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おでん文庫の本棚 https://an-tyk-book.hateblo.jp/

大人もこどももみんなで味わう児童文学を紹介しています。 南と華堂で棚をお借りして一箱本屋を営んでいます。

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2023/04/22

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  • 【おでん文庫】5~8月の本棚テーマの話

    こんにちは!GWがいよいよ始まりますね。浮足立つこの時期が好きです。やりきれないタスクをたくさん並べ連ねて夢を描くこの時期が好きです。 そして、おでん文庫の本棚では、1~4月のテーマだった【おうちの本棚】も終わりに近づいています。本棚に置いている本、そして本棚を借りている南と華堂(なんとかどう)さんの情報は以下の記事からご確認いただけます。これから行楽シーズンの始まるGW、お店に足を運んでいただけたら嬉しいです。 【おでん文庫】1~4月のテーマ ”おうちの本棚" - おでん文庫の本棚 今置いている本たちは、昨年の毎月のテーマに沿った本から選び抜いた本があり、それぞれが読み終えたあとに新たな読書…

  • 【雑記】5月に向けて、そしてこの先の話

    こんにちは!先日購入した秋田のお米が好みのおいしさで、お米をよく食べていたら体重計にお米の分がズンとのっかりました。おなかのお肉を落とすよい方法がありましたら誰か教えてください…。 そろそろ4月の終わりに近づいてきたこともあり、来月から始める5~9月のテーマの本を何にするか決めなければなぁというのが頭の片隅にありながら過ごしています。 今年の本棚は時期が来たらパキッと別の本にまるまる入れ変える、というよりも季節の模様替えのようにクッションカバーの柄を冬から春仕様に、花瓶に春の花を挿す、しかし大きい家具のテーブルやソファ、ランプはそのまま…と、部屋の佇まいは残しながら変化を楽しむ、という方針でや…

  • 緑のこぶたから刺繍へそしてハンガリーに目を向ける

    こんにちは!急ですが、手作りっていいですよね。絵を描くのも楽しいのですが、手を動かして作るという行為自体が楽しいと思っているところがあります。ご飯を作るのも自分にとっては日々の楽しみです。ご飯を作る時間を作るのは大変ですが、毎日何かを作ってる実感に気持ちが支えられている気がします。 さてさて本日紹介をするのは、ハンガリーの刺繍の本です。 『ハンガリーのかわいい刺しゅう』 チャルカ(CHARKHA) 著 こちらの本はこぶたのレーズンの生まれ故郷となるハンガリーに関連しておでん文庫の棚に置いています。 ハンガリーで生まれた、かわいいこぶたの物語 - おでん文庫の本棚 こぶたのレーズンというのはこち…

  • 【雑記】繰り返していく中で

    こんにちは!本日の記事は、旦那さんが買ってくれたカルディのホットチョコレートをかき混ぜながら書くことを考えていました。ありがとう旦那さん!おかげでやる気アップして早く書けました。 さてさて、3月は自分のお仕事経験を生かしたサークルを発足して何回か活動をしていたのですが、企画する側にまわってみて気が付くことや悩むことがいくつか出てきている状況です。例えばその中のひとつに、参加者がどうやって自分で気づきを得るか、ということがありました。なんだか大げさに、そして偉そうに聞こえてしまったら全くそのようなつもりはなく、とても小さいことも含めています。 例えば絵を描くときに、資料を見ると人のプロポーション…

  • 初読みから時間を経て再読へ

    こんにちは!ばったばったのここ最近なのですが、本が読めてブログの記事が書けて嬉しいです。小さい歩みですが、ブログの記事がもうすぐ100本を迎えるので引き続き踏ん張っていこうと思います。 さてさて本日紹介をするのはこちらの本です。アイスランドに興味が膨らむきっかけとなったお気に入りの一冊です。 『地震と火山の島国 極北アイスランドで考えたこと』 島村 英紀 著 アイスランドというと、アイスランドのことを初めてSNSで投稿したときに、アイルランドと打ち間違えたことが思い出されます…。アイスランドと言い出したきっかけとなったのは『Ástarsaga úr fjöllunum』(邦題『女トロルと8人の…

  • 【雑記】理解しようと意気込まない

    こんにちは!最近、読みたい本を本棚から引き抜いて机のまわりに並べ始めてよくない状態になっています、読みたい本を1冊に絞るのが難しく、そういうときは図書館で借りた本だと返却日が近い順に手を付けていくことになるので、強制的に読み順が決められるので助かります。返却日が近い分厚い本を読むターンになると、朝も早起きになります。図書館は本を借りるだけでなく生活を整えてくれる存在になりつつあります。 さてさて本日記事で書こうと思っていたことが、直近で読み終えた生物学者・作家である福岡 伸一さんの本『せいめいのはなし』の濃厚さにヤラれて、ぼやけてしまいました。福岡さんは『ドリトル先生』シリーズの新訳も手掛けて…

  • 児童文学の扉を開くなら

    こんにちは!2月から3月にかけて、お仕事で異動の話を聞いたり、引っ越しのトラックが目に付くようになったりと、変化の訪れをちょっとばかりですが感じることがありますね。私も2月末から新しいことを始めた身、不安と反省の波にしばかれながらですが、残り半分となった3月もやれることをやろうと思います。 ではでは本日は前回の記事に続いて、こちらの本を紹介していきます。 『幼い子の文学』 瀬田 貞二 著 ↓前回の記事はこちら 翻訳で大切なことを勘違いしていたお話 - おでん文庫の本棚 前回の記事は本について書く一歩手前のところで終わっていました。 今回紹介する本の著者は『ナルニア国物語』シリーズや『指輪物語』…

  • 翻訳で大切なことを勘違いしていたお話

    こんにちは。カレンダー、みなさんはきちんと月替わりの1日にめくっているでしょうか。私などはつい、月日が流れることを認められずにカレンダーをめくることをせず、留めてしまうことがあります。まだ2月でいたいんだ…。 さてさて本日紹介をするのは、こちらの本です。 『幼い子の文学』 瀬田 貞二 著 瀬田 貞二さんの存在を意識したのはどこが初めだったのか、『ナルニア国物語』シリーズや『指輪物語』、『ホビットの冒険』と児童文学の翻訳者だということのを知り、またさらには『英米児童文学史』といった貴重な資料の編集にも名を連ね、そして児童文学に携わった方の書籍にもちらほらと名前を見かけることがありと、児童文学にお…

  • 絵本の表紙の色使いについて考える

    こんにちは!今日から3月だと思い込んでいたので、まだ2月があるなんて、なんだかありがたい1日となりそうです。 今週は本を読むことよりも絵本の絵を眺めている時間の方が長かったので、今回は絵本の絵について書いていこうと思います。 そこでちょっと触れておきたいのが、ブログを書いている中の人についてです。このおでん文庫のブログでは本にまつわる記事を書いている一方で、Instagram上では手描きの絵をマイペースに発信しています。絵を描くのが好きなのです。この絵を描くのが好きで尚且つ絵本が好き、という2つの要素を掛け合わせると、大体の人に絵本を描いているのか尋ねられることがあります。私もそういう人物が目…

  • 火山と科学と壊れたパソコンの話

    こんにちは!金曜日が祝日というのはなんだかうれしいですね。朝きちんと起きられるかどうかのドキドキが一日少ないというのが特にうれしいです。 最近このブログを書く度に触れているパソコンの故障の件、尽くす手もなく本体を交換することになりました。直接的な原因は謎で、つい先ほどまではいつも通り使えていたのが、突然電源が入らなくなくなるという症状だったため、電源が入らないのでは中にあったデータを救い出すこともできず、修理に出して一週間程が経過したのち、中身はまっさらで、デスクトップにはごみ箱に捨てるデータさえ無い、きれいな状態になって戻ってきました。 強制的なデータの断捨離が今はいっそ清々しいのですが、物…

  • 伝わる言葉を洋書の絵本から考える

    こんにちは!先週パソコンが壊れた話をここで書いたのですが、今読んでいる田部井 淳子さんの『それでも私は山に登る』を読んでいると、山と関わる中で学んだ教訓が、ストレスとの戦いといいますか、極限状態の中でも平常を保ち判断を下せる状態でなければ、誰かの命が落ちるかもしれない、という状況との闘いで、自分もこんなことでへこたれてる場合じゃないなと励まされています。まだ読みかけで、今はガンとの闘いのところを読んでいます。読み終わるまであと少しですが、とてもいい本です。 ではでは本日は、1~4月の本棚に置いている本の紹介です。 『ふゆねこさん(THE WINTER CAT)』 ハワード・ノッツ 作 まつおか…

  • 【雑記】広がっていくんだね

    こんにちは!今日は主戦力として使用しているパソコンの電源が突然入らなくなり、かなり落ち込んでいました。こんな状況でブログが書けるのか心配でしたが、書いている内に諦めもついてきた気がします。いろいろゴタゴタしそうですが、やるだけやろうと思います。 さてさて、前回に続いて読書について書こうと思います。 おでん文庫を始める少し前は、本を読むことを続けていけるのか、良い本と出会えるのか、など悩むところから始まりました。棚に本を置くという事は、自分が選んだ本たちとまずは出会わなければなりません。みなさんは出会いに積極的でしょうか。 子どもの頃、小学校の近くにある市民会館内に用意された図書館で本や漫画を読…

  • 【雑記】広がる読書の話

    こんにちは!ブログで毎週文章を書くようになり、もうすぐ1年(そういえばおでん文庫を始めたのが昨年2月なのでもう1周年じゃないか…)という節目が訪れそうです。 ブログを始めた頃は、このお菓子美味しかったよ、と誰かにお勧めするように、自分が読んでよかったなあと思う児童文学を伝えたいという想いと、文章を書かなければならないという憂鬱とを天秤にかけてずっとまんじりともせずでした。毎度ひーひーしながら書き続け、今となれば1年前よりかは書くことへの習慣が身についてきた実感も出てきて、なんとか今年もやっていけるかなと思っていたところで出会ったのが、椎名 誠さんの『ガス橙酒場によろしく』。ここで作者が雑誌「週…

  • 【おでん文庫】1~4月のテーマ ”おうちの本棚"

    こんにちは!昨日、南と華堂さんに伺い、とうとう2024年のおでん文庫の本棚が始まりました。 1~4月のテーマは おうちの本棚 です。 おうちの本棚のように、気取らず、かしこまらず、並びも自由に、好きな本を寄せ集めました。 【本リスト】 ※1/27時点 『幼い子の文学』 『今ここに生きる子ども 気分は小学生 百石小学校四年竹組留学記』 『地震と火山の島国 極北アイスランドで考えたこと』 『THE WINTER CAT』 『ハリネズミの願い』 『ホテル カクタス』 『片手いっぱいの星』 『来て見てシリア』 『風にいろをつけたひとだれ』 『こそあど森のおとなたちがまだ子どもだったころ』 『夜の小学校…

  • 【雑記】おでん文庫のしおり完成と今読んでいる本

    こんにちは!ここ最近は手がかじかむ寒さですね。今年の冬は通販サイトのフェリシモで見かけた猫のハンドウォーマーを活用しています。手の平側にそれぞれ、おなかを見せてころんと寝ころがる猫が描かれている仕様で、なんとも和みます。今日も手の中の猫たちと共にブログを書いてまいります。 ところで今回の記事では、予告をしていた1~4月の本棚を紹介する予定でしたが、諸事情でまだ本屋へ伺うことが出来ておらず、本棚については今週末にお店に行けたところでご紹介出来ればと思います。 ちょっと余談ですが、今回棚に置く本は20冊を超える予定です。今まで4冊毎の紹介だったのが、一気に5倍に。肩に背負って持って行こうにも、それ…

  • 【おでん文庫】今年から始めるもうひとつのこと

    こんにちは!たまに、建物の本をぼーっと眺めていたくなることがあります。最近は日本の古民家と言えそうな家が載っている本を眺めているのですが、あの佇まいに触れると、心が穏やかになります。祖母の家のように、縁側のある家に住みたいな。それか屋上のある家。会社の屋上で寝っ転がって寝泊まりしていた時の空が好きでした。 さてさて前回の記事では、次回の更新は本棚の紹介になるとお話していたのですが、その前にもうひとつご紹介するものがあります。 ほんとうに直前にやることを決めたので、まだ現物もなくデザインのみが手元にある状態ではあるのですが、そのものが何かというと、本に挟むしおりです。 この画像は、しおりの一部分…

  • 【雑記】本が馴染むとき

    こんにちは!みなさんは新年のお参りへ行ったでしょうか。自分は明治神宮への参拝とおみくじが恒例になっていて、今年も行ってきました。そのおみくじというのが、大吉や大凶といった結果の出る占いではなく、導きの言葉が書かれています(天皇の作られた詩文・和歌だそう)。今年は志し高く、人はみな平等なのだから謙虚に、という言葉を受け取りました。これが響くのですよね…。少し前は自分が成長したいというのが目標でしたが、そうすると人と自分を比べて落ち込むことに気が付いて、世の中のためにできること、を軸にしたら自然と努力できることが増えました。また、この本の活動もひとりよがりになってしまわないよう、考えていきたいと思…

  • 【おでん文庫】2024年書き始め

    こんにちは!そして、あけましておめでとうございます。今年は年始から震災のニュースに、いろいろな思いが巡ります。被災された方々へ心よりお見舞い申し上げます。みなさまに心を寄せて、一日もはやい復興そして日常が戻ってくることを祈ります。 この辰の絵は、昨年の終わりにかけて「地続き」という言葉がずっと頭にあり、年の節目ではありますが、2023年の嬉しいことも、悲しいことも、弧を描いて、ゆっくりと思い返す時間をとりながら、2024年の間も天に上り続けていく、そんなイメージで描きました。悲しいことも抱え続けて少しずつ癒していこう、後悔する前に行動しようと、そんなことを心に決めようとしていました。 2024…

  • 夢物語が始まる

    こんにちは!クリスマスが過ぎて、ここから大みそかまであっという間にやってきそうですね。ふたを開いてみればありがたいことに今年はフリーの仕事を掛け持ちできて、人の縁と仕事の縁に恵まれた1年でした。このブログも忙しい中でも、毎週書くことを決めて取り組んでいましたが、収入とは関係なくやりたいと思う活動を続けていることが、気が付いたら心の支えにもなっていました。ほんとに、至らないところもたくさんあるのですが、こうして年の終わりという節目までたどり着けて嬉しいです。 さて本日紹介するのは、イギリスで生まれたキャラクター、マーティン・ピピンが語る物語の数々の不思議な世界です。 『ファージョン作品集 5 ヒ…

  • 大人がみつけるワクワクの種

    こんにちは!頭の中で書きたい言葉が浮かばずに、ブログを書けなかったらどうしようと思うことが度々あるのですが、いつも最後にこの前置きを書く段階になってやっと心が休まります。今日はこのあとの時間はベッドでぬくぬく読書を楽しむとします。 さて本日紹介するのは、夜の学校で起こる奇妙なできごと…ナゾに出会う本です。 『夜の小学校で』 岡田 淳 作・絵 岡田 淳さんの本は、自分は大人になってから友人の紹介で知ったのですが、子どもの頃に読んでいた、という方もいらっしゃるでしょうか。図書館のHPで蔵書を調べると何十冊ものタイトルが表示され、自分が子どもの頃はどこに目を付けていたんだ、と疑いたくなりました。 こ…

  • 山の頂上を目指して全8巻と続く旅

    こんにちは!いつもこの前置き部分の文章を最後に書いているのですが、前回の記事の更新のときに書きかけのままアップしていました。うっかりです。次回から気を付けます。 さて、本日紹介するのは14匹のねずみシリーズでご存知の方も多い、いわむら かずおさんの本です。 『トガリ山のぼうけん① 風の草原』 いわむら かずお 作 このブログの一番最初の記事で紹介したのが、いわむら かずおさんの絵本だったですが、今振り返ると懐かしいです。最初に書く記事は日本人の作者の本にしようと決め、出来る限り作者のことを調べた上で書こうと意気込んでいました。とはいえ、文章を書いてまとめることをこれまでの人生でほとんど行ってこ…

  • 解き明かされるのは心のヒダ?

    こんにちは!最近一段と冷えてきましたが、 12月のテーマ”ナゾ かいけつ?”で最初にご紹介するのはこの本です。 『ニレの木広場のモモモ館』 高楼 方子 作 千葉 史子 絵 作者の本とのはじめての出会いは、以前このブログでも紹介をした 『グドーさんのおさんぽびより』でした。 なかよし3人組のちょっと照れくさくて可笑しい日々 - おでん文庫の本棚 佐々木 マキさんの描く、性別も年齢も関係なくつるむ3人組の絵にひかれて手に取ったのですが、物語もとても好ましかったです。 勘違い、物忘れ、疑り、などなど、誰しもがやったことのある(自分はやりがちです)ちょっと恥ずかしい経験を笑い話として描いている、一見マ…

  • 【おでん文庫】12月のテーマ ”ナゾ かいけつ?"

    こんにちは!本日、本棚の中身を12月テーマに入れ替えました。 12月のテーマは ”ナゾ かいけつ?” です。今年最後に紹介するのはナゾを持ち込む本たちです。 【本リスト】 ※12/3現在 『トガリ山のぼうけん① 風の草原』 『ニレの木広場のモモモ館』 『夜の小学校で』 『ファージョン作品集 5 ヒナギク野のマーティン・ピピン』 『トガリ山のぼうけん① 風の草原』 いわむら かずお 作 www.rironsha.com 『ニレの木広場のモモモ館』 高楼 方子 作 千葉 史子 絵 www.poplar.co.jp 『夜の小学校で』 岡田 淳 作・絵 www.kaiseisha.co.jp 『ファー…

  • 【おでん文庫】12月の本棚の準備

    こんにちは!おでん文庫の12月の本棚のPOPを作成しました。 12月のテーマは【ナゾ かいけつ?】です。 探偵もの?と、想像されるかもしれませんが、少しひねった切り口で、読み応えのある本を揃えました。ナゾのある本は、この先にどんな展開が待っているのか、本のページをめくる手が止まらなくなることがあります。年末の冬休み、大掃除がおろそかになってしまう危険のある本たちにゆっくり浸って楽しんでもらえたらと思います。 そして、おでん文庫を始めたのが今年の2月のこと。おでん文庫の看板を抱えて年末まで迎えられそうでほっとしています。ブログを読んでくださっている方がいることが、とても励みになっています。ありが…

  • この本の面白さについて考えてみた

    こんにちは!めずらしく朝の更新です。昨日、SNSで早起きが苦手だとつぶやいたのですが、やることが詰まっているときと、図書館で借りた本の返却日が迫っているときは、なんとか起き上がります。今日の天気は晴れやかで、ほどよい冷気が肌に気持ちいいです。 ではでは、本日紹介するのはこちらの本です。 『ふくろうくん』 アーノルド・ローベル 作 三木 卓 訳 がまくんとかえるくんシリーズの作者であるアーノルド・ローベルの味わい深い一冊です。作者の絵を見たことがある人は、表紙を見た瞬間に、ピンとくるのではないでしょうか。色の明暗を柔らかく表現していて、優しいですよね。それでいて、ふくろうくんの佇まいはなんだかユ…

  • 家に入れる人数は無限大?

    こんにちは!最近、おでん文庫の本棚テーマの「舞い込む」という言葉を、日常の中で意識して過ごしているのですが、仕事が舞い込む、チャンスが舞い込む、手紙が舞い込む…来るという言葉を使うよりも、なんだが日常に躍動感が出てくることに気が付きました。言葉選び一つで楽しい気持ちになれるのは、ちょっと嬉しい発見です。 ということで、本日紹介するのはこちらの絵本です。 『ゆきのプレゼント』 ベアトリス・シェンク・ド・レーニエ 文 ライナー・チムニク 絵 矢川 澄子 訳 この本は4月の本棚テーマ【友だち】のときに取り上げた『ともだちつれて よろしいですか』と同じ作者になります。 『ともだちつれて よろしいですか…

  • 少女の静かな祈り

    こんにちは!今日は突然、冬到来のような寒さでした。今日はお布団も取り出して、衣替えもして、急いで冬準備を済ませました。さっきすこしお布団に入ったら、もこもこであったかくて気持ちよくて、明日の朝起きれるか心配になってきました。 というわけで早速、本日紹介するのはこちらの絵本です。 『あさがくるまえに』 ジョイス・シドマン 文 ベス・クロムス 絵 さくま ゆみこ 訳 版画の美しい絵に引き寄せられて手に取った絵本です。あさがくるまえに、という夜から朝にかけて何かを想起させるタイトルでありながら、窓辺でぬいぐるみと一緒に寝ている女の子が描かれています。物語の終わりのようなワンシーンですが、ここからどん…

  • 【おでん文庫】11月のテーマ ”舞い込む"

    こんにちは!本日は南と華堂さんでお店番を行いながら、棚の本を入れ替えしました。 11月のテーマは ”舞い込む” です。どの本にも共通に出てくるのが家。そこになにかが突然舞い込んでくるのです。家の扉を開いたがためにオオカミに襲われる物語もありますが、この物語たちは安心してください。ハッピーが舞い込みます。しかも秋から冬にかけての季節にぴったりな本が揃いました。本リストはこちら! 【本リスト】 ※11/5現在 『こぶたのレーズン』 『あさがくるまえに』 『ふくろうくん』 『きんいろのとき』 『こぶたのレーズン』 バーリント・アーグネシュ 作 ブローディ・ベラ 絵 ↓記事はこちら ハンガリーで生まれ…

  • 【おでん文庫】11月の本棚の準備

    こんにちは!おでん文庫の11月の本棚のPOPを作成しました。 11月のテーマは【舞い込む】です。 12月の年末を意識し始める11月。年の瀬に向けて、残りの日々を惜しみながら、やること、やりたいことに向き合っていくように思います。 そんな季節に”舞い込む”と聞くと、日々やることがパンパンなスケジュールに何が舞い込むんだと、おもわず身構えてしまうかもしれませんが、安心してください!予定外のハッピーが待っています。 舞い込む、という偶然で奇跡的なできごとがどんな物語を紡ぐのかを知ったとき、ちょっとでも忙しい日常の中に可愛げを見つけられたらいいなと思います。 それでは次回からテーマ本を紹介していきます…

  • 秋から冬へ 色のおくりもの

    こんにちは!最近、秋晴れが気持ちいいですね。元気よく半袖で出かけたら、外で半袖の人を一人も見かけなくて、日傘を深めに差して歩きましたとさ。 さて、おでん文庫の10月の本棚テーマ”おくりもの”の本紹介は、今回でラストになります。 『きんいろのとき』 アルビン・トレッセルト 文 ロジャー・デュボアザン 絵 江國 香織 訳 アルビン・トレッセルトとロジャー・デュボアザンのふたりの絵本『きりのなかのかくれんぼ』が好きで、ふたりの作品を辿っていたときに出会ったのがこちらの絵本でした。訳は江國 香織さんということで、読む前から期待も高まってしまいます。 『きりのなかのかくれんぼ』では、訳を片山 令子さんが…

  • アフリカの絵本、最初に読むならこの絵本

    こんにちは!今日は仕事が思うように進まずに、先程までしなびていました。夜遅くまで働くと悩みが次々と浮かんでしまって結局、早く寝た方がよかったりするのですが、夜は悩むのをスパッとやめるのがどうにも下手。今日はこのブログを書いている間に、ほどよい睡眠に襲われて、スカッと寝よう。 それでは本日紹介するのはこちらの絵本です。 『アフリカの音』 沢田 としき 作・絵 沢田 としきさんは、アフリカにあるエンザロ村に図書館を作った日本人メンバーのひとり。そのことを知ったのは、『エンザロ村のかまど』という絵本でさくま ゆみこさんの紹介文を読んだことから。 「アフリカ子どもの本プロジェクト」を立ち上げているのを…

  • 弟と兄のかけがえのない日々

    こんにちは!友達のおすすめで『モブサイコ100』のアニメを見ていたら、筋肉を付ける努力をしている主人公のモブ君に感化されて今日は久しぶりにジョギングをしました。続けたい…! 本日紹介するのは、今月の本棚でオチオシしたいこちらの絵本です。 『あんちゃんのたんぼ』 梅田 俊作 作 絵も内容も一度読むと心に残る絵本です。絵も文章も作者がひとりで手がけている絵本というのは見かけることがありますが、それってなかなか出来ることではないですよね。 絵が絵本の中の要素として重要であることはもちろんなのですが、ある程度自分で文章を読んで理解や想像を膨らませることができる小学生が読むものとなってくると、人の気持ち…

  • 美味しいパンが今日も誰かを幸せに

    こんにちは!今日は冷たい風が吹いて急に涼しくなり、気温が20度以下かと感じる勢いでしたが、最高気温が25度くらいありました。それくらい夏の気温が強烈だったということですね。ひとまずは夏を乗り越えたことを喜んで、それから秋に浸っていきたいです。 今回紹介するのは、10月の本棚テーマの決め手となった本です。 『つるばら村のパン屋さん』 茂市 久美子 作 中村 悦子 絵 この表紙がすごく好きです。ウサギたちが覗き込んでいる窓の内側には、焼き立てのパンの香りが広がっているのだろうかと想像をしただけで、なんだか幸せな気持ちに包まれます。 この幸せな食欲を我慢しなくてもいいんだよと、自分に許しを与えられる…

  • 【おでん文庫】10月のテーマ ”おくりもの"

    こんにちは!本棚を借りている南と華堂(なんとかどう)さんで、棚の本を入れ替えしてきました。店主さんと熱い絵本トークをして、身体がポカポカ!自分は奥深い児童文学の世界へ足を踏み出すきっかけを作れるように、ブログで発信をしていきたいです。 ということで本題の10月のテーマは ”おくりもの” です。本リストはこちら! 【本リスト】 ※10/1現在 『あんちゃんのたんぼ』 『つるばら村のパン屋さん』 『アフリカの音』 『きんいろのとき』 『あんちゃんのたんぼ』 梅田 俊作 作 『つるばら村のパン屋さん』 茂市 久美子 作 中村 悦子 絵 『アフリカの音』 沢田 としき 作・絵 bookclub.kod…

  • 【おでん文庫】10月の本棚の準備

    こんにちは!おでん文庫の10月の本棚のPOPを作成しました。 10月のテーマは【おくりもの】です。 初めは実りの秋をテーマに、「収穫」というテーマ名が浮かんでいたのですが、しっくりいかず、なんでだろうと考えていました。そんなときに読んだ一冊の本(10月の本棚にも置く予定です)。パン屋さんの主人公が、動物や不思議な生きものからもらったものから、新しいパンのアイデアを閃くのです。 そこで思いました。「収穫」という名前では、その先が見えない気がするのす。手に入れて終わるような。このパン屋さんの主人公のように、誰かからの「おくりもの」を、今度は誰かへの「おくりもの」に。「おくりもの」を受け取った人の気…

  • 星を掴む子ども

    こんにちは!先週末にコロナになり、今週はブログ更新をお休みするか悩んでいたのですが、書きたくなって、更新しちゃいました☆ 9月の本棚テーマ【月さんお星さん】のラストは希望の星の本です。 『片手いっぱいの星』 ラフィク・シャミ 作 若林 ひとみ 訳 太田 大八 装丁 片手いっぱいの星。かみしめたくなるタイトルです。手の届かない場所にある星、そういう遠くにある存在だからこそ夢や願いを託すこともあるのだと思うのですが、そうした物理的な障害をひゅんと飛び越えて、星を掴んでいる子どもが、キラキラして目の前に現れました。 このキラキラした星、掴むか掴まないか選択肢が選べるとして、気軽に掴むことはできるでし…

  • 3つの児童文学賞をとったスイスのおすすめ本

    こんにちは!今日は本を紹介するにあたり、ずっと哲学について頭を悩ませていました。悩んで頭が燃えカスになっただけで、一日が終わりました。 そんなこんなで、本日紹介するのはいつか本棚に置きたかったスイスの作家の物語です。 『まだ世界が若かったころ』 ユルク・シュービガー 作 ロートラウト・ズザンネ・ベルナー 絵 松島 富美代 訳 9月の本棚テーマ【月さんお星さん】で紹介をしている本の中で、今回は少し変化球の本になります。1冊で1つの物語が紡がれているのではなく、さまざまな短編(短くて3ページというのも)がある中に、星が登場する物語があります。 タイトルの『まだ世界が若かったころ』というのも、なんだ…

  • レモン色のお月さまが子どもを優しくつつむ夜

    こんにちは!いつも先に本文を書いてから、ここの前置きのような文章を書いているのですが、今回の文章はこってりかもしれません。7・8月の本棚テーマでひとりの作者を取り扱ったこともあり、なんだか自分の中で山下さん像が作り上げられてしまった文章になりました(汗)。いろんな考え方、物の見方があると思うので、私自身決めつけないように気を付けていつつも、人からAの意見を聞くことで、違うBが浮かんでくることがあることを思うと、つらつら自分の考えを書いていくことが新しい考えを生むのかな…と前向きな期待を込めて。十人十色で感じ方・考え方はいろいろあることを、本を読んでいると思うようになります。世界が広いと分かるこ…

  • 月と少女の甘やかな時間

    こんにちは!昨日の夜、さえぎる雲も無く、月が綺麗に見えるなあと思っていたら、今日が今年で一番地球から近い大きい満月がみられるそうです。別の話で、ある漫画で月の引力が潮の満ち引きに関わっていて、そのせいで涙が溢れてくるといったくだりがあったことを思い出しました。これもまたちょうど本日、ジブリ映画の「君たちはどう生きるか」を観た際に泣きました。映画館で見るつもりのなかった奴が心を揺さぶられて家路に着くのでした。 そんな満月の引力が涙も心を引き寄せるような日におすすめの、お月さまと少女の甘やかな時間を描いた絵本を紹介します。おでん文庫9月の本棚テーマ【月さんお星さん】の紹介1つ目にぴったりの真っ直ぐ…

  • 【おでん文庫】9月のテーマ ”月さんお星さん"

    こんにちは!本日は、棚を借りている南と華堂(なんとかどう)さんのお店番をしながら、本棚の中身を入れ替えました。 お店ではちょうどアイスランド絵本のパネル展が開催されており、しげしげと展示パネルやアイスランド関連本を眺めていました。アイスランドは3月に山をテーマで扱ったのをきっかけにアイスランド関連の本をいくつか読んでいるうちに、火山や間欠泉、地球の割れ目、月面着陸の練習場所になったなど、自然に関することや、国民に大事にされてきたアイスランドの言語について、興味がまだまだ熱いです。お店で掲示している案内POPの画像を最後の方に貼っているので、雰囲気を知る参考にしてもらえたら! さてさて9月のテー…

  • 【おでん文庫】9月の本棚の準備

    こんにちは!おでん文庫の9月の本棚のPOPを作成しました。 9月のテーマは【月さんお星さん】です。 以前一人暮らしをしていたおうちでは、仕事の帰りに月がぽっかりとよく見える道があり、その月お疲れさまと声を掛けられ、私も心の中で言葉を返すような、そんな交流をしていたような気がします。そんな思い出を込めて、夜空と対話している様子をPOPにしてみました。 用意するのは4冊。それぞれ趣が違っていて、賑やかな取り揃えとなっています。きっと、夜空や月や星ときいて、みなさんにも思い浮かぶ本があるのではないかと思います。同じ本があったりするのか、答え合わせみたいで発表するのが楽しみです。 本については明日、本…

  • チビチャーナが教えてくれること

    こんにちは!今日、自分の住んでいるあたりの天気は突然の荒れ模様でした。晴れ間が遠くに見えながらも、一時的な激しい雨がそこら中のコンクリートや家の屋根、植物たちにドドドと打ちつけていました。雷もゴロゴロ鳴り、一時ながらも荒々しかったです。そういえば、本日紹介する絵本の主人公である黄色いヨットのチビチャーナも、雨や荒れた海を過ごしていました。建物の中で聞く雨や雷の音は、やはりどこかで守られている安心感があります。でも、もし建物の外に傘もなく放りだれていたら…と考えると、今日はチビチャーナの気持ちに寄り添う気持ちが一層強まります。 ということで、荒れ模様な天気の日に紹介する絵本はこちらです。 『みな…

  • ボンボヤージュ!ベッドの船が出航します

    こんにちは!お盆という大人にとっての夏の連休が終わってしまいましたね。この期間、私は偶然にも海を見ることができました。太平洋というおおらかな言葉の響きに反して、波の音が力強くて渋かったです。水平線には船もなく、ひたすら横一線の青で、この水平線を東に向かってひたすら進み、大陸が見えてくるときというのはどんな具合なんだろうと、想像の中で旅をしていました。実際の船旅は不慣れでちょっとどきどきしますが、いつかハリネズミ・チコのように地中海あたりを巡ってみたいです。 ということで本日紹介するのは、作者の好きなフランス語”ボンボヤージュ(よいたびを)”から想像を膨らませて生まれた絵本です。 『いいたび ボ…

  • ポルトガルから始まるココロオドル海と船の大冒険

    こんにちは!夜、寝つきが悪いとき、みなさんはどうしていますか。私は夜寝る前に考え事をすることが多いために、なかなか寝つきが悪い方です。ビデオテープの早送りと巻き戻しを繰り返してテープがそのうちキュルキュル悲鳴を上げていくような具合に、オーバーヒートしていきます。そうして熱くなった頭を冷やすためにどうするかというと、オードリー・ヘプバーンが歌う「Moon river」とエルヴィス・プレスリーの「Love Me Tender」を聴くようにしています。優しい歌声とギターの音がここちよくて、すーっと頭の中が真っ白になっていく不眠の救世主です。歌の力がこんなところでも発揮されていると思っていたら、今回紹…

  • 棚を借りている本屋で力説したとにかくページを開いてほしい絵本

    こんにちは!ブログの書き出し(このこと)に悩むと、ひとまず本の紹介文の方から書き始めるのですが、紹介予定の本の画像が涼し気でいいですね。涼を感じます。最近、このブログを読むのが癒しといってくださる方がいて、ちょうど本日紹介する絵本は目から癒しを与えてくれる表紙なのではと思っています。文章で疲れたらぜひ、表紙に戻ってみてください。 ということで本日紹介するのは、こちらの絵本です。 『よるのふね』 山下 明生 作 黒井 健 絵 南と華堂(なんとかどう)さんで本棚の本を入れ替えたときにお店にいらしていた方々には、こちらの絵本を確か一番最初にご紹介させていただきました。それくらい、絵のすごさを特に伝え…

  • 夏休みの日記のようなタイトルの絵本

    こんにちは!最近はますます日差しが強いですね。家を出て数歩足らずで、たいてい頭に浮かぶのは「カフェでコーヒー飲んで涼みたい」です。近所の公園では、通るたびに小学生くらいの子どもたちが水道を利用して、ばっしゃーと全身水浸しにしているのをみて、うらやましくなっています…。 ということで、本日紹介するのは、ばっしゃーっと波を浴びるスカッと気持ちの良い絵本です。表紙からしてテンションが上がります。 『みんなでうみへいきました』 山下 明生 作 梶山 俊夫 絵 冒頭でお話した水道で水浴びをする子どもを見ていて思うのが、自分はそうした経験をしていたのかどうかということです。みなさんは公園で水浸しになった経…

  • 一生分(?)のタコと出会える絵本

    こんにちは!このあいだ海の日を迎えて、みなさん夏ムードはますます高まっているでしょうか。自分の方は、現実は季節と関係のない過ごし方になってしまっています。七夕のときに風鈴の音を聞いたのが、ここ最近で夏を感じたものでした。いや、そういえば蝉の鳴き声も聞こえるようになってきましたね。製氷機で氷をつくり始めるようになったりも。地味な日々です。家の中にあるはずのうちわも、そろそろ見つけ出したいです。 さて本日は、実際にある海のポストを題材にしたおもしろい絵本をご紹介です。 『うみのポストくん』 山下 明生 作 村上 康成 絵 この絵本を選んだのは、4歳の男の子を持つお母さんのお話を聞いたのがきっかけで…

  • 息子のまなざし。父親のやさしさ。

    こんにちは!7月が始まったばかりだというのに、夏の暑さがこたえますね。毎日アイスクリームを食べたい誘惑にかられています。先日読んだ片山 令子さんの『惑星』の本の中にアイスクリームを作る話があったなぁ。子どもの作者とお父さんとの交流が描かれていました。父親と子どもの交流というものは、子どもの好奇心にこたえるようなところがあるなあと思ったものです。 おでん文庫の本棚は7・8月のテーマ【ここにある海】で、山本 明生さんの本をたくさん紹介していきます。その中で、本日紹介するのは、父親と息子のあいだで繰り広げられる物語です。 『ふとんかいすいよく』 山下 明生 作 渡辺 洋二 絵 この本のあとがきを読ん…

  • 海を描く作家さんの本がとてもよい

    こんにちは!先日、本棚の中身を入れ替えに行ったときに、人形劇に参加しクラリネットを演奏するハイパーな友だちと一緒だったのですが、友だちの持っているものが自分とは対極で魅力的に感じます。絵といえば、誰かと間接的に関わるかたちです。そこでは誰かが絵を眺めている時間の長さによって、何かを感じたり、見つけたりするものがあると考えています。逆に演奏や人形劇は、例えばその場で誰かを笑顔に出来るような場のチカラがあって、キラキラの中心に心が引き寄せられていく感覚。そういう場に立ち会うと感動して鳥肌が立ちます。 本を読んでいる間も、そうした場のチカラを感じるような臨場感のある感動を受けることがあります。渡辺 …

  • 【おでん文庫】7・8月のテーマ ”ここにある海"

    こんにちは!おでん文庫の本棚を入れ替えましたのでご紹介です。ちょうどその時にお店にいらっしゃった方が興味を持ってくださり、一冊手に取ってくださいました。絵が好きかも…と話されていた姿が優しげで、とても心に残りました。ありがとうございます! さてさて、7・8月の本棚のテーマは夏らしく ”ここにある海” です。本棚に置いている12冊全て作者は同じ、山本 明生(やました はるお)さんです。 テーマや本の決定について、実は6月頭までは、7・8月それぞれで置こうと思っていた本もテーマも別にあったのです。これが偶然の流れでまったく違う方向に舵取りすることとなりました。 というのも、6月の本棚で扱ったアルビ…

  • 【おでん文庫】7・8月の本棚の準備

    こんにちは!7・8月のおでん文庫の本棚はタコのPOPでお出迎えです。 テーマは【ここにある海】 山下 明生さんの海の本を2か月連続でご紹介します。海の本をこんなたくさんに書いている人はほかにいるのだろうか…と思う。とても良い本とたくさん出会えました。 明日、棚の本を入れ替えるのでそれが完了したらまた詳しくご紹介します。なぜタコなのかも明らかに…!みなさまにご紹介するのが楽しみです。 ではでは、また次回もどうぞよろしくお願いします。 --- おでん文庫の活動を応援していただけたら嬉しいです! ↓↓↓

  • 子どもの感じる世界を一緒に旅したい絵本

    こんにちは!最近は蒸し暑い日が続いていますね。この時期は特に寝起きに髪の毛を押さえつけても、毛量が多いのも相まって数時間のうちにぼわあと膨らんでしまいます。その中に手を入れると、温暖な湿地帯が広がっています…。 さて、本日ご紹介するのは佐野 洋子さんの絵本です。 『おばけサーカス』 佐野 洋子 作/絵 子どもの頃に出会わずに(そもそも読書が少なかったために)、大人になって知った作家さん。『100万回生きたねこ』を大人になって読んだりしている身分ですが、きっと多くの方が知っている作家さんだと思います。今回は個人的に好きだと感じたこの絵本を取り上げました。 何が好きなのかといわれると、直観が好きと…

  • 見えないものを教えてくれる霧の中の絵本

    こんにちは!毎日のささやかな楽しみに、携帯に計測された一日の歩数を見るというのがあります。それが先日の日曜日、携帯を持っていくのを忘れて外出し、記録が0歩。これが実際の数字とは異なるとはいえ、ゼロという数字をみていると一瞬だけ切なさが湧いてきました。この0歩という数字の裏側、自分だけは分かっているけどこの携帯には理解することが出来ない。結果的にとらえる数字だって見ようとすれば、裏側がある。 そんな見えないものの話をするのも、今回紹介する絵本に関係しています。 『きりのなかのかくれんぼ』 アルビン・トレッセルト 文 ロジャー・デュボアザン 絵 片山 令子 訳 作者のアルビン・トレッセルトはアメリ…

  • 【雑記】読書量について

    たまに本に関連した話題で気になるのが読書量です。みなさんは、年間何冊読んでいるか数えているでしょうか。 私は今年になってきちんと数えてみようと思い(とはいえいくつか抜けてたりしてちょっとずぼらな数字です…)、再読本は除外して、初めて読む本を数えたらもうすぐ100冊でした。世の中ではもっと大きい数字が動いているので、全くすごいとはならないのですが、とにかく100冊読んでも、まだ読んだことのない本がたくさん世の中にあることが嬉しいですね! この読書の量について、おでん文庫を初めてから特に増えました。読みたい本、読んだ方が良さそうな本、棚に置いている本の関連書籍は可能な限り読もうと試みています。そこ…

  • アニメーションから生まれた絵本『きりのなかのはりねずみ』

    こんにちは!最近、「おでん文庫で紹介する本を読んでみたい」、「好きな本です」と教えてくださる方の声を聞く機会が重なり、本当に嬉しい気持ちでおります。ありがとうございます! ではでは、本題のおでん文庫の6月テーマ”霧と幻想”で選出したうちの一冊をご紹介です。 『きりのなかのはりねずみ』 ノルシュテイン / コズロフ 作 ヤールブソワ 絵 こじま ひろこ 訳 作者のひとり、ユーリー・ノルシュテインはロシアに生まれ、アニメーターとしてひたむきな制作をつづけ、自身の制作を追求するためにアニメーション・スタジオを設立し、アニメーション作家として活動を行っています。これまでに制作したアニメーションんは国内…

  • 【おでん文庫】6月のテーマ ”霧と幻想"

    こんにちは!本日おでん文庫の本を入れ替えました。そうしながらも、5月にイギリスの作家であるアリソン・アトリーの本に夢中になっている間に、イギリスの児童文学を色々読みたくなってきました。現在読んでいる『ヒナギク野のマーティン・ピピン』がナンセンスな展開をたたみかけてきて面白いです。しかし新書が今は売っていないようで…いつかおでん文庫で取り扱いたいです。 そして、先月に続いて本が売れまして、紹介している本に興味を持ってくださりほんとうに嬉しいです。ありがとうございます。毎月取り扱いが少ない冊数ですが、厳選したおすすめを置いているので、棚を借りている南と華堂(なんとかどう)さんへ足を運んで手に取って…

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  • 【おでん文庫】6月の本棚の準備

    こんにちは!昨日からの激しい雨が通り過ぎ、こちらは晴れ間が見えてきました。そんな中、いそいそとおでん文庫の6月の本棚テーマの準備です。 6月のテーマは【霧と幻想】で4冊ご用意します。余談ですが、置く予定の佐野洋子さんの本は偶然初版本。本文も綺麗な状態で手元におくのにオススメな1冊です! 並べる本について詳しくは、明日か明後日にご紹介しますね。本の洗濯は、みなさんがテーマを聞いた時に思い浮かぶ本と、自分が並べる本とで被りそうなものと被らななそうものが両方あるように心掛けています。新たな本との出会いを増やせるようしながら、王道な本は勧めたくなる良さがあることもきちんと伝えられたらと思っています。 …

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  • 【雑記】悩みがあるときに本を開いてみると

    本はときに、困った状況を打開するために必要とされることがあります。 社会人なりたての頃は敬語の使い方の本を読み、エクセルを初めて使う機会がやってくればエクセルの指南本を読み、人付き合いに躓けば人間関係に関する本を読み…と自分の経験になりますが、困ったときには直接悩みに関係する本を読むことが多かったです。 なので本の探し方となると、タイトルを見て悩みの解決に繋がりそうな本を選んでいましたし、ぴったりと自分の悩みに当てはまるものを見つけるまで手当たり次第本を読むような行動をとっていたように思います。 さてそれで悩みが解決できたかというと、他人の気持ちや生き方など正解が分かり辛いものについては、型を…

  • イギリスの作家 アリソン・アトリーの本紹介

    こんにちは!スマホの写真のフォルダを見返していたら、たくさんのブタ関連の本のブックマークが出てきて、当時の自分が何を考えていたのか思い出すのに数秒かかりました。そういえば、現在おでん文庫の本棚テーマになっている『おめでたこぶた』シリーズを”ブタ”をテーマに展開することも考えていたのでした。またいつかブタを必要とするときのために、写真はこのまま残しておこうと思います。 さて今回は『おめでたこぶた』シリーズを含めて、アリソン・アトリーの本をいくつか紹介していきます。 まずは、『おめでたこぶた』シリーズについて。 アリソン・アトリー 作 すがはら ひろくに 訳 やまわき ゆりこ 画 『おめでたこぶた…

  • イギリス生まれの『おめでたこぶた』と『ナーサリー・ライム』の関係

    こんにちは!突然に夏日がやってきましたこの数日。指がしめっとして本のぺージもしなっとするのを、注意して避けなければなりません。これからの季節特有の悩みです。電子書籍の良いところのひとつは紙がしなる心配がないところかもしれません。 それでは今回の記事も、おでん文庫の今月の本棚テーマ『おめでたこぶた』を読んで考えていたことを書いていこうと思います。 ↓本棚については下記記事よりご覧ください。 an-tyk-book.hateblo.jp この本はイギリスの作家、アリソン・アトリーが書いた物語を、すがはら ひろくにさん訳・やまわき ゆりこさん絵でお届けしています。タイトルに”おめでた”という言葉を使…

  • 【雑記】あらためまして、おでん文庫です。

    こんにちは!本日はタイトルに書いた通り、いつもの本の紹介よりもざっくりとしたお話をつらつら書いていこうと思います。 というのも、少し前からこのブログをご覧くださる方々が少しずつ増えてきたことに励まされて、もっと更新を増やしたいなと…頑張りたい気持ちがムクムク湧いているのです。このブログに足を運んでくださるみなさんにはほんとに感謝です! 改めてご紹介すると、このブログは【おでん文庫】という小さい本屋の看板を掲げて、大人も子どもも味わえる児童文学を紹介しています。 出汁がしみしみしたおでんたちの味わい深さを読書と重ねて、日本人が親しめる名前を考えて付けました。扱うのが紙のものなのに対して、汁っ気の…

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  • アリソン・アトリーの物語のしっぽを掴みたい

    こんにちは!今週は大好きなカレーを食べて心が満たされています。3日連続カレーどんと来いです。学生時代はつめたいお米にあったかいカレーをかけて食べるとお米が甘く感じて好きでした。今は胃があたたかいものを求めるようになったため、あれは若いときの食べ方だったのかと思ったりしています。 さて最近のブログ記事は、おでん文庫に置いている本を一冊ずつ紹介というかたちをとっていますが、今月のテーマ本は1タイトルのシリーズものなので、『おめでたこぶた』シリーズを1冊ずつ紹介というよりも、読んで考えつくことをつらつら書こうと思います。(というのも、まだ何を書くのか決めていないのです。行き当たりばったりです) 『お…

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  • 【おでん文庫】5月のテーマ ”おめでたこぶた"

    こんにちは!本日は南と華堂(なんとかどう)さんに伺って、大人の読み聞かせ会に参加してきました。大人が好きな絵本を持ち寄って、参加者の方に向けて絵本を越えに出して読み、感想を言い合う場になっています。絵本や児童文学を好きという気持ちでさまざまな活動をされている方が集まっていて、普段会えない方々との出会いに感謝です。私自身は、好きという気持ちを素直に言い合える場というのがなによりも貴重に思っています。 そして、おでん文庫の本棚の中身を入れ替えてきました。 5月のテーマは ”おめでたこぶた” です。 イギリスの作家、アリソン・アトリーが書いたこぶたのサムの物語が全4巻のシリーズで展開しており、今回そ…

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  • 草むら探検/おでん文庫の5月の本棚テーマに向けて

    こんにちは!本日は快晴だったので、近所の草むらを探検してきました。自分より背の高い草がぼうぼうに茂って行く手を阻んでいました。『天空の城ラピュタ』のムスカ大佐が草をかき分けるシーンを思い出します…。誰かが踏み歩いた道をたよりに歩いているときは、自分が小人になったような気分でした。 縦長写真が見づらかったらすみません!草むらの足元に茂るクローバーは、暗がりに転々とした光が当たって幻想的でした。ちょうちょはよく動くので、上げている写真は運よくフレームに収まったものです。 今月おでん文庫に置く予定の本が森や原っぱ・川など自然に囲まれた環境にあるというのもあって、本の世界観と重ねる際に今回のような整備…

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  • トーン・テレヘンさんの大人に向けた本たち

    こんにちは!みなさんは読書のお供にするものは何かありますか。私は最近、朝にヤクルトを飲みはじめるのと合わせて読書がはじまります。という話をするのも、今しがたコーヒーを口にしたら思いのほかしみじみと味わい、思い立って高橋 和枝さんの『コーヒータイム』を読み、コーヒーと共に過ごす時間に思い巡らして、コーヒーと読書とを掛け合わせてブログで話題にしたい気持ちが湧きましたが、しかし現実にはヤクルトで、この気持ちを読者に託したいと思い至りました。 先日紹介をしたトーン・テレヘンさんの物語について、公式サイトに目を通すのもオススメです。谷川 俊太郎さん、小川 洋子さん、江國 香織さんなどなど、名の知れた方々…

  • なかよし3人組のちょっと照れくさくて可笑しい日々

    こんにちは!本日こちらは涼しい風がとおり、まぶしい青空が広がっています。外を歩いていたら、これから紹介する本のタイトルをふと思い出しました。こんなとき、友だちが近所にいる本の中の彼らがうらやましい~。自分はせめておばあちゃんになるころには、近所に茶飲み友だちでも出来て、お互いしょぼしょぼの目で本の読み合いっこでもしていたらいいなあ。 さて本日紹介するのは、なかよし3人組のちょっと照れくさくて可笑しい日々を描いた物語です。 『グドーさんのおさんぽびより』 たかどの ほうこ 作 佐々木 マキ 絵 ところで、この本は英語のタイトルも明記されており、それは"Perfect Day For A Walk…

  • 想像力豊かなハリネズミの物語

    こんにちは!何かの読みもので(もしくは人から聞いて)、三日坊主の人が習慣を身に付けたいときは、まずはトリガーとなる行動を決めるとありました。例えば勉強を習慣にしたい場合は、その前にやることを決める。シャーペンの芯を補充するだとか、不可が少なく済む、ちょっとしたことで良いみたいです。私がこのブログを書くときには、音楽を聴くのが自然と習慣になっていました。それもゲームのBGMです。もうずっと同じBGMの繰り返しなのですが、それで良いみたいです。BGMでエンジンをかけて、本日も書いていこうと思います。 さて本日紹介するのは、ずーーっと想像の尽きないハリネズミの物語です。 『ハリネズミの願い』 トーン…

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  • ハートウッドホテルで働くねずみのモナの物語

    こんにちは!最近、目覚ましを掛けずに早起きをするチャレンジをしているのですが、むしろ心配がすぎるのか熟睡できなくなりました。ハートがやわすぎる。こんなことで世の中渡っていけるのだろうか。 ということで今回紹介する本は、森の中にひっそりと存在するホテルを舞台にして、一匹のねずみが自分の居場所を見つけていく物語です。 『ハートウッドホテル ねずみのモナと秘密のドア』 ケイリー・ジョージ 作 久保 陽子 訳 高橋 和枝 絵 4月のテーマを【友だち】にしようと考えたときに、環境や関係性は被らせずに、散らばらせることにしました。そして選んだ今回の本は、舞台が職場です。 みなさんは小さい子どもの頃、働くと…

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  • 友だちの友だちは友だちの絵本/友だちテーマの本を募集

    こんにちは!桜は花吹雪も落ちついて、緑の葉を茂らせはじめましたね。ここ数日ぐずっていた天気も、本日は太陽が白くてまぶしい空をみせています。 さて、入学式や新学期を迎えるこの時期に陽気な絵本はいかがでしょうか。 『ともだちつれて よろしいですか』 ベアトリス・シェンク・ド・レーニエ 作 ベニ・モントレソール 絵 タイトルの言葉使いが丁寧ではあれ、友だちを家に呼んでいいかと母親に尋ねていた子ども時代が思い出されます。そして質問のあとに母親から返ってくる言葉は大抵”誰と遊ぶの?”でした。これは至って当たり前に返される言葉だと思います。だって、どんな子か分からないまま家に上げるというのはなかなか難しい…

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  • 【おでん文庫】4月のテーマ ”友だち"/作品展参加の告知

    こんにちは!昨日は南と華堂さんにお伺いして、おでん文庫の本を入れ替えてきました。 4月のテーマは ”友だち” です。 偶然この記事を書きながら、ラジオで『トイ・ストーリー』の「君はともだち」が流れてきました。友だち…と聞いて、それを説明するのに思い浮かぶ言葉は何かとずっとぐるぐるしていました。そしてずっと考えていたら、確信を持ってこれが友だち!と言える説明よりも、自分が友達にはこうありたい、という言葉の方が出てきました。 友だちという相手に対して、どうこう説明しようとしたから難しく感じたのかもしれず、それであれば一言で友達を括るよりも、さまざまな友だちのかたちを探ってみたくなり、揃えたのが今回…

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  • エベレストとシェルパ 絵本からみえる世界

    こんにちは!ここ数日、天気が崩れているため、洗濯物が良く乾かずに生乾きの香りをはなっています。とほほ~。雨が追い打ちをかけるようなかたちで、桜の見頃がそろそろ終わりを迎えそうなので、花びらを1枚拾って持って帰ってきました。ひらひら舞う花びらをキャッチしたころもありましたが、地面に落ちた花びらを拾うのでも、愛おしさが湧くものです。 さて、今回でいったん一区切りとなる山の絵本をご紹介です。チョモランマもといエベレスト登山を題材にした物語です。 『シェルパのポルパ エベレストにのぼる』 石川 直樹 文 梨木 羊 絵 この絵本は、実際に登山家として活動し、エベレスト登頂も果たしている作者が執筆したこと…

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  • かわいくて度胸のある日本の山神さまの物語

    こんにちは!桜が咲いている季節になると、雨が心配になります。これから数日は天気が崩れるそうで、強い雨にならないことを願います。家の中では乾燥機がズゾゾゾゾと音を立ててお仕事中。こちらはしばらくお世話になります。 本日紹介するのは、日本を舞台にしたかわいい山神さまの物語です。 『小さな山神スズナ姫 (小さなスズナ姫)』 富安 陽子 作 飯野 和好 絵 この物語はシリーズ化されていて、今回紹介するのは全4巻あるうちの第1巻にあたります。 表紙にいるスズナ姫は見た目はまだまだ小学校低学年くらいの子どもです。ですが実際は、もうすぐ300才の誕生日を迎えようとしています。お父さんは喜仙大厳尊(きせんおお…

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  • 山と人々の繋がりを感じる絵本

    こんにちは!今日はこの記事を書く少し前に近所の図書館へ本を返しに出かけていました。向かう途中に花を咲かせた桜並木があり、いつもより多い人出は、どこもかしこも顔がほころぶ光景が広がっていました。自分が現在バタバタしているために花見をする気持ちがちょっとおざなりでしたが、桜を楽しんでいる人たちを見ていたら不思議と心が穏やかになりました。 さてさて本日紹介するのは、朝鮮半島に実在する山を描いた物語です。 『山になった巨人-白頭山ものがたり』 リュウ・チェスウ 作・絵 イ・サンクム/まつい ただし 共訳 朝鮮では白頭山を聖なる山として、そして国家を形成する始まりの場所として、ずっと昔から信仰をしてきた…

  • 火山の活動がわかる絵本

    こんにちは!最近はあたたかさが増して、コートを羽織らなくとも過ごせるようになってきましたね。草むらで黄色い花を発見すると、春の色見つけた!と心の中で反応しています。 本日は、生きている地球を感じる火山の絵本のご紹介です。 『火山はめざめる』 はぎわら ふぐ 作 早川 由紀夫 監修 火山が"めざめる"、という言葉を聞いてどんな気持ちが湧いてくるでしょうか。地球そのものを生きものとして捉えた表現に好奇心が広がることもあれば、火山が噴火するのかと想像して恐い、もしくは山が咳込んだのを見たことがあるという意見が飛び出すこともあるかもしれません。 私は火山というと、恐竜が生きていた時代を想像します。恐竜…

  • アイスランドの想像が膨らむトロルの物語

    こんにちは!本日はおでん文庫の3月のテーマ記事に続いて2つ目の投稿です。 おでん文庫の3月の本のテーマは"山"。選出した本を順次紹介していきます。まず始めはアイスランドの物語です。 ※3月のテーマについては下記の記事をご覧ください。 【おでん文庫】3月のテーマ ”山” - おでん文庫の本棚 『Ástarsaga úr fjöllunum』 ※邦題『女トロルと8人の子どもたち<アイスランドの巨石ばなし>』 グズルン・ヘルガドッティル 作 ブリアン・ピルキングトン 絵 やまのうち きよこ 訳 アイスランドというと名前からして凍るほど冷たい土地を想像しますが、実際には氷河もあれば火山もあり温泉も湧く…

  • 【おでん文庫】3月のテーマ ”山”

    こんにちは!2月頭におでん文庫を始めてから一か月があっという間に過ぎました。ありがたいことに本を手に取ってくださる方にも恵まれました。本と出会いはその時の状況や気分が関係している気がして、誰かの一期一会に携われて小さな喜びを感じます。 さて、3月になりましたのでテーマを新たにして本も入れ替えました。3月のテーマは "山" です。 山に登るといった経験はわずかばかりの私ですが、山の本は読んでいて面白いのです。コロナ禍が始まったばかりの当時、ハイジの本を読んで清々しい自然の風景に心が癒されたと同時に自然への興味が湧いてきました。舞台となるスイスの山や草原がどんなものかを知りたくなり、そうして出会っ…

  • お互いを認め合う関係が心地よい物語

    こんにちは!朝の日差しに橙色が混じるようになり、春の陽気が近づいてきたのを感じる最近です。梅の花も見頃になりつつあり、最近は近所を散歩する度に花が次々とほころんでいく様子を見守っています。 春が近づいてくると、学生であれば新しい環境や人との出会いに期待を膨らませたり、一方では環境に馴染めるか不安になることがあったりするのではないかと思います。私はクラス替えのことを考えすぎてクラス発表の場に立ち会う夢を見るほどでしたが、みなさんはいかがでしたでしょうか。 そうやって子どもの頃から人との関係を築く機会を次々と経験していくように、新しい出会いというのは社会人になってからもあるもので、しかも仕事上とな…

  • 猫の日に読みたい絵本を考えてみました

    こんにちは!明日といえば、にゃんにゃんにゃん♪の語呂がかわいい猫の日ですね。 みなさんは猫エピソードをお持ちでしょうか。私は実家で猫を飼っているのですがコロナ禍になってから会えておらず、猫の話題を見かけるといつも恋しくなります…。猫を飼い始めたのは私が実家を出た後なので、猫にとって自分は他人です。会ってすぐは警戒されていつもテレビ台の上で監視されます。背筋をまっすぐに伸ばして微動だにせず睨んで来るので、ご飯を食べながらテレビを見ていても、横にいる猫が気になって目が離せません。時間が経つとむこうも警戒態勢を解いてくれるのですが、いつも緊張させてゴメンヨと思っております。むこうが私に慣れてきて一度…

  • これなら読める!大人にも薦めたい『古事記』

    こんにちは!2月は日が少ないこともあって月の半ばを過ぎると3月はすぐそこかのように思われて、時間の流れが急ぎ足ですね。そんなせわしい時ではあれど、同時に春の気配を探しはじめたくもなります。私などは、ベランダで育てているブルーベリーやバラから新しい芽が出るかどうかドキドキし始める頃です。 さて、本日紹介をするのは、 富安 陽子 文 山村 浩二 絵 『絵物語古事記』 です。 富安陽子さんは数多くの児童書を書かれており、私が出会った本の多くは日本の妖怪や鬼・神様が関わっており、日本の文化を語り継いでいく大事な作家さんだと思っています。 そういいながらも実はお名前を認識したのは大人になってからで、子ど…

  • 【おでん文庫】始めました

    こんにちは!最近は日差しが暖かくなってきましたね。水温(みずぬる)む、という言葉が頭に浮かぶようになってきましたが、朝に顔を洗うときは、水がまだまだ凍るように冷たくて、春が待ち遠しいです。 今回の記事は、いつもの読書感想文ではなく、私の新しい取り組みについてのお知らせです。 みなさんは、本屋さんが本棚の一角を貸出して、そこで個人や出版社が本を販売するといった取り組みがあるのをご存じでしょうか。雑貨屋さんでも、棚を仕切って多くの作家さんのハンドメイド作品を販売しているのを見かけますが、その本屋さん版となります。調べてみると、東京では棚貸しを主とした本屋さんもあるくらいで、本を販売する方々の個性が…

  • ハンガリーで生まれた、かわいいこぶたの物語

    こんにちは!昨日、子どもの頃に何十回と読んでいた『らんま1/2』が無性に読みたくなり、電子書籍で途中まで大人買いしてしまいました。 実家に帰れば漫画があるのですが、我慢できず…。電子書籍が終わりを迎えない限りは、いつでも手元で読めると思うと、喜ばしい時代の進化です。 さて本日紹介するのは、ハンガリーで生まれた物語、 バーリント・アーグネシュ 作 ブローディ・ベラ 絵 うちかわ かずみ 訳 『こぶたのレーズン(MAZSOLA)』 『こぶたのレーズンとおともだち』 です。 ちょっと脱線しますが、本を通じて遠い国と繋がれるというのが、いつもいいなあと思います。今回はハンガリーですね。 好きな本と出会…

  • 不思議な世界を冒険する本 続きの話

    こんにちは!お正月が空けてから数週間となりますが、やっと最近、体重計と向き合えるようになってきました。大型連休やイベントの後は、恐ろしい現実と向き合うのを、心が遠ざけがちです。 今回は、ひとつ前の記事で書いた、現実とも夢ともつかない不思議な世界を冒険する W・H・ハドソン 作 西田 実 訳 駒井 哲郎 画 『夢を追う子(A Little Boy Lost)』 について、もう少し書いていこうと思います。 ※前回の記事は下記からご覧ください。 an-tyk-book.hateblo.jp この物語には、動物や、(おそらく)人間、ときどき不思議な生きものが、マーチン少年の行く先に現れます。ちなみにこ…

  • 不思議な世界を冒険する本

    こんにちは!冬の寒さが一段と厳しくなってきましたね。エアコンをガンガンにかけた暖かい部屋で読書といきたいところです(実際は、着ぶくれ雪だるまです)。 本を読むとき、ページをめくる手指がひんやり、しわしわしているのを、読み始めのタイミングでは頭の片隅で気にしているのが、読み進めるうちに、そんなことは忘れて物語へと意識が入り込み、とすると、また突然に指先に意識が戻ることがあります。読書は、現実と本の中の世界を行ったり来たりするなぁと、こんなささやかな出来事で例えたりするのは、軽々しいですかね。 本日紹介する本は、現実とも夢ともつかない不思議な世界を冒険する W・H・ハドソン 作 西田 実 訳 駒井…

  • 「ほわほわ かぞく」で親の愛情につつまれる

    こんにちは!今年は読書を深めるために、世界史や日本文学を勉強しようと意気込んでおります。とはいえ、どこから手を付けるかと考えると、世界が広すぎる…。興味のある国から少しずつ始めようと思い、今回は、福井 憲彦 編『フランス史 上・下』を手に取りました。机の上のいつも視界に入る位置に置いたので、これでいつでも読める!あとは読むだけだ…! はてさて、本日紹介するのは、寒い季節に読みたくなる絵本 マーガレット・ワイズ・ブラウン 作 ガース・ウィリアムズ 絵 谷川 俊太郎 訳 『ちっちゃな ほわほわ かぞく(The Little Fur Family)』 です。 タイトルにある「ほわほわ かぞく」という…

  • 新年1冊目は、好きなことに向かっていく勇気をもらう絵本

    こんにちは!2023年が始まりましたね。連日良い天気で、青空が気持ちよいです。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 それでは、新年の1冊目に紹介するのは、年明けに読みたくなる絵本 エドワード・アーディゾーニ 作 あべ きみこ 訳 『時計つくりのジョニー(JOHNNY THE CLOCKMAKER)』 です。 ちなみに、物語は年末年始と関係無いです。では何故この絵本かというと、主人公が自分の好きなことに打ち込む姿に、年明けから励まされるのです。 年末を意識し始めると、来年の手帳やカレンダーを用意して、まだ予定が真っ白なページに、これから何が書き込まれるのか、想像することがあります。では、この1…

  • 上野発の夜行列車に乗る絵本

    こんにちは!さむいさむい!このあいだは、家の床の雑巾がけをして、からだをあたためていました(びんぼっちい響きですね。笑)。 洗った食器を拭くときもそうですが、ものを磨いているときは、大切しようと思う気持ちが湧いてきます。ものたちにも、今年もお世話になりました。 さて、今回紹介する絵本は、年末に読み返したくなる 西村 繁男 作 『やこうれっしゃ』 です。 夜行列車に乗ったことがある人は、どの位いるでしょうか。1976年頃には、運航本数も多く活躍していましたが、交通の便の発達に伴い、現在運航しているのは「サンライズ瀬戸・出雲」のみとなってしまったようです。帰省するために利用することが多かったであろ…

  • 冬ってなんだろう?から始まる猫の物語

    こんにちは!そして、メリークリスマス! クリスマスといえば昔、予定が無くて松屋で牛丼を食べていた、そんな過去もあり、誰しもにとって特別な日では無いかもしれませんが、このブログを見ているみなさま、そしてこれから出会うかもしれない誰かの幸せを願います。 本日紹介するのは冬の絵本になります。表紙の、ひらひらとふる雪と、静かに何かをみつめる目をした灰色の猫が印象的な ハワード・ノッツ 作、まつおか きょうこ 訳 『ふゆねこさん(THE WINTER CAT)』 です。 松岡 享子さんといえば、『くまのパディントン』や『ちいさなうさこちゃん』など他にも多くの児童書の翻訳を手掛け、子どもの本を普及する活動…

  • アロイス・カリジェの絵本③ 冬に繰り返し読みたい絵本

    こんにちは!12月がもう残り半分を過ぎている中、私と言えば、歯医者通いが終わりません…。 寝ている間にどうやら歯ぎしりをしているらしく、大事な歯がすり減っているようです。 昨年のおおみそかは、ハイチュウを噛んでかぶせ物がとれたので、今年の年末も何か起きやしないか、ドキドキしてきました。 さてさて、本日紹介するのは、前回に続いて、ゼリーナ・ヘンツ(文)とアロイス・カリジェ(絵)のお2人の絵本第3弾、そしてウルスリとフルリーナの最後の物語 『大雪(DER GROSSE SCHNEE)』 です。 舞台は大雪の降る季節、2人が住んでいるアルプスの小さい村で催される子どものそりの大会が、物語の発端となり…

  • アロイス・カリジェの絵本② 少女と小鳥の心あたたまる物語

    こんにちは!今構想している、いつかこのブログで記事にしたいと思っている作家(ドイツ生まれのスイス国籍)、ヘルマン・ヘッセ。 『車輪の下』で描かれる深刻な自己の抑制と喪失にとても衝撃を受け、その後、彼について書かれた『評伝ヘルマン・ヘッセ(上)-危機の巡礼者』ラルフ・フリードマン著を手に取り、あと少しで読み終えるところまで来ています。 家族や友人宛にたくさんの手紙を残したヘルマン・ヘッセの言葉から、その時々の精神状態を細かに分析していて、この作品が生まれた背景も知ることが出来ます。 ヘッセは多感で繊細であり、心は波のように不安定、とはいえ本当にどうしようもなくなる一歩手前を理性的に解決しようとす…

  • 『ウルスリのすず』で得た読書体験

    こんにちは!2022年もとうとう最後の12月となりました。 年末と言えばお片付け、気になっているのは、使おうと思って買い溜めた布と毛糸がずっと箱の中で眠っている状況です。 アクリルたわしとランチョンマットと小物を大量生産する年内にしたいです…! さて、前回の記事で触れた『ウルスリのすず』では、カリジェの絵を通してスイスの暮らしを感じることが出来るとお伝えしたのですが、このときの読書体験について少し書こうと思います。 スイスの本との出会いは、スイスの牧歌的な風景をもっと知りたいと思ったところから始まります。 とはいえ、そのときはスイスの本と言っても当てがありませんでした。 スイスの児童文学をハイ…

  • アロイス・カリジェの絵本①

    こんにちは!前回の記事を書いた後、仏検を受けてきました。 恥ずかしながら、合格点に及ばずでした。 詰め込み勉強ではなく、じっくりとゆっくりとペースを守って勉強していましたが、そもそもコツコツ地道に勉強してこなかったことが大きな原因です。 唯一は、1年前よりも内容を理解していると手ごたえを感じたことが、この先の励みです。 さて、今回こそ、スイスの画家、アロイス・カリジェについて。 この作家は、私が『ハイジ』を読んでから、スイスの牧歌的な風景を探し求めていた時に出会いました。 いきなり絵本で出会ったのではなく、安野光雅さんの本で紹介されていたことがきっかけでした。(安野さんのスイスのスケッチとエッ…

  • アロイス・カリジェに行く前の長い前置き

    こんにちは!唐突ですが最近、フランス語のテストが近いこともあり(実は勉強しているのです)、フランス語の勉強に時間を注いでいます。 なぜ勉強しているかと聞かれると、あの言葉を発した時の響きの美しさ、そこに惹かれたからです。 下手の横好きと言っていいくらいの舌足らずですが、自分がフランス語を読み上げている時の悦びは、ちょっとあります。 まあそんな個人の感想はさておき、フランス語で話す時に苦心しているのが、言葉を日本語発音で変換する時に一音となる単語が連続して現れることです。 一人称(ジュ)、否定形(ヌ・パ)、動詞の過去分詞(ヴュ)、接続詞(ク)、冠詞(ル)と、ここに書いている以外でも一音の単語が多…

  • 前回に続いて『ハイジ』の話

    こんにちは!最近は、まだ日差しは暑いものの涼しい風がひゅんと駆けってゆき、秋到来ですね。 日本語には秋に関連した、秋思(しゅうし)という言葉があるそうです。 物思いにふける秋。 秋は"深まる"という表現もあり、自分の内側に向き合う期間なのかもしれません。 自分がゆっくりじっくりなところがあるので、この焦りのない雰囲気が心地よいです。 さて今回は、他のスイス作品を紹介しようと思っていたのですが、『ハイジ』について書かれていた本で印象的だった 矢川 澄子 作『わたしのメルヘン散歩』 こちらを書き留めておこうと思います。 著者は『ハイジ』や『若草物語』など有名な作品を含めた多くの児童文学の翻訳をして…

  • 夏の絵本 そして、心が元気を取り戻す、スイスの物語

    こんにちは!前回から期間が空いてしまい、気が付いたら夏真っ盛りですね。 夏らしいことはあまりしていないのですが、昨年に読んでずっと印象に残っていた、マックロスキー作『海べの朝』を手に入れました。 海辺に住む家族の当たり前の一日を、ほんのちょっとした特別がきらりと光らせます。 とはいっても、私にとっては地に足をつけた暮らしが365日当たり前なので、海辺の暮らしという非日常自体に関心が向かい、羨望のまなざしを注いでしまいます。 ボートのエンジン音、溶けるアイスクリーム、照り返すコンクリート、濡れた砂に足をとられる感覚。 思い出にある断片が、物語にちりばまれたピースに、ひとつひとつ反応していきます。…

  • こどもの言葉は大人にはどう聞こえるか

    こんにちは!もうすぐGWがやってくるのが嬉しい反面、6月の祝日なしを今から憂いているむなしい大人です。 しかし今回、そんなくさくさとした気持ちを、からっと晴らしてくれる本と出会いました。 木はえらい イギリス子ども詩集 谷川 俊太郎 / 川崎 洋 編訳 木はえらい - 岩波書店 タイトルと谷川俊太郎さんのお名前を受けて最初は、物事の本質を捉え、薬膳のようにしみじみと体に栄養がいきわたる言葉の粒たちを想像していました。 ところが実際、木はえらい、という詩は、身近すぎて意識していなかった当たり前のものに目を向けることを知るという発見のある詩で、想像を裏切らない内容でしたが、その他大多数の詩というの…

  • 心を豊かにする自然と家族の暮らし②

    こんにちは!春の足音とともに花粉症にヤラレています。 なかなか家の窓を開けることが出来ずにいたのですが、そうすると家の中が静か過ぎて不自然、と思ってしまって、最近は思い切って窓を開けています。 鳥の鳴き声だったり、エンジンの音が聞こえてきて、時間が動いているのを意識出来るようになりました。なんだかほっとします。 しかしその代償に、たまに家の中でもマスクをする羽目になり…はやく花粉がどこかへ旅立ってくれますように。 さて前回の記事では、いわむらかずおさんの生い立ちや、絵本が生まれるまでのいきさつをご紹介しました。 大家族、そして豊かな自然の中での暮らしを通して何を感じるのか。 本との出会いによっ…

  • 心を豊かにする自然と家族の暮らし①

    こんにちは!もう2週間前になるのですが、年末年始は神社やお寺へ参拝をしていました。 建造物の木のぬくもり、池や木々の穏やかさが、日頃仕事をして暮らしている風景を一時でもさっぱりと忘れさせ、元気をもらいました。 場所との相性やご縁を感じる瞬間がある…そういった風景を、ずっと追いかけて観察しているのが、14ひきのシリーズの作者、いわむら かずおさんです。 14ひきのしょうかい 14ひきのシリーズ - 童心社 14ひきのシリーズの作品タイトルには【あさごはん、せんたく、こもりうた】と暮らしを連想するものと、【ぴくにっく、おつきみ、もちつき】と季節や自然を連想するものがあることに気が付きます。 しかも…

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