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看取りの記事を書いて3か月後。 まさか父を看取るとは夢にも思わなかった。 tamozo24.hatenablog.com 自分が忘れないうちに記録しておきたいのと どこかでどなたかのお役に立てればと言う思いで書き残します。 痛みが出た翌日からつけ始めたノート 2月に入って調子を崩した父。 痛みが出ても絶対入院はしたくないと救急搬送は拒否した。 tamozo24.hatenablog.com 2月13日 痛みが出た翌日、かかりつけ医に受診した。 昨晩の様子と食事が摂れなくなりつつあることを伝えた。 昨年10月の特定検診から体重が4㎏減っており採血実施。 降圧剤は半錠になった。 2月14日 朝ごは…
トイレから出てきた父が 「黒い便が出た。」 と言ってきた。 黒色便と言うことはおそらく上部消化管出血。 あの痛みはそれによるもの? でも何で出血しているのかはわからない。 2月17日 今度は下痢をしたと訴えあり。 下着も汚してしまい、トイレで交換。 余っていた粗品のタオルを濡らしてレンチン。 ホットタオルを作り、陰部清拭した。 この日は採血結果を聞くだけだったので、私だけかかりつけ医に行った。 黒色便が出たことを報告すると 採血結果からも何らかの出血による貧血だろうとのことだった。 加えてご存じかもと思いつつ、右足底部の悪性黒色腫について伝えた。 「皮膚科の先生に高齢でも突然、爆発的に広がるこ…
2月21日 ベッドの端に5分と腰かけていられない父。 この状態では普通車いすでCTの待ち時間に耐えられないと思った私は 予約した提携病院に電話をかけ、 背もたれが倒せる(リクライニング)車いす、 もしくはベッドを借りることはできるかと確認した。 結果、リクライニング車いす→なし ベッドは空いていれば可 という返事だった。 介護タクシーを頼めば乗車中はリクライニング車いすを借りられるけれど、 受診の間はレンタルできない。 週末の様子をみて最悪キャンセルしようと考えた。 父自身は相変わらずほとんど食べられないけれど トイレは自分で歩いて行ける。 ふらつくため気づいたらベッドに戻るまで見守るようにし…
思い返してみると 父の食事量が減り出したのは確か昨年の夏ごろだった気がする。 母が食べ残すからお皿を小さいのに買い替えたと言っていたような・・・。 確定診断を受けた訳ではないので想像の域を超えないけれど、 きっとその頃から少しずつ進行していたんだろう。 だからといって 早い段階でCTを撮ってもしがんが見つかって・・・よりも 曖昧なままでむしろよかったと思う。 診断を受けてもきっと父は全力で治療を拒否しただろうし、 (そもそも高齢すぎて治療対象にならないかもだけど) 知らない方が良いこともある。 2月26日 前日の夕方、歩いてトイレに行けなかったので、 ベッドサイドに車いすを設置しておいた。 深…
体力が落ちてトイレに行けなくなった日を境に 父は一気に悪くなった。 2月27日 痰が絡むようになった。 寝たままでお茶を飲むので誤嚥の危険性が高い。 余っているゼラチンでお茶にとろみをつけてみることにした。 2月28日 さらにむせやすくなり、ゼラチンを増やしてみる。 午前中、「体を起こしてくれ。」と言われ、介助でベッド端に座る。 背中を支えていないと倒れて行ってしまい、数分で横になる。 「痛い訳じゃない。」 「なんて言ったらいいかなぁ・・・。」 とかすれた声で話す。 午後、かかりつけ医の往診あり。 ポータブルのエコーで膵臓の辺りを確認するが、 異常所見はみられないとのこと。 「少し栄養剤を飲ん…
3月3日 数時間おきに自分でポータブルトイレに座るが、 尿はほとんど出ていない。 立っているもの困難になり、 私が前から抱えて姪がパンツとズボンを上げる という全介助の状態になった。 声もかすれた小さな声しか出せなくなったが、 首振りや表情で意思表示をしていた。 女性ものの尿取りパットと普通の下着ではうまく当てられず 寝巻を尿汚染することが増えたので、 リハビリパンツ(履くタイプのおむつ)にしてみることを提案したが もんのすごく嫌そうな顔をされた。 苦痛も長い時間持続するようになり、 ずっともそもそしている感じだった。 ふと思う。 (夜間も1人でずっとこうしているんだろうか・・・) 父に少し眠…
3月4日 1時 兄にシーツまで尿汚染していると起こされた。 (朝までそのままはかわいそうなので起こしてと頼んであった) 着替えとシーツ交換をしてお茶を飲ませる。 少量でもむせてしまうが、自分でせき込んで出す力はある。 表情は悪くないが、ぼんやりしている。 6時 物音で見に行くとポータブルトイレに座っていた。 排尿の有無は不明。 座位も立位も保てない。 6時40分 薬によるせん妄(混乱状態)なのか 「電気を入電しろ。」 「通電しておけ、入ってるんだろう。」 とかすれた声で怒ったように言う。 (温室のことかなぁ・・・)と思いながら とりあえず部屋の電気をつけておいた。 8時15分 血圧95/74 …
「平穏死」と父の最期 〜わかっていたのに、割り切れなかった私の本音〜
皆さんは、石飛幸三さんという方をご存じでしょうか。『平穏死』について書かれた書籍があり、私も何冊か読みました。(function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b=b function...
ステージ4の膵臓がんで「余命11ヶ月」と宣告された父の闘病記④《緩和ケアと看取り》
これまでの経緯はこちら。↓↓↓●ステージ4の膵臓がんで「余命11ヶ月」と宣告された父の闘病記①《初期症状と入院》●ステージ4の膵臓がんで「余命11ヶ月」と宣告された父の闘病記②《余命宣告と手術》 ●ステージ4の膵臓がんで「余命11ヶ
こんにちは、ネロリです。ご訪問いただき、ありがとうございます。毎回、「こんにちは」と書いていますが、実のところ、ブログを書くのは夜が多いです。そういうときは、こんばんはと書くべきなのでしょうか?つまらないことが気になってしまう性分です。今日は、父親のお墓参りに行ってきました。東京にUターンしてきた理由のひとつが、お墓です。夫と私は長男長女夫婦で、それぞれのお墓を守っています。お寺はどちらも都内にあ...