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NHKEテレで放送されている「偉人の年収Howmuch?」という番組がことのほか面白い。始めはタイトルだけを見て、古今東西の有名人の収入を勘ぐる少し下衆な番組なのかなと思っていたが、偉人の生涯そのものも紹介しつつ、そこから彼らの年収を探ってゆき、これまであまり明らかになって来なかった偉人のエピソードをいろいろ散りばめていて面白い番組なのだった。案内役の谷原章介も落ち着いていて好感度がある。アシスタントの山崎怜奈という若い女性も、意外と素直で頷ける指摘をしている。30分の短い番組だが、要領よく偉人たちの生涯を分かりやすく紐解いていく。先日、夏目漱石の回を見たら、面白くて何度も見てしまった。偉人の年収Howmuch?お金を切り口に半生をたどると偉人の生き方が見えてくる!https://www.nhk.jp/p...偉人の年収・漱石編
#4151 ひとかたまり菜の花咲けり春の日のひかり隈なき砂畑の隅に
令和6年2月17日(土) 【旧 一月八日 友引】・立春 魚氷上(うおこおりをいずる)ひとかたまり菜の花咲けり春の日のひかり隈なき砂畑の隅に ~若山牧水(1885-1928)Photo:あわじ花さじきの菜の花畑(兵庫県淡路市楠本) ~sogoods.net 菜の花の季節を迎えました。今月12日
#4140 「福寿草まだ出ませんね」「そうですね事情は特に聞いてませんが」
令和6年2月6日(火) 【旧 一二月二七日 友引】・立春 東風解凍(はるかぜこおりをとく)「福寿草まだ出ませんね」「そうですね事情は特に聞いてませんが」 ~大下一真(1948-)『漆桶』Photo:雪の中の福寿草 ~GANREF(H.KIMURA流離写人) キンポウゲ科の多年草、フクジュ
#4112 雪深き汀の小芹誰がために摘みかはやさん親無しにして
令和6年1月9日(火) 【旧 一一月二八日 友引】・小寒 芹乃栄(せりすなわちさかう)雪深き汀の小芹誰がために摘みかはやさん親無しにして ~中の君(紫式部『源氏物語』第46帖「椎本《しいがもと》」)雪深い汀の小芹を誰のために摘んで愛でるというのでしょう。親もいないと
12/25(月)おはようございます。愛媛は思いのほか、寒いです~~~今日は松山を散策します。まずは、松山城へ山の上にあるのでロープウェイで登りますよ。現存12天守のひとつで、天守と二の丸がつながっている登り石垣が残っているのは、ここと彦根城だけ。親藩・松平家の城であちらこちらに葵の紋が。このゾーンでは、甲冑体験をやってて、こーゆーの絶対やりたいわれわれなんやけど(おまえだけやろ!)自分ですべてやらなきゃ...
2023年10月の読了した9冊です。情報整理術、クリッピング技法による読書術、シナリオ・センター方式の物語創作術、伊集院静先生の小説、久しぶり再読の眉村卓先生…
#4079 高山の巌に生ふる菅の根のねもころごろに降り置く白雪
令和5年12月7日(木) 【旧 一〇月二五日 仏滅】・大雪 閉寒成冬(そらさむくふゆとなる)高山の巌に生ふる菅《すが》の根のねもころごろに降り置く白雪 ~橘諸兄《たちばなのもろえ》(684-757)『万葉集』 巻20-4454高い山の岩に生えている菅の根のようにねんごろに降り積も
明治の文豪、夏目漱石がついに小説を書き始め、亡くなるまでを描いた『ミチクサ先生 下』のレビュー 学びたいことの”ミチクサ”、やりたいことの”ミチクサ”その”ミ…
明治の文豪、夏目漱石を題材にした小説『ミチクサ先生 上』のレビュー 漱石サイドからの夏目漱石と正岡子規の真友の友情物語夏目漱石、自分のなすことを見つけるまでの…
#4058 妹がりと馬に鞍置きて生駒山うち越え来れば紅葉散りつつ
令和5年11月16日(木) 【旧 一〇月四日 先勝】・立冬・地始凍(ちはじめてこおる)妹がりと馬に鞍置きて生駒山《いこまやま》うち越え来れば紅葉散りつつ ~作者未詳 『万葉集』 巻10-2201 雑歌原文:妹許跡 馬鞍置而 射駒山 撃越来者 紅葉散筒妻のもとへ行こうと馬に鞍を置
#476 本レビュー『ノボさん 小説正岡子規と夏目漱石 上』伊集院静
伊集院静先生の『琥珀の夢』がとても面白かったので、引き続きで読んだ『ノボさん(上) 小説 正岡子規と夏目漱石 (講談社文庫)』のレビュー 東京で、野球に出会い…
柿食へば鐘が鳴るなり・・・柿を食べると鐘が鳴るのが晩秋から初冬にかけての日本の文化・風情な訳です「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」と詠んだのは俳人正岡子規この柿は渋柿でそのままじゃとても食えたもんじゃありませんそう遠からず母が皮を剥いて干し柿にしてくれる事でしょう・・・あはは^^;最後にぽちっとお願いします ブログランキングにほんブログ村...
#4033 いささかは肌はひゆとも単衣きて秋海棠はみるべかるらし
令和5年10月22日(日) 【旧 九月八日 仏滅】・寒露・蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)いささかは肌はひゆとも単衣きて秋海棠はみるべかるらし ~長塚節(1879-1915)Photo:秋海棠の花と長塚節 中国で海棠に似た花を咲かせるところから名付けられたという秋海棠《しゅうかい
小僧が住む隠居所の小さな庭に、金木犀の木がある。先週から、その金木犀が満開だ。 金木犀は香りが強い花として知られているが、数メートル離れた所を歩いていてもその香りに気づくほどだ。香水と同じで、金木犀の香りが好きな人もいれば、苦手な人もいるだろう。小僧は、嫌いではない。 庭の金木犀が満開です。(写真 by 小僧) 金木犀の香りを嗅ぐと、「秋が来たなー」と思う。金木犀に限らず、花の香りは夜になると余計強く感じる。夜の住宅地を歩いていて、ふと金木犀や沈丁花の香りに気づくことがあるが、いいもんだ。 小僧の隠居所の近くには、ゴルフ場がある。昨日の夕方、ゴルフ場のそばを散歩していて、金木犀の香り、それも打…
猛暑が続いた夏の後半、スーパーで梨が売られていた。秋らしい気候になった今も、ブドウに押され気味とはいえ梨を見かける。 そんなおり、信州に住む友人から立派な梨が送られてきた。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle []).push({}); 梨は小僧の大好物だ。ありがたく、夕飯後のデザートに梨をいただいた。大きくて、立派な、甘い梨だった。 食後の梨は、美味いねー。 猛暑のころから姿を見かけ、秋らしい気候となった今も姿を見る梨は、夏の果物か?秋の果物か? 調べてみると、俳句の季語として、梨は秋に分類されているようだ。正岡子規は、次のような句を残している。 仏へと…
#4002 すゝきの穂 みな立ちあがり くるひたる 楽器のごとく百舌は飛び去る
令和5年9月21日(木) 【旧 八月七日 友引】・白露・玄鳥去(つばめさる)こころみに四五本出たり初尾花 ~正岡子規(1867-1902)Photo:じゃらんニュース 薄《すすき》はイネ科ススキ属の植物。「尾花」と呼ばれる秋の七草のひとつです。このブログでも色々な植物を採り上げ
#4000 つばくらめ飛ぶかと見れば消え去りて空あをあをとはるかなるかな
令和5年9月19日(火) 【旧 八月五日 赤口】・白露・玄鳥去(つばめさる)歸りかけて又立ち戻る燕哉 ~正岡子規(1867-1902)Photo:ツバメのねぐら入り(平城宮跡) ~なぶんけんブログ 一日遅れましたが、昨日から七十二候の第45候「玄鳥去(つばめさる)」。二十四節気「白
徘徊日記 2023年9月10日(日)その2 「木下闇人驚かす地蔵かな」子規句看板 松山あたり
「木下闇人驚かす地蔵かな」子規句看板 徘徊日記 2023年9月10日(日)その2 松山あたり JR松山駅前から歩き始めると伊予電鉄の踏切りがあったので乗ることにしました。大手前駅です。松山市駅ま
徘徊日記 2023年9月10日(日)その1「春や昔十五万石の城下町」子規句碑 松山あたり
「春や昔 十五万石の 城下町」子規句碑 徘徊日記 2023年9月10日(日)その1 松山あたり春や昔 十五万石の 城下町 正岡子規 デカい石碑がありました。ボクにも読めます。「坂の上の雲」
令和5年9月14日(木) 【旧 七月三〇日 赤口】・白露・鶺鴒鳴く(せきれいなく)蒲殿《かばどの》がはてにしあとを弔へば秋風強し修善寺の村 ~正岡子規(1867-1902)Photo:源範頼(左)と源頼家 ~Wikipedia 昨年の大河ドラマでは迫田孝也が演じていた源範頼。遠江国蒲御
漱石珈琲店(松山)素敵カフェで夏目漱石と正岡子規の友情に想いを馳せて
「小生宿所は眺望絶佳の別天地」 夏目漱石が、親友・正岡子規への手紙にそう記した場所。 それが、漱石が松山に移り住んで最初の下宿先となった「愛松亭」。 いまは、「漱石珈琲店」として、当時の面影を残し レトロで落ち着いたカフェとなっています。 松山への旅行前、一冊の本に出会いました。 日めくり子規・漱石―俳句でめぐる365日 作者:紗希, 神野 愛媛新聞社 Amazon 一日一句と、その解説がわかりやすく載っている本ですが、 コラムには子規と漱石の友情、二人が互いに出し合った書簡や エピソードなどが書かれていて、とても面白く、読みやすい! 松山を訪れるにあたって、読んでいてよかったと思った一冊でし…
松山フェニックス・公式ホームページhttps://phoenix.main.jp/朝日新聞デジタル物価高で「野球離れ」の危機感が広がる高校野球2千校アンケートhttps://news.yahoo.co.jp/articles/83092b00f38df43c0c4cccd0cc402ad258cccf28日刊スポーツ電子版学校も生徒も教員も参加率も大幅減合同チームも増加中加速する少子化で学校運動部活動どうなる?https://news.yahoo.co.jp/articles/5d92c9ff1cb4acd9bc2a11d213f0499f45e55fc7あいテレビ(ITV)進む部活動の“地域移行”中学総体で初めて「地域スポーツクラブ」参加少子化や教員の働き方改革の一環でhttps://news.yaho...松山フェニックスの皆様へ
#3945 人間は幽霊たちの原材料ハーンの伝記にしおりをはさむ
令和5年7月26日(水) 【旧 六月九日 友引】・大暑・桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)人間は幽霊たちの原材料ハーンの伝記にしおりをはさむ ~斉藤真伸(1971-)『クラウン伍長』Photo:映画『リング』(1998年東宝)より 今日は「幽霊の日」。文政8(1825)年7月26日に鶴
#3937 二上の彼面此面に網さして我が待つ鷹を夢に告げつも
令和5年7月18日(火) 【旧 六月一日 赤口】・小暑・鷹乃学習(たかすなわちわざをなす)二上《ふたがみ》の彼面《をても》此面《このも》に網さして我が待つ鷹を夢に告げつも ~大伴家持(718-785)『万葉集』 巻17-4013二上山のあちらこちらに網を仕掛けて私を待ちわびてい
#3935 かなしみは破れし芭蕉の葉を越えて白き硝子を打ちぬ夕暮
令和5年7月16日(日) 【旧 五月二九日 先負】・小暑・蓮始開(はすはじめてひらく)かなしみは破れし芭蕉の葉を越えて白き硝子を打ちぬ夕暮 ~与謝野鉄幹(1873-1935)『相聞』Photo:バショウの実 ~EVERGREEN 芭蕉はバショウ科の多年草で中国が原産のようですが何故か英
⏱この記事は、約4分で読めます は じ め に ご 挨 拶 本 編 あなたの人生観 お わ り に 糸屯ちゃんのおまけ 糸屯ちゃんの掲示板 主催サークル(2023年07月11日 04:45 現在) は じ め に ご 挨 拶 おはようございます ☕ _ _))ペコリンン 白石です本日のテーマは、久々の 心理学は摩訶不思議6 です おはようございます ☕ _ _))ペコリン 真行寺ですそれでは、わたくしの方からお送りさせていただきます心理学は摩訶不思議6 のご紹介をしますあなたの人生観 です! (・・*)。。oO(妄想中) それでは、皆さん 楽しんでってくださいね (* ˃ ᵕ ˂ )b 本…
#3931 みずや君もゆるくちびるつけてよりそのしら蓮につゆのわき出ぬ
令和5年7月12日(水) 【旧 五月二五日 大安】・小暑・蓮始開(はすはじめてひらく)朝風やぱくりぱくりと蓮開く ~正岡子規(1867-1902)Photo:千葉公園に咲く古代蓮(大賀ハス) ~ニッポン旅マガジン 二十四節気「小暑」の次候は七十二候の第32候「蓮始開(はすはじめて
#3917 美夜自呂の砂丘に立てるかほが花な咲き出でそね隠めて偲はむ
令和5年6月28日(水) 【旧 五月一一日 先負】・夏至・菖蒲華(あやめはなさく)美夜自呂《みやじろ》の砂丘《すかへ》に立てるかほが花な咲き出でそね隠《こ》めて偲はむ ~作者未詳 (東歌)『万葉集』巻14-3575 譬喩歌美夜自呂の砂丘に生い立っている昼顔のように、人目に立
2023年6月17日。都内の公園。オリンパスOM-D・ E-M5MkII/M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO。★コ…
【道後温泉】日本最古の温泉・道後温泉を巡る(後編)【愛媛県】
前回の記事では道後温泉街や共同浴場などを紹介しました。 今回は宿泊した宿や道後公園、道後温泉グルメを紹介します。
今回紹介するのは、愛媛県松山市にある道後温泉。 日本最古の温泉としても知られている。 松山中心部からのアクセスも抜群な道後温泉を巡ります。
【彽徊趣味(ていかいしゅみ)】せかせかした世の中を 余裕をもって生きるということ
< 昭和の頃と比べて平成 令和って 世の中 どんどん忙しくなって来ているのかしらん > 生きにくい世の中だっていうのが、21世紀日本の特徴ですっていうことを耳にしますけど、それは日本だけに特徴的なことなんでしょうか。 地球規模でのコンピュータ社会、ごく最近はAI社会なんていうことも言われ始めていますけれど、道具に追い立てられるようになって来てしまった、現代社会特有の生きづらさなんでしょうかね。 人間的なやさしさ、みたいなものが決定的に減っているのかもです。 「江戸時代の町人なんてさ、身分制度があるとはいうものの、武士階級への出世とかを望まなければ、もっとさあ、かなり大らかに生きていられたんじゃ…
#3897 美しき球の透視をゆめむべくあぢさゐの花あまた咲きたり
令和5年6月8日(木) 【旧 四月二〇日 大安】・芒種・蟷螂生(かまきりしょうず)美しき球の透視をゆめむべくあぢさゐの花あまた咲きたり ~葛原妙子(1907-1985)『原牛』Photo:般若寺(奈良市般若寺町)の紫陽花の花手水 ~CREA 全国に「紫陽花の寺」と呼ばれる花の名所
#3896 わが取れる紗の燈籠に草いろの袖をひろげて来る蟷螂
令和5年6月7日(水) 【旧 四月一九日 仏滅】・芒種・蟷螂生(かまきりしょうず)わが取れる紗の燈籠に草いろの袖をひろげて来る蟷螂 ~与謝野晶子(1878-1942Photo:カマキリの子供 ~Adobe Stock 二十四節気「芒種」の初候5日間(6月6~10日)は七十二候の第25候「蟷螂生(
「知の巨人」南方熊楠と同じ慶応3年(1867年、1868年)生まれの有名人とは?
「椎名裁定」(*)で有名な元自民党副総裁の椎名悦三郎(1898年~1979年)が「歴史は夜作られる」と話したという新聞記事を読んだ記憶があります。(*)1974年に田中角栄から後継総裁の指名を委任された副総裁の椎名が、総裁選を行わずに話し合
#3879 小満の木々のかげ濃しそこに遊ぶ鹿の親子も人の親子も
令和5年5月21日(日) 【旧 四月二日 大安】・小満・蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)ほちほちと桑くふ夜の蚕哉 ~正岡子規Photo:ノウキナビブログ 七十二候の第22候は「蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)」。二十四節気8番目「小満」の初候にあたります。『暦便覧』によ
プロ野球が開幕しました。11~13日は巨人-阪神の3連戦が開催され、試合前の東京ドームには続々と人が集まってきていました。まさに「球春」到来です。 ただし、試合開始20分前なのに入場待ちの列はそれほど長くありません。 チケットも当日売りが結構ありました。巨人-阪神線と...
#3836 十ばかり椿の花をつらぬきし竹の小枝をもちて遊びつ
令和5年4月8日(土) 【旧 閏二月一八日 先勝】・清明・玄鳥至(つばめきたる)春の山屍を埋めて空しかり ~高浜虚子(1874-1959)Photo:ツバキ ~椿のおもてなし 明治から昭和にかけて活躍した俳人、高浜虚子が人生の幕を閉じたのは1959(昭和34)年4月8日。その虚子が最
#3827 人住まぬいくさのあとの崩れ家杏の花は咲きて散りけり
令和5年3月30日(木) 【旧 閏二月九日 仏滅】・春分・桜始開(さくらはじめてさく)もろこしは杏の花の名所かな ~正岡子規(1867-1902)Photo:「キュネス県のアンズ畑」中国, 新疆ウイグル自治区 ~Bing日替わり画像 杏《あんず》はバラ科サクラ属の落葉小高木。原産地の中
#3820 国人ととつ国人と打ちきそふベースボールを見ればゆゝしも
令和5年3月23日(木) 【旧 閏二月二日 友引】・春分・雀始巣(すずめはじめてすくう)国人《くにびと》ととつ国人と打ちきそふベースボールを見ればゆゝしも ~正岡子規(1867-1902) 『竹の里歌』Photo:第5回WBCで優勝し喜ぶ日本ナイン。中央は大谷翔平=マイアミ 3月2
#3798 みちのくの岩手の牧場草萌えて千里行く馬の子もいはゆなり
令和5年3月1日(水) 【旧 二月一〇日 大安】・雨水・草木萠動(そうもくめばえいずる)みちのくの岩手の牧場草萌えて千里行く馬の子もいはゆなり ~正岡子規(1867-1902)『はてしらずの記』 1893(明治26)年、正岡子規はひと月あまりの日程で東北地方を訪れ、芭蕉の『奥の
#3784 中垣のとなりの花の散る見てもつらきは春のあらしなりけり
令和5年2月15日(水) 【旧 一月二五日 先勝】・立春・魚上氷(うおこおりをのぼる)中垣のとなりの花の散る見てもつらきは春のあらしなりけり ~樋口一葉(1872-1896)『一葉歌集』Photo:李鴻章(左)と丁汝昌《ていじょしょう》 今日は中国の官僚・政治家であった李鴻章
#3772 貧しけば豆なとまかめ襷かけてさびしき妻や鬼は外と云ふ
令和5年2月3日(金) 【旧 一月十三日 先勝】・大寒・鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)追儺貧しけば豆なとまかめ襷かけてさびしき妻や鬼は外と云ふ ~北原白秋(1885-1942)『雀の卵』Photo:下鴨茶寮本店謹製 節分「料亭の恵方巻」(2022年) 節分とは季節を分ける
令和4年11月21日(月) 【旧 一〇月二八日 先勝】・立冬・金盞香(きんせんこうばし)修善寺物語あり枇杷の花 ~池内たけし(1889-1974)Photo:ビワの花 ~ふらり道草-季節の往来- 枇杷の実が成るのは6月頃ですが花が咲くのは11月から12月。「枇杷の花」は初冬の季語です。
#3697 柿の實を摘むこと遅し故郷の高嶺に雪の見ゆる頃まで
令和4年11月20日(日) 【旧 一〇月二七日 赤口】・立冬・金盞香(きんせんこうばし)柿の實を摘むこと遅し故郷の高嶺に雪の見ゆる頃まで ~島木赤彦(1876-1926)Photo:奈良県産富有柿 ~THE KASHIHARA 現代人は食べ物の旬というものに疎くなってしまっています。松茸の旬
辞世の句(その20)明治・大正時代 乃木希典・乃木静子・正岡子規・甘粕正彦
団塊世代の私も73歳を過ぎると、同期入社した人や自分より若い人の訃報にたびたび接するようになりました。そのためもあってか、最近は人生の最期である「死」を身近に感じるようになりました。「あと何度桜を見ることができるのだろうか」などと感傷に耽っ