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ブルゴーニュ高級ワイン『サヴィニー レ・ボーヌ プルミエクリュ レ・プイエ 2020(赤)』レビュー
今回は楽天市場の高級ワインくじで引き当てた、フランスの3つ星レストランや5つ星ホテル、フランスのトップソムリエ
ブルゴーニュ、クロドヴージョ内に新しい宿泊施設 ラ フォリー ド ヴージョ
ラ フォリー ド ヴージョ は、フランス、ブルゴーニュ地方にできた新しい、ラグジュアリーな宿泊施設です。この小さな建物は、ブルゴーニュ地方の銘醸畑、クロ ド ヴージョ Clos de Vougeotの中にあります。グランクリュの畑の中にある宿泊施設はここしかありません。
2024年8月1日付けで、フランス農務省が今年のフランスワイン生産量の見通しを発表した。比較的豊作だった2023年ミレジムのあと、2024年は殆どのワイン産地で生産量が落ちる見通しだ。
LVMHがロマネコンティと接するグランクリュ、ロマネサンヴィヴァンのブドウ畑を買収
LVMH ルイヴィトンモエヘネシーが、ブルゴーニュ、アロースコルトン村にあるドメーヌ ポワゾ ペール エ フィスのブドウ畑を購入した。その中にはロマネコンティと接するロマネサンヴィヴァン、コルトンブレッサンドが含まれる。
モンジャール ミュニュレでグランクリュのワイン318本が盗難被害
ブルゴーニュ地方、ヴォーヌロマネ村のワイナリー、ドメーヌ モンジャール ミュニュレで、2024年9月16日1時36分頃、強盗4人組が車で突っ込みワイナリーの扉を破壊し侵入。木箱に入っていたグランクリュのワイン318本を強奪する事件が発生した。
ブルゴーニュに新たな1級畑登場 プイィヴァンゼルとプイィロシェ
AOC プイィヴァンゼルとプイィロシェで新たに一級畑が認可された。シャルドネ種からつくられた辛口白ワインのAOC。西隣のプイィフュイッセに続き、この2つのAOCでプルミエクリュが成立する。2024年ヴィンテージから。
AOCフィサン Fixinがブロション村北側のブドウ畑を吸収し、大きく拡張
AOCフィサンFixinが拡張される。南隣ブロション村のブドウ畑を吸収する。そこはこれまでAOCコートドニュイヴィラージュ Côte de Nuits-Villages 名称のワインで生産・販売されてきたが、今後はAOCフィサンになる。
【ワイン福袋】2025年新春どわーっと届きました【オールドビンテージ・ドットコム】
【オールドビンテージ・ドットコム】のワインの福袋【2025年新春どわーっ福袋】が届きました。福袋の種類は5種類で、必ず当たるプレゼント付き。フランス産ワイン750ml×10本セットの【竹】に泡2本、白1本、赤7本が入ってました。プレゼントは小吉の燻製ナッツ。小吉でも美味しいお得なワインの福袋です。
Meulsault2020(Foure-Roumier-de fosses)
ムルソー(フーレ ルーミエ ド フォセ)さて、前回はエントリーラインん飲んだのでVTは、違うものの今回は格上の村名ですがどうでしょうか。香りは蜜、バタースコッチ、麦わら、黄色い果実、少しの時間経過で凝縮されたレモン、白い岩のようなミネラル。 味わいはまずは酸味がしっかり飛び込んできてそこから黄色い果実を感じるのですがそれが拡がらない様に更に酸味が締め上げ、黄色い果実の果皮の苦味をふんだんに引き連れながらのフィニッシュ。 強烈な凝縮感などはないですがよくまとまっています。ただ個人的には21年のACブルはいいように感じます。まぁ、お得意の安舌が炸裂していることは否めないのですが。笑 価格と質、まだ…
Bourgogne Côte d’Or cuvée V.V.2020(BERTRAND AMBROISE)
ブルゴーニュ コートドール ルージュVV(ベルトラン アンブロワーズ)21年ものは3本飲んで当方が飲んだロットはどれも還元的な印象が初日は強く徐々にそれが取れて姿を現していった印象だったのですが、こちらはどうでしょうか? 香りは低域からカシスを煮詰めたブラックカラント、中域〜高域にかけてベリー、チェリー、ザクロ、オレンジのニュアンスに樽。なかなか複雑です。ただしグラスに多く注ぐと黒系で覆われてしまうところを見ると少し早いのかなという印象。 味わいはVT由来と思われる濃度はしっかりあるものの冷涼感があり黒系と赤系果実が半々とカシス。 複雑性と濃度は20年に軍配が上がりそうですが高いトーンの赤い果…
Bourgogne Cote D'or Blanc 2022(TOLLOT-BEAUT)
ブルゴーニュ コートドール ブラン(トロボー)香りは純度の高いライム、レモンなどの柑橘、蜜、石の様なミネラル。 味わいは黄色い柑橘主体でそこから大理石系のミネラル、果皮の苦味がほんのりとあり穏やかな酸味でフィニッシュ。味わいに金属的なミネラリティーを感じるのはやはりテロワールからのものなのでしょうか。 コルトンシャルルマーニュの若木が混ざっているような印象を受けますし、確かに美味しいのですが、、、 どうも酸が穏やかに感じるのか、そもそも酸の総量が少ないのか判断は微妙なところですが、単調に感じてしまいます。そしてフィニッシュにかけて少しだれ甘さが残ります。酸が副雑味を与える印象をもたらしているの…
Bourgogne Cote D'OR Chardonnay2021 (Foure-Roumier-de fosses)
ブルゴーニュ コートドール ブラン(フーレ ルーミエ ド フォセ)競馬を見ていると生命の連続性という事が意識されることがあります。この世界も生きるスピードの流れは早くなってきているようで、競走馬としての期間は通常長くて3年位。そうなると油断しているうちに応援していた馬が引退からの繁殖入りですぐその産駒の馬が次々に生まれ、またその馬が繁殖入りしてとなっていきます。これが所謂競馬のロマンの一つの血統というやつでしょうか。またもう一方で、とんでもない駄馬からとてつもないスターが生まれることもあるもので、ダンシングキャップ産駒のオグリキャップがまさにそれでこれも一つのロマンの形。ここには100年時代の…
Fixin 1er Cru les Arvelets2017(Berthaut gerbet)
フィサン ザルヴレ(ベルトージェルベ)ここ最近AIアイドルというのが巷で騒がれていますが、個人的に心をざわつかせるのはどちらかというと人間のAI化でしょうか。 元々人には変身願望があるのかもしれませんが、メンズで言えば過剰なまでのタトゥー、スッピンだけどアプリ使用の世界線から整形更にアプリ使用という新型サイボーグ的な世界線への突入。いやそれならまだ潔くて気持ちいいのですが、個人的に整形に否定的ではないものの、何かを繰り返しているためか?(何かは不明ですが)実年齢より自然にちょい若く美しく見せようとして、どんどん本来の自然さからかけ離れていってしまい何故か若さをなくしてしまうどころか本当のサイボ…
Meursault Le Pre de Manche2013(Douhairet Porcheret)
ムルソー プレ ド マンシェ(モンテリー ドゥエレ ポルシュレ)赤は個人的にはVTは選ぶもののそこそこ何でも美味しく飲め、ACブルはなかなか好きで飲んでます。白はさほど経験はないものの、リリースしたての17年のモンテリー デュレスの白なんかはなかなか良かったという記憶があります。で、白は古参の方に言わせるとク◯不味オワコン、もしくはリリースしたては良かったが10年経たずに落ち切っていると聞いて、またまたも〜そんなに人を脅すのはよしましょうよ人が悪い、とこちらを開けてみたのですが間違っているのはワタクシの方でした。笑 瓶越しから見る色は特に問題があるようには思えません。キュプスルを外しコルクは合…
Savigny Les Beaune V.V.2013(Louis Chenu)
サヴィニー レ ボーヌ(ルイシェニュ)同銘柄をマルチプルで購入しても飲んでいればいつか最後の1本になってしまい、それがなかなか開けられないという難題にぶち当たるのですが多くの人はどう攻略しているのでしょうか。 次世代に預ける、失楽園的にワインと共に自分も逝く(笑)、鑑賞、思い出に浸る用として見守るなど色々とあると思うのですが、個人的に最後の2本目を飲んだ時にそこから大体の飲み頃を考えつつ(ボトル差はしょうがない)、その時に次開ける時期を大まかに決めてしまうというのが何となくしっくりきてます。人間っていうのは不思議なもので他人に決断させられるより、自分で決断したものからなかなか自由になれないとい…
NUITS SAINT GEORGES 1er LES SAINT GEORGES1995(Georges Chicoto)
ニュイサンジョルジュ レ サンジョルジュ(ジョルジュ シコト)しばらく前に真贋はともかく、ジャンラフェの90年代初頭のワインが出回り、旧Twitter界隈のワイン民達の間で少し賑わったのですが、 (あくまで自分調べとしてー) 9:1でク○マズ○:美味しい くらいだったように思います。どこで見たか2本持ち込んで1本はブで1本は逝というbeast梅原も驚きのスーパーコンポを叩き込まれてしまった猛者もいて、もはやお悔やみ申し上げますとしか言えない状態。 それでラフェでだけでなくこの作り手も出ていたはずなのですが今回は当時のリリースものでリコルクも無し。さていかに。動かされていない状態だけあってネガテ…
Bourgogne Blanc2011(Hubert Lamy)
ブルゴーニュ ブラン(ユベールラミー)さて、これも最後の1本。 まぁ、今でこそ爆発的人気で価格も高騰していますが、そうなる片鱗が見えた最初の年かもしれません。VT的には翌年から超還元的に変わっていったように記憶しているのですが、さてどうでしょうか?香りはー、いい意味で全く熟成してないです。黄色い果実は感じられず、ミネラルと白く小さな白い花、少しフリンティーな要素もありますが、スワリングですぐに馴染む程度。広域なりですが粗野な部分はなくあくまでタイトで端正な香り。 味わいは少しこなれて柔らかくなっているものの硬質なミネラルがしっかりしてあり、だれた要素はありません。ACなので多少薄いかなと感じる…
Bourgogne Cote-d'Or Rouge2021(Guillard)
ブルゴーニュ コートドール(ギーヤール)個人的に買える21年ものの最後のリリース生産者。 香りはスイカのニュアンス、朱色の果実、乾燥した黒土にブラックペッパーと、赤系果実がトップノーズをくすぐりますが湧き出るように奥底から大地香と呼ばれるものが出てきます。 3日目は強さが和らぎ透明度が増した印象。赤い果実、真紅の薔薇、ダークチョコレートの様な香りが漂います。味もアルコール感が抜けてシンプルな構成ですが柔らかく透明感がありダレずに終始楽しめる印象。 個人的に21年はやはり少し時間が必要な印象かな。そういう意味では美味しくは飲めますがクラシックと呼ばれるVTの様な気もします。
Maranges Sur le Chene Rouge2019(Chevron
マランジュ シュール ル シェーヌ(シュヴロ)人生で初めてセット販売でついてくるワインを飲みました。まぁ、自分で選べるタイプでは購入したことがあるものの、勝手にセットになった物は購入意欲激減で買わなかったのですが、どうしようもないこともあるものです。ワインショップもインポーターから抱き合わせをさせられているかもしれないのでしょうがないのかもしれません。香りは少し還元からのスワリングで黒系果実にほんのりと赤系果実が混ざります。 味わいもタンニンはうまくこなれていますが、やはりどこか田舎くさい。笑 ナチュール方向の味ではないので数日かけて飲みましたが、時間経過をした方が液体も柔らかくなり赤い果実も…
Pommard 1er Clos des Poutures Monopole(Heitz-Lochardet)
ポマール クロ デ プチュール(ハイツ ロシャルデ) 4〜5年くらい前に新星として少し話題となった作り手かもしれません。どちらかというと白で話題だっかもしれませんが当方は赤のみ所有。 今はどうなんでしょうか?ブルゴーニュに突如現れては消える一瞬の光だったのか薄明かり程度になりマニアの間からは消えつつあるのか? なんにせよ真夏にはあまり飲みたくはないアペラシオンかもしれません。笑香りは、全房系の香り、この地にしては考えられないくらいエアリーな赤系果実が香ってきます。黒土やスパイス、茶色ニュアンスも感じますが重苦しくはないです。 味わいもタンニンと果実が黒く沈まないように重さがうまくコントロールさ…
Bourgogne Hautes-Cotes de Nuits Blanc2021(Emmanuel Rouget)
オート コード ド ニュイ(エマニュエル ルジェ)エージェント情報ピノ・ブラン種100%。ヴォーヌ=ロマネ村の西に位置する「aux Herbues(オー・ゼルブ)」という泥灰質土壌の区画に畑があり、広さは0.14haほどで樹齢約35年になります。ステンレスタンクで約10日間かけてアルコール醗酵をさせた後、新樽、1年樽、ステンレスタンクに分けて熟成、瓶詰前にアサンブラージュします。葡萄品種由来の肉厚さ、エキゾチックフルーツのようなアロマがあり、柑橘系の果実味が豊かなワインです。ここもそろそろ代替わりなはずで最近ではラドワなどネゴス?物も見かけるようになってきていますが果たしてどのように進んでいく…
Bourgogne Côte d’Or cuvée V.V.2021(BERTRAND AMBROISE)
ブルゴーニュ コートドール キュヴェVV(アンブロワーズ)飲むのは3度目、あげるのは2度目かもしれません。 3本飲んでの感想は初日に関しては全て還元しており強くはないものの、煙や火打ち石系の香りが果実の香りに対して曇り空を張っている感じです。それでもスワリングをかまして時折見せる隙間から赤系果実が出てきて、期待値を持たせるものなので毎度2日目に持ち越します。 2日目は還元が取れ香りは朱色の果実、ピンクの花、ブラックペッパーや大地香などが立ち上がってきます。 味わいもスケールの大きさはないものの小さいながら口内で丸いパレットを描きバランスの良さを感じることができます。酸もきつすぎることなく果実の…
Chambolle-Musigny Les Bussieres2018(Hubert Lignier)
シャンボール ミュジュニー ピッシェール(ユベールリニエ)強大な権力争いも身内の相続争いも前向きな感情の未来志向で動くというよりは、ネガティブな感情の私怨、怨嗟、過去の恨みが強力なモチベーションとなり力学として動くということを見せつけられている昨今ですが、ここも身内で確か揉めたはずでそれがとりあえず解消されたのが2014年のはずですが、呪詛とはなかなか消えないもので果たしてどうなっているでしょうか。ま、個人的には好きな作り手で19年のACブルや村名などはなかなかの佳作のように思っています。香りは冷涼感が飛び込みつつ、ブラックペッパーと乾燥タバコ、鉛筆の芯、奥から木苺、柘榴、スモモ、まだ硬さのあ…
Saint Aubin La Princee 2019(Hubert Lamy)
サントーバン ラ プランセ(ユベールラミー)現行VTの価格を知りながら追ってまで買うかどうかはともかく、この辺までは"今思うとー"という限定付きなものの買っていても良かったかもしれません。まぁ、飲み込んでいる人はACで十分というか1番コスパが高いと言われるのですが、果たしてこちらはどうでしょうか。まず想像していたよりも色が既についていて軽くビビる、笑 ものの香りは健全でクリーン。 新世界ルシファー系(なんのこと?)とは無縁。 ミネラル主体で果実は白と若い黄色のシトラスがいいところで細く高く立ち上がってきます。 味わいも果実はあまり感じず白い石の様なミネラルや酸が主体な為、通常多くのこの地のワイ…
CHAMBOLLE MUSIGNY 1ER LES COMBOTTES2017(Gilbert et Christine Felettig)
シャンボールミュジュニー コンボット(フェレティグ)興味を持っていながらいつのまにか金額的に上がっていき買えなくなってしまった作り手の1人なのですがまぁ、そういう作り手に限って開けたワインが、すこぶるよくて非常に後悔するのですが、御多分にもれず凄い良くてなぜあの時に買わずに、、、と気を失いかけてしまいました。笑 グラスに注いだ液体を香る以前にコルクについた液体部分の香りでもはや確信。香りは小粒の柘榴、ブルーベリーに赤果実とローズヒップを混ぜた様な香り、少しオレンジのニュアンス、低域から黒蜜、ショコラが湧き立つ様に品よく香ります。トーンの高い赤果実に重低音のある黒系果実とダークショコラがおおい被…
「ワインとフランスの話」 作家でアウトドア活動家でも有名だった、故C.W.ニコル氏の昔の回想録を思い出したので書いてみたい。 ニコルさんはイギリスのウェールズ…
*「醸し人九平次(かもしびとくへいじ) 純米大吟醸 山田錦」__ ワイングラスに注ぐとフルーティーな香りが立ち、口に含むとまろやかな旨みが広がりました。 愛知県名古屋市/萬乗醸造 兵庫県産山田錦を50%まで磨きあげた日本酒 創業は1647年(正保4年)と古...
2024年 ブシャールペールエフィス再編 モンティーユからシャトードピュリニーモンラッシェ入手へ
1731年創業のブシャールペールエフィスが再編。ワイン生産の一部がドメーヌ・デュシェニーとシャトードピュリニーモンラッシェに移転。コートドール内の3か所でワインを生産する形になる。モンティーユとは畑や建物の交換を行い、クロドタールは独立を維持。
シャブリと同じヨンヌ県にあるワイン産地、ヴェズレイの土地が、オスピスドボーヌに寄贈された。今はまだ草地だが、今後シャルドネが植えられ、白ワインが生産される予定。
パリ最後の夜は、ブルゴーニュワイン専門店アンバサード・ド・ブルゴーニュにしました。ワインショップ兼ワインバーになっています。ワインは1階にもありますが、地下1…
Bourgogne Pinot Noir2012(Bachelet)
ブルゴーニュ ピノノワール(バシュレ)ここ最近半年に一度くらい飲んで定点観測しているワインです。現行VTを考えるとなかなか贅沢かなと思うのですが果たして今回はどうでしょうか。香りは乾燥タバコ、スーボワ、檜、湿った黒土、黒系果実が感じるものの輪郭は崩れてきている印象。ジュヴレらしい土や皮っぽさもありますが同様にモレらしさも感じます。味わいはやはりクラシカル。黒系果実中心ながら熟成により強さは落ち着いてきていて、少しの熟成から来るほんのりとした甘味を感じさせるのはやはり上手いと思います。(ただ薄辛くなっているものもありますので)初日は少しアルコールな感じが浮くとこもあるので翌日へ。 2日目もさほど…
Bourgogne Côte d’Or cuvée V.V.2021(BERTRAND AMBROISE)
ブルゴーニュコートドールVV(ベルトラン アンブロワーズ)21年物のブルゴーニュは生産者の限られたコメントを見てみるとクラシックな年という言葉を比較的見かけますが、まぁ個人的にいくつか飲んでみて思うのは赤に関して少し時間を要するワインが多いかな?という印象です。リリースしたての今飲んでみても開けた初日より2日目、3日目の方が大体美味しくなっているケースが殆どです。この作り手はACでVV有りと無しがあり、有りはボヤボヤしているうちに蒸発してしまい、飲むのは初めてです。果たしてどうでしょうか?開けてグラスに注いですぐは纏まっておらずチグハグながら10分もしないうちに整ってきます。 香りは還元からく…
Nuits Saint Georges 1er Les Petits Plets2011(L’arlot)
プティ プレ(ラルロ)前回飲んだ時は真っ黒に覆われていて宇宙の暗闇に沈んでおり、クローズ期というよりもしかして失敗した?としか感じようがなかったこのワイン。 最後の1本ながらあけてみました。香りは独特の全房発酵の青み、漆黒に覆われていたであろう墨汁のベールを脱ぎ始めた赤系果実、乾燥タバコの葉、ブラックペッパー、黒土。強さはあるものの黒くは沈んでおらず一安心。 味わいも、ピノノワールにはしっかりなっており、艶が出始めている赤系果実に黒土、ブラックスパイスが混ざり合います。全房独特の味わいもあり、液体に複雑さも与えていますが、この感じが嫌いな人はダメかもしれません。2日目は落ち着いた朱色の果実にピ…
フランスワインフェアで美酒に酔った土曜日♪ in サン=ジル
今週末はイマイチな天気となったブリュッセル。 そんな週末でも楽しめるフランスワインフェア、Foire des Vignerons de Saint-Gille…
Clos de La Roche 2003(Gerard Raphet)
クロ ド ラ ロッシュ(ジェラール ラフェ)凡そ20年前にTV、携帯(当時スマホは無い),インターネットのどれか一つをやめようと思ってTVを見る事をやめました。それから20年TVはスポーツを見る位で殆ど見ないできています。スポーツを見るといっても年間自らテレビをつけている時間は12時間も無いです。それとは裏腹にYouTubeは結構見ちゃうかな。苦笑 今年はSNSの使用をうまいこと控えたいと思っているのと同時にワインのバックビンを買って放ったらかしにしとくのもやめないとなぁ、と思っています。酒も弱くなりつつあるのに積み上がるっているACブルの在庫 笑 を見てややぞっとしいる年始です。断捨離したい…
Bourgogne Cote-d'Or Rouge2020(Domaine Bart)
ブルゴーニュ コートドール(バール) 香りは赤果実4、黒果実6くらいの割合、そこからナチュール的ではない濃い目の梅、ダークチェリー、乾燥タバコと少しの煙、灰色の岩。ミドルトーンからロウトーンの落ち着いた果実を想起させる香りで冷涼感もあります。 味わいも2020年にしてアル分12.5%で濃いと言うことはなく、しっかりあるものの柔らかいタンニン、赤い果実、果皮の苦味、構造や味わいはシンプルですが濃密ながら黒く沈んでおらずなかなか深い果実味があります。2日目は飲めず3日目に飲んだのですが決して落ちる事はなく酢酸に支配もされていないのでそれだけで十分。熟成もするでしょう。
Bourgogne Pinot noir2021(HUDELOT BAILLET)
言葉は悪いですが17年辺りを最後に理解不能になり買うのをやめてしまった作り手です。14年はバランスが良く個人的になかなか好きだったのですが、それから年々濃くなり15→16→17と年々濃くなるACブル三部作が爆誕。エレガントに流れたはずの17も濃ゆくとりあえず買い控えていました。 で、なんでお前再び買ってんじゃー?と言われれば価格が安いから買ってみた。と言うどうしょうもない理由です。笑 で、今回飲んでみてやっぱなという感じでした。初めに言っておきますがVTの影響もあってかあまり濃くはないです。 香りは、還元からくる少しの煙がまず上がるのでモヤモヤ感があります。それが何故か妙に懐かしく遠い目をして…
Bourgogne Aligote2021(Michel Noellat)
ブルゴーニュ アリゴテ(ミッシェル ノエラ)なんだか気がつけば1月も最終の土日で今年も既に12分の1が終了しようとしていてトーマスマンの小説ではないですが、1週間位の療養予定のはずがうっかり7年近く経っていたみたいな感覚はきっと自分だけではない様に思うのですがどうでしょうか? 閑話休題 香りはレモンなど若い黄色い柑橘、白色の岩、うっすらと蜜、時間経過で白い花などが浮かびあがります。 味わいも尖っていないもののアリゴテ特有の酸味主体に淡い黄色い果実が乗ってくる感じで終始だれることはありません。口に入れて中盤くらいのところで液体の要素が中抜けする様な感じはあるのですがまぁ、このVTにして3000円…
Bourgogne Blanc2013(Hubert Lamy)
ブルゴーニュ ブラン(ユベール ラミー)前回飲んだのが3年半前。その時はあまりのミネラル水ぶりに"まるで成長してない"という漫画slam dunkの安西先生の言葉を思い出してしまったくらいなのですが、笑 果たして今回はどうでしょうか?香りはやはり依然としてタイトながら白果実やうっすらと柑橘系の香りが立ち上がります。以前よりほぐれてきている印象。 味わいも酸がビシッとキマッていますが流石に3年ほど前のミネラル水は脱しており、果実も幾分感じます。余韻もワインのスケールもクラス相応だと思います。 まぁこの銘柄もラスト1本になってしまいました。4日目が1番良かったことを考えるとまだまだ持ちそうです。と…
札幌宅滞在中に、ご近所のワインショップ「ENOTECA」でワインタイプ別診断をしました。ソムリエが選んだ6種類のワインをテイスティングし、アプリの質問に答えて…
Nuits St. Georges 1er Les Perrieres (Robert Chevillon)
ニュイサンジョルジュ レ ペリエール(ロベール シュヴィヨン)今日はこの作り手。 品質の維持と安定供給が約束されているためか、全くレアモノになりません。だからこそ今の安定供給がなされていない妙な味?のワインが持ち上げられて価格もおかしなことになっている時には、普段飲みとして安心して飲むのに相応しい作り手かもしれません。香りは赤身肉、少し熟れ始めた赤系果実、薔薇、カカオ、冷涼感のあるグリーンフレーバーにブラックペッパー。黒土の大地香を感じるためか全体的には落ち着きながらもトーン高い赤い果実という二律背反があります。 味わいはVTの影響もあるのか果実ではなくエキスと酸味とミネラルで飲ませていく手法…
Beaune 1er Greves2021(TOLLOT BEAUT)
ボーヌ グレーヴ(トロボー)今日はサラッと。とりあえず村名から一級といくつか飲んでみたのですが、作風という意味でワインの方向性は一定していて、品質も安定しています。ナチュールではないですし時間経過でもしっかりと持つ作りをしています。 当方は飲めていませんがここのグレーヴの19と20は飲んだ人からするとかなり良かったようです。21に関してはVT的なところからでしょうが強さはありません。ラインナップに共通しているのは全体的に透明感のある赤系果実。このキュヴェに関してはそれにこの地の黒土が低域からフワァーと香ってきます。 9月くらいに飲んだ時のショレイはまだ整っていない感じがしましたが気温も下がって…
Bourgogne Pinot noir2018(Robert Sirugue)
ブルゴーニュ ピノノワール(ローベル シリュグ)香りはまず冷涼感があることに少し驚きます。そこから赤系と黒系果実が半々、柘榴、穏やかな黒土、テクニカル的なことは不明ですが少しの全房発酵を思わせる香り、但し嫌味にはなっておらず心地よい複雑性を与えています。 味わいもリリースから3年以上経ったせいでしょうか、液体は落ち着いて暑苦しさも脆弱さもなく中庸、果実は決して重くなく赤系果実主体で酸もいい具合にあります。ここから察するに余裕であと10年は変わらずに持つと思います。 2日目も要素が混ざり合って香り味共に柔らかくなり向上。3日目も崩れません。 某リアルワインガイドで散々足蹴にされていたドメーヌです…
Bourgogne Pinot noir2014(HENRI GOUGES)
香りはここ最近にしては久々にクラシカルな感じ。というか保守。笑 まぁ強くは香りませんが、作為も感じません。黒系果実、鉛筆の芯や鉛、タバコの葉、そこから差し色として紫の果実。比較的品温から低いところから始めたので、品温が上がると熟したベリーが立ち上がります。 味わいもカッチリしたスタイルで果実味ではなく透明感のある液体に赤、黒、紫の果実が染み出してくる印象。今のスタイルと比較するとワイン単体で飲むと分かりにくく面白みはないかも知れませんが、料理などと合わせると良い感じです。まだまだ当分先まで持ちそうです。しかしながらナチュール好きに全く面白味の無いワインかな〜。笑
フィサン(シャヴィニー ルソー)ちょうど去年の今頃は熊野を旅していたはずで、今年は所用で何故か同じタイミングで彦根に。 一泊二日、車で弾丸。宿泊地は名古屋。夜は割烹を頂きそのままお暇しようとしたのですが、お付き合いということで場末のスナックに連行され久々に2時まで。ママはサミットプッシュ中の84歳。笑 命からがらホテルに帰り翌日鉛となった身体に鞭を入れてなんとか立ち上がり車を2時間飛ばして彦根まで。通常は大津から入るのでこちらから入るのは初めてであり、これはー、という事でずっと行ってみたかった太郎坊宮という修剣道の聖地まで足を伸ばしたのでした。自分自身かなり厳しい場所にあるのでは?と前段階では…
オートコートドニュイ(ギィ シモン)何の覚えもなく風邪を引いてしまったようです。ますば喉の痛みから、その後に水鼻、そして身体のだるさ。熱はあるのかないのか測ってないです。苦笑 とりあえず寝て治すのが基本方針。 そんな時に欲しかったCDがメル仮から到着して慰めがてらに聞いてみたら何と初っ端から音飛びするじゃないか…という事で尚更具合が悪くなったのですが、傷が無いことからここは長年生きてきた知識をフル活用。冷凍療法にて冷凍庫に1分(やったことありますよね?)つけおいて外気欲に晒したら何かが整って復活。めでたしめでたし。まぁ、デジタルだったらこんな事にならないんですけどね。昔の人がヴァイナルにこだわ…
SAVIGNY 1er CHAMPS-CHEVREY MONOPOLE2021(TOLLOT BEAUT)
サヴィニー シャン ジュヴレ(トロ ボー)ワイン好きの(誰もが)その時々でワインに対しての距離感は違うものの高い高いと言いつつ当方もまだうっすら買っています。飲む量より買う量の方が明らかに多い。一種の気の病。笑 かつて植木等はスーダラ節の歌詞に最初疑問を抱き浄土真宗の寺の住職である父に相談したところ親鸞聖人の教えがあると言われ決心がついたというエピソードがあります。歌詞を見てどの部分か考えると”わかっちゃいるけど、やめられない”というところだろうと何となく察しがつきます。 釈尊の時代から仏教の基本は現実と自己のギャップに直面して、現実が自己の思い通りにならない”苦”をいかに超克し心身の安らぎに…
Savigny les Beaune 2021(Tollot Beaut)
サヴィニー レ ボーヌ(トロ ボー)今日はただの村名。さて現時点での失望を感じるか将来の希望が見えるか。赤色が透けるくらいの淡めな色。 香りは少し硬さのある赤系果実、ほんのりと硝煙、赤とピンクの花、アクセント程度にクローヴ、透明感のある香りは総合的にはシンプル。 味わいも少しの硬さをこちらも感じながらも無理にこねくり回している様な印象はなく、シンプルな赤系果実のエキスと酸味で飲ませていく液体。余韻も綺麗に伸びていくし、決して薄辛くギシギシしたところはありません。 アペラシオンデストロイヤー感は無く、模範的なサヴィニー村名という感じでしょうか。 味わい的に果実がスレンダーになり酸味が穏やかになる…