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にほんブログ村吉祥寺に実在した映画館を経営した人々を描いた映画。タイトルの「BAUS」は2014年に閉館した吉祥寺バウスシアターから取っています。1925年に井の頭会館、1951年にムサシノ映画劇場、1984年に吉祥寺バウスシアター、3つの映画館が誕生したそうです。バウスシアターに行ったことはありませんが、よく利用する吉祥寺の歴史に触れられたのはよかったです。キャストも実力派俳優が揃いました。ストーリーは分かりづらい部分がありました。染谷将太、夏帆は最後の方はほとんど出てこなかったですし、橋本愛と他のキャストの相関が不明。映画館の経営者は代替わりしているのに、男性スタッフ3人はあまり年を取っていなかったような。(テアトル新宿)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2024年9月末分)監督:甫木元空脚本:青...BAUS映画から船出した映画館
にほんブログ村超能力の資質を持つFBI新人捜査官の女性、リー・ハーカーが、30年間に10件発生している家庭内殺人事件の真相を追うサイコホラー映画。全ての事件で暗号文を残す「ロングレッグス」が何者か捜査を進めるうちに、ハーカーの過去と接点があることが分かります。音響効果でドキッとします。ロングレッグスを演じるのはニコラス・ケイジ。「ドリーム・シナリオ」を超える怪演。本作のプロデューサーでもあるそうです。(ヒューマントラストシネマ渋谷)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2024年9月末分)監督・脚本:オズグッド・パーキンス出演:マイカー・モンロー、ニコラス・ケイジ、ブレア・アンダーウッド、アリシア・ウィット、キーナン・シプカ映画『ロングレッグス』公式サイトロングレッグス
にほんブログ村大学で演劇サークルに所属し、卒業後は大手出版社に就職した女性と、サークルの先輩でありながら、脚本家を目指し女性より卒業が遅れた男性の10年間の関係を描いた作品。キャラクターはユニークですが、恋愛模様は案外ノーマル。ラストの解釈は人それぞれ。演劇サークルということで、橋本愛、中川大志の台詞回しも演劇っぽさがありました。原作が「私にふさわしいホテル」の柚木麻子、橋本愛との関係性もあり、のんが「私にふさわしいホテル」の役名、有森樹李役で出演。本作上映前だけでなく上映後も「片思い世界」の予告編が流れました。上映後に別の映画の予告編が流れるのは珍しい。「片思い世界」は東京テアトル配給作品で、広瀬すず、杉咲花、清原果耶がトリプル主演。横浜流星、小野花梨も出演。力が入っています。(シネ・リーブル池袋)【株...早乙女カナコの場合は
にほんブログ村女性客がたまたま乗ったタクシーの運転手に不倫関係を相談する話。事前にタクシーの中での会話劇とは聞いていましたが、ここまでタクシーの中だけとは思いませんでした。登場人物も女性客のダコタ・ジョンソン、タクシードライバーのショーン・ペン、ほぼ2人。先日鑑賞した「ロボット・ドリームズ」と同じく、ニューヨークが舞台。ニューヨークの街も色々な使われ方があります。(ヒューマントラストシネマ渋谷)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2024年9月末分)監督・脚本:クリスティ・ホール出演:ダコタ・ジョンソン、ショーン・ペン映画『ドライブ・イン・マンハッタン』公式サイトドライブ・イン・マンハッタン
にほんブログ村元大学教授で一人暮らしの高齢男性の現実と夢が入り組んでいく様を描いた作品。全編モノクロで夢の中にいる感じが出ていました。序盤は文学的な雰囲気。中盤、教え子の女性に妄想を抱き、「敵がやってくる」というメールを開いた辺りから風向きが変わり、終盤はカオス。元大学教授役は長塚京三。教え子役は瀧内公美、妻役は黒沢あすか、バーで知り合った女子大生役は河合優実。女優3人とも最近の映画やドラマでよく見かけます。東京国際映画祭グランプリ・最優秀監督賞・最優秀男優賞受賞、河合優実出演、筒井康隆原作等、話題性が豊富だからか、座席は9割方埋まっていました。(テアトル新宿)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2024年9月末分)原作:筒井康隆監督・脚本:吉田大八出演:長塚京三、瀧内公美、黒沢あすか、河合優実、松尾諭...敵
にほんブログ村田舎に移住した新婚夫婦が、奇妙で時には非合法な村の掟に従わざるを得なくなっていくサスペンススリラー。実話ではありませんが、公式サイトには、「日本各地で起きた村八分事件をもとに、実際に存在する“村の掟”の数々をリアルに描き、現代日本の闇に隠されているムラ社会の実態を暴く」とあります。地方の人口の少ない村に警戒心を抱いてしまう映画です。「ありがっさま」が耳に残ります。新婚夫婦を演じるのは深川麻衣と若葉竜也。6年前の「愛がなんだ」ではカップル役でした。田口トモロヲは「アイミタガイ」や「劇場版ドクターX」では紳士な役を演じており、「こういう役者だったっけ?」と違和感を覚えましたが、本作で「こういう役者だったな」と思い出させてくれる怪演。(ヒューマントラストシネマ渋谷)【株主優待】東京テアトル:映画招...嗤う蟲
にほんブログ村警察のおとり捜査で殺し屋役を演じる男性が、夫の殺害を依頼してきた女性と危険な関係になる映画。キネカ大森でグレン・パウエル出演作「恋するプリテンダー」「ヒットマン」を2本立て上映していたので、両方鑑賞してきました。この展開でこの結末かと、ある意味驚愕のラスト。「殺し屋」ではなく「殺し屋役」なので、激しいガンファイトはありません。殺し屋役を演じる男性グレン・パウエル、夫の殺害を依頼してきた女性アドリア・アルホナ、手の内を100%は明かさない美男美女の殺しと情事の駆け引きを楽しむ作品でした。グレン・パウエルが次回も美女と共演するのか、共演するならどんな美女か、楽しみになってきました。(キネカ大森)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2024年9月末分)監督:リチャード・リンクレイター脚本:リチャ...ヒットマン
にほんブログ村一夜を共にしただけだったはずの男女が、リゾート地での泊まりがけの結婚式に同席することになり、様々な事情から恋人のふりをするセクシーラブコメディ。キネカ大森でグレン・パウエル出演作「恋するプリテンダー」「ヒットマン」を2本立て上映していたので、両方鑑賞してきました。アメリカのDEI揺り戻しの影響でしょうか。シドニー・スウィーニー、グレン・パウエル、スタイル抜群の美男美女が、往年のラブコメディのさらに上を行くようなラブとコメディを繰り広げます。R指定は付いていませんが、言葉のかけ合い、体の絡み合いがすごかったです。結婚式を挙げるのは女性同士で、それを両家が祝福しているところにDEIを感じました。グレン・パウエルはマッチョのイケメンで、昨夏に鑑賞した「ツイスターズ」、今回鑑賞した「恋するプリテンダ...恋するプリテンダー
にほんブログ村東京テアトルから映画招待券(2024年9月末分)が届きました。今回も半年で16回分(2~4月で8回、5~7月で8回)。株価は昨年9月末以降、1100円を割ることが多くなっています。2024年下半期の東京テアトル配給作品のうち、自分が鑑賞したのは、ルート29Cloud愛に乱暴株主優待のご案内|東京テアトル株式会社関連エントリ:【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2024年3月末分)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2023年9月末分)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2023年3月末分)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2022年9月末分)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2022年3月末分)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2021年9月末分)【株主優待】東京テアトル:...【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2024年9月末分)
にほんブログ村日本人シェフがパリのレストランで仲間たちと3つ星獲得を目指すサクセスストーリー。ドラマ「グランメゾン東京」の映画版。ドラマはほとんど見ていません。主人公のシェフ・尾花夏樹を演じるのは木村拓哉。良く言えばキムタクらしい王道の展開。期待を裏切る展開は他の作品でたくさん見ており、キムタク主演作を観に来る客の多くはこういう展開を期待しているようにも思うので、これでよいと思います。ただ思いのほか、バディ・早見倫子役の鈴木京香もクローズアップされていました。東京のレストランスタッフ役たちの出演シーンはほんの少し。最後の20分くらいは冨永愛の解説付きでフランス料理のフルコースが出てきて、お腹が空いてきました。(キネカ大森)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2024年3月末分)監督:塚原あゆ子脚本:黒岩...グランメゾン・パリ
東京テアトルから株主優待 到着、いつ届く、株主優待内容紹介 東京テアトル【9633】株主優待内容 株主優待で利用できる映画館 到着日の情報(いつ届くか) 届いた株主優待 2025年1月20日(2024年9月権利確定分) 過去に届いた株主優待 2024年7月19日(2024年3月権利確定分) 2024年1月19日(2023年9月権利確定分) 2023年7月21日(2023年3月権利確定分) 2023年1月19日(2022年9月権利確定分) 2022年7月20日(2022年3月権利確定分) 2022年1月19日(2021年9月権利確定分) 桐谷広人さんと映画館でお会いしました 最後に 東京テアトル…
にほんブログ村フリーランスの女性外科医が難しい手術を行う、テレビドラマ「ドクターX」の劇場版。テレビドラマ版はたまに見て、「私、失敗しないので」の名ゼリフを知っている程度ですが、緊張感のあるシーンの中にユーモラスなシーンも織り交ぜ、映画版だけでも楽しめました。キャストはベテラン中心ですが、今田美桜も少し活躍していました。西田敏行の遺作ということもあり鑑賞しました。ご冥福をお祈りいたします。(キネカ大森)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2024年3月末分)脚本:中園ミホ監督:田村直己出演:米倉涼子、田中圭、内田有紀、今田美桜、勝村政信、鈴木浩介、染谷将太、西畑大吾、綾野剛、遠藤憲一、岸部一徳、西田敏行『劇場版ドクターX』公式サイト劇場版ドクターX
にほんブログ村それまで特に有名ではなかった大学教授が、色々な人の夢に現れて有名になり、次第に夢の中で暴れるようになって炎上する話。作品は「ドリーム・スリラー」と謳っていますが、主演のニコラス・ケイジはゴールデングローブ賞主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)にノミネート。確かにスリラーとコメディ両面感じられる作品でした。ニコラス・ケイジ演じる大学教授は奥さんの尻に敷かれ、言動がいちいち癇に障るキャラクター。終盤まではかなりおもしろかったです。ラストも悪くはなかったですが、途中までのおもしろさを考えるとやや落としどころを探しあぐねた感。(ヒューマントラストシネマ渋谷)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2024年3月末分)監督・脚本:クリストファー・ボルグリ出演:ニコラス・ケイジ、リリー・バード、ジュリ...ドリーム・シナリオ
にほんブログ村川沿いにぽつんと置かれたベンチで、様々な立場の人々が会話するオムニバス映画。各編20分弱程度。キャストは豪華、セットは質素。キャストの演技力が試される作品とも感じましたが、それぞれ見どころがありました。広瀬すず、仲野太賀は兄妹のようなカップル。岸井ゆきの、岡山天音は彼女から彼氏に対して積み重なった不満をぶつけるカップル。今田美桜、森七菜は家出した姉を妹が連れ戻そうとして口論になる姉妹。草彅剛、吉岡里帆はベンチを撤去しようとする公務員の姿をした宇宙人。特に岸井ゆきの、岡山天音のカップルの会話が自然でおもしろかったです。(テアトル新宿)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2024年3月末分)監督:奥山由之脚本:[第1編・第5編]生方美久[第2編]蓮見翔[第3編]根本宗子[第4編]奥山由之出演:...アット・ザ・ベンチ
にほんブログ村税務署職員の男性と7人の詐欺師グループが、役所の上層部を取り込んで多額の脱税を隠蔽する会社社長を騙して、大金を巻き上げようとするコンゲーム映画。どこまでの人が関わっていて、誰が敵か味方か分からないおもしろさがありました。7人の詐欺師というのが誰までを指しているのか、最後の方で分かりました。人気と実力を兼ね備えたキャストが集結。内野聖陽の税務署職員役が似合いすぎて、初めの方は別の俳優かと思いました。岡田将生は今年3月に鑑賞した「ゴールド・ボーイ」と同様、スマートな悪者の役がはまっています。川栄李奈と森川葵、キャラの立った役を演じることが多い2人が出演しているのも乙。ただ共演シーンはほとんどありません。(ヒューマントラストシネマ渋谷)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2024年3月末分)監督...アングリースクワッド公務員と7人の詐欺師
鳥取で清掃員として働く女性が、仕事先の病院で入院患者の女性から「娘を連れてきてほしい」と頼まれ、姫路にいる娘を鳥取まで連れて行くロードムービー。鳥取と姫路を結ぶ道路が国道29号線だそうです。思いのほか、のんびりかつシュールな映画でした。清掃員役は綾瀬はるか。衣装はピンクの清掃作業着のみ。製作・配給に東京テアトルが名を連ねています。集客がんばってほしい。(ヒューマントラストシネマ渋谷)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2024年3月末分)監督・脚本:森井勇佑原作:中尾太一出演:綾瀬はるか、大沢一菜、伊佐山ひろ子、高良健吾、原田琥之佑、大西力、松浦伸也、河井青葉、渡辺美佐子、市川実日子映画『ルート29』公式サイト関連エントリ:【綾瀬はるか出演作品】はい、泳げませんギャラクシー街道海街diaryルート29
ウェディングプランナーの女性が、事故死した親友を想いながら前に進んでいく話。人間関係や出来事が少しずつ重なっています。ありがちな話な気もしましたが、そこはひねくれず素直な気持ちで鑑賞し、感動と安らぎを味わいました。タイトルはカタカナで「アイミタガイ」。意味が分からずGoogleのAI・Geminiに「アイミタガイ意味」と聞いたところ、映画も踏まえたぴったりの回答を返してくれました。(GoogleGeminiの回答)----------アイミタガイ(相身互い)とは、同じ境遇にある人々が助け合い、支え合うことの重要性を意味する言葉です。また、誰かのことを思ってしたことは巡り巡って見知らぬ誰かを救い、やがて自分にも返ってくるという意味もあります。「武士は相身互い」という名台詞は、古典好きや世代によっては「忠臣蔵...アイミタガイ
クローンを作ることを許された上流階級の人間が、病に侵された時にクローンとどう接するかを描いた映画。上流階級の人間とそのクローンを演じるのは井浦新。人間の役は自然体で、クローンの役は井浦新らしい独特の表現方法で演じています。ある時点で本人と全く同じ外見の物体を作ることは可能かもしれませんが、思考・感情も本人と全く同じにできるのか。本人とクローンが全く同じ歳の取り方ができるのか。などと映画を鑑賞しながら、ぼんやりと考えました。(テアトル新宿)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2024年3月末分)監督・脚本:甲斐さやか出演:井浦新、水原希子、三浦透子、斉藤由貴、永瀬正敏、板谷由夏、原日出子映画『徒花-ADABANA-』公式サイト関連エントリ:【井浦新出演作品】青春ジャック止められるか、俺たちを2アンダーカレ...徒花-ADABANA-
殺し屋協会に所属するプロの女性殺し屋コンビがフリーの殺し屋と殺しのターゲットを巡って闘いを繰り広げるアクション映画。「ベイビーわるきゅーれ」シリーズを初めて見ましたが、殺し屋コンビ役の髙石あかり、伊澤彩織を中心に、想像以上の激しいアクションの連続でした。特に伊澤彩織とフリーの殺し屋役池松壮亮のバトルは壮絶。池松壮亮は感情を抑えた淡々とした役が多かったですが、最近は喜怒哀楽を表に出した役も増えてきた印象。本作では何度も吠えてます。髙石あかりはNHK2025年度後期朝の連続テレビ小説のヒロインに決まりました。ロケ地は宮崎。シーガイアをはじめとした風景や街並みも楽しめました。(キネカ大森)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2024年3月末分)監督・脚本:阪元裕吾アクション監督:園村健介出演:髙石あかり、伊澤...ベイビーわるきゅーれナイスデイズ
ベールで顔が隠れていたために、満員電車で取り違えられてしまった2人の花嫁の物語。取り違えられた数日間、花嫁の一人は本当の夫との再会を信じて、駅で軽食店の手伝いをしながら過ごし、もう一人は本当の夫ではない男性が住む集落で過ごしつつ、謎の行動を取り警察に目をつけられます。その間2人とも周りの人たちの役に立ちつつ、結末はハッピーエンド。爽やかな映画でした。インド映画らしく歌うシーンは多かったですが、みんなで踊るシーンはありませんでした。(シネ・リーブル池袋)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2024年3月末分)監督・プロデューサー:キラン・ラオプロデューサー:アーミル・カーン、ジョーティー・デーシュパーンデー出演:ニターンシー・ゴーエル、プラティバー・ランター、スパルシュ・シュリーワースタウ、ラヴィ・キシャ...花嫁はどこへ?
転売ヤーが転売行為で恨みを買った人たちから命を狙われる話。紹介文にはサスペンス・スリラーとあります。途中から激しいガンアクション。狂気がエスカレートする様がシュールで、可笑しさがこみ上げてきました。黒沢清監督の過去作品で自分が鑑賞したのは、蛇の道散歩する侵略者クリーピー偽りの隣人狂気を描いている点が共通しています。菅田将暉、岡山天音、窪田正孝、古川琴音ら主要登場人物全員が狂っています。菅田将暉と古川琴音は過去何度か共演していると思います。自分は菅田将暉の「虹」のMVが一番印象に残っていますが、本作は真逆と言っていいほどの世界観。(ヒューマントラストシネマ渋谷)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2024年3月末分)監督・脚本:黒沢清出演:菅田将暉、古川琴音、奥平大兼、岡山天音、荒川良々、窪田正孝、赤堀雅...Cloud
不都合な出来事が重なり、精神的におかしくなっていく妻を描いた作品。近隣のゴミ捨て場で相次ぐ不審火、飼い猫の失踪、同じ敷地内で暮らす義母との不仲、夫の不倫、妻自身の失業などが起き、妻は夫の不倫相手の住所を突き止め突然押しかけたり、猫を探すためチェーンソーで床を切り、床下を探したりします。妻役の江口のりこが大声で叫んだり、全力で走ったり、風呂場で脱いだりと熱演。夫役が小泉孝太郎、義母役が風吹ジュン、不倫相手役が馬場ふみか。(シネ・リーブル池袋)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2024年3月末分)原作:吉田修一監督・脚本:森ガキ侑大脚本:山﨑佐保子、鈴木史子出演:江口のりこ、小泉孝太郎、馬場ふみか、水間ロン、青木柚、斉藤陽一郎、風吹ジュン映画『愛に乱暴』オフィシャルサイト関連エントリ:【馬場ふみか出演映画...愛に乱暴
新聞部の女子学生らが中心となって、学園理事長の悪事を暴く青春映画。対立する学生たちの関係性が変化し、最後は落ち着くところに落ち着く感じ。この手の映画にしては、恋愛の要素が比較的少なかったです。高島政宏の悪役の演技にインパクトがありました。櫻坂46の藤吉夏鈴が映画初出演にして主演。久間田琳加が美人でした。来場者プレゼントでポストカードをもらいました。(ヒューマントラストシネマ渋谷)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2024年3月末分)監督:小林啓一脚本:大野大輔原案:宮川彰太郎出演:藤吉夏鈴、高石あかり、久間田琳加、中井友望、綱啓永、外原寧々、ゆうたろう、筧美和子、石倉三郎、高島政宏映画『新米記者トロッ子私がやらねば誰がやる!』公式サイト新米記者トロッ子私がやらねば誰がやる!
フィリピンで日本人男性がプロボクサーとして再起を図る話。ボクシングのシーンにリアリティがありました。主要キャストは日本人ですがロケ地はほぼフィリピン。フィリピンの中心部は日本の大都市並みに高層ビルが立ち並んでいました。ボクサーを演じる結城貴史が監督兼主演。娘役は最近テレビドラマでよく見かける田辺桃子。妻役が尾野真千子。元世界チャンピオンのマニー・パッキャオが特別出演。(ヒューマントラストシネマ渋谷)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2024年3月末分)監督:結城貴史脚本:倉田健次出演:結城貴史、田辺桃子、尾野真千子、モン・コンフィアード、ブボイ・ビラール、ルー・ヴェローソ、レスリー・リナ、マニー・パッキャオ映画『DitO』公式サイトDitO
気象学の天才美女が竜巻に立ち向かう、アメリカのパニックムービー。冒頭から3人が竜巻に飛ばされ、緊迫感のあるシーンが続くのかと思いましたが、カントリーミュージックをBGMに竜巻カウボーイのYouTuberが現れる陽気なシーンや、竜巻を研究する真面目なシーン、ラブロマンスっぽいシーンなど、強弱、硬軟のある演出でした。とはいえ竜巻が起きる緊迫のシーンは随所にあります。美女はデイジー・エドガー=ジョーンズ、竜巻カウボーイ役はグレン・パウエル。(ヒューマントラストシネマ渋谷)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2024年3月末分)監督:リー・アイザック・チョン脚本:マーク・L・スミス出演:デイジー・エドガー=ジョーンズ、グレン・パウエル、アンソニー・ラモス、ブライドン・ペレア、キーナン・シプカ、デヴィッド・コレン...ツイスターズ
東京テアトルから映画招待券(2024年3月末分)が届きました。今回も半年で16回分(8~10月で8回、11~1月で8回)。株価は約2年間1100円台。2024年上半期の東京テアトル配給作品のうち、自分が鑑賞したのは、違国日記湖の女たちゴールド・ボーイ一月の声に歓びを刻め株主優待のご案内|東京テアトル株式会社関連エントリ:【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2023年9月末分)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2023年3月末分)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2022年9月末分)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2022年3月末分)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2021年9月末分)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2021年3月末分)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(202...【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2024年3月末分)
温泉地に人喰いザメが現れ人々を恐怖に陥れる?、手作り感満載のパニックムービー。無名監督に無名のキャスト。脚本、セット、映像、セリフなどツッコミどころ満載です。ツッコむのを楽しむ映画のようです。熱海がロケ地。劇中ではあつみ市。上映時間は77分と短い。SNSで話題になっているようです。私が鑑賞した回の観客も多かったです。(ヒューマントラストシネマ渋谷)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2023年9月末分)監督・脚本:井上森人出演:金子清文、藤村拓矢、中西裕胡、内藤正記、椎名すみや映画『温泉シャーク』温泉シャーク
精神科医の女性が、娘を殺された男性の復讐を手助けする話。監督は黒澤清、主演は柴咲コウ。ロケ地はフランスで、共演俳優陣も多くはフランス人。柴咲コウがフランス語で演じています。この作品のためにフランス語を学んだそうです。アクションシーンもあり、彼女の頑張りはスクリーンを通して伝わってきました。役自体は冷酷な役。ラストの意味は理解したつもりですが、伏線らしきものがあまりなく、唐突な感じがしました。(ヒューマントラストシネマ渋谷)<ahref="https://blog.goo.ne.jp/bk31/e/fc6345a9fcde2b64064181654bca3d9a">【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2023年9月末分)</a>監督・脚本:黒沢清出演:柴咲コウ、ダミアン・ボナール、マチュー・アマルリック、...蛇の道
認知症の老父、偶然出会ったDV被害者の疑いのある少年と暮らす女性の話。「実子ではない子どもと生活する」というシチュエーションが、現在東京テアトル系の映画館で上映中の「違国日記」と被ります。ざっくり分けると「違国日記」はポジティブ、本作はネガティブ。発生した事象としては救いがない展開でしたが、精神的な救いはある作品でした。少年役の中須翔真君の演技が素晴らしかったです。認知症の老父役の奥田瑛二の演技も凄すぎて、誰だか分かりませんでした。(テアトル新宿)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2023年9月末分)原作:北國浩二「嘘」監督・脚本:関根光才出演:杏、中須翔真、佐津川愛美、酒向芳、木竜麻生、和田聰宏、丸山智己、河井青葉、安藤政信、奥田瑛二映画『かくしごと』公式サイトかくしごと
小説家の女性が、交通事故で亡くなった姉の15歳の娘(姪)を引き取り、2人で暮らす話。小説家の女性・槙生(まきお)は姉と仲が悪く、姪・朝(あさ)ともほとんど会ったことがなかった。そんな2人が急に一緒に生活することになり、意見の食い違いやそれぞれ悩みを抱えながらも、お互いを気遣い、共同生活を送っていきます。槙生役が新垣結衣、朝役が現在17歳の早瀬憩。槙生の友人役の夏帆、瀬戸康史、朝の同級生役の小宮山莉渚ほか、キャストの大半が爽やか。空や海の青、公園の緑などの風景も多く、映画全体が穏やかな爽やかさを醸し出していました。(ヒューマントラストシネマ渋谷)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2023年9月末分)原作:ヤマシタトモコ監督・脚本:瀬田なつき出演:新垣結衣、早瀬憩、夏帆、小宮山莉渚、中村優子、伊礼姫奈、滝...違国日記
1945年、アウシュビッツ収容所の隣に住む所長一家の日常を描いた作品。アメリカ・イギリス・ポーランド合作映画。第96回アカデミー賞2部門(国際長編映画賞・音響賞)受賞ということで、音の使い方が独特でした。映像の方は、赤ちゃんが泣き続けたり犬が挙動不審だったりしますが、一家が食事をしたり庭で過ごすのんびりしたシーンが多いです。アウシュビッツを取り上げたということ以外に事前の情報収集をしなかった自分は、鑑賞中はいまいち意味が理解できず、鑑賞後に色々なWebサイトの情報を見て理解できました。入場時にポストカードをもらいました。(ヒューマントラストシネマ渋谷)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2023年9月末分)監督・脚本:ジョナサン・グレイザー原作:マーティン・エイミス出演:クリスティアン・フリーデル、ザン...関心領域
娘が失踪してしまった両親が、ネットで誹謗中傷を浴びながらも、駅前でビラを配ったり、地元テレビ局の取材を受けたりして娘の情報を求め続ける話。娘が失踪した理由を明らかにするミステリーではなく、娘を探し続ける両親を描いたヒューマンドラマです。原作はありませんが、なんとなく実際にあった事件が思い浮かびます。石原さとみが、娘が見つからず、ネットで誹謗中傷され、テレビ局の視聴率重視の姿勢に振り回されて精神的に壊れていく母親を熱演。母親の気持ちとテレビ局の方針の間で葛藤する局員を中村倫也が演じています。(ヒューマントラストシネマ渋谷)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2023年9月末分)監督・脚本:吉田恵輔出演:石原さとみ、中村倫也、青木崇高、森優作、小野花梨、細川岳、柳憂怜、美保純映画『ミッシング』公式サイト関連...ミッシング
湖の近くの介護施設で老人が不審死したことを発端として、警察の強引な捜査、刑事と介護士のアブノーマルな男女関係、不審死と強引な捜査にまつわる出来事などを描くミステリー。たくさんの出来事を詰め込んで、それらの繋がりを明らかにすることで終わってしまい、いずれも結末には至らなかった印象です。最近ははっきりしない感じで終わる作品も多い気がしますので、今どきの作品とも言えます。福士蒼汰、松本まりかのアブノーマルな男女関係がみどころです。特に後半の湖のシーンは過酷そうでした。予告編や宣伝を見た感じでは、2人の関係性の話がほとんどかと思っていましたが、他の俳優陣も活躍しています。財前直見演じる介護士が、浅野忠信、福士蒼汰演じる刑事に反発するシーンは、さすが多数の連ドラで主役を張ってただけある演技でした。(ヒューマントラス...湖の女たち
好きな男性と両想いになるたびに、その男性が目の前から消えてしまう女子学生と、毎日寝るたびに過去の記憶が消えてしまう男子学生の恋の行方を描いた映画。最近の映画・ドラマでよく見かける、タイムループと記憶喪失を組み合わせたような設定で、途中までは奇抜な感じがしましたが、終わってみるとオーソドックスなラブストーリーのようにも思えます。現在放送中のフジテレビ系ドラマ「Re:リベンジ」で、赤楚衛二の後輩記者役を演じている見上愛が、本作では一途で元気な女子学生を演じています。(テアトル新宿)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2023年9月末分)監督:松居大悟原作:高木ユーナ脚本:大野敏哉、松居大悟出演:見上愛、佐藤寛太、落合モトキ、大関れいか、平井珠生、米良まさひろ、本折最強さとし、岩本晟夢、アダム、青木柚、前田敦...不死身ラヴァーズ
小説家の男性がリゾート地で遭遇した奇っ怪な出来事を描く、バイオレンス・エロティック・スリラー。カナダ・クロアチア・ハンガリー合作。R18+。ヒューマントラストシネマ渋谷の作品紹介では、監督のことを「鬼才」と表現しています。異論はありません。小説家の妻以外の主要登場人物がみんなクレイジーです。クレイジーなシーンの後に突然平穏なシーンになるシュールさもあります。本作のキーとなる演出は「自分のクローンを殺せば罪が許される」。気味が悪いですが、非日常を味わえました。(ヒューマントラストシネマ渋谷)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2023年9月末分)監督・脚本:ブランドン・クローネンバーグ出演:アレクサンダー・スカルスガルド、ミア・ゴス、クレオパトラ・コールマン、トーマス・クレッチマン、ジャリル・レスペール映...インフィニティ・プール
1980年代、ミニシアターを立ち上げた映画監督、ミニシアター支配人、映画監督を目指す学生たちの生きざまを描いた作品。ミニシアターも主要な登場人物も実在します。1980年代らしく、監督が理屈にあわないことを言いながら助手を厳しく鍛える様子をユーモラスに描いており、懐かしく楽しい映画でした。説明がややこしくなりますが、本作の主人公は故若松孝二監督。本作の企画・脚本・監督の井上淳一は、当時若松監督に厳しく鍛えられた助手。企画・プロデューサーの木全純治は当時映画館の支配人。若松を井浦新、井上を杉田雷麟、木全を東出昌大が演じています。井浦新は昔はその役になりきる演技が多く、最近は自然な演技が多いイメージでしたが、本作では久々に役になりきる演技を見ました。脚本の井上、キャストの井浦、東出、杉田、田中麗奈、コムアイ、向...青春ジャック止められるか、俺たちを2
資産家である義理の両親を崖から突き落とした青年と、それを偶然目撃した、家庭に問題を抱える3人の少年少女が、お金や人命を巡って騙し合うサスペンス。原作は中国の大ヒット作だそうです。そのためか、ストーリーは凝っていますが、日本映画ぽくない後味の悪さが残ります。東京テアトル配給作品の割に上映回数が少ないのも頷けます。岡田将生と松井玲奈が夫婦役、江口洋介が松井玲奈演じる妻の従兄で刑事役、北村一輝と黒木華が元夫婦役、というキャスティングは面白いです。少年少女役の3人が迫真の演技。(ヒューマントラストシネマ渋谷)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2023年9月末分)監督:金子修介脚本:港岳彦原作:小説「坏小孩」(TheGoneChild)byズー・ジンチェン(紫金陳)出演:岡田将生、黒木華、羽村仁成、星乃あんな、...ゴールド・ボーイ
1950年代から活動し続けた黒人ロック・ミュージシャン、リトル・リチャードの半生を、過去の本人映像・インタビューや、偉大なミュージシャンらの証言で振り返る音楽ドキュメンタリー映画。人種差別・宗教・家族関係・同性愛など波乱万丈な人生を喜怒哀楽豊かに生きるリトル・リチャードの姿と、名曲の数々に元気づけられる作品です。ミック・ジャガー、ポール・マッカートニー、デビッド・ポウイらがリトル・リチャードの功績を讃えています。昔は日本のテレビやラジオでも「トゥッティ・フルッティ」、「のっぽのサリー」などがよく流れていたので、リトル・リチャードという名前を知らない頃から曲は耳にしていました。リトル・リチャードとして認識したのは、佐野元春の「悲しきRADIO」の歌詞がきっかけだったと思います。なので今でもリトル・リチャード...リトル・リチャード:アイ・アム・エヴリシング
辛い過去を抱えながら今を生きる人々を描く、3話からなるオムニバス映画。3話の場所と主要キャストは、北海道・洞爺湖:カルーセル麻紀、片岡礼子、宇野祥平東京・八丈島:哀川翔、原田龍二、松本妃代大阪・堂島:前田敦子、坂東龍汰、とよた真帆とバラエティに富んでいます。それぞれの話は交わりません。印象に残ったシーンは、カルーセル麻紀の慟哭と前田敦子のキャミソール姿。哀川翔主演作品はハッピーエンド。(テアトル新宿)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2023年9月末分)監督・脚本:三島有紀子出演:前田敦子、カルーセル麻紀、哀川翔、坂東龍汰、片岡礼子、宇野祥平、原田龍二、松本妃代、長田詩音、とよた真帆映画『一月の声に歓びを刻め』オフィシャルサイト前田敦子フォトエッセイ『明け方の空』前田敦子宝島社一月の声に歓びを刻め
2021年初頭、アメリカの金融マーケットで起きた小口個人投資家たちとヘッジファンドによるマネーゲームの顛末を描いた、実話に基づく映画。俳優が演じていますが、個人投資家やヘッジファンド、売買対象銘柄のゲームストップ、プラットフォームのロビンフッドなど、多くは実在の人名・社名をそのまま使っています。NYダウやNASDAQの値は日々追っており、ロビンフッドについては好意的なニュースを見かけたことはありますが、この話は知りませんでした。投資を行っている身として、個人投資家たちやヘッジファンドで誰か得して損するか、ハラハラしながら見られました。一時数千万ドルの含み益があった個人投資家も複数いたそうです。日本円に換算すると数十億円。自分だったらそこまで達する前に売っちゃうと思います。(シネ・リーブル池袋)【株主優待】...ダム・マネーウォール街を狙え!
プロポーズを受けた翌日に失踪した女性の物語。ストーリーは不幸で残酷。杉咲花が狂気を秘めつつ、普通に日常を送っているようにも見える役を、時には早口で、時には無言で、自然に演じています。過去の出演作品を見ても役を全部自分のものにしている印象があります。演技力は若手女優の中でトップクラスではないでしょうか。母親役の中村ゆりは色っぽかったです。他の俳優陣も最近の作品でよく見る方たち。(テアトル新宿)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2023年3月末分)原作・監督:戸田彬弘出演:杉咲花、若葉竜也、森永悠希、倉悠貴、中田青渚、石川瑠華、大浦千佳、渡辺大知、宇野祥平、中村ゆり『市子』公式サイト関連エントリ:【杉咲花出演映画】弥生、三月99.9-THEMOVIE青くて痛くて脆い十二人の死にたい子どもたち市子
週刊誌記者の男性が、地球人の姿をした宇宙人ではないかと疑う女性に近づく話。何が本当で何が嘘か、分かったような分からないような話だったのですが、誰も自分が何者であるかを本当に証明できない、と解釈しました。原作がある割に、話の展開にぎこちなさを感じました。ロケ地が滋賀の彦根だそうです。同じく滋賀が舞台となった「翔んで埼玉」との作風の違いが興味深いです。(ヒューマントラストシネマ渋谷)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2023年3月末分)原作:パリュスあや子監督・脚本・編集:熊澤尚人出演:上野樹里、林遣都、??嘉(ファン・ペイチャ)、野村周平、嶋田久作、バカリズム、川瀬陽太、原日出子、酒向芳映画『隣人X-疑惑の彼女-』オフィシャルサイト隣人Xパリュスあや子講談社関連エントリ:私をくいとめて花芯隣人X-疑惑の彼女-
不倫疑惑で謹慎中の女優のドキュメンタリーを、女優の実家がある熊本で、仕事がうまく行かないテレビ局の若手女性スタッフが撮影するヒューマンコメディ。女優はデビュー前に父親とケンカ、半ば故郷・熊本を捨てる形で上京し、かつ不倫疑惑中のため、家族や地元の人たちに会いたくないのですが、すぐに気づかれて色々な人に会ってしまいます。また、低予算での撮影だったり、スタッフがドキュメンタリーに不慣れだったりして、様々な出来事が起きます。前半笑えて、後半泣けました。女優役の蓮佛美沙子は静かな役が多いイメージを勝手に抱いていましたが、本作でそのイメージがだいぶ変わりました。前半のキレるシーンとかはかなりおもしろかったです。テレビ局スタッフ役の伊藤万理華は最近映画やテレビドラマでよく見かけます。見るたびに印象が違います。先日完結し...女優は泣かない
二人の男性が、別の時期に付き合っていた共通の女性の想い出話を語る映画。今のシーンがモノクロ、回想シーンがカラーという独特な演出。綾野剛、柄本佑、さとうほなみという有名俳優が主要キャストの割に、濡れ場が生々しかったです。R18+でした。エンディングは綾野剛、さとうほなみが山口百恵「さよならの向こう側」をカラオケデュエット。昭和を感じました。さとうほなみの年齢は30代ですが、ここ数年急に映画やテレビドラマで見かけるようになりました。自分が鑑賞した映画だと、「愛なのに」に出演。検索したところ、バンド「ゲスの極み乙女」のドラマーだそうです。バンドでは「ほな・いこか」の名前で活動しているとのこと。(テアトル新宿)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2023年3月末分)原作:松浦寿輝監督:荒井晴彦脚本:荒井晴彦、中...花腐し
【株主優待】吉野家:ねぎだく牛丼、お新香セット(2023年12月)
吉野家の株主優待券を利用して「ねぎだく牛丼」をいただいてきました。最近吉野家では定食や期間限定メニューを注文しており、牛丼を食べるのは久しぶり。吉野家の「ねぎだく」の「ねぎ」は玉ねぎのこと。別皿で提供されました。丼の方を少しずつ食べて空いたスペースに玉ねぎを置きました。玉ねぎのシャキシャキとした歯ごたえがよかったです。お新香セット(お新香、みそ汁)をつけました。料金はねぎだく牛丼608円、お新香セット195円、合計803円。500円の株主優待券を1枚利用して差額は303円。ごちそうさまでした。吉野家新仕様牛丼の具28袋セット(牛丼120g×28袋)レンジ・湯せん調理OK冷凍(牛丼の具どんぶり)...【内容量】・冷凍牛丼の具(120g)×28袋【賞味期限】[冷凍]-18度で製造日を含めて365日(残存賞味期...【株主優待】吉野家:ねぎだく牛丼、お新香セット(2023年12月)
静岡の女子高生4人が、投書をバカにしたラジオパーソナリティを銃で撃つために、車で東京に向かう青春ロードムービー。富士山、茶畑、箱根、湘南海岸、横浜、中華街などを通って、2泊3日で東京に到着。東京タワーを横目に芝公園で暴れ、神宮外苑の銀杏並木を走ります。女子高生を演じるのはAKB48の4人のメンバー。入場時に写真のステッカーをもらいました。神宮外苑は再開発される話がありますが、ユネスコから見直すよう勧告があり、あまり進んでいないようです。賛否両論ありますが、個人的には神宮球場はトイレや通路が他球場より劣っているように感じますので建て替えてほしい、銀杏並木は風情があるので残してほしいです。AKB48の最近のメンバーはほとんど知りませんが、小栗有以はテレビのバラエティ番組などで見かけます。本作でも主演を務めるだ...ガールズドライブ
第二次世界大戦後の疲弊した日本にゴジラが現れる話。タイトルの「ゴジラ-1.0」は、戦後の日本が無(ゼロ)から負(マイナス)になった、ということのようです。ゴジラの映画をそんなに見ている訳ではありませんが、いい意味でゴジラのイメージ通りの作品。「シン・ゴジラ」から7年。記憶は曖昧ですが、「シン・ゴジラ」同様本作も、ゴジラが戦艦やビルを破壊するシーンにリアリティがありました。第二次世界大戦直後の日本という背景もあり、「シン・ゴジラ」よりも重厚さを感じました。戦後が舞台でありながら、結末は現代的。どうなるかハラハラし、感動も覚えました。人間模様もよかったです。(キネカ大森)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2023年3月末分)監督・脚本:山崎貴出演:神木隆之介、浜辺美波、山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サ...ゴジラ-1.0
駆け出しの女性映画監督が、消えた母親を題材とした映画を撮る話。男女間の恋愛と家族愛、両方描かれています。主役級の俳優陣が揃いました。特に家族が豪華。映画監督の妹が松岡茉優。2人の兄が池松壮亮、若葉竜也。父親が佐藤浩市。映画監督とバーで知り合う男性役が窪田正孝。家族のケンカのシーンはつい声を出して笑ってしまいました。同じシーンでの共演はありませんが、中野英雄と仲野太賀が親子出演。(ヒューマントラストシネマ渋谷)【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2023年3月末分)監督・脚本:石井裕也出演:松岡茉優、窪田正孝、池松壮亮、若葉竜也、佐藤浩市、仲野太賀、趣里、高良健吾、MEGUMI、三浦貴大、芹澤興人、笠原秀幸、鶴見辰吾、北村有起哉、中野英雄、益岡徹、映画『愛にイナズマ』オフィシャルサイト関連エントリ:【松岡...愛にイナズマ
銀座のキャバレーでピアノを弾く、2人の男性の一夜を描いた映画。池松壮亮が一人二役を演じ、ところどころピアノも弾いています。音楽劇、ヒューマンドラマ、シュールなコメディ、バイオレンス、様々な要素を含む、考えるより感じる作品でした。公式サイトには以下の記述があります。「ピアニストとしてキャバレーや高級クラブを渡り歩いた青春の日々を綴った回想録だが、共同脚本を手がけた冨永昌敬監督と高橋知由が大胆にアレンジ。南博がモデルの主人公を“南”と“博”という2人の人物に分けて、3年におよぶタイムラインがメビウスの輪のようにつながる一夜へと誘い、観る者を翻弄する。」たしかに翻弄されましたし、原作を読んでも映画の内容は理解できないだろうなと思いました。テアトルシネマグループ独自の音響システム「odessa」システムの特徴を最...白鍵と黒鍵の間に
1923年9月1日、関東大震災発生直後のデマに惑わされて日本人が日本人を殺してしまった、実際に起きた事件を映画化した作品。前半は千葉の福田村の住人、香川の薬売りの行商団、それぞれの生活がのどかに描かれつつ、福田村の住人の男女関係を中心としたいざこざもいくつか起こります。中盤に震災が発生してから物語は一変、緊張感に包まれます。加害者側、被害者側、一人一人の言動がどれだけ事実に忠実か分かりませんが、デマや集団心理に振り回されます。被害者側の日本人が被差別身分の人たちというのもポイントです。この映画の解説で、現代でも特にネットで同様のことが起きているので、戒めとしなければならない、という論調のものを見かけます。その通りだと思います。言い返したくなる気持ちも分かりますが、挑発的な態度は慎んだ方がよいということも感...福田村事件