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『そんなときは書店にどうぞ』は、書店や出版社の人々との交流を描いたエッセイ。映画『夜明けのすべて』の舞台裏や書店とのやりとりが赤裸々に、そしてユニークに綴られています。個性豊かな書店(と出版社)の人々読み始めはちょっと不安でした。だって結構...
俳優・小林聡美さんのエッセイ『茶柱の立つところ』。日々の出来事がコミカルに描かれています。今回、久しぶりに読んだけれど、肩肘張らない感じがとてもいい。肩肘張らないエッセイ若い頃やマダム時代も、日常をコミカルに描いていた小林聡美さんのエッセイ...
『眠る盃』は、向田邦子さんが各種雑誌に寄稿されたエッセイ集ですが、すごいんですよこれが。 まず掲載雑誌が多種多様。名エッセイ『父の詫び状』を発表した『銀座百点』。文学雑誌から『anan」、『ジュノン』などの若い女性向けの雑誌、『マダム』から
『考古学者が発掘調査をしていたら、怖い目にあった話』大城道則 , 芝田幸一郎, 角道亮介
『考古学者が発掘調査をしていたら、怖い目にあった話』は、現地でのトラブルや心霊体験など、考古学者たちが実際に発掘現場で体験した「怖い」話が詰まっています。 まさか現実の考古学者たちも、インディ・ジョーンズのように危険な目にあっているとは…。
酒井順子さんのエッセイ「消費される階級」の感想・レビューをお伝えします。長年活躍されているエッセイストで代表作は「負け犬の遠吠え」「ガラスの50代」「男尊女卑」などがあります。何気ない言葉で世相を切る文章が印象的です。今回も期待を裏切らないエッセイでした。
書店まんが『書店員 波山個間子2』で紹介されていた棟方志功の自伝エッセイ『板極道』。 志功センセイの文は、上村松園や小村雪岱のように洗練されているわけでもなく、話は前後するし、言葉遣いは独特。正直、読みやすいとは言えない文章です。 (序文を
宮沢賢治の実弟、宮澤清六さんの『兄のトランク』は、兄・宮沢賢治の思い出と、賢治の作品のこと、交流のあった彫刻家で詩人の高村光太郎のことなどが綴られた随筆です。さすが宮沢賢治の弟というべきか、文章も描写も物語のようです。賢治の物語のような描写
生活雑貨を紹介するエッセイが好きです。センスの良いデザインと言葉でつづられたエッセイは見ているだけでうっとり。こんな良品に囲まれて生活できたら楽しいだろうな。「群ようこの良品カタログ」では、シンプルで使い勝手のよい「良品」を写真とエッセイで
『眠る盃』は向田邦子さんの各種雑誌に寄稿されたエッセイ集なのですが、すごいんですよこれが。 その掲載雑誌が多種多様。名エッセイ『父の詫び状』を発表した『銀座百点』から、文春などの文学雑誌。若い女性向けの雑誌『anan』『ジュノン』、さらには
『父の詫び状』を読み、すっかりハマってしまった向田邦子作品。続いて読んだのが『男どき女どき』でした。 小説とエッセイが収録されている短編集であり、向田さん最後の作品集です。「男どき」とは勢いのある幸運の時、「女どき」は不幸の時を指す言葉だそ
昔見た向田邦子新春ドラマシリーズは、たいてい戦争前の時代、女系家族の穏やかで静かな生活が描かれます。 しかしその一方で、その家の女性が道ならぬ恋に落ちるストーリーに、子ども心にスリルとエロさを感じました。 久しぶりにみた向田邦子新春シリーズ
こんにちは、ミニマリストのもりたです。 今回は、今年一年間本を読んで、面白かったな、ためになったなあ、という本をどしどし紹介していこうと思います。 小説、エッセイ、マンガ、などなど、とにかくよかったなあと思ったものを思いついた順に紹介してい
戦前、最も身近な外国だった上海。当時の上海には芥川龍之介などの数々の著名人が訪れました。文豪の谷崎潤一郎もその一人で、大正7年と15年に上海を訪れています。 谷崎潤一郎が上海での出来事や出会った人々、旅のトラブルについてまとめたのが『上海交
万城目学さんの描くエッセイは、なんとも不思議な出来事ばかり。現実と虚像が日常と非日常が入り混じっています。 不思議で面白い小説を書く人は、やはりエッセイも不思議で面白いのです。 一言感想 エッセイというより、もはやショートショート 風が吹け
何気なく手にとって読んでみた『大泉洋エッセイ僕が綴った16年』、面白いです。水曜どうでしょうの話、家族の話、大泉さんが旅で遭遇したおもしろい人々の話を、ボヤキ口調や、時にマジメな文章で綴られています。しかしなぜ私は、こんなに面白いエッセイを
瀬尾まいこさんのエッセイ『見えない誰かと』は日々の楽しさを綴ったエッセイです。私の学生時代にも瀬尾さんのような先生がいたら楽しかっただろうな。 エッセイは、当時現役の中学生教師だった瀬尾さんの教師生活についてやご家族やいとこたちの話、友達に
「おばあさんの魂」は酒井順子さんが、おばあさんたちの人生と経験を学び、高齢化社会における「大おばあさん」時代の生き方を模索するエッセイです。おばあさんイメージさすがは酒井順子さんだな~と思いました。今までの高齢者とこれからの時代の高齢者では
文豪の娘が描くグルメエッセイは、レトロで美味しいものばかり。 日本を代表する文豪・森鴎外の娘・森茉莉は小説やエッセイストとして活躍しました。 茉莉さんは、お嬢様育ちで家事全般苦手だったそうですが、食に関してだけは、食べるのも作るのも大好きだ
三谷幸喜さんの愉快なエッセイ。『三谷幸喜のありふれた生活』文章を上達させるには、お手本となる文章を参考にすること。と、『原稿用紙10枚を書く力』の斉藤孝先生がおっしゃっていたので、ブログの上達のために、新ためて三谷さんのエッセイを読むことに