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家族で初映画館!双子は学校の、フィールドトリップで映画館にWickedを見に行ったことがあります。 去年、本を読み終わってから「The Wild Robot」を一緒に映画館に見に行こうと思っていたのですが、ちょびちょびしか読み進めていなかった私が読み終える前に映画が終わってしまっ...
『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』 タイミングが大事
『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』 原題:MISSION: IMPOSSIBLE - THE FINAL RECKONING監督:クリストファー・マッカリー 出演:トム・クルーズ、ヘイリー・アトウェル、ヴィング・レイムス ほか先行上映が始まった『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』を観ました。上映開始まで予告編や映画の情報をなるべく見ないようにするのが大変だった。観に行ける時間帯の関係でIMAXの字幕版で...
「事実無根」2025年5月22日(木)K's cinemaにて。午後2時30分より鑑賞(B-7) ~京都の実在の喫茶店を舞台にした、とびきり温かくてユーモラスなドラマ 久々に受注した仕事を終えた5月19日の午後。「さて、映画館に行こうかな」と思ったのだが、どうにも調子が悪い。ふだんから体調が万全などということはないのだが、この日は殊更に調子が悪い。なので、映画館に行くのはやめにして、家でおとなしくしていた。 ところが、翌日になったらますます体調が悪くなってしまった。胃腸の具合が悪いし、何だかだるい。というので、この日も自宅待機。 翌日になって、少し良くなったのでちょっと外出してみたものの、途中…
GLAYのVRライブ映像を映画館で楽しめる『GLAY EXPO 2024-2025 VRシアター』が開催決定、ローソン・ユナイテッドシネマ みなとみらいで2025年6月18日~6月22日まで実施
GLAYのライブ映像をVRゴーグルと映画館のスピーカーで楽しめる「GLAY 30th Anniversary GLAY EXPO 2024-2025 VR THEATER」が開催決定。 VR上映会がローソン・ユナイテ […]
つたない文章と写真でお送りする “おぢ写ん歩” です。皆様のレジャーのご参考になれば幸いです。画像を Click すると拡大します 。よろしければ、ぜひご覧下さいませ。2025/05/07 (水)投稿しようと思っていて、するのを忘れていた記事です 汗5月2日 (金) に来た、
「未完成の映画」2025年5月14日(水)池袋シネマ・ロサにて。午後12時55分より鑑賞(CINEMA ROSA 2/C-8) ~映画撮影中に襲うパンデミックの恐怖。コロナ禍をリアルに描いたフェイクドキュメンタリー 先日、「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」をもう一度観てきた。初見ではわかりにくかったところもほぼ理解できて、改めて良い映画だと思った。買いたかったパンフレットが売り切れで、入手できなかったのが残念だったけれど。 さて、前回取り上げたジャ・ジャンクー監督の「新世紀ロマンティクス」の終盤は、2020年のコロナ禍を背景としたドラマだったが、そのコロナ禍そのものに焦点を当てたのが、…
「新世紀ロマンティクス」2025年5月9日(金)Bunkamuraル・シネマ渋谷宮下にて。午後1時10分より鑑賞(7F/D-11) ~時代の空気がリアルに映し出されたジャ・ジャンクー監督の集大成的作品 ジャ・ジャンクー監督の「一瞬の夢」(1997年)を観た時はぶっ飛んだ。かつてのATG映画を彷彿させるインディーズの香り漂う作品で、「中国にこういう映画があるのか」と驚いたものだった。 それ以来、「プラットフォーム」「青の稲妻」「世界」「長江哀歌」「四川のうた」「罪の手ざわり」「山河ノスタルジア」「帰れない二人」と、ほとんどの作品を鑑賞してきた。彼の作品の多くは、中国の変わりゆく社会とそれに翻弄さ…
2025年5月突入。 GWも終わり皆さまいかがお過ごしでしょうか。 TVでいつもGW後半に入りました~っていうけど、いやGWはこれからですけど??ってなります。暦通りなので間の平日は出勤ですし有休とったりしませんしね。。 4月は13本観ました~! ブータン山の教室 お坊さまと鉄砲 ブラックバード、ブラックベリー、私は私。 DEVARA ナタ 魔童の大暴れ アンジェントルメン RRR:ビハインド&ビヨンド🌟 トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦🌟🌟 RRR:ビハインド&ビヨンド ベテラン 凶悪犯罪捜査班 異端者の家 トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦 マインクラフト ザ・ムービー …
「ロザリー」2025年5月6日(火・祝)新宿武蔵野館にて。午後2時50分より鑑賞(スクリーン1/B-8) ~ヒゲを生やして自己を解放する女性のたくましい姿 「うちの女房にゃ髭がある」という映画がある。1936年(昭和11年)公開の千葉泰樹監督の日活映画で、恐妻家のサラリーマンと妻とのドタバタ劇とのこと。映画は観ていないのでよく知らないのだが、主演を演じた杉狂児と美ち奴の歌った同名の主題歌はなぜか知っている。YouTubeにもあるが、きわめてノーテンキな歌である。 ともあれ、この場合の「髭がある」というのはあくまでも比喩だが、実際にヒゲを生やした女性がいたのだという。19世紀フランスに実在したク…
日記です。映画館とポップコーンのお話。 2025/05/10
こんばんは。 本日は当直から帰宅後、晩酌を楽しんでいました。 今日は某スーパーさんにて鶏ハツという品を見かけて、買おうかな?と思ったのですがローストポークステーキを食べたい気分だったので今回は見送りました。 本能を甘やかした結果ですね(?) ちなみに本能を甘やかすというフレーズはジャックダニエルコークのCMから頂きました。(正確には本能を、甘やかせ!)ですが。 ちなみにジャックダニエルコークはゼロシュガーのほうが好みです。 ついでに言うならジムビーム ハニーハイボールのほうが好みですが。 さて、今日も他愛のない日記となりますが…。 先日、映画館にて映画を見てきたんですよね。 見た映画に関しては…
【映画館でフライドポテトとポップコーン】映画 名探偵コナン「隻眼の残像」を観てきました!
【映画館でフライドポテトとポップコーン】名探偵コナン「隻眼の残像」を、映画鑑賞映画が始まる前の待ち時間で軽食・ドリンクバー・フライドポテト(明太バターチーズソ…
「KIDDO キドー」2025年5月2日(金)新宿シネマカリテにて。午後2時30分より鑑賞(スクリーン1/A-6) ~疎遠だった母娘の不器用な交流とすれ違いを独特のタッチで描いたロードムービー 今年のアカデミー監督賞を受賞した「ANORA アノーラ」のショーン・ベイカー監督が絶賛したという映画が「KIDDO キドー」だ。オランダのザラ・ドヴィンガー監督の長編デビュー作でベルリン国際映画祭に出品された。母と娘によるロードムービーである。 オランダの児童養護施設で暮らす11歳の少女ルー(ローザ・ファン・レーウェン)のもとに、離ればなれになっていた母のカリーナ(フリーダ・バーンハード)が突然やって来…
「異端者の家」2025年4月28日(月)TOHOシネマズ 池袋にて。午後2時より鑑賞(スクリーン4/D-7) ~若い2人のシスターの受難。「ラブコメの帝王」ヒュー・グラントがブチ切れた演技を披露 映画館に行けばA24に当たる、というぐらい目立つA24製作の作品。「異端者の家」はお得意のスリラー映画。「クワイエット・プレイス」の脚本家コンビ、スコット・ベック&ブライアン・ウッズが脚本を書き、監督を担当した。 布教中の若い2人のシスター、パクストン(クロエ・イースト)とバーンズ(ソフィー・サッチャー)は森に囲まれた一軒家を訪れる。ドアベルを鳴らすと、出てきたのはリード(ヒュー・グラント)という気さ…
☆アクセスありがとうにほんブログ村 ☆ランキングに参加してます☆ 昨日の札幌 曇り最低気温、10.3℃ 最高気温、17.9℃ 昨日は旭に誘われてお出掛けコナ…
2025年も4月になっております。 暑いんだが。 夏日なんだが。 なんやかんや映画は観てるんですが、 ゲームばっかりやってて纏めるのめんど… てなっておりましたね。まぁしゃーない。 ざざっとタイトルだけ並べとく。 <1月>8本 ビーキーパー 太陽と桃の歌 カルキ KALKI2898-AD 型破りな教室🌟 FPU~若き勇者たち~ サンセット・サンライズ 勇敢な市民 ロボット・ドリームズ🌟 <2月>4本 怪獣ヤロウ! 満ち足りた家族 野生の島のロズ 愛を耕すひと <3月>6本 ANORA アノーラ ヨウゼン Flow🌟 白雪姫 ミッキー17 教皇選挙 🌟が付いてるのオススメ! アニメ多しw 型破り…
もう4月が終わろうとしているのに、今月映画館で観た映画の感想を書けずにいます。一応2本観れました。観た日のうちに感想を書いておかないと、ずるずると引き延ばしてそのままにしがち。箇条書きでもいいから書いておけばよかった。だんだん記憶が薄れて、書けるものも書けなくなってくる。一旦引き延ばす癖がつくと、元に戻すのが大変。書く習慣 [ いしかわゆき ]人生が思い通りに動きだす「書く習慣」 だから、書くことが楽しく...
2025/4/30最近見た映画の感想(2025/04)今年観た映画の中では、ガンダムジークアクス、ベルサイユのばらにハマりましたねー!あと、トップガンのF-14席のチケットが出てきましたよw
「片思い世界」2025年4月25日(金)シネ・リーブル池袋にて。午後2時50分より鑑賞(シアター2/D-4) ~切ないラブストーリーかと思いきや××映画。主役3人の競演が魅力 何やらヒットしているらしい映画「片思い世界」。「花束みたいな恋をした」の土井裕泰監督と脚本家の坂元裕二による作品。しかもタイトルに「片思い」と入っている。これは間違いなく切ない恋愛映画に違いない。 そう思ったのだが違った。恋愛映画というよりも××映画なのだ。 ××としたのは、この映画がネタバレ厳禁のためだ。いや、それに触れなければレビューなんか書けないじゃん。どうせ映画の早いうちにわかっちゃう設定だし。 というわけで、映…
「シンシン SING SING」2025年4月21日(月)キノシネマ新宿にて。午後2時45分より鑑賞(シアター2/A-4) ~限りなくリアルに描いた刑務所の収容者たちによる舞台演劇 「シンシン SING SING」という映画のタイトルを聞いた時に、ミュージカル映画かと思った。ところが実際は全く違った。シンシンとはニューヨークに実在するシンシン刑務所のこと。厳重なセキュリティが施された刑務所として知られているらしい。 「ということは脱獄劇なのか?」と思ったのだが、それも違った。この刑務所では舞台演劇を通じた更生プログラム「RTA」というものが行われているという。そのRTAを描いたドラマが「シンシ…
「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」2025年4月22日(火)テアトル新宿にて。午後1時45分より鑑賞(B-11) ~傷つき傷つけて、それでも生きていく2人。瑞々しくユーモアに満ちた青春物語 昔は結構マスコミ・関係者向けの試写状が来て、公開前の映画をいち早く観ることができた。観客の中には有名な映画評論家などもいて(おすぎさんとか)、「私もこういう試写に参加できるようになったのか」と感慨にふけったりしたものだ。 しかし、その後、私には何の影響力もないことがバレたらしく、試写状は来なくなってしまった。一般向けの試写会も、たいていはペアで参加者を募集しているから、常にロンリーな私は申し訳ないの…
8:20am、起きる。「スマホのアラーム、うるさいなあ」と、目が開く瞬間まで思っていたのである。 そこで気付いた。わたしはどこでも快眠快便*1なんですけども、多少うるさくても平気なんですねえ。少なくとも入眠は大丈夫。ってことは、もしかして、今までもスマホのアラームは鳴っていたが、耳がぱたっと蓋をして、寝続けるモードになっていた、ということなのではなかろうか。何なら地震でもなかなか起きないわたくし。一人暮らしなのに逃げ切れるのであろうか!こうなったらスマホは音じゃなくて振動で起こしてもらうか、体内時計で自然と起きるかの二択だな。いや並列でもいんだけどね。 さて、起きたあとに大急ぎで着替えて顔も洗…
「ベイビーガール」2025年4月17日(木)TOHOシネマズ池袋にて。午後2時25分より鑑賞(スクリーン1/D-5) ~女性視点のエロティックスリラー。ニコール・キッドマンの大胆なチャレンジ 今年のアカデミー主演女優賞は「ANORA アノーラ」のマイキー・マディソンが受賞したわけだが、下馬評では「ベイビーガール」のニコール・キッドマンも有力だと言われていたようだ。いったいどんな映画なのか。公開から20日ほど経ってようやく観ることができた。 ハリナ・ライン監督によるオリジナル脚本作品だ。ライン監督はオランダ生まれ。主な監督作品にA24製作の「BODIES BODIES BODIES/ボディーズ・…
「教皇選挙」2025年4月16日(水)TOHOシネマズ池袋にて。午後3時40分より鑑賞(スクリーン3/C-12) ~教皇選びの裏で繰り広げられる人間臭い争い。上質の選挙サスペンス さる映画プロデューサーから、「某作家が書いた選挙ものの小説を映画化したいからプロットを書いてほしい」と言われて書いて提出したのだが、あれから1年以上が経ち何も連絡がないのでいまだに実現していないのだなぁ~。すぐにでも映画化できそうな口ぶりではあったのだが。 それはともかく選挙を巡るドラマは面白い。カトリック教会の最高指導者であるローマ教皇を選ぶ選挙を描いた「教皇選挙」も、抜群に面白いサスペンスドラマなのであった。原作…
映画新幹線大爆破(1975年版)の上映がイオンシネマ新青森で決定🎥
草彅剛、細田佳央太、のん、斎藤工らが出演するNetflix新幹線大爆破の公開を記念して、高倉健と…
「プロフェッショナル」2025年4月14日(月)池袋HUMAXシネマズにて。午後3時15分より鑑賞(シネマ3/E-12) ~ジャンル映画の枠を超えた佳作。哀愁漂うリーアム・ニーソンの演技が魅力 かつては重厚な人間ドラマなどで性格俳優として活躍していたリーアム・ニーソンだが、いつの頃からかジャンル映画のスターに様変わりした。新作の「プロフェッショナル」もジャンル映画には違いないが、そこには彼ならではの個性が発揮されている。 ちなみに邦題の「プロフェッショナル」は、同時期に公開の「アマチュア」を意識したものだろうか。原題の「IN THE LAND OF SAINTS AND SINNERS」のほう…
ドライブ旅ともなれば街ブラをしながら見どころはどこだ!美味い物でもあればなぁ~と思い歩いているんですが殆どの街ではそう考えているうちに街歩きが終わっています。…
「ノー・アザー・ランド 故郷は他にない」2025年4月9日(水)シネ・リーブル池袋にて。午後3時20分より鑑賞(シアター2/C-3) ~パレスチナに対するイスラエルの迫害とわずかな希望の光 イスラエルがガザでやっていることは間違いなく蛮行だ。絶対に間違っている。「ネタニヤフとその支持者は呪われて死んでしまえ!」と思ったりもするのだが、もちろんそんなことにはならないし、事態はますます悪化しているようだ。 「ノー・アザー・ランド 故郷は他にない」はパレスチナ問題を扱ったドキュメンタリー映画。ただし、ガザ地区の惨状を描いているわけではない。ヨルダン川西岸のパレスチナ人居住地区でイスラエル軍によって進…
TOHOシネマズの公式サイトを見たら、2026年にシネマイレージがリニューアル予定と告知されていました。TOHOシネマズ「重要なおしらせ」▼https://www.tohotheater.jp/news/renewal.html現在のシネマイレージは6回分映画を観たら、1本無料で観れる仕組みでしたが、リニューアル後では映画館での利用金額によって1回無料になるそうです。TOHOシネマズ、利用回数は多い方だけど、売店のフード、ドリンク類やパンフレット等の映画グッズ...
「エミリア・ペレス」2025年4月7日(月)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後1時55分より鑑賞(スクリーン7/E-8) ~麻薬王の驚愕の運命をミュージカル仕立てで描くエンターティメント映画 今年のアカデミー賞で作品賞や国際長編映画賞をはじめ、非英語作品としては史上最多となる12部門13ノミネートを果たした「エミリア・ペレス」。結局、「ANORA アノーラ」が主要な賞を席巻し、助演女優賞(ゾーイ・サルダナ)と主題歌賞の2部門しか受賞できなかったわけだが、はたしてどんな映画なのだろう。ちょっと出遅れたけれど、興味津々で劇場に足を運んでみた。 「ディーパンの闘い」「君と歩く世界」「預言者」「…
「レイブンズ」2025年4月4日(金)新宿武蔵野館にて。午後2時50分より鑑賞(スクリーン1/C-7) ~伝説の写真家の人生。実話ベースのドラマとファンタジーの融合 ライターという職業柄、取材現場で多くのカメラマンと接してきた。ライターは取材が終わって、原稿を書くという大きな仕事がある。カメラマンは写真を撮ってそれで終わりだ。楽な仕事だなぁ~、と思ったこともあるが、実際はそんなに楽ではないようだ。特にデジタルの時代になって、誰もが簡単にプロはだしの写真を撮れるようになってからは、仕事が激減したと聞く。 「レイブンズ」は、1970年代を中心に活躍した伝説の写真家・深瀬昌久の伝記映画である。日本や…
「ミッキー17」2025年4月1日(火)イオンシネマ板橋にて。午後3時45分より鑑賞(スクリーン9/F-10) ~社会を投影させたポン・ジュノ監督らしいSFアドベンチャー 4月1日はエイプリルフール。以前は映画サイトなどでも、派手に嘘の情報を乗せたりして面白かったのだが、最近はあまり見なくなった。普段でも偽の情報が飛び交うネット社会だけに、致し方ないところかもしれない。ちょっと寂しいけれど。 というわけで、4月1日に観た映画は「ミッキー17」。ポン・ジュノ監督がアメリカで撮った映画だ。エドワード・アシュトンのSF小説「ミッキー7」の映画化で脚本も自ら担当。ブラッド・ピットの製作会社「プランB」…
「悪い夏」2025年3月27日(木)グランドシネマサンシャイン池袋にて。午後3時より鑑賞(シアター11/d-11) ~生活保護をネタにした欲望渦巻く社会派エンターティメント 前回取り上げた「少年と犬」の瀬々敬久監督はピンク映画の出身だが、世代は違えど城定秀夫監督もピンク映画を撮っていた。大学卒業後、フリーの助監督としてピンク映画やVシネマなどを中心にキャリアを積み、その後監督デビュー。ピンク映画からVシネマ、劇場用映画まで100タイトルを超える作品を監督している。2020年には青春映画「アルプススタンドのはしの方」がヒットしたので、そのイメージが強い人もいるだろうが、「性の劇薬」「女子高生に殺…
「少年と犬」2025年3月25日(火)池袋HUMAXシネマズにて。午後3時15分より鑑賞(シネマ2/F-9) ~1匹の犬と若い男女の絆のドラマ。瀬々敬久監督の熟練の技が光る プレビュー かつてはピンク映画の監督として、サトウトシキ、佐野和宏、佐藤寿保とともに「ピンク四天王」と呼ばれ、その後一般映画に移って「ヘヴンズ ストーリー」「菊とギロチン」「友罪」「64-ロクヨン」「護られなかった者たちへ」「ラーゲリより愛を込めて」「春に散る」など数々の秀作を生み出してきた瀬々敬久監督が、馳星周による直木賞受賞の連作短編集を映画化したのが「少年と犬」だ。 今作の座組は「ラーゲリより愛を込めて」とほぼ同じで…
「ロングレッグス」2025年3月23日(日)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後4時15分より鑑賞(スクリーン6/C-7) ~怪しく、謎めいて、異様な緊張感の途切れないホラー・サスペンス 最近の予告編で最も面白そうだと思った作品が「ロングレックス」。あの「サイコ」の主演俳優アンソニー・パーキンスの息子オズグッド・パーキンス監督によるホラー・サスペンスだ。アメリカではプロモーションが話題になったこともあり、予想を超える大ヒットになったという。 内容は、連続殺人事件を捜査するFBI捜査官のドラマだ。1990年代半ばのオレゴン州。FBIの新人捜査官リー・ハーカー(マイカ・モンロー)は、上司から過…
孤独のグルメが年末に映画化されていたが観に行きたがっていた夫のコアラのタイミングが合わずに最近になってやっと行ってきた。鼻がよく効く私は後のジーさんの加齢臭がツラかったし夫のコアラの隣の老夫婦のバーさんがずっと喋っていてうるさかった。映画はまぁ面白かった。 ↓ココをポチっと押していただけたら励みになります<(_ _)> ↓ よろしければコチラもお願いいたします<(_ _)> ...
「スイート・イースト 不思議の国のリリアン」2025年3月19日(水)ヒューマントラストシネマ有楽町にて。午後7時より鑑賞(シアター2/C-4) ~アメリカの今を旅する物憂げな少女。混とんとした社会を痛烈に風刺 2014年の第27回東京国際映画祭コンペティション部門で最高賞にあたる東京グランプリと最優秀監督賞を受賞した、サフディ兄弟の監督作「神様なんかくそくらえ」。私も同映画祭で鑑賞したと記憶しているが、ニューヨークを舞台にドラッグに溺れる若者たちの日常をリアルに描写した衝撃的な映画だった。 その「神様なんかくそくらえ」をはじめ、ニューヨークのインディー映画界を中心に撮影監督として20年以上に…
「Playground 校庭」2025年3月12日(水)新宿シネマカリテにて。午後3時より鑑賞(スクリーン1/A-6) ~学校内の世界を一人の少女に徹底的に焦点を当てて描く ベルギーの映画監督といったら、文句なしに思い浮かぶのがダルデンヌ兄弟だ。「ロゼッタ」「息子のまなざし」「ある子供」「サンドラの週末」「トリとロキタ」など数々の作品を送り出しているカンヌ国際映画祭の常連だ。 そのダルデンヌ兄弟が高く評価したのが、ベルギーの新鋭ローラ・ワンデル監督。長編デビュー作「Playground 校庭」は、2021年の第74回カンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞している。小学校の中だけを舞台にしたド…
「プレゼンス 存在」2025年3月11日(火)ヒューマントラストシネマ渋谷にて。午後2時30分より鑑賞(シタアー1/C-10) ~全編を幽霊視点のカメラで描いたソダーバーグ監督のホラー映画 スティーヴン・ソダーバーグ監督といえば、「トラフィック」「オーシャンズ」シリーズをはじめ、多様なジャンルの映画を監督していることで知られる。一時は映画監督を引退してTVの世界に行ったが、その後は再び映画監督に復帰しユニークな作品を送り出している。 とはいえ、最近は彼の監督作を観ていないなと思ったら、ついに出ました新作映画。それも初のホラー映画「プレゼンス 存在」だ。 ある屋敷に4人家族が引っ越してくる。母レ…
お一人さま。アタシは、平日、仕事帰りの夜に、ひとり、映画館を訪れるのが好きだ。比較的、空いているし。作品や時間など、誰にも気兼ねなく、自由に選択できるからな。そして、本音を云うと、それだけが理由じゃない。嬉し、恥ずかし、勘違い?ひとり行動の...
「ケナは韓国が嫌いで」2025年3月10日(月)新宿武蔵野館にて。午後2時45分より鑑賞(スクリーン1/B-9) ~幸せをつかむため自ら行動を起こした女性を軽やかに描く 先月だったと思うが、韓国の女優キム・セロンが24歳の若さで急逝した。「冬の小鳥」の主演で子役として鮮烈にデビューし、その後も「アジョシ」「私の少女」ときらりと光る個性を発揮し、これから大人の役者としても活躍すると思われた矢先だった。死因は今のところ不明のようだが、とにかく残念でならない。 その「冬の小鳥」でセロンと共演していたコ・アソンは、ポン・ジュノ監督の「グエムル 漢江の怪物」で主人公の中学生の娘役で子役デビュー。同じくポ…
「ANORA アノーラ」2025年3月4日(火)イオンシネマ板橋にて。午後2時30分より鑑賞(スクリーン3/D-9) ~爆笑のシンデレラストーリーの向こうに見える現代社会の歪み 今年のアカデミー賞は「ANORA アノーラ」が作品賞、監督賞、主演女優賞、脚本賞、編集賞の5部門を受賞した。ライバルと目されていた「エミリア・ペレス」の主演俳優のSNSでの差別的投稿が問題視される敵失があったとはいえ、それだけでアカデミー賞が与えられるとも思えない。 「ANORA アノーラ」のショーン・ベイカー監督は、iPhoneで撮影した「タンジェリン」以来、「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」「レッド・ロケット」…
「石門」2025年3月3日(月)シネ・リーブル池袋にて。午後2時40分より鑑賞(シアター2/D-4) ~予期せぬ妊娠がもたらす波乱。女性を取り巻く高い壁を描く 前々回の「恋脳Experiment」のレビューでも書いたが、男女格差は以前よりだいぶ解消されたとは言うものの、依然として女性の置かれた状況は厳しい。それを実感させる映画が「石門」である。 この映画は、日本の資本で撮られているので日本映画となっているが、中国を舞台にした中国のドラマだ。夫婦で映画製作を続ける中国湖南省出身のホアン・ジー監督と東京出身の大塚竜治監督による作品である。2人の映画が日本で劇場公開されるのは本作が初めてだという。 …
「名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN」2025年2月28日(金)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後2時30分より鑑賞(スクリーン9/E-11) ~若き日のボブ・ディランを描く。ティモシー・シャラメが見事な演技を披露 世界的なミュージシャンのボブ・ディラン。2016年には歌手として初めてノーベル文学賞を受賞したが、その若き日を描いた音楽伝記映画が「名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN」だ。1961年からの5年間を描いている。 1961年、ミネソタからニューヨークへやって来た青年ボブ・ディラン(ティモシー・シャラメ)は、ミュージシャンのピート・シーガー(エドワード・…
暖房入れているんですが・・・・・と、やまびこ館・担当の方。上映前だったので、暫くしたら暖房が効いてくると思っていましたが・・・終わるまで、暖房は効かず。...
「恋脳Experiment」2025年2月27日(木)新宿シネマカリテにて。午後2時30分より鑑賞(スクリーン2/B-2) ~恋愛依存の女性の「気づき」を大胆かつ自由に描く。粗削りだが才能を感じさせる一作 ぴあフィルムフェスティバル(PFF)は、長年にわたって映画界の新しい才能を発掘してきた歴史ある映画祭である。 そのPFFで、短編アニメーション「Journey to the 母性の目覚め」でPFFアワード2021審査員特別賞を受賞したのが岡田詩歌監督。東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻を修了し主にアニメ畑で活躍して来た彼女が、PFFスカラシップ作品として送り出したのは、意外にもア…
「ゆきてかへらぬ」2025年2月23日(日)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後3時35分より鑑賞(スクリーン2/D-6) ~大正時代の雰囲気あふれる中で展開する3人の男女の青春の愛と葛藤 映画「ゆきてかへらぬ」を観て、ノスタルジックな感じにとらわれた。スクリーンに満ちあふれる大正時代の雰囲気が何とも言えず、懐かしかったのだ。 いや、もちろん私は大正時代に生きていたわけではない。昔観た鈴木清順監督の「大正浪漫三部作」である「ツィゴイネルワイゼン」「陽炎座」「夢二」の世界と共通するものを感じたのだ。 それもそのはず「ゆきてかへらぬ」は、「大正浪漫三部作」の脚本を担当した田中陽造が、40年以上…
にほんブログ村 3月2日行って来ます‼️https://movies.shochiku.co.jp/zenjinmitotoweltraumcinema/「…
「あの歌を憶えている」2025年2月21日(金)新宿ピカデリーにて。午後2時5分より鑑賞(シアター5/C-10) ~記憶を巡るドラマ。ある出会いによって過去と向き合う女性 映画「あの歌を憶えている」を観てきた。「セプテンバー5」の好演も記憶に新しいピーター・サースガード、「タミー・フェイの瞳」でアカデミー主演女優賞を受賞しているジェシカ・チャステイン。いわゆる演技派俳優ではあるけれど絶世の美男美女というわけではない2人によるラブストーリーと聞いて、これは何かあるに違いないと興味津々で映画館に出かけたのだ。 ニューヨークで13歳の娘と暮らすソーシャルワーカーのシルヴィア(ジェシカ・チャステイン)…