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#676 レビュー 『ビジュアル版日本の古典 蜻蛉日記と王朝日記』
大河ドラマ『光る君へ』の時代に花開いた貴族たちの日記『蜻蛉日記と王朝日記〈更級日記・和泉式部日記・土佐日記〉 男と女、それぞれの“日記文学” (ビジュアル版日…
#671 レビュー 中宮定子の栄光と悲しみを描く『悲愁中宮』 安西篤子
大河ドラマ『光る君へ』で一条天皇と仲の良い姿を見せる明るい雰囲気の中宮定子、その定子を主人公にした『悲愁中宮【電子書籍】[ 安西篤子 ] 』を読みました。道長…
#669 レビュー『エウリーピデースⅤ ギリシア悲劇全集9』
『バッカイ』『アウリスのイーピゲネイア』『レーソス』『キュクロープス』の4作品で構成される『エウリーピデース V ギリシア悲劇全集(9)』唯一現存のサテュロス…
今年はギリシア悲劇を読むのがテーマなので福徳本として『はじめてのギリシア悲劇 (講談社現代新書) [ 丹羽隆子 ] 』を読みました。英文学者の著者がギリシア悲…
『ホメロス イリアス 下 (岩波文庫 赤 102-2)』 読書目標”とにかく読了 ギリシア悲劇”で、ギリシア悲劇を楽しもうとすると、ホメロスの作品を読まねばと…
本が好き!さんから『恋の水』という献本のレビュー「脳死」 理性では医学的、法律的な死と分かっていても、倫理的、心情的に受け入れることの難しさについて考えさせら…
世界各地の神話の中の主要な神話の特徴をつかむために『世界でいちばん素敵な神話の教室 [ 蔵持不三也 ] 』を読みました。Q&A形式で分かりやすく、神話を題材に…
#662 レビュー じゃない源氏の歴史『公家源氏』 倉本一宏
大河ドラマ『光る君へ』で登場する源雅信などの公家の源氏たちを知る公家源氏ー王権を支えた名族 [ 倉本 一宏 ]』を読みました。天皇を支えること(天皇の藩屏)を…
井戸川射子「この世の喜びよ」(講談社) 井戸川射子という人の「この世の喜びよ」(講談社)という作品集を読みました。書名になっている「この世の喜びよ」は、ちょうど1年前、2023年1月に発表された芥川賞
わたしの読書感想文|『お金の名著200冊を読破してわかった!投資の正解』タザキ
本日の読書感想文は、ご自身もサラリーマン投資家であり投資本紹介YouTuberとしてもご活躍のタザキさん『お金の名著200冊を読破してわかった!投資の正解』です。 「どれどれ、今日はこれでも読むか…」と思って読み始め、2時間ちょっとで読了。
和田誠「わたくし大画報」(ポプラ社) 市民図書館の新刊の棚で見つけました。はて、なんで? 著者の和田誠は数年前に亡くなった方のはずです。で、手に取って奥付を見て了解しました。1982年だそ
#628 レビュー 『ホメーロスのイーリアス物語』バーバラ・レオニ・ピカード
『ホメーロスの イーリアス物語 (岩波少年文庫) 』ホメロスの『イリアス』や『オデュッセイア』の大筋を理解するためにまずは児童書で読みました。中学生向けで平易…
戦艦武蔵の建造と戦艦大和の乗組員で沖縄特攻で生き残った乗組員のオーラルヒストリーが印象的だった『歴史群像 2024年 4月号 [雑誌]』の感想 歴史群像 20…
#658 レビュー『エウリーピデースⅣ ギリシア悲劇全集8』
『ヘレネー』『ポイニッサイ‐フェニキアの女たち‐』『オレステース』の3作品で構成される『エウリーピデース IV ギリシア悲劇全集(8)』次々に酷いことが畳みか…
小谷野敦「文学賞の光と影」(青土社) その昔「もてない男」(ちくま新書)という、まあ、衝撃的な(笑)書名の所為でベストセラーになった本を書いた小谷野敦という、多分、比較文学の研究が本業だったは
#631 レビュー 『ホメーロスのオデュッセイア物語(上)』バーバラ・レオニ・ピカード
『ホメーロスの オデュッセイア物語(上) (岩波少年文庫)』ホメロスの『イリアス』や『オデュッセイア』の大筋を理解するためにまずは児童書で読むその2です。中学…
#633 レビュー 『ホメーロスのオデュッセイア物語(下)』バーバラ・レオニ・ピカード
『ホメーロスの オデュッセイア物語(下) (岩波少年文庫)』ホメロスの『イリアス』や『オデュッセイア』の大筋を理解するためにまずは児童書で読むその2です。中学…
乗代雄介「皆のあらばしり」(新潮社) 2021年の「新潮」10月号に掲載された作品の単行本化ですが、文庫はまだありません。その年の芥川賞の候補作らしいですが、これで3回目の落選です。
#652 レビュー『エウリーピデースⅢ ギリシア悲劇全集7』
『イオーン』『トロアーデス』『エーレクトラー』『タウリケーのイーピゲネイア』の4作品で構成される『エウリーピデース III ギリシア悲劇全集(7)』主要人物そ…
#634 レビュー 『「オデュッセイア」を楽しく読む』L.デ・クレシェンツォ
『『オデュッセイア』を楽しく読む [ ルチアーノ・デ・クレシェンツォ ] 』ホメロスの『オデュッセイア』の理解を深めるためにホメロスが書いたとされる『オデュッ…
『ホメロスを楽しむために(新潮文庫)【電子書籍】[ 阿刀田高 ] 』ホメロスの『イリアス』と『オデュッセイア』の理解を深めるためにホメロスの『イリアス』と『オ…
ホメロスの『イリアス』のトロイアを掘り当てた男、ハインリヒ・シュリーマンのその人生を知る『古代への情熱 シュリーマン自伝 (新潮文庫 新潮文庫) [ シュリー…
#648 レビュー 『地図でスッと頭に入る平安時代』監修 繁田信一
大河ドラマ『光る君へ』を楽しむための『地図でスッと頭に入る平安時代』を読みました。794年の桓武天皇の平安遷都から始まる約400年の平安時代を4つん時代に区分…
『大河ドラマ「光る君へ」 - NHK』の男女作家特集や北条・上杉・武田の関東の戦国時代を扱った『歴史街道 2024年 4月号 [雑誌] 』の感想 歴史街道20…
シュリーマンが掘ったのはトロイアなのか?『トロイアの真実 アナトリアの発掘現場からシュリーマンの実像を踏査す [ 大村幸弘 ]』「シュリーマンなりのトロイア」…
#646 レビュー 『ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法』三宅香帆
小説を楽しみたくて『(読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法 (角川文庫) [ 三宅 香帆 ] 』を読んでみました。話題の書…
夫が買った文庫本「クロミの歎異抄」を読んでみました。………………………………………………*クロミとは?2005年にデビューしたサンリオのキャラクターで、黒い頭巾とピンクのどくろがチャームポイント。 *歎異抄とは?親鸞の弟子の唯円が書いたとされる鎌倉時代の仏教
図書館で借りてきました。 雑貨店「hal」店主の後藤由紀子さんの「日々のものさし100」。2019年発行。後藤さんの自然体な人柄が全編に滲み出ている本でした。自分らしく生きるために大切にしていること、暮らしを支える愛用品、素敵に歳を重ねている大好きな人…「後藤さん
末期がんの叶井さんに「余命半年と言われたら、何をする?」と突き付けられた15名の文化人
卵巣がんステージⅣの私が、叶井俊太郎さん「エンドロール!」を読みました。死生観や自由診療など、思いのままに綴ります。
週刊 マンガ便 鈴ノ木ユウ「竜馬がゆく 7 」(文藝春秋社)
鈴ノ木ユウ「竜馬がゆく 7 」(文藝春秋社) 愉快な仲間のトラキチクンが毎月運んでくれる「マンガ便」ですが、2024年の3月の「マンガ便」に入っていたのは鈴ノ木ユウ「竜馬がゆく 7 」(文藝春秋社)
100days 100bookcovers Challenge備忘録 (71日目~80日目)
100days 100bookcovers Challenge備忘録 (71日目~80日目) コロナが蔓延し始めた2020年の5月に友達と始めた「ブックカヴァーチャレンジ」の備忘録です。当時、フェイスブック上とかで「7デイズ・7ブック
川上未映子・村上春樹「みみずくは黄昏に飛びたつ(その2)」(新潮社)
川上未映子・村上春樹「みみずくは黄昏に飛びたつ」(新潮社)(その2) さて、いよいよ「地下二階」です。一晩たって、考えたことなんですが、村上春樹さんが、どんな風に考えて、小説を書い
岡部伊都子「沖縄の骨」(岩波書店) 今から15年ほど昔のことです。三学期の最後の授業だったでしょうか、三年生は受験戦争の最中だった最中のでしょうね。ぼくはのんびりこんなことを書いていました。別れの
『ホメロス英雄叙事詩とトロイア戦争: 『イリアス』と『オデュッセイア』を読む』ギリシア悲劇の理解のためにはホメロスの作品理解も必要ということで読みました。ホメ…
ちばてつや「ひねもすのたり日記(2)」(小学館) ちばてつや「ひねもすのたり日記」第2巻です。もちろんヤサイクンのマンガ便にはいっていました。 下のページの写真をご覧になれば、お気付きだと
吉本隆明「佃渡しで」(「吉本隆明代表詩選」(思潮社)」 「佃大橋から勝鬨橋を臨む」 「佃大橋」 東京の月島に住む友人が歩いて「佃大橋」を渡っています。ぼくには
#205 ブックレビュー『才能をひらく編集工学』著:安藤 昭子
もっと本をしっかり読みたい、そしてブログて発信したいと思い、私の読書の指針的存在の松岡正剛先生の編集工学を知るために読んだ1冊 編集工学の意味とその方法を具体…
「100days100bookcovers no30-4」(30日目その4) 上田岳弘『ニムロッド』(講談社) 5、5冊目が上田岳弘の小説『ニムロッド』(講談社)です。 KOBAYASIさんは、現実世界に周辺=地理的フロンティア
永田和宏「歌に私は泣くだろう」(新潮文庫) 歌人で科学者の永田和宏の「あの胸が岬のように遠かった」(新潮社)を偶然読んで読書案内に書きました。 「スゴイで、アッケラカンやで、おくさんい
『ホメロス イリアス 下 (岩波文庫 赤 102-2)』 読書目標”とにかく読了 ギリシア悲劇”で、ギリシア悲劇を楽しもうとすると、ホメロスの作品を読まねばと…
佐藤正午「鳩の撃退法(上・下)小学館文庫 今年も冬の・芥川賞・直木賞の発表がありました。。芥川賞が古川 真人「背高泡立草」、直木賞が川越 宗一「熱源」でしたね。芥川賞は、今読んでいるとこ
#217 ブックレビュー『ハンニバル アルプス越えの謎を解く』 ジョン・プレヴァス著
名将ハンニバルの謎"アルプス越え"は、どこを越えたのか?資料だけでなく様々なルートのアルプス越えを実際に行って確認した著者の執念の1冊ハンニバルのアルプス越え…
SNSで書評をどう書いたらいいかと悩み始めたときに、読んでみようと思った書評サイト「HONZ」の代表、成毛眞さんの本を読んでみた納得!成毛眞さん流の「神は細部…
100days 100bookcovers Challenge備忘録 (61日目~70日目)
100days 100bookcovers Challenge備忘録 (61日目~70日目) 下の一覧の書名か表紙写真をクリックしていただければ、元の掲載記事にたどり着けますので、よろしくお願いします。 no61(2
週刊 読書案内 永田和宏「あの胸が岬のように遠かった」(新潮社)
永田和宏「あの胸が岬のように遠かった」(新潮社) 今日の「読書案内」は、後期高齢者になった元京大教授が著者ですが、「いやー、そこまで書きますか!?」 と70歳を迎えることにビビって
課題本の書評コンテストに参加して、書評とは何かを悩むようになったのでその解消のために、書評家の印南さんの本を読んで”書評”を学んでみたなるほど!書評とは、書評…
SNSで書評をどう書いたらいいか、そもそも書評とはと悩み、一連の書評術を本として書評家のプロである豊崎由美さんの『ニッポンの書評』を読みました。プロの書評家に…
編集 飯沢耕太郎「子どもたちの日々」(福音館書店) 表紙の写真は植田正治の昭和24年(1949年)の写真「へのへのもへ」です。ぼくの勝手な感想ですが、植田正治は「超現実的」、所謂、シュールな印象の写真
乗代雄介「パパイヤ・ママイヤ」(小学館) 乗代雄介の作品にはまっています。図書館の棚から、適当に借りてきたこの作品は、昨夏だったか芥川賞を逃した「それは誠」(文藝春秋社)という、高校生の群像を描い
週刊 読書案内 乗代雄介「最高の任務」(講談社・講談社文庫)(その1)
乗代雄介「最高の任務」(講談社・講談社文庫)(その1) ここのところ、乗代雄介という、1986年生まれらしいですから、37歳の寅年、我が家の愉快な仲間の3番目のカガククンと、たぶん同い年の作家に、ち