メインカテゴリーを選択しなおす
ママでも探偵?「英国王妃の事件ファイル⑰ 貧乏お嬢さまと毒入りタルト」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。すでに20冊近く刊行されている「英国王妃の事件ファイル」シリーズ。その邦訳最新刊がこちら。引っ込み思案だったジョージーが、ついにママに! しかし、出産直前まで事件に巻きこまれている模様。さっそく読んでみた。前作に行ったフランスで腕のいいシェフ、ピエールを雇うことになったジョージー。期待にたがわぬ腕前は、隣人を招いた食事会でも皆の賞賛を浴びる。その腕を見込ま...
ちょっと惜しいけど、日本文化へのナイスアプローチ「お茶と探偵⑬ ローズ・ティーは昔の恋人に」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。エミー賞受賞「SHOGUN」での真田広之の苦心が話題になったが、海外ミステリの中に描かれる日本の姿に「それ、ちがうんだよなあ」と思ったり、「そういうことだったの?」とうがった解釈に驚いたり。人気シリーズの13作目にあたるこの本も、日本文化に挑んでいて興味津々。水族館のグランド・オープンでお茶とスコーンを提供していたシオドシア。巨大水槽を眺めていると、人がもがいて...
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。シリーズもののミステリの場合、残念ながら1作目が一番衝撃を受けたというパターンも多いもの。しかし、このシリーズは違う。毎回予想だにしない展開を見せてくれる。その待望の第5弾がついに刊行!エージェントに約束した次回作の締切が迫るなか、新しい事件が起きず窮地の作家・ホロヴィッツ。そこで、過去にホーソーンが解決したという事件を題材にすることに。現場はテムズ川沿い...
初めてなのになつかしい「コクと深みの名推理⑳ バター・コーヒーの舞台裏」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。ミステリには合作も少なくない。20作目を迎えたこの<コクと深みの名推理>シリーズは、夫婦による合作。実は読むのはこれが初めて。はたして、シリーズのこんなところから読んでも大丈夫なのか?主人公クレアが店長を務めるコーヒーハウス、ビレッジブレンド。うちの店が往年のコメディ・スター、ジェリー・サリバンの撮影ロケ地に選ばれるなんて!と、クレアだけでなくアーティスト...