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こんにちは!最近は会話で、もう年末だねという言葉が出始めるようになりました。なのに服装はまだコートいらずで、不思議な気候ですよね。風邪をひかないように、気を付けて過ごしましょうね。 さて本日は最近買った本のお話です。その本は『タイコたたきの夢』。 表紙は手書きの原稿の一部なのでしょうか。この文章の最後の方にぽつんと白線で描かれているたいこたたきをみていると、まるでこの世のどこか遠くに取り残された、もしくはもういなくなってしまった人物からの伝言のように思われます。 しかし本を買う時点では確信を持てなかったのですが、このシャープ線画に見覚えがあり、もしかしてと思いながら帰宅後に確認すると、やっぱり…
こんにちは!先月に実施していたイベントで作成したおでん村のお家とお鍋について嫁ぎ先を探していたのですが、もらってくださるところが見つかりました。ゴミにするのではなくて次に繋がったらと考えていたのでよかったです。 さて、本日はおでん文庫の棚から2冊の本をご紹介です。(下のリンクは本棚に置いている本のまとめです) 【おでん文庫】9~12月のテーマ ”誰かの物語" - おでん文庫の本棚 『ふくろ小路一番地』 イーヴ・ガーネット 作 石井 桃子 訳 『がんばれヘンリーくん』 ベバリイ・クリアリー 作 松岡 享子 訳 ルイス・ダーリング 絵 一度読んだら、こうして表紙と面と向かうと、にやけます。公式HP…
こんにちは!今月に南と華堂さんで催したおでん文庫選書の本、友人がさっそく読んで(再読とのこと)感想を送ってくれました。ありがとうございます!南と華堂で知り合った方とも再会をして、やさしさい言葉をかけていただいて、まだまだ頑張ろうと思いました。 さてさて本日は雑記です。他愛ない胸の内の話です。 ここ最近はずっと読書の仕方をどうしていくか考えていました。少し前にちょっとだけ触れた『ドリトル先生の世界』の本を読んで以来、これまでの本を読む、そして本の感想を言葉にするという、いくらか感受性に頼ったものの見方から、もうすこし学びを増やしてみたいという気が起きています。 児童文学の勉強をちょっとだけしてい…
【おでん文庫】人に言われたことをするだけの人生な気がする。/本当のだちがほしいような、ほしくないような。のお悩み選書
こんにちは!今月は”南と華堂さんで開催している"南と華堂のなかのちいさな本屋さんもとい"本棚まるまるおでん文庫”イベントの選書に関する記事を投稿していますが、それもいよいよ今回で最後です。 ↓イベントの概要は下記の記事からご確認ください。 10月の”本棚まるまるおでん文庫”イベント始まります - おでん文庫の本棚 【おでん文庫】人から愛されたい。のお悩み選書 - おでん文庫の本棚 【おでん文庫】人の期待に応えようと頑張ってしまう。のお悩み選書 - おでん文庫の本棚 イベントで紹介している選書は5冊になります。悩みに石を投じるような濃い口の本です。今回紹介するお悩みその①は… 人に言われたことを…
2 こんにちは!先週はTシャツを着ていたのに今日は薄手のコートを羽織り、来週はセーターでも着始めてしまうんですかね。みなさま風邪にはお気をつけてお過ごしくださいね。 さてさて先週から南と華堂さんにて”本棚まるまるおでん文庫”のイベントが始まりました! ↓イベントの概要は下記の記事からご確認ください。 10月の”本棚まるまるおでん文庫”イベント始まります - おでん文庫の本棚 イベントで紹介している選書は5冊になります。悩みに石を投じるような濃い口の本です。今回紹介するお悩みは… 人から愛されたい。 このお悩みに対する選書を自分が読んだときこと。 物語の終盤、主人公が発したある言葉に動揺しました…
【おでん文庫】人の期待に応えようと頑張ってしまう。のお悩み選書
こんにちは!今月は”本棚まるまるおでん文庫”イベントについてまたまた書いていこうと思います。先週末はお店に一日お邪魔していたのですが、友人や小さいお子さんがおでん串や選書コーナーで遊んでくれて嬉しい一日でした。ありがとうありがとう…! ↓イベントの概要は下記の記事からご確認ください。 10月の”本棚まるまるおでん文庫”イベント始まります - おでん文庫の本棚 【おでん文庫】人から愛されたい。のお悩み選書 - おでん文庫の本棚 イベントで紹介している選書は5冊になります。悩みに石を投じるような濃い口の本です。今回紹介するお悩みは… 人の期待に応えようと頑張ってしまう。 このお悩みに対する選書を自…
『うろんな客』は、大人向けのブラックユーモアに溢れた絵本。そして、柴田元幸さんの翻訳センスがすばらしい。 BSの読書番組『あの本、読みました?』で紹介され、読んでみました。怖いような、それでいて面白いよう、不思議な物語でした。 「うろん」と
『銀河英雄伝説』の田中芳樹先生の『ラインの虜囚』。ナポレオン没後のフランスを舞台に、ひとりの少女と、彼女を助ける3人のおじさんたちの冒険譚。 冒険と活劇、そして謎解きが加わり、子どものようにワクワクしながら読みました。 『ラインの虜囚』あら
こんにちは!今日はタイトルの通り、”本棚まるまるおでん文庫”イベントが明日10月4日(金)12時から始まります。 正式なイベント名は「南と華堂のなかのちいさな本屋さん」展です(きちんと使えていなくてすみません!)。南と華堂で棚を借りている棚主さんが月交代で担当しているこのイベント、棚主さんによって置くものも紹介するものも異なり各人の持ち味が出ている面白い企画です。 私はひと棚まるまる、本好きなキャラクターたちが住むおでん村を作りました。 ・おでん村に隠された選書探しコーナー(※本自体は無くタイトルのみです) ・シャカシャカおでん串作りコーナー の2つを用意しています。 選書は下記の5つの悩みに…
こんにちは!今週に入って外の空気が涼しく感じられるようになってきましたね。冬を迎える前に、のんびりと秋を楽しみたいです。 さてさて、10月の”本棚まるまるおでん文庫”イベントも開始が近づいてまいりました。 初日は10月4日(金)12時からとなります。開催場所は京王線南平駅が最寄りの南と華(なんとか)堂さんです。お店の営業時間や場所についてはHPをご覧いただけたらと思います。 peraichi.com ひと棚をまるまるお借りしての展示は滅多に出来ることではないので、店主さんの思いきりの良さに感謝です。集客に貢献する自信はあまりない(すみません…)のですが、この機会を無駄にはしない様に、制作に励ん…
こんにちは!今日は同級生のかっこいい姿を目にしてしびれています。昔、その同級生が初志貫徹という言葉を使ったのですが、まさしくその言葉を貫いた生き方をしていて、自分は同級生の姿から初志貫徹の言葉を学んでいます。 さて本日は、10月の”本棚まるまるおでん文庫”イベントに向けた準備の様子をお届けです。写真の通り、最近はいそいそと村をビルドしています。おでん村(おでんらしさは微塵もありませんが)を使って、選書コーナーを作る予定です。 自分は生身の人と合って学ぶことと同じように、本を読んで感情を動かしたり、考えさせられたり、行動に繋がったり、想像力や視野を広げたりといった、学びがあることを感じています。…
昔の翻訳本には、古い日本語が詰まっています。 それが、今読み返すとヘンテコな表現になっていて面白いのです。 『続あしながおじさん』のスコットランド風焼き菓子 1961年版『続あしながおじさん』では、孤児院の院長を務める主人公サリーが、マック
こんにちは!今年最後のおでん文庫の本入れ替えを行いました。 9~12月のテーマは 誰かの物語 です。 今回も読み応えのある本たちを揃えました! 【本リスト】 ※9/7時点 『オオカミに冬なし』 『チェコのお婆さん』 『ふくろ小路一番地』 『幼い子の文学』 『今ここに生きる子ども 気分は小学生 百石小学校四年竹組留学記』 『ペーパーボーイ』 『シャイローがきた夏』 『片手いっぱいの星』 『がんばれヘンリーくん』 『ファージョン作品集 5 ヒナギク野のマーティン・ピピン』 『こそあど森のおとなたちがまだ子どもだったころ』 『ハイジ』 『海底二万海里』 『オオカミに冬なし』 クルト・リュートゲン 作…
こんにちは!嬉しい話。友人の子どもに贈った絵本を、子どもが毎日読んでいるそうです。話を聞いて心がほかほかです。ありがたやです。 さてさて今年最後のおでん文庫の本棚入れ替えの時期がやってまいりました。 9~12月の本棚テーマは【誰かの物語】です。 どうして人は誰かの物語を読むのだろう、と考えてもそう簡単に明解な答えを出せるものではなさそうですが、そもそもに立ち戻り、なぜ物語は書かれるのか、を考えてみましょう。そこには作者は描こうとしたなにかがあるはずです。 読者に伝えたいことを作者は自分の分身に託して、そこには真剣勝負のような真面目さと重みが加わります。それを読む側が感じとり、ときには物語に、笑…
こんにちは!今日はおいしいお米を食べてしみじみしていました。人の顔が見えるお米は初めてで、ありがたみを感じながらいただきました。この気持ちを忘れないようにしよう…。 さてさて、本日は海底の神秘にせまる本です。 『海底二万海里』 ジュール・ベルヌ 作 清水 正和 訳 アルフォンス・ド・ヌヴィル 画 夏にこそ、と紹介するのがこの一冊。海、そして冒険はワクワクしますね。先日読み終えた『ニワトリ号一番のり』の熱がまだ燻っており、それもあってこのブログを書いている机の上には『セイル・ホー! -若き日の帆船生活-』という本も待機しています。「セイル・ホー!」という掛け声は、船の見張りの船員が上げる言葉で、…
こんにちは!昨日から大好きな漫画『らんま1/2』の再アニメ化の情報に浮足立っています。今からこんなで10月に放送が開始したらどうなってしまうのか心配です。 そんな近況はさておき、本日紹介するのはこちらの絵本です。 『あさですよ よるですよ』 かこ さとし 作 今にして思えば、裏表紙も写真に撮っておいたらよかったな。この掲載している写真の表紙はにっこり太陽が顔を出し、白地がまぶしい朝を想起させるようなデザインとなっています。対して裏側はというと、夜の闇を思わせる一面の群青と、そこにぽっかりと銀の月が浮かんでいる仕様となります。 もしかしらたこの時点で察しの良い方は絵本の仕掛けにお気づきになるかも…
こんにちは!ここ最近、もう夏の始まりと言ってもよさそうなお天気が続いていますね。先日珍しく父親から映画に誘われて観に行くかも、というがホラー映画で、体感温度がこのときばかりは下がって涼しくなりそうです。 さてさて今回はおでん文庫の雑記になります。いろいろと、それこそひとつには括れない読書の面白さをひとつ挙げるのに、今読んでいる『ロビンソン・クルーソー』でハッとしたことを書いていこうと思います。 アタリマエに今あるものが、突然無くなったとき、もしくは変わってしまうとき、どんなことになるんだろう、と悪く考えればいくらでも悪く考えられそうなことを昔から思い浮かべることがあります。本当はなにかと安定し…
こんにちは!最近、読みたい本を本棚から引き抜いて机のまわりに並べ始めてよくない状態になっています、読みたい本を1冊に絞るのが難しく、そういうときは図書館で借りた本だと返却日が近い順に手を付けていくことになるので、強制的に読み順が決められるので助かります。返却日が近い分厚い本を読むターンになると、朝も早起きになります。図書館は本を借りるだけでなく生活を整えてくれる存在になりつつあります。 さてさて本日記事で書こうと思っていたことが、直近で読み終えた生物学者・作家である福岡 伸一さんの本『せいめいのはなし』の濃厚さにヤラれて、ぼやけてしまいました。福岡さんは『ドリトル先生』シリーズの新訳も手掛けて…
こんにちは!2月から3月にかけて、お仕事で異動の話を聞いたり、引っ越しのトラックが目に付くようになったりと、変化の訪れをちょっとばかりですが感じることがありますね。私も2月末から新しいことを始めた身、不安と反省の波にしばかれながらですが、残り半分となった3月もやれることをやろうと思います。 ではでは本日は前回の記事に続いて、こちらの本を紹介していきます。 『幼い子の文学』 瀬田 貞二 著 ↓前回の記事はこちら 翻訳で大切なことを勘違いしていたお話 - おでん文庫の本棚 前回の記事は本について書く一歩手前のところで終わっていました。 今回紹介する本の著者は『ナルニア国物語』シリーズや『指輪物語』…
こんにちは!今日から3月だと思い込んでいたので、まだ2月があるなんて、なんだかありがたい1日となりそうです。 今週は本を読むことよりも絵本の絵を眺めている時間の方が長かったので、今回は絵本の絵について書いていこうと思います。 そこでちょっと触れておきたいのが、ブログを書いている中の人についてです。このおでん文庫のブログでは本にまつわる記事を書いている一方で、Instagram上では手描きの絵をマイペースに発信しています。絵を描くのが好きなのです。この絵を描くのが好きで尚且つ絵本が好き、という2つの要素を掛け合わせると、大体の人に絵本を描いているのか尋ねられることがあります。私もそういう人物が目…
こんにちは!金曜日が祝日というのはなんだかうれしいですね。朝きちんと起きられるかどうかのドキドキが一日少ないというのが特にうれしいです。 最近このブログを書く度に触れているパソコンの故障の件、尽くす手もなく本体を交換することになりました。直接的な原因は謎で、つい先ほどまではいつも通り使えていたのが、突然電源が入らなくなくなるという症状だったため、電源が入らないのでは中にあったデータを救い出すこともできず、修理に出して一週間程が経過したのち、中身はまっさらで、デスクトップにはごみ箱に捨てるデータさえ無い、きれいな状態になって戻ってきました。 強制的なデータの断捨離が今はいっそ清々しいのですが、物…
こんにちは!先週パソコンが壊れた話をここで書いたのですが、今読んでいる田部井 淳子さんの『それでも私は山に登る』を読んでいると、山と関わる中で学んだ教訓が、ストレスとの戦いといいますか、極限状態の中でも平常を保ち判断を下せる状態でなければ、誰かの命が落ちるかもしれない、という状況との闘いで、自分もこんなことでへこたれてる場合じゃないなと励まされています。まだ読みかけで、今はガンとの闘いのところを読んでいます。読み終わるまであと少しですが、とてもいい本です。 ではでは本日は、1~4月の本棚に置いている本の紹介です。 『ふゆねこさん(THE WINTER CAT)』 ハワード・ノッツ 作 まつおか…
こんにちは!今日は主戦力として使用しているパソコンの電源が突然入らなくなり、かなり落ち込んでいました。こんな状況でブログが書けるのか心配でしたが、書いている内に諦めもついてきた気がします。いろいろゴタゴタしそうですが、やるだけやろうと思います。 さてさて、前回に続いて読書について書こうと思います。 おでん文庫を始める少し前は、本を読むことを続けていけるのか、良い本と出会えるのか、など悩むところから始まりました。棚に本を置くという事は、自分が選んだ本たちとまずは出会わなければなりません。みなさんは出会いに積極的でしょうか。 子どもの頃、小学校の近くにある市民会館内に用意された図書館で本や漫画を読…
こんにちは!ブログで毎週文章を書くようになり、もうすぐ1年(そういえばおでん文庫を始めたのが昨年2月なのでもう1周年じゃないか…)という節目が訪れそうです。 ブログを始めた頃は、このお菓子美味しかったよ、と誰かにお勧めするように、自分が読んでよかったなあと思う児童文学を伝えたいという想いと、文章を書かなければならないという憂鬱とを天秤にかけてずっとまんじりともせずでした。毎度ひーひーしながら書き続け、今となれば1年前よりかは書くことへの習慣が身についてきた実感も出てきて、なんとか今年もやっていけるかなと思っていたところで出会ったのが、椎名 誠さんの『ガス橙酒場によろしく』。ここで作者が雑誌「週…
こんにちは!昨日、南と華堂さんに伺い、とうとう2024年のおでん文庫の本棚が始まりました。 1~4月のテーマは おうちの本棚 です。 おうちの本棚のように、気取らず、かしこまらず、並びも自由に、好きな本を寄せ集めました。 【本リスト】 ※1/27時点 『幼い子の文学』 『今ここに生きる子ども 気分は小学生 百石小学校四年竹組留学記』 『地震と火山の島国 極北アイスランドで考えたこと』 『THE WINTER CAT』 『ハリネズミの願い』 『ホテル カクタス』 『片手いっぱいの星』 『来て見てシリア』 『風にいろをつけたひとだれ』 『こそあど森のおとなたちがまだ子どもだったころ』 『夜の小学校…
こんにちは!ここ最近は手がかじかむ寒さですね。今年の冬は通販サイトのフェリシモで見かけた猫のハンドウォーマーを活用しています。手の平側にそれぞれ、おなかを見せてころんと寝ころがる猫が描かれている仕様で、なんとも和みます。今日も手の中の猫たちと共にブログを書いてまいります。 ところで今回の記事では、予告をしていた1~4月の本棚を紹介する予定でしたが、諸事情でまだ本屋へ伺うことが出来ておらず、本棚については今週末にお店に行けたところでご紹介出来ればと思います。 ちょっと余談ですが、今回棚に置く本は20冊を超える予定です。今まで4冊毎の紹介だったのが、一気に5倍に。肩に背負って持って行こうにも、それ…
こんにちは!みなさんは新年のお参りへ行ったでしょうか。自分は明治神宮への参拝とおみくじが恒例になっていて、今年も行ってきました。そのおみくじというのが、大吉や大凶といった結果の出る占いではなく、導きの言葉が書かれています(天皇の作られた詩文・和歌だそう)。今年は志し高く、人はみな平等なのだから謙虚に、という言葉を受け取りました。これが響くのですよね…。少し前は自分が成長したいというのが目標でしたが、そうすると人と自分を比べて落ち込むことに気が付いて、世の中のためにできること、を軸にしたら自然と努力できることが増えました。また、この本の活動もひとりよがりになってしまわないよう、考えていきたいと思…
こんにちは!クリスマスが過ぎて、ここから大みそかまであっという間にやってきそうですね。ふたを開いてみればありがたいことに今年はフリーの仕事を掛け持ちできて、人の縁と仕事の縁に恵まれた1年でした。このブログも忙しい中でも、毎週書くことを決めて取り組んでいましたが、収入とは関係なくやりたいと思う活動を続けていることが、気が付いたら心の支えにもなっていました。ほんとに、至らないところもたくさんあるのですが、こうして年の終わりという節目までたどり着けて嬉しいです。 さて本日紹介するのは、イギリスで生まれたキャラクター、マーティン・ピピンが語る物語の数々の不思議な世界です。 『ファージョン作品集 5 ヒ…
こんにちは!頭の中で書きたい言葉が浮かばずに、ブログを書けなかったらどうしようと思うことが度々あるのですが、いつも最後にこの前置きを書く段階になってやっと心が休まります。今日はこのあとの時間はベッドでぬくぬく読書を楽しむとします。 さて本日紹介するのは、夜の学校で起こる奇妙なできごと…ナゾに出会う本です。 『夜の小学校で』 岡田 淳 作・絵 岡田 淳さんの本は、自分は大人になってから友人の紹介で知ったのですが、子どもの頃に読んでいた、という方もいらっしゃるでしょうか。図書館のHPで蔵書を調べると何十冊ものタイトルが表示され、自分が子どもの頃はどこに目を付けていたんだ、と疑いたくなりました。 こ…
こんにちは!いつもこの前置き部分の文章を最後に書いているのですが、前回の記事の更新のときに書きかけのままアップしていました。うっかりです。次回から気を付けます。 さて、本日紹介するのは14匹のねずみシリーズでご存知の方も多い、いわむら かずおさんの本です。 『トガリ山のぼうけん① 風の草原』 いわむら かずお 作 このブログの一番最初の記事で紹介したのが、いわむら かずおさんの絵本だったですが、今振り返ると懐かしいです。最初に書く記事は日本人の作者の本にしようと決め、出来る限り作者のことを調べた上で書こうと意気込んでいました。とはいえ、文章を書いてまとめることをこれまでの人生でほとんど行ってこ…
こんにちは!最近一段と冷えてきましたが、 12月のテーマ”ナゾ かいけつ?”で最初にご紹介するのはこの本です。 『ニレの木広場のモモモ館』 高楼 方子 作 千葉 史子 絵 作者の本とのはじめての出会いは、以前このブログでも紹介をした 『グドーさんのおさんぽびより』でした。 なかよし3人組のちょっと照れくさくて可笑しい日々 - おでん文庫の本棚 佐々木 マキさんの描く、性別も年齢も関係なくつるむ3人組の絵にひかれて手に取ったのですが、物語もとても好ましかったです。 勘違い、物忘れ、疑り、などなど、誰しもがやったことのある(自分はやりがちです)ちょっと恥ずかしい経験を笑い話として描いている、一見マ…
こんにちは!本日、本棚の中身を12月テーマに入れ替えました。 12月のテーマは ”ナゾ かいけつ?” です。今年最後に紹介するのはナゾを持ち込む本たちです。 【本リスト】 ※12/3現在 『トガリ山のぼうけん① 風の草原』 『ニレの木広場のモモモ館』 『夜の小学校で』 『ファージョン作品集 5 ヒナギク野のマーティン・ピピン』 『トガリ山のぼうけん① 風の草原』 いわむら かずお 作 www.rironsha.com 『ニレの木広場のモモモ館』 高楼 方子 作 千葉 史子 絵 www.poplar.co.jp 『夜の小学校で』 岡田 淳 作・絵 www.kaiseisha.co.jp 『ファー…
こんにちは!おでん文庫の12月の本棚のPOPを作成しました。 12月のテーマは【ナゾ かいけつ?】です。 探偵もの?と、想像されるかもしれませんが、少しひねった切り口で、読み応えのある本を揃えました。ナゾのある本は、この先にどんな展開が待っているのか、本のページをめくる手が止まらなくなることがあります。年末の冬休み、大掃除がおろそかになってしまう危険のある本たちにゆっくり浸って楽しんでもらえたらと思います。 そして、おでん文庫を始めたのが今年の2月のこと。おでん文庫の看板を抱えて年末まで迎えられそうでほっとしています。ブログを読んでくださっている方がいることが、とても励みになっています。ありが…
こんにちは!めずらしく朝の更新です。昨日、SNSで早起きが苦手だとつぶやいたのですが、やることが詰まっているときと、図書館で借りた本の返却日が迫っているときは、なんとか起き上がります。今日の天気は晴れやかで、ほどよい冷気が肌に気持ちいいです。 ではでは、本日紹介するのはこちらの本です。 『ふくろうくん』 アーノルド・ローベル 作 三木 卓 訳 がまくんとかえるくんシリーズの作者であるアーノルド・ローベルの味わい深い一冊です。作者の絵を見たことがある人は、表紙を見た瞬間に、ピンとくるのではないでしょうか。色の明暗を柔らかく表現していて、優しいですよね。それでいて、ふくろうくんの佇まいはなんだかユ…
こんにちは!最近、おでん文庫の本棚テーマの「舞い込む」という言葉を、日常の中で意識して過ごしているのですが、仕事が舞い込む、チャンスが舞い込む、手紙が舞い込む…来るという言葉を使うよりも、なんだが日常に躍動感が出てくることに気が付きました。言葉選び一つで楽しい気持ちになれるのは、ちょっと嬉しい発見です。 ということで、本日紹介するのはこちらの絵本です。 『ゆきのプレゼント』 ベアトリス・シェンク・ド・レーニエ 文 ライナー・チムニク 絵 矢川 澄子 訳 この本は4月の本棚テーマ【友だち】のときに取り上げた『ともだちつれて よろしいですか』と同じ作者になります。 『ともだちつれて よろしいですか…
こんにちは!今日は突然、冬到来のような寒さでした。今日はお布団も取り出して、衣替えもして、急いで冬準備を済ませました。さっきすこしお布団に入ったら、もこもこであったかくて気持ちよくて、明日の朝起きれるか心配になってきました。 というわけで早速、本日紹介するのはこちらの絵本です。 『あさがくるまえに』 ジョイス・シドマン 文 ベス・クロムス 絵 さくま ゆみこ 訳 版画の美しい絵に引き寄せられて手に取った絵本です。あさがくるまえに、という夜から朝にかけて何かを想起させるタイトルでありながら、窓辺でぬいぐるみと一緒に寝ている女の子が描かれています。物語の終わりのようなワンシーンですが、ここからどん…
こんにちは!本日は南と華堂さんでお店番を行いながら、棚の本を入れ替えしました。 11月のテーマは ”舞い込む” です。どの本にも共通に出てくるのが家。そこになにかが突然舞い込んでくるのです。家の扉を開いたがためにオオカミに襲われる物語もありますが、この物語たちは安心してください。ハッピーが舞い込みます。しかも秋から冬にかけての季節にぴったりな本が揃いました。本リストはこちら! 【本リスト】 ※11/5現在 『こぶたのレーズン』 『あさがくるまえに』 『ふくろうくん』 『きんいろのとき』 『こぶたのレーズン』 バーリント・アーグネシュ 作 ブローディ・ベラ 絵 ↓記事はこちら ハンガリーで生まれ…
こんにちは!最近、秋晴れが気持ちいいですね。元気よく半袖で出かけたら、外で半袖の人を一人も見かけなくて、日傘を深めに差して歩きましたとさ。 さて、おでん文庫の10月の本棚テーマ”おくりもの”の本紹介は、今回でラストになります。 『きんいろのとき』 アルビン・トレッセルト 文 ロジャー・デュボアザン 絵 江國 香織 訳 アルビン・トレッセルトとロジャー・デュボアザンのふたりの絵本『きりのなかのかくれんぼ』が好きで、ふたりの作品を辿っていたときに出会ったのがこちらの絵本でした。訳は江國 香織さんということで、読む前から期待も高まってしまいます。 『きりのなかのかくれんぼ』では、訳を片山 令子さんが…
こんにちは!今日は仕事が思うように進まずに、先程までしなびていました。夜遅くまで働くと悩みが次々と浮かんでしまって結局、早く寝た方がよかったりするのですが、夜は悩むのをスパッとやめるのがどうにも下手。今日はこのブログを書いている間に、ほどよい睡眠に襲われて、スカッと寝よう。 それでは本日紹介するのはこちらの絵本です。 『アフリカの音』 沢田 としき 作・絵 沢田 としきさんは、アフリカにあるエンザロ村に図書館を作った日本人メンバーのひとり。そのことを知ったのは、『エンザロ村のかまど』という絵本でさくま ゆみこさんの紹介文を読んだことから。 「アフリカ子どもの本プロジェクト」を立ち上げているのを…
こんにちは!友達のおすすめで『モブサイコ100』のアニメを見ていたら、筋肉を付ける努力をしている主人公のモブ君に感化されて今日は久しぶりにジョギングをしました。続けたい…! 本日紹介するのは、今月の本棚でオチオシしたいこちらの絵本です。 『あんちゃんのたんぼ』 梅田 俊作 作 絵も内容も一度読むと心に残る絵本です。絵も文章も作者がひとりで手がけている絵本というのは見かけることがありますが、それってなかなか出来ることではないですよね。 絵が絵本の中の要素として重要であることはもちろんなのですが、ある程度自分で文章を読んで理解や想像を膨らませることができる小学生が読むものとなってくると、人の気持ち…
こんにちは!今日は冷たい風が吹いて急に涼しくなり、気温が20度以下かと感じる勢いでしたが、最高気温が25度くらいありました。それくらい夏の気温が強烈だったということですね。ひとまずは夏を乗り越えたことを喜んで、それから秋に浸っていきたいです。 今回紹介するのは、10月の本棚テーマの決め手となった本です。 『つるばら村のパン屋さん』 茂市 久美子 作 中村 悦子 絵 この表紙がすごく好きです。ウサギたちが覗き込んでいる窓の内側には、焼き立てのパンの香りが広がっているのだろうかと想像をしただけで、なんだか幸せな気持ちに包まれます。 この幸せな食欲を我慢しなくてもいいんだよと、自分に許しを与えられる…
こんにちは!本棚を借りている南と華堂(なんとかどう)さんで、棚の本を入れ替えしてきました。店主さんと熱い絵本トークをして、身体がポカポカ!自分は奥深い児童文学の世界へ足を踏み出すきっかけを作れるように、ブログで発信をしていきたいです。 ということで本題の10月のテーマは ”おくりもの” です。本リストはこちら! 【本リスト】 ※10/1現在 『あんちゃんのたんぼ』 『つるばら村のパン屋さん』 『アフリカの音』 『きんいろのとき』 『あんちゃんのたんぼ』 梅田 俊作 作 『つるばら村のパン屋さん』 茂市 久美子 作 中村 悦子 絵 『アフリカの音』 沢田 としき 作・絵 bookclub.kod…
こんにちは!先週末にコロナになり、今週はブログ更新をお休みするか悩んでいたのですが、書きたくなって、更新しちゃいました☆ 9月の本棚テーマ【月さんお星さん】のラストは希望の星の本です。 『片手いっぱいの星』 ラフィク・シャミ 作 若林 ひとみ 訳 太田 大八 装丁 片手いっぱいの星。かみしめたくなるタイトルです。手の届かない場所にある星、そういう遠くにある存在だからこそ夢や願いを託すこともあるのだと思うのですが、そうした物理的な障害をひゅんと飛び越えて、星を掴んでいる子どもが、キラキラして目の前に現れました。 このキラキラした星、掴むか掴まないか選択肢が選べるとして、気軽に掴むことはできるでし…
こんにちは!今日は本を紹介するにあたり、ずっと哲学について頭を悩ませていました。悩んで頭が燃えカスになっただけで、一日が終わりました。 そんなこんなで、本日紹介するのはいつか本棚に置きたかったスイスの作家の物語です。 『まだ世界が若かったころ』 ユルク・シュービガー 作 ロートラウト・ズザンネ・ベルナー 絵 松島 富美代 訳 9月の本棚テーマ【月さんお星さん】で紹介をしている本の中で、今回は少し変化球の本になります。1冊で1つの物語が紡がれているのではなく、さまざまな短編(短くて3ページというのも)がある中に、星が登場する物語があります。 タイトルの『まだ世界が若かったころ』というのも、なんだ…
今朝は、4時ぐらいにようやく涼しくなった気がしています。まだまだ暑くて、夏の疲れも取れないまま秋になりそうですね。湿度は高いですが、今日は少し気温は低そうですが、湿度は高いですね。昨日朝に飲んだ、いただき物のトマトジュース。濃厚で美味しかったので早速お昼に使いました。 お昼、カッペリーニでパスタ。ニンニク醤油に漬けてあった貝柱とオクラを炒めて入れてみま...
こんにちは!昨日の夜、さえぎる雲も無く、月が綺麗に見えるなあと思っていたら、今日が今年で一番地球から近い大きい満月がみられるそうです。別の話で、ある漫画で月の引力が潮の満ち引きに関わっていて、そのせいで涙が溢れてくるといったくだりがあったことを思い出しました。これもまたちょうど本日、ジブリ映画の「君たちはどう生きるか」を観た際に泣きました。映画館で見るつもりのなかった奴が心を揺さぶられて家路に着くのでした。 そんな満月の引力が涙も心を引き寄せるような日におすすめの、お月さまと少女の甘やかな時間を描いた絵本を紹介します。おでん文庫9月の本棚テーマ【月さんお星さん】の紹介1つ目にぴったりの真っ直ぐ…
こんにちは!本日は、棚を借りている南と華堂(なんとかどう)さんのお店番をしながら、本棚の中身を入れ替えました。 お店ではちょうどアイスランド絵本のパネル展が開催されており、しげしげと展示パネルやアイスランド関連本を眺めていました。アイスランドは3月に山をテーマで扱ったのをきっかけにアイスランド関連の本をいくつか読んでいるうちに、火山や間欠泉、地球の割れ目、月面着陸の練習場所になったなど、自然に関することや、国民に大事にされてきたアイスランドの言語について、興味がまだまだ熱いです。お店で掲示している案内POPの画像を最後の方に貼っているので、雰囲気を知る参考にしてもらえたら! さてさて9月のテー…
こんにちは!おでん文庫の9月の本棚のPOPを作成しました。 9月のテーマは【月さんお星さん】です。 以前一人暮らしをしていたおうちでは、仕事の帰りに月がぽっかりとよく見える道があり、その月お疲れさまと声を掛けられ、私も心の中で言葉を返すような、そんな交流をしていたような気がします。そんな思い出を込めて、夜空と対話している様子をPOPにしてみました。 用意するのは4冊。それぞれ趣が違っていて、賑やかな取り揃えとなっています。きっと、夜空や月や星ときいて、みなさんにも思い浮かぶ本があるのではないかと思います。同じ本があったりするのか、答え合わせみたいで発表するのが楽しみです。 本については明日、本…
こんにちは!今日、自分の住んでいるあたりの天気は突然の荒れ模様でした。晴れ間が遠くに見えながらも、一時的な激しい雨がそこら中のコンクリートや家の屋根、植物たちにドドドと打ちつけていました。雷もゴロゴロ鳴り、一時ながらも荒々しかったです。そういえば、本日紹介する絵本の主人公である黄色いヨットのチビチャーナも、雨や荒れた海を過ごしていました。建物の中で聞く雨や雷の音は、やはりどこかで守られている安心感があります。でも、もし建物の外に傘もなく放りだれていたら…と考えると、今日はチビチャーナの気持ちに寄り添う気持ちが一層強まります。 ということで、荒れ模様な天気の日に紹介する絵本はこちらです。 『みな…
こんにちは!お盆という大人にとっての夏の連休が終わってしまいましたね。この期間、私は偶然にも海を見ることができました。太平洋というおおらかな言葉の響きに反して、波の音が力強くて渋かったです。水平線には船もなく、ひたすら横一線の青で、この水平線を東に向かってひたすら進み、大陸が見えてくるときというのはどんな具合なんだろうと、想像の中で旅をしていました。実際の船旅は不慣れでちょっとどきどきしますが、いつかハリネズミ・チコのように地中海あたりを巡ってみたいです。 ということで本日紹介するのは、作者の好きなフランス語”ボンボヤージュ(よいたびを)”から想像を膨らませて生まれた絵本です。 『いいたび ボ…