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昨日の阪神の開幕戦、 仕事しながら片方の耳でラジオ中継を聴いてました。 わたし、岡田監督が新人王を獲った年に野球を始めました。 今夜の話は、「耳をすませば」ではなく、「紅の豚」という話です。 さあ、
Chassagne-Montrachet le Concis du Champs2018(Hubert Lamy)
シャサーニュ モンラッシェ ル コンシ デュ シャン(ユベールラミー)オルヴォー輸入物のラミーの行き先のワイン屋は大体決まっているはずで、どのお店も基本はフルラインナップで届いてると思うのですが、今となってはどの銘柄も瞬間蒸発品ながら、今も昔も常に殿を務めている(最後まで売れ残る)のがこの銘柄になります。それでも一級ショーメはお高いですがバリバリの気品に溢れていますし、この村名シャサーニュもサントーバンに比べると高いものの悪くはないと考えています。香りはフリンティー、白い大理石、八朔、若いグレープフルーツの皮、軽く燻した白胡麻。 味わいも、ラミーマニアからすればちと甘さがと言われそうですが、普…
Pommard 1er Chanlins 2013(Porcheret)
ポマール レ シャンラン(モンテリー ドゥエレ ポルシュレ)香りは熟成香、干し肉、雨に濡れた様な赤い熟れた花、奥から黒系果実、ブラックスパイス。 味わいは初めは酸とミネラルしか感じられず悪しき13年の炸裂かーと思ったのですが、ヴァイオリンが鳴り出すようにゆっくりと果実が起き上がってきて調和を取ります。驚くべきはこの地にして液体が超絶にスムースで何ら引っ掛かりなく終始流れていきます。余韻は酸とミネラルで奏でていく感じで単調ながらクラス相応。 やはりこのビンテージは果実の線は細いものの酸がビシッとキマっていてミネラルと酸を主体としながらそこに果実が追いついてくるという印象で、15のような分かりやす…
Bourgogne rouge En Lutenière2019(Aurelien Verdet)
ブルゴーニュ ルージュ(オーレリアン ヴェルデ)テクニカル情報 ヴ ォ ー ヌ ロ マ ネ 村 の 国 道 を 挟 ん で 東 側 に あ る 畑「 ア ン リ ュ ト ゥ ニ エール」のピノノワールを除梗後、ステンレスタンクで醸しプレス、 20日間発酵し228Lの古樽でマロラクティック発酵・熟成を行いまし た。淡いガーネット色、ラズベリーやベリーのジャミーな濃い香りが 立ち込みます。甘い果実のニュアンスが心地良く、さくらんぼの酸 味が溶け込み、バランスよくアフターが長く続きます。香りはドライな赤い花、少しの獣香、硝煙、抜栓後すぐは還元のため、かなりドライな香りですが時間経過で徐々に開き始め、…
グロフィエがシャンボール・ミュジニー レザムルーズを2つに分ける
ロベール・グロフィエの二コラ・グロフィエは、2022年ミレジムから、フラッグシップであるシャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ・レ・ザムルーズをテロワール別の2キュベに分割するようだ。
Bourgogne Passsetoutgrain 2018(Marquis d'Angerville)
ブルゴーニュ パストゥーグラン(マルキ ダンジェルヴィーユ) 香りは木苺、上に抜けるような酸味、鉄、後は久しぶり飲んだためかビシバシ感じるガメフレーバー。笑 味わいもさほど複雑性のない薄めな赤系果実がアタックから余韻まで流れていきます。酸はあるため余韻はブツっと着れることはなく口内に結構残ります。ただ初日は酸が結構キツめに感じて前回エントリーのアリゴテの酸が柔らかく感じるくらいです。苦笑 日常飲むには良いと思いますが、それでもこれ飲むならACブルを選択するかなぁ安くないし、、、と思いつつ4日目以降から少しきついと感じた酸がグッと和らぎ果実と上手くマッチングしてかなり良い感じに。香りも色っぽさが…
Bourgogne Pinot Noir2020(Olivier Jouan)
ブルゴーニュ ピノノワール(オリヴィエ ジュアン)某RWG誌やこの作り手を扱うワイン屋は、結構推しているのですが、いまいち火がつかないというか歴が長い人は比較的スルー気味な作り手のような気がするのですが、個人的には結構いい思い出がある作り手です。まぁ、それでも10〜15年くらい熟成されてリリース当初は少し過多に感じる果実が削ぎ落とされたものなので、そりゃあんまり人気出ないかーなどと思ったりもします。 というわけで今年もいろんなところから推し活が入っているので難しい20年は?ということで開けてみました。 香り一つ一つの要素は全て落ちつていてスーボワ、黒土、得意の黒系果実とミドルトーンの赤系果実が…
Bourgogne Aligote 2018(Marquis d'Angerville)
ブルゴーニュ アリゴテ(マルキ ダンジェルヴィーユ)この銘柄もリリース当初はかなり美味しくて何回か飲んだのですが今回久々に開けてみました。香りは花梨、淡い蜜、少しのフリンティー、白い大理石的なミネラル、グレープフルーツを剥いた時の柑橘の香り。 味わいはアリゴテらしく軽さはあるものの軽薄にはなっておらず、果実も十分に感じられます。余韻は長めだと思うのですがやや水っぽいでしょうか。 3日かけて飲みましたが劣化することなく、ミネラル感は薄れるものの3日目が全体的なバランス、果実の膨らみも出てきて1番良かったかもしれません。リリースした時のようなキラキラした感じは今回感じられませんでしたが、十分に楽し…
エントリーは“葡萄海老”の握り、「幻の海老」と呼ばれて高級すし店でもなかなかお目にかかれない。なるほど、風味は濃厚で甘みがあって美味しい。グラスに煌めくゴールドは“シャンパーニュ・ダヴィド・フェーヴル”、酸味と果実味が絶妙な味わいは確かに白身の魚に相性がいい。以前家呑みしたことがあるな、珍しく覚えているぞ。今宵、五反田で「寿司とブルゴーニュ」のイベントを愉しんでいる。無論ボクの趣味ではない。お供なのだ。だいいちワインのことはさっぱり分からない。かと言って日本酒のことが分かる訳ではないのだけれど、美味しいものを美味しくいたく素直で謙虚な味覚は持っている。そして今“温野菜”の甘味と旨味を感じている。“イカ”それに“アジ”と握りが出てきた。赤酢で握ったシャリがなかなか良い。注がれた辛口の白は“シャブリ2020”...SUSHI×Bourgogne
コートドニュイ ヴィラージュ(ドニ バシュレ)香りは還元気味からくる火打ち石、艶のある黒系果実、黒糖、赤身肉、薔薇。スワリングでトーンの高い赤果実と小梅。若い色気というより大人の深みのある落ち着いた果実感。芳香性はおとなしめ。 味わいも液体は瑞々しく冷涼感があり、果皮の苦味も感じながら果実は感じるものの過度な広がりはなく終始スレンダーでエレガントに流れていきます。奥底からラズベリー。 2日目は黒系果実は消えて、赤い薔薇と赤系果実。味わいは小粒の凝縮されたチェリーが加わります。余韻は果実が伸びるというより酸とミネラルが舌にずっと居続ける感じでしょうか。 現時点で最近感じることとして全体的に13と…
Savigny les Beaune V.V.2019(Domaine de Bellene)
サヴィニーレボーヌ(ベレーヌ)ラミーについて以前からブログでしっかりと言及されていてのはロマネさんでhttps://laromanee.exblog.jp/26715518/この記事などはVTの雑感含め本質をついていて言っていることがシブいなー、と個人的には唸ってしまいます。 ここまで先見の明があるとブルゴーニュのいい生産者を探すのはスポーツの名コーチ、名監督に近いものを感じます。選手の圧倒的な隠れたポテンシャルを見つけたら徹頭徹尾その選手から離れない。 パッと思いつくのは金メダル養成マシーンとかした故 斎藤仁氏などがそれにあたるでしょうか。 金メダリストもその後の人生色々とあるものですが、ブ…
Saint-Aubin 1er Clos du Meix2018(Hubert Lamy)
サントーバン クロ デュ メ(ユベールラミー)メディア評価 2018年もの 93 Points Decanter Tim Atkin 90~92 Points The Wine Advocate 90~92 Points Vinous 89~91 Points Jasper Morris 90~92 Points Allen Meadows - Burghoundエージェント情報 面積:0.7ヘクタール植密度:14.000本/ha 畑・土壌:小石が多く混ざる南南東向きの石灰が多い粘土石灰質土壌。 軽い土壌で表土は10~30センチ。標高:300メートル 斜度:30% 樹齢:1985年と1995年…
Louis Pgnac Pinot Noir Bourgogne 2019 フランス ブルゴーニュ
評価:3/5ワインを飲んだosakanosakenomiさんの投稿(2023/01/23 21:12) Vinica 無料のワインアプリ
Bourgogne Rouge Ronceive(Arlaud)
ブルゴーニュ ルージュ ロンスヴィ(アルロー)今、愛好家が待ち構えているのは、ユベールラミーなはずで、笑 そろそろ出るのは間違い無いのですがやはり気になるのは価格面。クリオバタールが上代40万超え!!というのは噂で入ってきているものの全体像があまり掴めずにいます。 個人的に予想しておくとAC6000円以上 赤9000円位からのスタート オートデンシテ5万位と言った感じでしょうか。 多分スカッとなくなると思うのですが買いたい気持ちも多少あるもののここまでくると皆さんに任せました。苦笑 閑話休題黒土、タバコの葉、淡い酸味、腰がしっかりした中低域の果実は紫を感じさせ、ベリー、ブラックカラントが立ち上…
M-S-D Trilogie 2019(Hubert Lignier)
モレサンドニ トリロジー(ユベール リニエ)やはりLamy の20年はとんでもない価格になっていて以前から買って保有していた方はおめでとうございます、という状態になりました。まぁ、例えは悪いですが売れないグラビアアイドルや歌手をずっと応援していたら何かの拍子に爆発的に売れて嬉しい反面、ちょっと寂しさもあり俺からは卒業したか…みたいな謎の感情に包まれる感じでしょうか。(俺だけ?笑) これからも買うべきかどうか?悩んでいるのは当方だけではないはず。(もはやブルゴーニュワイン自体においてそういう状態ですよね)そんな中、モンテーニュの本の中にあるこんな言葉が目に入ってきました。「なぜ、たっぷりと食べた…
久し振りに友人夫妻とワインを楽しみました。ボルドーとブルゴーニュですが、それぞれに異なる風味で美味しいですね。 【右】 シャトー・ラセグは、ボルドーの右岸、ユネスコの世界遺産にもなっているサン・テミ
Pommard 2011(Thierry Violot-Guillemard)
ポマール(ティエリー ヴィオロ ギュイマール)最近うすらゾッとするのは同級生含め歳をとったなぁ、としみじみ思う事でしょうか。もはやスマホのカメラ機能の性能向上に比例して我が劣化具合を美しく映してしまっていて目頭が熱くなる事もしばしば。苦笑 みんな10代のつもりでカメラに向けて気合入れてるのに写っているのはただの不健康に見えるオヤジたち。そして体型。みな丸々となってきており服のサイズは XL Japan forever debu が爆誕中。笑 健康にも気をつをつけていかないと…などと言う弱気の虫がちらついてきます。閑話休題こちらのワインは2本目。 品温も関係していると思いますが前回より熟成が進ん…
Bourgogne Rouge Plan Gilbert2018(Hubert LIGNIER)
ブルゴーニュ プラン ジルベール(ユベールリニエ)最近感じるのはナチュール好きのナチュラルワインと一緒に合わせてブルゴーニュワインを飲むと絶対的に相性の悪い作り手というか(作り)があるなぁというのを感じています。まぁ、味わいのどこに主眼を置いてどのような言葉にするかの問題だと思うのですが、旨味と綺麗と言う言葉においてお互いの乖離があるような。ま、少なくなってきていますがフィルターが少しでもかかっているワインにはあちら様は結構冷淡かもなどと思っています。だけどもしからしたらって、と思うのですがその距離は未だ平行線です。笑閑話休題抜栓したての香りは赤系果実、スモモ、小梅、ローズヒップ、ピンクの薔薇…
Cave de Lugny Bourgogne Pinot Noir カーヴ・ド・リュニー
評価:4/5Cave de Lugny Bourgogne Pinot Noir(カーヴ・ド・リュニー Vinica 無料のワインアプリ (正規品) カーヴ・ド・リュニィ ブルゴーニュ ・ピノ・ノワール 2021 赤 750ml
Bourgogne Rouge 2019(CHRISTOPHE CHEVAUX)
ブルゴーニュ ルージュ(クリストフ シュヴォー)ローズヒップ、ピンクの薔薇、カシスリキュール、熟れた柘榴、中域から高域ににかけての透明感のある赤系果実と落ち着きと艶を持った朱色の果実が綺麗に重なり合います。暫くして、タバコの葉、なめし革、黒土の大地香そこを貫く様に柔らかい酸味。低域、中域、高域の香りがどこも突出する事なく、不足する事もなくバランスしています。 味わいもやはりヴォーヌロマネ系のバランスを見せる味わいで、畑はフラジェエシェゾーというのをみて納得。 リニエにしろシュヴォーにしろ19年の広域はやはりクラスを超えたおいしさがあり、何より今飲んでとても楽しく美味しいです。というわけで昔のを…
Beaune 1er Les Bressandes2019(Butterfield)
ボーヌ ブレッサンド(バターフィールド) フーリエの広域を飲んだ時にこのスタイルは溢れかえりすぎた。などと偉そうにいってしまいましたが、この作り手などスタイルは酷似しているなぁ、と思ってしまいました。 香りは少しの還元からくる煙、それが消えるとややザラっと感じさせる黒土、赤系果実、チェリーとストロベリー。 味わいはもはやこの地にしては磨かれずきて何も感じないタンニンに最早物足りなさと産地不定感を感じながら 笑 、透明感のある赤系果実からかもしだす薄めの液体は良くも悪くも今のクリーンでエレガンス命なブルゴーニュの醸造を感じさせるものであると思います。現状あまり香らないー、だけど味ののりはそこそこ…
CdNV les Fourneaux cuvée Daniel Chopin2005(Maison Pascal Lachaux)
引退してからパスカルラショーを通して売られていたのもので知っている人は既知の事実ながら、今となっては?もしかしたら知る人ぞ知る的になつつあるのかもしれません。抜栓したては乾いた黒土、少しコンポートされたストロベリー、ミネラル、低音には落ち着いた黒果実に少しの熟成香。2杯目を注ぐとそこに黒糖的な甘い蜜が優しく加わります。芳香性はクラス相応。 味わいはVTにしては抽出は強くなく熟成の力も相まって適度にこなれているものの骨格は保たれていていい意味で力の抜けてきた果実で楽しめます。大きく発展しないかもしれませんがワインとしてはまだまだ先まで持ちそうです。こういうものも、もう飲めなくなってくると考えると…
Volnay2015(R.Rossignol-Changarnier)
ヴォルネイ(レジス ロシニョール シャンガルニエ) 2022年は誰にとっても難しかった年で年初からきな臭くなり、そこからの戦時下へ。日本では元首相の…。相場や為替のボラの大きさ。物価高。その流れは引き継いでいて早く収束を祈るばかりなのですが、"あなたの管"を見ても不安を煽るようなことしか言ってなく今度はグレートリセット、グレートリセットの連呼。世界がグレートリセットしても自身の肉体はそうはいかないと思うので、不健全な心を飼い慣らす健全な肉体の維持は必須。ワインは飲み過ぎ注意、買い過ぎも注意、基本は日常に寄り添うワインライフで今年も行きたいと思います。閑話休題1本目を飲んだ時は、熱にあたったよう…
Bourgogne Rouge 2013(Douhairet Porcheret)
ブルゴーニュ ルージュ(ポルシュレ)さて、今年も終わりを迎えるにあたって皆それぞれ色々とあったと思うのですが、自身を振り返ってみると、顔面の大怪我、流行り風邪の罹患、軽い後遺症、停止中の後ろからの追突事故、その他手続き関係の苦悩などで忙殺される様な日々だったと思います。ま、1番辛かったのは2人でナチュールワインを5本開けたことでしょうか。笑 味わいとかではなく、ここまで飲むとナチュールは身体に優しいとか、そんなの関係ねぇとなることを身をもって体験。白目 明らかに酒の分解能力も落ちてきてます。 こうみるとあんまいいことがなかった様に思うのですがそんな時は天才数学者で医師で占星術師でもあったルネッ…
Bourgogne Pinot noir 2012(Bachelet)
ブルゴーニュ ピノノワール(ドニ バシュレ)これはどこで見たかー、レヴィ=ストロースの言葉だったと思うのですが、「正常な思考は常に意味されるものの欠如に悩むのに対して、いわゆる病的な思考は、ー少なくとも発現のある場合においてー意味するものの過多を利用する」と読んだ事があります。かなり意味深長な言葉だと思うのですが独断で拡大解釈すると、例えば夜空に浮かぶ星はただの点に過ぎませんが、それを線で結ぶと星座になるといったところでしょうか。staticから躍動感のあるdynamicへの変換。 全てのワインにおいても(ここではブルゴーニュにおいて)、可能であれば様々な優秀な作り手、VT、秀逸なクリマなどを…
Bourgogne Rouge Plan Gilbert2019(Hubert LIGNIER)
ブルゴーニュ ピノノワール プラン ジルベール(ユベールリニエ)良いワインは作っているとわかっているもののクラシカルなイメージを勝手に先行させてなかなか手が出せないのは当方だけでしょうか?実はこの作り手のワインは結構持っているのですが、前述の考えから時を待ってしっかり放置民中ながら、この19VTは違います。 まず最初に述べておくと当方の開けたボトルには軽度ながらコルクの問題がありました。(何故か途中で裂けるように折れた)若干の朽木のnoiseが入るものの、しかしそれすらも吹き飛ばす気品のある佇まいー、をしています。 芳香の強さは普通ながら、このクラスメントとは思えないレベルで整っています。透明…
Gevrey Chambertin 1er Lavaux St-Jacoques2015(GERARD SEGUIN)
ジュヴレシャンベルタン ラヴォーサンジャック(ジェラール セガン)かなり前にお店のボトルでフィサンの16を飲んで、クラシカルながら悪くないなー(かなり冷えていたからそう感じたのかも)と思ったのと、そのお店も少し特殊で入場料を払って基本原価に近い提供ということもあり確かボトル2000円ちょいだったように記憶しています。そんなわけでま、1級もこの頃は安かったものになります。 抜栓すぐにはハイトーンなストロベリーが香りますが、すぐさまそれを被せる様にラズベリー、鉄、または鉛、タバコの葉、干し肉、黒土。ガンガンくる芳香性はないものの典型的なジュヴレと思われるものでなかなか複雑。 味わいは丸いタンニンに…
Monthelie Les Duresses2014(Monthélie-Douhairet-Porcheret)
モンテリー レ デュレス ルージュ(モンテリー ドゥエレ ポルシュレ) ここも少し前に一連のバックビンテージが放出されましたがその直後後あたりに御大が鬼籍入りと言うのは何かの偶然だったのでしょうか?バックビンテージはしっかりと熟成期間という価値が上乗せされてしまっているので、普通に買って飲むなら13VT以降が価格もそのままで探せばあちこちに落ちているので良いように思います。 香りはブラックカラント、カカオ、ピークを超えた赤い花、熟したベリー、ザラっとした黒土香、黒系7赤系3くらいの割合ながら重くはなっておらず奥行きがあり、しっとりとしていますが、ミネラル香がダレないように引き締めています。芳香…
Bourgogne Aligote 2017(Marius Delarche)
ブルゴーニュ アリゴテ(マリウス ドラルシェ)ある飢えた狐が葡萄棚から葡萄を手に入れようと思いましたが手に入れることが出来ませんでした。そこを立ち去りながら一人言を言いました。 (あれはまだ熟れてない) 一般的にこのエピソードは負け惜しみー、もしくは自分の力不足で物事がうまく運ばないにも関わらず別の口実をつける、と理解されていますが我が学問の師はこの狐は幸福の秘訣を知っているように見えると喝破します。つまり、、、 "手に入らないものは大抵必要のないものだ"と。 一見すると曲解しているようにも見えますが分からなくもないと思ってしまうのは、年齢を重ねるに連れて、必要な物を手にするより不要な物を持た…
Bourgogne Rouge Les Grands Chaillots2007(Thibault Liger-Belair)
ブルゴーニュ・ルージュ グラン・シャイヨ(ティボー リジェ べレール)前回のエントリーで手に入らない物は大抵は必要の無い物ーと書きましたが、つまるところ割り切るということになるのだと思います。 そうは言っても前にしか進まない時の中、誰もが前のめりにしか生きていくしかないなかで、それでも後ろを振り返りやりきれない思いの中に身を置く。なかなかピントが合わない”思い残しの風景”に可能な限り曇りない心で目を向ける。自分の世界を肯定しつつ後ろ髪を引かれるような感情。一度はそうしたsentimentalに誰もが身を浸した事があるのではないでしょうか?そう本来、人は割り切るのは下手です。 そんな中で、お前は…
Volnay 1er Fremiet2017(Marquis d'Angerville)
ヴォルネイ フルミエ(マルキ ダンジェルヴィーユ)ヴォルネイでは最高峰ドメーヌの一つであり、価格もしっかりと反映されてしまっているのですが、まだ売れ残ることも結構あるようで時に歳末ディスカウントなどされる時があります。ま、それでも決してお安くはないのですが、品質は高いと思います。 香りは少しコンポートされたストロベリー、チェリー、そこから黒系果実に柔らかい黒土。芳香性は強くないです。味わいもこのビンテージらしく強さではなく瑞々しさ、硬さではやなく柔らかさを持っています。1時間後位から香りが開いてきて、赤い花、淡いラベンダーにうっすらとお香の香りが立ち上がってきます。 ウルトラスムーズとまではい…
ACブルゴーニュとは?意味を教えて!おすすめ赤ワインもご紹介
ワインにふれると耳にする、ACブルゴーニュ。いったい、ACって何?普通のブルゴーニュと何か違うの?なんて、疑問
ニューシーランドワインとは?特徴とおすすめピノノワールをご紹介
ニュージーランドはどんな国? ニュージーランドは、どんな国かご存じですか!?著者のKIKIは、チーズプロフェッ
イタリアワインの王様 バローロ バローロはイタリアワインを語るには避けては通れない銘柄の1つです。イタリア、ピ
バローロなの?ランゲ・ネッビオーロとは イタリアワインに迫る!
王のワインであり、ワインの王である バローロ イタリアワインの王様、バローロ。バローロワインについてはこちらを
クソ暑い7月だというのにBeaujolais Nouveau(ボジョレー・ヌーヴォー)の話なんて気が早すぎると言うかも知れない。この新酒は1980年代から日本では不思議と崇め祀られてきた。世界の主要国の中で単に時差の関係で一番早く解禁されるという事で、世界で一番乗りとバカ騒ぎ。
CHOREY LES BEAUNE 2019(Lou Dumont)
ショレイ レ ボーヌ(ルーデュモン)色合いは淡く透明感のあるバーガンディーレッド。 香りはチェリーにベリーの赤系果実、胡椒、ローズヒップ、少しの革に灰色の岩、柔らかい黒土フワリと舞う程度に。芳香性は柔らかくクラス相応。 味わいは透明感があり瑞々しくエキシーでチェリッシュ。亜硫酸は少ないながら危ういナチュラルな要素は皆無で、日本人醸造家19VT購入ワインが妙にナチュラルに寄っていて個人的な連敗記録は、ここで終焉を迎える。笑 味わいも果実と酸味のバランスがよく何の引っかかりもなく抜けていくのでいくらでも飲めてしまいます。雑味のないfemininな果実は一飲シンプルな構成、それ故に酸とミネラルの複雑…
Bourgogne Pinot noir 2020(Michel Noellat)
ブルゴーニュ ピノノワール(ミシェル ノエラ)世界的に見たら安いのかもしれませんがー、セシルトランブレーの2020年ものの価格もぶっ飛んでますねー。ACブル15000円、村名VR30000円、エシェゾー160000円(良心的な店でこの価格) 。勿論楽しみたい人は楽しめばいいと思うのですが、自分の考える日常にあるささやかなブルゴーニュワインと微笑みと楽しさとーとはちょっと違う世界線なので、買える、飲める、要素もそこそこある作り手を丹念に探さないとなーというのが急務でしょうか。そんな訳で今日はこちら。香りは濃縮ブルーベリー、プルーン、黒系果実、鉛筆の芯、墨、樽、赤系果実もありますが現状黒系果実のプ…
Nuits-Saint-Georges1997(Robert Chevillon)
ニュイサンジョルジュ(ロベール ジュヴィヨン)実際美味しくなっているかはともかくリリース当初95、96はいい年だー、と言われていたはずで97年はあまり良くない?とされリリース当初は結構スルーされて売れ残っていたと思うのですが、2000年ごろ開けてみたら"あら美味しい"となって売れていった感じでしょうか。 このワインも注ぎ口を見て貰えばわかるようにしっかり漏れていて、コルクは綺麗にレスキュー出来たものの開けた時の香りは一言で、オワタww だったのですが、ワインを簡単に見限ってはいけなく上部液体部分だけ別グラスに移して、飲み始めたら何の異常もなく飲み進められました。 香りは樽、果実、ミネラルなどす…
Bourgogne Passetoutgrains2009(Robert Chevillon)
ブルゴーニュ パストゥーグラン(ロベールジュヴィヨン)コルクを見て貰えばわかるように、液面は低くはなっていなかったものの漏れがあるため、状態に難はあるだろう思いながら開けてみました。 香りは干した赤身肉、シェイプされた黒系果実に熟成香、気にならない程度に少しの硫黄が混ざるかな?。マデラ酒、紹興酒、醤油ほ混じらないので思ったより健全ながらそれでもビンテージより5年は歳をとっている印象。 味わいは香りより若々しく、アルコール感はもう殆どなく、ドライな葡萄ジュースといった印象で歪な感じやイガイガした感じはなく甘味のない黒系果実が穏やかに口内に広がります。 2日目も終始変わらずで、誰かと飲むワインでな…
Vougeot 1er Cru Les Petits Vougeot2017(CHAUVENET-CHOPIN)
ヴージョ プティヴージョ(ショーヴネ ショパン) 畑的にあまり飲むことがないのでいいか悪いかともかく例えてしまうならシャンボールチックなワインです。ただし陰のあるシャンボールといった風情で小粒なベリー、柘榴、朱色の果実、ほんのり煙、白い石灰系ミネラル、穏やかな黒土、少し熟成から来ている香りも混じるでしょうか。スワリングでピンクの薔薇。 味わいは瑞々しくエキシー。陰はありながら重さはなく冷涼感もあり、綺麗な赤系果実のほんのりと甘みを持ったエキスが中域で適度に広がり無理なく伸びていきます。余韻はクラスなり。 化粧っ気もなければ、ひけらかす事もせず、それ故に煌びやかではないもののー、土に汚れた人の手…
Bourgogne Pinot Noir2020(Jean-Marie Fourrier)
ブルゴーニュ ピノノワール(ジャンマリーフーリエ)会計の時に”やっちまったー”と思ったのは元々買う気などさっぱりなかったわけで、笑 それでも何でも人から(ここでは店主)薦められたものは基本ことわないという主義なので買ってみました。まぁ、偶然を仕込むのは難しいものなので自分の身に起こることは全ていいことだと前向きに考えるようにします。 この作り手をリリース時すぐに飲むなんて5年以上ぶりかもしれません。だいぶ人気も落ちたしね。因みにドメーヌではなくジャンマリー名義。赤と紫の果実、オレンジビール、黒糖、煙草の葉、スワリングするとピンクのパラに冷涼感のある風がグラス内で流れます。あけて10分はまとまら…
Nuits-Saint-Georges2019(Decelle)
ニュイサンジョルジュ(ドゥセル) 開けたてはチェリー、ベリーなどの小粒な赤果実、ほんのりと梅香、ローズヒップ、白い岩のミネラル、ニュイらしい大地香がほんのりと立ち上がります。 味わいは現状、口当たり最初のファーストタッチは柔らかく、ほぼ何も感じないタンニンにフワリとした黒土の甘みに赤系果実のエキスそのものといった味わいの印象で軽いのに希薄さはなく暖かみのある酸が緊張させる事なくどこまでも飲み続けられてしまいそうです。果実の要素や複雑性はクラスなりかもしれませんが余韻は比較的長いです。時間経過で真紅の薔薇、湧き立つ黒土の大地香の香りが立ち上がります。VTの恩恵なのか亜硫酸は多分控えられているよう…
突然ですが、皆さんがワインを詳しくなりたい目的は何ですか!? ・ソムリエ試験・ワインエキスパート試験を取得する
Kiki ソムリエ・ワインエキスパート試験を取得するため、こんな向けの記事です 勉強時間を短縮したい方 一発合
アカデミーデュヴァンでは実際にどんな勉強方法で一発合格を勝ち取るかの続きです。 ワインエキスパート・ソムリエ試