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【俳句】と【へちま】と【ほととぎす】 五七五の概念を造り上げた巨人
< 俳句は「ひねる」っていうくらいですから 頭の体操にはイイんでしょねえ きっと > 散歩コースの途中に小さな神社があります。 神社に隣接して、これまた小さな梅園がありまして、春の日の先日そこを通りがけ、まだちょぼちょぼしか咲いていない背の低い梅の枝をじっと睨みつけている1人の壮年男性を見かけました。 なにしとんの? 珍しい虫? ただ通り抜けるだけでしたのでさほど気にもかけなかったんですが、よく見ると、なんと他にも5人ほどの壮年男女、あちらこちら、思い思いの梅の樹の前でじっとしています。 なにごと? 1人の女性がなにやらメモをとっているようす。 ははあん、あれですね、俳句、吟行ってやつ。お題が…
病人の看護が苦手である。子供が小さい時は面倒も見たが、大人の男なんて、想像するだけでウンザリだ。つくづく離婚しておいてよかった。そんな私が、なぜかこの本は読んでしまう。(「仰臥漫録」正岡子規著 岩波文庫)「仰臥漫録」の書名の通り、仰向けのまま寝返りもうてない重病人でありながら、その感受性には曇りなく、筆を執ることを忘れない。驚くべきは著者の食欲。例えば明治34年の今日、9月19日には朝飯 粥三碗午...