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「マテリアリスト 結婚の条件」2026年6月4日(木)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後1時より鑑賞(スクリーン6/C-8) ~ありがちな三角関係を現代的な味つけで。セリーヌ・ソン監督の長編第2作 監督デビュー作「パスト ライブス/再会」がアカデミー作品賞と脚本賞にノミネートされ一躍注目を集めたセリーヌ・ソン監督の新作「マテリアリスト 結婚の条件」は、現代のニューヨークの恋愛や結婚事情を描いたラブストーリーだ。 「パスト ライブス/再会」は、主人公の女性と今の夫、そしてかつての恋人の三角関係のドラマ。今回もそれと同じように男女の三角関係がドラマの基本だが、面白いのは主人公の女性が結婚相談…
「箱の中の羊」2026年5月29日(金)イオンシネマ板橋にて。午後2時30分より鑑賞(スクリーン8/F-12) ~ヒューマノイドを迎えた夫婦の葛藤と再生。家族を描いた是枝監督らしいSF映画 「そして父になる」「万引き家族」などたくさんの名作、秀作を送り出している是枝裕和監督によるオリジナル作品「箱の中の羊」。今年のカンヌ国際映画祭のコンペティション部門出品作だ。 映画の冒頭、「少し先の未来……」とテロップが出る。そして、荷物を運ぶドローンが空中を飛び交う。まぎれもなく、ここは近未来の世界だ。本作は近未来SF。是枝監督が本格的なSF映画を撮るのは初めてではないか。 その世界に登場するのは1組の夫…
「シンプル・アクシデント/偶然」(2025イラン仏ルクセンブルグ)ジャンルサスペンス・ジャンル社会派(あらすじ) 政府の弾圧によって不当に投獄されたワヒドは、ある日偶然、自分を拷問した看守エグバルに遭遇する。早速彼を拉致拘束して復讐しようとするワヒドだったが…。ランキング参加中です。よろしければポチッとお願いします!...
「POCA PON ポカポン」2026年5月24日(日)K's cinemaにて。午後2時20分より鑑賞(C-3) ~冷徹で不穏だが光にあふれ美しい。独自の世界観で観客に多くの問いを投げかけるサスペンス 1997年(平成9年)2月から5月にかけて神戸で起きた連続児童殺傷事件は衝撃的な事件だった。中学校3年生の男子生徒が小学生5人を襲撃し、2人が死亡、2人が重軽傷を負った。男子生徒は逮捕前、酒鬼薔薇聖斗を名乗っていたことから酒鬼薔薇事件とも呼ばれる。 この事件をモチーフにした映画が、大塚信一監督の「POCA PON ポカポン」だ。1980年生まれの大塚監督は、当時10代でやはり事件に大きな衝撃を…
「箱の中の羊」(2026日)ジャンルSF・ジャンル人間ドラマ(あらすじ) 2年前に息子・翔を亡くした建築家の音々と工務店を営む健介は、ある日最新テクノロジー企業“RE birth”が提供する翔の姿をしたヒューマノイドを迎え入れる。音々は再び翔と暮らせることに喜ぶが、健介はヒューマノイドを息子として受け入れることができず…。ランキング参加中です。よろしければポチッとお願いします!...
「マンダロリアン・アンド・グローグー」(2026米)ジャンルSF・ジャンルアクション(あらすじ) 帝国崩壊後、銀河は無法地帯と化し、新共和国軍は帝国の残党と戦いを続けていた。そんな中、伝説の賞金稼ぎマンダロリアンは、フォースの力を秘めたグローグーを相棒に、新共和国軍からの依頼で危険な任務を遂行していた。作戦は見事に成功し、次なる標的を言い渡されるマンダロリアンだったが…。ランキング参加中です。よろしければ...
「未来」2026年5月18日(月)TOHOシネマズ 池袋にて。午後12時35分より鑑賞(シアター7/d-8) ~湊かなえ原作のミステリーを瀬々敬久監督が映画化。時間を行き来して様々な不幸のドラマが展開する 湊かなえの小説を映画化した「未来」。監督は「菊とギロチン」「64-ロクヨン」「ラーゲリより愛を込めて」「護られなかった者たちへ」などの瀬々敬久。脚本は、「ある閉ざされた雪の山荘で」の加藤良太。 複雑な家庭環境で育ちながらも、祖母に育てられて教師になる夢をかなえた篠宮真唯子(黒島結菜)。ある日、彼女の教え子である佐伯章子(山﨑七海)のもとに、「20年後のわたし」と名乗る人物から手紙が届く。半信…
2026/5/20【映画】ひつじ探偵団【感想】大好きな飼い主が死んでほのぼの羊の本格ミステリーのギャップ!評判良くて見に行ったけど、首痛寝不足の眠気との戦いで集中できず…。とにかく羊達が愛らしく、ディズニーのよう。ユーモラスに羊が人間にヒント
「LOST LAND/ロスト・ランド」(2025日仏独マレーシア)ジャンル社会派・ジャンルサスペンス(あらすじ) バングラデシュの難民キャンプに住むロヒンギャの幼い姉弟ソミーラとシャフィは、マレーシアに住む叔父を訪ねるために叔母と祖父と危険な密航の旅に出る。過酷な旅路の果てで彼らを待ち受けるものとは…。ランキング参加中です。よろしければポチッとお願いします!...
「廃用身」2026年5月15日(金)TOHOシネマズ 池袋にて。午前11時より鑑賞(スクリーン1/B-6) ~ある医師が考案した戦慄の治療法。高齢化社会の行く末を描いた衝撃の映画 (C)2025 N.R.E. 現役医師でもある作家の久坂部羊が2003年に発表した小説を映画化した「廃用身」。長らく映像化不可能と言われていたらしい。それほどショッキングな話である。それを「家族X」「三つの光」などで注目を集めてきた𠮷田光希監督が20数年越しで映画化した。 映画の冒頭に「廃用身」を説明するテロップが映る。「廃用身」とは麻痺などにより回復見込みがない手足のこと。ただし、これは本当に医療の世界にある言葉で…
「スマッシング・マシーン」(2025米)ジャンルスポーツ・ジャンル人間ドラマ(あらすじ) 1997年、総合格闘家としてデビューしたマーク・ケアーはUFCや日本のPRIDEで勝利を積み重ね最強の名をほしいままにしていた。しかし、その裏では怪我との戦い、鎮痛剤の常用、恋人ドーンとの確執に苦しむ姿があった。ランキング参加中です。よろしければポチッとお願いします!...
「シンプル・アクシデント/偶然」2026年5月9日(土)Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下にて。午後1時より鑑賞(9F/A-9) ~拘束した男は復讐相手!? イランのパナヒ監督によるスリリングでユーモラスなサスペンス アメリカによるイラン攻撃は許し難い暴挙だが、それとは別にイラン国内に問題があるのは事実。特に反体制とみなされた人物への弾圧は熾烈だ。そんな弾圧のターゲットになった映画監督の1人が、ジャファル・パナヒ監督だ。映画製作を禁止され、さらに2度も投獄されている。それでもゲリラ撮影で映画を作り続けている監督だ。 新作の「シンプル・アクシデント/偶然」もゲリラ撮影で製作された。2025年…
「ラプソディ・ラプソディ」2026年5月2日(土)テアトル新宿にて。午後3時40分より鑑賞(A-9) ~穏やかで絶対に怒らない男と破天荒な女。嘘から生まれた本当の愛? 俳優としても知られる利重剛の13年ぶりの監督作は、笑いがたくさん詰まったハートフルなコメディー。 独特の味わいのあるクラリネットの音色が響く。ホテルニューグランド、横浜スタジアム、大観覧車……。ご存じ横浜の人気スポットだ。この横浜がドラマの舞台となる。 続いてレストランで食事をする男性二人組が映る。それもなぜか並んで食事をしている。このドラマの主人公の夏野幹夫(高橋一生)と叔父で歯科医の大介(利重剛)だ。大介叔父は「最近の若い子…
「サンキュー、チャック」2026年5月1日(金)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後2時15分より鑑賞(スクリーン6/B-9) ~大きな謎から人間賛歌へ。意表を突いた深遠なドラマ ホラー小説の大家、スティーヴン・キングの短編小説「The Life of Chuck」を「ドクター・スリープ」「ジェラルドのゲーム」のマイク・フラナガン監督が映画化した。 本作は全3章で描かれる。だが、最初に登場するのは1章でなく3章。時間をさかのぼるのである。 最初に描かれる3章では、教師のマーティー(キウェテル・イジョフォー)が授業をするが生徒たちは気もそぞろ。何しろ世界で巨大地震などの天災や人災が相次いてい…
「落下音」(2025独)ジャンル人間ドラマ(あらすじ) 1910年代、北ドイツの農場で暮らす少女アルマは自分と同じ名前の少女の葬式に出席する。1940年代、その農場に暮らすエリカは片足を失った叔父に恋い焦がれるが、その思いは届かず…。1980年代、同じくその屋敷に住むアンゲリカは鬱屈した感情を抱えながら外の世界に出たいと考えていた。そして現代、レンカとネリーの姉妹はカヤという謎めいた少女に出会い…。ランキング参加中...
「オールド・オーク」2026年4月30日(木)新宿武蔵野館にて。午後12時より鑑賞(スクリーン1/A-7) ~分断ではなく連帯を訴えるケン・ローチ監督の「最後の作品」 今年6月で90歳になるイギリスの巨匠ケン・ローチ監督が「最後の作品」と公言しているのが「オールド・オーク」。「わたしは、ダニエル・ブレイク」「家族を想うとき」に続く「イギリス北東部3部作」である。 イングランド北部にある、寂れたかつての炭鉱町が舞台。その町がシリア難民を受け入れ始める。 冒頭は難民がバスで到着する場面。町の人々が陰口をたたいている。それをバスの中からカメラで写す女性。シリア難民のヤラ(エブラ・マリ)だ。ヤラはある…
「LOST LAND ロストランド」2026年4月28日(火)ヒューマントラストシネマ有楽町にて。午後6時55分より鑑賞(シアター1/D-9) ~幼い姉弟の過酷な旅をたどるロードムービー。ロヒンギャの人々の現状を共有する映画 「世界で最も迫害されている民族のひとつ」と言われるロヒンギャ。そのロヒンギャの幼い姉弟の苦難の旅を描いたロード―ムービーが「LOST LAND ロストランド」だ。 ロヒンギャに関する説明などは必要最低限。冒頭にテロップで、彼らの多くが迫害を受けて難民キャンプで暮らしていることを知らせるだけだ。彼らが直面する政治的、社会的抑圧についても、特に触れることはない。ドラマの軸にな…
2026/4/30最近見た映画の感想(2026/04)今年始めは、ガンダムの映画ばかり観てましたよ。アイカツプリパラBDは高かったけど最高!あと、エトワールの試写会に当たったり、超かぐや姫、アイプリとか、アニメ映画を友達と沢山観ました。スーパーマリオギャ
「トゥ・ランド」2026年4月26日(日)ユーロスペースにて。午後2時より鑑賞(ユーロスペース2/C-7) ~勘違いがもたらすドタバタ劇。ユーモアたっぷりのハル・ハートリー監督11年ぶりの新作 90年代のニューヨークのインディーズ映画界で活躍し、「トラスト・ミー」「シンプルメン」などの作品で日本でも多くのファンを持つハル・ハートリー監督の11年ぶりの新作。コロナ禍で一度は製作が中止され、その後、再度製作がスタートしてようやく完成した。 主人公のジョー(ビル・セイジ)は58歳。かつてラブコメ映画で名をはせた人気映画監督だが、今は半ば引退同然の生活を送っている。おそらく、ハートリー監督自身を投影し…
「決断するとき」(2024アイルランド)ジャンル人間ドラマ・ジャンル社会派(あらすじ) アイルランドの小さな町。愛する妻と5人の娘と暮らす炭鉱商のビルは、マグダレン修道院で理不尽に虐げられる少女の存在を知ってしまう。誰もが口を紡ぐ中、ビルは自らの正義と対峙していくようになり…。ランキング参加中です。よろしければポチッとお願いします!...
「世界一不運なお針子の人生最悪な1日」(2024米スイス)ジャンルサスペンス(あらすじ) スイスの小さな町でお針子をしている孤独な女性バーバラは、亡き母から継いだ刺繍店を引き払おうとしていた。そんなある日、彼女は偶然、麻薬取引が失敗に終わった現場を目撃してしまう。バーバラの頭に“完全犯罪”、“通報”、“見て見ぬふり”という3つの選択がよぎる。ランキング参加中です。よろしければポチッとお願いします!...
2026/4/24【映画】ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー【感想】ギャラクシーは未プレイで元ネタ知らず。ヨッシー、ロゼッタ、フォックス知る程度。スターフォックス、ピーチの誕生日プレゼント、ロゼッタとの関係、エモい!よりマニアックに、
「人はなぜラブレターを書くのか」2026年4月17日(金)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後1時40分より鑑賞(スクリーン2/D-9) ~切り口は純愛だが、それにとどまらない世界を構築した石井裕也監督 「人はなぜラブレターを書くのか」は、2000年3月8日に起きた地下鉄日比谷線の脱線事故をめぐる実話を基にした映画だ。 最初にこの映画の予告編を目にした時には、甘々の純愛モノの映画だと思い観る気がしなかった。しかし、監督が石井裕也だと知り気が変わった。商業映画デビュー作「川の底からこんにちは」から注目している監督。ここ数年でも「茜色に焼かれる」「アジアの天使」「月」「愛にイナズマ」「舟を編む…
「ヴィットリア 抱きしめて」2026年4月16日(木)新宿武蔵野館にて。午後2時50分より鑑賞(スクリーン3/B-2) ~娘が欲しい母と家族の葛藤。最後に深い感動が待つ異色の養子縁組ドラマ イタリア映画「ヴィットリア 抱きしめて」は養子問題を扱ったドラマ。監督はドキュメンタリー出身のコンビ、アレッサンドロ・カッシゴリ&ケイシー・カウフマン。東京国際映画祭に出品された「カリフォルニエ」に続く劇映画第2作。製作にはイタリアの巨匠ナンニ・モレッティが名を連ねている。 映画の冒頭、ナポリでヘアサロンを営む主人公のジャスミン(マリレーナ・アマート)が占い師に占ってもらう。娘が欲しいので、それを占ってもら…
「ハムネット」2026年4月13日(月)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後1時40分より鑑賞(スクリーン2/D-10) ~知られざるシェイクスピアの妻のドラマ。ジェシー・バックリーの演技が絶品! シェイクスピアの戯曲「ハムレット」は誰でも知っていると思うが、その誕生の背景にあったドラマを描いた作品が「ハムネット」。だが、「ハムレット」の誕生秘話というわけではない。我が子の死という困難に直面したシェイクスピアの妻アグネスの生き様と、夫との関係を描いている。 原作はマギー・オファーレルが2020年に発表し、英女性小説賞と全米批評家協会賞を受賞した同名小説。監督は「ノマドランド」のクロエ・ジャ…
「ナースコール」(2025スイス独)ジャンル人間ドラマ・ジャンル社会派(あらすじ) スイスの病院で働く看護師フロリアが遅番のシフトで出勤する。次々と押し寄せる日常業務と不測のトラブルに対処しながら、彼女の精神は次第に疲弊していく。ランキング参加中です。よろしければポチッとお願いします!...
「黄金泥棒」2026年4月9日(木)TOHOシネマズ 池袋にて。午前11時10分より鑑賞(スクリーン5/D-8) ~平凡な主婦が秀吉の金茶碗を盗む!?田中麗奈の魅力が炸裂する犯罪コメディ 今時は「金」が投資に最適らしい。とはいえ、貧乏な私にとって金は縁遠い存在だ。金のことなど何も知らない。そんな私に金のあれこれを教えてくれたのが映画「黄金泥棒」だ。 といっても、金のうんちく映画ではない。「夜を越える旅」「断捨離パラダイス」「津田寛治に撮休はない」などのオリジナル作品を手がける萱野孝幸監督が、監督・脚本を担当した犯罪コメディだ。 人生に退屈していた専業主婦の美香子(田中麗奈)は、ある日立ち寄った…
「ザ・ブライド!」2026年4月3日(金)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後2時15分より鑑賞(スクリーン9/D-12) ~「フランケンシュタインの花嫁」の現代風アレンジ。フェミニズム的視点を取り入れる 「ザ・ブライド!」は、古典的モンスター・ホラー「フランケンシュタインの花嫁」を現代風に焼き直した作品。1930年代のアメリカを舞台に、怪物フランケンシュタインとその花嫁の逃避行を描いている。監督は、俳優でもあるマギー・ギレンホール。2021年の長編監督デビュー作「ロスト・ドーター」に続く監督第2作だ。 映画の冒頭に一人の女性が登場する。「フランケンシュタイン」の原作者メアリー・シェリーだ…
「ハムネット」(2025米)ジャンル人間ドラマ(あらすじ) 1580年、イギリスの小さな村。森を愛し、不思議な力を持った女性アグネスは、貧しいラテン語教師のウィリアムに出会い恋に落ちる。やがて結婚した2人は、3人の子どもに恵まれる。ところが、ウィリアムは劇作家になる夢を抱いて単身ロンドンへ渡ってしまう。その間、アグネスは子供たちと過ごすことになるのだが…。ランキング参加中です。よろしければポチッとお願いしま...
「90メートル」2026年4月2日(木)イオンシネマ板橋にて。午後3時5分より鑑賞(スクリーン1/D-6) ~母を介護するヤングケアラーの葛藤と自立。抑制的だからこその感動作 「少女は卒業しない」『か「」く「」し「」ご「」と「」「』などの作品で知られる中川駿監督のオリジナル作品「90メートル」は、ヤングケアラー(大人に代わって家族のケアを引き受ける若者や子供)を描いた映画。 母子家庭で育ち、小学生の頃からバスケットボールに打ち込んでいた藤村佑(山時聡真)。高校3年生になった彼は、母の美咲(菅野美穂)が難病を患ったため、その世話をするためにバスケットボール部を辞める。介護ヘルパーの支援を受けなが…
「そして彼女たちは」2026年3月27日(金)Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下にて。午後1時より鑑賞(9F/D-8) ~若くして母親になった少女たちの苦闘をダルデンヌ兄弟が描く 去年のクリスマスイブに救急車で運ばれて緊急入院した原因は何なのか。脳には異常がないということで、先日は首のMRI検査をしたが原因はいまだ不明。その他にもいろいろと慢性的に体調不良なので、少しでも体調がましな時に映画館に行く私なのだった。 この日は、ベルギーのジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟の新作「そして彼女たちは」を鑑賞。「ロゼッタ」「息子のまなざし」「ロルナの祈り」「少年と自転車」「その手に触れるまで…
「オーロラの涙」2026年3月26日(木)新宿武蔵野館にて。午後2時40分より鑑賞(スクリーン3/B-2) ~巨大物流倉庫で働く移民女性の孤独。その先に希望はあるのか クロエ・ジャオ監督の「ノマドランド」の主人公ファーンは、車上生活をしながら日雇い仕事をしていた。その中で、アマゾンの巨大倉庫で商品をピックアップする仕事が登場した。今回取り上げた「オーロラの涙」の主人公オーロラも同じような仕事をしている。巨大物流倉庫でスキャナーを手に、コンピュータの指示通りに商品を探してカートに入れる。単純作業を繰り返すだけの仕事である。 「オーロラの涙」は、ポルトガル出身でスコットランドを拠点に活動するローラ…
「自然は君に何を語るのか」2026年3月24日(火)ユーロスペースにて。午後3時より鑑賞(ユーロスペース1/B-6) ~ホン・サンス流のホームドラマ。思わぬことで恋人の家族と過ごすことになった青年の波乱の一日。 韓国の名匠ホン・サンス監督のデビュー30周年を記念して5カ月連続で新作を上映する企画「月刊ホン・サンス」。「旅人の必需品」「小川のほとりで」「水の中で」「私たちの一日」に続いて、第5弾作品「自然は君に何を語るのか」が登場。 いつもながらのホン・サンス映画だ。監督、製作、脚本、撮影、編集、音楽をすべて一人でこなす。映像は長回しが中心。時折、唐突にズーム・インとズーム・アウトをする。ドラマ…
「センチメンタル・バリュー」(2025ノルウェー独デンマーク仏スウェーデン英)ジャンル人間ドラマ(あらすじ) 舞台女優として活躍する姉ノーラと家庭を持って穏やかな生活を送る妹アグネスの前に、映画監督として大成した父グスタフが数十年ぶりに帰ってくる。グスタフは新作映画の主演をノーラに依頼するが、父を許せない彼女はそれを断った。その後、彼はハリウッドの人気女優レイチェルを起用して映画製作を開始するのだが…。...
「ナースコール」2026年3月16日(月)新宿武蔵野館にて。午後12時10分より鑑賞(スクリーン1/A-9) ~看護師という仕事の凄さと過酷さ、そして人手不足を訴えるリアルなドラマ これまで何度も入院した経験があるので、看護師の仕事が大変なのは知っていたが、それを再認識させられる映画が登場した。スイス出身の脚本家・映画監督ペトラ・フォルペがメガホンをとった「ナースコール」である。 映画の冒頭、看護師たちの制服が映る。クリーニングされたところだろうか。機械がたくさんの制服を並べている。 続いて、このドラマの主人公の看護師フロリア(レオニー・ベネシュ)が、スイスの州立病院に出勤してくる。フロリアは…
「しあわせな選択」2026年3月12日(木)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午前11時20分より鑑賞(スクリーン9/F-11) ~会社をクビになった男の暴走を描くブラックな笑いに彩られたサスペンス すぐに人を左とか、右とかに区分けする人間は大嫌いである。私の頭の中には、左的なものもあるし、右的なものもある。それを単純に左だとか、右だとかいうやつは、きっと自分が単細胞なのだろう。哀れである。 パク・チャヌク監督は一般にバイオレンスな監督として知られているが、「JSA」「オールド・ボーイ」「復讐者に憐れみを」「親切なクムジャさん」「サイボーグでも大丈夫」「渇き」「イノセント・ガーデン」「お嬢さ…
「マーティ・シュプリーム 世界をつかめ」(2025米)ジャンル人間ドラマ・ジャンルスポーツ・ジャンルコメディ(あらすじ) 1952年、ニューヨークで伯父が経営する靴屋で働く青年マーティは、得意の卓球で世界チャンピオンになる夢を追いかけていた。幼馴染の人妻レイチェルと不倫していたマーティは、彼女を置いて単身ロンドンの世界大会に参加すると見事に準優勝を果たす。そして、往年の名女優ケイに近づくと、大企業を経営する...
「レンタル・ファミリー」2026年3月10日(火)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後1時10分より鑑賞(スクリーン6/C-7) ~レンタル・ファミリーという嘘からアメリカ人俳優が見つけたものは、人とのつながりという真実 脳性麻痺の主人公の成長を描いた2019年製作の長編デビュー作「37セカンズ」が、高い評価を得たHIKARI 監督。アメリカを拠点に活動しているとあって、その後の活躍が期待されたが、コロナの影響などもありTVドラマ「BEEF/ビーフ ~逆上~」などを監督するのみだった。そして、ようやく長編映画第二弾「レンタル・ファミリー」が公開となった。 オスカー俳優のブレンダン・フレイザ…
「花緑青が明ける日に」(2026日仏)ジャンルアニメ・ジャンル青春ドラマ(あらすじ) 町の再開発により立ち退きが迫られている老舗花火店。そこに蒸発した父に代わって花火づくりに没頭する敬太郎が住んでいた。彼の兄・千太郎は地元の市役所に就職し独立、幼馴染のカオルは東京の美大に進学していた。そんな3人が4年ぶりに再会する。彼らは父が成し得なかった幻の花火“シュハリ”を復活させようとするのだが…。ランキング参加中で...
「ウィキッド 永遠の約束」(2025米)ジャンルファンタジー・ジャンル音楽(あらすじ) オズの魔法使いに逆らい、友情を築いてきたグリンダと袂を分かつ道を選んだエルファバは、“悪い魔女”の烙印を押され民衆の敵となっていた。それでも彼女は言葉を奪われた動物たちの自由のために戦いを続けていく。一方で、グリンダは“善い魔女”として人気と名声を手にしていくのだが…。ランキング参加中です。よろしければポチッとお願いしま...
「センチメンタル・バリュー」2026年2月26日(木)TOHOシネマズ 池袋にて。午後3時45分より鑑賞(スクリーン9/D-8) ~疎遠だった映画監督の父と俳優の娘。確執の果てに和解はあるのか? もうすぐ今年の第98回アカデミー賞。それを前に発表されたノミネート作品で、作品賞をはじめ8部門で計9ノミネートされた「センチメンタル・バリュー」が公開されている。監督は「わたしは最悪。」で世界的に注目を集めたヨアキム・トリアーだ。 ノルウェーのオスロで舞台俳優として活躍する姉ノーラ(レナーテ・レインスヴェ)と、家庭を持ち夫と息子と穏やかに暮らす妹アグネス(インガ・イブスドッテル・リッレオース)。母親の…
「災 劇場版」2026年2月24日(火)新宿武蔵野館にて。午後12時20分より鑑賞(スクリーン1/C-7) ~全国各地で起きる死の背後にいる男。香川照之の破格の怖さよ 歌舞伎役者・市川中車としても活躍する香川照之。幅広い役をこなすが、特に「クリーピー 偽りの隣人」をなどで見せた凄味のある悪役が印象深い。その悪役の集大成ともいうべき演技を披露しているのが「災 劇場版」。WOWOWの「連続ドラマW 災」の劇場版だ。 監督・脚本・編集を担当している関友太郎と平瀬謙太朗は、監督集団「5月」のメンバー。この2人の2022年の長編デビュー作「宮松と山下」は、同じく香川照之を主役に迎え国内外で大きな反響を呼…
「レンタル・ファミリー」(2025米)ジャンル人間ドラマ(あらすじ) 東京に暮らす落ちぶれたアメリカ人俳優フィリップは、レンタル家族を派遣する会社で新たな働き口を見つける。結婚式での新郎役、受験を控えた少女ミアの父親役、認知症を患う大物俳優・喜久雄を取材する記者役等、依頼を受けて様々な役を演じるようになるのだが…。ランキング参加中です。よろしければポチッとお願いします!...
「私たちの一日」2026年2月23日(月・祝)ユーロスペースにて。午後12時35分より鑑賞(ユーロスペース1/B-8) ~交わりそうで交わらない2つの会話劇。安定のホン・サンス映画 ハマる人はハマるけれど、そうでない人は見向きもしない。韓国のホン・サンス監督の映画はそういう映画。 ホン・サンス監督のデビュー30周年を記念して5カ月連続で新作を上映する企画「月刊ホン・サンス」の第4弾作品は「私たちの一日」。 オープニングにはホン・サンス作品ではおなじみの、心地よい音楽が流れてくる。そして、まず1つ目のドラマが始まる。 猫を飼う友人宅に居候中の休業中の俳優サンウォン(キム・ミニ)。起き出して友人と…
「道行き」2026年2月19日(木)テアトル新宿にて。午後4時10分より鑑賞(A-11) ~奈良県御所市を舞台にした個性的なモノクロ映画。過去と未来がつながる ぴあフィルムフェスティバル(PFF)が映画界に果たしてきた役割は大きい。数々の映画監督を輩出してきた。あの「国宝」の李相日監督もそうだ。 「道行き」は、「おばけ」でPFFアワード2019グランプリを受賞した中尾広道監督の商業デビュー作。PFFプロデュース作品だ。 奈良県御所市(ごせし)の古民家を購入し、大阪から引っ越してきた駒井(渡辺大知)。古民家を改造しながら、たびたび様子を見に訪れる元所有者の梅本(桐竹勘十郎)が語る話に耳を傾ける。…
「ブゴニア」2026年2月18日(水)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後1時50分より鑑賞(スクリーン9/E-12) ~ランティモス監督らしさ全開。狂信者の恐怖と地球の運命 「ロブスター」「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」「哀れなるものたち」「憐れみの3章」など個性の強い映画を送り出してきたヨルゴス・ランティモス監督。新作「ブゴニア」もこれまた個性的な映画。2013年の韓国のチャン・ジュナン監督によるカルト・ムービー「地球を守れ!」のリメイクだ。 映画の冒頭は、テディ(ジェシー・プレモンス)という男の独白。彼はもともと養蜂家でミツバチが原因不明で大量に失踪する現象…
「ブゴニア」(2025米)ジャンルサスペンス・ジャンルコメディ(あらすじ) 世界的なカリスマ経営者ミシェルは、ある日突然、陰謀論に取りつかれた男テディと従弟のドンに誘拐される。テディはミシェルの正体を宇宙人だと思い込んでおり、地球征服を止めるように支離滅裂な交渉を始めるのだが…。ランキング参加中です。よろしければポチッとお願いします!...
【2026年最新】絶対に見逃せない!話題の新作映画34選:公開日順完全ガイド
【2026年公開映画の完全ガイド】『キングダム』『ゴジラ-0.0』『SAKAMOTO DAYS』など、2026年に公開される大注目映画34作品を徹底解説!各作品のあらすじ・キャスト・見どころを公開日順に整理しました。実写化の話題作から震えるホラー、感動のヒューマンドラマまで、映画ファン必見の最新情報を網羅。次に観るべき1本がすぐに見つかる、保存版の新作映画まとめ記事です。
「たしかにあった幻」2026年2月10日(火)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後3時30分より鑑賞(スクリーン1/C-7) ~小児臓器移植をテーマにした河瀨直美監督による命の映画 河瀨直美監督による6年ぶりの劇映画「たしかにあった幻」は、小児臓器移植医療をテーマにした映画。 そこでは主に2つのドラマが展開する。その1つは、フランスから来日したコリー(ヴィッキー・クリープス)が勤務する神戸の臓器移植医療センターのドラマ。移植を待つ子供たち、その親、共に働く医師や看護師、移植コーディネーターなどのスタッフが、コリーと触れ合う姿がドキュメンタリータッチで綴られる。 移植を待つ子供たちは、病気を…
「恋愛裁判」2026年2月4日(水)イオンシネマ板橋にて。午後3時5分より鑑賞(スクリーン3/D-9) ~アイドルとは? 法廷劇ではなく、アイドルという不思議な世界を描いた映画 昔、初期のAKB48関係の仕事をしていたことがあるのだが、その時に感じたのは「彼女たちって体育会みたいだな」ということ。目標に向かって一生懸命に努力して、その他のことはすべて犠牲にする。とにかく遮二無二前に進む。ただし、いつまでもそうはいかないわけで、そこで「卒業」というシステムが有効に機能しているのだろう。 そんなアイドルの世界を描いた映画が深田晃司監督の「恋愛裁判」だ。深田監督が、ファンと交際した元アイドルに対して…
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