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こんにちは!アニメ「チ。 ―地球の運動について―」をみてから、サカナクションの曲をちょっとずつ聞くようになりまして、どんどん深みにはまっていきそうです。旦那さんに歌って踊って迷惑がられるのが最近の楽しみです。 さてさて今回は児童文学を離れて、今読んでいる本のことをちょこっと書こうと思います。 『埃だらけのすももを売ればよい ロシア銀の時代の女性詩人たち』 高柳 聡子 note.com タイトルの通り、ロシアの女性詩人の詩と解説の本になります。まだ読み始めたばかりで、本の中で紹介されている女性の2人目の紹介に入ったところです。この本とは別に、永瀬 清子 作 谷川 俊太郎 選『永瀬清子詩集』という…
こんにちは!今年は福音館の古典シリーズを読むと意気込んでいたのに着手できておらず、やっと『トム・ソーヤーの冒険』を読み始めました。ビー玉を久しぶりに手の上で転がしたり眺めたくなっています。今の時代だと子どもが集めて喜ぶものってなんだろうか、なんてことが気になっています。 さてさて、本日紹介するのはこちらの本です。 『ふわふわ』 谷川俊太郎+工藤直子 対談集 www.switch-store.net 工藤 直子さんと谷川 俊太郎さんのお二方が対談形式で、詩、生き物、人間、死、魂、さまざまなテーマを扱いながら、お互いの生い立ちや思考、詩をつくるようになった経緯など、次々と会話を行き交わせます。 私…
こんにちは!今年は福音館の古典シリーズを読むと意気込んでいたのに着手できておらず、やっと『トム・ソーヤーの冒険』を読み始めました。ビー玉を久しぶりに手の上で転がしたり眺めたくなっています。今の時代だと子どもが集めて喜ぶものってなんだろうか、なんてことが気になっています。 さてさて、本日紹介するのはこちらの本です。 『ふわふわ』 谷川俊太郎+工藤直子 対談集 www.switch-store.net 工藤 直子さんと谷川 俊太郎さんのお二方が対談形式で、詩、生き物、人間、死、魂、さまざまなテーマを扱いながら、お互いの生い立ちや思考、詩をつくるようになった経緯など、次々と会話を行き交わせます。 私…
こんにちは!最近ずっとブログで似たような話題が続いていてすみません。アンデルセンを読むのが面白くなってきてから、同じ物語を何回か読み直したり、読み比べたり、ゆったりとしたペースの読書になっていて、歩みがのろのろです。 さてさて、前回の記事で浜田 広介さんと中川 李枝子さん&山脇 百合子さんの幼年童話について触れましたが、まだまだ童話というものが自分の中でふわっとしていて、引き続き読書中です。『子どもと文学 増補新版』で最初に紹介されていた小川 未明さんを読んたときには、物語の支えとなる舞台を描くことの大切さについて考えたのですが、そのあとに浜田 広介さんの物語を読んでみると、対象年齢が下がった…
こんにちは!先日アニメの『チ。』をみたことをちらっと書きましたが、今は主題歌の「怪獣」繋がりでサカナクションの曲を聴いています。クセになるメロディでずっと繰り返して聴いていたくなります。歌わなくても、踊ると旦那さんが「新宝島」の曲だと気づいてくれるようになりました。はい。 本日は、以前記事にした『子どもと文学 増補新版』の本に関連して、本の中で紹介されていた浜田 広介の話…をしようと思ったのですが、そこからさらに紐づいて、こちらの本を紹介したいと思います。 『おひさま はらっぱ』 中川 李枝子 作 山脇 百合子 絵 www.fukuinkan.co.jp 『子どもと文学 増補新版』については、…
こんにちは!今日は前置きでこのことを書こう!と思ったのにすっかりと忘れてしまいました。なので本題を早速、本日はおでん文庫の今後についてご報告です。 おでん文庫という屋号で2023年2月から約2年ほど、南と華堂(なんとかどう)という絵本屋さんで棚を間借りし、棚主という、本を販売する活動をしておりましたが、昨年末で棚を借りるのは終了することとしました。 ブログで延々と本の感想を書き綴っているブログなので、棚主をしていることをどれくらい伝えられているのか、最近は怪しいところがあるのですが、おでん文庫の始まりについて書いた記事があるので下記にリンクを貼っておきます。ブログのカテゴリーにある「おでん文庫…
こんにちは!友人おすすめで『チ。』のアニメを見始めました。面白いです。ラジオでアニメ主題歌の「怪獣」よく聴くようになり気になっていたのですが、アニメを見てから曲を聴くと、作品とリンクしていてより曲が響いてきます。知ろうとすることが命がけであった時代、知への感動が、今の自分では感じたことのないくらいの大きさなのだろうな。 さてさて、今回は今読んでいる本について触れようと思います。アンデルセンです。アンデルセン、アルデンテでもなく、パン屋の方でもなく、物語のアンデルセン。「親指姫」、「マッチ売りの少女」、「みにくいアヒルの子」と、子どもの頃に親しんだ物語、みなさんはどんな風に覚えていますか。アンデ…
こんにちは!前回、ここの前置きで携帯が壊れた話をしたのですが、今度はキーボードのRがとれるようになってしまいました。とうとう、不安になって部屋を掃除しました。ひとまず部屋を清めました。 さてさて、本日紹介する本はこちらです。 『鶴巻幼稚園・市村久子の教育実践によるおおきな おおきな おいも』 市村 久子 原案 赤羽 末吉 作・絵 www.fukuinkan.co.jp 赤羽 末吉さんで思い出されるのが、強く印象に残っているのが小学校の国語の教科書に載っていた『スーホの白い馬』です。小学校といわず中・高校までも、国語の授業で取り扱っていた物語はほとんど忘れてしまっていても、『スーホの白い馬』は絵…
こんにちは!昨年2月に突然パソコンの電源が入らなくなるという事態に見舞われて一年…今年は何事かが起こりはしないかと不安をわずかに携帯しながら過ごしていたら、スマホが故障しました。4年以上使っていたので寿命といえばそうなのかもですが。来年の2月は過去にあったことなどそしらぬふりで過ごそうと思います。 さてさて本日は最近読んだ本のご紹介です。 『こころはナニで出来ている?』 工藤 直子 著 www.iwanami.co.jp 工藤 直子さん。稀な人だと思います。自分はこの本を読んで幼少時の思考がどんなであったかを思い返すことになりました。著者のように世の中を理解するひらめきがあったかというと、てん…
こんにちは!最近、つい面倒がって床に荷物をぽいぽい、机の一角に本を積み積みして放置したがってしまいます。これを書き終えたら、ちょっと片づけようと思います。やるぞ。 さて、前回の記事で、児童文学の羅針盤ともいえる本『子どもと文学 増補新版』を紹介しましたが、次にこの本を隣に携えて『名作童話 小川未明30選』を読み始めました。おでん文庫の棚がお休み中の今のうちに、勉強読書です。 an-tyk-book.hateblo.jp www.shunyodo.co.jp 『子どもと文学 増補新版』では、時系列に日本の児童文学(童話)作家および作品を解析しており、その最初に取り上げられているのが小川 未明でし…
こんにちは!寒いですね!食器を洗うときにお湯が出るようにしていると、野菜を洗うときに冷水に戻すのがちょっとためらわれます。しかしこうも寒いと、湯たんぽがとってもぬくぬくに感じて、あたたかさが沁みます。 さて本日は、最近読んだ本をからめたお話です。 『子どもと文学 増補新版』 石井 桃子 いぬい とみこ 鈴木 晋一 瀬田 貞二 松居 直 渡辺 茂男 著 www.chuko.co.jp この本は、子どもたちに必要な本とは何かを追求し導き出した、発行当時の昭和三十五年時点での最大の答えを説明しています。もうすでに読んだ方もいらっしゃるかもしれませんが、児童文学に興味がある方ならきっと面白く読めると思…
こんにちは!この記事を書いている今、バレンタインデーを迎えました。昨日まですっかり忘れていました。いつだかバット一面に生チョコを作ったことがあり、冷蔵庫を開けたらチョコがある、食べてもまだたくさんある、というのが幸せだったことを思い出しました。明日早起きできたら作りたい…。 さてさて本日のブログで何を書くか考えているうちに、気づいたら一冊読んでしまっていました。ブログでここ何週間と話題にしている、京極 夏彦さんと書体設計士の鳥海 修さんの対談から繋がっている本です。 『本をつくる 書体設計、活版印刷、手製本――職人が手でつくる谷川俊太郎詩集』 鳥海 修 著 高岡 昌生 著 美篶堂 著 永岡 綾…
こんにちは!おでん文庫という名前なのに、今年の冬におでんを食べそびれていることに昨日気がつきました。毎年食べていますが、今はそこまで求めている感じが無く、昨年におでん串(紙製の)をふるまったことで、それで今も胸が満たされているのかもしれません。 さてさて、ブログの【雑記】という括りから新たに、【煮込み中】もしくは【仕込み中】といったものを用意してもいいかもしれないという考えが今ふとよぎりました。 詩の世界が、奥深いです。最近ブログで話題にもしている『昭和という たからもの』の文を書いた岩崎 俊一さんの著作『大人の迷子たち』の紙面にある文字の配列が、美しいです。作文用紙のマス目があるかのような等…
こんにちは!芸も無く、今週もあっという間に過ぎていくなあ。今日のラジオで、時間の流れる感覚は何歳のころが最も早く感じたかといった質問をしていたのですが、年々、速さが更新されているように感じます。 1月は読書がままならないなりにもなんとか、京極 夏彦 著『書楼弔堂 破暁』を読み終えました。『書楼弔堂』シリーズ全4巻のうちの第1巻にあたります。 googleのトップ画面に表示されるようになった記事へ、ついぽちぽちと寄り道する具合で、そのときは『書楼弔堂』シリーズの最新刊発売の記事が目に留まりました。そこには、物語の舞台が明治時代であること、当時の本の流通について描かれていることといった本の概要に加…
こんにちは!一週間がほんとうにあっという間だなぁ。最近早起きを頑張っています。ノートに毎日早起きすると書き続けています。じわじわ効果を感じます。どうだろう。笑 ブログで紹介する本候補をあれこれ手元に寄せては決めきれずに、机の上に雑然とした環境を作り上げてしまうことがあるのですが、表紙の手触りがざらざらと気持ちいい本があって、いま文章を書きながらもついつい触れてしまいます。 以前紹介をした、昭和の回顧録ともいえる絵と文章が綴られた 谷内 六郎 絵 岩崎 俊一 文『昭和という たからもの』 【雑記】思い出の中のたからもの探し - おでん文庫の本棚 こちらの本を読んでから、昔のよかったものはなんだろ…
こんにちは!今日は偶然、パンにマカロニにラーメンにおにぎりと食べるものが炭水化物祭りでした。この勢いで夜はパスタでも食べてやろうかと思いましたが、さすがに止めておきました。 さてさて、以前書いた記事で、児童文学の中で大人はどういった立ち位置で存在しているのかを記事にしたいと言ったことがありました。そのときには一応の検討をつけて、ささっと思い描いていた大人のイメージが、その頃から今に至るまで一か月程の時間をかけて、その間にいくつか本を読み、人と会話をして、お仕事をして、ご飯を食べるといった日常生活の合間にこねこねして出てきた考えが、結局はごちゃごちゃとありすぎて、細かく見ていく必要を感じていると…
こんにちは!これから読もうと思っている本をすでにいくつか積んでいるのに、図書館が開館となり、いろいろ借りてしまい、なにしてんだ自分です。粛々と読んでいきたいです。 さてさて本日紹介するのはこちらの本です。 『昭和という たからもの』 谷内 六郎 絵 岩崎 俊一 文 bookclub.kodansha.co.jp 今回は児童文学から離れて年末年始に読んだ本を紹介します。といっても、児童文学と全く関係無しと切り離すわけでもなく、児童文学を読んでいて思う部分とこちらの本とで重なる部分がありそうで、そのあたりについて触れてみたいと思います。 それにしても、タイトルにある昭和というのは、令和の時代からみ…
こんにちは!今週に入って外の空気が涼しく感じられるようになってきましたね。冬を迎える前に、のんびりと秋を楽しみたいです。 さてさて、10月の”本棚まるまるおでん文庫”イベントも開始が近づいてまいりました。 初日は10月4日(金)12時からとなります。開催場所は京王線南平駅が最寄りの南と華(なんとか)堂さんです。お店の営業時間や場所についてはHPをご覧いただけたらと思います。 peraichi.com ひと棚をまるまるお借りしての展示は滅多に出来ることではないので、店主さんの思いきりの良さに感謝です。集客に貢献する自信はあまりない(すみません…)のですが、この機会を無駄にはしない様に、制作に励ん…
こんにちは!今日は同級生のかっこいい姿を目にしてしびれています。昔、その同級生が初志貫徹という言葉を使ったのですが、まさしくその言葉を貫いた生き方をしていて、自分は同級生の姿から初志貫徹の言葉を学んでいます。 さて本日は、10月の”本棚まるまるおでん文庫”イベントに向けた準備の様子をお届けです。写真の通り、最近はいそいそと村をビルドしています。おでん村(おでんらしさは微塵もありませんが)を使って、選書コーナーを作る予定です。 自分は生身の人と合って学ぶことと同じように、本を読んで感情を動かしたり、考えさせられたり、行動に繋がったり、想像力や視野を広げたりといった、学びがあることを感じています。…
こんにちは!今年最後のおでん文庫の本入れ替えを行いました。 9~12月のテーマは 誰かの物語 です。 今回も読み応えのある本たちを揃えました! 【本リスト】 ※9/7時点 『オオカミに冬なし』 『チェコのお婆さん』 『ふくろ小路一番地』 『幼い子の文学』 『今ここに生きる子ども 気分は小学生 百石小学校四年竹組留学記』 『ペーパーボーイ』 『シャイローがきた夏』 『片手いっぱいの星』 『がんばれヘンリーくん』 『ファージョン作品集 5 ヒナギク野のマーティン・ピピン』 『こそあど森のおとなたちがまだ子どもだったころ』 『ハイジ』 『海底二万海里』 『オオカミに冬なし』 クルト・リュートゲン 作…
こんにちは!嬉しい話。友人の子どもに贈った絵本を、子どもが毎日読んでいるそうです。話を聞いて心がほかほかです。ありがたやです。 さてさて今年最後のおでん文庫の本棚入れ替えの時期がやってまいりました。 9~12月の本棚テーマは【誰かの物語】です。 どうして人は誰かの物語を読むのだろう、と考えてもそう簡単に明解な答えを出せるものではなさそうですが、そもそもに立ち戻り、なぜ物語は書かれるのか、を考えてみましょう。そこには作者は描こうとしたなにかがあるはずです。 読者に伝えたいことを作者は自分の分身に託して、そこには真剣勝負のような真面目さと重みが加わります。それを読む側が感じとり、ときには物語に、笑…
こんにちは!なんとなしに、昔両親に買ってもらった本を何ページか読んでいたのですが、見栄えがね、保管の仕方が雑だったため紙が痛み年代物のような姿になってしまい。『ぼくの小鳥ちゃん』と『星の王子さま』という本です。実家から持ってきているおそらく唯一の本で(引っ越しを機に片したり実家に戻したりで…)、時間が立つほど大事にしようと思う気持ちが湧いてくるのですが、もう少し、思い至るのがはやかったらなぁ。 さてさて。9月になると、現在おでん文庫の本棚にある本たちは、次の本棚テーマの本たちに場所を譲ることになるのですが、5~8月のテーマとしている”自然科学ことはじめ”が含む内容の広さに今更ながら気がついて、…
こんにちは!関東圏では明日にかけて台風が接近するようで、今日は嵐の前の静けさといった天気でした。明日は大きな被害もなく通り過ぎてくれることを祈るばかりです。 さてさて本日紹介するのはこちらの本です。 『鉄は魔法つかい 命と地球をはぐくむ「鉄」物語』 畠山 重篤 著 スギヤマ カナヨ 絵 この表紙やタイトル、いいですよね。化学の世界はどうにも…いや、化学に限らずですが分からないことは、ところてんのようにつるりと内容が入ってこなければ、そもそも入り口を前にして立ち往生をしてしまうような、そんな具合です。しかしこの本は、そんな途方に暮れている人にも優しく手を差し伸べてくれる、ワクワクするタイトルとイ…
こんにちは!今日はおいしいお米を食べてしみじみしていました。人の顔が見えるお米は初めてで、ありがたみを感じながらいただきました。この気持ちを忘れないようにしよう…。 さてさて、本日は海底の神秘にせまる本です。 『海底二万海里』 ジュール・ベルヌ 作 清水 正和 訳 アルフォンス・ド・ヌヴィル 画 夏にこそ、と紹介するのがこの一冊。海、そして冒険はワクワクしますね。先日読み終えた『ニワトリ号一番のり』の熱がまだ燻っており、それもあってこのブログを書いている机の上には『セイル・ホー! -若き日の帆船生活-』という本も待機しています。「セイル・ホー!」という掛け声は、船の見張りの船員が上げる言葉で、…
こんにちは!暑い日が続いていますが、みなさんお元気でしょうか。こんな暑い日の夜には部屋干しをすると瞬く間に室内空間が熱帯夜となりますので、どうぞみなさんはお気をつけて…。 そうそうとても嬉しいことに、先週末に棚を借りている南と華堂さんに伺ったところ、おでん文庫に置いている本がいくつか旅立っていました!お手に取ってくださりありがとうございます!また次の新しい本との出会いに繋がるように、コツコツブログの発信と本棚の入れ替えをやっていきます。 今回の記事ではおでん文庫の棚にある本『ドリトル先生物語』の紹介をしようと思っていましたが、別の本に気持ちが呑まれてしまいました。別の本といっても、ドリトル先生…
こんにちは!本日は息抜きのような雑記です。昨日、新しい仕事をふたつ返事で引き受けてしまい(仕事の内容自体は悪いものではないです)、今、机の上に山と積んでいる本がすこし遠ざかってしまったのを、ちょっとでも引き戻すために、読書の時間を取ります。ものの数十分でもいいんだ…。 ということで本日は、最近読んでいる本の話などつらつらと書いていきます。 まずは、なんとか読み終えることのできた福音館古典童話シリーズの『ニワトリ号一番のり』、面白かったなぁ。船が事故で沈没し、船に取り付けていたボートでなんとか逃げ延びた船員たちが陸を目指そうと海を漂流するのですが、明日生きているか死んでいるかも分からないぎりぎり…
こんにちは!昨日から大好きな漫画『らんま1/2』の再アニメ化の情報に浮足立っています。今からこんなで10月に放送が開始したらどうなってしまうのか心配です。 そんな近況はさておき、本日紹介するのはこちらの絵本です。 『あさですよ よるですよ』 かこ さとし 作 今にして思えば、裏表紙も写真に撮っておいたらよかったな。この掲載している写真の表紙はにっこり太陽が顔を出し、白地がまぶしい朝を想起させるようなデザインとなっています。対して裏側はというと、夜の闇を思わせる一面の群青と、そこにぽっかりと銀の月が浮かんでいる仕様となります。 もしかしらたこの時点で察しの良い方は絵本の仕掛けにお気づきになるかも…
こんにちは!いやはや、いいなと思った本がもう絶版になっているのを知ると、切なくなりますね。『氷の海のガレオン/オルタ』という本はもう古本でしか見つけられず、先日値段が3千円近く下がったと思いきや今日見たらまた上がっていました。他にも、ずっと買いたいと思っている本がいくつかあり、本棚と相談しながら慎重に機会待ち中。 さてさて、本日紹介するのは宇宙の本です。 『改訂版 宇宙授業』 中川 人司 著 普段気にも留めていなかったことが、ふとしたきっかけでこれ面白いな、へええと唸るような出来事がありませんか。 最近あった話で、雑誌「和樂」の見開きページに書かれた”ようかん”の記事で、へええと思うことがあり…
こんにちは!なぜか今日は5時ごろに目が覚めて、猛烈に眠いです。早起きして一日中眠いか、遅く起きて時間が迫る中テキパキと用を終えるのどちらかよいか、2択を迫られたら後者を選んでしまいそう。 さてさて本日紹介するのは、1度記事にもしたこちらの絵本です。 『ノースウッズの森で』 大竹 英洋 文・写真 前回の記事はこちらです。大竹 英洋さんのインタビュー記事のリンクを貼っているのでよかったらご覧ください。 一生をかけるもの - おでん文庫の本棚 インタビューでは、写真家になると決意してからの紆余曲折、そこから背中を押してくれるような出会いが繋がり、この絵本が誕生した経緯が書かれています。 著者の写真を…
こんにちは!今日はむし暑かったですね。みなさん夏バテには気を付けてお過ごしくださいね。 今回の雑記はここ最近の悩みです。タイトルにあるままのお話です。 まず、読書をしてよかったことといえば、自分の中のものに説明がつけられるようになってきたことです。ぴったりとくる言葉に出会い腑に落ちるという経験、みなさんもあるでしょうか。 自分の中にタイトルもしくは見出しのない経験や感情というのが、ゴロゴロと頭の中に転がり、頭の片隅で認識はしているけれど、いつ片づけるかは分からない部屋の隅に詰まれた荷物如く、だんだん荷物は増えていくが手つかずのあわや無法地帯となった一角に、ふいに読書という名の片付け得意さんが現…
こんにちは!ここ最近、もう夏の始まりと言ってもよさそうなお天気が続いていますね。先日珍しく父親から映画に誘われて観に行くかも、というがホラー映画で、体感温度がこのときばかりは下がって涼しくなりそうです。 さてさて今回はおでん文庫の雑記になります。いろいろと、それこそひとつには括れない読書の面白さをひとつ挙げるのに、今読んでいる『ロビンソン・クルーソー』でハッとしたことを書いていこうと思います。 アタリマエに今あるものが、突然無くなったとき、もしくは変わってしまうとき、どんなことになるんだろう、と悪く考えればいくらでも悪く考えられそうなことを昔から思い浮かべることがあります。本当はなにかと安定し…
こんにちは!いつもブログの本文を書いてから、ここの挨拶を書いているのですが、今回の記事も紹介する本の前置きのような内容になりましたので先にお伝えです。最近は時差を考えるようになり、記事が1回きりではなくて、1週間の時間を置いてまた触れてみるのもいいのかなと。いつも試行錯誤です。 さてさて今回紹介するのは、前回に続き写真家の本になります。 『ノースウッズの森で』 大竹 英洋 文・写真 本を読むとき、目に留まった言葉を忘れないように、これまではスマホで写真を撮っていたのを、最近は手帳に書き移す方法へ移行するようになりました。すると、写真で撮るよりも書き留めておきたいことが次から次へと出てくる。同じ…
こんにちは!今朝は児童書『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』が天海 祐希さんが主演で実写映画化するニュースがありましたね。天海 祐希さんの凛とした佇まいが銭天堂の店主・紅子にぴったりだと思いました。 近所の本屋さんでは、学校の七不思議やおばけの本があるコーナーで子どもが本を眺めているのをよく見かけるので、そうした背筋がゾクゾクする物語は今も昔も怖いもの見たさで人気なのでしょうか。自分の子ども時代と現代の子どもたちの変わりなさに、なんだか懐かしい思い出が重なり、当時に流行ったトイレの花子さんの本を探そうとしたら、やたらめったら実写の怖い画像ばかり出てきたので懐かしい気持ちは早々に散ってうやむやになりました…
こんにちは!5月もいよいよ締めくくりですね。道ではポンポンと鮮やかなアジサイを見かけるようになりました。そして、アイスクリームが食べたくなる季節にもなってきました。爽の冷凍みかん(この名前だったか怪しいですが、とにかくオレンジの味)が好きで、また食べたいな~。 さて本日も前々回の記事から紹介している、こちらの本について書きます。今回でラストです。 『北国からの手紙―キタキツネが教えてくれたこと』 井上 浩輝 著 前回は、本を通してその人の生き方に触れることについて書きました。今回はいよいよ被写体となっている動物について綴っていきます。 本書の写真に登場するのは北海道に住む、人に飼い慣らされてい…
こんにちは!やることがいろいろ散らかると、机の上も散らかるもので、今周りが紙にまみれています。このブログを書き終えたら片づけなければ。 さて本日は前回の記事に続いて、こちらの本を紹介します。前回の記事はこちら↓ 考えるよりも先にくるもの - おでん文庫の本棚 『北国からの手紙―キタキツネが教えてくれたこと』 井上 浩輝 著 前回の記事では、写真と対峙したときのお話をしました。飯テロ写真をみて突如としてお腹の虫が目覚めたときのような反射速度で、思考を差し置いて、感覚がなにかを捉えて反応している、傍からみても頭の中も沈黙の時間が訪れることがあります。こんなとき、どんな言葉が適切なのか考えてみますが…
こんにちは!昨日久しぶりにハンバーグを作ったのですが、生地がゆるくなってしまい、4つの楕円形をまとめてひとつのフライパンで焼いていたのが、ゆるゆると変形し、四葉のクローバーのような形になりました。見栄えは悪しですが、幸せの形なら良しとしました。こじつけです。 さてさて、本日紹介するのはこちらの本です。 『北国からの手紙―キタキツネが教えてくれたこと』 井上 浩輝 著 おでん文庫の本棚で、今回のテーマ”自然科学ことはじめ”になぞらえて特にお勧めしたいのが、写真家の井上 浩輝さん、大竹 英洋さんです。 写真は今や、撮ることも、見ることも、携帯やSNSの普及によって身近なものとなりました。そんな昨今…
こんにちは!GWはみなさんいかがお過ごしでしたでしょうか。気が付くとあっという間に終わっていたような。お休みは終わりましたが、いきなり頑張りすぎずに、ゆっくりまいりましょう。 さてさて先週末におでん文庫の本棚の中身を入れ替えました。 5~8月のテーマは 自然科学ことはじめ です。 自然科学という言葉になぞらえた選書かというと、そうとも言い難く、自然界のなりたちをしっかり学ぼうという意気込みのある方からしたら拍子抜けしてしまうかもしれません。しかし、学びから何かを得ようとする行程のひとつ前の段階を考えてみてください。例えば、先日人形劇を見に行った際に、子どもたちが人形をお土産に買っていく姿をみま…
こんにちは!先週から今週にかけてなんだかアッという間ですね。今日は日差しがあって風も涼しく気持ちの良い初夏、といった具合で、こんな日がしばらく続いてほしいです。 さてさて、このブログの記事が今回の投稿で100本目を迎えました!そこで今回の記事はと、それこそ先週の更新時に100の数字に触れてから今現在に至るまで、100の節目にふさわしい特別なことを書けたらと考えてきました。昨年の春くらいから毎週更新することを決めて、たとえコロナでダウンしたときも、あとは…忙しかったときも書くことをやめずに……いや、案外のど元過ぎればですね…。 とにかく何を書くかを頭の端でずっと考えておりましたが、タイミングも悪…
こんにちは!GWがいよいよ始まりますね。浮足立つこの時期が好きです。やりきれないタスクをたくさん並べ連ねて夢を描くこの時期が好きです。 そして、おでん文庫の本棚では、1~4月のテーマだった【おうちの本棚】も終わりに近づいています。本棚に置いている本、そして本棚を借りている南と華堂(なんとかどう)さんの情報は以下の記事からご確認いただけます。これから行楽シーズンの始まるGW、お店に足を運んでいただけたら嬉しいです。 【おでん文庫】1~4月のテーマ ”おうちの本棚" - おでん文庫の本棚 今置いている本たちは、昨年の毎月のテーマに沿った本から選び抜いた本があり、それぞれが読み終えたあとに新たな読書…
こんにちは!先日購入した秋田のお米が好みのおいしさで、お米をよく食べていたら体重計にお米の分がズンとのっかりました。おなかのお肉を落とすよい方法がありましたら誰か教えてください…。 そろそろ4月の終わりに近づいてきたこともあり、来月から始める5~9月のテーマの本を何にするか決めなければなぁというのが頭の片隅にありながら過ごしています。 今年の本棚は時期が来たらパキッと別の本にまるまる入れ変える、というよりも季節の模様替えのようにクッションカバーの柄を冬から春仕様に、花瓶に春の花を挿す、しかし大きい家具のテーブルやソファ、ランプはそのまま…と、部屋の佇まいは残しながら変化を楽しむ、という方針でや…
こんにちは!急ですが、手作りっていいですよね。絵を描くのも楽しいのですが、手を動かして作るという行為自体が楽しいと思っているところがあります。ご飯を作るのも自分にとっては日々の楽しみです。ご飯を作る時間を作るのは大変ですが、毎日何かを作ってる実感に気持ちが支えられている気がします。 さてさて本日紹介をするのは、ハンガリーの刺繍の本です。 『ハンガリーのかわいい刺しゅう』 チャルカ(CHARKHA) 著 こちらの本はこぶたのレーズンの生まれ故郷となるハンガリーに関連しておでん文庫の棚に置いています。 ハンガリーで生まれた、かわいいこぶたの物語 - おでん文庫の本棚 こぶたのレーズンというのはこち…
こんにちは!本日の記事は、旦那さんが買ってくれたカルディのホットチョコレートをかき混ぜながら書くことを考えていました。ありがとう旦那さん!おかげでやる気アップして早く書けました。 さてさて、3月は自分のお仕事経験を生かしたサークルを発足して何回か活動をしていたのですが、企画する側にまわってみて気が付くことや悩むことがいくつか出てきている状況です。例えばその中のひとつに、参加者がどうやって自分で気づきを得るか、ということがありました。なんだか大げさに、そして偉そうに聞こえてしまったら全くそのようなつもりはなく、とても小さいことも含めています。 例えば絵を描くときに、資料を見ると人のプロポーション…
こんにちは!ばったばったのここ最近なのですが、本が読めてブログの記事が書けて嬉しいです。小さい歩みですが、ブログの記事がもうすぐ100本を迎えるので引き続き踏ん張っていこうと思います。 さてさて本日紹介をするのはこちらの本です。アイスランドに興味が膨らむきっかけとなったお気に入りの一冊です。 『地震と火山の島国 極北アイスランドで考えたこと』 島村 英紀 著 アイスランドというと、アイスランドのことを初めてSNSで投稿したときに、アイルランドと打ち間違えたことが思い出されます…。アイスランドと言い出したきっかけとなったのは『Ástarsaga úr fjöllunum』(邦題『女トロルと8人の…
こんにちは!最近、読みたい本を本棚から引き抜いて机のまわりに並べ始めてよくない状態になっています、読みたい本を1冊に絞るのが難しく、そういうときは図書館で借りた本だと返却日が近い順に手を付けていくことになるので、強制的に読み順が決められるので助かります。返却日が近い分厚い本を読むターンになると、朝も早起きになります。図書館は本を借りるだけでなく生活を整えてくれる存在になりつつあります。 さてさて本日記事で書こうと思っていたことが、直近で読み終えた生物学者・作家である福岡 伸一さんの本『せいめいのはなし』の濃厚さにヤラれて、ぼやけてしまいました。福岡さんは『ドリトル先生』シリーズの新訳も手掛けて…
こんにちは!2月から3月にかけて、お仕事で異動の話を聞いたり、引っ越しのトラックが目に付くようになったりと、変化の訪れをちょっとばかりですが感じることがありますね。私も2月末から新しいことを始めた身、不安と反省の波にしばかれながらですが、残り半分となった3月もやれることをやろうと思います。 ではでは本日は前回の記事に続いて、こちらの本を紹介していきます。 『幼い子の文学』 瀬田 貞二 著 ↓前回の記事はこちら 翻訳で大切なことを勘違いしていたお話 - おでん文庫の本棚 前回の記事は本について書く一歩手前のところで終わっていました。 今回紹介する本の著者は『ナルニア国物語』シリーズや『指輪物語』…
こんにちは。カレンダー、みなさんはきちんと月替わりの1日にめくっているでしょうか。私などはつい、月日が流れることを認められずにカレンダーをめくることをせず、留めてしまうことがあります。まだ2月でいたいんだ…。 さてさて本日紹介をするのは、こちらの本です。 『幼い子の文学』 瀬田 貞二 著 瀬田 貞二さんの存在を意識したのはどこが初めだったのか、『ナルニア国物語』シリーズや『指輪物語』、『ホビットの冒険』と児童文学の翻訳者だということのを知り、またさらには『英米児童文学史』といった貴重な資料の編集にも名を連ね、そして児童文学に携わった方の書籍にもちらほらと名前を見かけることがありと、児童文学にお…
こんにちは!今日から3月だと思い込んでいたので、まだ2月があるなんて、なんだかありがたい1日となりそうです。 今週は本を読むことよりも絵本の絵を眺めている時間の方が長かったので、今回は絵本の絵について書いていこうと思います。 そこでちょっと触れておきたいのが、ブログを書いている中の人についてです。このおでん文庫のブログでは本にまつわる記事を書いている一方で、Instagram上では手描きの絵をマイペースに発信しています。絵を描くのが好きなのです。この絵を描くのが好きで尚且つ絵本が好き、という2つの要素を掛け合わせると、大体の人に絵本を描いているのか尋ねられることがあります。私もそういう人物が目…
こんにちは!ここ最近は手がかじかむ寒さですね。今年の冬は通販サイトのフェリシモで見かけた猫のハンドウォーマーを活用しています。手の平側にそれぞれ、おなかを見せてころんと寝ころがる猫が描かれている仕様で、なんとも和みます。今日も手の中の猫たちと共にブログを書いてまいります。 ところで今回の記事では、予告をしていた1~4月の本棚を紹介する予定でしたが、諸事情でまだ本屋へ伺うことが出来ておらず、本棚については今週末にお店に行けたところでご紹介出来ればと思います。 ちょっと余談ですが、今回棚に置く本は20冊を超える予定です。今まで4冊毎の紹介だったのが、一気に5倍に。肩に背負って持って行こうにも、それ…
こんにちは!クリスマスが過ぎて、ここから大みそかまであっという間にやってきそうですね。ふたを開いてみればありがたいことに今年はフリーの仕事を掛け持ちできて、人の縁と仕事の縁に恵まれた1年でした。このブログも忙しい中でも、毎週書くことを決めて取り組んでいましたが、収入とは関係なくやりたいと思う活動を続けていることが、気が付いたら心の支えにもなっていました。ほんとに、至らないところもたくさんあるのですが、こうして年の終わりという節目までたどり着けて嬉しいです。 さて本日紹介するのは、イギリスで生まれたキャラクター、マーティン・ピピンが語る物語の数々の不思議な世界です。 『ファージョン作品集 5 ヒ…
こんにちは!頭の中で書きたい言葉が浮かばずに、ブログを書けなかったらどうしようと思うことが度々あるのですが、いつも最後にこの前置きを書く段階になってやっと心が休まります。今日はこのあとの時間はベッドでぬくぬく読書を楽しむとします。 さて本日紹介するのは、夜の学校で起こる奇妙なできごと…ナゾに出会う本です。 『夜の小学校で』 岡田 淳 作・絵 岡田 淳さんの本は、自分は大人になってから友人の紹介で知ったのですが、子どもの頃に読んでいた、という方もいらっしゃるでしょうか。図書館のHPで蔵書を調べると何十冊ものタイトルが表示され、自分が子どもの頃はどこに目を付けていたんだ、と疑いたくなりました。 こ…