊。冷暖房のまったくない渋谷のおんぼろビルにある「霊感占い所」。占うのは大学生の美衣子の叔父、辰寅。行者スタイルでいつも猫のように寝ているが、占いはともかく、推理の腕は...
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。NHK BSで放映中のドラマ『団地のふたり』。小泉今日子と小林聡美コンビの息の合った演技が見どころだが、その原作本の続編がついに刊行! 今回はどんな内容?50代、独身、幼なじみの桜井奈津子(なっちゃん)と太田野枝(ノエチ)。喫茶「まつ」のホットケーキサービスデーに出かけたり、団地のご近所さんの佐久間のおばちゃんが作ったイチゴをもらったり。BOOKフリマに出たり、あつ...