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わたぼうし短歌帖『「小暑?」と嘯く部屋の夏』。夜の静けさに寄り添いながら、季節の記憶と心の風景を五行のうたに綴っています。
新緑の空に香るぞ柏の葉餅は太ると娘は食はず(ひろかず)柏餅とは、上新粉と白玉粉で作った餅に餡を包み、柏の葉で巻いて蒸したものです。柏の葉は新芽が出るまで古い葉が落ちないことから、子孫繁栄を願って使われる縁起の良いものとされていて、江戸時代から端午の節句に食べる風習が特に関東地方であります。柏餅には、こしあんや粒あんなどの小豆あんの他に、味噌あんなど様々な餡が使われます。この柏餅は、実は抹茶あんでし...
なまくらな作男に扮し欲深きあるじのこころ改心さすや(ひろかず)壁画「ふるさと」絵本のなかの「なまくら観音」のページです。本文には、中村石浄画伯の追加文章が入ります。本当は、怠けていたのではなく、他の労働者が欲深い地主にいじめられるのを防ぎ、地主の小言を一心に受けるためなのですね。巻末に中村石浄先生の横山拓衛さんの紹介と、童話全文を掲載いたします。壁画「ふるさと」をいつまでも愛してくださいと、お話しす...
秋の田の仮庵の庵の苫をあらみわが衣手は露にぬれつつ(天智天皇)秋の田圃のほとりにある仮小屋の屋根を葺いた苫の編み目が粗いので私の衣の袖は露に濡れていくばかりだよ。小倉百人一首の光琳かるたです。同じカードでも、政治陰謀を暴くイルミナティカードとは全く違い、文化の香りがしますね。尾形光琳のかるたは、そのまま芸術品で短歌とくずし字を学べます。日本は皇紀2685年です。世界一長い歴史を持っています。私が最近信...
世を喰ひし顔撮り素顔の精力を記す記者井上和博(ひろかず)フォトジャーナリストの井上和博さんの本『時代を喰った顔』の58~59頁見開きです。「不動産王ドナルド・トランプの怪パーティ」1988年42歳のトランプはまた格好いい男ですね。頁写真をクリックしていただければ、画質が良いので大きく文字が読めると思います。この本は、各界のVIP88人を取材された井上さんの貴重な写真集です。この当時の若きトランプの写真は、日本人で...
お留守番するアンディ立ち枯れ草越しに円らに見ゆる(ひろかず)8月の朝顔のグリーンカーテンもすっかり枯れたブラウンカーテンになり、お留守番のアンディが立ってこちらを見送る姿もより寂しげに見えます。すぐに帰ってくるからね、バイバイ!と出かけますが、こちらが見えなくなるとおとなしくお留守番できるようになりました。幼いころは、ずっと大声で泣きっぱなしでしたので、近所迷惑でした。だんだんと、大人になるのですね。...
晩秋の旧軽井沢散策し寒けれど定番モカソフト(ひろかず)冬が来る前にもう一度あの人に巡り合いたい、「冬が来る前に」という紙ふうせんの曲をご存知の方は、年齢世代が同じかもしれませんね。(笑)もう一度、軽井沢であいましょうという会合があり、参加して来ました。軽井沢も晩秋となれば観光客少ないので、意外と混雑しないので素敵なんですよ。こんないい紅葉にも出会えました。熊がいるそうで、森には入れませんが。旧軽井沢の...
大根を煮るおふなの瞳透き通り信念の道とくと説きしぞ(ひろかず)大根の煮物。通年スーパーで手に入る「大根」ですが、旬はやはりこれから寒くなる季節ですね。みずみずしくてやわらかく、より甘みが増してきます。大きな大根をまとめて煮て、冷蔵庫で保存しながらちょこちょこと温めていただくのがよいですね。学生の頃、東京で住んでいた地域のおばあさんの家に友人と訪れて、じっくりと時間をかけて大根を煮てくれたのを皆でいた...
身罷りし花友くれし種芽吹く何色咲くや百日草よ(ひろかず)ヒャクニチソウ(百日草)は学名ジニア(Zinnia) 和名で百日草と呼ばれ、夏から秋までの百日という長い間咲き続ける草花です。最近ではジニアの苗は、5月ごろから流通するので、5月から11月と百日よりもっと長い期間花が咲き続けてくれるようです。花壇や寄せ植えにも大活躍の一年草ですね。最近ジニアの新品種が続々と登場し、色も形もおしゃれなバリエーションがたくさん出...
上高地の池に憩ふ真鴨どもげに気に入りて渡りもせずや(ひろかず)げ-に 【実に】 なるほど。いかにも。本当に。マガモ(カモ科)は渡り鳥です。多くがロシアや北極圏から、越冬のため9月から11月にかけて日本に飛んできます。なので日本ではマガモは冬鳥ですが、上高地では年間を通じて生息しています。大正池、田代池、明神池などで優雅に水面を泳でいる姿をよく見かけ観光客に癒しを与えてくれます。カモの体にはワンダーネット...
UFOをヒルザキツキミソウ咲きて教ふる昼にほほゑむ月よ(ひろかず)ヒルザキツキミソウはアカバナ科マツヨイグサ属の多年草で、学名は Oenothera speciosaです。アメリカ合衆国の第47代大統領は圧勝でドナルド・ジョン・トランプに決まりました。トランプは、戦争嫌いで平和主義者、軍産一体型国家のアメリカでは逆風が吹き荒れましたが、ようやく世界の戦争が終結する兆しで好ましいと喜んでおります。このヒルザキツキミソウは、...
夕闇の幻術時間物語るゆくりなき日の忘れ形見を(ひろかず)ゆくり‐な・し[形ク]《「なし」は意味を強める接尾語》予想もしない。不意である。思いがけない。何でもないローカル線の鈍行列車ですが、なぜか郷愁を誘います。それは、この夕暮れのマジックアワーのムードがあるからと思います。マジックアワー (magic hour) 、マジックタイムというのは、日没後および日の出前に数十分程体験できる薄明の時間帯を指す撮影用語で、...
細やかな気配りのあやならばこそデザイン無上酒も極上(ひろかず)伊勢神宮御料酒「白鷹」をこの日のために持参された宮原あやさん。久しぶりの仲間と一献をかたむける笑顔が実に美しいですね。白鷹は 、全国数ある酒蔵の中よりただ一つ、伊勢神宮御料酒に選ばれ、100年もの間一日も欠かすことなく献上をつづけ、神宮の神々に供えられているのだそうです。今日は、地元の神様4人(笑いの神様)が集まりましたので、持ち込んでいただき...
牛綾のソフトに目目がくらめども貯古齢糖は無用なるアン(ひろかず)む-よう・なり 【無用なり】してはならない。 してはいけない。 [訳] ぜひともやめにせよ。ワンコはチョコレートは食べられないんです。残念無念のアンディです。チョコレートは、犬が食べると中毒を引き起こしてしまう危険なものなのです。チョコレートの主原料であるカカオ豆には、「テオブロミン」という物質が含まれています。これは苦みの成分で、人間にはリ...
虚無僧がまつたけ狩りのなれを待つ笠の破れに風の尺八(ひろかず)なれ 【汝】 おまえ。 ▽対称の人称代名詞。 親しい者、目下の者、動物などに用いる。松茸の生える山によくあるきのこです。どこからか尺八の音が聴こえてきそうなアカマツ林。編笠をかぶった虚無僧に似ているきのこがあちこちに。一瞬松茸と勘違いしますが、残念。ショウゲンジというきのこです。「残念だと?まだまだあんたは修行が足りんな」とショウゲンジこと虚...
新米 新潟魚沼産こしひかり おかまバー「カリ子」さんの思い出
げに旨き飯におかずはいらずとな魚沼棚田米こしひかる(ひろかず)新米(玄米) 新潟魚沼産こしひかり が届きました。スーパーにお米が全くなくなったのでネットで予約注文しましたら、1ヶ月以上かかりましたが、やっと新米が5kg来ました。棚田が標高高いので、収穫が遅れるのかと思います。白米も追ってくるそうです。本当に旨い飯に、おかずはいらない。と、自信あるようです。玄米でも残留農薬ゼロとの事で、工夫した有機農...
アンディは小さき秋を車窓より見つくる度にシッポふりふり(ひろかず)小さい秋みつけたよー、と喜ぶアンディです。LINEで写真を娘に送ると、走行中の撮影は禁止ですよ、とクレヨンしんちゃんのスタンプ付きで注意が来ましたが、運転席の後ろから手を伸ばして私が撮影してますので、ご心配なく。長いお耳がブーンと翻って、面白いですね。新しいブログ村ランキングバナーにしましたので、よかったらアンディの背中をポチっと押してや...
マッチ擦るつかのま 海に霧深し 身捨つるほどの 祖国はありや (寺山修司)寺山修司の短歌世界をAI画像写真で作ってみました。なるほどですね。「マッチを擦る間のほんの少しの明かりで、海に霧がたちこめているのが見える。私が命を捨てるほどの価値がある国は果たしてあるだろうか。いや、ないような気がする」という歌です。 海を知らぬ 少女の前に 麦藁帽のわれは 両手をひろげていたり (寺山修司)「海を見たことがない少...