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ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回はいわば「仕事人の心得」のようなものを説いた章になります。老子のことですから「アレ、俺の仕事ね!」とことさらに強調しない・・・それはなんとなく想像できるのですが、さて? 今回はどうなんでしょう? 『老子』第34...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回も「指導者の有り様」について言及した章になります。ただ、為政者などに向けたというよりも、一般ピープルにも十分に有用な、人生の心構えを説いたと考えてもいいでしょう。現状アホな指導者層ばかりですから、我々のような下々が...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回も軍事に言及した章と言えますが、ちょっと前回までとは違います。『老子』の世界における戦争とは、まったく許されないというものでもありません。人類とは争うもの。だから戦争が起こるのは、悲しいが仕方がない・・・しかし、頻...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は戦争というものに触れた章になります。戦上手とはどのような者を指すのか? その戦術というよりも、戦略・・・もっと言えば指導者の心構えと考えて頂くのがいいかと思います。 『老子』第30章 善者果而巳矣。・・・中略・・...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回はちょっと実践的な章とも言えるでしょう。もともと『老子』そのものが、純粋な哲学というよりは、現実的というか現世利益を目指している、つまり生活と人生の知恵そのものを説いたものであるという性格が強い。そういう要素があり...
古代から昭和までの古典作品の解説が展開される古典マンダラシリーズの2作目『田辺聖子の古典まんだら(下)【電子書籍】[ 田辺聖子 』について 鎌倉時代から江戸…
古代から昭和までの古典作品の解説が展開される古典マンダラシリーズの1作目『田辺聖子の古典まんだら(上)【電子書籍】[ 田辺聖子 ]』について 古事記からとりか…
ダンテの『神曲』を熟読したルネサンス初期を代表するボッカッチョの『デカメロン【電子書籍】[ ジョヴァンニ・ボッカッチョ ]』についてダンテ『神曲』と並び『人曲…
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は『老子』の28章です。この章も『老子』独特の逆説的な処世術を説く章になっています。 『老子』第28章 知其雄、守其雌、為天下渓。為天下渓、恒徳不離。・・・中略・・・ 知其白、守其辱、為天下谷。為天下谷、恒徳乃足。...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は『老子』の27章です。この章も為政者の心得を説いたものですが、一般人の処世にも参考になる部分が非常に多い、そんな章です。 『老子』第27章 善行者無轍迹。善言者無瑕適。善数者不用籌策。善閉者無関籥而不可啓也。善結...
活字マニアの私は毎月5冊前後の本を読みます。日蓮大聖人の仏法を中心とした仏教書と仏教以外の宗教書をメインに読んでいますが宗教関連以外の本も読んでいます。ほとんど読まないはノベル系です。推理小説やミステリー小説はまず読みません。ベストセラーに飛びつくこともないです。自分が読みたい本を古今東西問・ジャンルを問わず読んでいるっていう感じです。小説は読みませんが古典文学はたまに読みます。古典文学というと日本では『論語』などの中国古典が良く読まれていますが、私は日本の古典も好きです。近年では学校教育のプログラムから古典を外して代わりに中国語などの第三外国語を教えたほうが役に立ついう主張も多いです。古典は…
#839 レビュー 『100分de名著 アーサー・ウェイリー版・源氏物語』安田登
「逆」翻訳で理解が深まる『『ウェイリー版・源氏物語』 9月 (100分 de 名著) [ 安田 登 ]』を再読今の私たちの生活や考え方では理解しづらい『源氏物…
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は『老子』の26章です。自民党総裁選からちょうどよいタイミングで、この章になりました。ちょっと不思議な巡り会わせかもしれません。為政者の心構えについて説いた章となります。 『老子』第26章 重為軽根、静為躁君。・・...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は『老子』の25章です。今日は「道」とはなにか? 世界観あるいは宇宙観そういった感じの章になります。 『老子』第25章 人法地、地法天、天法道、道法自然。 人は地に法(のっと)り、地は天に法り、天は道に法り、道は自...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は『老子』の23章です。今日は、大自然でも無理な事なんだから、ましてや人間になんて・・・そんなお話です。 『老子』第23章 暴雨不終日。孰為此。天地而弗能久、又况于人乎。 暴雨は日を終えず。孰(たれ)か此を為す。天...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は『老子』の22章です。本日も「え?」と思わせるような逆説が飛び出して来ます。弱々に見えて実は強つよ。そんな驚きの世界・・・。曲というのは、イケイケオラオラの直線的な強さではなく、迂回しながら勝ちを目指すという、い...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は『老子』の21章です。今日は「道」なるものの説明。大いなる徳を身につけるには「道」と一体化しなければならない。と言ったあとに、では「道」とはどんなものであるか? そんな章になっています。 『老子』第21章 道之物...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は『老子』の20章です。今日はひたすら「道」を究めんとする者の孤独を嘆く。嘆きつつもそれでいいと、自らを奮い立たせる。そういう章になります。 『老子』第20章 衆人皆有以、我独頑以鄙。吾欲独異于人、而貴食母。 衆人...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は『老子』の19章です。全編を通して逆説的な表現が多いため、読む人によって解釈の揺れが出て来るのが、この書物の面白いところです。 『老子』第19章 絶聖棄智、民利百倍。絶仁棄義、民復孝慈。絶巧棄利、盗賊無有。 聖を...
死後の世界を巡る光り輝く天国篇『神曲 天国篇 (講談社学術文庫) [ ダンテ・アリギエリ ] 』についてダンテが、1300年の復活祭(イースター)直前の金曜…
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は『老子』の18章です。これはけっこう有名なフレーズなので、ご存じの方も多いのでは? と思いますが・・・。 『老子』第18章 故大道廃、焉有仁義。(中略)邦家昏乱、焉有貞臣。 故に大道廃れて、焉(ここに)仁義有り。...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は『老子』の17章です。今日はとってもわかりやすい回だと思います。いろんな指導者がこの世には居ますが・・・もろ当て嵌まりまくりの大笑い。そんな回になるのでは? 『老子』第17章 太上、下知有之。其次親誉之。其次畏之...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は『老子』の16章です。毎回これを読んでいる間だけは、心が落ち着く・・・そんなシリーズを目指していますが・・・今回はちょっと字数が多めで大変かも、です。 『老子』第16章 静是謂復命。復命、常也。知常、明也。不知常...
ダンテ『神曲』などを翻訳した平川先生による『ダンテ『神曲』講義 上 (河出文庫) [ 平川 祐弘 ] 』についてダンテ『神曲』の地獄篇について、日本の『往生…
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は『老子』の15章です。毎回これを読んでいる間だけは、心が落ち着く・・・そんなシリーズを目指していますが、今回はどうでしょう? 『老子』第15章 葆此道者不欲盈。夫唯不欲盈、是以能敝而不成。 この道を保つ者は満るを...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 『老子』の14章です。 是謂無状之状、無物之象。是謂恍惚。 これを無状の状、無物の象と謂う。これを恍惚と謂う。 訳:形のない形、姿のない姿ともいえるし「おぼろ」な状態といってもよい。 自然(世の中)の摂理を『老子』で...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 『老子』を読み返してみた、第13章です。 何謂寵辱若驚。寵之為下也、得之若驚、失之若驚。是謂寵辱若驚。 何をか寵辱驚くが若しと謂う。寵の下たるや、これを得ては驚くが若く、これを失いては驚くが若し。これを寵辱驚くが若しと謂...
9歳のときに心を奪われた早逝の女性ベアトリーチェに捧げる作品『神曲 地獄篇 (講談社学術文庫) [ ダンテ・アリギエリ ] 』についてダンテが、1300年の復…
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 『老子』を読み返してみた、第12章です。 馳騁田猟使人心発狂。難得之貨、使人之行妨。是以聖之治也、為腹不為目。故去彼而取此。 馳騁田猟(ちていでんりょう・・・狩り)は人の心を発狂せしむ。得がたきの貨は人の行いを妨げせしむ...
#736 レビュー 『教養としてのダンテ「神曲」地獄篇』佐藤優
佐藤優さんがダンテ『神曲』を解説していると知り読んだ『教養としてのダンテ「神曲」<地獄篇> (青春新書インテリジェンス) [ 佐藤優 ] 』について佐藤優氏…
#724 2024年6月からの読書目標”とにかく読了”は、ダンテの『神曲』
2024年6月から、ダンテの『神曲』を読みたいと思います。今年は、年初の目標としてギリシア悲劇を読むとしていました。岩波書店の『ギリシア悲劇全集』の作品として…
#733 レビュー 『謎と暗号で読み解くダンテ「神曲」』村松真理子
ダンテの生涯、『神曲』の構造の秘密、使われているた言葉の理由などを読む『謎と暗号で読み解く ダンテ『神曲』【電子書籍】[ 村松 真理子 ] 』についてイタリ…
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今日は『老子』の第9章から。けっこう有名なフレーズで、ご存じの方も多いのではないかと思います。 金玉盈室、莫之能守也。貴富而驕、自遺咎也功遂身退、天之道也。 金玉室にみつれば、これを能く守るなし。貴富にして驕れば、自ら...
ダンテの『神曲』の世界を阿刀田高先生の軽妙な語り口で味わう『やさしいダンテ<神曲> (角川文庫) [ 阿刀田 高 ] 』についてダンテの人生、影響を与えた女性…
古典というとちょっと堅苦しい感じがありますが、最近は素晴らしい先生方のお仕事によって現代風にアレンジされた作品も多々…そのなかで、今回の私のおすすめは『落窪物語』マンガ日本の古典(2) 落窪物語 (中公文庫)↑ちなみにこちらは図書館などにあるのでは…?と。私
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 『老子』を読み返してみよう・・・・・・これはもう有名すぎて知らない人は居ないのでは? なんと言ってもお酒の銘柄にも採用されているぐらいです。 上善如水。水善利万物而不争。居衆人之所悪。 上善は水の如し。水は善く万物を利...
30年以上前の大学受験浪人のときに読んだマンガ『あさきゆめみし』を、今年の大河『光る君へ』に合わせて再読長大な『源氏物語』をマンガでその世界観を味わえる。光源…
遠出をしなかったGWということでしたが、ずいぶん前に購入して少しづつ読み進めていた投資本、チャールズ・エリスの「敗者のゲーム」を一気に読み進めて今日読了しまし…
「管子」の言葉より 国会や選挙があると、一定数のアクセスがあります
こんにちは、暖淡堂です。 ブログを複数運営しています。 アメブロでは2サイト作っていて、思い出したようにポツリポツリと記事を更新しています。 アメブロははてなと同じように、ユーザーが特に何をしなくてもSEO的に強いと感じられます。 放置状態でも、一定数のアクセスがあります。 で、そんなアメブロに3年ほど前にアップした記事が以下になります。 この記事ですが、コンスタントに一定数のアクセスがあります。 それも、なんとなく国会期間中であったり、国政選挙の時期だったりすると、アクセス数が増えます。 関心を持ってもらえるのでしょうね。 ameblo.jp 一部引用します。 指導者が指導者としての振る舞い…
「きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに」 後京極摂政前太政大臣 妻を亡くした寂しさを和歌に昇華させた
百人一首第91番目の歌の作者は後京極摂政前太政大臣ごきょうごくせっしょうさきのだいじょうだいじんです。 関白九条兼実の子で、藤原忠通の孫にあたります。 今回は後京極摂政前太政大臣について紹介します。 後京極摂政前太政大臣とは 後京極摂政前太政大臣とは藤原良経のこと。 生年が1169年、没年が1206年。 祖父の藤原忠通は百人一首第76番目の歌の作者ですね。 保元の乱の中心人物でした。 dantandho.hatenadiary.com 藤原良経は政界で活躍しながらも、和歌や漢詩などの文学に通じていました。 自らも優れた和歌を残しています。 そして、当時の文学界の有力なパトロンで、百人一首の選者…
今は休職中なので、もっぱら図書館で時間を潰している。今は図書館を通勤先と見立てて、日中はそこで過ごすようにしている。 なので、本を読む時間はそれなりにある。久々に本を読んでいる。読むスピードは遅いけど、それなりに充実している。 今読んで
百人一首の第81歌から第90歌までをまとめます。 保元の乱、平治の乱、それに続く源平の合戦期。 その時代の歌人たちの作品が中心になります。 選者の藤原定家と、実際に交流のあった歌人の作品もいくつかありますね。 この後は第91歌から第100歌まで。 源平の合戦後までの歌人の作品になります。 dantandho.hatenadiary.com dantandho.hatenadiary.com dantandho.hatenadiary.com dantandho.hatenadiary.com dantandho.hatenadiary.com dantandho.hatenadiary.com…
「弟の牛若は、四歳までは母とともに暮らしていたが」 義経記 巻第一 常盤都落(みやこおち)の事(五)
こんにちは、暖淡堂です。 「義経記」の常盤都落ちの五回目。 常盤は清盛を受け入れます。 そして三人の子らの命を助けます。 ここで、今若、乙若、牛若(義経)三人の生涯が語られます。 今若は、八歳になった春の頃からかんじょう寺(観音寺、醍醐寺か)で学問をさせ、十八の年に受戒し禅師の君と呼ばれるようになった。後に駿河の国、富士の裾野の阿野という山寺で仏法を盛んにしておられたが、そこでは悪禅師殿と称せられるようになっていた。 乙若は八条に住んでいたが、僧ではあっても企みのある恐ろしい人で、加茂、春日、稲荷、祇園の御祭があるごとに平家を狙い、最後は紀伊国(きのくに)にいた叔父新宮十郎行家が反乱を起こした…