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ロミー・シュナイダーの『追 想』・狂えるナチの暴虐への壮絶な復讐・・仏 1975年度
『追 想』 大戦末期をすさまじい暴力描写と悲しみに満ちた追想で描く 男の孤独な復讐劇『冒険者たち』の監督であるロベール・アンリ…
『自由を我等に』・フランス映画の古典・ルネ・クレールを見れば日本映画が見えてくる・1931年度
『自由を我等に』 今夜はルネ・クレール3部作の一本≪自由を我等に≫を取上げます。過去に取り上げた作品・・『巴里の屋根の下』、『巴里祭』と…
『ベル&セバスチャン』アルプスにしのび寄る戦争の影は一匹と一人に過酷な試練を・・(仏)2013年
『ベル&セバスチャン』 『名犬ジョリィ』の実写化!!★ ナチ占領下のフランス。ユダヤ人家族を救うため、冬のアルプス越えに挑む…
【フレンチSFに「理」を求めてはいけない】レッド・グラビティ【SF=S(それっぽい)F(雰囲気)】
アメリカン西部劇とマカロニ・ウェスタンが異なるジャンルであるように、米国産SFと仏産SFは立っている地平が、いや住んでいる宇宙が異なります。サイエンス・フィクションでもスペース・ファンタジーでも少し不思議でもない「それっぽい雰囲気」。それがフレンチSF。そこに「理」はありません。「レッド・グラビティ」(2020年/ロマン・キロ監督)ちょっと先のお話。気候変動・資源枯渇で人類絶滅オープンリーチ。現れた救世主は「赫き月」。突然現れたこの月が放つ光「ルミナ」を新たなエネルギー源として活用することに成功した人類は再び繁栄の道を歩むかに見えましたが、突如、この月が軌道を外れて地球に大接近。衝突秒読み。電…
《情婦マノン》・目がくらむ強烈な映像の迫力、輝きは失われず!!1948年度
『情婦マノン』 今夜は、ヌーベルバーグの生みの親でもあるアンリ.ジョルジュ.クルーゾー監督の1948年度の仏作品。この監督は…
フランス側から描くコソボ紛争その後。活動家、教師、移民の子孫、小学生たち。それぞれの視点から難民問題を描いた「Adèle's Choice」。旧ユーゴスラビアのコソボ関連の映画とは、また趣が異なります。小学校で教師をするアデル(Miou Miou)のクラスに、問題児のカニウシャ(Luàna Bajrami)が転校してきました。前の学校では教師に噛みつき、アデルのクラスではクラスメートに暴力をふるい孤立します。カニウシャは、父・アルベ...
Netflix『アドヴィタム』映画レビュー|キャスト・あらすじ・感想!
Netflix『アドヴィタム』レビュー 『アドヴィタム』は、2025年1月10日よりNetflixで配信が開始されたフランス発のサスペンス・スリラー映画です。元エリート捜査官が妻の誘拐事件を追う中で、国家規模の陰謀に巻き込まれていく緊迫のス
観てられない…「あのこと」の感想。中絶禁止の時代を生き抜いた女性の物語
映画「あのこと」ネタバレ感想です!望まぬ妊娠をしてしまった女性が、中絶をするためにあの手この手を試みるも結局うまくいかず、最悪の事態に陥った物語。結論から言うと、想像以上に痛々しい映像の連続で疲れました。映画「あのこと」のネタバレ感想あのこ...
≪皆殺しのバラード≫・ミレーユ・ダルクも出演していた・ジャン・ギャバン作品・1966年
≪皆殺しのバラード≫ フランス映画 ジャン・ギャバンの≪皆殺しのバラード≫を取り上げます。 監督ド・ラ・パトリエール…
≪インドシナ≫・独立運動へ走る娘・母の恋・娘の恋を絡めて描く・1992年度 仏
≪インドシナ≫ 今夜はカトリーヌ・ドヌーブの作品≪インドシナ≫を取り上げます。いつものよ…
仏映画の古典の名作・『我等の仲間』とジャン・ギャバンのこと・・・1936年度
『我等の仲間』とジャン・ギャバンのこと 今日からはまた、大好きなフランス映画の古典をピック…
【心にグサっ】皮肉に富んだファンタスティックプラネットの感想。重いアニメでした。
映画「ファンタスティックプラネット」ネタバレ感想です!結論から言うと、不気味でちょっと怖くてシュールな印象のアニメですが、最後の語りで「あ!そういう話だったのね!」と着地点が用意されてたので面白かったのと、皮肉さがエグいと思いました。グサ!...
映画【落下の解剖学】おつまみ【豚バラソテーのクリームソース】
映画【落下の解剖学】の考察記事です。 自分なりの解釈を鍛えたい時に観る映画 一味違う考察記事を是非ご覧下さい!!
「シベールの日曜日」クリスマスにおすすめですね。 フランスの地方の湖の叙情的な風景と、クリスマスの準備のシーンもあります。かわいいだけの映画ではないんです…
お前を許さない。復讐がデーマの映画17選。子供を殺された親、親友を殺された女、様々な復讐劇。
こページでは復讐系の映画を紹介しています。全て私がこれまで鑑賞してきて「復讐系だな」と感じたものを厳選!子供を殺された、親友を殺された、罠にはめられた、いじめられた等。洋画・邦画ともに紹介。ジャンルはアクションからサスペンスなど多岐にわたります。
『旅路の果て』・フランス映画・古典の名作・鬼気迫る演技のジュイ・ルーベ 仏 1939年
『旅路の果て』 ・ こんばんは。 いつもご訪問ありがとうございます。 フランス映画・古典の名作 1930年から194…
『GT MAX 』映画レビュー・感想|家族愛と迫力のアクションが融合したフランス映画
GT MAX 映画レビュー イントロダクション Netflixで配信中のフランス映画『GT MAX』は、オリヴィエ・シュナイダー監督によるハイスピードなアクションスリラーです。主演のアヴァ・バヤが演じるソエリーは、かつてモトクロスの天才とし
「動物界」2024年11月16日(土)シネ・リーブル池袋にて。午後2時50分より鑑賞(シアター2/C-4) ~モンスター映画の異色作。父と子のドラマに加えて現代的テーマも包含 土日の池袋ルミネはかなりの混雑ぶりだ。特に8階のレストランフロアには、私なんぞ入ったこともないおしゃれな飲食店がたくさんあって、入店待ちの人でごった返している。 その人波を抜けて同じフロアにあるシネ・リーブル池袋へ。この日観たのは「動物界」。フランスで大ヒットしたSFスリラーだ。 映画の冒頭、料理人のフランソワ(ロマン・デュリス)と高校生の息子エミール(ポール・キルシェ)が車の中でケンカをしている。その挙句にエミールは車…
日本とフランス。 女性が年齢を重ねると、日本では「おばさん」と呼ばれ、忌み嫌われるが、フランスでは「マダム」と呼ばれ、憧れの眼差しで見られる人も多いと聞く。 フランス映画を観ているとさ。 魅力的な「マダム」が、若い男性を虜(とりこ)にし、恋
【動物界】新感覚!フランスがパンデミック映画を撮るとこうなる【一部ネタバレあり】
良い意味でフランス映画らしくない、エンディング 『人間が動物になってしまう…』そんなパンデミック映画聞いたこと
映画サバイバルサスペンス【原題】Intersections【監督】デヴィット・マルコーニ【製作年・国】2013年・フランス車の多重事故により、砂漠の真ん中に放り出された男女たち。くせ者ぞろいの人間たちは、生き残るための駆け引きを繰り広げる。L・ベッソン製作のサバイバルサスペンス。ストーリー新妻テイラーは愛人と共謀し、新婚旅行先のモロッコで夫スコットを殺害する計画を立てていた。だが実行に移そうとした矢先、砂漠の真ん中で夫の車が愛人の車と修理中のバンを巻き込んで多重事故を起こしてしまう。町ははるか遠く、携帯も通じない。夫婦と愛人のほか、その場に居合わせたのは護送中のダイヤ密輸犯や他人の赤ん坊を連れた若い女性、謎の修理工など訳ありの男女。灼熱の下、協力しながら生還を図る彼らだが……。 出演者テイラー・ドランジェ...シネマスタジアムインターセクションサンテレビ
■あらすじ ●ネリー…結婚したくねぇから逃げた●マルタン…ネリーの逃亡に巻き込まれた●ビットリオ…ネリーの婚約者、金持ち●アレックス…ナイトクラブ経営者…
Netflix映画『ルー・ガルー:人狼を探せ』の見どころと感想|フランクで楽しめるタイムトラベルミステリー
イントロダクション 『ルー・ガルー:人狼を探せ』は、家族がカードゲームを通して中世の村にタイムスリップするアドベンチャーファンタジーです。戻るためには村に潜む人狼を見つけ出さなければならず、家族は現代人ならではの視点で困難に立ち向かいます。
上品なマダム、マドレーヌ(リーヌ・ルノー)。92歳。彼女をタクシーに乗せることになったのは、借金返済を迫られていたシャルル(ダニー・ブーン)。タクシーに乗せた途端、ゆったりと自分語りを始めるマドレーヌ。マドレーヌの意外な過去が、男運のない人生が徐々に語られます。そんな暴力亭主、さっさと別れればいいのにと私は思ったのですが、1950年代のフランスでは、マドレーヌによると「主婦が仕事を見つけるのにも、夫の許...
Pendant l'été, je n'ai pas tellement vu des films. Lorsque je voyais le film "Sans toit ni loi" d'Agnès Varda sur Amazon Prime, j'ai dormi. ...
1985年公開の映画の紹介です監督は、ヴィム・ヴェンダース。サム・シェパードのエッセイが原作の、西ドイツ・フランス合作のドラマ映画です。主演・出演は、ハリー・ディーン・スタントン、ナスターシャ・キンスキ、ディーン・ストックウェル、オーロール・クレマン。(あらすじ)テキサス州の砂漠地帯をどんどん歩く男性は、バーに入り氷をかじった直後倒れてしまいます。その後、医師が話しかけるも男性は無言のままで、仕方なく所持していた名刺の番号に電話します。電話口は弟のウォルト・ヘンダースンで、男性はトラヴィスという名前でした。ところがウォルトが迎えに来るとトラヴィスは出た後で、何とか探して車に乗せますがトラヴィスは無言を通すのでした。ウォルトは、トラヴィスがいなくなった後、トラヴィスの息子・ハンターを妻のアンと育てていると話...「パリ、テキサス」
Les passagers de la nuit ( film)
にほんブログ村前回記事をポストしたときはわー、これからフランス語のことをどんどん書くぞと思ったのですがサボってましたフランス語の会で、セリーヌに、以前某大学でSkypeで話してもらうことになり、もちろん私の友人なので司会を。D’accord. オーケーよ!と思って
構成したってことはおそらく人格形成にまで影響を与えた映画なんでしょうね。「ラストタンゴインパリ」ポルノ映画扱いをされがちなんですけれど、ベルトルッチ監督の意…
ジュスティーヌ・トリエ監督の映画「落下の解剖学」ネタバレ感想。ザンドラ・ヒュラー主演の夫婦関係が崩壊する過程を描いたサスペンス法廷劇。日常に潜む夫婦の問題が悲劇を招く恐怖を徹底解説します。
「実は男ともやったことがあるんだ」「えっ、どうして今まで言わなかったの?」「フラれると思ったから」「バカね!・・・・女より嫉妬しないかも。でもわたしから離れないで」「絶対離さない」(エイズの怖さや知識がまだ浸透していなかった頃の会話)深夜のディスコから歩いて帰るエマとサミーは幸せで、未来は輝いていた。間もなく生まれてくる息子のため、サミーはアパルトマンの改装を始める。同じ建物で仕事をする写真家のシリル...
今年2月公開の映画の紹介です監督は、ジュスティーヌ・トリエ。フランス制作の、法廷・スリラー映画です。主演・出演は、ザンドラ・ヒュラー、スワン・アルロー、ミロ・マシャド・グラネール、サミュエル・タイス。(あらすじ)フランス。雪山の山荘。作家のサンドラは、学生のインタビューに答えています。ところが上階の音楽がけたたましく、後日時間をとると約束して学生は帰ります。視覚障害のある11歳の息子・ダニエルは、愛犬スヌープを洗った後散歩に出かけます。家に戻るとスヌープが吠え、外で父・サミュエルが血まみれで死んでいるのに気づきサンドラを呼びます。3階から落下したサミュエルは検視され、擦過傷の他、頭部に強く殴られた血種があり、それが死因と確認されます。弁護士で友人のヴァンサンはサンドラを訪ね、状況をすべて確認します。「私は...「落下の解剖学」
【五輪記念】パリが舞台のおすすめ映画:Disney+とHuluで観よう!
ピクサーの名作アニメーション映画「レミーの美味しいレストラン」は、パリを舞台に、料理を愛するネズミのレミが一流
舞台はメキシコ。有能な弁護士リタは今日も被告に勝訴をもたらした:妻を殺した暴力夫に無罪判決。勝ったのにリタは全然うれしくない。最近は、正義のためではなく犯罪者をシロにするための弁護ばかりだ。うんざりしてトイレに入ったリタに、新しい仕事を提案する謎めいた電話。待ち合わせ場所に行ったリタは頭から袋をかぶせられバンでどこかへ連れていかれた。目隠しを取ると、目の前に有名な麻薬カルテルのボスが座っている。「...
映画「優しく愛して」あらすじと感想【ネタバレあり】友達は選んだほうがいい
ダニエル・オートゥイユとエマニュエル・ベアールの初共演作のラブ・コメディです。 「Mr. レディ、Mr. マダム」のエドゥアール・モリナロが監督しました。 「ダ・ヴィンチ・コード」で死体を演じたジャン = ピエール・マリエールも出演しています。
2019年公開の映画の紹介です監督は、アンドレア・パラオロ。フランス・イタリア・ベルギー製作の、ドラマ映画です。主演・出演は、シャーロット・ランプリング、アンドレ・ウィルム、ステファニー・バン・ビーブ。(あらすじ)ベルギーの小さな地方都市。高齢のアンナは、豪邸の家政婦をしていて、その後演劇グループに参加する充実した日々を過ごしています。その日電車で帰宅したアンナはいつものように夕食を作り、その夜は夫とあまり会話もなく寝床に入ります。翌日2人でタクシーに乗りある場所に手続きに行くと、アンナ一人だけで帰宅しました。アンナは、夫だけに懐いている犬のフィンに話しかけます。「あの人は帰ってこないのよ。」その後、ドアをたたく音が聞こえ、女性が金切り声で怒鳴ります。「シモンの母よ。幼い息子にあんなことして恥ずかしくない...「ともしび」