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今回ももりだくさん「卵料理のカフェ⑥ 幸せケーキは事件の火種」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。癒しが必要なとき、頼りになるのはやはりこの人の本。邦訳されている2つのシリーズのうち、主人公の年齢がちょっと上のこちら。さて、今回の事件は?カフェで働くキットの結婚式の日が近づき、スザンヌは美容室へ。カラーの最中、なんだか焦げ臭いにおいが。都民生活局が入る近くの建物が火事? 火災現場には、ともにカフェを営むペトラの友人・ハンナの遺体が。これは事故? それと...
チャールストンって港町だったんだね「お茶と探偵⑲ セイロン・ティーは港町の事件」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。毎回、作品の舞台となるチャールストンの魅力を伝えてくれる「お茶と探偵」シリーズ。第19作目の始まりは大型帆船が港に入ってくるボートパレード。さっそく起きる事件とは?帆船パレードを街の富豪・ティモシーの豪邸から見物していたセオドシア。轟音とともに一緒にバルコニーにいた銀行副頭取・カーソンが屋根から落ちた。その腹部にはボウガンの矢が。セオドシアはティーショップ...
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。だいたい1年に1冊刊行される『金庫破りときどきスパイ』シリーズ。第2次大戦中のイギリスを舞台に、家族に秘密を抱える金庫破りのエリーと貴族出身のラムゼイ少佐との冒険を描くこのシリーズ、今回の謎とは?ドイツ軍の空襲に襲われる日々のなか、映画館にいたエリーの隣に座ったのは幼なじみのフェリックスではなくラムゼイ少佐。エリーが受けた指令は、ある任務のため北部サンダー...
あの動物が大活躍!「卵料理のカフェ➄ 保安官にとびきりの朝食を」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。「お茶と探偵」シリーズで人気のローラ・チャイルズ。そのもうひとつのシリーズがこちらの「卵料理のカフェ」。夫を亡くして友だち3人とカフェを始めた主人公スザンヌの推理とともに、シェフのペトラが作る料理も楽しい。雨のなか墓地に記念式典用の花を届けにいったスザンヌとトニ。なんと嫌われ者の元刑務所長、レスター・ドラモンドの死体を発見してしまう。事件の容疑者として警...
読むと歴史に詳しくなりそう?「お茶と探偵⑱ オレンジ・ペコと奇妙なお茶会」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。シリーズものを読む楽しみは、キャラクターたちが身近に思えてくること。「お約束」もまた楽しいのだ。そんな「水戸黄門効果」バツグンのシリーズ18弾を読んでみた。チャールストンにかつて流行した「ネズミのお茶会」を再現した会に招待されたセオドシアとドレイトン。主催者で慈善家のドリーンはウェイターたちにネズミのかぶり物をさせるほどの凝りようだったが、なんとその席でド...
「ファベルジェの卵」ってなに?「お茶と探偵⑰ ロシアン・ティーと皇帝の至宝」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。シリーズものを読みはじめるとずっと読みつづけてしまう。今も刊行が続く「お茶と探偵」シリーズの17巻目の事件は宝石窃盗団。セオドシアの活躍やいかに?セオドシアの友人、宝石店を営むブルックの店で行われた高級ジュエリー展覧会に突如車で突っこんできた3人組。宝石を盗んだばかりか、割れた破片でブルックの姪・ケイトリンの命まで奪われることに。ブルックに懇願されて調査を...
やはり、読んでまちがいなし!「お茶と探偵⑯ アジアン・ティーは上海の館で」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。なんとなく読むものに困ったとき、ふと手に取りたくなるこのシリーズ。今度はどんなお茶とお菓子の組み合わせ? そして、ティー・ショップのオーナー、セオドシアの今回の活躍は?チャールストンのギブス美術館では、上海からそっくり移築した200年前の貴重な茶館のお披露目の真っ最中。ところが、恋人マックスの招きでセレモニーに出席していたセオドシアは、催事に設けられた写真ブ...
シリーズのはじまりはこうだった!「卵料理のカフェ① あつあつ卵の不吉な火曜日」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。シリーズ本は通しで読みたいが、すでに絶版になっているものも多い。図書館という手もあるが、今はネットで探せば見つかるのはありがたい。シリーズの始まりである第1作は、続巻が多いほど趣があるなあ。夫を亡くしたスザンヌは、友人2人とともにアンティーク調のカフェ<カックルベリー・クラブ>を開業。店の自慢は卵料理だが、午後にはアフタヌーンティーのサービスも行い町の人々...
ママでも探偵?「英国王妃の事件ファイル⑰ 貧乏お嬢さまと毒入りタルト」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。すでに20冊近く刊行されている「英国王妃の事件ファイル」シリーズ。その邦訳最新刊がこちら。引っ込み思案だったジョージーが、ついにママに! しかし、出産直前まで事件に巻きこまれている模様。さっそく読んでみた。前作に行ったフランスで腕のいいシェフ、ピエールを雇うことになったジョージー。期待にたがわぬ腕前は、隣人を招いた食事会でも皆の賞賛を浴びる。その腕を見込ま...
ちょっと惜しいけど、日本文化へのナイスアプローチ「お茶と探偵⑬ ローズ・ティーは昔の恋人に」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。エミー賞受賞「SHOGUN」での真田広之の苦心が話題になったが、海外ミステリの中に描かれる日本の姿に「それ、ちがうんだよなあ」と思ったり、「そういうことだったの?」とうがった解釈に驚いたり。人気シリーズの13作目にあたるこの本も、日本文化に挑んでいて興味津々。水族館のグランド・オープンでお茶とスコーンを提供していたシオドシア。巨大水槽を眺めていると、人がもがいて...
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。シリーズもののミステリの場合、残念ながら1作目が一番衝撃を受けたというパターンも多いもの。しかし、このシリーズは違う。毎回予想だにしない展開を見せてくれる。その待望の第5弾がついに刊行!エージェントに約束した次回作の締切が迫るなか、新しい事件が起きず窮地の作家・ホロヴィッツ。そこで、過去にホーソーンが解決したという事件を題材にすることに。現場はテムズ川沿い...
初めてなのになつかしい「コクと深みの名推理⑳ バター・コーヒーの舞台裏」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。ミステリには合作も少なくない。20作目を迎えたこの<コクと深みの名推理>シリーズは、夫婦による合作。実は読むのはこれが初めて。はたして、シリーズのこんなところから読んでも大丈夫なのか?主人公クレアが店長を務めるコーヒーハウス、ビレッジブレンド。うちの店が往年のコメディ・スター、ジェリー・サリバンの撮影ロケ地に選ばれるなんて!と、クレアだけでなくアーティスト...