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「時間」の概念が変われば、人生はもっとラクになる? 東洋的時間感覚『リセット』という贈り物
年末や年度末になると、ちょっと気持ちがソワソワしません?新しい手帳を準備したり、断捨離したり掃除したりと、新年(新年度)にむけてやることが増えてきますよね?っていうか、そういう気持ちになる。で、振り返りや、次の目標を立てたりね。ののはい、そ...
「管子」の言葉より 国会や選挙があると、一定数のアクセスがあります
こんにちは、暖淡堂です。 ブログを複数運営しています。 アメブロでは2サイト作っていて、思い出したようにポツリポツリと記事を更新しています。 アメブロははてなと同じように、ユーザーが特に何をしなくてもSEO的に強いと感じられます。 放置状態でも、一定数のアクセスがあります。 で、そんなアメブロに3年ほど前にアップした記事が以下になります。 この記事ですが、コンスタントに一定数のアクセスがあります。 それも、なんとなく国会期間中であったり、国政選挙の時期だったりすると、アクセス数が増えます。 関心を持ってもらえるのでしょうね。 ameblo.jp 一部引用します。 指導者が指導者としての振る舞い…
【臨済録を読む】示衆(1)「師晚參示衆云」(師は晚參の時、衆に対して言った) 臨済の説法の根底にある態度について 原文と現代語訳
こんにちは、暖淡堂です。 今回から「臨済録」の示衆の部分を少しずつ紹介します。 示衆には晩参(夜に行われた説法)で、臨済と参加者との間で交わされた言葉が記録されています。 臨済の教えの全体像を把握するには、この部分の精読が欠かせません。 一方で、臨済自身は、先人の文字を大切なものとして読み込むことを「黒豆拾い」のような言い方で、切って捨てています。 さて、私たちはどうしたらいいのでしょう。 それもまた、私たちが取り組まなければいけない問いなのでしょうね。 一文を紹介します。 原文:師晚參示衆云 現代語訳:師は晚參の時、衆に対して言った この部分の大意は、ほぼ言葉通りに理解していいかと思います。…
ふわりと軽く 飄々と こんにちは風◯りです☺️皆さまいかがお過ごしでしょうか❓ 今回はちょっと変わり種の推理小説の紹介を📖 『鷹野鍼灸院の事件簿 乾緑郎著』 【中古】 鷹野鍼灸院の事件簿 宝島社文庫/乾緑郎(著者) 【中古】afb価格:220円(税込、送料別) (2023/7/31時点) 楽天で購入 こちらはタイトル通り鍼灸をテーマにした小説になります♪鍼灸をテーマにしているけどちゃんと事件も起きます😁 作者の乾氏は現役の鍼灸師✨ なので起こる事件も鍼灸絡み&謎解きも鍼灸😅 じゃあ鍼灸に興味がない人には楽しめないのか❓ 全然そんなことありません❗️ 【あらすじ】 鷹野鍼灸院で助手(新人鍼灸師)…
神田古本まつりでの掘り出し物 神田古本まつりでの掘り出し物 「管子・商君書」5年程前の神田古本まつりで入手しました。 「管子」と「商君書」の合本です。 地方の古書店も出店していて、普段あまり見かけない本がたくさんありました。 歩道に並んでいたお店の一つで、平台に積み上げられていた本の山の中から見つけました。 暖淡堂のブログの管子原文はこの本を主に使っています。 本文はいわゆる漢文なのですが、そこに現代の中国語で書かれた注釈が細かな文字で挿入されています。 それが非常に参考になります。 台湾で出版された本 台湾で出版された本なので、すべて中国語(台湾、繁体字)で書かれています。 本文は漢文として…
Bloggerで運営しているサイト「散木の小屋」の方で、「臨済録」と「十八史略」の紹介をしています。 「臨済録原文全文」 sanboku.blogspot.com Bloggerにはpageという面白い機能があって、記事を書いても、そのままではブログのように更新されないのですが、リンクは可能です。 なので、少しずつ日々更新していくような記事にはマッチします。 で、「十八史略」の原文を少しずつ書き足しています。 漢字ばっかりなので、あまりスピードは上がりませんが、じわりじわりとデータの量が増えています。 日々の作業の量が目で見えるので、それが個人的なモチベーションになっています。 「十八史略」は…
今日の生涯大学 午後は太極拳を楽しむ講座 太極拳といえば、ベトナムに行った時公園でやっていたことを思い出す。そのレベルの知識しかないが、なんとなくは気にはなっていた。 まずは歴史から入る。中国で
【古典文学】菅子四篇 心術上 (7) 智乎、智乎。投之海外、無自奪。 知識を求め続けることの虚しさ
菅子四篇 心術 こんにちは、暖淡堂です。 心術上の第七回目です。 今回は知識について。 誰でも知識を求めますが、その知識を求めるということに対して、干支の心術では次のように言います。 心術上第三十六(短語十) 原文 人皆欲智、而莫索其所以智乎。智乎、智乎。投之海外、無自奪。求之者、不得處之者。 書き下し文 人は皆智を欲するが、その智の所以を求むるなし。智か、智か。これを海外に投じれば、自ら奪はるる無し。これを求むる者は、これにおることを得ざる者なり。 現代語訳 人は誰でも智を求めるが、智の大本を探ろうとはしない。智か、智か。智など世界の涯に捨ててしまえれば、それに心を奪われてしまうこともないだ…
【易暮らし】易の卦辞で今日を振り返る 天水訟 天と川とはそれぞれの行き先がある
今日もお疲れ様でした。暖淡堂です。 日中は涼しくなりました。 急に気候が変わった時は、体調に御用心。 夏ですけど、風邪などひきやすいかもしれません。 十分にご休養ください。 で、今日を振り返ります。 天水訟しょうの卦を得ました。 乾(天) 坎(水) 天水訟 訟。有孚。窒惕。中吉。終凶。利見大人。不利渉大川。 訟は、孚まことあり。惕うれいを窒ぐ。中ごろは吉、終わりは凶なり。大人を見るに利あり。大川を渉るに利なし。 訟は訴訟です。 意見の合わないもの同士が争う形。 でも、本日、我が家は穏やかに過ごしていました。 訟の形、上卦が乾(天)で下卦が坎(水)。 大空(天)と川(坎)はそれぞれに行き先があり…
【古典文学】菅子四篇 心術上 (5) 靜乃自得。 自らのあるべき位置を保つ
菅子四篇 心術 こんにちは、暖淡堂です。 心術上の第五回目です。 心術上の冒頭部分の内容が、改めて説明されています。 ここではそれぞれの職分をきちんとわきまえている状況ができたうえで、君主が取るべき態度を述べています。 心術上第三十六(短語十) 原文 心之在體、君之位也。九竅之有職、官之分也。耳目者視聽之官也。心而無與於視聽之事、則官得守其分矣。夫心有欲者、物過、而目不見、聲至、而耳不聞也。故曰、上離其道、下失其事。故曰心術者、無爲而制竅者也。故曰、君、無代馬走、無代鳥飛。此言不奪能、能不與下誠也。毋先物動者、揺者不定、躁者不靜、言動之不可以觀也。位者謂其所立也。人主者立於陰。陰者靜。故曰、動…
【古典文学】菅子四篇 心術上 (4) 君子不休乎好。 好むものだけに頼らない
菅子四篇 心術 こんにちは、暖淡堂です。 心術上の第四回目です。 これまでは「道」について説明してきました。 今回は「道」とともに生きる「君子」についての文章です。 「君子」は、ときに「聖人」と呼ばれることもあります。 心術上第三十六(短語十) 原文 人之可殺、以其惡死也。其可不利、以其好利也。是以、君子不休乎好、不迫乎惡、恬愉無爲、去智與故。其應也、非所設也、其動也、非所取也。過在自用、罪在變化。是故、有道之君、其處也、若無知、其應物也、若偶之、靜因之道也。 書き下し文 人のこれを殺すべきは、死を惡(にく)むを以てなり。それ利せざるべきは、利を好むを以てなり。これを以て、君子は好みに休んぜず…
【古典文学】菅子四篇 心術上 (3) 大道可安而不可説。 「大道」とは安んじるところである
菅子四篇 心術 こんにちは、暖淡堂です。 心術上の第三回目です。 前回は「道」について書かれた部分を紹介しました。 今回の文章は、「道」をより詳しく説明しています。 心術上第三十六(短語十) 原文 大道可安而不可説。眞人之言、不義不顧。不出於口、不見於色。四海之人、又孰知其則。天曰虚、地曰静、乃不伐。潔其宮、開其門、去私毋言、神明若存。紛乎其若亂、静之而自治。強不能徧立、智不能盡謀。物固有形。形固有名。名當、謂之聖人。故必知不言無爲之事、然後知道之紀。殊形異埶、不與萬物異理、故可以爲天下始。 書き下し文 大道は安んずべくして説くべからず。眞人の言は、義ならず顧ならず。口より出でず、色に見(あら…
六十四卦のうち巽そん卦を上に置くものを紹介します。 今回は「風沢中孚」です。 卦の形は上卦が巽(風)、下卦が兌(沢)。 孚ふは信まことの意味。 中孚ちゅうふとは心の中に信があることです。 巽(風) 兌(沢) 先に紹介した六十四卦表をご参照ください。 dantandho.hatenadiary.com 易経にある風沢中孚の卦辞は以下のように書かれています。 巽/兌 風沢中孚 中孚。豚魚吉。利渉大川。利貞。 中孚は、豚魚にして吉。大川を渉るに利あり。貞しきに利あり。 第三爻と第四爻が陰爻でそれ以外が陽爻。 陽爻の間に陰爻が二つある形です。 陰爻は空虚、虚心であるということから、中孚。 豚魚とは貧し…
【古典文学】菅子四篇 心術上 (2) 道不遠、而難極也。 「道」とはどこにどのようにしてあるのか
菅子四篇 心術 こんにちは、暖淡堂です。 再開後の第二回目です。 その管仲の名のもとに集められた文章をまとめたのが「管子」という書物。 「菅子四篇」はその「管子」の中の「心術上、心術下、白心、内業」の四つの篇のこと。 今回は心術の中で主要な位置を占める「道」という概念の説明の部分です。 心術上第三十六(短語十) 原文 道不遠、而難極也。與人竝處、而難得也。虚其欲、神將入舎。掃除不潔、神乃留處。人皆欲智、而莫索其所以智乎。智乎、智乎。投之海外、無自奪。求之者、不得處之者。夫正人無求之也。故能虚無。虚無無形、謂之道。化育万物、謂之德。君臣父子、人閒之事、謂之義。登降揖讓、貴賤有等、親疎之體、謂之禮…
【古典文学】菅子四篇 心術上 (1) 菅子四篇の紹介を再開します
菅子四篇 心術 こんにちは、暖淡堂です。 少し間があいてしまいましたが、「菅子四篇」の紹介を再開したいと思います。 管仲は、中国春秋時代、当時の中国北東部にあった斉という国の宰相を務めた人物。 彼は国の制度を改め、経済を発展させ、その結果としての強い国を実現しました。 その管仲の名のもとに集められた文章をまとめたのが「管子」という書物です。 管仲自身の文章を中心に、その後斉で活躍した思想家の文章も合わせて、膨大な文字数の書物になっています。 「菅子四篇」はその「管子」の中の「心術上、心術下、白心、内業」の四つの篇のこと。 これらの文章は、斉で管仲の思想や、その後の黄老思想と呼ばれるものを研究し…