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綾辻行人の館シリーズ第4弾。『人形館の殺人』は、京都の古い邸宅で起こる殺人事件を描いたミステリで、人形(マネキン)が作品のモチーフになっています。 シリーズの中でも異色として語られることの多い作品です。 『人形館の殺人』あらすじ 父親が遺し
「十角館の殺人」面白かった!久々に夜更かししても読み続けたい本に出会いました。作者・綾辻行人氏のデビュー作にして最高傑作との呼び声が高い傑作ミステリです。 ミステリ小説のネタバレ感想は無粋だと思うので、概略だけ。 『十角館の殺人』あらすじ
向田邦子はどんな本を読んでいたのか、どんな本が「向田邦子」を作ったのか。『向田邦子の本棚』は彼女が読んでいた本と本にまつわるエッセイです。 本読みの幸福 将来の夢は「本屋の女房」だと語るほど、本好きな幼少期を過ごした向田邦子さん。すぐに子供
金城一紀さんの『GO』は在日コリアンの少年・杉原の暴力と恋、葛藤の青春を描いた小説。20年ぶりに再読しても色褪せない物語の力に惹きつけられました。 2000年直木賞受賞作。 『GO』あらすじ 「広い世界を見るんだ。」在日コリアンの少年、杉原
情熱の版画家・棟方志功の妻もまた、情熱の人でした。原田マハさんの『板上に咲く』は、彼を支えた妻・チヤの目線から見た棟方志功とその作品の物語です。 妻から見た棟方志功 物語はチヤさんが棟方志功と出会ってから添い遂げるまで、夫婦の人生の節目とな
書店まんが『書店員 波山個間子2』で紹介されていた棟方志功の自伝エッセイ『板極道』。 志功センセイの文は、上村松園や小村雪岱のように洗練されているわけでもなく、話は前後するし、言葉遣いは独特。正直、読みやすいとは言えない文章です。 (序文を
お金で大切なことはすべて、父がメッセージアプリで教えてくれた
お金の本当の味を知らないと富は握れない。父から息子へ、幸せに生きるためのお金の話。書籍は韓国で10万部越の大ヒット。
育児本は必要?デメリット・メリットや読んでよかったおすすめ8選をご紹介
育児本は必要? 結論、育児本は便利な情報源ですが、必須ではありません。 親自身の判断と経験も重要です。 しかし、育児本から得られる知識やアドバイスが役立つ場面もあります。 育児本のデメリット ストレスや焦りが増える 本に書かれている通り行動
10秒で腰肉スッキリ?!耳をつまんでゴシゴシするだけで腎臓もケア!
※このページにはプロモーションが含まれています 年をかさねるたびに、どんどん増えていく腰の余分な脂肪。 「このお肉、このままとれればいいのにな‥‥‥」なんて、自分のお肉をガブっと握ってはため息をつく。 そんなお悩みはありませんか?(わたしはあります泣) どうにかしたい!!と...
たった1分!簡単セルフケアでフェイスラインスッキリ!ほうれい線撃退!
先日、購入した『骨格小顔』の本。 とても簡単なセルフケアで自分の顔を自分でケアができる方法が紹介されています。 著者のミキティ先生は、YouTubeでもセルフケアを発信していますが、書籍に掲載されているケアがいくつか紹介されています。 ということは、本を買わなくてもセルフケ...
他人からどう見られているのかが気になっている方や、物欲に振り回されている方、必見。一流と言われている人達の考え方に触れる事で、何か自分の中で変化があるかもしれません。
八咫烏シリーズ10巻『望月の烏』が刊行されました。以下、がっつり内容にふれるネタバレ考察です。そしてあくまで個人の感想ですのでお許しを。なるべくというか必ず『望月の烏』をお読みになってから御覧ください。澄生の正体 今回、澄生の正体が紫苑の宮
「考えない練習」で有名な小池龍之介 さんの著書「もう、怒らない」を読みました。アンガーマネジメントを仏教と心理学から解説しています。やさしい言葉でつづられているので、わかりやすくて読みやすい本でした。人はなぜ、いけないことだとわかっていて
門井慶喜さんの『銀河鉄道の父』は、深い愛情をうまく表せない不器用な父と放蕩息子の物語です。放蕩息子・宮沢賢治近代時代の文豪といえば、破天荒で自堕落な社会不適合者ばかりです。しかし、宮沢賢治だけは、純粋な製作と農業改革に心血を注いだ立派な人だ
宮沢賢治の実弟、宮澤清六さんの『兄のトランク』は、兄・宮沢賢治の思い出と、賢治の作品のこと、交流のあった彫刻家で詩人の高村光太郎のことなどが綴られた随筆です。さすが宮沢賢治の弟というべきか、文章も描写も物語のようです。賢治の物語のような描写
『犯行現場の作り方』の作者・安井 俊夫さんはミステリ好きの一級建築士だそうで、建築不可能と思われる名作ミステリの建築を図面に起こし、設計・施工の費用まで出してくれています。私は綾辻行人の館シリーズを読んでから、「誰か、あの館たちを形にしてく
梅佳代さんの写真集『ウメップ』を見るとくすっと笑えます。そして、「日常って、面白いことって案外あるんだな」と思えるのです。変顔の子どもたち、自由な老人たちウメップでは、人物の自然で面白い表情が絶妙なタイミングで映されています。まず、表紙の写
千円で贅沢な気持ちになれる買い物。雑貨や食器、キッチン小物など、日々の暮らしを丁寧にしたい人向きのエッセイです。『群ようこの雑貨カタログ』に続き、日常の小物をモチーフにしたエッセイを読んでみました。作者の中野翠さんは着物や手芸にも詳しく、フ
三谷幸喜さんの愉快なエッセイ。『三谷幸喜のありふれた生活』文章を上達させるには、お手本となる文章を参考にすること。と、『原稿用紙10枚を書く力』の斉藤孝先生がおっしゃっていたので、ブログの上達のために、新ためて三谷さんのエッセイを読むことに
「鹿男あをによし」は奈良を舞台にした歴史ファンタジー(だと思う)。わたしはドラマを見てから原作を読んだのですが、原作にほぼ忠実につくられていたのに驚きました。読んでみてドラマがキャスティングもほぼ原作のイメージ通りでした。これは「鹿男あをに
『葉桜の季節に君を想うということ』そんなロマンチックなタイトルから、儚げな純愛小説を想像していました。ところがどっこい、冒頭、エロいシーンからはじまります。殺人、詐欺といった生臭い事件と、主人公とヒロインの純愛。それが最後にはあんな風になる
やぶる うまれる 絵本とは、文字通り「やぶっていい絵本」です。ページの中にある、まるい円の切り抜きから、ビリビリと自由にやぶいていいのです。やぶることで あらたにうまれる絵本。その時の感覚でやぶった本は、世界にひとつしか存在しません。そんな
生活雑貨を紹介するエッセイが好きです。センスの良いデザインと言葉でつづられたエッセイは見ているだけでうっとり。こんな良品に囲まれて生活できたら楽しいだろうな。「群ようこの良品カタログ」では、シンプルで使い勝手のよい「良品」を写真とエッセイで
「ズルい言葉」とは、責任の有無をあいまいにできる言葉のこと。酒井順子さんは社会現象にもなった「負け犬の遠吠え」を書かれた方なんですね。そんな鋭い感性をもつ酒井順子さんの日常の言葉にまつわるエッセイ「ズルい言葉」。読んでいると「確かに!」と、
「ホルモー六景」は「鴨川ホルモー」の外伝的な短編集。プロローグで安倍君が高村君に「ホルモーに携わる人の数だけ、いろいろあるだろう。」と語っていた通り、今回は京大青龍会以外の大学の面々やOB、OGら「ホルモー」にかかわる人々の恋と友情の物語で
「鹿男あをによし」を読んでからずっと読みたかった「鴨川ホルモー」。いったいこの「ホルモー」とはなんなのだろう?いよいよこの疑問が解き明かされる時がきました。鴨川ホルモー あらすじ二浪した後、念願の京都大学に入学した安倍は、一目ぼれした早良京
最近の異常気象で、大型台風が被害をもたらしているため、台風より「鼓笛隊」なら、少しは被害が少ないかな…なんて思ってしまいます。三崎亜記さんが描くこの世界では、鼓笛隊が台風のような自然災害として、時折人々に被害をもたらすものとして描かれていま
八咫烏シリーズ第二部『望月の烏』。時間軸でいうと『追憶の烏』の10数年後、『楽園の烏』の少し前といったところです。まだ発売されたばかりなので、できるだけネタバレを少なく書いたつもりですが、未読の方はぜひ、『望月の烏』後に御覧ください。ネタバ
人類の歴史をつくった17の大発見 先史時代の名もなき天才たち
小難しい考古学っていう概念をぶっ壊してくれます。その道のエキスパート達が導き出してくれた物事の最初を、知ることが出来ます。まさに「顔の見えるポピュラーな考古学」の本です。
『眠る盃』は向田邦子さんの各種雑誌に寄稿されたエッセイ集なのですが、すごいんですよこれが。 その掲載雑誌が多種多様。名エッセイ『父の詫び状』を発表した『銀座百点』から、文春などの文学雑誌。若い女性向けの雑誌『anan』『ジュノン』、さらには
『父の詫び状』を読み、すっかりハマってしまった向田邦子作品。続いて読んだのが『男どき女どき』でした。 小説とエッセイが収録されている短編集であり、向田さん最後の作品集です。「男どき」とは勢いのある幸運の時、「女どき」は不幸の時を指す言葉だそ
家にまつわる怪異と、それを修繕して整える『営繕かるかや怪異譚その参』。今回も家にまつわる様々な怪奇が登場します。念と呪い「念」とは、常に心から離れない、強い思い入れのことを言います。そんな人の念は家や家具に影響を与え、時に呪いとして人を襲い
「襦袢なしでもOK」「普段着にプラス」「帯代わりのベルト」フリースタイル着物コーデBOOK
着物をスカートと合わせたり、パンクや中世風の着こなしまで『フリースタイル着物コーデBOOK』は新しい時代の着物スタイルブックです。
私の好みが幕の内弁当のように詰まっていて、読んでいる間、とても楽しくて、ひさびさに「読み終わりたくない」と思いました。 これまで日常を描いた小説はいくつも読んできましたが、『スナック墓場』の短編はどれも幸福と不幸が「いい塩梅」なんです。 普